世界観概要

 
パニシング:グレイレイヴン(パニグレ)の世界観は、ハードSF×ポストアポカリプス。
以下は App Store / Google Store の紹介文より引用した、簡単な概要である。
物語の舞台は遠くない未来。
人類の科学技術への飽くなき探求が禁忌の領域に触れた時、「罰」を象徴する存在として「パニシング(Punishing)」と名づけられた厄災が出現した。パニシングは人類の脆弱な肉体を破壊するだけでなく、機械の論理回路にも侵蝕し、人間への強烈な破壊衝動に支配される殺戮兵器へと変えてしまう。
1世紀に満たない抵抗の後、かつて繁栄を極めた人類文明はわずかな痕跡を残すのみとなり、宇宙空間に退避した人類に代わり、パニシングに侵蝕された機械である「侵蝕体」が廃墟と化した地球を彷徨う。
人類は、人工物の体躯に人間の「心」を宿す「構造体」にパニシングに抵抗する最後の希望を託し、主人公(プレイヤー)は人間の「指揮官」として「構造体」を率い、地球奪回の戦いに身を投じる…。

詳細解説


あなた(プレイヤー)の体験するパニグレの世界は、「これから災厄が起きる世界」ではなく「過去に起きた災厄が未だ解決していない世界」である。
災厄が起きる前、人類の栄華が一番に咲き誇っていた時代は「黄金時代」と呼ばれていた。

黄金時代

核融合技術によりテクノロジーが飛躍的に発展し、国境や民族を越えて全人類の連帯が進んだ時代。地球の未来は輝かしいものになると思われたが…
  公式サイトより引用

黄金時代は、前時代までの難題が次々と解決され、科学的に大きく進歩した時代だった。
公式からの各資料を参考にこの時代の発展を考えてみると、以下のようになる。

統一と進歩
1.核融合技術の確立
大規模かつ安定的な核融合技術の発展により、次世代の動力エネルギー源の確保に成功。
それまではエネルギー不足で実現不可能とされてきたテクノロジーが発展し、飛躍的な進歩を遂げる。

2.高度な人工知能(AI)「ゲシュタルト」の開発に成功
当時すでに現存していた「科学理事会」が、全世界の知能を集結して膨大な情報を制御・管理できるAIを開発、世界統一に向けたシステムが構築可能に。

3.世界政府の樹立
当時の科学理事会の首席エンジニアであったドミニクが、それまでの国連を基盤として「世界政府」を創設。
『地球議定書』と呼ばれる条約を世界各地の組織が結んだことで、「ゲシュタルト」公共サービスシステムを受け入れることになる。
(実態はともかくとして)額面通りに言葉を受け取るならば、ここで世界の統一政府が誕生し人類はひとつにまとまったのだ。

4.人類初の超光速宇宙移民艦スペースコロニー「空中庭園」の建造に着手
人類の科学に対する探究の興味は地球を超え、宇宙植民にまでたどり着いていた。
ゲシュタルトの知能や全世界から集った英知によって「空中庭園」建造プロジェクトが推し進められ、この建造こそが「黄金時代」の頂点となる予定であった。

5.「零点エネルギーリアクター」の建造
空中庭園建造と同時並行で、人類は超光速航行の実現のための巨大なエネルギーを求めるようになった。
惑星間を移動するためにかかるエネルギーは、従来のどのエネルギーを駆使したとしても到底足りないレベルであったからだ。

そこで考え出されたのが「真空零点エネルギー」と呼ばれるものの利用だった。
宇宙に満ちているといわれているこの零点エネルギーを掌握することさえできれば、空中庭園は思いのままに航行することが可能になる……。
そう考えた科学者たちは零点エネルギーを制御するための「零点エネルギーリアクター」を建設し、あと少しで成功するという最終段階までを順調に進んだ。

悲劇の幕開け
7.「パニシング」の発生
  悲劇が起きたのは、『人類初』と世界的に話題になったであろう第1リアクターであった。
リアクター内の真空チャンバーから謎の存在が発生、リアクターの爆発を引き起こしたのちに大気に流れこみ、世界中に拡散された。
後に「パニシング」と名づけられたそれは、人間にふれると体細胞を破壊し、機械を侵蝕して人間に対する破壊衝動を抱かせる史上最悪のウイルスだった。

黄金時代は皮肉にも、高度に発達した機械が人間の周囲にあふれ、人間の生活の基盤となっていた時代であった。
パニシングに侵蝕され瞬く間に人類の敵となった機械「侵蝕体」は、人間をいとも容易く虐殺。またパニシングに侵された人間もなす術なく死んでいった。

8.黄金時代の終焉、免疫時代への移行
人類の栄華から始まった黄金時代は、その栄華を自ら破壊するような結末を迎え終焉となった。
地獄に突き落とされた人類は、未知なる敵と戦うために再び知恵を絞り、パニシングへの対抗策を生み出そうとする。
それはまさにウイルスへの免疫をつけるように、時は「免疫時代」へ移っていく。

免疫時代

パニシングウイルスの大流行後、人類が生き残りをかけて「侵蝕体」に抵抗した時代。
  公式サイトより引用

免疫時代は、パニシングによる混乱のせいで、多くの情報が錯綜・隠蔽された時代となった。
人々は混乱の中でもどうにか地球で生きる術を見つけ出していったが、その裏では宇宙へ退避する者も現れ始めていた。

抗体開発・表
1.侵蝕体との攻防と「浄化塔」の建設
パニシングによる被害度は地球各所でバラバラであり、軍隊が派遣されたことで一応は平和を取り戻した場所も多からずあった。
詳細は不明だが、自律機械や思考モデルを持つ人型機械などを一掃することで危機を逃れることが可能であったと予測できる。
しかしパニシングによる人体への被害は未だ対抗策がなかったため、空気清浄が一番の課題であった。

その結果、程度は不十分ながらも効力を発揮することになったのが「浄化塔」の建設である。
重工業に詳しい「コスモス重工業グループ」が浄化塔の設計図を発案し、全世界に向けて発信。
世界各地の都市で建設が進んだことで、人類は地表で生き残る術を見つけ、パニシングへの対抗策の研究を続けることが可能になった。

2-a.「構造体」技術の登場
繰り返される研究の末、人類がたどり着いた結論は『兵器としての人造人間アンドロイドを作る』ことだった。
抵抗意志のない多くの機械類は、ひとたびパニシングに侵蝕されれば破壊衝動を抱くようになり、鋼鉄の体で人間へ襲いかかる。
一方の人間は、パニシングによって抵抗意志を奪われることこそないものの、体は脆く力もとても弱い。
だからこそ、この二つが組み合わさった存在「構造体」が人類最後の砦であり、パニシングに抗う最後の希望なのである。

構造体が「改造人間サイボーグ」ではなく「人造人間アンドロイド」と呼ばれるのは、あくまでも人間だった頃を模倣しているに過ぎないからだ。
体はすべて機械に置き換えられ、思考と意識は「意識海」システムと呼ばれるコンピューターによって生成される。
人間に似た意志を持ちながらも人間の比でない強靭な体を持つ彼・彼女らは、その体に宿す防御装置「逆元装置」のおかげもあり、侵蝕体と正面から戦えるのだ。

この技術が世界政府によって発表された後、力を持つ世界各地の組織が各々に構造体技術を使用していった。

2-b.「免疫血清」の誕生
人間がパニシングに抵抗するための「免疫血清」が作られたのもこの頃であったと予想されている。
しかし血清に関する情報はほとんどなく、その誕生に関する真相は謎だ。
だがとにかくにも、パニシングへの抵抗方法を獲得したことで人類はまた一歩前進することができたのだ。

抗体開発・裏
1.侵蝕体との攻防と「浄化塔」の建設
軍隊が治安維持を務めたとはいえ、侵蝕体との戦いから五体満足で帰還できる可能性は限りなく低い。
人間が到底敵わない脅威を目の前にして、無力に散っていった命の数は計り知れない。

浄化塔の建設にも疑問が残る。
浄化塔は最終的に全部で351基建設されたようだが、地球全体がパニシングに覆われたといっても過言ではない中、その数で全ての場所を守れるのか。
答えは否、できるはずがないだろう。
世界の中でも有力な都市、あるいは建設が可能な都市のみが浄化塔の建設をすることができただけで、打ち捨てられた場所の方が多かったことは想像に難くない。

2-a.「構造体」技術の登場
構造体は誰でも簡単になれるものではない。
構造体の躯体を構成する物質である「Ta-193コポリマー」に適応できるかどうか、その検査から始まり、実際に構造体化手術が成功するかは運命に委ねられている。
その運命を決定づけるものは、原理に謎が多いにも関わらず使用されている逆元装置だ。
逆元装置を躯体にインストールする際に異常が発生すると、侵蝕体へ変貌してしまう。
そうなれば当然、兵器としての利用はおろか殲滅すべき敵となってしまうため、廃棄するしかなかった。
もとは命あるものだった者たちを、『失敗作』としてゴミ処理場に捨てるのだ。

さらに最悪な点は、覚悟を持って構造体になることを志願した者がどれだけいたのか、真相は闇の中にしかない点だ。
幼く身寄りの無い子どもから、治験に参加(して成功)すれば貰える謝礼のため、そして後述の『構造体になれば空中庭園への移住資格を獲得できる』と信じた者など、拒むことのできない事情によってやむを得ずヒトを捨てた者も多くいた。
そんなことは露知らず、失敗したからといっていとも簡単に捨てられてしまった者の怨み辛みは、決して消えはしない。
それは後に、後世に生きる人類に向かって復讐の刃を向けることになるだろう。

2-b.「免疫血清」の誕生
パニシングの特徴として、『生物の体細胞を破壊する』というものがあるが、実際は人間しか侵蝕されないということが後に判明している(動物には表面に付着するのみで害が無い)。
であれば、抗体を作るための治験動物に何が選ばれたのか……大方予想はついてしまうだろう。
構造体にしろ血清にしろ、多くの人の命を救った裏で多くが犠牲となっている。

3.「アルカディア計画」の遂行
ここまで多くの困難と犠牲があり、それでもどうにかして人々は打開策を見つけた。地球で生きる希望をようやく見つけられたといってもよかった。
だが、我々人類の最も大きな夢は何だっただろうか。  そう、宇宙植民だ。
零点エネルギーを掌握することはできず、パニシングというものを生み出し、人々を恐怖と死に追いやってしまったが、空中庭園自体はそこにある・・・・・
こんな厄災にまみれた地球に留まっている必要は無く、空中庭園という安全な場所から地球をどう取り戻すか考えても別に良いのだ。

そうして、権力を持つ政府関係者は、自分たちだけが地球から撤退する計画を考えた。これこそが「アルカディア計画」、別名「グレートエスケープ」だ。
計画内容は至ってシンプル、空中庭園に移住する「重要人物」を安全に地球から撤退させ、かつその後も複数回に渡って重要な物を運ぶだけ。
重要な物の中身は、人類の英知の結晶である科学技術の文書であったり、歴史的・文化的に貴重な芸術品であったり、「重要人物」が運べと指示したくだらない物までたくさんだ。
この計画に関して、地球に残される圧倒的大多数の一般人に対する釈明をどうしたのかは不明だが、『私たちは捨てられたのだ』と理解するまでにそう時間はかからなかっただろう。

この免疫時代を経て、人類は地球に残された者と空中庭園に退避した者の二つに分断された。
身の安全が保障されず文明も発達しない地球の人々はみるみるうちに抵抗力を落とし、地球と人類の運命は空中庭園に託されることになった。

反撃時代

「指揮官+構造体」戦術を編み出した人類が、パニシングウイルスへの反撃を試みる時代。
  公式サイトより引用

「反撃時代」という名称は人類全体に浸透しているわけではない。
空中庭園に住む我々だけが、反撃の手はずを十分に整えられる環境にいるからだ。
だからこそ我々は成し遂げなければいけない  地球を奪回し、パニシングに反撃する時が来たのだと。

空中庭園軍の結成
1.新戦術の発見
研究の一環により、構造体は逆元装置を、人間の指揮官は「マインドビーコン」を通じて互いに意識リンクをすることが可能であると判明する。
意識リンクは構造体の意識海を安定させ、なおかつ精神的な安寧をもたらすため、構造体が兵器としての強さを保つ上でもかなり重要な要素と考えられた。
以後、構造体は『小隊を組む』ことが前提となり、指揮官1名+構造体3名で小隊を作るのを基本的な戦術として利用することになった。

2.指揮官養成所「ファウンス士官学校」の創設
※「ファウンス士官学校」の正式な創設時期は不明。仮説。
「指揮官+構造体」戦術を利用する上で、小隊に振り分けるための指揮官の育成は必須だ。
構造体が日々起動していく中で、空中庭園に住む若者は士官学校に進み指揮官として成長した。
彼ら・彼女らはまず教わっただろう。構造体は兵器であり、その兵器を統率して戦果を挙げるのが指揮官であると。

3.グレイレイヴン小隊の創設
※一番初めに創設されたかどうかは不明。以下は独自解釈をかなり含む。
空中庭園を『ノアの箱舟』で捉えた時、一番初めに放たれる動物は羽のある鳥:ワタリガラス(raven)だ。
地球が平和になった知らせを空中庭園にもたらすため、鴉は飛び立つ準備をする。

独自考察「グレイ(gray=灰色の)」レイヴンである理由は何か?


4.地球奪回戦線の始動
"母なる地球に奪還せんとする人の子らよ。勝利あれ。
  地球奪回戦線最高指導者ハセン、反撃時代の幕開け宣言より"

あなた(プレイヤー)が着任するよりも前、後にあなたの上官となる空中庭園議会の議長:ハセンが演説を行った。
空中庭園は再び地球へ目を向け、地球奪回への希望を意識した瞬間となったことだろう。
かくして、反撃時代は幕を開けたのだ。

あなたが指揮官に着任するまで
1.グレイレイヴン小隊の瓦解
とある事件により小隊が壊滅寸前に追い込まれてしまったが、隊長のルシアのみ生還。
情報が秘匿されているため、詳細の開示は不可。
その後しばらくは彼女ひとりの小隊となる。

2.構造体に関する人権提唱
『構造体は兵器であり人間ではない』という見方は、構造体が作られた理由から考えれば完全な間違いではない。
だが、そのような見方をした次に何が起きるのかといえば、構造体の人権否定だ。
所有物なら指揮官の意のままに命令に従わせてもいい、名誉のために殺してもいい、記憶を勝手に消してもいい……など、ほか多数。
この歪んだ意識を改革するため、議長であるハセンは、構造体にとって非人道的かつ無意味な規則を多く廃止した。本来あるべき「権利」をある程度まで復活させたのだ。

上記は過去実際にあった、あるいはまだある話だ。
例え規則を廃止しても、慣習的な思考や、本心から構造体の人権を否定する者が完全に消えることは無い。
それでも初期と比べたなら、これがどれほどの偉業であるかは説明不要だろう。

3.ファウンスにて第X期首席卒業生が誕生
あなた(プレイヤー)は在学中に優秀な成績を収め、ファウンス士官学校を首席で卒業する。
首席卒業生となった者は司令部へ直接昇進する権利が与えられるが、あなたはこれを断り、小隊の指揮官となる道を選んだ。

4.ルシアとの出会い
あなたはその後、正式な指揮官となるために小隊マッチングに参加した。
その中で、一人きりで寂しく佇むルシアを見つけ、あなたは声をかける  あなたもまた、同じく一人だったから。

5.新生グレイレイヴン小隊の結成
小隊の形を保つためには、一人の指揮官と一人の隊長だけでは務まらない。
グレイレイヴンには新たなメンバーが加わり、リーとリーフが隊員になった。
初めはお互いにぎこちない間柄だが、数多くの戦場を共にし、やがて大切な絆を紡いでいく。

そして、現在
グレイレイヴンは誰もが知る有名な小隊だ。
グレイレイヴン指揮官は構造体を「大切な仲間」と見なし、彼女たちもそれに応えている。
その言動は構造体だけではなく多くの者を惹きつけ、全てを仲間にしていくだろう。

グレイレイヴン指揮官には謎が多い。
いつ・どこで生まれ、どんな過去を持ち、日々何を思い過ごし、自身の未来をどう描いているのか、誰も分からない。
『本当の姿』はあなただけが知っている。

   いつか「英雄」になるあなたへ。
あなたの進む未来に、勝利と栄光があらんことを。





 

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