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「ポッキーゲーム?というのが流行っているみたいなのでやりましょうか」

きっと加賀さんは断らないだろうと思い提案するといいですよとすぐに返事をしてくれた。
先をくわえてわかったことは、思ったよりも距離が近いということと、こんなに相手を意識する状況でも加賀さんは顔色一つ変えないということ。
ゆっくりと食べ進めて互いに近づき、吐息が混ざり合う。
加賀さんの綺麗な顔をこんなに近くで見ることになるなんて。提案しておきながら急に恥ずかしくなってきた。
もういっそのこと、ポッキーなんてなかったことにして加賀さんに口付けをしてしまおうか、なんて余計なことを考えたせいかポッキーは折れてしまった。

「あっ」

「…折れてしまいましたね」

どうしてこうも余計なことを考えてしまうのか。もう少し、もう少しで加賀さんの口に…いや、仕方ない。
加賀さんが抵抗しないのをいいことに、ゲームのついでに唇を奪ってしまおうと考えたからきっと罰が当たったのね。
はー、失敗したなぁとため息をつくと加賀さんが私を見つめていることに気づいた。

「赤城さん、失礼します」

え?と思う間もなく抱き寄せられ、加賀さんに唇を奪われた。
柔らかく、甘い口付けに私の頭はいっぱいになって何も考えられなくなった。
どれくらい時間がたったのかわからない。唇が離れ、恥ずかしながらも加賀さんの顔を見るといつもより幸せそうな顔をしていた。

「か、加賀さん…」

「てっきりこういうことをしてほしいのかと。違いましたか?」

顔が赤くなるのが自分でもわかってしまい、隠すように背を向ける。
きっと加賀さんは間違ったことをしただろうかと少し困っているに違いない。
ごめんね加賀さん、もう少しだけ困っていて。
落ち着いたら、次は、私からするから。

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