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486 名前:僕も大北ほしいです[sage] 投稿日:2014/04/16(水) 18:11:21.39 ID:4xBnk/9E
『ピロートーク』

一通りことが済んだ夜。部屋には間接照明だけが灯り、あたし達をやさしく照らしていた。ラジオからは、控えめな音量でまったりとした音楽が流れている。二人がけのソファに腰掛けて、コーヒーを飲みながらその日の様子を話し合う。
そうして一日を終えるのがあたし達のお決まりだった。
「そういえばさあ」あたしはコーヒーを口にした。それは、味わうというより舌を濡らすためだった。「あたしから大井っちにしたことないなって」
「そんな。私は北上さんに触れられるだけでいいんです」
「不公平だと思う」
あたしが少しだけ顔を近づけると、大井っちがたじろいだ。いや、困らせるつもりじゃなかったんだけどね。
「だって私、今のままでとても幸せなのに、これ以上幸せになったら、自分を保っていられる自信がありません……。ね、もう少し待ってもらえませんか。それまでに心の準備をしておきますから」
「やだ。今したい」
「へ、いま?」
間抜けな(かわいい)大井っちの声を聞いてから、くちづけをした。大井っちは身を捩るが、両手で保持したマグカップのせいで大きく動くことができない。ソフトキスの間に聞こえる静止を求める声を無視して、しばらく大井っちを堪能した。
二人で息を整えた。
「今のでわかりました。やっぱり今日はだめです!」
「あたしもわかったよ」頭のなかでは、これからすべきことをシミュレーションしていた。「大井っちって、こんなかわいい声出せたんだね。それにさ、」
あたしは笑ったけど、大井っちは不安と恐怖がない混ぜになって、そう、「食べられる前のうさぎ」みたいな顔をしていた。
「すごくいやらしい顔してるよ」
自分のマグカップをテーブルに置く、ついでに大井っちのやつも。お姫様抱っこでベッドまで連れて行くと「本当にやるの?」と目で問いかけてくる。当たり前でしょ。あたしはやると言ったらやる女だよ。大井っち、
「いっぱい、気持ちよくなってね」

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