カレーの具の刑でピンチを迎えたポジパ海賊団!
しかし、アカネ船長とトレーニングで普段から
鍛えているミオとアイコの「ボンバー!」により、
見事巨大鍋から脱出!そしてアカネはアキ提督との
一騎打ちに挑む!辛く激しい戦いの後、一同は共に
カレーを食べる事で、新たな友情を結ぶのだった。
しかし、アカネ船長とトレーニングで普段から
鍛えているミオとアイコの「ボンバー!」により、
見事巨大鍋から脱出!そしてアカネはアキ提督との
一騎打ちに挑む!辛く激しい戦いの後、一同は共に
カレーを食べる事で、新たな友情を結ぶのだった。
[スローライフ藍子]
『みんな〜。
ビーフカレーができましたよ〜♪』。
[カレーの妖精アカネ]
『いい匂いですーっ!
さすがカレーの妖精使い・スローライフ藍子ちゃんですね!』。
[カレーの妖精ミオ]
『でもでも〜っ?
こうしたら、もっと素敵じゃないかなっ?
必殺、ポジパスパーイス♪』。
[カレーの妖精アカネ]
『ガラムマサラ・ボンバー!』。
[スローライフ藍子]
『わぁ〜♪魔法のスパイスの効果で、
ビーフカレーがもっとおいしくなっちゃいました♪
ありがとう、妖精さんたち♪』。
[カレーの妖精ミオ]
『スパイスをアナタに!』。
[カレーの妖精アカネ]
『ポジティブをアナタに!』。
[スローライフ藍子]
『ポジパカレー、大好評発売中です♪』。
(暗転)
[ナレーション](CV:日野茜)
『スパイスの楽園、カレー諸島にたどり着いたポジパ海賊団。
ですが島のスパイスは支配せんとする怪人によって、
私たちは巨大なカレー鍋の中に囚われてしまっていました!』。
[???]
わーっはっはっはっは!
正義の海軍の誇りにかけて、
海賊はカレーの具の刑でありますぞーっ!
[アイコ]
あ、あなたはっ!?
どなたですかっ……!?
[アキ]
自分は海軍将校アキ提督!
この島のスパイシーマンたちと
同盟を結んでいるのであります!
[ミオ]
そ、そんなぁっ!
海軍っていったら、私たち海賊の敵じゃん!
それがこの島の、スパイスの化身と手を組むなんて!?
[アキ]
うっはっはっはっは!アナタたち海賊も、
このカレー諸島のスパイスを狙ってきたのでありましょうが!
鍋に閉じ込められた状態では、まさしく手も足も出ませんな!
[スパイシーマン]
カレッ!
カレッ!
[ユウキ]
……スパイシーマンさんっ!
あなたたちはもともと、この島のスパイスだったはずですっ!
それがどうして、スパイスを独占するようなことをっ!?
[スパイシーマン]
カレカレッ……
……ワレ……
…………ワレワレ…………!
[スパイシーマン]
ワレワレは……
コの島では満足デキない……
ソレだけダ……!
[ミオ]
ええぇーっ!
あなたたち、喋れたのっ!?
[スパイシーマン]
コの島のソトには、ひろい世界がアリ……
ソコにはワレワレの知らぬ食材が、アルという!
アキ提督からソウ聞かされタ……!
[スパイシーマン]
スパイスは、ソノ組み合わせでムゲンの可能性を持つモノ!
ならば……ワレワレは行かなくてハ!
ソシテ、さらなるカレーの高みをメザすのダ……!
[アキ]
そのために、このアキ提督率いる艦隊ヤマトが
力を貸すのであります!その代わり、カレらが持つ
周囲のスパイスを支配する能力を借りるのであります!
[ユウキ]
そ、そんなぁ!
[アキ]
問答はここまで!
巨大カレー鍋、火力アーップ!
型崩れするまで煮込みまくってやるであります!はーっはっは!
[アカネ]
……くぅっ……
このガラスの鍋蓋さえ外せれば……
……あぅぅぅ〜……あついですぅ〜……。
[ミオ]
アカネちん、しっかり!
……アーちゃんっ!
[アイコ]
う、うんっ、ミオちゃん……!
よい、しょっ……!
[アキ]
ぬ!その巨大鍋を内側からひっくり返そうと?
はっはっは、無駄な抵抗はやめるのであります!
たったふたりの力でそんなこと、出来るわけがありません!
[ミオ]
無駄かどうかなんで、そんなこと……
やってみてから考えるっ!
[アイコ]
うん!こう見えて、私たち……結構、力がついてるんですよ。
だって、いつもアカネちゃんと一緒に
トレーニングをしているんですから!……せーのっ!
[アイコ・ミオ]
ボンバーーーーーっ!
[アキ]
バ、バカな!
あの超重量の巨大鍋を本当にひっくり返し、
脱出するですと……!
[ミオ]
はぁ、はぁ……。
アカネちん、あとは……お願いっ……!
[アカネ]
ありがとうございます、ミオちゃんアイコちゃん!
たとえ湯あたりしていても、私はふたりの気持ちに報います!
勝負ですアキ提督ーっ!
[アキ]
海賊風情が……返り討ちであります!
フンフンフーンっ!
[アカネ]
せいっ!せいっ!
せぇぇいっ!
[アキ]
ぐぬっ、小癪な!
アナタたち海賊も、スパイシーマンの力を利用し
世界中のスパイスを独占することが目的でしょうに!
[アカネ]
えっ!?
……きゃあぁっ!
[アキ]
この大航海時代、加熱した食材をいっぺんに調理できるカレーは
もはや欠かせません!つまりカレーを、
スパイスを制する者は世界を制するのであります!
[スパイシーマン]
ナニッ!ハ、話が違ウぞ!
ワレワレはただ、カレーのさらなる美味シさヲ
追求シたダケけで……!
[アキ]
存分にすればいいでしょう!
だが、そのカレーの味わえる者は……このアキ提督が
決めるというだけのことでありますよ!はーっはっはっはっは!
[アカネ]
そんなことは……この私がさせませんっ!
ターメリック・ファイヤータックルー!
[アキ]
むっ……むむむっ!?
なんだというのですか、この熱さは……!
アナタのどこにこんな熱と、力が残って……!?
[アカネ]
アキ提督!
私は、難しいことはわかりませんが……
あなたがひとつだけ、誤解していることはわかりますっ!
[アカネ]
私たちはただ、
美味しいカレーを食べるためにこの島に着たんです!
そんなカレーへの情熱が……私たちの力なんですよーっ!
[アキ]
う……うわあーーーっ!!
[アイコ]
やった、アカネちゃん!
[アキ]
ううぅ……。
私の、負けのようでありますな。
とどめを刺すのであります……。
[アカネ]
その必要はありません!
それよりもアキ提督……
今から私たちと一緒に、カレーを食べましょう!
[アキ]
な、なんですとっ……!
海賊と海軍は、敵同士だというのに……!
[アカネ]
確かに、そうかもしれません。
けどっ!初めて会った人でも、敵同士だった人でも、
一緒にカレーを食べればもう、カレー友だちですから!
[アキ]
……ああ……。そうでありました……。
多様な食材を鍋の中にまとめあげ、美味な料理とする……
それこそがカレーの良きところ……でしたな……。
[ミオ]
あっ、みんな見てっ!
島中にスパイスの花が咲いていくよっ!
それに……!
[アカネ]
ああっ!
向こうの火山から、すごい勢いでカレーが噴き出してきますっ!
飲みごたえが!食べごたえがありそうです〜っ♪
[ユウキ]
島に、カレーとスパイスが戻っていきますっ!
これって、もしかして……スパイシーマンっ……!
[スパイシーマン]
アリがとウ……ポジパ号のミンナ。
オカゲでワレワレも、目が覚メタようなキモチだ……。
[スパイシーマン]
キミたちにゼヒ、コノ島のカレーを食べてモライたい
ソシテどうか、キミたちの船で、コノ島のスパイスを
海の向コウに広めてモライたい……頼めるダろうカ?
[アイコ]
もちろんです♪
宇宙の海の彼方にだって、みなさんのカレーを届けますから♪
[ユウキ]
本当にありがとうございましたっ、
アカネさん、ミオさん、アイコさんっ!
あなたたちこそカレー島の救いの手……『カレー救世主』ですっ!
[ミオ]
ううん、ユウキちゃん!
私たちは、救世主なんかじゃないよ!
[アカネ]
そうです!
私たちはただの……みなさんの友だちですよっ!
さぁ!一緒にカレーを食べて、一緒に踊りましょう!
[一同]
おー!
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