今回のお仕事を通し文香も自身を見つめ直していた。
理解はしていたのに、言葉にできていなかったもの。
自分をアイドルでいさせてくれた、大切な存在。
晴れやかな心で、文香はその人の隣を歩くのだった。
同じ空の下、夢に向かって歩き始めた少女たち。
彼女たちとの再開を想い、文香は今日も物語を綴る。
理解はしていたのに、言葉にできていなかったもの。
自分をアイドルでいさせてくれた、大切な存在。
晴れやかな心で、文香はその人の隣を歩くのだった。
同じ空の下、夢に向かって歩き始めた少女たち。
彼女たちとの再開を想い、文香は今日も物語を綴る。
[准教授]
今回もお疲れ。イベントがあったんだって?
娘が当たらなかったーって泣いてたよ。
そんな中大変だったね。
[文香]
いいえ……むしろ締め切りを融通していただいて
ありがとうございました。
[准教授]
それを求めたのは教授だからね。
お礼なら教授にどうぞ。
[文香]
お会いした時にお伝えしますね。
[文香]
……あの、先生。
この間いただいた質問についてなのですが。
[准教授]
質問?なんだっけ……ああ、
アイドルになるためにはってやつか?
ははは、まだ気にしてくれてたのか。律儀だな君は。
[文香]
なりたいと強く願い、努力する。
そして流行を研究して自分を磨き続ける。
……一般論として語るとしたら、こうでしょう。
[文香]
ですがどんなに願って努力しても……
自分の輝きを見つけられなかったら、
人は簡単に折れてしまいます。
[文香]
だからまずは何よりも、自分の輝きを見つけてくれる人に。
信じて、一緒に磨いてくれる人に巡り合うこと。
……それが一番の方法ではないかと。
[文香]
……先生が伝えてあげてください。
娘さんの輝くものを。
本気でアイドルの目指しているのであれば。
[文香]
……なんて、すみません。
偉そう……でした、よね……。
[准教授]
いや、そうだな。その通りだ。
ありがとう、肝に銘じておくよ。
[准教授]
鷺沢は、そんな存在にきちんと巡り合えたんだな。
[文香]
……はい。
埃と本に埋もれていた私を見つけてくれた事務所、
私を応援してくれるファンのみなさん。共に過ごす仲間。
[文香]
一瞬を逃せば露と消えていたかもしれません。
かけがえのない積み重ね……キセキの上になりたっている縁が、
私を、アイドルという物語の主人公にしてくれているんです。
[准教授]
これからどんな物語が紡がれていくのか、
楽しみにしているよ。
[文香]
……胸を張ってお見せできるような物語に
していきたいと思います。
私の輝きを信じてくれているみなさんと共に。
(場面転換)
今回もお疲れ。イベントがあったんだって?
娘が当たらなかったーって泣いてたよ。
そんな中大変だったね。
[文香]
いいえ……むしろ締め切りを融通していただいて
ありがとうございました。
[准教授]
それを求めたのは教授だからね。
お礼なら教授にどうぞ。
[文香]
お会いした時にお伝えしますね。
[文香]
……あの、先生。
この間いただいた質問についてなのですが。
[准教授]
質問?なんだっけ……ああ、
アイドルになるためにはってやつか?
ははは、まだ気にしてくれてたのか。律儀だな君は。
[文香]
なりたいと強く願い、努力する。
そして流行を研究して自分を磨き続ける。
……一般論として語るとしたら、こうでしょう。
[文香]
ですがどんなに願って努力しても……
自分の輝きを見つけられなかったら、
人は簡単に折れてしまいます。
[文香]
だからまずは何よりも、自分の輝きを見つけてくれる人に。
信じて、一緒に磨いてくれる人に巡り合うこと。
……それが一番の方法ではないかと。
[文香]
……先生が伝えてあげてください。
娘さんの輝くものを。
本気でアイドルの目指しているのであれば。
[文香]
……なんて、すみません。
偉そう……でした、よね……。
[准教授]
いや、そうだな。その通りだ。
ありがとう、肝に銘じておくよ。
[准教授]
鷺沢は、そんな存在にきちんと巡り合えたんだな。
[文香]
……はい。
埃と本に埋もれていた私を見つけてくれた事務所、
私を応援してくれるファンのみなさん。共に過ごす仲間。
[文香]
一瞬を逃せば露と消えていたかもしれません。
かけがえのない積み重ね……キセキの上になりたっている縁が、
私を、アイドルという物語の主人公にしてくれているんです。
[准教授]
これからどんな物語が紡がれていくのか、
楽しみにしているよ。
[文香]
……胸を張ってお見せできるような物語に
していきたいと思います。
私の輝きを信じてくれているみなさんと共に。
(場面転換)
[文香]
…………。
[]
ごめん文香。
お待たせ
[文香]
お疲れ様ですプロデューサーさん。
気にしないでください、時間なら……。
……。
[]
なにか?
[文香]
いいえ……すみません不躾に。
読みかけの本もありましたし大丈夫です。
……時間は、ありますから。
[]
そうだね
>とはいえゆっくりしすぎると遅れてしまうからね。
行こうか。
[文香]
志希さんたちを待たせるわけにもいきませんね。
少しお待ちください。
(場面転換)
…………。
[]
ごめん文香。
お待たせ
[文香]
お疲れ様ですプロデューサーさん。
気にしないでください、時間なら……。
……。
[]
なにか?
[文香]
いいえ……すみません不躾に。
読みかけの本もありましたし大丈夫です。
……時間は、ありますから。
[]
そうだね
>とはいえゆっくりしすぎると遅れてしまうからね。
行こうか。
[文香]
志希さんたちを待たせるわけにもいきませんね。
少しお待ちください。
(場面転換)
[文香]
……失礼します。
みなさんもうお揃いで……。
[奈緒]
あっ、文香さん!
ちょうどいいところに!
こっちこっち!
[文香]
はい?
……なにを見ていらっしゃったんですか?
[藍子]
ワークショップに参加してくれた人たちから
お手紙が届いたんです!
[奈緒]
あの3人、あれからも会って一緒に練習とか、
情報交換会してるんだってさ。
[文香]
それは……良いお友だちになれたのですね。
[まゆ]
でも、お友だちではないそうなんです。
あくまでデビューを競うライバルだからって。
[志希]
なんか女子って関係性に名前つけるの好きだよねー。
[奈緒]
志希だってよく小難しく関係性について
語ってるじゃんか。
[志希]
にゃはは、そだっけ?
身に覚えがあるようなないような……ま、いっか!
細かいこと気にしなーい!
[奈緒]
今日の収録、フリートーク任せて大丈夫か?
今更だけど不安になってきたよ……。
[まゆ]
大丈夫だと思いますよ。
基本は先日のアンバサダーについてのお話ですし。
[志希]
じゃ、志希ちゃん好きにやりまーす!
適切にカットして適切にカメラを止めてくれたまえ、
プロデューサークン!
[奈緒]
ううん……それなら?
いや、カット必要なくらいの暴走なら
さすがに止めた方がいいのか……?
[藍子]
ふふふ♪
まぁまぁとりあえず、まずはお茶を飲みましょう♪
[志希]
にゃふー……ほのぼのするー。
[藍子]
準備はしつつ、大切なのはリラックス。
気負わずにいきましょう♪
[文香]
肩に力が入っていてはいいトークはできませんね。
[まゆ]
まゆも前をじっ……とみて頑張りますねぇ♪
[志希]
あたしもー!
自分の靴見てるより人間観察してた方が楽しーし!
[奈緒]
……なるようになるか!
いいや、あたしも好きに楽しむぞ!
[文香]
顔を上げて……また捲りましょう。
私たちの物語を。
……失礼します。
みなさんもうお揃いで……。
[奈緒]
あっ、文香さん!
ちょうどいいところに!
こっちこっち!
[文香]
はい?
……なにを見ていらっしゃったんですか?
[藍子]
ワークショップに参加してくれた人たちから
お手紙が届いたんです!
[奈緒]
あの3人、あれからも会って一緒に練習とか、
情報交換会してるんだってさ。
[文香]
それは……良いお友だちになれたのですね。
[まゆ]
でも、お友だちではないそうなんです。
あくまでデビューを競うライバルだからって。
[志希]
なんか女子って関係性に名前つけるの好きだよねー。
[奈緒]
志希だってよく小難しく関係性について
語ってるじゃんか。
[志希]
にゃはは、そだっけ?
身に覚えがあるようなないような……ま、いっか!
細かいこと気にしなーい!
[奈緒]
今日の収録、フリートーク任せて大丈夫か?
今更だけど不安になってきたよ……。
[まゆ]
大丈夫だと思いますよ。
基本は先日のアンバサダーについてのお話ですし。
[志希]
じゃ、志希ちゃん好きにやりまーす!
適切にカットして適切にカメラを止めてくれたまえ、
プロデューサークン!
[奈緒]
ううん……それなら?
いや、カット必要なくらいの暴走なら
さすがに止めた方がいいのか……?
[藍子]
ふふふ♪
まぁまぁとりあえず、まずはお茶を飲みましょう♪
[志希]
にゃふー……ほのぼのするー。
[藍子]
準備はしつつ、大切なのはリラックス。
気負わずにいきましょう♪
[文香]
肩に力が入っていてはいいトークはできませんね。
[まゆ]
まゆも前をじっ……とみて頑張りますねぇ♪
[志希]
あたしもー!
自分の靴見てるより人間観察してた方が楽しーし!
[奈緒]
……なるようになるか!
いいや、あたしも好きに楽しむぞ!
[文香]
顔を上げて……また捲りましょう。
私たちの物語を。
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