アイドルマスターシンデレラガールズに登場するゆるふわアイドル、高森藍子を紹介するWikiです。

第2話 茜の握力主張

あらすじ

ゲームセンターのクレーンゲームの前で騒いでいる
裕子と茜。輝子は不思議に思い二人に声をかける。
すると、茜は唐突に、アイドルに一番大切なものは
握力であると主張し始める。輝子は困惑するも、
茜に詳しい話を聞き……。

コミュ本編

ゲームセンター

[茜]
これは……問題ですよ……。

[裕子]
いけませんね。とってもいけませんよ。

[輝子]
……?

[茜]
私の得意分野を封じられてしまった以上、
これは、今までで最も難しいゲーム展開になることはあきらか!

[裕子]
そうですね……このエスパーユッコの必殺技、
さいきっくぱわーも使えないとなると……
お手上げ、スプーン上げですよ……!

[輝子]
あ、あの……ふたりとも、どうしたんだ?
そんな深刻な顔して。
もしかして、まずいことでも起きたのか……?

[茜]
まずいです!
例えるなら、カレーを食べようとしたとき、
寮の食堂にスプーンがなかったときのような……。

[裕子]
そう!
スプーン曲げをしようと食堂からスプーンを借りてきたと思ったら
先割れしてないスプーンだったときのような……。

[茜]
そんな感じです!

[裕子]
そんな感じです!

[輝子]
ぜんぜん、わかんないぞ……。

[輝子]
っていうか、それ、
裕子ちゃんが茜ちゃんのスプーン持っていってるだろ……!

[茜]
いやー、とにかくそんな感じで困りました!
みてくださいよ、このクレーンゲーム!

[裕子]
すごく難しいんです!
しかも、『イカサマ禁止』と張り紙がしてある!
さいきっくぱわーを使えないんですよ!

[輝子]
お、おう……景品は、どれどれ……
握力を鍛えるハンドグリップ……?
こんなのが、ほしいのか?

[茜]
もちろん!しかもこれは、私がほしいだけではありません!
ゆっこちゃんにも、藍子ちゃんにも愛梨ちゃんにも、
もちろん輝子ちゃんにも有用なモノなんですよ!

[輝子]
な、なんで……?

[裕子]
説明しようっ!
アイドルに必要なのは、笑顔に愛嬌、個性に度胸、そして!

[茜]
握力が必要なんです!!!

[輝子]
あ、暑苦しい……。
なんで、握力……?

[茜]
アイドルと言えば歌!歌声をお客さんに届けるためには、マイクを
がっしり握る必要があります!つまり、マイクを握る手の、
握力こそが、歌にとって大事なんです!!

[輝子]
……へ?

[裕子]
それだけじゃありませんよ!
スプーン曲げも知恵の輪も、最後には全力で、ぎゅぎゅぎゅーっと!
さいきっくぱわーを込めるとどうにかなるようになっているんです!

[輝子]
お?おう?お、おう。

[茜]
だから、手に入れたかったのですが……
あいにく、私はこういう細かい操作のゲームは苦手で……。
プロデューサーたちに頼るのも申し訳ないですし……。

[裕子]
さらに、さいきっくぱわーは使うなと言われてしまっては、
我々はもう、お手上げです……。

[輝子]
そ、そっか……。

[茜・裕子]
はぁ〜。
はぁ〜。

[輝子]
じゃ、じゃあ、私が取ってあげよう……ゲームは好きだし。
と、取れるかわかんないけどな。
これ、ねらえばいいのか……?

[茜]
ホントですか!輝子ちゃん!やったー!
このオレンジ色、お願いします!!

[裕子]
私は赤!
エスパーユッコのイメージカラー、赤でお願いしますよ〜!

[輝子]
え、えぇ……。

(暗転)
[]
全員分を獲得するまで、輝子の挑戦は続いた……


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