OW2版のwikiはこちら。
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公式サイト https://overwatchleague.com/en-us/
OW2ベータ版を用いて始まった2022OWL。昨年同様試合レポートをやっていこうと思います。日付は日本時間です。
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OW2ベータ版を用いて始まった2022OWL。昨年同様試合レポートをやっていこうと思います。日付は日本時間です。
Los Angels Gladiators 3-1 New York Excelsior
OWL2022初週のメタは何とウィンストン。ベータ版クイックマッチで人気のドゥームフィストはこの日Atlanta以外使用せず、オリーサも全く姿を見せなかった。サポートはアナ+ルシオ、dpsはソルジャー/リーパー/ウィドウメイカー+ゲンジ/トレーサー/エコーがピックされている。試合はValorantから帰ってきた"神童"Patiphanが懐疑論を吹き飛ばす活躍を見せてGladsが勝利、NYXLは昨年ContendersKRで最高のMTの評価を受けたKellanがウィンストンとザリアで良いプレイを見せるもCircuit Royalの一マップを辛くも奪取するにとどまった。
SanFrancisco Shock 3-0 Paris Eternal
Shockは昨年のチームメイトGlisterのソルジャーに苦しめられるもストレート勝利。すでにROTYが確定しているとも言われるProperはシグネチャーヒーローのトレーサーに加えてゲンジでも完璧なプレイを見せ、Shockのもう一人のROTY候補FiNNとルシオが板についてきたViol2tの、メカニカル面で不安を抱えるColugeウィンストンへ厚いサポートも光った。
Atlanta Reign 3-1 Florida Mayhem
Atlantaは試合を通してHawkがドゥームフィストをプレイ。EichenwaldeでOWL2022最初の5Kを獲得したNeroゲンジと共にFloridaのバックラインの脅威となった。FloridaはEichenwalde防衛でラインハルト+メイ+ソルジャー+バティスト+ルシオの構成(アルファ版で一時期メタになっていた模様)を使用したほかGibraltar攻撃ではSomeoneがロードホッグを使用するなど独自性を見せたが結果はついてこなかった。Someoneウィンストンが孤立する場面が多かったりSirMajedが前に出すぎていたりと、多国籍チームならではのコミュニケーション問題の存在がうかがえる。
OWL2022初週のメタは何とウィンストン。ベータ版クイックマッチで人気のドゥームフィストはこの日Atlanta以外使用せず、オリーサも全く姿を見せなかった。サポートはアナ+ルシオ、dpsはソルジャー/リーパー/ウィドウメイカー+ゲンジ/トレーサー/エコーがピックされている。試合はValorantから帰ってきた"神童"Patiphanが懐疑論を吹き飛ばす活躍を見せてGladsが勝利、NYXLは昨年ContendersKRで最高のMTの評価を受けたKellanがウィンストンとザリアで良いプレイを見せるもCircuit Royalの一マップを辛くも奪取するにとどまった。
SanFrancisco Shock 3-0 Paris Eternal
Shockは昨年のチームメイトGlisterのソルジャーに苦しめられるもストレート勝利。すでにROTYが確定しているとも言われるProperはシグネチャーヒーローのトレーサーに加えてゲンジでも完璧なプレイを見せ、Shockのもう一人のROTY候補FiNNとルシオが板についてきたViol2tの、メカニカル面で不安を抱えるColugeウィンストンへ厚いサポートも光った。
Atlanta Reign 3-1 Florida Mayhem
Atlantaは試合を通してHawkがドゥームフィストをプレイ。EichenwaldeでOWL2022最初の5Kを獲得したNeroゲンジと共にFloridaのバックラインの脅威となった。FloridaはEichenwalde防衛でラインハルト+メイ+ソルジャー+バティスト+ルシオの構成(アルファ版で一時期メタになっていた模様)を使用したほかGibraltar攻撃ではSomeoneがロードホッグを使用するなど独自性を見せたが結果はついてこなかった。Someoneウィンストンが孤立する場面が多かったりSirMajedが前に出すぎていたりと、多国籍チームならではのコミュニケーション問題の存在がうかがえる。
San Francisco Shock 3-0 London Spitfire
昨年と同様EU中心ロスターのLondonはLijiang Tower、Eichenwaldeで前日のFloridaと同じラインハルト構成を使用。Gibraltarでは昨年Phillyで不運にもプレイ機会がなかったPokoが出場、ザリアをプレイした。試合はかなり一方的な展開になり、GibraltarでLondonがなんとか第一を確保しようとした瞬間配信が乱れたことに対してLondon公式Twitterがこんな自虐ツイートをするという一幕も。
https://twitter.com/Spitfire/status/15226677748535...
Boston Uprising 3-2 Vancouver Titans
今季最初のフルゲームとなり最後はTitansのC9で決着したこの試合。Titansはウィンストンを中心にプレイし、対照的にBostonはマップごとにプレイヤーを入れ替え、さらに相手のピックを見てすぐにピック変更を行う柔軟性を見せた。ただしBostonは現在メタの中心となっているウィンストン構成への対処がうまくいっていない様子で(Midtownではシグマ軸のポーク構成、Colosseoではザリアを出してマップを落としている)、上位チームに勝つにはメタ研究を含めてさらなる研鑽を積む必要があるだろう。
Houston Outlaws 3-0 Dallas Fuel
事前予想から大きく外れる結果となったこのマッチの立役者はタンクとして出場したDanteh。ドゥームフィストで相手のタンクを機能停止させることを重視しているように見える他チームと異なりHoustonはドゥームフィストとエコー、ルシオを中心に速いダイブでDallasのバックラインを粉砕した。ダイブミラーでは立ち回りの難しいエコーでキルを量産したPelican、何度も決定的なスリープダーツを決めたIr1sと、個人の仕上がりも上々。対するDallasは各選手が得意のヒーローを使えるメタということもあって期待値は高く目立ったミスもなかったが、Houstonの勢いに飲まれる形で初戦を終えた。
昨年と同様EU中心ロスターのLondonはLijiang Tower、Eichenwaldeで前日のFloridaと同じラインハルト構成を使用。Gibraltarでは昨年Phillyで不運にもプレイ機会がなかったPokoが出場、ザリアをプレイした。試合はかなり一方的な展開になり、GibraltarでLondonがなんとか第一を確保しようとした瞬間配信が乱れたことに対してLondon公式Twitterがこんな自虐ツイートをするという一幕も。
https://twitter.com/Spitfire/status/15226677748535...
Boston Uprising 3-2 Vancouver Titans
今季最初のフルゲームとなり最後はTitansのC9で決着したこの試合。Titansはウィンストンを中心にプレイし、対照的にBostonはマップごとにプレイヤーを入れ替え、さらに相手のピックを見てすぐにピック変更を行う柔軟性を見せた。ただしBostonは現在メタの中心となっているウィンストン構成への対処がうまくいっていない様子で(Midtownではシグマ軸のポーク構成、Colosseoではザリアを出してマップを落としている)、上位チームに勝つにはメタ研究を含めてさらなる研鑽を積む必要があるだろう。
Houston Outlaws 3-0 Dallas Fuel
事前予想から大きく外れる結果となったこのマッチの立役者はタンクとして出場したDanteh。ドゥームフィストで相手のタンクを機能停止させることを重視しているように見える他チームと異なりHoustonはドゥームフィストとエコー、ルシオを中心に速いダイブでDallasのバックラインを粉砕した。ダイブミラーでは立ち回りの難しいエコーでキルを量産したPelican、何度も決定的なスリープダーツを決めたIr1sと、個人の仕上がりも上々。対するDallasは各選手が得意のヒーローを使えるメタということもあって期待値は高く目立ったミスもなかったが、Houstonの勢いに飲まれる形で初戦を終えた。
Washington Justice 3-1 Toronto Defiant
新加入の大ベテランKaliosがザリアとD.VAで先発したWashingtonはメタに忠実なウィンストン構成のTorontoにコントロールでは後れを取ったが、MAGがスイッチインしてウィンストン/ドゥームフィスト軸に構成が切り替わったMidtown以降は優位にゲームを進めた。POTMにはウィドウメイカーでヘッドショットキルを連発したHappyが選ばれている。
Atlanta Reign 3-0 New York Excelsior
ドゥームフィストを通してプレイしたAtlantaとウィンストン構成を貫徹したNYXLの一戦は流動的な環境の最先端を象徴するような結果となった。ウィンストンをハードフォーカスしてダイブを妨害したかと思えばOjeeルシオやNeroトレーサーと共にバックラインを強襲するHawkドゥームフィストの前にNYXLは手も足も出ず。自身もダイブタンクでありながらウィンストンやラインハルトといったCCに弱いクラシックなMTに対して強く出れるドゥームフィストは現メタで台風の目となっており、ウィンストンをメインで使用しているチームは今後ドゥームフィストを練習するのかもしくはドゥームフィスト対策を考えるのかといった選択を迫られそうである。
Los Angels Gladiators 3-1 Boston Uprising
POTMに選ばれたReinerのウィンストンを中心に安定した戦いぶりを見せるGladsが二勝目。3マップ目Gibraltarでは2020年度の活躍からいまだに史上最高のウィドウメイカーの呼び声高いANSが出場、針の穴を通すようなスナイプで好調ぶりをアピールした。対するBostonはStrikerリーパー、ValentineゲンジにPunkザリアがバリアを貼ってスピブと共に詰める強引なラッシュが流行りのウィンストン構成に対して相性上苦しくなっている感は否めない(ドゥームフィスト相手ならザリアが輝くような気がしないでもないが)。
新加入の大ベテランKaliosがザリアとD.VAで先発したWashingtonはメタに忠実なウィンストン構成のTorontoにコントロールでは後れを取ったが、MAGがスイッチインしてウィンストン/ドゥームフィスト軸に構成が切り替わったMidtown以降は優位にゲームを進めた。POTMにはウィドウメイカーでヘッドショットキルを連発したHappyが選ばれている。
Atlanta Reign 3-0 New York Excelsior
ドゥームフィストを通してプレイしたAtlantaとウィンストン構成を貫徹したNYXLの一戦は流動的な環境の最先端を象徴するような結果となった。ウィンストンをハードフォーカスしてダイブを妨害したかと思えばOjeeルシオやNeroトレーサーと共にバックラインを強襲するHawkドゥームフィストの前にNYXLは手も足も出ず。自身もダイブタンクでありながらウィンストンやラインハルトといったCCに弱いクラシックなMTに対して強く出れるドゥームフィストは現メタで台風の目となっており、ウィンストンをメインで使用しているチームは今後ドゥームフィストを練習するのかもしくはドゥームフィスト対策を考えるのかといった選択を迫られそうである。
Los Angels Gladiators 3-1 Boston Uprising
POTMに選ばれたReinerのウィンストンを中心に安定した戦いぶりを見せるGladsが二勝目。3マップ目Gibraltarでは2020年度の活躍からいまだに史上最高のウィドウメイカーの呼び声高いANSが出場、針の穴を通すようなスナイプで好調ぶりをアピールした。対するBostonはStrikerリーパー、ValentineゲンジにPunkザリアがバリアを貼ってスピブと共に詰める強引なラッシュが流行りのウィンストン構成に対して相性上苦しくなっている感は否めない(ドゥームフィスト相手ならザリアが輝くような気がしないでもないが)。
London Spitfire 3-0 Vancouver Titans
昨年最下位を争った"Toilet Bowl"の2チームの初顔合わせは一方的な結果に。Londonが試合前半で見せたラインハルト構成をTitansはなかなか崩せず、ウィンストンミラーになったRoute 66でも接戦を勝ち切れなかった。OW1ではオフタンクのプレイヤーだったFalseがウィンストン/ドゥームフィストに慣れていないだけでなくチームとしての動きが統一を欠いており、現行メタでTitansが勝ち星を得るのは相当厳しいかもしれない。
Florida Mayhem 3-1 Paris Eternal
初戦を落としているチーム同士の対決は一進一退の攻防となったが、第3マップCircuit Royalで問題が発生。OW1ではEichenwalde第一で可能なことが知られているメイの壁+シンメトラのTPによる屋根越えをFloridaが行ったところ「通常では設置できない場所にTPを置いてはならない」ルールに反したという判定で攻撃のラウンドのみやり直しが命じられた。このルール自体は少なくとも昨年からありEichenwaldeの屋根越えがそれによってできないのも周知されていたらしく、Florida側がそれを知らなかっただけという話ではあるのだが、OW1から存在し一般的に使われており「強すぎる」類でもないテクニックを未だにリーグが禁止していること、その一方でこの戦術がゲーム内で修正される気配がないということは今後議論を呼びそうである。
https://twitter.com/BadPachimari/status/1523421604...
Dallas Fuel 3-0 Washington Justice
Dallasは第二マップEichenwalde以降Hanbinが出場してザリアをピック。狭いエリアでリーパー/ゲンジ/エコーと共に積極的に勝負を仕掛けることでエネルギーを稼ぎ、火力でWashingtonを押し切った。現在のザリアはかなり評価が難しいところで、やはりOW1の「オフタンク」としての設計から大きく外れるようなリワークはされていないことからウィンストンのようなスペースメイキングは難しいものの、二つになったバリアでより戦略的に味方dpsを前に出すことができるようになり、全体的にヒーローが出せるダメージが低く抑えられているOW2ベータにおいてエネルギーがたまった時の火力が頭一つ抜けているという点は魅力的である。前日のBostonは同様の構成で似た動き方をしていたもののPunkザリアがエネルギーを貯められない状況が続いていたため、簡単な構成でないことは明らかだろう。
Toronto Defiant 3-2 Houston Outlaws
初戦で華々しい勝利を飾ったHoustonだがこの試合は構成上有利を取れるはずのTorontoに大苦戦。とにかくスリープを外さないTwilightアナがダイブを遅延し、前線では昨年Gladsで浮沈を経験したMuzeがウィンストンでキルを量産。Gibraltarでは毎年挑戦するチームこそあるもののほとんど成功しない開幕フックチャレンジを決めて文句なしのPOTM。非常にポテンシャルは高いものの基本的にウィンストンよりも遅延スキルに対して弱く、できることが多い分チーム単位の動きが難しいというドゥームフィストの弱みが露呈した試合でもあったかもしれない。
昨年最下位を争った"Toilet Bowl"の2チームの初顔合わせは一方的な結果に。Londonが試合前半で見せたラインハルト構成をTitansはなかなか崩せず、ウィンストンミラーになったRoute 66でも接戦を勝ち切れなかった。OW1ではオフタンクのプレイヤーだったFalseがウィンストン/ドゥームフィストに慣れていないだけでなくチームとしての動きが統一を欠いており、現行メタでTitansが勝ち星を得るのは相当厳しいかもしれない。
Florida Mayhem 3-1 Paris Eternal
初戦を落としているチーム同士の対決は一進一退の攻防となったが、第3マップCircuit Royalで問題が発生。OW1ではEichenwalde第一で可能なことが知られているメイの壁+シンメトラのTPによる屋根越えをFloridaが行ったところ「通常では設置できない場所にTPを置いてはならない」ルールに反したという判定で攻撃のラウンドのみやり直しが命じられた。このルール自体は少なくとも昨年からありEichenwaldeの屋根越えがそれによってできないのも周知されていたらしく、Florida側がそれを知らなかっただけという話ではあるのだが、OW1から存在し一般的に使われており「強すぎる」類でもないテクニックを未だにリーグが禁止していること、その一方でこの戦術がゲーム内で修正される気配がないということは今後議論を呼びそうである。
https://twitter.com/BadPachimari/status/1523421604...
Dallas Fuel 3-0 Washington Justice
Dallasは第二マップEichenwalde以降Hanbinが出場してザリアをピック。狭いエリアでリーパー/ゲンジ/エコーと共に積極的に勝負を仕掛けることでエネルギーを稼ぎ、火力でWashingtonを押し切った。現在のザリアはかなり評価が難しいところで、やはりOW1の「オフタンク」としての設計から大きく外れるようなリワークはされていないことからウィンストンのようなスペースメイキングは難しいものの、二つになったバリアでより戦略的に味方dpsを前に出すことができるようになり、全体的にヒーローが出せるダメージが低く抑えられているOW2ベータにおいてエネルギーがたまった時の火力が頭一つ抜けているという点は魅力的である。前日のBostonは同様の構成で似た動き方をしていたもののPunkザリアがエネルギーを貯められない状況が続いていたため、簡単な構成でないことは明らかだろう。
Toronto Defiant 3-2 Houston Outlaws
初戦で華々しい勝利を飾ったHoustonだがこの試合は構成上有利を取れるはずのTorontoに大苦戦。とにかくスリープを外さないTwilightアナがダイブを遅延し、前線では昨年Gladsで浮沈を経験したMuzeがウィンストンでキルを量産。Gibraltarでは毎年挑戦するチームこそあるもののほとんど成功しない開幕フックチャレンジを決めて文句なしのPOTM。非常にポテンシャルは高いものの基本的にウィンストンよりも遅延スキルに対して弱く、できることが多い分チーム単位の動きが難しいというドゥームフィストの弱みが露呈した試合でもあったかもしれない。
Florida Mayhem 3-0 Vancouver Titans
Titansは今季二戦目をおそらく前試合よりもさらに短い時間でスピードランした。当日に緊急加入が発表されたMirrorは昨年ドゥームフィストで活躍したことからタンクでの出場も予想されたが今回はdpsで出場しゲンジ/エコー/ファラを使用。出来はひどかったもののMirrorを入れての練習時間はほとんどなかったことが想像され、押されている状況でもキルを取れていたAspireウィドウといった好材料もあることから今後に期待。
San Francisco Shock 3-1 Houston Outlaws
高いレベルでドゥームフィストを運用するチームとの初対戦となったShock。試合後インタビューでFiNNが語った通りドゥームフィストへのフォーカスを非常に厳しくしている様子で、Dantehが仕事をする前に削り切られたりいったん下がらざるを得なくなる場面が多く見受けられた。ゲンジが減りエコー/トレーサーが増えてきている現在ドゥームフィストに限らずタンクの動き方はさらにシビアになっており、1タンクがどういった立ち回りをするのか、そして相手のタンクをどう扱うのかという点が今後より重要なポイントになるだろう。もう一点注目すべきはCircuit Royal防衛でHoustonが使用したラインハルト軸のラッシュ。これはOW1でもHavana等でよく見られたエスコートの守り方で、ファイトに勝てなくてもペイロードで当たる回数を増やすことで時間を稼ぐことができる(マップによってはスポーンキャンプも可能)。今後思い出したかのようにこの守り方をするチームが増えるかもしれない。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/m_WQ0wF1bs.png)
Shockが第一をキャプチャーする直前の時点で残り時間約30秒。Houstonは一度もファイトに勝っていないにもかかわらず3分半の時間稼ぎに成功している。
Washington Justice 3-0 Atlanta Reign
Houstonと並んでWeek1でドームフィスト構成を成功させたチームの一つであるAtlantaだが、第一マップColosseoでDecayトレーサー、第二マップDoradoでHappyウィドウに大暴れを許すと第3マップEichenwaldeでは4分15秒残しのリードを守れずストレート負けとなった。ドゥームフィストを使用したのがColosseoのみのためこの試合のみでタンクメタについて論じるのは難しいが、ゲンジ→トレーサーというdpsメタの変化がドゥームフィスト構成をメインとするチームにとってマイナス要素になっているのは間違いない。
Titansは今季二戦目をおそらく前試合よりもさらに短い時間でスピードランした。当日に緊急加入が発表されたMirrorは昨年ドゥームフィストで活躍したことからタンクでの出場も予想されたが今回はdpsで出場しゲンジ/エコー/ファラを使用。出来はひどかったもののMirrorを入れての練習時間はほとんどなかったことが想像され、押されている状況でもキルを取れていたAspireウィドウといった好材料もあることから今後に期待。
San Francisco Shock 3-1 Houston Outlaws
高いレベルでドゥームフィストを運用するチームとの初対戦となったShock。試合後インタビューでFiNNが語った通りドゥームフィストへのフォーカスを非常に厳しくしている様子で、Dantehが仕事をする前に削り切られたりいったん下がらざるを得なくなる場面が多く見受けられた。ゲンジが減りエコー/トレーサーが増えてきている現在ドゥームフィストに限らずタンクの動き方はさらにシビアになっており、1タンクがどういった立ち回りをするのか、そして相手のタンクをどう扱うのかという点が今後より重要なポイントになるだろう。もう一点注目すべきはCircuit Royal防衛でHoustonが使用したラインハルト軸のラッシュ。これはOW1でもHavana等でよく見られたエスコートの守り方で、ファイトに勝てなくてもペイロードで当たる回数を増やすことで時間を稼ぐことができる(マップによってはスポーンキャンプも可能)。今後思い出したかのようにこの守り方をするチームが増えるかもしれない。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/m_WQ0wF1bs.png)
Shockが第一をキャプチャーする直前の時点で残り時間約30秒。Houstonは一度もファイトに勝っていないにもかかわらず3分半の時間稼ぎに成功している。
Washington Justice 3-0 Atlanta Reign
Houstonと並んでWeek1でドームフィスト構成を成功させたチームの一つであるAtlantaだが、第一マップColosseoでDecayトレーサー、第二マップDoradoでHappyウィドウに大暴れを許すと第3マップEichenwaldeでは4分15秒残しのリードを守れずストレート負けとなった。ドゥームフィストを使用したのがColosseoのみのためこの試合のみでタンクメタについて論じるのは難しいが、ゲンジ→トレーサーというdpsメタの変化がドゥームフィスト構成をメインとするチームにとってマイナス要素になっているのは間違いない。
London Spitfire 3-1 Boston Uprising
第一マップColosseoは接戦となったがそれ以降はBoston側がお世辞にも連携が取れているとは言い難いプレイで自滅。特にMarve1ドゥームフィストはキルに絡んでいる場面がほとんど見られなかった。一方唯一ラインハルトをメインに使用するチームとなっているLondonだが、スクリムでもラッシュをするチームはほとんどないらしく、Hadiラインハルトの予測しづらい動きも相まって上位チームに対しても初見殺しの可能性を秘めている。
Dallas Fuel 3-2 Los Angels Gladiators
すでにリーグ最高クラスのフレックスdpsの地位を確たるものとしているEUの至宝Kevsterのゲンジに次々と連続キルを許し0-2となったDallasだったが、得意のザリア構成が動きやすいEichenwaldeを取ると第4マップIliosではHanbinがウィンストンにスワップし相方Fearless顔負けの落ち着いたプレイでこのマップも奪取。最終マップNew Queen Streetは残り1分からスコアを逆転してリバーススウィープを完成させた。今季多くのタンクプレイヤーが1タンクでの立ち回りに問題を抱える中、superがChoiHyobin引退後のリーグでは「別格に上手い」と評するオフタンクHanbinはさらにその輝きを増しているように見える。
New York Excelsior 3-1 Vancouver Titans
New Queen Streetを取って良いスタートを切ったTitansだったがGibraltar攻撃でホッグを出し第一を取れずに終えるとそのまま失速。先にダイブを仕掛けてMyunbongアナを落とす場面は多かったもののその後をうまくまとめられずKellenウィンストンやYakiゲンジに状況を覆される展開を多く目にした。予定表を見ると今季はNAの地域大会予選の試合数が4→6に増えているようだが、いずれにしてもTitansの今大会(kickoff crash)予選抜けはかなり厳しくなっている。
第一マップColosseoは接戦となったがそれ以降はBoston側がお世辞にも連携が取れているとは言い難いプレイで自滅。特にMarve1ドゥームフィストはキルに絡んでいる場面がほとんど見られなかった。一方唯一ラインハルトをメインに使用するチームとなっているLondonだが、スクリムでもラッシュをするチームはほとんどないらしく、Hadiラインハルトの予測しづらい動きも相まって上位チームに対しても初見殺しの可能性を秘めている。
Dallas Fuel 3-2 Los Angels Gladiators
すでにリーグ最高クラスのフレックスdpsの地位を確たるものとしているEUの至宝Kevsterのゲンジに次々と連続キルを許し0-2となったDallasだったが、得意のザリア構成が動きやすいEichenwaldeを取ると第4マップIliosではHanbinがウィンストンにスワップし相方Fearless顔負けの落ち着いたプレイでこのマップも奪取。最終マップNew Queen Streetは残り1分からスコアを逆転してリバーススウィープを完成させた。今季多くのタンクプレイヤーが1タンクでの立ち回りに問題を抱える中、superがChoiHyobin引退後のリーグでは「別格に上手い」と評するオフタンクHanbinはさらにその輝きを増しているように見える。
New York Excelsior 3-1 Vancouver Titans
New Queen Streetを取って良いスタートを切ったTitansだったがGibraltar攻撃でホッグを出し第一を取れずに終えるとそのまま失速。先にダイブを仕掛けてMyunbongアナを落とす場面は多かったもののその後をうまくまとめられずKellenウィンストンやYakiゲンジに状況を覆される展開を多く目にした。予定表を見ると今季はNAの地域大会予選の試合数が4→6に増えているようだが、いずれにしてもTitansの今大会(kickoff crash)予選抜けはかなり厳しくなっている。
Houston Outlaws 3-2 Florida Mayhem
Floridaは対ドゥームフィスト決戦兵器としてCheckmateがソンブラをピックし、ドゥームフィストへの分かりやすいフォーカスであと一歩のところまでHoustonを追い詰めた。しかしDantehはおとりと言わんばかりにHoustonの第二の矢、Pelicanのエコーがキルを取り続けぎりぎりの接戦をキャリー。両チームとも2-2で今季の勝敗が並ぶ結果となっている。
San Francisco Shock 3-1 New York Excelsior
ウィンストン構成をメインとするチーム同士の対戦だったが現在の力の差は歴然。特に完璧以上ともいえるアナのパフォーマンスを見せているFiNNがいるShockのサポートラインと本来のフレックスサポートから無理やりルシオにコンバートしたGangNamJinがデスを重ねているNYXLのそれは天と地の差がある。King's RowはShock側にいくつかのミスがあったもののNYXLのザリア構成が一定の成功を収めたと言え、先週もザリアで取ったマップがあったことからNYXLはもっとザリアを出すマップを増やしてもよいかもしれない。
Toronto Defiant 3-0 Paris Eternal
前日にNagaを事実上解雇し新たなフレックスdpsとして昨年はShockとの契約直前までこぎつけたWubを迎え入れるという決断をしたParis。この試合は彼のゲンジとVestolaのザリアを中心に戦ったが結果は完敗。Wubが第二マップ以降リーパー→ゲンジにスワップしたためにMuzeウィンストンへのマークが甘くなり、Vestolaザリアもエネルギーを貯められない状況が続いた。パフォーマンスが思わしくないという理由で一選手を先発どころかチームから放逐するというのはほとんど前例のない話であり(シーズン中の退団は選手側の健康問題や規約違反によるものが多い)、何か裏に話があるようにも思われる。
Floridaは対ドゥームフィスト決戦兵器としてCheckmateがソンブラをピックし、ドゥームフィストへの分かりやすいフォーカスであと一歩のところまでHoustonを追い詰めた。しかしDantehはおとりと言わんばかりにHoustonの第二の矢、Pelicanのエコーがキルを取り続けぎりぎりの接戦をキャリー。両チームとも2-2で今季の勝敗が並ぶ結果となっている。
San Francisco Shock 3-1 New York Excelsior
ウィンストン構成をメインとするチーム同士の対戦だったが現在の力の差は歴然。特に完璧以上ともいえるアナのパフォーマンスを見せているFiNNがいるShockのサポートラインと本来のフレックスサポートから無理やりルシオにコンバートしたGangNamJinがデスを重ねているNYXLのそれは天と地の差がある。King's RowはShock側にいくつかのミスがあったもののNYXLのザリア構成が一定の成功を収めたと言え、先週もザリアで取ったマップがあったことからNYXLはもっとザリアを出すマップを増やしてもよいかもしれない。
Toronto Defiant 3-0 Paris Eternal
前日にNagaを事実上解雇し新たなフレックスdpsとして昨年はShockとの契約直前までこぎつけたWubを迎え入れるという決断をしたParis。この試合は彼のゲンジとVestolaのザリアを中心に戦ったが結果は完敗。Wubが第二マップ以降リーパー→ゲンジにスワップしたためにMuzeウィンストンへのマークが甘くなり、Vestolaザリアもエネルギーを貯められない状況が続いた。パフォーマンスが思わしくないという理由で一選手を先発どころかチームから放逐するというのはほとんど前例のない話であり(シーズン中の退団は選手側の健康問題や規約違反によるものが多い)、何か裏に話があるようにも思われる。
Philadelphia Fusion 3-0 Shanghai Dragons
NAから二週間遅れて始まったAPAC地域の記念すべき初戦は昨年の絶対的王者Shanghaiがストレート負けという意外な結果に。両チームが試合のほとんどの時間でザリアをピックし、NAとは違って主にエコーにバリアを貼って前に出すことで試合を動かしていたが、PhillyはT1から新加入(昇格)したZestとMN3のdpsコンビが前評判にたがわない活躍でShanghaiを圧倒。ザリアではなくウィンストンを使用したNew Queen StreetでもShanghaiのザリア&リーパーからうまく距離を取って様子見をしBelosreaウィンストンがdps同士の勝負に顔を出す形でキルを取っていたのが印象的で、"今年こそは"Phillyの番かもしれないと思わせるには十分な内容であった。
Guangzhou Charge 3-1 Los Angels Valiant
Valiantは今年リーグ経験のある中国勢とコンテンダーズKR上がりの選手を中心にロースターを組み(dpsが5人、タンクサポが合わせて3人と尖った人数配分ではあるが)、全敗で終わった昨年よりは明らかにやる気を見せている。試合は中国のエースと呼ばれながらチャンスをつかめない状況が続いてきたDiyaが随所でキルを取るも途中からChrongがウィンストン→ザリアにスワップしたChargeが優勢となった。
Hangzhou Spark 3-1 Seoul Dynasty
この日最終試合はSparkの昇格組Alphayiが大爆発。APACではソルジャーに並ぶピック率となっているエコー、そしてゲンジで圧巻のプレーを見せ接戦をキャリーした。ヒットスキャンのShyも昨年以上に良いプレイを見せており2020年以降低迷するSparkにとってこれ以上ないチャンスが訪れようとしているかもしれない。一方のSeoulはSmurfが得意のウィンストンを出したステージ以外は内容が悪く、プッシュとコントロールでのソンブラ採用も全く刺さっていないのが気になる。
NAから二週間遅れて始まったAPAC地域の記念すべき初戦は昨年の絶対的王者Shanghaiがストレート負けという意外な結果に。両チームが試合のほとんどの時間でザリアをピックし、NAとは違って主にエコーにバリアを貼って前に出すことで試合を動かしていたが、PhillyはT1から新加入(昇格)したZestとMN3のdpsコンビが前評判にたがわない活躍でShanghaiを圧倒。ザリアではなくウィンストンを使用したNew Queen StreetでもShanghaiのザリア&リーパーからうまく距離を取って様子見をしBelosreaウィンストンがdps同士の勝負に顔を出す形でキルを取っていたのが印象的で、"今年こそは"Phillyの番かもしれないと思わせるには十分な内容であった。
Guangzhou Charge 3-1 Los Angels Valiant
Valiantは今年リーグ経験のある中国勢とコンテンダーズKR上がりの選手を中心にロースターを組み(dpsが5人、タンクサポが合わせて3人と尖った人数配分ではあるが)、全敗で終わった昨年よりは明らかにやる気を見せている。試合は中国のエースと呼ばれながらチャンスをつかめない状況が続いてきたDiyaが随所でキルを取るも途中からChrongがウィンストン→ザリアにスワップしたChargeが優勢となった。
Hangzhou Spark 3-1 Seoul Dynasty
この日最終試合はSparkの昇格組Alphayiが大爆発。APACではソルジャーに並ぶピック率となっているエコー、そしてゲンジで圧巻のプレーを見せ接戦をキャリーした。ヒットスキャンのShyも昨年以上に良いプレイを見せており2020年以降低迷するSparkにとってこれ以上ないチャンスが訪れようとしているかもしれない。一方のSeoulはSmurfが得意のウィンストンを出したステージ以外は内容が悪く、プッシュとコントロールでのソンブラ採用も全く刺さっていないのが気になる。
Washington Justice 3-1 Paris Eternal
両者がウィンストンをほぼ固定したこのマッチアップ、勝利したのはDallas戦の惨敗から立ち直って勢いに乗るWashington。特にDecayトレーサーはオブジェクトに積極的に絡みながらFB/デス比が4.4、パルスボム命中率が67%と八面六臂の大活躍で、練習拒否をしながら試合ではチームをキャリーしまくっていたDallas時代のキレを取り戻したように見える。Parisは良い場面もあったが全体的にult絡みの判断が拙く、勝てるファイトを落としてしまっていたのが残念。
Florida Mayhem 3-0 New York Excelsior
前日にGesture(元London、Seoul)のアシスタントコーチ就任が発表されたNYXLだが調子は上向かず。メインサポートとしての経験が足りないGangNamJinがMyunbongアナをカバーしきれていないバックラインの強化が急務となっている。この試合の勝利で勝敗をプラスに戻したFloridaは第3マップDoradoでXziがついに出場。YakiトレーサーとKellanウィンストンによる執拗なフォーカスでほとんど仕事はできなかったものの、リーグ一のヒットスキャンと呼ばれながら怪我で二年近くを棒に振った男の帰還に注目が集まっている。
Dallas Fuel 3-0 Toronto Defiant
さらにザリア構成の練度に磨きをかけつつあるDallasがTorontoを一蹴して三連勝。初週のウィンストンゲンジメタで最強と予想された中での敗北、そこから構成を大きく変えての巻き返しはさすがCOTY2021のRushコーチ率いるトップチームである。POTMはChiyoが獲得したものの、OW2において単体としてはかなり弱い部類のdpsであるリーパーで多くのFBを獲得したEdisonがかなり印象に残る試合だった。
Chengdu Hunters 3-0 Guangzhou Charge
ほかの6チームから一日遅れて初戦を迎えたChengduがGuangzhouを下して好発進。ただし試合のレベルは決して高くなく、デスマッチライクになる場面が非常に多かったほかGuangzhouが実質的に3度のC9を犯した点は考慮に入れなければならない。Chengduは昨年多くのメンバーを入れ替えつつ躍進を果たしたが今年は母体の財政難から規定人数ぎりぎりの6人ロスターとなっており、ピックプールの広くないJinmuがフル出場しなければならない点など不安を残している。
Shanghai Dragons 3-2 Hangzhou Spark
前日Phillyにストレート負けを喫したShanghaiはこの日も低調なスタートを切るが、POTMに選出されたLipのソルジャーを中心に徐々に調子を上げ一進一退の攻防をものにした。結果を出しているチームは構成をある程度固定しているパターンが多い中でメンバーを頻繁に変えている点やなぜか一人もフェイスカメラをオンにしていない点は気にかかるものの、昨年の優勝メンバーを一人も手放していないShanghaiは順調に行けば今年も優勝争いに絡んでくるはずである。
Seoul Dynasty 3-2 Los Angels Valiant
新環境への適応にやや遅れている感のあるSeoul。この日もValiantに先行を許し苦戦するが、ウィドウでCircuit Royalを完全にキャリーしたFitsや要所でキルを重ねたRrofitなど個人が輝きを見せて何とか勝敗をタイに戻した。チーム唯一のタンクであるSmurfを得意のウィンストンで起用するのか、練度は落ちるもののAPACでトップメタとなっているザリアで起用するのかが目下の問題であり、メンバーはポテンシャルが高いだけに今後も目が離せない。
両者がウィンストンをほぼ固定したこのマッチアップ、勝利したのはDallas戦の惨敗から立ち直って勢いに乗るWashington。特にDecayトレーサーはオブジェクトに積極的に絡みながらFB/デス比が4.4、パルスボム命中率が67%と八面六臂の大活躍で、練習拒否をしながら試合ではチームをキャリーしまくっていたDallas時代のキレを取り戻したように見える。Parisは良い場面もあったが全体的にult絡みの判断が拙く、勝てるファイトを落としてしまっていたのが残念。
Florida Mayhem 3-0 New York Excelsior
前日にGesture(元London、Seoul)のアシスタントコーチ就任が発表されたNYXLだが調子は上向かず。メインサポートとしての経験が足りないGangNamJinがMyunbongアナをカバーしきれていないバックラインの強化が急務となっている。この試合の勝利で勝敗をプラスに戻したFloridaは第3マップDoradoでXziがついに出場。YakiトレーサーとKellanウィンストンによる執拗なフォーカスでほとんど仕事はできなかったものの、リーグ一のヒットスキャンと呼ばれながら怪我で二年近くを棒に振った男の帰還に注目が集まっている。
Dallas Fuel 3-0 Toronto Defiant
さらにザリア構成の練度に磨きをかけつつあるDallasがTorontoを一蹴して三連勝。初週のウィンストンゲンジメタで最強と予想された中での敗北、そこから構成を大きく変えての巻き返しはさすがCOTY2021のRushコーチ率いるトップチームである。POTMはChiyoが獲得したものの、OW2において単体としてはかなり弱い部類のdpsであるリーパーで多くのFBを獲得したEdisonがかなり印象に残る試合だった。
Chengdu Hunters 3-0 Guangzhou Charge
ほかの6チームから一日遅れて初戦を迎えたChengduがGuangzhouを下して好発進。ただし試合のレベルは決して高くなく、デスマッチライクになる場面が非常に多かったほかGuangzhouが実質的に3度のC9を犯した点は考慮に入れなければならない。Chengduは昨年多くのメンバーを入れ替えつつ躍進を果たしたが今年は母体の財政難から規定人数ぎりぎりの6人ロスターとなっており、ピックプールの広くないJinmuがフル出場しなければならない点など不安を残している。
Shanghai Dragons 3-2 Hangzhou Spark
前日Phillyにストレート負けを喫したShanghaiはこの日も低調なスタートを切るが、POTMに選出されたLipのソルジャーを中心に徐々に調子を上げ一進一退の攻防をものにした。結果を出しているチームは構成をある程度固定しているパターンが多い中でメンバーを頻繁に変えている点やなぜか一人もフェイスカメラをオンにしていない点は気にかかるものの、昨年の優勝メンバーを一人も手放していないShanghaiは順調に行けば今年も優勝争いに絡んでくるはずである。
Seoul Dynasty 3-2 Los Angels Valiant
新環境への適応にやや遅れている感のあるSeoul。この日もValiantに先行を許し苦戦するが、ウィドウでCircuit Royalを完全にキャリーしたFitsや要所でキルを重ねたRrofitなど個人が輝きを見せて何とか勝敗をタイに戻した。チーム唯一のタンクであるSmurfを得意のウィンストンで起用するのか、練度は落ちるもののAPACでトップメタとなっているザリアで起用するのかが目下の問題であり、メンバーはポテンシャルが高いだけに今後も目が離せない。
Houston Outlaws 3-0 London Spitfire
大方の予想通りHoustonがドゥームダイブでLondonを圧倒する内容となったが、第三マップCircuit Royalではラインハルトミラーが実現。"chadi"ことHadiラインハルトが何度も対面のPiggyを格付けして接戦に持ち込んだものの、Meritがシンメトラからハンゾーにスイッチするなど柔軟性を見せたHoustonがこのマップも取って締めくくった。現環境においてエスコートマップ以外ではかなり厳しくなっているラインハルト構成だが、Londonはラインハルト好きのOWLファンたちにとって希望の星となれるだろうか。
San Francisco Shock 3-2 Los Angels Gladiators
今季一の大激戦となったこの試合、直近の試合でほとんどウィンストン+ソルジャー+トレーサー+アナ+ルシオの形しか使用していないShockはコントロールでモイラ入りのラッシュダイブ、Route66ではアッシュとブリギッテを採用したパッシブなダイブというマイナーチェンジを見せた。前者はフォーカスの面でまだ難がありアナがいない分の決定力不足を補えていない感があるが、後者ではポケットされたKiloアッシュが多くのキルに絡んでおり成功を収めたと言える。他方今季二つ目のリバーススウィープを喫したGladsは非常に能力の高い選手がそろっており連携も取れているだけにリアルタイムでの戦術の修正、そしてメンタル面のケアがうまくできればさらに上位を狙えるに違いない、といったところ。
Toronto Defiant 3-1 Boston Uprising
お互いザリアを軸とした正面切っての撃ち合いを制したのはToronto。POTMのHotbaは昨年度もザリアで活躍する場面があった選手だが、ultチャージでPunkを常に上回り平均エネルギーも49%と上々。Bostonは今回Strikerが欠場しており、DoradoではHeesuウィドウに誰も手が出せない状況が続くなどdps勝負でもやや後手に回ったか。
Philadelphia Fusion 3-0 Guangzhou Charge
初戦のShanghai相手の戦いぶりから早くも優勝候補に挙げる声もあるPhillyがこの試合もマップを落とさず完勝。二試合連続でPOTMとなったZestはトレーサー・エコー・ゲンジの全てでハイレベルなプレイを見せており、前線の三人が同チーム(T1。Phillyの下部チーム)で昨年までプレイしていたことで人数不利を覆せる連携力をすでに有しているなど隙がない。
Seoul Dynasty 3-0 Chengdu Hunters
開幕の二戦で苦しんだSeoulだったがこの試合は第二マップ以降完全に流れをつかみ、Route66ではProfitトレーサーが暴れて防衛第一フルホールドと満足のいく結果に。Chengduは平均以上のパフォーマンスが出せるヒーローがファラとゲンジのみと非常にピックプールの狭いJinmuがメンバーに固定されたことでかなり無理のある構成選択を迫られており、Leaveエコーも昨年の爆発力が影を潜め、バックラインではMmonkが孤立して格好のダイブターゲットになっているなど問題が山積しているのが現状。
Hangzhou Spark 3-2 Los Angels Valiant
2020年からの連敗記録が継続中のValiantはSeoul戦に続き勝利まであと一歩のところまで迫るも第4マップColosseoでリードを守れず敗れると第5マップOasisは心が折れたか一度もポイントを取れずに終戦。最後にリーグでValiantが勝利したのは2020年9月6日のシーズン3NAプレイオフFlorida戦で、当時のメンバーはGiG、McGravy、Dreamer、KSP(Kai)、KSF、Apply、Shax、Lastro、Rainともはや懐かしい顔ぶれ。
大方の予想通りHoustonがドゥームダイブでLondonを圧倒する内容となったが、第三マップCircuit Royalではラインハルトミラーが実現。"chadi"ことHadiラインハルトが何度も対面のPiggyを格付けして接戦に持ち込んだものの、Meritがシンメトラからハンゾーにスイッチするなど柔軟性を見せたHoustonがこのマップも取って締めくくった。現環境においてエスコートマップ以外ではかなり厳しくなっているラインハルト構成だが、Londonはラインハルト好きのOWLファンたちにとって希望の星となれるだろうか。
San Francisco Shock 3-2 Los Angels Gladiators
今季一の大激戦となったこの試合、直近の試合でほとんどウィンストン+ソルジャー+トレーサー+アナ+ルシオの形しか使用していないShockはコントロールでモイラ入りのラッシュダイブ、Route66ではアッシュとブリギッテを採用したパッシブなダイブというマイナーチェンジを見せた。前者はフォーカスの面でまだ難がありアナがいない分の決定力不足を補えていない感があるが、後者ではポケットされたKiloアッシュが多くのキルに絡んでおり成功を収めたと言える。他方今季二つ目のリバーススウィープを喫したGladsは非常に能力の高い選手がそろっており連携も取れているだけにリアルタイムでの戦術の修正、そしてメンタル面のケアがうまくできればさらに上位を狙えるに違いない、といったところ。
Toronto Defiant 3-1 Boston Uprising
お互いザリアを軸とした正面切っての撃ち合いを制したのはToronto。POTMのHotbaは昨年度もザリアで活躍する場面があった選手だが、ultチャージでPunkを常に上回り平均エネルギーも49%と上々。Bostonは今回Strikerが欠場しており、DoradoではHeesuウィドウに誰も手が出せない状況が続くなどdps勝負でもやや後手に回ったか。
Philadelphia Fusion 3-0 Guangzhou Charge
初戦のShanghai相手の戦いぶりから早くも優勝候補に挙げる声もあるPhillyがこの試合もマップを落とさず完勝。二試合連続でPOTMとなったZestはトレーサー・エコー・ゲンジの全てでハイレベルなプレイを見せており、前線の三人が同チーム(T1。Phillyの下部チーム)で昨年までプレイしていたことで人数不利を覆せる連携力をすでに有しているなど隙がない。
Seoul Dynasty 3-0 Chengdu Hunters
開幕の二戦で苦しんだSeoulだったがこの試合は第二マップ以降完全に流れをつかみ、Route66ではProfitトレーサーが暴れて防衛第一フルホールドと満足のいく結果に。Chengduは平均以上のパフォーマンスが出せるヒーローがファラとゲンジのみと非常にピックプールの狭いJinmuがメンバーに固定されたことでかなり無理のある構成選択を迫られており、Leaveエコーも昨年の爆発力が影を潜め、バックラインではMmonkが孤立して格好のダイブターゲットになっているなど問題が山積しているのが現状。
Hangzhou Spark 3-2 Los Angels Valiant
2020年からの連敗記録が継続中のValiantはSeoul戦に続き勝利まであと一歩のところまで迫るも第4マップColosseoでリードを守れず敗れると第5マップOasisは心が折れたか一度もポイントを取れずに終戦。最後にリーグでValiantが勝利したのは2020年9月6日のシーズン3NAプレイオフFlorida戦で、当時のメンバーはGiG、McGravy、Dreamer、KSP(Kai)、KSF、Apply、Shax、Lastro、Rainともはや懐かしい顔ぶれ。
Atlanta Reign 3-0 Vancouver Titans
Titansは第二マップMidtown以降Seicoeがタンクで出場しドゥームフィストをプレイ、一方でAtlantaは昨週までのドゥームフィスト構成をあきらめGatorがウィンストン、Venomがトレーサーとしてフル出場するという変更があった。試合はお互いのルシオが良い仕事をしバックラインでキルがあまり発生しないスローペースな試合となったが、そういった状況でVenomとGatorの先落ちしない我慢強いプレイが違いを生み出していたように思う。
Dallas Fuel 3-0 Paris Eternal
それぞれのロールでほぼ完璧と言えるプレーを見せているHanbin、Chiyoに加え得意ヒーローがメタに入ったことで輝きを増しているEdisonが活躍したDallasが今季三つ目のストレート勝利。ParisもKaanがゼニヤッタでソロキルを連発しCircuit Royalを5-6の接戦に持ち込むなど粘りを見せたがやはり前線がまとまりを欠く場面が多く、待望の初勝利はまだ先になるかもしれない。
Boston Uprising 3-1 Washington Justice
初戦以降勝ち星がなくMarve1とStrikerを放出するという噂もあるBostonだったが不穏を吹き飛ばすかのような内容で強敵に快勝。POTMのValentineはトレーサーでFB/デス比7.5パルスボム命中率80%と先日のDecayを超える最高の仕上がりを見せ、リーパーでもPunkとのホットラインがうまく機能しているように見える。今季3-2となったWashingtonは二敗がどちらもザリアを使用するチームに対してのもので、NAでもザリアが台頭しつつある中対策が急務となっている。
Titansは第二マップMidtown以降Seicoeがタンクで出場しドゥームフィストをプレイ、一方でAtlantaは昨週までのドゥームフィスト構成をあきらめGatorがウィンストン、Venomがトレーサーとしてフル出場するという変更があった。試合はお互いのルシオが良い仕事をしバックラインでキルがあまり発生しないスローペースな試合となったが、そういった状況でVenomとGatorの先落ちしない我慢強いプレイが違いを生み出していたように思う。
Dallas Fuel 3-0 Paris Eternal
それぞれのロールでほぼ完璧と言えるプレーを見せているHanbin、Chiyoに加え得意ヒーローがメタに入ったことで輝きを増しているEdisonが活躍したDallasが今季三つ目のストレート勝利。ParisもKaanがゼニヤッタでソロキルを連発しCircuit Royalを5-6の接戦に持ち込むなど粘りを見せたがやはり前線がまとまりを欠く場面が多く、待望の初勝利はまだ先になるかもしれない。
Boston Uprising 3-1 Washington Justice
初戦以降勝ち星がなくMarve1とStrikerを放出するという噂もあるBostonだったが不穏を吹き飛ばすかのような内容で強敵に快勝。POTMのValentineはトレーサーでFB/デス比7.5パルスボム命中率80%と先日のDecayを超える最高の仕上がりを見せ、リーパーでもPunkとのホットラインがうまく機能しているように見える。今季3-2となったWashingtonは二敗がどちらもザリアを使用するチームに対してのもので、NAでもザリアが台頭しつつある中対策が急務となっている。
Seoul Dynasty 3-0 Philadelphia Fusion
二戦連続でストレート勝ちを収めAPACの優勝候補筆頭となっていたPhillyに土をつけたのはSeoul。Smurfは本職のウィンストンは言うまでもなくザリアでもさらにレベルの上がったプレイを見せ、今年が三年目となるFits&Profitのdpsラインも多くのキルを獲得して完璧な内容の勝利となった。Phillyも悪い内容ではなかったが、あらゆる場所に現れてキルに絡むProfitトレーサーと比べるとZestのゲンジピックがやや足かせになっていた感は否めない。今季最序盤こそ対策の難しさとトレーサーのナーフからゲンジはトップメタに一角だったが、メタが回るにつれ復権したトレーサーに立ち位置を奪われつつある。
Hangzhou Spark 3-1 Chengdu Hunters
Sparkが接戦を制してトップタイの3勝目。コントロールでAlphayiが毎回ファラを出して負けている点が気になるが、それ以外のマップではGuxueウィンストンとBernarザリアの使い分け、ShyとAlphayiの強力なdpsラインにリソースを多く回す方針がうまくいっている。余談だがこの試合POTMのShyは今季開幕前に女装を披露しており、そのあまりの完成度の高さでFissure、Sideshow&Bren、McGravy、superといったOWLの誇る女装家たちを過去のものにしてしまっている。
Shanghai Dragons 3-2 Guangzhou Charge
Ilios、Doradoと昨年の同僚Developのウィドウに大暴れを許し後がなくなったShanghaiだったが第三マップMidtownからWhoruが出場すると流れが変わり、焦りからか足並みがそろわなくなったChargeに対して完璧なリバーススウィープを決めて見せた。ロックダウンで練習施設が十分に稼働できず回線も怪しい状態らしいが、さすがのチーム力で接戦を制し4位以上のキープに成功している。
二戦連続でストレート勝ちを収めAPACの優勝候補筆頭となっていたPhillyに土をつけたのはSeoul。Smurfは本職のウィンストンは言うまでもなくザリアでもさらにレベルの上がったプレイを見せ、今年が三年目となるFits&Profitのdpsラインも多くのキルを獲得して完璧な内容の勝利となった。Phillyも悪い内容ではなかったが、あらゆる場所に現れてキルに絡むProfitトレーサーと比べるとZestのゲンジピックがやや足かせになっていた感は否めない。今季最序盤こそ対策の難しさとトレーサーのナーフからゲンジはトップメタに一角だったが、メタが回るにつれ復権したトレーサーに立ち位置を奪われつつある。
Hangzhou Spark 3-1 Chengdu Hunters
Sparkが接戦を制してトップタイの3勝目。コントロールでAlphayiが毎回ファラを出して負けている点が気になるが、それ以外のマップではGuxueウィンストンとBernarザリアの使い分け、ShyとAlphayiの強力なdpsラインにリソースを多く回す方針がうまくいっている。余談だがこの試合POTMのShyは今季開幕前に女装を披露しており、そのあまりの完成度の高さでFissure、Sideshow&Bren、McGravy、superといったOWLの誇る女装家たちを過去のものにしてしまっている。
Shanghai Dragons 3-2 Guangzhou Charge
Ilios、Doradoと昨年の同僚Developのウィドウに大暴れを許し後がなくなったShanghaiだったが第三マップMidtownからWhoruが出場すると流れが変わり、焦りからか足並みがそろわなくなったChargeに対して完璧なリバーススウィープを決めて見せた。ロックダウンで練習施設が十分に稼働できず回線も怪しい状態らしいが、さすがのチーム力で接戦を制し4位以上のキープに成功している。
Chengdu Hunters 3-1 Philadelphia Fusion
Jinmuゲンジが非常にキレのある動きでキャリーしたChengduが連敗を止めて二勝目。Phillyは対照的にZestがゲンジでデスを重ねており、Furyザリアも低調なパフォーマンスに終始している。NAから2週間遅れて始まったAPACだが、初週では突出して強かったチームがその後勝てなくなるという不思議な一致が...。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
好調をキープするSeoulがChargeに完勝。POTMのCreativeは精度の高いスリープダーツで多くのファイトを好転させた。Chargeは前試合でShanghaiをあと一歩まで追い詰めたDevelopのウィドウ以外が平凡の域を出ず、このままでは前シーズンに続きAPACで下から二番目が定位置となってしまうだろう。
Shanghai Dragons 3-2 Los Angels Valiant
一勝が欲しいValiantは強敵を相手に良いプレイを見せ、第3マップMidtownでは初出場のInnovationがメイをプレイして勝利まであと一歩まで迫った。しかし果たしてこれは呪いなのか、第5マップまで持ち込まれると最後はSasinがゼロビトンを放って終戦。これでなんとValiantは三戦連続で2-1からの逆転負けとなり、Diyaは試合後この表情。
Jinmuゲンジが非常にキレのある動きでキャリーしたChengduが連敗を止めて二勝目。Phillyは対照的にZestがゲンジでデスを重ねており、Furyザリアも低調なパフォーマンスに終始している。NAから2週間遅れて始まったAPACだが、初週では突出して強かったチームがその後勝てなくなるという不思議な一致が...。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
好調をキープするSeoulがChargeに完勝。POTMのCreativeは精度の高いスリープダーツで多くのファイトを好転させた。Chargeは前試合でShanghaiをあと一歩まで追い詰めたDevelopのウィドウ以外が平凡の域を出ず、このままでは前シーズンに続きAPACで下から二番目が定位置となってしまうだろう。
Shanghai Dragons 3-2 Los Angels Valiant
一勝が欲しいValiantは強敵を相手に良いプレイを見せ、第3マップMidtownでは初出場のInnovationがメイをプレイして勝利まであと一歩まで迫った。しかし果たしてこれは呪いなのか、第5マップまで持ち込まれると最後はSasinがゼロビトンを放って終戦。これでなんとValiantは三戦連続で2-1からの逆転負けとなり、Diyaは試合後この表情。
— LEGDAY (@LEGDAY) May 27, 2022
Los Angels Gladiators 3-1 London Spitfire
2勝2敗同士の注目の一戦はLondonがNew Queen Streetを取ってスタートしたが、徐々にLondonのラインハルト構成に慣れたGladsが後半になるほど優勢に試合を進めた。これでGladsはあと一試合を残して3勝2敗(マップ差+4)と予選抜けにかなり近づき、Londonは明日の試合で勝たなければ予選抜けの可能性がなくなった。
Toronto Defiant 3-1 New York Excelsior
先日内紛がリポートされたTorontoだが、この試合はHotbaザリア&Heesuリーパーの"ghost dive"でNYXLを圧倒し見事予選抜けを確定させた。1勝5敗で今大会を終えたNYXLは2シーズンにわたるFloridaでの活躍で世界最高クラスのトレーサー/ゲンジという評価を得たYaki、昨シーズンアッシュでチート並みのプレイを披露し話題になったFlora、昨季コンテンダーズKRナンバーワンMTのKellanと有能な選手はそろっているものの勝てない日々が続いており、次大会からの巻き返しに期待したい。
San Francisco Shock 3-1 Vancouver Titans
ここまで全勝のShockと全敗のTitansの試合結果は予想するまでもない...ところだったが、TitansはEichenwalde第一を守り切って一矢報いた。いつもは使わないザリア構成を練習とばかりに出し、Properはハンゾー/ウィドウ/バスティオンをピックして大暴れとやりたい放題の試合内容だったShockがトーナメントでどんな活躍を見せてくれるか楽しみである。
Hangzhou Spark 3-0 Guangzhou Charge
Control CenterやCircuit RoyalでのGuxueのラインハルトピックが光ったSparkが力量差を見せて堂々の4勝目。POTMのAlphayiは開幕からエコー/ゲンジでハイレベルなパフォーマンスを維持しており、チームの結果次第ではROTYも視野に入る。
Shanghai Dragons 3-1 Chengdu Hunters
昨シーズンはAPACの覇権をかけて熱い戦いを繰り広げた二チーム。今回の一戦はお互いがピックをころころ変えるカオスとなったCircuit Royal以外はShanghaiが一方的に試合を進めた。環境の変化もなんのその、自由に動いてファーストピックを取りまくるLip(とLeeJaeGon)がディファレンスメイカーとなっているShanghaiはベストな環境で試合ができたならどれほどの強さを発揮するのだろうか。
Philadelphia Fusion 3-1 Los Angels Valiant
Valiantは苦手のコントロールを先取して幸先の良いスタートを切ったが後が続かず。精度の高いMN3のヒットスキャンを中心に堅実な戦い方をするPhillyに対してミスが目立った。Phillyは次のSpark戦に勝てば予選抜け確定、1-3以下のスコアで負けるとChengduの結果次第で予選落ちの可能性が出てくる。
2勝2敗同士の注目の一戦はLondonがNew Queen Streetを取ってスタートしたが、徐々にLondonのラインハルト構成に慣れたGladsが後半になるほど優勢に試合を進めた。これでGladsはあと一試合を残して3勝2敗(マップ差+4)と予選抜けにかなり近づき、Londonは明日の試合で勝たなければ予選抜けの可能性がなくなった。
Toronto Defiant 3-1 New York Excelsior
先日内紛がリポートされたTorontoだが、この試合はHotbaザリア&Heesuリーパーの"ghost dive"でNYXLを圧倒し見事予選抜けを確定させた。1勝5敗で今大会を終えたNYXLは2シーズンにわたるFloridaでの活躍で世界最高クラスのトレーサー/ゲンジという評価を得たYaki、昨シーズンアッシュでチート並みのプレイを披露し話題になったFlora、昨季コンテンダーズKRナンバーワンMTのKellanと有能な選手はそろっているものの勝てない日々が続いており、次大会からの巻き返しに期待したい。
San Francisco Shock 3-1 Vancouver Titans
ここまで全勝のShockと全敗のTitansの試合結果は予想するまでもない...ところだったが、TitansはEichenwalde第一を守り切って一矢報いた。いつもは使わないザリア構成を練習とばかりに出し、Properはハンゾー/ウィドウ/バスティオンをピックして大暴れとやりたい放題の試合内容だったShockがトーナメントでどんな活躍を見せてくれるか楽しみである。
Hangzhou Spark 3-0 Guangzhou Charge
Control CenterやCircuit RoyalでのGuxueのラインハルトピックが光ったSparkが力量差を見せて堂々の4勝目。POTMのAlphayiは開幕からエコー/ゲンジでハイレベルなパフォーマンスを維持しており、チームの結果次第ではROTYも視野に入る。
Shanghai Dragons 3-1 Chengdu Hunters
昨シーズンはAPACの覇権をかけて熱い戦いを繰り広げた二チーム。今回の一戦はお互いがピックをころころ変えるカオスとなったCircuit Royal以外はShanghaiが一方的に試合を進めた。環境の変化もなんのその、自由に動いてファーストピックを取りまくるLip(とLeeJaeGon)がディファレンスメイカーとなっているShanghaiはベストな環境で試合ができたならどれほどの強さを発揮するのだろうか。
Philadelphia Fusion 3-1 Los Angels Valiant
Valiantは苦手のコントロールを先取して幸先の良いスタートを切ったが後が続かず。精度の高いMN3のヒットスキャンを中心に堅実な戦い方をするPhillyに対してミスが目立った。Phillyは次のSpark戦に勝てば予選抜け確定、1-3以下のスコアで負けるとChengduの結果次第で予選落ちの可能性が出てくる。
London Spitfire 3-2 Atlanta Reign
大方の予想を裏切り大接戦を制したLondon。アイコニックなラインハルト構成は試合ごとに良い意味でカオスさを増しており、チームが分断された状況での少人数戦も身に着けつつある。Ilios等ラインハルトが出せないマップでは何もできていないものの、上位チームに対してもプッシュマップの勝率はかなり高い。インタビューで"他チームがLondonをスクリムブラックリストに入れたのは僕らが勝って彼らのプライドを傷つけてしまったため"と語ったHadi率いるLondonが次大会は旋風を巻き起こすかもしれない。
Houston Outlaws 3-2 Paris Eternal
ここまで0勝のParisはザリア構成ミラーとなったColosseo、Route66を取って2-0としたがEichenwaldeを落とすとOasis、New Queen Streetは緊急出動したDantehドゥームフィストの前になすすべなく大魚を逃す結果となった。Eichenwaldeは先防衛の第一でかなり時間を使わせることができていただけにそこからゴールまで持っていかれたのが悔やまれる。対するHoustonは予選抜けを確定させたものの、ドゥームフィストからの移行を図っているかに見えるザリア構成の出来はお世辞にも良いとは言えなかった。
Florida Mayhem 3-1 Washington Justice
前の試合とは対照的にお互いがウィンストン構成をほぼ固定したこの試合、Washingtonは連携に乱れがあったかMagウィンストンが先落ちを繰り返した。New Queen Streetでは11のFBを獲得しMidtownではバックキャップでチームを救ったDecayトレーサーの奮戦むなしく敗れ、明日の試合Bostonが3-0で勝利すれば予選落ちという不穏な状況に追い込まれている(とはいっても相手はDallasだが)。対するFloridaは4勝2敗で予選抜けを決め、いつもは仏頂面のAnamoも喜びをあらわに。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/eXgt6K_pbI.png)
Shanghai Dragons 3-1 Seoul Dynasty
4勝1敗で勢いに乗るチーム同士の予選最終戦は接戦となったが、ult周りの判断でミスが多かったSeoulが一歩遅れを取った。ウィンストンの名手として知られるSmurfもこの試合では手遅れな場面でのレイジ発動が目立ち、逆にEichen防衛最終局面では一人残された場面で最終ファイトのためにレイジを吐かず死ぬ判断をしたことで味方が一人ずつペイロードを踏まなければならなくなり大量にあったultが活きないという結果を招いてしまった。5v5になったことで以前にもまして難易度が上がっているウィンストンは、SmurfのほかにもMagやFearlessといった超の付く手練れですら大きなミスを犯さずに立ち回るのが困難になっている。
Los Angels Valiant 3-1 Chengdu Hunters
ついにその時が訪れた。Valiantが今季4度目の2-1リードをものにし、公式戦最後の勝利から実に631日・23ゲームの連敗記録に終止符を打った。荒いプレーも見られるものの確実にチーム全体のレベルが上がっており、特に第4マップNew Queen Streetで立ちふさがったラスボスJinmuファラへの対応は見事だった。そしてシーズン1暗黒期のShanghaiに所属し、その後リーグからは遠ざかっていたDiyaにとってはこの試合が「スターティングメンバーとして出場した」初の勝利。大会自体は1勝5敗で敗退となったがこの1勝が持つ意味はあまりに大きい。
Hangzhou Spark 3-2 Philadelphia Fusion
すでに予選突破を決めていたSparkと前試合の結果から自動的に予選突破が決まったPhillyの試合はややスローペースなものになったが、結局もつれにもつれて第5マップLijiang Towerの第3ラウンドまで行ってしまった。勝利したSparkは開幕前の期待を大きく上回る一位通過で、敗れたPhillyもリーグ経験のない新人がメンバーの大半を占めることを考えれば予選通過は十分な達成と言えるだろう。
大方の予想を裏切り大接戦を制したLondon。アイコニックなラインハルト構成は試合ごとに良い意味でカオスさを増しており、チームが分断された状況での少人数戦も身に着けつつある。Ilios等ラインハルトが出せないマップでは何もできていないものの、上位チームに対してもプッシュマップの勝率はかなり高い。インタビューで"他チームがLondonをスクリムブラックリストに入れたのは僕らが勝って彼らのプライドを傷つけてしまったため"と語ったHadi率いるLondonが次大会は旋風を巻き起こすかもしれない。
Houston Outlaws 3-2 Paris Eternal
ここまで0勝のParisはザリア構成ミラーとなったColosseo、Route66を取って2-0としたがEichenwaldeを落とすとOasis、New Queen Streetは緊急出動したDantehドゥームフィストの前になすすべなく大魚を逃す結果となった。Eichenwaldeは先防衛の第一でかなり時間を使わせることができていただけにそこからゴールまで持っていかれたのが悔やまれる。対するHoustonは予選抜けを確定させたものの、ドゥームフィストからの移行を図っているかに見えるザリア構成の出来はお世辞にも良いとは言えなかった。
Florida Mayhem 3-1 Washington Justice
前の試合とは対照的にお互いがウィンストン構成をほぼ固定したこの試合、Washingtonは連携に乱れがあったかMagウィンストンが先落ちを繰り返した。New Queen Streetでは11のFBを獲得しMidtownではバックキャップでチームを救ったDecayトレーサーの奮戦むなしく敗れ、明日の試合Bostonが3-0で勝利すれば予選落ちという不穏な状況に追い込まれている(とはいっても相手はDallasだが)。対するFloridaは4勝2敗で予選抜けを決め、いつもは仏頂面のAnamoも喜びをあらわに。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/eXgt6K_pbI.png)
Shanghai Dragons 3-1 Seoul Dynasty
4勝1敗で勢いに乗るチーム同士の予選最終戦は接戦となったが、ult周りの判断でミスが多かったSeoulが一歩遅れを取った。ウィンストンの名手として知られるSmurfもこの試合では手遅れな場面でのレイジ発動が目立ち、逆にEichen防衛最終局面では一人残された場面で最終ファイトのためにレイジを吐かず死ぬ判断をしたことで味方が一人ずつペイロードを踏まなければならなくなり大量にあったultが活きないという結果を招いてしまった。5v5になったことで以前にもまして難易度が上がっているウィンストンは、SmurfのほかにもMagやFearlessといった超の付く手練れですら大きなミスを犯さずに立ち回るのが困難になっている。
Los Angels Valiant 3-1 Chengdu Hunters
ついにその時が訪れた。Valiantが今季4度目の2-1リードをものにし、公式戦最後の勝利から実に631日・23ゲームの連敗記録に終止符を打った。荒いプレーも見られるものの確実にチーム全体のレベルが上がっており、特に第4マップNew Queen Streetで立ちふさがったラスボスJinmuファラへの対応は見事だった。そしてシーズン1暗黒期のShanghaiに所属し、その後リーグからは遠ざかっていたDiyaにとってはこの試合が「スターティングメンバーとして出場した」初の勝利。大会自体は1勝5敗で敗退となったがこの1勝が持つ意味はあまりに大きい。
DIYA HAS FINALLY DONE IT
— Eren 'Kenobi' Erkey (@KenobiCasts) May 29, 2022
FIRST VICTORY IN OVERWATCH LEAGUE AS A STARTING PLAYER
HE DESERVES IT SO MUCH
DIYA SUPREMACY pic.twitter.com/SKuYzkZfm6
Hangzhou Spark 3-2 Philadelphia Fusion
すでに予選突破を決めていたSparkと前試合の結果から自動的に予選突破が決まったPhillyの試合はややスローペースなものになったが、結局もつれにもつれて第5マップLijiang Towerの第3ラウンドまで行ってしまった。勝利したSparkは開幕前の期待を大きく上回る一位通過で、敗れたPhillyもリーグ経験のない新人がメンバーの大半を占めることを考えれば予選通過は十分な達成と言えるだろう。
Dallas Fuel 3-0 Boston Uprising
ストレート勝利ならWashingtonを抜いて予選抜けが決まるBostonだったがさすがに相手が悪かった。今大会のBostonは初っ端から使い続けているザリア構成が一定の成果を上げたものの、突然のMarve1&Strikerの退団に見られるようにチーム内の雰囲気は芳しくなかった模様。今季では珍しく三人ものタンクを抱える大所帯であったためロスターが組めなくなる事態には至らなかったが、もしかするとシーズン中に緊急補強があるかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Atlanta Reign
両者がどちらも3勝2敗で予選抜けが決まっていたこの試合、GladsはNew Queen StreetとKing's Rowでラインハルトを使用。AtlantaはHawkがザリアとドゥームフィストを使い分けてこれに挑んだが歯が立たず、前日のLondon戦に続きフラストレーションのたまる敗戦となった。研究が進んだことで現状ドゥームフィストがかなり厳しくなっており、Houstonとともにほかの構成への移行を急ぐのか今大会中は慣れたドゥームで行くのかという岐路に立たされている。
ストレート勝利ならWashingtonを抜いて予選抜けが決まるBostonだったがさすがに相手が悪かった。今大会のBostonは初っ端から使い続けているザリア構成が一定の成果を上げたものの、突然のMarve1&Strikerの退団に見られるようにチーム内の雰囲気は芳しくなかった模様。今季では珍しく三人ものタンクを抱える大所帯であったためロスターが組めなくなる事態には至らなかったが、もしかするとシーズン中に緊急補強があるかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Atlanta Reign
両者がどちらも3勝2敗で予選抜けが決まっていたこの試合、GladsはNew Queen StreetとKing's Rowでラインハルトを使用。AtlantaはHawkがザリアとドゥームフィストを使い分けてこれに挑んだが歯が立たず、前日のLondon戦に続きフラストレーションのたまる敗戦となった。研究が進んだことで現状ドゥームフィストがかなり厳しくなっており、Houstonとともにほかの構成への移行を急ぐのか今大会中は慣れたドゥームで行くのかという岐路に立たされている。
San Francisico Shock 3-2 Washington Justice
オフラインで開催されるKickoff Clashトーナメントは初戦からフルゲームの接戦に。序盤はオフラインでのリーグ経験がある選手を三人抱えるWashingtonが優勢となり、特にベテランKrillinの阻害は多くのファイトをそれだけで終わらせてしまう決定力だった。しかしProperが木の葉返しで二度Happyウィドウを分からせ第一で防衛を止めたDorado以降はShockが流れをつかみ、大歓声の中リバーススウィープで試合を終えている。
Atlanta Reign 3-1 Florida Mayhem
二戦目は第四マップNew Queen Streetで珍事件が発生。お互いがチェックポイントの57.18mまでロボットを進めた状況でOTに入り、Atlantaが自チェックポイント付近で最終ファイトに勝ってロボットが進攻を開始。この時点でAtlantaの勝利となるはずが画面には"FLORIDA MAYHEM WINS!"の文字が。ゲーム内のバグか制作上のミスかは分からないが、混乱ののちAtlantaの勝利がアナウンスされた。
Los Angels Gladiators 3-0 Houston Outlaws
Gladsが予選でHoustonが見せたようなドゥームフィストダイブ、Houstonはドゥームフィストにルシオモイラを合わせるShockスタイルのラッシュダイブを使用するという変更があった両チームだが、ドゥームフィストだけでなくコントロールでのラインハルト構成やCircuit Royalのポーク構成もハイレベルにこなすGladsが終始有利に試合を運んだ。Houstonは唯一のタンクPiggyのザリアが微妙なためにDantehをドゥームフィストに据えた構成をほぼ固定することを強いられており、もしかしたら近日中にタンクの補強があるかもしれない。
Dallas Fuel 3-0 Toronto Defiant
第一マップLijiang Towerはほぼ互角の勝負となったが、地元テキサスの観衆からの声援を受けたDallasが徐々に流れをつかんだ。敗れたTorontoもDoradoではヒットスキャンのGuriyoの出場を読んだかFinaleトレーサーとAlthoughゲンジのフルダイブで防衛をうまくまとめるなど内容は悪くなく、ロウワーでは勝ち上がりが期待できるかもしれない。
Philadelphia Fusion 3-1 Hangzhou Spark
APACのトーナメント初戦、ぎりぎりで予選を通過したPhillyが予選一位のSparkに快勝。ここまでムラのあるプレイだったZestがゲンジ&トレーサーで大活躍し勝利の原動力となった。今年のAPACは例年以上にチーム間の力関係が混沌としており、このトーナメントの結果も全く持って予想がつかない。
Shanghai Dragons 3-2 Seoul Dynasty
第二マップMidtownをLeeJaeGonのAjax(ビートのモーション中に死ぬこと)で落とし第三マップRoute66はどこかで見たようなC9で終えて後がなくなったShanghaiだったが、第四マップNew Queen StreetはラストファイトでSeoulのやや焦ったultの使い方に付け込んで逆転勝利を収めると最終マップではControl Centerのラインハルト構成で初見殺しに成功、長い長いマッチに終止符を打った。Shanghaiは今季苦しみつつも尋常ではない勝負強さで勝ち星を重ねており、ロックダウンからの解放が近いこともあり優勝争いをすでに一歩リードしている感がある。
オフラインで開催されるKickoff Clashトーナメントは初戦からフルゲームの接戦に。序盤はオフラインでのリーグ経験がある選手を三人抱えるWashingtonが優勢となり、特にベテランKrillinの阻害は多くのファイトをそれだけで終わらせてしまう決定力だった。しかしProperが木の葉返しで二度Happyウィドウを分からせ第一で防衛を止めたDorado以降はShockが流れをつかみ、大歓声の中リバーススウィープで試合を終えている。
Atlanta Reign 3-1 Florida Mayhem
二戦目は第四マップNew Queen Streetで珍事件が発生。お互いがチェックポイントの57.18mまでロボットを進めた状況でOTに入り、Atlantaが自チェックポイント付近で最終ファイトに勝ってロボットが進攻を開始。この時点でAtlantaの勝利となるはずが画面には"FLORIDA MAYHEM WINS!"の文字が。ゲーム内のバグか制作上のミスかは分からないが、混乱ののちAtlantaの勝利がアナウンスされた。
Los Angels Gladiators 3-0 Houston Outlaws
Gladsが予選でHoustonが見せたようなドゥームフィストダイブ、Houstonはドゥームフィストにルシオモイラを合わせるShockスタイルのラッシュダイブを使用するという変更があった両チームだが、ドゥームフィストだけでなくコントロールでのラインハルト構成やCircuit Royalのポーク構成もハイレベルにこなすGladsが終始有利に試合を運んだ。Houstonは唯一のタンクPiggyのザリアが微妙なためにDantehをドゥームフィストに据えた構成をほぼ固定することを強いられており、もしかしたら近日中にタンクの補強があるかもしれない。
Dallas Fuel 3-0 Toronto Defiant
第一マップLijiang Towerはほぼ互角の勝負となったが、地元テキサスの観衆からの声援を受けたDallasが徐々に流れをつかんだ。敗れたTorontoもDoradoではヒットスキャンのGuriyoの出場を読んだかFinaleトレーサーとAlthoughゲンジのフルダイブで防衛をうまくまとめるなど内容は悪くなく、ロウワーでは勝ち上がりが期待できるかもしれない。
Philadelphia Fusion 3-1 Hangzhou Spark
APACのトーナメント初戦、ぎりぎりで予選を通過したPhillyが予選一位のSparkに快勝。ここまでムラのあるプレイだったZestがゲンジ&トレーサーで大活躍し勝利の原動力となった。今年のAPACは例年以上にチーム間の力関係が混沌としており、このトーナメントの結果も全く持って予想がつかない。
Shanghai Dragons 3-2 Seoul Dynasty
第二マップMidtownをLeeJaeGonのAjax(ビートのモーション中に死ぬこと)で落とし第三マップRoute66はどこかで見たようなC9で終えて後がなくなったShanghaiだったが、第四マップNew Queen StreetはラストファイトでSeoulのやや焦ったultの使い方に付け込んで逆転勝利を収めると最終マップではControl Centerのラインハルト構成で初見殺しに成功、長い長いマッチに終止符を打った。Shanghaiは今季苦しみつつも尋常ではない勝負強さで勝ち星を重ねており、ロックダウンからの解放が近いこともあり優勝争いをすでに一歩リードしている感がある。
Atlanta Reign 3-1 San Francisco Shock
ここまで無敗のShockに宿敵Atlantaが土をつけた。POTMのHawkはドゥームフィストとザリアで非の打ちどころのないパフォーマンスを披露し、昨シーズンからのさらなる成長をアピール。Shockはここまでほぼウィンストン一本でやってきたためかドゥームフィストやラインハルトを軸とした構成になると途端に動きがぎこちなくなるのが辛い。
Los Angels Gladiators 3-1 Dallas Fuel
2021年から三戦すべてがDallasの勝利に終わっており前回(Kickoff Clash予選Week2)はDallasが逆転勝ちしているこのカードだが、今回は様々な構成を使い分けたGladsが上回った。dpsではハードヒットスキャンのANSとメイで高い創造性を発揮しているPatiphan、サポートではSkewedブリギッテとFunnyAstroルシオ、さらにタンクではシグマのSpaceとその他のReinerをマップに合わせてうまく出し分けているが、それも何をやらせてもうまいKevsterと天才フレックスサポートのShuという軸があってこそ。
Florida Mayhem 3-1 Washington Justice
予選に続きWashingtonに勝利したMayhem。お互い予選と変わらずウィンストンを中心としたゲームプレイとなったが、明らかにダメージをもらいすぎているMagと賢く立ち回るSomeoneの差が出た感がある。ただほかのマッチからわかるようにNAではウィンストン/ザリアのメタが崩れつつあり、今後はAdamやKaliosといった今までベンチを温めていたタンクプレイヤーにも注目が集まるだろう。
Houston Outlaws 3-1 Toronto Defiant
先発にMuzeが復帰したTorontにLijiang Towerを奪われたHoustonはDantehドゥームフィストの超攻撃的ダイブでEichenwaldeを制してから勢いを取り戻し、見事Shockとのロウワー二回戦に駒を進めた。第四マップColosseo最終盤でバイザーシャットダウンを含む5連続キルを決めたPelicanが文句なしのPOTMだが、落としはしたもののコントロールのラインハルトで良いプレイを見せたPiggyも評価されるべきだろう。
Seoul Dynasty 3-0 Hangzhou Spark
接戦も予想されたAPACトーナメントロウワー一回戦だが意外にも一方的な試合に。SparkはタンクにBernarを固定しザリア/D.VAをプレイさせていたが、dpsが互角の勝負になっているにもかかわらずプレイスペースが広がらず少しずつ追いつめられた。もちろんザリア/D.VA固定で行こうというのはチームの方針だろうが、Guxueウィンストンを出していれば結果はまた違ったものなったかもしれない。
Philadelphia Fusion 3-0 Shanghai Dragons
悪夢再び。Shanghaiは予選第一戦でストレート負けを喫したPhilly相手にまたしても完敗の内容でロウワーに回ることとなった。他のチームに対してはほぼ優位に戦えているShanghaiがPhillyに歯が立たない理由は定かではないが、ウィンストン+ゲンジをこすり続けているチームはPhillyくらいのもので、その対処がうまくいっていないようにも見える。
ここまで無敗のShockに宿敵Atlantaが土をつけた。POTMのHawkはドゥームフィストとザリアで非の打ちどころのないパフォーマンスを披露し、昨シーズンからのさらなる成長をアピール。Shockはここまでほぼウィンストン一本でやってきたためかドゥームフィストやラインハルトを軸とした構成になると途端に動きがぎこちなくなるのが辛い。
Los Angels Gladiators 3-1 Dallas Fuel
2021年から三戦すべてがDallasの勝利に終わっており前回(Kickoff Clash予選Week2)はDallasが逆転勝ちしているこのカードだが、今回は様々な構成を使い分けたGladsが上回った。dpsではハードヒットスキャンのANSとメイで高い創造性を発揮しているPatiphan、サポートではSkewedブリギッテとFunnyAstroルシオ、さらにタンクではシグマのSpaceとその他のReinerをマップに合わせてうまく出し分けているが、それも何をやらせてもうまいKevsterと天才フレックスサポートのShuという軸があってこそ。
Florida Mayhem 3-1 Washington Justice
予選に続きWashingtonに勝利したMayhem。お互い予選と変わらずウィンストンを中心としたゲームプレイとなったが、明らかにダメージをもらいすぎているMagと賢く立ち回るSomeoneの差が出た感がある。ただほかのマッチからわかるようにNAではウィンストン/ザリアのメタが崩れつつあり、今後はAdamやKaliosといった今までベンチを温めていたタンクプレイヤーにも注目が集まるだろう。
Houston Outlaws 3-1 Toronto Defiant
先発にMuzeが復帰したTorontにLijiang Towerを奪われたHoustonはDantehドゥームフィストの超攻撃的ダイブでEichenwaldeを制してから勢いを取り戻し、見事Shockとのロウワー二回戦に駒を進めた。第四マップColosseo最終盤でバイザーシャットダウンを含む5連続キルを決めたPelicanが文句なしのPOTMだが、落としはしたもののコントロールのラインハルトで良いプレイを見せたPiggyも評価されるべきだろう。
Seoul Dynasty 3-0 Hangzhou Spark
接戦も予想されたAPACトーナメントロウワー一回戦だが意外にも一方的な試合に。SparkはタンクにBernarを固定しザリア/D.VAをプレイさせていたが、dpsが互角の勝負になっているにもかかわらずプレイスペースが広がらず少しずつ追いつめられた。もちろんザリア/D.VA固定で行こうというのはチームの方針だろうが、Guxueウィンストンを出していれば結果はまた違ったものなったかもしれない。
Philadelphia Fusion 3-0 Shanghai Dragons
悪夢再び。Shanghaiは予選第一戦でストレート負けを喫したPhilly相手にまたしても完敗の内容でロウワーに回ることとなった。他のチームに対してはほぼ優位に戦えているShanghaiがPhillyに歯が立たない理由は定かではないが、ウィンストン+ゲンジをこすり続けているチームはPhillyくらいのもので、その対処がうまくいっていないようにも見える。
Dallas Fuel 3-1 Florida Mayhem
今季初対戦の両チームだが、やはりNAトップの完成度を誇るDallasのザリア構成がFloridaを破壊する展開となった。Hydronウィドウを止められずGibraltarを落としたものの、第四マップColosseoは負けファイトでいつのまにかロボットに移動しスコアを稼いだ両サポートの機転もあって僅差で勝利。ロウワー三回戦へ進出を決めている。
San Francisco Shock 3-1 Howston Outlaws
お互いがドゥームフィストを中心に戦う展開となったもう一つのロウワー二回戦。ShockはIliosを0-2で落としたが第二マップEichenwaldeを第一で守り切って流れを変え、第四マップColosseoはOTに入ってから1分40秒も続いた激闘を制して試合を決めた。POTMのProperは今シーズン鳴り物入りで加入してから全く期待を裏切らないパフォーマンスを維持しており、特にトレーサーはリーガーの中ですでに一人だけ違う次元に達してしまっている。
Los Angels Gladiators 3-0 Atlanta Reign
この2チームに果たしてここまでの差があるものだろうか。コントロールは接戦になったものの試合が進むごとにGladsの一方的な展開になり、第三マップDoradoではGladsが最初のTPを右奥ではなく左高台に設置して奇襲を仕掛けるなど余裕を見せる一方でAtlantaは攻撃でほとんどスポーンキャンプ状態に追い込まれた。勝利したGladsは明日のグランドファイナルに進出が確定、Atlantaは次の試合の勝者とグランドファイナル行きをかけて戦うことになる。
Dallas Fuel 3-0 San Francisco Shock
ロウワーからの起死回生を狙うShockの前に立ちはだかったのは昨年もMay MeleeトーナメントでShockに完勝し王者にとってつらいシーズンの前兆となったDallas。先の試合のFlorida同様ShockはDallasのザリア構成に手も足も出ず、ザリアが出ないCircuit RoyalでもKiloがGuriyoウィドウに格付けされて勝負あり。予選で全勝を達成した唯一のチームだっただけにこの結果が彼らにとって満足のいくものでないことは想像に難くない。
Seoul Dynasty 3-2 Shanghai Dragons
2020年のプレイオフ以降一度もShanghaiに勝てていなかったSeuol。この試合でもweek4の一戦同様2-1から僅差でNew Queen Streetを落とし暗雲が立ち込めたが、Shanghaiの悪魔じみた勝負強さに打ち勝ったのはプレイオフ男Profit。ゲンジでは3マップ合計で62エリミネーション、最終マップIliosでは得意のトレーサーで何度も人数不利を覆す活躍を見せた。試合後は顔を覆ってチームメイトの祝福を受けたこのエースプレイヤーはこの後すぐのグランドファイナルでSeoulに悲願のタイトルをもたらすことができるだろうか。
Seoul Dynasty 4-0 Philadelphia Fusion
リーグ史上最もAPACチーム内で実力差がないと言われる現シーズン最初のトーナメント決勝がこれほど一方的なものになるとは誰も想像できなかっただろう。前試合で完全にエンジンがかかったSeoulは全員が実力以上ともいえるパフォーマンスを発揮し、対するPhillyは新人の多さもあってか流れを変えることができなかった。この試合はどちらが勝ってもそのチーム初のステージ優勝という記念すべきマッチだったが、シルバーコレクターPhillyはまたしてもあと一歩で優勝を逃し、シーズン1から同じチームに所属する唯一のリーガーCarpeの心中は察するに余りある。
今季初対戦の両チームだが、やはりNAトップの完成度を誇るDallasのザリア構成がFloridaを破壊する展開となった。Hydronウィドウを止められずGibraltarを落としたものの、第四マップColosseoは負けファイトでいつのまにかロボットに移動しスコアを稼いだ両サポートの機転もあって僅差で勝利。ロウワー三回戦へ進出を決めている。
San Francisco Shock 3-1 Howston Outlaws
お互いがドゥームフィストを中心に戦う展開となったもう一つのロウワー二回戦。ShockはIliosを0-2で落としたが第二マップEichenwaldeを第一で守り切って流れを変え、第四マップColosseoはOTに入ってから1分40秒も続いた激闘を制して試合を決めた。POTMのProperは今シーズン鳴り物入りで加入してから全く期待を裏切らないパフォーマンスを維持しており、特にトレーサーはリーガーの中ですでに一人だけ違う次元に達してしまっている。
Los Angels Gladiators 3-0 Atlanta Reign
この2チームに果たしてここまでの差があるものだろうか。コントロールは接戦になったものの試合が進むごとにGladsの一方的な展開になり、第三マップDoradoではGladsが最初のTPを右奥ではなく左高台に設置して奇襲を仕掛けるなど余裕を見せる一方でAtlantaは攻撃でほとんどスポーンキャンプ状態に追い込まれた。勝利したGladsは明日のグランドファイナルに進出が確定、Atlantaは次の試合の勝者とグランドファイナル行きをかけて戦うことになる。
Dallas Fuel 3-0 San Francisco Shock
ロウワーからの起死回生を狙うShockの前に立ちはだかったのは昨年もMay MeleeトーナメントでShockに完勝し王者にとってつらいシーズンの前兆となったDallas。先の試合のFlorida同様ShockはDallasのザリア構成に手も足も出ず、ザリアが出ないCircuit RoyalでもKiloがGuriyoウィドウに格付けされて勝負あり。予選で全勝を達成した唯一のチームだっただけにこの結果が彼らにとって満足のいくものでないことは想像に難くない。
Seoul Dynasty 3-2 Shanghai Dragons
2020年のプレイオフ以降一度もShanghaiに勝てていなかったSeuol。この試合でもweek4の一戦同様2-1から僅差でNew Queen Streetを落とし暗雲が立ち込めたが、Shanghaiの悪魔じみた勝負強さに打ち勝ったのはプレイオフ男Profit。ゲンジでは3マップ合計で62エリミネーション、最終マップIliosでは得意のトレーサーで何度も人数不利を覆す活躍を見せた。試合後は顔を覆ってチームメイトの祝福を受けたこのエースプレイヤーはこの後すぐのグランドファイナルでSeoulに悲願のタイトルをもたらすことができるだろうか。
Seoul Dynasty 4-0 Philadelphia Fusion
リーグ史上最もAPACチーム内で実力差がないと言われる現シーズン最初のトーナメント決勝がこれほど一方的なものになるとは誰も想像できなかっただろう。前試合で完全にエンジンがかかったSeoulは全員が実力以上ともいえるパフォーマンスを発揮し、対するPhillyは新人の多さもあってか流れを変えることができなかった。この試合はどちらが勝ってもそのチーム初のステージ優勝という記念すべきマッチだったが、シルバーコレクターPhillyはまたしてもあと一歩で優勝を逃し、シーズン1から同じチームに所属する唯一のリーガーCarpeの心中は察するに余りある。
서울 다이너스티 오버워치 리그 2022 킥오프 클래시 우승 숙소캠 #OWL2022 #TigerNation pic.twitter.com/16Az9fHwI1
— serinA (@serinepi) June 5, 2022
Dallas Fuel 3-1 Atlanta Reign
昨年はプレーオフロウワー決勝でAtlantaに敗れグランドファイナル行きを逃すという苦い思い出を持つDallas。2022年最初のトーナメント、同じ状況で見事にリベンジを果たして見せた。Fearlessウィンストンが出たIliosは落としたものの第二マップKing's Rowからは現在リーグで最も評価の高いタンクプレイヤーHanbinが出場し、完璧の一言に尽きるプレイで試合をコントロールした。Atlantaはとにかくミラーを避け、第四マップColosseoではダブルスナイパーという奇策にも出たが及ばず。NA3位という結果でトーナメントを後にしている。
Los Angels Gladiators 4-0 Dallas Fuel
二日前の再戦となったKickoff Clash NA決勝は前回同様GladsがDallasを蹂躙する流れとなった。試合後壇上でKevsterが語った通りある意味ザリアワントリックと化していたDallasに対してGladsはラインハルト、ウィンストン、ドゥームフィストと選択肢が多く、チームとしての動きを見てもダイブ構成の時にはなるべく散開してザリア&リーパーから距離を取る作戦が徹底されていた。試合後感涙にむせびながらトロフィーを掲げたPatiphanは2018年のワールドカップ予選(このとき15歳)でタイ代表として活躍し神童と呼ばれたものの年齢のためリーグ入りが叶わず2020年にValorantに転向。ValorantではX10 CRITのエースとして世界ベスト8を経験し今年OWに電撃復帰したという異色のキャリアの持ち主。今大会では2年のブランクを感じさせないパフォーマンスでGladsの優勝に貢献したその才能はとどまるところを知らない。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/hbZFLzGXPq.png)
【雑記】
Kickoff Clashの一か月間はあっという間でしたね。正直なところ5v5への移行でOWLは見ている側からすると競技的な面白みが少なくなるだろうと思っていましたが、私個人としては予想以上に楽しむことができました。ただしこの記事を書いている現在第一回目のOW2ベータが終わってしまっているために一般プレイヤーはリーグと同じゲームをプレイできません。マーケティング的にはかなりもったいない状況ですし、もう少し第一回ベータを早い日程にして短期間で終わらせKickoff Clash終了と同時に第二回ベータを開始するように出来たらよかったと思うのですが...。
ここからはOW2全般とリーグのメタの話をします。superの話では"アルファ版では"ソジョーンがOPという話でしたが、ベータが始まってみるとソジョーンは完全な役立たずでソルジャーが強いという状況で、リーグでも最後まで出ずっぱりでした。D.VAが出せない上に盾もないことが多いためにナノバイザーは基本的に止まらず、さすがにしょーもない感が強いdpsメタでした。次の大会はおそらくソルジャーがナーフされたパッチで始まるので、アッシュ・キャスディといったほかのヒットスキャンももっと使われるようになることでしょう。実際ラインハルトやD.VAなどdpsをカバーすることを目的としたタンクが出るときはアッシュキャスディもまあまあな頻度で出ていました(ソルジャーの一番の弱点はファイナルブロウ力が低いことで、これが高いのがアッシュキャスディ等の単発ヒットスキャンです)。ゲンジトレーサーはコンセプトがもうOW2向けですから今後も出るでしょう。リーパーは単体では非常に弱いんですが後述のタンクとしての運用でかなりの採用率となりました。私がベータを触ったときは1から弱くなりすぎていてびっくりしましたが、弱くしておいたのは英断だったかもしれません。
タンクに目を移すと最初期は多くのチームがウィンストンを使い一部のチームがドゥームフィストで結果を残すという感じで、そこからドゥームフィストが対策されてメタはウィンストンorザリアの時代となり、最終的にはほとんど某チームしか使っていなかったラインハルト構成を含めなるべく多くの選択肢を持てるチームが勝ち上がりました。ベータの一般環境と大きく違ったのはオリーサが全くでなかったこと(これは予想できたことではありましたが)、そしてザリアがメタの一角を占めたことです。ザリアは大きくバフされたとはいえメインタンクとしての運用には限界があるヒーローで、自身より前に出てくれる味方がいるときに真価を発揮します。バリアをもらって前に出てから自身のスキルで帰ってくる動きが最も確実にできるのがリーパーで、そのためこのコンビが多くのチームで採用されていました。APACではマーシー付きエコーにバリアを貼って勝負させるチームなんかもありましたがかなり難しそうでした。やはり5v5でのタンクは非常に動き方がシビアで、これまでオフタンクのカバーを前提に強気な動きをするのが常になっていたプレイヤーはかなり苦しんでいます。そしてultが全体的にたまりにくくなっているのでサポートや自身のultを起点にエンゲージするタイプのヒーロー(ウィンストン)は相当きついはずです(ウィンストンはバフが無かったら使い物にならなかったでしょう)。後述しますが次の大会ではゼニヤッタに大きなバフが入るのでもしかしたらボールが出るかも、と予想しておきます。
最後にサポート。ベータ以前には生存能力が高いルシオモイラ以外のサポートは使われないだろうと言われていましたが、蓋を開けてみるとultが回りづらい中スキルでチャンスを作ることができ一部のultに対しての唯一の対抗手段であるスリープダーツを持つアナがトップメタでした。フォーカスターゲットにされながらヒールを回しスキルでクラッチを狙わなければならない大変な役割ですが、今までのどのパッチよりもアナ差がでる環境になっています。もう一人のサポートは基本的にルシオでしたが、高低差が激しいステージやスピブがいらないような構成ではブリギッテもかなりピックされました。OW1を象徴するサポートであるゼニヤッタはカバーがもらいづらい中で脆弱すぎるためほとんど出ませんでしたが、ベータ中に入ったパッチでHPが225になりキックにブープが追加されたため次の大会ではボールトレーサーソルジャーゼニヤッタブリギッテのような形が出る気がします。
昨年はプレーオフロウワー決勝でAtlantaに敗れグランドファイナル行きを逃すという苦い思い出を持つDallas。2022年最初のトーナメント、同じ状況で見事にリベンジを果たして見せた。Fearlessウィンストンが出たIliosは落としたものの第二マップKing's Rowからは現在リーグで最も評価の高いタンクプレイヤーHanbinが出場し、完璧の一言に尽きるプレイで試合をコントロールした。Atlantaはとにかくミラーを避け、第四マップColosseoではダブルスナイパーという奇策にも出たが及ばず。NA3位という結果でトーナメントを後にしている。
Los Angels Gladiators 4-0 Dallas Fuel
二日前の再戦となったKickoff Clash NA決勝は前回同様GladsがDallasを蹂躙する流れとなった。試合後壇上でKevsterが語った通りある意味ザリアワントリックと化していたDallasに対してGladsはラインハルト、ウィンストン、ドゥームフィストと選択肢が多く、チームとしての動きを見てもダイブ構成の時にはなるべく散開してザリア&リーパーから距離を取る作戦が徹底されていた。試合後感涙にむせびながらトロフィーを掲げたPatiphanは2018年のワールドカップ予選(このとき15歳)でタイ代表として活躍し神童と呼ばれたものの年齢のためリーグ入りが叶わず2020年にValorantに転向。ValorantではX10 CRITのエースとして世界ベスト8を経験し今年OWに電撃復帰したという異色のキャリアの持ち主。今大会では2年のブランクを感じさせないパフォーマンスでGladsの優勝に貢献したその才能はとどまるところを知らない。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/hbZFLzGXPq.png)
【雑記】
Kickoff Clashの一か月間はあっという間でしたね。正直なところ5v5への移行でOWLは見ている側からすると競技的な面白みが少なくなるだろうと思っていましたが、私個人としては予想以上に楽しむことができました。ただしこの記事を書いている現在第一回目のOW2ベータが終わってしまっているために一般プレイヤーはリーグと同じゲームをプレイできません。マーケティング的にはかなりもったいない状況ですし、もう少し第一回ベータを早い日程にして短期間で終わらせKickoff Clash終了と同時に第二回ベータを開始するように出来たらよかったと思うのですが...。
ここからはOW2全般とリーグのメタの話をします。superの話では"アルファ版では"ソジョーンがOPという話でしたが、ベータが始まってみるとソジョーンは完全な役立たずでソルジャーが強いという状況で、リーグでも最後まで出ずっぱりでした。D.VAが出せない上に盾もないことが多いためにナノバイザーは基本的に止まらず、さすがにしょーもない感が強いdpsメタでした。次の大会はおそらくソルジャーがナーフされたパッチで始まるので、アッシュ・キャスディといったほかのヒットスキャンももっと使われるようになることでしょう。実際ラインハルトやD.VAなどdpsをカバーすることを目的としたタンクが出るときはアッシュキャスディもまあまあな頻度で出ていました(ソルジャーの一番の弱点はファイナルブロウ力が低いことで、これが高いのがアッシュキャスディ等の単発ヒットスキャンです)。ゲンジトレーサーはコンセプトがもうOW2向けですから今後も出るでしょう。リーパーは単体では非常に弱いんですが後述のタンクとしての運用でかなりの採用率となりました。私がベータを触ったときは1から弱くなりすぎていてびっくりしましたが、弱くしておいたのは英断だったかもしれません。
タンクに目を移すと最初期は多くのチームがウィンストンを使い一部のチームがドゥームフィストで結果を残すという感じで、そこからドゥームフィストが対策されてメタはウィンストンorザリアの時代となり、最終的にはほとんど某チームしか使っていなかったラインハルト構成を含めなるべく多くの選択肢を持てるチームが勝ち上がりました。ベータの一般環境と大きく違ったのはオリーサが全くでなかったこと(これは予想できたことではありましたが)、そしてザリアがメタの一角を占めたことです。ザリアは大きくバフされたとはいえメインタンクとしての運用には限界があるヒーローで、自身より前に出てくれる味方がいるときに真価を発揮します。バリアをもらって前に出てから自身のスキルで帰ってくる動きが最も確実にできるのがリーパーで、そのためこのコンビが多くのチームで採用されていました。APACではマーシー付きエコーにバリアを貼って勝負させるチームなんかもありましたがかなり難しそうでした。やはり5v5でのタンクは非常に動き方がシビアで、これまでオフタンクのカバーを前提に強気な動きをするのが常になっていたプレイヤーはかなり苦しんでいます。そしてultが全体的にたまりにくくなっているのでサポートや自身のultを起点にエンゲージするタイプのヒーロー(ウィンストン)は相当きついはずです(ウィンストンはバフが無かったら使い物にならなかったでしょう)。後述しますが次の大会ではゼニヤッタに大きなバフが入るのでもしかしたらボールが出るかも、と予想しておきます。
最後にサポート。ベータ以前には生存能力が高いルシオモイラ以外のサポートは使われないだろうと言われていましたが、蓋を開けてみるとultが回りづらい中スキルでチャンスを作ることができ一部のultに対しての唯一の対抗手段であるスリープダーツを持つアナがトップメタでした。フォーカスターゲットにされながらヒールを回しスキルでクラッチを狙わなければならない大変な役割ですが、今までのどのパッチよりもアナ差がでる環境になっています。もう一人のサポートは基本的にルシオでしたが、高低差が激しいステージやスピブがいらないような構成ではブリギッテもかなりピックされました。OW1を象徴するサポートであるゼニヤッタはカバーがもらいづらい中で脆弱すぎるためほとんど出ませんでしたが、ベータ中に入ったパッチでHPが225になりキックにブープが追加されたため次の大会ではボールトレーサーソルジャーゼニヤッタブリギッテのような形が出る気がします。
London Spitfire 3-2 Florida Mayhem
ベータテスト第一回最後のパッチで行われる今大会。初戦は双方がゼニヤッタ、ソジョーンという強化されたヒーローを固定ピックしての試合となった。形としてはいわゆるポーク構成で、シグマ・ゼニヤッタ・バティスト(ブリギッテ)が固まってプレイし、ソジョーンが積極的にオフアングルを取りに行く。あと一人は多くの場面でトレーサーがピックされたが上記の構成では合わせる味方がいないうえに225HPのゼニヤッタと範囲即時回復を手に入れたバティストを相手にしては影響力が乏しく、FloridaはSomeoneがボールでエンゲージすることでトレーサーを活かそうとしていた。試合は久しぶりの出場となったPokoがシグマをピックしたLondonが2-0とリードし、第5マップまでもつれ込んだものの最後は"Chadi"が見事なフランクシャターで決めた。
San Francisco Shock 3-0 Dallas Fuel
Shockはコントロールで新加入のMikeyyがボールを使用(おそらくこのボールのためにピックアップされたのだと思われる)し、その後はColugeがシグマをプレイした。コントロールは接戦になったがViol2t・FiNNの強力なダブルフレックスサポートをはじめとして多くのメンバーが得意ヒーローでプレイできるポーク構成ではDallasに対して大きく水をあけていたように見える。特にProperはこの試合でも大活躍で、マップごとに違うヒーローをピックしながらクラッチプレイを重ねる離れ業はほかの選手では到底まねできない。一方Dallasは一つのマップの中でも途中でピックがころころ変わる「ミステリーヒーロー状態」で、Kickoff Clashからあまりに大きく変わったメタに対応し切れていない感があった。
Washington Justice 3-1 New York Excelsior
フレックスサポート二人しかいないことがメタ的に幸いしているNYXLと逆にメインサポートのOpenerがバティストを強いられているWashingtonでは前者が有利かに思われたが、第2マップ以降はWashingtonが常に有利な展開になった。トップメタになっているシグマを採用したポーク構成はミラーでプッシュをするのが非常に難しく、その結果第4マップColosseoで3分半近くにらみ合いが続いたようにゼニヤッタかソジョーンによるワンピック待ちの状況に陥りやすい。この試合でWashingtonを強力に後押ししたのがそういった膠着状況を何度も打開したKrillinのゼニヤッタであったことは、今後ゼニヤッタがヒットスキャン枠と並んでキャリーを求められる環境になることを示唆していると言えるだろう。
ベータテスト第一回最後のパッチで行われる今大会。初戦は双方がゼニヤッタ、ソジョーンという強化されたヒーローを固定ピックしての試合となった。形としてはいわゆるポーク構成で、シグマ・ゼニヤッタ・バティスト(ブリギッテ)が固まってプレイし、ソジョーンが積極的にオフアングルを取りに行く。あと一人は多くの場面でトレーサーがピックされたが上記の構成では合わせる味方がいないうえに225HPのゼニヤッタと範囲即時回復を手に入れたバティストを相手にしては影響力が乏しく、FloridaはSomeoneがボールでエンゲージすることでトレーサーを活かそうとしていた。試合は久しぶりの出場となったPokoがシグマをピックしたLondonが2-0とリードし、第5マップまでもつれ込んだものの最後は"Chadi"が見事なフランクシャターで決めた。
San Francisco Shock 3-0 Dallas Fuel
Shockはコントロールで新加入のMikeyyがボールを使用(おそらくこのボールのためにピックアップされたのだと思われる)し、その後はColugeがシグマをプレイした。コントロールは接戦になったがViol2t・FiNNの強力なダブルフレックスサポートをはじめとして多くのメンバーが得意ヒーローでプレイできるポーク構成ではDallasに対して大きく水をあけていたように見える。特にProperはこの試合でも大活躍で、マップごとに違うヒーローをピックしながらクラッチプレイを重ねる離れ業はほかの選手では到底まねできない。一方Dallasは一つのマップの中でも途中でピックがころころ変わる「ミステリーヒーロー状態」で、Kickoff Clashからあまりに大きく変わったメタに対応し切れていない感があった。
Washington Justice 3-1 New York Excelsior
フレックスサポート二人しかいないことがメタ的に幸いしているNYXLと逆にメインサポートのOpenerがバティストを強いられているWashingtonでは前者が有利かに思われたが、第2マップ以降はWashingtonが常に有利な展開になった。トップメタになっているシグマを採用したポーク構成はミラーでプッシュをするのが非常に難しく、その結果第4マップColosseoで3分半近くにらみ合いが続いたようにゼニヤッタかソジョーンによるワンピック待ちの状況に陥りやすい。この試合でWashingtonを強力に後押ししたのがそういった膠着状況を何度も打開したKrillinのゼニヤッタであったことは、今後ゼニヤッタがヒットスキャン枠と並んでキャリーを求められる環境になることを示唆していると言えるだろう。
London Spitfire 3-1 Toronto Defiant
シグマポークを基本にコントロールなどではラインハルトを出すLondonをdpsにソンブラとエコーを採用したウィンストンダイブで崩そうとしたTorontoだが最初の2マップで失敗。第3マップDoradoはHeesuがアッシュに変更して勝利したもののNew Queen Streetではラインハルトミラーに敗れて終戦となった。注目すべきはダイブに対してSparkrがピックしていたキャスディで、ラインハルト構成に対してはフリーで動けることを前提として出されるエコーやソンブラを何度もワンピックして仕事をさせなかった。これでLondonは今大会2連勝で、前大会はかなわなかった予選抜けにすでに大きく近づいている。
Atlanta Reign 3-2 Boston Uprising
Atlantaがポーク/ダイブ構成のタンクとしてドゥームフィストをピック、対するBostonがシグマミラーを有利に運ぶためかメイを採用するという独自性を見せたこの試合、Bostonはコントロール2マップとEichenwaldeでAtlantaが出したドゥームフィストに全く対応できず、スコア以上に差があるように見える内容だった。メタが固まっておらず多くのチームが異なる構成で模索をしている現在、LondonのラインハルトやAtlantaのドゥームフィストのように慣れている構成にマイナーチェンジを施して使用するというのも有効な方針の一つなのかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Vancouver Titans
前回大会王者のGladsと0勝のTitansという、結果は予想するまでもない一戦だったが、内容はTitansが非常によく戦ったと言えるものだった。昨シーズンまで指揮を執ったGladsと喧嘩別れしたDpeiコーチは因縁の相手に対して同じく昨季までGladsで活躍したMirrorをドゥームフィストで起用。コントロールではサポートにルシオ+ゼニヤッタを添えた超攻撃的なダイブであと一歩のところまで迫った。マップ取得こそならなかったものの、今大会は1勝、うまくいけば2勝以上できるかもしれないと思わせるには十分な戦いぶり。
シグマポークを基本にコントロールなどではラインハルトを出すLondonをdpsにソンブラとエコーを採用したウィンストンダイブで崩そうとしたTorontoだが最初の2マップで失敗。第3マップDoradoはHeesuがアッシュに変更して勝利したもののNew Queen Streetではラインハルトミラーに敗れて終戦となった。注目すべきはダイブに対してSparkrがピックしていたキャスディで、ラインハルト構成に対してはフリーで動けることを前提として出されるエコーやソンブラを何度もワンピックして仕事をさせなかった。これでLondonは今大会2連勝で、前大会はかなわなかった予選抜けにすでに大きく近づいている。
Atlanta Reign 3-2 Boston Uprising
Atlantaがポーク/ダイブ構成のタンクとしてドゥームフィストをピック、対するBostonがシグマミラーを有利に運ぶためかメイを採用するという独自性を見せたこの試合、Bostonはコントロール2マップとEichenwaldeでAtlantaが出したドゥームフィストに全く対応できず、スコア以上に差があるように見える内容だった。メタが固まっておらず多くのチームが異なる構成で模索をしている現在、LondonのラインハルトやAtlantaのドゥームフィストのように慣れている構成にマイナーチェンジを施して使用するというのも有効な方針の一つなのかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Vancouver Titans
前回大会王者のGladsと0勝のTitansという、結果は予想するまでもない一戦だったが、内容はTitansが非常によく戦ったと言えるものだった。昨シーズンまで指揮を執ったGladsと喧嘩別れしたDpeiコーチは因縁の相手に対して同じく昨季までGladsで活躍したMirrorをドゥームフィストで起用。コントロールではサポートにルシオ+ゼニヤッタを添えた超攻撃的なダイブであと一歩のところまで迫った。マップ取得こそならなかったものの、今大会は1勝、うまくいけば2勝以上できるかもしれないと思わせるには十分な戦いぶり。
Houston Outlaws 3-2 Washington Justice
前大会ではベンチを温めていたオフタンクプレイヤーがメタに恵まれて出場機会を得ているチーム同士の対決はHoustonに軍配。ハイブリッド・エスコート・プッシュは互角だったがDantehドゥームフィストが活躍したコントロールの2本が勝負を決めた。中盤3ルールは奇をてらうのでなければとりあえずシグマを出しとけという感じになりつつある一方コントロールの構成はチームごとに千差万別で、ボール・ラインハルト・ドゥームフィストといった一芸に秀でているチームがアドバンテージを得ている。
Los Angels Gladiators 3-1 Paris Eternal
コミュニケーション問題からかGlisterをドロップし代わりに歴戦のコンテンダーズ戦士Doveを獲得したParisが王者から1マップを奪った。そのCircuit RoyalではKevsterがファラをピックするなど舐めプもあったもののシグマミラーで完全にVestolaがReinerを上回り(Spaceは某件の渦中にあるためか出場せず)、Gladsにとっては今後に不安を残す内容だったかもしれない。
Atlanta Reign 3-0 Dallas Fuel
この試合はKaiソジョーンがすべてを壊したと言っても過言でない。Lighthouseでの華麗な5Kに始まり、GibraltarではKaiのワンピックが多すぎて第1攻撃ラウンドでほとんどまともなファイトが発生しないという状態に。二位のHawkに二倍以上の差をつける60のFBを獲得したこの無感情なイギリス人は現在のメタで最も恐ろしい選手の一人となっている。
前大会ではベンチを温めていたオフタンクプレイヤーがメタに恵まれて出場機会を得ているチーム同士の対決はHoustonに軍配。ハイブリッド・エスコート・プッシュは互角だったがDantehドゥームフィストが活躍したコントロールの2本が勝負を決めた。中盤3ルールは奇をてらうのでなければとりあえずシグマを出しとけという感じになりつつある一方コントロールの構成はチームごとに千差万別で、ボール・ラインハルト・ドゥームフィストといった一芸に秀でているチームがアドバンテージを得ている。
Los Angels Gladiators 3-1 Paris Eternal
コミュニケーション問題からかGlisterをドロップし代わりに歴戦のコンテンダーズ戦士Doveを獲得したParisが王者から1マップを奪った。そのCircuit RoyalではKevsterがファラをピックするなど舐めプもあったもののシグマミラーで完全にVestolaがReinerを上回り(Spaceは某件の渦中にあるためか出場せず)、Gladsにとっては今後に不安を残す内容だったかもしれない。
Atlanta Reign 3-0 Dallas Fuel
この試合はKaiソジョーンがすべてを壊したと言っても過言でない。Lighthouseでの華麗な5Kに始まり、GibraltarではKaiのワンピックが多すぎて第1攻撃ラウンドでほとんどまともなファイトが発生しないという状態に。二位のHawkに二倍以上の差をつける60のFBを獲得したこの無感情なイギリス人は現在のメタで最も恐ろしい選手の一人となっている。
Florida Mayhem 3-1 Toronto Defiant
Hydronがソジョーンで伸び伸びと動いているFloridaがTorontoに快勝。4マップ中3マップで使用したラインハルト構成では本職のAnamoに代わってSirMajedがルシオを務めるという意外な采配も。Circuit Royalで出場したXziは振るわなかったが本人談では久しぶりのマッチで緊張していたとのことで、伝説のヒットスキャンが試合勘を取り戻しすのが今から楽しみである。
San Francisco Shock 3-0 Boston Uprising
メタがチームに合う方向に傾き、コントロールのMikeyyボールも新人とは思えない働きを見せているなど好材料が尽きないShockは第2マップEichenwalde攻撃を4分近く残して終わらせるとFiNNのAFKを皮切りにトロールに走った。Bostonに目を移すとシグマミラーでのメイピックは一定の成果を収めているもののコントロールのボール構成が微妙で、C9が多発するなどコミュニケーション面の強化も課題か。
Paris Eternal 3-2 New York Excelsior
今季0勝と1勝のtoilet bowl候補対決を制したのはParis。試合が進むにつれて勢いづいたYakiとFloraに苦しめられつつも最後はDoveトレーサーが渾身の連キルを見せて0-99から逆転、待望の初勝利を飾った。チーム全体のフォーカスが合わない場面が散見されるNYXLは前日に3人目のフレックスサポートを獲得(しかもアンダーエイジ)と、何から何までちぐはぐなシーズンになっている。
Houston Outlaws 3-0 Vancouver Titans
Glads戦での戦いぶりからこのマッチアップでは勝機があるかに思われたTitansだが良いところなく敗北。頼みの綱であるMirrorドゥームフィストも同ヒーローのノウハウがあるHouston相手には通じず、マクロ面で大きなミスがあったというよりは個々人の力量差で単純に押し切られたというような苦しい内容だった。Houstonは今大会予選の成績を2-0とし、この後GladsとAtlantaという強敵が続くものの予選抜けはすぐそこまで来ていると言っていいだろう。
Hydronがソジョーンで伸び伸びと動いているFloridaがTorontoに快勝。4マップ中3マップで使用したラインハルト構成では本職のAnamoに代わってSirMajedがルシオを務めるという意外な采配も。Circuit Royalで出場したXziは振るわなかったが本人談では久しぶりのマッチで緊張していたとのことで、伝説のヒットスキャンが試合勘を取り戻しすのが今から楽しみである。
San Francisco Shock 3-0 Boston Uprising
メタがチームに合う方向に傾き、コントロールのMikeyyボールも新人とは思えない働きを見せているなど好材料が尽きないShockは第2マップEichenwalde攻撃を4分近く残して終わらせるとFiNNのAFKを皮切りにトロールに走った。Bostonに目を移すとシグマミラーでのメイピックは一定の成果を収めているもののコントロールのボール構成が微妙で、C9が多発するなどコミュニケーション面の強化も課題か。
Paris Eternal 3-2 New York Excelsior
今季0勝と1勝のtoilet bowl候補対決を制したのはParis。試合が進むにつれて勢いづいたYakiとFloraに苦しめられつつも最後はDoveトレーサーが渾身の連キルを見せて0-99から逆転、待望の初勝利を飾った。チーム全体のフォーカスが合わない場面が散見されるNYXLは前日に3人目のフレックスサポートを獲得(しかもアンダーエイジ)と、何から何までちぐはぐなシーズンになっている。
Houston Outlaws 3-0 Vancouver Titans
Glads戦での戦いぶりからこのマッチアップでは勝機があるかに思われたTitansだが良いところなく敗北。頼みの綱であるMirrorドゥームフィストも同ヒーローのノウハウがあるHouston相手には通じず、マクロ面で大きなミスがあったというよりは個々人の力量差で単純に押し切られたというような苦しい内容だった。Houstonは今大会予選の成績を2-0とし、この後GladsとAtlantaという強敵が続くものの予選抜けはすぐそこまで来ていると言っていいだろう。
Los Angels Valiant 3-2 Philadelphia Fusion
APACのMidseason Madness初戦はコアメンバーを大きく入れ替えたValiantが現在ランク2位のPhillyに逆転勝ち。Bostonから放出の憂き目にあったばかりのMarve1とAPACチームのベンチを転々としてきたMollyが鬱憤を晴らすかのような鋭いプレーを見せ、EzhanとInnovationの元TeamCCコンビも多くのキルを奪った。Phillyは前半こそ押せ押せムードだったが、Gibraltarで防衛をうまくまとめられずに落とすとNew Queen StreetでValiantが出してきたソンブラソジョーンザリアルシオゼニヤッタという気味の悪い構成に手も足も出ず完全に調子が狂ってしまった。
Seoul Dynasty 3-2 Chengdu Hunters
現APAC王者のSeoulと得意のボールがやっと使える状態になったChengduの注目の一戦はSeoulがドゥームフィストとシグマ、Chengduが予想通りボールを主に使用。コントロールでChengduが使用したボールトレーサーソンブラによるフルダイブは昨年彼らが得意としていたものとほとんど変わらないということもあって素晴らしい連携だったが、Jinmuソンブラに対する執拗なスパイチェックやult負けしている場面でのProfitトレーサーのワンピックなど対応力と勝負強さを見せたSeoulが接戦を勝ち切った。メタについて話をするとソジョーンが多くのマップで主力になっているのはNAと変わらないがコントロールなどでソンブラのピックが目立っており、NAでは使ったチームが軒並み負けているこのヒーローをAPACチームがどのように組み込んでいくのか目が離せない。
APACのMidseason Madness初戦はコアメンバーを大きく入れ替えたValiantが現在ランク2位のPhillyに逆転勝ち。Bostonから放出の憂き目にあったばかりのMarve1とAPACチームのベンチを転々としてきたMollyが鬱憤を晴らすかのような鋭いプレーを見せ、EzhanとInnovationの元TeamCCコンビも多くのキルを奪った。Phillyは前半こそ押せ押せムードだったが、Gibraltarで防衛をうまくまとめられずに落とすとNew Queen StreetでValiantが出してきたソンブラソジョーンザリアルシオゼニヤッタという気味の悪い構成に手も足も出ず完全に調子が狂ってしまった。
Seoul Dynasty 3-2 Chengdu Hunters
現APAC王者のSeoulと得意のボールがやっと使える状態になったChengduの注目の一戦はSeoulがドゥームフィストとシグマ、Chengduが予想通りボールを主に使用。コントロールでChengduが使用したボールトレーサーソンブラによるフルダイブは昨年彼らが得意としていたものとほとんど変わらないということもあって素晴らしい連携だったが、Jinmuソンブラに対する執拗なスパイチェックやult負けしている場面でのProfitトレーサーのワンピックなど対応力と勝負強さを見せたSeoulが接戦を勝ち切った。メタについて話をするとソジョーンが多くのマップで主力になっているのはNAと変わらないがコントロールなどでソンブラのピックが目立っており、NAでは使ったチームが軒並み負けているこのヒーローをAPACチームがどのように組み込んでいくのか目が離せない。
London Spitfire 3-0 New York Excelsior
好調のLondonが不振にあえぐNYXLを一蹴。NYXLは第1マップColosseoでオリーサをピックするという奇策に出たものの大失敗。その後は本命であろうボール構成で挑むもののマップを奪うことはできなかった。TitansやValiantが競合相手にも良い試合を見せる中一向にチームプレーが改善しないNYXLはメカニクスに優れるプレイヤーを集めただけでは現在のリーグでは勝てないということの好例となってしまっている。
Dallas Fuel 3-0 Florida Mayhem
お互いがラインハルト、ボール、ウィンストンと多くの構成を使い分けたこの試合、スコアは3-0だが内容は非常に拮抗しており、ビッグプレイだけでなくほんの少しのミスが勝負を分けた。目立っていたのはPOTMに選ばれたGuriyoのソジョーンで、Kickoff ClashではGibraltarとCircuit Royalでぎりぎり及第点という感じのウィドウの出来だっただけに、ウィドウ以上にキャリーが求められるソジョーンで彼が活躍しているのはDallasにとってこの上ない朗報と言えるだろう。
Atlanta Reign 3-1 Vancouver Titans
ドゥームフィストにトレーサーソンブラを合わせる攻撃的な構成で第1マップNew Queen Streetを奪ったTitansだったが、高台の重要さからソジョーンミラーをせざるを得ないDorado、EichenwaldeではAtlantaが上回り、第4マップOasisでもドゥームフィスト+ソジョーンのミラーでAtlantaが蹴りをつけた(Oasisはソンブラが出せるマップの一つだが、TitansはShockwaveがソジョーンをピック)。0-9となってしまったTitansだが内容は悪くないと言える試合が続いており、初勝利はきっと遠くないはず。
Hangzhou Spark 3-0 Guangzhou Charge
お互いがメタに忠実なポーク系の構成を使用するスローペースな試合となったが、ソジョーンに適応したShyが圧倒的な存在感を放ったSparkがストレート勝利。前大会では予選を一位通過したもののプレイオフで残念な結果に終わったSparkは今大会こそ結果を残して本当の意味で上位陣の仲間入りを果たしたいところ。
Seoul Dynasty 3-0 Shanghai Dragons
優勝争いの一角をなす因縁の対決は前回に続きSeoulに軍配。Fitsのハンゾーとソジョーンでの度重なるワンピックが目立ったが、これまでウィンストン以外のヒーローは「一応リーグで出せる」レベルだったSmurfが今シーズンを通してザリア・ドゥームフィストで大きく成長していることが結果に表れた試合でもあった。Iliosで出場したStalk3rも普段はベンチ要員ながら及第点を大きく上回るパフォーマンスを見せているなどSeoulのステージ2連覇に向けた道のりは明るい。
Chengdu Hunters 3-1 Philadelphia Fusion
このマッチアップではリーグ史を通して勝利が一回のみとChengduをかなり苦手としているPhilly。Lijiang Towerを取ったものの、エコーとすっかりオフメタになった感のあるゲンジで縦横無尽に動き回るJinmuに対応できず立て続けにマップを落とした。これでPhillyは今大会予選のスコアを0-2としプレイオフ進出がかなり怪しくなってきている。
好調のLondonが不振にあえぐNYXLを一蹴。NYXLは第1マップColosseoでオリーサをピックするという奇策に出たものの大失敗。その後は本命であろうボール構成で挑むもののマップを奪うことはできなかった。TitansやValiantが競合相手にも良い試合を見せる中一向にチームプレーが改善しないNYXLはメカニクスに優れるプレイヤーを集めただけでは現在のリーグでは勝てないということの好例となってしまっている。
Dallas Fuel 3-0 Florida Mayhem
お互いがラインハルト、ボール、ウィンストンと多くの構成を使い分けたこの試合、スコアは3-0だが内容は非常に拮抗しており、ビッグプレイだけでなくほんの少しのミスが勝負を分けた。目立っていたのはPOTMに選ばれたGuriyoのソジョーンで、Kickoff ClashではGibraltarとCircuit Royalでぎりぎり及第点という感じのウィドウの出来だっただけに、ウィドウ以上にキャリーが求められるソジョーンで彼が活躍しているのはDallasにとってこの上ない朗報と言えるだろう。
Atlanta Reign 3-1 Vancouver Titans
ドゥームフィストにトレーサーソンブラを合わせる攻撃的な構成で第1マップNew Queen Streetを奪ったTitansだったが、高台の重要さからソジョーンミラーをせざるを得ないDorado、EichenwaldeではAtlantaが上回り、第4マップOasisでもドゥームフィスト+ソジョーンのミラーでAtlantaが蹴りをつけた(Oasisはソンブラが出せるマップの一つだが、TitansはShockwaveがソジョーンをピック)。0-9となってしまったTitansだが内容は悪くないと言える試合が続いており、初勝利はきっと遠くないはず。
Hangzhou Spark 3-0 Guangzhou Charge
お互いがメタに忠実なポーク系の構成を使用するスローペースな試合となったが、ソジョーンに適応したShyが圧倒的な存在感を放ったSparkがストレート勝利。前大会では予選を一位通過したもののプレイオフで残念な結果に終わったSparkは今大会こそ結果を残して本当の意味で上位陣の仲間入りを果たしたいところ。
Seoul Dynasty 3-0 Shanghai Dragons
優勝争いの一角をなす因縁の対決は前回に続きSeoulに軍配。Fitsのハンゾーとソジョーンでの度重なるワンピックが目立ったが、これまでウィンストン以外のヒーローは「一応リーグで出せる」レベルだったSmurfが今シーズンを通してザリア・ドゥームフィストで大きく成長していることが結果に表れた試合でもあった。Iliosで出場したStalk3rも普段はベンチ要員ながら及第点を大きく上回るパフォーマンスを見せているなどSeoulのステージ2連覇に向けた道のりは明るい。
Chengdu Hunters 3-1 Philadelphia Fusion
このマッチアップではリーグ史を通して勝利が一回のみとChengduをかなり苦手としているPhilly。Lijiang Towerを取ったものの、エコーとすっかりオフメタになった感のあるゲンジで縦横無尽に動き回るJinmuに対応できず立て続けにマップを落とした。これでPhillyは今大会予選のスコアを0-2としプレイオフ進出がかなり怪しくなってきている。
Toronto Defiant 3-1 Washington Justice
微妙な結果を出し続けているフルコリアンロスター同士の対決はお互いがドゥームフィストを中心に戦い、まさにそのドゥームフィストで大きな差が生まれることとなった。WashingtonのKaliosがスロッピーなプレイに終始した一方でTorontoのMuzeはPOTMに選ばれる活躍を見せ、Gibraltarでは連続で3人を環境キルするクラッチプレイも披露した。WashingtonはメインタンクのMagがドゥームフィストを苦手としているためにKaliosが出場したと思われるが、現環境であればボールやシグマ、ラインハルト等ほかのタンクも十分使えることから無理にドゥームフィストにこだわらない方が結果につながるのではないだろうか。
San Francisco Shock 3-1 Atlanta Reign
今大会の優勝候補筆頭Shockが宿敵その2Atlantaを下して予選無敗をキープ。ソジョーンがフリーになりやすいシグマ構成のミラーではAtlantaが互角以上に戦ったものの、コントロールとプッシュではMikeyyボールとProperトレーサーがすべてを破壊した。Atlantaは現在のメタで優勝候補の一角であることに変わりはないが、今日のようにKaiがハードフォーカスされたりそもそもソジョーンが刺さりづらいフルダイブの構成を相手にした時の対抗策が今後必要とされるだろう。
Dallas Fuel 3-0 Vancouver Titans
3つのマップ中2つでOTまでもつれる接戦になりはしたが、終わってみるとDallasのストレート勝利。予選成績を1-2として落とすわけにかないこの一戦でDallasが出したのはウィンストンで、Dallasらしい息の合ったハイダイブでTitansのバックラインを瞬殺した。前線の火力不足からダイブに弱いダブルフレックスサポートがピックされることの多い現環境の穴を見事に突いた作戦勝ちと言える。
Los Angels Valiant 3-1 Guangzhou Charge
前回大会終盤で連敗記録を断ち切ってから好調のValiantがChargeにもリベンジを果たして2連勝。MTでありながらシグマやドゥームフィストがプレイできるMarve1のピックアップはほとんどザリアワントリックのSasin一人しかタンクがいなかったValiantにとってベストであったと言えるだろう(運営の資金不足から選手とコーチがMarve1の給料を負担しているという噂もあるが)。一方のChargeはいつも通りのChargeという感じで覇気がなく、Valiantの成長でついにAPACの底に転落したように見える。
Hangzhou Spark 3-0 Shanghai Dragons
二戦目はShanghaiがまさかの二日連続ストレート負け。dps陣はそこそこキルが取れているが昨年はファーストピックが非常に多かったIzayakiゼニヤッタが沈黙しており、サポート二人の先落ちも目立っている。ここから先は仮説になるが現在のLip/Fleta/Void/Izayaki/Bebeというロスターは昨年のShanghaiで「前に出る」担当だったFateとLeeJaeGonの両方を欠いており(LJGは前に出すぎていたが)、これがイーブンな状況からなかなか押し込むことができない現在の苦境の原因になっているのではないだろうか。
微妙な結果を出し続けているフルコリアンロスター同士の対決はお互いがドゥームフィストを中心に戦い、まさにそのドゥームフィストで大きな差が生まれることとなった。WashingtonのKaliosがスロッピーなプレイに終始した一方でTorontoのMuzeはPOTMに選ばれる活躍を見せ、Gibraltarでは連続で3人を環境キルするクラッチプレイも披露した。WashingtonはメインタンクのMagがドゥームフィストを苦手としているためにKaliosが出場したと思われるが、現環境であればボールやシグマ、ラインハルト等ほかのタンクも十分使えることから無理にドゥームフィストにこだわらない方が結果につながるのではないだろうか。
San Francisco Shock 3-1 Atlanta Reign
今大会の優勝候補筆頭Shockが宿敵その2Atlantaを下して予選無敗をキープ。ソジョーンがフリーになりやすいシグマ構成のミラーではAtlantaが互角以上に戦ったものの、コントロールとプッシュではMikeyyボールとProperトレーサーがすべてを破壊した。Atlantaは現在のメタで優勝候補の一角であることに変わりはないが、今日のようにKaiがハードフォーカスされたりそもそもソジョーンが刺さりづらいフルダイブの構成を相手にした時の対抗策が今後必要とされるだろう。
Dallas Fuel 3-0 Vancouver Titans
3つのマップ中2つでOTまでもつれる接戦になりはしたが、終わってみるとDallasのストレート勝利。予選成績を1-2として落とすわけにかないこの一戦でDallasが出したのはウィンストンで、Dallasらしい息の合ったハイダイブでTitansのバックラインを瞬殺した。前線の火力不足からダイブに弱いダブルフレックスサポートがピックされることの多い現環境の穴を見事に突いた作戦勝ちと言える。
Los Angels Valiant 3-1 Guangzhou Charge
前回大会終盤で連敗記録を断ち切ってから好調のValiantがChargeにもリベンジを果たして2連勝。MTでありながらシグマやドゥームフィストがプレイできるMarve1のピックアップはほとんどザリアワントリックのSasin一人しかタンクがいなかったValiantにとってベストであったと言えるだろう(運営の資金不足から選手とコーチがMarve1の給料を負担しているという噂もあるが)。一方のChargeはいつも通りのChargeという感じで覇気がなく、Valiantの成長でついにAPACの底に転落したように見える。
Hangzhou Spark 3-0 Shanghai Dragons
二戦目はShanghaiがまさかの二日連続ストレート負け。dps陣はそこそこキルが取れているが昨年はファーストピックが非常に多かったIzayakiゼニヤッタが沈黙しており、サポート二人の先落ちも目立っている。ここから先は仮説になるが現在のLip/Fleta/Void/Izayaki/Bebeというロスターは昨年のShanghaiで「前に出る」担当だったFateとLeeJaeGonの両方を欠いており(LJGは前に出すぎていたが)、これがイーブンな状況からなかなか押し込むことができない現在の苦境の原因になっているのではないだろうか。
San Francisco Shock 3-1 Florida Mayhem
徐々に試合勘を取り戻しつつあるXziのソジョーンが活躍し第1マップColosseoを奪ったFloridaだったがdps陣がラウンド中にこまめにピックを変えて対応してくるShockに僅差で及ばず敗北。シグマミラーで本職のColugeに後れを取るためかSomeoneがラインハルトをピックする場面が多く、Adamを大会前に放出してしまったことがやや悔やまれる結果になっている。
Los Angels Gladiators 3-0 Houston Outlaws
第1マップNew Queen Streetで逆転を目前にしてロボットから離れる特大C9を犯したHoustonはなんと第2マップGibraltarでも第4ラウンド防衛OTでC9。あまりの出来事に戦意を喪失したか第3マップEichenwaldeは第一ポイントも取れず敗北し、その他の内容は悪くなかっただけに非常に残念なマッチになってしまった。
Boston Uprising 3-0 Paris Eternal
一週間前の試合ではShcokにボコボコにされたBostonだが、この日はPunkドゥームフィスト&Valentineゲンジのコンビネーションダイブ、多くのキルを生んだCrimzo&MCDのフレックスサポートデュオと全員が良い働きを見せて完勝。対するParisは新しい構成で苦労しているのかバラバラな動きが目立ち、一人ずつBostonのエリアに足を踏み入れては消えていった。
徐々に試合勘を取り戻しつつあるXziのソジョーンが活躍し第1マップColosseoを奪ったFloridaだったがdps陣がラウンド中にこまめにピックを変えて対応してくるShockに僅差で及ばず敗北。シグマミラーで本職のColugeに後れを取るためかSomeoneがラインハルトをピックする場面が多く、Adamを大会前に放出してしまったことがやや悔やまれる結果になっている。
Los Angels Gladiators 3-0 Houston Outlaws
第1マップNew Queen Streetで逆転を目前にしてロボットから離れる特大C9を犯したHoustonはなんと第2マップGibraltarでも第4ラウンド防衛OTでC9。あまりの出来事に戦意を喪失したか第3マップEichenwaldeは第一ポイントも取れず敗北し、その他の内容は悪くなかっただけに非常に残念なマッチになってしまった。
Boston Uprising 3-0 Paris Eternal
一週間前の試合ではShcokにボコボコにされたBostonだが、この日はPunkドゥームフィスト&Valentineゲンジのコンビネーションダイブ、多くのキルを生んだCrimzo&MCDのフレックスサポートデュオと全員が良い働きを見せて完勝。対するParisは新しい構成で苦労しているのかバラバラな動きが目立ち、一人ずつBostonのエリアに足を踏み入れては消えていった。
Philadelphia Fusion 3-2 Hangzhou Spark
毎シーズン良いスタートを切りつつタイトルに手が届かない両チームの戦いはすんでのところでリバーススウィープを食い止めたFusionが安堵の勝利(Fusionがフルゲームの試合に勝つのは二年ぶりらしい)。先週あまりにも悲惨なスタッツを記録したCarpeは今回出場せず、ヒットスキャンはMN3が務めた。SparkはShyの圧倒的な個人技でここまでストレート勝ちが二試合連続していたが、この試合は甘いオブジェクトコントロールの隙をつかれた場面が多かった。
Chengdu Hunters 3-1Guangzhou Charge
Chargeはこの日好調のChoisehwanを中心に予想よりもはるかに良い戦いぶりを見せ、前半こそChengduのエースLeaveを抑え込んだが後半はGa9aがボールからウィンストンにスワップしてより強気な攻めに出たChengduの勢いを止められず。Chengduはこれで2-1(1敗はSeoul)として上々の前半戦を終え、Guangzhouは0-3で今大会も1勝できるかがぎりぎりのラインになりそう。
毎シーズン良いスタートを切りつつタイトルに手が届かない両チームの戦いはすんでのところでリバーススウィープを食い止めたFusionが安堵の勝利(Fusionがフルゲームの試合に勝つのは二年ぶりらしい)。先週あまりにも悲惨なスタッツを記録したCarpeは今回出場せず、ヒットスキャンはMN3が務めた。SparkはShyの圧倒的な個人技でここまでストレート勝ちが二試合連続していたが、この試合は甘いオブジェクトコントロールの隙をつかれた場面が多かった。
Chengdu Hunters 3-1Guangzhou Charge
Chargeはこの日好調のChoisehwanを中心に予想よりもはるかに良い戦いぶりを見せ、前半こそChengduのエースLeaveを抑え込んだが後半はGa9aがボールからウィンストンにスワップしてより強気な攻めに出たChengduの勢いを止められず。Chengduはこれで2-1(1敗はSeoul)として上々の前半戦を終え、Guangzhouは0-3で今大会も1勝できるかがぎりぎりのラインになりそう。
London Spitfire 3-0 Paris Eternal
EichenwaldeでBackboneをブリギッテ/ゼニヤッタとして起用するなど新しい試みを見せたLondonが堂々の4勝目。Parisは個人のミスの多さもさることながらultの使い方が非常に拙く、複数のultを切って負けるファイトが何回もあったのが一番の問題点か。両チーム2021年からほぼ完全なEUロスター化を図り、昨季はParisが一定の結果を残しLondonがNAの底に沈むという対照があったものの今季はそれが完全に逆転している。
Houston Outlaws 3-2 Atlanta Reign
第2マップ終了後にHouston側に回線問題が発生し40分近い中断があったこの試合、トラブルにもかかわらずHoustonは高いパフォーマンスを維持し、第5マップ最終ラウンド99-99でほぼ負け確の状況からナノを受けたLastroルシオが粘ってAtlantaのC9を誘発した。試合全体を見るとAtlantaはKaiソジョーンの代わりにNeroソンブラを起用したダイブを試しており、一部マップでメタがポークからダイブ主体に移行しつつある中での試験という意味合いも大きかったかもしれない(あまりに白熱した展開になったためにAtlantaの選手陣は試合終了直後落胆を隠せなかったが)。
Los Angels Gladiators 3-1 Toronto Defiant
ウィンストンとボール2種類のダイブを使い分けてIliosを制したTorontoだったが後が続かず。これまでドゥームフィストやボールを使わなかったチームがそれらのヒーローに手を出しつつある中しばらく前からドゥームフィストを使い続けているGladsは有利な状態で戦えており、どのロールでも「有効な」控え選手がいて多くの構成をトップレベルで用意できるという点もやはりほかのチームにない強みと言える。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
APAC現王者と最下位のマッチアップは言うまでもなく前者のストレート勝ち。第1マップのColosseoはまあまあ競ったゲームになったもののその後はChargeがほとんどキルを取れずあまりにも一方的な内容に。POTMは三種のタンクで活躍したSmurfが選ばれたが、ProfitとFitsがファイト前に多くのワンピックを生み続けている状況では彼もやりがいがなかったのではなかろうか。
Chengdu Hunters 3-0 Los Angels Valiant
接戦も予想されたこのカードだが好調のJinmuゲンジとGa9aウィンストンがValiantを粉砕。ValiantはSasinが先発に復帰しFusionに一泡吹かせたザリア+ゼニルシオ構成を披露したが昨年のような勢いを取り戻したChengduには及ばなかった。今大会予選の戦績を2-1として未だ勝ち越しをキープしているValiantだが残す試合はShanghai、Seoul、Sparkとなかなか厳しく、この試合のストレート負けが響いてくるような気がする。
Shanghai Dragons 3-0 Philadelphia Fusion
今予選で1マップも取れていなかったShanghaiはついにダブルフレックスサポートをあきらめ、LeeJaeGonブリギッテとFateボールを先発に復帰させた。この変更が功を奏したか今季何度も負けているFusionに対して良い内容でストレート勝ち。Moonコーチがチーム状況を説明する動画を出すという異例の事態を引き起こした長い不調から好転の兆しが見えている。
EichenwaldeでBackboneをブリギッテ/ゼニヤッタとして起用するなど新しい試みを見せたLondonが堂々の4勝目。Parisは個人のミスの多さもさることながらultの使い方が非常に拙く、複数のultを切って負けるファイトが何回もあったのが一番の問題点か。両チーム2021年からほぼ完全なEUロスター化を図り、昨季はParisが一定の結果を残しLondonがNAの底に沈むという対照があったものの今季はそれが完全に逆転している。
Houston Outlaws 3-2 Atlanta Reign
第2マップ終了後にHouston側に回線問題が発生し40分近い中断があったこの試合、トラブルにもかかわらずHoustonは高いパフォーマンスを維持し、第5マップ最終ラウンド99-99でほぼ負け確の状況からナノを受けたLastroルシオが粘ってAtlantaのC9を誘発した。試合全体を見るとAtlantaはKaiソジョーンの代わりにNeroソンブラを起用したダイブを試しており、一部マップでメタがポークからダイブ主体に移行しつつある中での試験という意味合いも大きかったかもしれない(あまりに白熱した展開になったためにAtlantaの選手陣は試合終了直後落胆を隠せなかったが)。
Los Angels Gladiators 3-1 Toronto Defiant
ウィンストンとボール2種類のダイブを使い分けてIliosを制したTorontoだったが後が続かず。これまでドゥームフィストやボールを使わなかったチームがそれらのヒーローに手を出しつつある中しばらく前からドゥームフィストを使い続けているGladsは有利な状態で戦えており、どのロールでも「有効な」控え選手がいて多くの構成をトップレベルで用意できるという点もやはりほかのチームにない強みと言える。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
APAC現王者と最下位のマッチアップは言うまでもなく前者のストレート勝ち。第1マップのColosseoはまあまあ競ったゲームになったもののその後はChargeがほとんどキルを取れずあまりにも一方的な内容に。POTMは三種のタンクで活躍したSmurfが選ばれたが、ProfitとFitsがファイト前に多くのワンピックを生み続けている状況では彼もやりがいがなかったのではなかろうか。
Chengdu Hunters 3-0 Los Angels Valiant
接戦も予想されたこのカードだが好調のJinmuゲンジとGa9aウィンストンがValiantを粉砕。ValiantはSasinが先発に復帰しFusionに一泡吹かせたザリア+ゼニルシオ構成を披露したが昨年のような勢いを取り戻したChengduには及ばなかった。今大会予選の戦績を2-1として未だ勝ち越しをキープしているValiantだが残す試合はShanghai、Seoul、Sparkとなかなか厳しく、この試合のストレート負けが響いてくるような気がする。
Shanghai Dragons 3-0 Philadelphia Fusion
今予選で1マップも取れていなかったShanghaiはついにダブルフレックスサポートをあきらめ、LeeJaeGonブリギッテとFateボールを先発に復帰させた。この変更が功を奏したか今季何度も負けているFusionに対して良い内容でストレート勝ち。Moonコーチがチーム状況を説明する動画を出すという異例の事態を引き起こした長い不調から好転の兆しが見えている。
San Francisco Shock 3-0 Vancouver Titans
ウィンストンの練習のためかMikeyyがフル出場したShockが貫録の勝利。TitansはKing's Rowで開幕3人を連続キルしたShockwaveハンゾーやナノを受けて何度もShockのダイブを跳ね返したAztacゼニヤッタなど良い場面はあったもののマップ終盤を取り切るための連携が欠けていた。11-0とその逆という対照的な成績になっているこの2チームがかつてはOWLの覇権をかけて激戦を繰り広げていた、というのはもはや昔話になってしまっている。
Los Angels Gladiators 3-1 Washington Justice
Washingtonは規定年齢を迎えた期待のフレックスサポートVigilanteが初出場。しかしReinerが攻めでホッグをピックした第3マップDorado以外を取ることができず敗北、予選抜けがかなり厳しくなってきた。Kaliosに代わってMagがボールをプレイした後半のほうが内容は良かったため今後はボールやウィンストンを主体にチームの組み立てがなされるかもしれない。
Toronto Defiant 3-2Paris Eternal
Parisがボール軸に移行しドゥームフィストでもDaanが改善を見せたために予想よりはるかに接戦となったが、最後はHeesuがソジョーンでDoveとWubを格付けして勝負を決めた。Torontoは次の試合に勝てば予選抜け確定、負けても他のチーム(Florida、Washington、Boston)の結果次第で予選抜けの可能性がある。
※筆者は今まで勘違いしていましたがMidseason Madnessのトーナメント行きはKickoff Clashの予選・トーナメントとMidseason Madnessの予選のポイント合計で決まるようです。week3 day3終了時のNAのリーダーボードは以下の通りです。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/icwyJioquQ.png)
Seoul Dynasty 3-0 Hangzhou Spark
Sparkは開幕から姿を見せていなかったArchitectがなんとサポートで出場。アナ、ブリギッテ、バティストをプレイした。dpsに4人、タンクに3人を抱えるSparkだがサポートはフレックスのIrony、メインのSuperichしかおらず、ダブルフレックスの可能性を試すためのコンバートと思われる。実はArchitectがサポートで出場するのはこれが初めてではなく、二年前Shockに在籍していたころゼニヤッタ以外でCrustyからの評価が低かったViol2tの代わりにアナをプレイしていたという実績がある(当然Twilightの加入前)。
Shanghai Dragons 3-0 Los Angels Valiant
FateとLJGの復帰で積極性を取り戻したShanghaiが予選抜けぎりぎりのラインにいたValiantを一蹴。Midseason Madness予選だけで見れば今のところ2-2のValiantだが前回大会を合わせると3-7となり、大会の形式が災いしてトーナメント行きの望みが絶たれてしまった。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/hC2qm2nL_a.png)
PhillyはChargeとSeoul戦、ChengduはShanghaiとSpark戦を残している。Phillyはポイントでリードしつつもマップ差で負けているため2勝して安心したいところだが、最終戦は鬼門のSeoul。
ウィンストンの練習のためかMikeyyがフル出場したShockが貫録の勝利。TitansはKing's Rowで開幕3人を連続キルしたShockwaveハンゾーやナノを受けて何度もShockのダイブを跳ね返したAztacゼニヤッタなど良い場面はあったもののマップ終盤を取り切るための連携が欠けていた。11-0とその逆という対照的な成績になっているこの2チームがかつてはOWLの覇権をかけて激戦を繰り広げていた、というのはもはや昔話になってしまっている。
Los Angels Gladiators 3-1 Washington Justice
Washingtonは規定年齢を迎えた期待のフレックスサポートVigilanteが初出場。しかしReinerが攻めでホッグをピックした第3マップDorado以外を取ることができず敗北、予選抜けがかなり厳しくなってきた。Kaliosに代わってMagがボールをプレイした後半のほうが内容は良かったため今後はボールやウィンストンを主体にチームの組み立てがなされるかもしれない。
Toronto Defiant 3-2Paris Eternal
Parisがボール軸に移行しドゥームフィストでもDaanが改善を見せたために予想よりはるかに接戦となったが、最後はHeesuがソジョーンでDoveとWubを格付けして勝負を決めた。Torontoは次の試合に勝てば予選抜け確定、負けても他のチーム(Florida、Washington、Boston)の結果次第で予選抜けの可能性がある。
※筆者は今まで勘違いしていましたがMidseason Madnessのトーナメント行きはKickoff Clashの予選・トーナメントとMidseason Madnessの予選のポイント合計で決まるようです。week3 day3終了時のNAのリーダーボードは以下の通りです。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/icwyJioquQ.png)
Seoul Dynasty 3-0 Hangzhou Spark
Sparkは開幕から姿を見せていなかったArchitectがなんとサポートで出場。アナ、ブリギッテ、バティストをプレイした。dpsに4人、タンクに3人を抱えるSparkだがサポートはフレックスのIrony、メインのSuperichしかおらず、ダブルフレックスの可能性を試すためのコンバートと思われる。実はArchitectがサポートで出場するのはこれが初めてではなく、二年前Shockに在籍していたころゼニヤッタ以外でCrustyからの評価が低かったViol2tの代わりにアナをプレイしていたという実績がある(当然Twilightの加入前)。
Shanghai Dragons 3-0 Los Angels Valiant
FateとLJGの復帰で積極性を取り戻したShanghaiが予選抜けぎりぎりのラインにいたValiantを一蹴。Midseason Madness予選だけで見れば今のところ2-2のValiantだが前回大会を合わせると3-7となり、大会の形式が災いしてトーナメント行きの望みが絶たれてしまった。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/hC2qm2nL_a.png)
PhillyはChargeとSeoul戦、ChengduはShanghaiとSpark戦を残している。Phillyはポイントでリードしつつもマップ差で負けているため2勝して安心したいところだが、最終戦は鬼門のSeoul。
London Spitfire 3-2 Washington Justice
すでに予選抜けを決めているLondonに対し後がないWashingtonが0-2から追いつく猛攻を見せたが最終コントロールLijiang TowerではLondonがラインハルト構成の完成度の違いを見せて勝利。これによってWashingtonの予選落ちとTorontoの予選抜けが確定した(残る1枠はFloridaかBoston)。
Dallas Fuel 3-2 New York Excelsior
ここまでほとんど良いところを見せられていないNYXLがYakiゲンジ、Floraトレーサー、Kellanドゥームフィストを中心としたフルダイブでDallasにあと一歩のところまで迫った。トレーサーでは世界屈指のメカニクスを誇る一方単独行動が目立つYakiもこの日はゲンジで最高のプレイを見せ、Dallasがボール+ルシオモイラのラッシュダイブを用意していなかったら間違いなくNYXLが勝っていただろう。
Florida Mayhem 3-2 Boston Uprising
両者プレーオフ行きがかかった大事な一戦に勝利したのはFlorida。序盤は低調なパフォーマンスであっという間に0-2とされたがここからXziソジョーンが覚醒。接戦となったマップ3、4、5を次々ものにして歓喜のリバーススウィープを決めた。これで最終週を残してNAの予選結果が確定。上から順にShock、Glads、Dallas、London、Houston、Atlanta、Florida、TorontoがAPACチームも交えたMidseason Madness決勝トーナメントのためにハワイへ飛ぶ。
すでに予選抜けを決めているLondonに対し後がないWashingtonが0-2から追いつく猛攻を見せたが最終コントロールLijiang TowerではLondonがラインハルト構成の完成度の違いを見せて勝利。これによってWashingtonの予選落ちとTorontoの予選抜けが確定した(残る1枠はFloridaかBoston)。
Dallas Fuel 3-2 New York Excelsior
ここまでほとんど良いところを見せられていないNYXLがYakiゲンジ、Floraトレーサー、Kellanドゥームフィストを中心としたフルダイブでDallasにあと一歩のところまで迫った。トレーサーでは世界屈指のメカニクスを誇る一方単独行動が目立つYakiもこの日はゲンジで最高のプレイを見せ、Dallasがボール+ルシオモイラのラッシュダイブを用意していなかったら間違いなくNYXLが勝っていただろう。
Florida Mayhem 3-2 Boston Uprising
両者プレーオフ行きがかかった大事な一戦に勝利したのはFlorida。序盤は低調なパフォーマンスであっという間に0-2とされたがここからXziソジョーンが覚醒。接戦となったマップ3、4、5を次々ものにして歓喜のリバーススウィープを決めた。これで最終週を残してNAの予選結果が確定。上から順にShock、Glads、Dallas、London、Houston、Atlanta、Florida、TorontoがAPACチームも交えたMidseason Madness決勝トーナメントのためにハワイへ飛ぶ。
Philadelphia Fusion 3-1 Guangzhou Charge
取り返しで足並みが合わずにコントロールを落として冷や汗をかいたFusionだがその後は地力の違いを見せて危なげなく試合を運び、プレイオフ進出に王手。POTMにはAPACで使用率を伸ばしつつあるアッシュで活躍したMN3が選ばれている。
Shanghai Dragons 3-1 Chengdu Hunters
プレイオフ進出には今週末での2勝が必要になったChengduは昨年の環境を思い出させるボールミラーで真っ向勝負を挑んだがロスター変更後輝きを取り戻したShanghaiの最強dpsデュオの前に沈んだ。Midseason Madnessに入ってからはSeoulに2-3、Fusionに3-1と良い成績を残しており(最終戦でSparkに勝てば今大会4勝2敗)、二大会連続で予選落ちするにはあまりに惜しいチーム。
取り返しで足並みが合わずにコントロールを落として冷や汗をかいたFusionだがその後は地力の違いを見せて危なげなく試合を運び、プレイオフ進出に王手。POTMにはAPACで使用率を伸ばしつつあるアッシュで活躍したMN3が選ばれている。
Shanghai Dragons 3-1 Chengdu Hunters
プレイオフ進出には今週末での2勝が必要になったChengduは昨年の環境を思い出させるボールミラーで真っ向勝負を挑んだがロスター変更後輝きを取り戻したShanghaiの最強dpsデュオの前に沈んだ。Midseason Madnessに入ってからはSeoulに2-3、Fusionに3-1と良い成績を残しており(最終戦でSparkに勝てば今大会4勝2敗)、二大会連続で予選落ちするにはあまりに惜しいチーム。
Houston Outlaws 3-2 New York Excelsior
先日のDallas戦に続きNYXLがYakiを先頭に良い戦いぶりを見せたもののまたしてもあと一歩の敗北。Kellanがドゥームフィストである程度のレベルに達しYakiとの連携が取れてきているのがスコアに出ているが、OTやコントロールの取返しなど難しい場面での意思統一でHoustonとはかなり差があったように見える。
San Francisco Shock 3-1 Toronto Defiant
ShockがFiNNとViol2tのロール交代やColugeのD.VA/ロードホッグでの起用など多くの実験を行いつつ消化試合に勝利。City Centerのロードホッグはさすがにトロール半分だったがEichenwaldeのD.VAはこのマップで非常に重要となる第二の攻防を重視した大まじめのピックであることが試合後のColugeへのインタビューからも伺えた。
Atlant Reign 3-0 Paris Eternal
第3試合はわずか45分のスピードラン。HawkがラインハルトやウィンストンなどMTヒーローを出したAtlantaに対してもParisは歯が立たず(最近全く姿を見せないGatorはどこへ行ったのだろう)、DoradoとMidtownは攻撃で第一すら取らせてもらえなかった。特にDaanがボールを出した時の内容はひどく、消化試合にしてももう少しやりようはあったかもしれない。
Seoul Dynasty 3-0 Los Angels Valiant
Seoulは第2・第3マップで予想外の接戦を強いられつつ勝利。大黒柱Profitのファーストデスが目立ったもののFitsに代わって出場機会を増やしているStalk3rが一年目とは思えない安定感でこれをカバーした。ValiantはEichenwaldeで最終ファイトのタイミングを合わせることができず、それまで良い動きをしていたBeckyエコーもナノをもらってキルを取れなかったのが残念。
Hangzhou Spark 3-0 Chengdu Hunters
Shyとこの日絶好調だったAlphayiがChengduを圧倒。dps陣へのワンピックだけでなくGa9aボールへの厳しいマークで仕事をさせなかった点も素晴らしかった。一方のChengduは全く粘りを見せず、負けるときはあっさりと負ける彼ららしい去り際でMidseason Madnessを後にした。
Shanghai Dragons 3-0 Guangzhou Charge
コントロールはChargeがもう少しのところまでShanghaiを追い詰めたが、その後はアッシュで頭以外当たらないと言ってよいほどの精度を見せたLipがゲームを完全に支配した。ついに昨年に近いところまで仕上がってきたShanghaiはSeoulやShockと並んで今大会の優勝候補の一角となっている。
先日のDallas戦に続きNYXLがYakiを先頭に良い戦いぶりを見せたもののまたしてもあと一歩の敗北。Kellanがドゥームフィストである程度のレベルに達しYakiとの連携が取れてきているのがスコアに出ているが、OTやコントロールの取返しなど難しい場面での意思統一でHoustonとはかなり差があったように見える。
San Francisco Shock 3-1 Toronto Defiant
ShockがFiNNとViol2tのロール交代やColugeのD.VA/ロードホッグでの起用など多くの実験を行いつつ消化試合に勝利。City Centerのロードホッグはさすがにトロール半分だったがEichenwaldeのD.VAはこのマップで非常に重要となる第二の攻防を重視した大まじめのピックであることが試合後のColugeへのインタビューからも伺えた。
Atlant Reign 3-0 Paris Eternal
第3試合はわずか45分のスピードラン。HawkがラインハルトやウィンストンなどMTヒーローを出したAtlantaに対してもParisは歯が立たず(最近全く姿を見せないGatorはどこへ行ったのだろう)、DoradoとMidtownは攻撃で第一すら取らせてもらえなかった。特にDaanがボールを出した時の内容はひどく、消化試合にしてももう少しやりようはあったかもしれない。
Seoul Dynasty 3-0 Los Angels Valiant
Seoulは第2・第3マップで予想外の接戦を強いられつつ勝利。大黒柱Profitのファーストデスが目立ったもののFitsに代わって出場機会を増やしているStalk3rが一年目とは思えない安定感でこれをカバーした。ValiantはEichenwaldeで最終ファイトのタイミングを合わせることができず、それまで良い動きをしていたBeckyエコーもナノをもらってキルを取れなかったのが残念。
Hangzhou Spark 3-0 Chengdu Hunters
Shyとこの日絶好調だったAlphayiがChengduを圧倒。dps陣へのワンピックだけでなくGa9aボールへの厳しいマークで仕事をさせなかった点も素晴らしかった。一方のChengduは全く粘りを見せず、負けるときはあっさりと負ける彼ららしい去り際でMidseason Madnessを後にした。
Shanghai Dragons 3-0 Guangzhou Charge
コントロールはChargeがもう少しのところまでShanghaiを追い詰めたが、その後はアッシュで頭以外当たらないと言ってよいほどの精度を見せたLipがゲームを完全に支配した。ついに昨年に近いところまで仕上がってきたShanghaiはSeoulやShockと並んで今大会の優勝候補の一角となっている。
Washington Justice 3-2 Vancouver Titans
MagとFalseが先発に復帰するというタンク陣の変更があったこの試合、接戦の実態はお互いのミス合戦で、最後はTitansがロボットの進行速度を見誤ったか特大のC9で12連敗を確定させた。第2マップCircuit RoyalではMirrorが龍撃剣を貯めるのに4分23秒を要し(伝説の"AKM Blade"は3分44秒)、次のマップMidtownでもエコーで4分のうちにultが上がらずそのまま敗北という、悪い意味で記憶にも記録にも残るマッチになってしまった。
Houston Outlaws 3-2 Boston Uprising
今季多くのフルゲームを戦っているHoustonがまたしてもシーソーゲームに勝利。レールガン1発で3人をキルする謎の技術を見せたMer1tとゲンジでキルを取り続けたPelicanのdpsデュオに加え、dpsプレイヤーならではの高い決定力持つDantehドゥームフィストが接戦で輝いた。取られたマップでは進めたスコア以上にBostonに大きく進行を許しており、防衛の甘さが今後の課題か。
Los Angels Gladiators 3-0 Florida Mayhem
先週ギリギリのところでプレイオフ行きを決めたMayhemだがこのマッチアップではReiner&Kevsterの強烈なダイブの前に手も足も出ず。エースとして期待されるXziが多くのFBを生んでいたのは好材料だが、6月に加入したRupalを入れたサポートラインの連携がうまく取れていないように見受けられる。
Philadelphia Fusion 3-1 Seoul Dynasty
現APAC王者のSeoulと微妙な結果が続いていたFusionの試合は予想を覆す結果に。スクリムでは敵なし状態という噂もあったMN3が覚醒、ウィドウとアッシュでの神がかったパフォーマンスで第3マップ以降は完全な独壇場となった。これまでの試合内容も加味すると常にこのプレイを出せるわけではなさそうだが、もし実現すればAPACどころか総合優勝も確実だろうというレベルの凄絶な活躍ぶりだった。
Hangzhou Spark 3-1 Los Angels Valiant
接戦となったIliosを制したSparkが内容は良くなかったものの勢いに任せて勝利。第2マップKing's RowでシグマをプレイしたLigeは2020年末に加入してから一年半の沈黙を破っての初出場で、記念すべき試合を見事勝利で飾った(第3マップでハンゾーをプレイしたPineappleも初出場)。
MagとFalseが先発に復帰するというタンク陣の変更があったこの試合、接戦の実態はお互いのミス合戦で、最後はTitansがロボットの進行速度を見誤ったか特大のC9で12連敗を確定させた。第2マップCircuit RoyalではMirrorが龍撃剣を貯めるのに4分23秒を要し(伝説の"AKM Blade"は3分44秒)、次のマップMidtownでもエコーで4分のうちにultが上がらずそのまま敗北という、悪い意味で記憶にも記録にも残るマッチになってしまった。
Houston Outlaws 3-2 Boston Uprising
今季多くのフルゲームを戦っているHoustonがまたしてもシーソーゲームに勝利。レールガン1発で3人をキルする謎の技術を見せたMer1tとゲンジでキルを取り続けたPelicanのdpsデュオに加え、dpsプレイヤーならではの高い決定力持つDantehドゥームフィストが接戦で輝いた。取られたマップでは進めたスコア以上にBostonに大きく進行を許しており、防衛の甘さが今後の課題か。
Los Angels Gladiators 3-0 Florida Mayhem
先週ギリギリのところでプレイオフ行きを決めたMayhemだがこのマッチアップではReiner&Kevsterの強烈なダイブの前に手も足も出ず。エースとして期待されるXziが多くのFBを生んでいたのは好材料だが、6月に加入したRupalを入れたサポートラインの連携がうまく取れていないように見受けられる。
Philadelphia Fusion 3-1 Seoul Dynasty
現APAC王者のSeoulと微妙な結果が続いていたFusionの試合は予想を覆す結果に。スクリムでは敵なし状態という噂もあったMN3が覚醒、ウィドウとアッシュでの神がかったパフォーマンスで第3マップ以降は完全な独壇場となった。これまでの試合内容も加味すると常にこのプレイを出せるわけではなさそうだが、もし実現すればAPACどころか総合優勝も確実だろうというレベルの凄絶な活躍ぶりだった。
Hangzhou Spark 3-1 Los Angels Valiant
接戦となったIliosを制したSparkが内容は良くなかったものの勢いに任せて勝利。第2マップKing's RowでシグマをプレイしたLigeは2020年末に加入してから一年半の沈黙を破っての初出場で、記念すべき試合を見事勝利で飾った(第3マップでハンゾーをプレイしたPineappleも初出場)。
Dallas Fuel 3-1 London Spitfire
気づけば8-3で勝敗が並んでいたDallasとLondonは今季これが初の直接対決。GibraltarではDallasが2度のらしくないC9を見せたが、全体としてはNAの強豪チームの仲間入りを果たしたLondonのラインハルト構成をDallasがドゥームフィストとウィンストンでうまく攻略する格好になった。
Boston Uprising 3-0 NewYork Excelsior
上位チーム相手に勝てそうな試合が続いていたNYXLだがこの日は接戦にすらならず。MyunbongとGangnamjinの脆弱なバックラインがPunkドゥームフィストとValentineゲンジの餌食になり、好調のVictoriaウィドウもキルを取り続けた。Bostonはこの調子ならプレイオフでもよい試合が出来そうだが、NYXLの下位脱出はまだ先になりそうである。
気づけば8-3で勝敗が並んでいたDallasとLondonは今季これが初の直接対決。GibraltarではDallasが2度のらしくないC9を見せたが、全体としてはNAの強豪チームの仲間入りを果たしたLondonのラインハルト構成をDallasがドゥームフィストとウィンストンでうまく攻略する格好になった。
Boston Uprising 3-0 NewYork Excelsior
上位チーム相手に勝てそうな試合が続いていたNYXLだがこの日は接戦にすらならず。MyunbongとGangnamjinの脆弱なバックラインがPunkドゥームフィストとValentineゲンジの餌食になり、好調のVictoriaウィドウもキルを取り続けた。Bostonはこの調子ならプレイオフでもよい試合が出来そうだが、NYXLの下位脱出はまだ先になりそうである。
London Spitfire 3-1 Atlanta Reign
NAチームがハワイに移動して行われるMidseason Madnessトーナメント初戦は独自の戦い方にさらに磨きをかけつつあるLondonがキャスター陣の予想も裏切ってAtlantaに快勝。メイとゼニヤッタで右クリの神となったBackboneと対面のKaiを何度も格付けしたSparkrが非常に目立った試合で、特にSparkrがこのパフォーマンスを維持できれば今大会優勝も十分視野に入るだろう。
Houston Outlaws 3-0 Florida Mayhem
Meritソジョーンがヘッドショットキルを量産したHoustonが完封勝利。Floridaはロスターに変更を加えてから以前のような勢いが影を潜めており、一部マップでのモイラ採用もうまくいかないなど厳しい週末が続いている。
Shanghai Dragons 3-0 Toronto Defiant
東西チームの今季初対決となったこの試合、TorontoがMuzeのボール/ドゥームフィストを中心に良い戦いぶりを見せたもののShanghaiが得意のボール構成でうまく試合をコントロールした。試合前にはハワイ側の設備問題とみられるかなり長いテックポーズがあり(Torontoはその後もVCの遅延に苦しめられていた模様)、そもそもハワイの会場はなんと某大学の一部屋しか借りられていないなど運営面で多くの疑問符が付く大会になっている。
Hangzhou Spark 3-1 Philadelphia Fusion
初日最後の試合はShyがソジョーンで完全にMN3を格付け。ウィドウとアッシュでは東西を見ても比肩する者のいないパフォーマンスを発揮するMN3だがソジョーンでは期待されたほどのインパクトを残せずにいる。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/y2NmvQzAoi.png)
明日のマッチのピックは以下の通り(本配信よりかなり先行していたbilibili配信のスクショ)。
NAチームがハワイに移動して行われるMidseason Madnessトーナメント初戦は独自の戦い方にさらに磨きをかけつつあるLondonがキャスター陣の予想も裏切ってAtlantaに快勝。メイとゼニヤッタで右クリの神となったBackboneと対面のKaiを何度も格付けしたSparkrが非常に目立った試合で、特にSparkrがこのパフォーマンスを維持できれば今大会優勝も十分視野に入るだろう。
Houston Outlaws 3-0 Florida Mayhem
Meritソジョーンがヘッドショットキルを量産したHoustonが完封勝利。Floridaはロスターに変更を加えてから以前のような勢いが影を潜めており、一部マップでのモイラ採用もうまくいかないなど厳しい週末が続いている。
Shanghai Dragons 3-0 Toronto Defiant
東西チームの今季初対決となったこの試合、TorontoがMuzeのボール/ドゥームフィストを中心に良い戦いぶりを見せたもののShanghaiが得意のボール構成でうまく試合をコントロールした。試合前にはハワイ側の設備問題とみられるかなり長いテックポーズがあり(Torontoはその後もVCの遅延に苦しめられていた模様)、そもそもハワイの会場はなんと某大学の一部屋しか借りられていないなど運営面で多くの疑問符が付く大会になっている。
Hangzhou Spark 3-1 Philadelphia Fusion
初日最後の試合はShyがソジョーンで完全にMN3を格付け。ウィドウとアッシュでは東西を見ても比肩する者のいないパフォーマンスを発揮するMN3だがソジョーンでは期待されたほどのインパクトを残せずにいる。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/y2NmvQzAoi.png)
明日のマッチのピックは以下の通り(本配信よりかなり先行していたbilibili配信のスクショ)。
Los Angels Gladiators 3-(1)-0 Houston Outlaws
前日はFloridaを圧倒したHoustonだったがディフェンディングタイトルで気合の入ったGladiatorsに及ばず。今季ROTYおよびロールスター候補のReinerは3種のダイブタンクで完璧に近いプレイを見せた。
San Francisco Shock 3-1 London Spitfire
予選12-0のShockとNAで最も勢いのあるチームLondonの注目の一戦は目が離せない好ゲームとなったが、好調のS9mm&Properに加えてMikeyyウィンストンが要所でクラッチを決めたShockがわずかに上回った。Londonは敗れたとはいえボール構成でIliosを奪取するなど内容は良く、APACチームとの試合をぜひ見てみたいところ。
Shanghai Dragons 3-0 Dallas Fuel
昨年のJune Joustを思い出させるようなラッシュダイブでコントロールはかなり粘ったDallasだったがその後はLipのソジョーンとウィドウに完全に試合を支配された。Shanghaiはこれまで結果を出せていなかったVoid、Bebeを入れたマップもきっちり勝利し最高の内容で勝者側セミファイナルに進む。
Hangzhou Spark 3-0 Seoul Dynasty
APAC対決となったこの日最終戦は王者Seoulがまさかのストレート負け。Bernarボール/GuxueウィンストンとAlphayiトレーサーの連携がばっちりのSparkに対してSeoulはダイブの意思統一を欠く場面が散見され、個人技頼みとなってしまっていた感は否めない。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/_uj_hIZh1F.png)
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/fYfrG0pGJ8.png)
明日以降の対戦表は以下の通り(日付はNAのもの)。
前日はFloridaを圧倒したHoustonだったがディフェンディングタイトルで気合の入ったGladiatorsに及ばず。今季ROTYおよびロールスター候補のReinerは3種のダイブタンクで完璧に近いプレイを見せた。
San Francisco Shock 3-1 London Spitfire
予選12-0のShockとNAで最も勢いのあるチームLondonの注目の一戦は目が離せない好ゲームとなったが、好調のS9mm&Properに加えてMikeyyウィンストンが要所でクラッチを決めたShockがわずかに上回った。Londonは敗れたとはいえボール構成でIliosを奪取するなど内容は良く、APACチームとの試合をぜひ見てみたいところ。
Shanghai Dragons 3-0 Dallas Fuel
昨年のJune Joustを思い出させるようなラッシュダイブでコントロールはかなり粘ったDallasだったがその後はLipのソジョーンとウィドウに完全に試合を支配された。Shanghaiはこれまで結果を出せていなかったVoid、Bebeを入れたマップもきっちり勝利し最高の内容で勝者側セミファイナルに進む。
Hangzhou Spark 3-0 Seoul Dynasty
APAC対決となったこの日最終戦は王者Seoulがまさかのストレート負け。Bernarボール/GuxueウィンストンとAlphayiトレーサーの連携がばっちりのSparkに対してSeoulはダイブの意思統一を欠く場面が散見され、個人技頼みとなってしまっていた感は否めない。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/_uj_hIZh1F.png)
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/fYfrG0pGJ8.png)
明日以降の対戦表は以下の通り(日付はNAのもの)。
Florida Mayhem 3-2 London Spitfire
キャスター・デスクが全員Londonの勝利を予想していた敗者側一回戦はなんとFloridaがリバーススウィープ。一人一人を見るとかなり危険なプレーが目立つFloridaだったが、全員がフィードすればそれはフィードでなくなるというOWの格言を見事に体現する勢いの良さでLondonを飲み込んだ。Londonは2マップ取ってから目に見えて動きが悪くなり、プレッシャーのかかったマッチでの経験がないという現ロスターの弱点が出たかもしれない。
Houston Outlaws 3-2 Toronto Defiant
負けられないNA中堅同士の激戦はdps陣が長時間の試合でも高いパフォーマンスを維持し続けたHoustonに軍配。Torontoもボール/ドゥームフィストで急速に成長しているMuzeを軸にやれることはやったと言える内容だったが、爆発力と安定感の両方を兼ね備えたMer1tとPelicanを抑え込むことができなかった。
Philadelphia Fusion 3-1 Dallas Fuel
コントロールでは先日と同じラッシュダイブ、King's Rowではウィンストンにバティスト+ルシオを合わせる構成を見せたDallasだったが縦横無尽に動き回るBelosreaボールに連携を乱され、MN3のヒットスキャンが警護するバックラインの堅さにも苦しんだ。昨年COTYのRushコーチが引き続き指揮を執るDallasはプレイオフなど大事な試合では毎回メタの穴を突こうとするユニークな構成を披露しているが、最近はその方針が結果につながらないことも多い。
Atlanta Reign 3-2 Seoul Dynasty
この日3つ目のフルゲームを制したのはAtlanta。ここ数試合ではあまり活躍できなかったKaiがこの日は輝きを取り戻し、最後も対面のStalk3rをワンピックして試合を決めた。優勝候補と期待されたSeoulはトーナメントを通してSmurfとProfitの調子が上がらず、この試合ではここまでほどんど出していないザリア構成を見せたが結果に結びつかず2連敗で大会を去ることとなった。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/u4kix_JQfJ.png)
明日の組み合わせ(日本時間)。
キャスター・デスクが全員Londonの勝利を予想していた敗者側一回戦はなんとFloridaがリバーススウィープ。一人一人を見るとかなり危険なプレーが目立つFloridaだったが、全員がフィードすればそれはフィードでなくなるというOWの格言を見事に体現する勢いの良さでLondonを飲み込んだ。Londonは2マップ取ってから目に見えて動きが悪くなり、プレッシャーのかかったマッチでの経験がないという現ロスターの弱点が出たかもしれない。
Houston Outlaws 3-2 Toronto Defiant
負けられないNA中堅同士の激戦はdps陣が長時間の試合でも高いパフォーマンスを維持し続けたHoustonに軍配。Torontoもボール/ドゥームフィストで急速に成長しているMuzeを軸にやれることはやったと言える内容だったが、爆発力と安定感の両方を兼ね備えたMer1tとPelicanを抑え込むことができなかった。
Philadelphia Fusion 3-1 Dallas Fuel
コントロールでは先日と同じラッシュダイブ、King's Rowではウィンストンにバティスト+ルシオを合わせる構成を見せたDallasだったが縦横無尽に動き回るBelosreaボールに連携を乱され、MN3のヒットスキャンが警護するバックラインの堅さにも苦しんだ。昨年COTYのRushコーチが引き続き指揮を執るDallasはプレイオフなど大事な試合では毎回メタの穴を突こうとするユニークな構成を披露しているが、最近はその方針が結果につながらないことも多い。
Atlanta Reign 3-2 Seoul Dynasty
この日3つ目のフルゲームを制したのはAtlanta。ここ数試合ではあまり活躍できなかったKaiがこの日は輝きを取り戻し、最後も対面のStalk3rをワンピックして試合を決めた。優勝候補と期待されたSeoulはトーナメントを通してSmurfとProfitの調子が上がらず、この試合ではここまでほどんど出していないザリア構成を見せたが結果に結びつかず2連敗で大会を去ることとなった。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/u4kix_JQfJ.png)
明日の組み合わせ(日本時間)。
Atlanta Reign 3-1 Houston Outlaws
Houstonはドゥームフィストミラーで幸先よくOasisを奪取したものの後が続かず。昨年はAtlantaをトレーサーでキャリーし続けROTYに輝いたPelicanだがこの試合ではトレーサーOTPとして彼の後釜にすわったVenomに差をつけられ、古巣に対して悔しい敗戦となった。
Philadelphia Fusion 3-2 Florida Mayhem
大熱戦を制したPhillyが悲願のタイトルにまた一歩近づいた。Zestトレーサーが試合を通して今季一の活躍を見せ、第5マップ最終ラウンド99-99オーバータイムの局面ではMN3アッシュが4人を連続キルしてPOTMを獲得するなど、ロウワーブラケットから優勝してもおかしくないチーム状況になりつつある。
Los Angels Gladiators 3-2 Hangzhou Spark
最後の対戦は3年前、その時にはまだS4がGladsで、BazziがSparkでプレイしていたという超ご無沙汰のマッチアップは一進一退のシーソーゲームをGladsがものにした。DoradoではShyソジョーンがANSを格付けしデッドリフトも達成するなど一時は完全にSpark側に傾いた試合の流れを見事覆し、勝者側決勝にコマを進めている。
San Francisco Shock 3-0 Shanghai Dragons
この日一番の注目カード、300日ぶりの因縁の対決は拍子抜けするようなワンサイドゲームに。Shanghaiは目立って大きいミスこそないものの勢いに欠け、対するShockはProperがトレーサーだけでなくここまでほとんどプレイしていないソジョーンでもキルを重ねるなどもはやProperが二人いればdpsは足りるというレベルの圧倒的な活躍ぶりを見せた。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/HYxd1oDlGU.png)
ロウワーの残り対戦カード。アッパーはShock対Gladsを残すのみ。
Houstonはドゥームフィストミラーで幸先よくOasisを奪取したものの後が続かず。昨年はAtlantaをトレーサーでキャリーし続けROTYに輝いたPelicanだがこの試合ではトレーサーOTPとして彼の後釜にすわったVenomに差をつけられ、古巣に対して悔しい敗戦となった。
Philadelphia Fusion 3-2 Florida Mayhem
大熱戦を制したPhillyが悲願のタイトルにまた一歩近づいた。Zestトレーサーが試合を通して今季一の活躍を見せ、第5マップ最終ラウンド99-99オーバータイムの局面ではMN3アッシュが4人を連続キルしてPOTMを獲得するなど、ロウワーブラケットから優勝してもおかしくないチーム状況になりつつある。
Los Angels Gladiators 3-2 Hangzhou Spark
最後の対戦は3年前、その時にはまだS4がGladsで、BazziがSparkでプレイしていたという超ご無沙汰のマッチアップは一進一退のシーソーゲームをGladsがものにした。DoradoではShyソジョーンがANSを格付けしデッドリフトも達成するなど一時は完全にSpark側に傾いた試合の流れを見事覆し、勝者側決勝にコマを進めている。
San Francisco Shock 3-0 Shanghai Dragons
この日一番の注目カード、300日ぶりの因縁の対決は拍子抜けするようなワンサイドゲームに。Shanghaiは目立って大きいミスこそないものの勢いに欠け、対するShockはProperがトレーサーだけでなくここまでほとんどプレイしていないソジョーンでもキルを重ねるなどもはやProperが二人いればdpsは足りるというレベルの圧倒的な活躍ぶりを見せた。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/HYxd1oDlGU.png)
ロウワーの残り対戦カード。アッパーはShock対Gladsを残すのみ。
Atlanta Reign 3-1 Shanghai Dragons
前日Shockに敗れたShanghaiがこの日も「らしくない」試合ぶりで昨年のグランドファイナルの相手に惨敗。特にFateボールはVCがつながっていないのではないかと疑ってしまうようなソロプレイを繰り返していた。今大会はトーナメントの試合時間帯がいつもより早く、APACチームの選手はかなり早い時間に起きることを強いられているようだが、いつも以上のパフォーマンスが出ているAPACチームもある以上それだけがShanghaiの不調の原因ではあるまい。
Philadelphia Fusion 3-2 Hangzhou Spark
接戦をくぐり抜けてロウワーを勝ち上がってきたPhillyが初戦で破れたSparkにリベンジを果たしてtop4入り。POTMのZestはトーナメントに入ってから絶好調で、練習量をうかがわせる華麗なロールアウトを見せるBelosreaボールとのコンビが連勝の原動力になっている。優勝には今日のAtlanta戦と明日の2試合に全勝する必要があるPhilly、この大会でシルバーコレクターのつらい歴史に終止符を打てるだろうか。
San Francisco Shock 3-2 Los Angels Gladiators
2-1とリードした第4マップColosseoでShockは104mのリードを守れずOTで逆転負けし"Havana incident"の悪夢が再来したかに思われたが、最終コントロールをうまくまとめて見事勝利。この試合でもProperは(以下略。もう彼を誉める言葉が見つかりません)
Atlanta Reign 3-1 Philadelphia Fusion
ロウワーファイナル行きをかけた一戦、Phillyは大接戦の後の2試合目という疲れもあったか、ルシオを採用したAtlantaの速いダイブに対応できず敗退が決定。これでtop3にAPACチームが1チームもいないというまさかの結果に。昨年から上位が安定してきたもののトーナメントではかませ犬と化している感のあるAtlantaはこの機会にそろそろタイトルが欲しいところ。
前日Shockに敗れたShanghaiがこの日も「らしくない」試合ぶりで昨年のグランドファイナルの相手に惨敗。特にFateボールはVCがつながっていないのではないかと疑ってしまうようなソロプレイを繰り返していた。今大会はトーナメントの試合時間帯がいつもより早く、APACチームの選手はかなり早い時間に起きることを強いられているようだが、いつも以上のパフォーマンスが出ているAPACチームもある以上それだけがShanghaiの不調の原因ではあるまい。
Philadelphia Fusion 3-2 Hangzhou Spark
接戦をくぐり抜けてロウワーを勝ち上がってきたPhillyが初戦で破れたSparkにリベンジを果たしてtop4入り。POTMのZestはトーナメントに入ってから絶好調で、練習量をうかがわせる華麗なロールアウトを見せるBelosreaボールとのコンビが連勝の原動力になっている。優勝には今日のAtlanta戦と明日の2試合に全勝する必要があるPhilly、この大会でシルバーコレクターのつらい歴史に終止符を打てるだろうか。
San Francisco Shock 3-2 Los Angels Gladiators
2-1とリードした第4マップColosseoでShockは104mのリードを守れずOTで逆転負けし"Havana incident"の悪夢が再来したかに思われたが、最終コントロールをうまくまとめて見事勝利。この試合でもProperは(以下略。もう彼を誉める言葉が見つかりません)
Atlanta Reign 3-1 Philadelphia Fusion
ロウワーファイナル行きをかけた一戦、Phillyは大接戦の後の2試合目という疲れもあったか、ルシオを採用したAtlantaの速いダイブに対応できず敗退が決定。これでtop3にAPACチームが1チームもいないというまさかの結果に。昨年から上位が安定してきたもののトーナメントではかませ犬と化している感のあるAtlantaはこの機会にそろそろタイトルが欲しいところ。
Los Angels Gladiators 3-1 Atlanta Reign
Gladsが同リージョンの強敵を下してShockとのグランドファイナルに進出。Atlantaは今大会エースのKaiが実力を十二分に発揮できるソジョーンが環境入りしたことで優勝候補にも数えられたが、ほかの上位勢相手に勝てずに前回大会と同じ3位という悔しい結果でトーナメントを後にすることとなった。
Los Angels Gladiators 4-2 San Francisco Shock
接戦となったIliosをGladsが取ると試合は一方的な展開になり、背水の陣でプレッシャーから解放されたShockは2マップを連取、第6マップDoradoでもマップ奪取まであと一歩のところまで迫るがいくつかのミスが生まれ終戦。Gladsは昨年のシーズンプレイオフを挟んで3大会連続のタイトルで、Shock・Shanghaiに代わって新たな覇権を確立したと言ってよいだろう。今大会に関して言えばフレキシブルな中核ロスターに加えシグマ・ルシオ・ウィドウメイカーといった一部マップでしか出ないヒーローで専門職のプレイヤーを抱えているという点が見事にメタにかみ合ったことも大きかった。一方のShockは実力がフルに発揮できればGladsにも勝てることは前日の試合でも証明済みだが大舞台や負け試合などメンタル的にタフな場面でチームがばらばらになってしまう点を長らく修正できておらず、タイトルは近いようで遠いところにある。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/2nTtR0pVWI.png)
【雑記】
早くもシーズンの半分が終わりました。今大会はソジョーンがOPということで凄腕のヒットスキャンプレイヤーたちが多くの名場面を見せてくれた1か月でしたが、ザリアが消えた以外はメタの大勢は変わらず、Circuit Royalを除くほとんどのマップでダイブタンク+ヒットスキャン+トレーサー(ゲンジ)の形が基本となっていました。その結果としてチーム順位が大きく変動することはなく、ダークホースとして期待されたLondonは残念ながらプレイオフで1勝しかできず。
ただしこのままチーム間の力関係が固定されるかというと私はそうは思いません。というのも次のSummer Showdownのメタはここまでとは全く違うものになることが予想されるからです。中身が気になる方は最近開幕したコンテンダーズAU・KRの試合を見てみてください。新ヒーローの解禁が一度は地獄に葬られた「あのメタ」を蘇らせようとしています。
Gladsが同リージョンの強敵を下してShockとのグランドファイナルに進出。Atlantaは今大会エースのKaiが実力を十二分に発揮できるソジョーンが環境入りしたことで優勝候補にも数えられたが、ほかの上位勢相手に勝てずに前回大会と同じ3位という悔しい結果でトーナメントを後にすることとなった。
Los Angels Gladiators 4-2 San Francisco Shock
接戦となったIliosをGladsが取ると試合は一方的な展開になり、背水の陣でプレッシャーから解放されたShockは2マップを連取、第6マップDoradoでもマップ奪取まであと一歩のところまで迫るがいくつかのミスが生まれ終戦。Gladsは昨年のシーズンプレイオフを挟んで3大会連続のタイトルで、Shock・Shanghaiに代わって新たな覇権を確立したと言ってよいだろう。今大会に関して言えばフレキシブルな中核ロスターに加えシグマ・ルシオ・ウィドウメイカーといった一部マップでしか出ないヒーローで専門職のプレイヤーを抱えているという点が見事にメタにかみ合ったことも大きかった。一方のShockは実力がフルに発揮できればGladsにも勝てることは前日の試合でも証明済みだが大舞台や負け試合などメンタル的にタフな場面でチームがばらばらになってしまう点を長らく修正できておらず、タイトルは近いようで遠いところにある。
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【雑記】
早くもシーズンの半分が終わりました。今大会はソジョーンがOPということで凄腕のヒットスキャンプレイヤーたちが多くの名場面を見せてくれた1か月でしたが、ザリアが消えた以外はメタの大勢は変わらず、Circuit Royalを除くほとんどのマップでダイブタンク+ヒットスキャン+トレーサー(ゲンジ)の形が基本となっていました。その結果としてチーム順位が大きく変動することはなく、ダークホースとして期待されたLondonは残念ながらプレイオフで1勝しかできず。
ただしこのままチーム間の力関係が固定されるかというと私はそうは思いません。というのも次のSummer Showdownのメタはここまでとは全く違うものになることが予想されるからです。中身が気になる方は最近開幕したコンテンダーズAU・KRの試合を見てみてください。新ヒーローの解禁が一度は地獄に葬られた「あのメタ」を蘇らせようとしています。
Florida Mayhem3-0 London Spitfire
夏季休暇明けのSummer Showdown一日目、先駆けて行われた各地域のコンテンダーズと同じくジャンカークイーンとルシオ、ブリギッテが主軸となる"JQgoats"をすべてのチームが使用。ただしこの試合ではコントロール以外でアナ+ゼニヤッタをサポートラインに採用するという独自性を見せたFloridaが勝利。LondonはSparkrが2マップ目までソンブラをピックしたものの明らかに火力負けした状態が続き、3マップ目Colosseoで出したおなじみのラインハルト構成も及ばなかった(CheckmateとBackboneのゲンジ差が無ければ何とかなったかもしれない)。
New York Excelsior 3-2 Houston Outlaws
HoustonはDogeとLep、NYXLはAnSoonJaeという新戦力が出場。新加入の2人の欧米人+3人の韓国人のチームながら良い連携を見せたHoustonが序盤のリードを奪ったが、3分以上の残り時間差を覆して奪取したDorado以降完全に勢いに乗ったNYXLがリバーススウィープで今季二つ目の勝ち星を手に入れた。
Dallas Fuel 3-2 Los Angels Gladiators
二人のメインサポートを抱えていることから今大会も優勝候補筆頭に挙げられていたGladsがまさかの初戦敗北。Dallasが良いプレイばかりだったわけではなく、Reinerのエンゲージに味方が付いていかない場面が目立つなどオリジナルのgoats以上に混沌としたファイトが繰り広げられるJQgoatsメタでの動き方にGladsが適応できていない印象だった。
夏季休暇明けのSummer Showdown一日目、先駆けて行われた各地域のコンテンダーズと同じくジャンカークイーンとルシオ、ブリギッテが主軸となる"JQgoats"をすべてのチームが使用。ただしこの試合ではコントロール以外でアナ+ゼニヤッタをサポートラインに採用するという独自性を見せたFloridaが勝利。LondonはSparkrが2マップ目までソンブラをピックしたものの明らかに火力負けした状態が続き、3マップ目Colosseoで出したおなじみのラインハルト構成も及ばなかった(CheckmateとBackboneのゲンジ差が無ければ何とかなったかもしれない)。
New York Excelsior 3-2 Houston Outlaws
HoustonはDogeとLep、NYXLはAnSoonJaeという新戦力が出場。新加入の2人の欧米人+3人の韓国人のチームながら良い連携を見せたHoustonが序盤のリードを奪ったが、3分以上の残り時間差を覆して奪取したDorado以降完全に勢いに乗ったNYXLがリバーススウィープで今季二つ目の勝ち星を手に入れた。
Dallas Fuel 3-2 Los Angels Gladiators
二人のメインサポートを抱えていることから今大会も優勝候補筆頭に挙げられていたGladsがまさかの初戦敗北。Dallasが良いプレイばかりだったわけではなく、Reinerのエンゲージに味方が付いていかない場面が目立つなどオリジナルのgoats以上に混沌としたファイトが繰り広げられるJQgoatsメタでの動き方にGladsが適応できていない印象だった。
Boston Uprising 3-1 Atlanta Reign
いつも上位チームに勝てないBostonと格下にはほとんど負けないAtlantaだがこのメタでは上下関係が逆転。単純なフォーカスだけでなく相手のキーアビリティやultに対するディスエンゲージなどチーム単位の動きを徹底していたBostonがAtlantaを完全に上回った。
San Francisco Shock 3-2 Washington Justice
2020年以降だけで少なくとも3回Shockに逆転負けしているWashingtonがまたやらかした(まじめな話ティルトにどう対処するかはWashingtonにとって重要な問題になっている)。メインサポートが二人要求されProperがトレーサーを出せない現メタはShockにとって非常に厳しいものになっているが、今回のリバーススウィープを推進力に悲願の優勝を勝ち取ることはできるだろうか。
Toronto Defiant 3-2 Vancouver Titans
スクリムでは勝ちまくっているという噂もあったTitansだが公式戦で今季初勝利を飾ることはできず(これで勝敗記録は0-13)。期待の新人K1ngは試合を通してゲンジで及第点以上のパフォーマンスを発揮したものの最後はパルスボムで自爆しOTを落とす苦いデビューとなった。
いつも上位チームに勝てないBostonと格下にはほとんど負けないAtlantaだがこのメタでは上下関係が逆転。単純なフォーカスだけでなく相手のキーアビリティやultに対するディスエンゲージなどチーム単位の動きを徹底していたBostonがAtlantaを完全に上回った。
San Francisco Shock 3-2 Washington Justice
2020年以降だけで少なくとも3回Shockに逆転負けしているWashingtonがまたやらかした(まじめな話ティルトにどう対処するかはWashingtonにとって重要な問題になっている)。メインサポートが二人要求されProperがトレーサーを出せない現メタはShockにとって非常に厳しいものになっているが、今回のリバーススウィープを推進力に悲願の優勝を勝ち取ることはできるだろうか。
Toronto Defiant 3-2 Vancouver Titans
スクリムでは勝ちまくっているという噂もあったTitansだが公式戦で今季初勝利を飾ることはできず(これで勝敗記録は0-13)。期待の新人K1ngは試合を通してゲンジで及第点以上のパフォーマンスを発揮したものの最後はパルスボムで自爆しOTを落とす苦いデビューとなった。
London Spitfire 3-0 Boston Uprising
Londonが初戦Florida戦の負けを引きずらず快勝。今季のLondonを支えるAdmiralとLandonのバックラインは堅実さを取り戻しており、Doradoでは第一のみゲンジの代わりにバスティオンを採用し第4ラウンド防衛では時間稼ぎ+ultによるシャットダウンを狙ったラインハルト構成を出すなど巧みな戦術も光った。
Washington Justice 3-0 Paris Eternal
2試合目はあまりにも一方的な展開に。ゲンジとソジョーンでのごまかしきれないdps差だけでなくチーム全体で動く際のスムーズさの違いが傍目にも明らかで、強豪と弱小の対戦が目も当てられない有様になることが多かった3年前のgoats時代を皮肉にも思い起こさせる結果となった。
Houston Outlaws 3-2 Los Angels Gladiators
Washington以上に逆転負けの多いこの2チーム。Houstonが2マップ先取したのちGladsが盛り返すと試合は"Houstonable(ヒューストンしそう=逆転負けしそう)"なムードとなり最終マップNepalでもHOU 1 99-0 0 GLAの状況からGladsが追いついたが、最後は意地を見せたHoustonがult不利のファイトをものにして安堵の勝利。Gladsはまさかの今大会2連敗という苦境に陥っている。
Londonが初戦Florida戦の負けを引きずらず快勝。今季のLondonを支えるAdmiralとLandonのバックラインは堅実さを取り戻しており、Doradoでは第一のみゲンジの代わりにバスティオンを採用し第4ラウンド防衛では時間稼ぎ+ultによるシャットダウンを狙ったラインハルト構成を出すなど巧みな戦術も光った。
Washington Justice 3-0 Paris Eternal
2試合目はあまりにも一方的な展開に。ゲンジとソジョーンでのごまかしきれないdps差だけでなくチーム全体で動く際のスムーズさの違いが傍目にも明らかで、強豪と弱小の対戦が目も当てられない有様になることが多かった3年前のgoats時代を皮肉にも思い起こさせる結果となった。
Houston Outlaws 3-2 Los Angels Gladiators
Washington以上に逆転負けの多いこの2チーム。Houstonが2マップ先取したのちGladsが盛り返すと試合は"Houstonable(ヒューストンしそう=逆転負けしそう)"なムードとなり最終マップNepalでもHOU 1 99-0 0 GLAの状況からGladsが追いついたが、最後は意地を見せたHoustonがult不利のファイトをものにして安堵の勝利。Gladsはまさかの今大会2連敗という苦境に陥っている。
Vancouver Titans 3-0 Paris Eternal
ここまで0勝と1勝というシーズン最下位候補同士の対決だったがこのメタでは前者が大きく上回った。特に下位チームキャリー男Aspireはソジョーンで多くのFBを獲得しており、Parisは彼に圧をかけるところから始めなければならなかっただろう。Titansにとっては念願の初勝利で、これでNAからも未勝利チームが姿を消したことになる。
San Francisco Shock 3-0 Florida Mayhem
初戦ではLondonにストレート勝利したFloridaだったがこの日は人数不利状況でも非常に強気に立ち回るShockのJQgoatsに分からされる形となった。ハイブリッドとエスコート防衛でのアナ+ゼニヤッタは純正のJQgoatsに対しても十分に戦えており、今大会からマッププール入りしたジャンカータウンではXziウィドウが本領を発揮できることから予選抜けの可能性は高そうだが...。
Dallas Fuel 3-1 New York Excelsior
初戦でGladsとの大激戦を制したDallasが同様にフルゲームでHoustonを下してきたNYXLに勝利。第1マップはミスもありリードを守れずに落としたDallasだったがSp9rk1eがDohaに代わって入った第2マップ以降は三連取し、悪い流れを断ち切るチーム力を見せた。
Toronto Defiant 3-1 Atlanta Reign
Torontoが難敵を退けて2勝目。サポートプレイヤーの賢さが問われるこのメタにおいて、TorontoはフレックスサポートのTwilightがブリギッテで素晴らしいパフォーマンスを披露している一方Atlantaは本職でないUltraVioletだけでなくOjeeルシオのミスが目立ち、まさにサポート差がそのまま試合結果に表れる形となった。
ここまで0勝と1勝というシーズン最下位候補同士の対決だったがこのメタでは前者が大きく上回った。特に下位チームキャリー男Aspireはソジョーンで多くのFBを獲得しており、Parisは彼に圧をかけるところから始めなければならなかっただろう。Titansにとっては念願の初勝利で、これでNAからも未勝利チームが姿を消したことになる。
San Francisco Shock 3-0 Florida Mayhem
初戦ではLondonにストレート勝利したFloridaだったがこの日は人数不利状況でも非常に強気に立ち回るShockのJQgoatsに分からされる形となった。ハイブリッドとエスコート防衛でのアナ+ゼニヤッタは純正のJQgoatsに対しても十分に戦えており、今大会からマッププール入りしたジャンカータウンではXziウィドウが本領を発揮できることから予選抜けの可能性は高そうだが...。
Dallas Fuel 3-1 New York Excelsior
初戦でGladsとの大激戦を制したDallasが同様にフルゲームでHoustonを下してきたNYXLに勝利。第1マップはミスもありリードを守れずに落としたDallasだったがSp9rk1eがDohaに代わって入った第2マップ以降は三連取し、悪い流れを断ち切るチーム力を見せた。
Toronto Defiant 3-1 Atlanta Reign
Torontoが難敵を退けて2勝目。サポートプレイヤーの賢さが問われるこのメタにおいて、TorontoはフレックスサポートのTwilightがブリギッテで素晴らしいパフォーマンスを披露している一方Atlantaは本職でないUltraVioletだけでなくOjeeルシオのミスが目立ち、まさにサポート差がそのまま試合結果に表れる形となった。
Shanghai Dragons 3-0 Guangzhou Charge
双方がJQgoatsを使用したAPACのSummer Showdown開幕戦はWhoruゲンジが出動したShanghaiが余裕の勝利。Chargeは長くチームを支えたRio、コンテンダーズで実績のあった新人Develop、Uniqueに別れを告げ下部組織のUp AcademyからJimmy、Apr1ta、Xerneas(旧IDはYveltal)を昇格させるという大きなメンバー変更に踏み切ってから初の公式戦だったが今季2勝目を挙げることはできなかった。
Seoul Dynasty 3-0 Hangzhou Spark
goats時代の経験を頼みにProfitをブリギッテで採用したSeoulが強敵を下して好発進。Sparkは今年ほとんど出番のないArchitectがゲンジで出場し悪くないパフォーマンスを見せたものの、それ以上の働きをしたStalk3rの存在もあって結果には結びつかなかった。
双方がJQgoatsを使用したAPACのSummer Showdown開幕戦はWhoruゲンジが出動したShanghaiが余裕の勝利。Chargeは長くチームを支えたRio、コンテンダーズで実績のあった新人Develop、Uniqueに別れを告げ下部組織のUp AcademyからJimmy、Apr1ta、Xerneas(旧IDはYveltal)を昇格させるという大きなメンバー変更に踏み切ってから初の公式戦だったが今季2勝目を挙げることはできなかった。
Seoul Dynasty 3-0 Hangzhou Spark
goats時代の経験を頼みにProfitをブリギッテで採用したSeoulが強敵を下して好発進。Sparkは今年ほとんど出番のないArchitectがゲンジで出場し悪くないパフォーマンスを見せたものの、それ以上の働きをしたStalk3rの存在もあって結果には結びつかなかった。
Vancouver Titans 3-0 New York Excelsior
今大会勢いに乗っている下位チームの対決は意外にもワンサイドゲームに。期待の新人Ho1を採用したダブルフレックスサポートも見せたNYXLだったが、個人レベル・チームレベル両方でミスが頻発し最悪の内容でライバルに勝ち星を献上する結果となってしまった。
San Francisco Shock 3-0 Boston Uprising
予算切りつめのためにWashingtonを放出されたMagがJQをプレイしたBoston。ここまでの試合では優勝も狙えそうな戦いぶりだったがShockとの差は思ったよりも大きかった。POTMはまたしてもProperゲンジで、もはや彼がPOTMでなかった試合を思い出す方が難しくなりつつある。
Dallas Fuel 3-1 Toronto Defiant
Sp9rkleとAlthough、両ゲンジによる好プレー合戦はチーム力で勝るDallasに傾いた。Torontoは今大会のプレーオフが地元でオフライン開催されるため何が何でも予選抜けしたいところだが、そのためにはこの後Glads、Boston、Londonという決して易しくない顔ぶれから少なくとも1勝以上を挙げなければならない。
Seoul Dynasty 3-0 Chengdu Hunters
ChengduがJinmuのファラでSeoulのJQgoatsを手玉に取り、SeoulがD.VAでこれを対策し返す熱いスタートだったがJQgoatsミラーとなった第1マップ第3ラウンド以降はSeoulがメタ構成での完成度の違いを見せつけた。第3マップDoradoではSeoulが4分17秒残しで攻撃を終えた一方Chengduは第一の門すら通過できず、結果として試合は今朝の第一試合並みのスピードランに。
Shanghai Dragons 3-0 Hangzhou Spark
お互いフレックスサポートがブリギッテを担当する中デスを少なく抑えられているIzayakiとデスが多い上にdpsへのヒールが回せていない(JQ対面がきつくなってアーマーパックを残せていない可能性はあるが)Ironyの差が顕著に出たマッチ。チームとしては引き目に戦いながらShyとArchitectが最前線での勝負を挑んでいることも裏目に出ているように思われる。
Philadelphia Fusion 3-2 Los Angels Valiant
JQで出場したDiyaが良い働きをしたValiant。しかしPhillyの積極的なスポーンキャンプをなかなか突破できずにハイブリッドとエスコートを落としたのが響いて今季何度目か分からないフルゲーム負け。タンクからコンバートされたSasinがブリギッテに馴染めばもう少し上を目指せるかもしれない。
今大会勢いに乗っている下位チームの対決は意外にもワンサイドゲームに。期待の新人Ho1を採用したダブルフレックスサポートも見せたNYXLだったが、個人レベル・チームレベル両方でミスが頻発し最悪の内容でライバルに勝ち星を献上する結果となってしまった。
San Francisco Shock 3-0 Boston Uprising
予算切りつめのためにWashingtonを放出されたMagがJQをプレイしたBoston。ここまでの試合では優勝も狙えそうな戦いぶりだったがShockとの差は思ったよりも大きかった。POTMはまたしてもProperゲンジで、もはや彼がPOTMでなかった試合を思い出す方が難しくなりつつある。
Dallas Fuel 3-1 Toronto Defiant
Sp9rkleとAlthough、両ゲンジによる好プレー合戦はチーム力で勝るDallasに傾いた。Torontoは今大会のプレーオフが地元でオフライン開催されるため何が何でも予選抜けしたいところだが、そのためにはこの後Glads、Boston、Londonという決して易しくない顔ぶれから少なくとも1勝以上を挙げなければならない。
Seoul Dynasty 3-0 Chengdu Hunters
ChengduがJinmuのファラでSeoulのJQgoatsを手玉に取り、SeoulがD.VAでこれを対策し返す熱いスタートだったがJQgoatsミラーとなった第1マップ第3ラウンド以降はSeoulがメタ構成での完成度の違いを見せつけた。第3マップDoradoではSeoulが4分17秒残しで攻撃を終えた一方Chengduは第一の門すら通過できず、結果として試合は今朝の第一試合並みのスピードランに。
Shanghai Dragons 3-0 Hangzhou Spark
お互いフレックスサポートがブリギッテを担当する中デスを少なく抑えられているIzayakiとデスが多い上にdpsへのヒールが回せていない(JQ対面がきつくなってアーマーパックを残せていない可能性はあるが)Ironyの差が顕著に出たマッチ。チームとしては引き目に戦いながらShyとArchitectが最前線での勝負を挑んでいることも裏目に出ているように思われる。
Philadelphia Fusion 3-2 Los Angels Valiant
JQで出場したDiyaが良い働きをしたValiant。しかしPhillyの積極的なスポーンキャンプをなかなか突破できずにハイブリッドとエスコートを落としたのが響いて今季何度目か分からないフルゲーム負け。タンクからコンバートされたSasinがブリギッテに馴染めばもう少し上を目指せるかもしれない。
London Spitfire 3-0 Houston Outlaws
デスク陣はHoustonの勝利を予想したマッチアップだが蓋を開けてみるとLondonが圧倒。Houstonは今大会からルシオを担当するLepの先落ちやビートの判断ミスが目立ち、新しいロスターでのコミュニケーションがまだうまくいっていないように見える。
San Francisco Shock 3-1 Los Angels Gladiators
WashingtonからHappyを獲得し「やばい」としか言いようがないロスターが出来上がったGladsでもShockの勢いを止めることはできなかった。Shockはサポート二人の先落ちが多く目を覆うようなultの使い方も減らないままだが、フィードをフィードで終わらせない"big balls(恐れ知らず)"戦術とそれに見合うdpsのキル力で連勝を続けついに2019年Titansのレギュラーマッチ19連勝の記録に並んでいる。
Washington Justice 3-0 Florida Mayhem
主力3選手を売り払い5人(スタッフを選手登録して最低人数の6人を満たしている)を残すのみとなったWashingtonが開幕戦以降調子の上がらないFloridaに完勝。長らくベンチを温めていたAssassinのゲンジが大活躍し、チームとしても混乱の渦中にあったとは思えない戦いぶりで今大会2勝目を手にしている。
Guangzhou Charge 3-2 Los Angels Valiant
先日は悪くない出来だったValiantが酷い試合でChargeに今季2勝目を献上。Sasinブリギッテは改善が見られず、チーム全体でも多くultを使ったファイトでなかなかキルが取れずにJimmyソジョーンにチャンスを与えてしまう場面が目立った。
Chengdu Hunters 3-0 Philadelphia Fusion
こちらもここまでの結果とは相反する内容に。コントロール第一ラウンドこそPhillyが完璧に進めたが第二ラウンドでJinmuファラ、第三ラウンドでLeaveウィドウを止められずにマップを落として以降純正JQgoatsミラーでも劣勢となった。
デスク陣はHoustonの勝利を予想したマッチアップだが蓋を開けてみるとLondonが圧倒。Houstonは今大会からルシオを担当するLepの先落ちやビートの判断ミスが目立ち、新しいロスターでのコミュニケーションがまだうまくいっていないように見える。
San Francisco Shock 3-1 Los Angels Gladiators
WashingtonからHappyを獲得し「やばい」としか言いようがないロスターが出来上がったGladsでもShockの勢いを止めることはできなかった。Shockはサポート二人の先落ちが多く目を覆うようなultの使い方も減らないままだが、フィードをフィードで終わらせない"big balls(恐れ知らず)"戦術とそれに見合うdpsのキル力で連勝を続けついに2019年Titansのレギュラーマッチ19連勝の記録に並んでいる。
Washington Justice 3-0 Florida Mayhem
主力3選手を売り払い5人(スタッフを選手登録して最低人数の6人を満たしている)を残すのみとなったWashingtonが開幕戦以降調子の上がらないFloridaに完勝。長らくベンチを温めていたAssassinのゲンジが大活躍し、チームとしても混乱の渦中にあったとは思えない戦いぶりで今大会2勝目を手にしている。
Guangzhou Charge 3-2 Los Angels Valiant
先日は悪くない出来だったValiantが酷い試合でChargeに今季2勝目を献上。Sasinブリギッテは改善が見られず、チーム全体でも多くultを使ったファイトでなかなかキルが取れずにJimmyソジョーンにチャンスを与えてしまう場面が目立った。
Chengdu Hunters 3-0 Philadelphia Fusion
こちらもここまでの結果とは相反する内容に。コントロール第一ラウンドこそPhillyが完璧に進めたが第二ラウンドでJinmuファラ、第三ラウンドでLeaveウィドウを止められずにマップを落として以降純正JQgoatsミラーでも劣勢となった。
Dallas Fuel 3-1 Boston Uprising
序盤からかなりの接戦になったこの試合、前線はほとんどイーブンだったが堅実に立ち回るDallasのバックラインとMCDがファーストピックされがちなBostonのバックラインの差が出る形となった。今大会1-3となったBostonは「たまたま」フルコリアンロスターになってしまったために期待の新星Seekerの出番がなく、ファンの不満も鬱積しているように見える。
Atlanta Reign 3-0 Paris Eternal
不振から4名を放出し(これで今季開幕時のメンバー全員が去ったことになる)NAコンテンダーズの有望株4名を迎え入れたParisだが戦績上はチャンスのありそうなAtlantaにも歯が立たず。第3マップGibraltarではKaiソジョーンがもう十分とばかりに鬼の連続キルを披露して試合を終わらせた。
Toronto Defiant 3-1 Los Angels Gladiators
王者の悪夢は終わりが見えない。Gladsは1敗もできない状況で迎えたToronto戦を力負けの内容で落とし、まさかの0-4で全チーム中最速の予選敗退が決定した。不調の原因としてやり玉に挙げられているReinerは確かにメカニカルと状況判断の両面で苦しんでおり、先日にはメタに対して文句を言うためだけにTwitterアカウントを復活させすぐ消したことでリーグファンの嘲笑に晒されている。
序盤からかなりの接戦になったこの試合、前線はほとんどイーブンだったが堅実に立ち回るDallasのバックラインとMCDがファーストピックされがちなBostonのバックラインの差が出る形となった。今大会1-3となったBostonは「たまたま」フルコリアンロスターになってしまったために期待の新星Seekerの出番がなく、ファンの不満も鬱積しているように見える。
Atlanta Reign 3-0 Paris Eternal
不振から4名を放出し(これで今季開幕時のメンバー全員が去ったことになる)NAコンテンダーズの有望株4名を迎え入れたParisだが戦績上はチャンスのありそうなAtlantaにも歯が立たず。第3マップGibraltarではKaiソジョーンがもう十分とばかりに鬼の連続キルを披露して試合を終わらせた。
Toronto Defiant 3-1 Los Angels Gladiators
王者の悪夢は終わりが見えない。Gladsは1敗もできない状況で迎えたToronto戦を力負けの内容で落とし、まさかの0-4で全チーム中最速の予選敗退が決定した。不調の原因としてやり玉に挙げられているReinerは確かにメカニカルと状況判断の両面で苦しんでおり、先日にはメタに対して文句を言うためだけにTwitterアカウントを復活させすぐ消したことでリーグファンの嘲笑に晒されている。
Chengdu Hunters 3-1 Hangzhou Spark
Chengduは非常に攻撃的な防衛でAlphaYiが先発に復帰したSparkを手玉に取り、終盤はエンジンのかかった2021年MVPがゲームを完全に支配した。初戦を力なく落として「やはり彼らのメタではない」と思わせたのも束の間、そこから2連勝でShanghai、Seoulに次ぐ3位まで順位を上げている。
Seoul Dynasty 3-0 Los Angels Valiant
もっと注目されるべきルーキーNo.1のStalk3r(この日19歳の誕生日)がゲンジでValiantを蹂躙。第3マップCircuit RoyalではEzhanソジョーンが負けじと奮戦し守りを第二で抑えたものの攻撃最終ファイト前にオーバーエクステンドしてしまい、Seoulに一矢報いることはできなかった。
Chengduは非常に攻撃的な防衛でAlphaYiが先発に復帰したSparkを手玉に取り、終盤はエンジンのかかった2021年MVPがゲームを完全に支配した。初戦を力なく落として「やはり彼らのメタではない」と思わせたのも束の間、そこから2連勝でShanghai、Seoulに次ぐ3位まで順位を上げている。
Seoul Dynasty 3-0 Los Angels Valiant
もっと注目されるべきルーキーNo.1のStalk3r(この日19歳の誕生日)がゲンジでValiantを蹂躙。第3マップCircuit RoyalではEzhanソジョーンが負けじと奮戦し守りを第二で抑えたものの攻撃最終ファイト前にオーバーエクステンドしてしまい、Seoulに一矢報いることはできなかった。
Atlanta Reign 3-1 London Spitfire
Atlantaはついに規定年齢を迎えたルーキーSpeedilyがゲンジ/エコーで出場。緊張からかミスも多かったもののチームは今季なかなか勝てずにいたLondonを破ってSummer Showdownの戦績をタイに戻した。
San Francisco Shock 3-0 New York Excelsior
予想よりは接戦を許しつつもストレートでNYXLを破ったShockが前人未到のレギュラーシーズン20連勝の記録に到達(昨シーズン末の3連勝を含む)。試合後インタビューにはCrustyコーチが登場し、ミックスロスターでの長期政権を支える流暢な英語を披露した。
Vancouver Titans 3-2 Washington Justice
今大会が千載一遇のチャンスとなっている好調チーム同士の長期戦はTitansに軍配が上がった。客観的に見て間違いなくチームで最も価値が高いプレイヤーであるエースAspireに加え今大会からゲンジを任されているK1ngが悪くない働きを見せており、2022シーズン3大会目にして初となる予選抜けはすぐそこまで来ている。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
APACタイトルホルダーと最下位の差はこのメタでもやはり明らか。人数不利の状況でもしっかりと押し引きをこなしてファイトを勝ちに持っていく落ち着きを見せたSeoulが連勝を4に伸ばしている。
Hangzhou Spark 3-1 Los Angels Valiant
ここまで0勝3敗だったSparkが同じく未勝利のValiantに勝利して予選突破に望みをつないだ。第4ラウンドまでもつれたジャンカータウンはValiantがものにして大逆転劇が始まるかに思われたが、第4マップNew Queen StreetはShyの活躍もあってSparkが地力の違いを見せつける形となった。
Shanghai Dragons 3-1 Philadelphia Fusion
ほとんどの部分で互角に見えたマッチだがLipが対面のCarpeを完全に格付けして事実上のソロキャリー。PhillyはソジョーンでMN3でなく衰えの隠せないCarpeを起用する状況が続いており、MN3がソジョーンを苦手としているのであればアッシュで試合に出すのも悪くないと思うが...。
Atlantaはついに規定年齢を迎えたルーキーSpeedilyがゲンジ/エコーで出場。緊張からかミスも多かったもののチームは今季なかなか勝てずにいたLondonを破ってSummer Showdownの戦績をタイに戻した。
San Francisco Shock 3-0 New York Excelsior
予想よりは接戦を許しつつもストレートでNYXLを破ったShockが前人未到のレギュラーシーズン20連勝の記録に到達(昨シーズン末の3連勝を含む)。試合後インタビューにはCrustyコーチが登場し、ミックスロスターでの長期政権を支える流暢な英語を披露した。
Vancouver Titans 3-2 Washington Justice
今大会が千載一遇のチャンスとなっている好調チーム同士の長期戦はTitansに軍配が上がった。客観的に見て間違いなくチームで最も価値が高いプレイヤーであるエースAspireに加え今大会からゲンジを任されているK1ngが悪くない働きを見せており、2022シーズン3大会目にして初となる予選抜けはすぐそこまで来ている。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
APACタイトルホルダーと最下位の差はこのメタでもやはり明らか。人数不利の状況でもしっかりと押し引きをこなしてファイトを勝ちに持っていく落ち着きを見せたSeoulが連勝を4に伸ばしている。
Hangzhou Spark 3-1 Los Angels Valiant
ここまで0勝3敗だったSparkが同じく未勝利のValiantに勝利して予選突破に望みをつないだ。第4ラウンドまでもつれたジャンカータウンはValiantがものにして大逆転劇が始まるかに思われたが、第4マップNew Queen StreetはShyの活躍もあってSparkが地力の違いを見せつける形となった。
Shanghai Dragons 3-1 Philadelphia Fusion
ほとんどの部分で互角に見えたマッチだがLipが対面のCarpeを完全に格付けして事実上のソロキャリー。PhillyはソジョーンでMN3でなく衰えの隠せないCarpeを起用する状況が続いており、MN3がソジョーンを苦手としているのであればアッシュで試合に出すのも悪くないと思うが...。
Toronto Defiant 3-0 Boston Uprising
序盤からかなりレベルの高いファイトが繰り広げられたが終わってみればTorontoがストレート勝利で予選抜け確定。とにかくミスの少ないバックラインと大崩れしないdpsに攻撃的なタンクがアクセントを加えている現在のTorontoにはオリジナルgoats期のTitansのような力強さがあり、もしかするとチーム初のタイトルを地元で獲得するという夢のようなシナリオが実現するかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Paris Eternal
SpaceをJQで起用したのが奏功したか(と言っても相手は最下位チームだが)Gladsが余裕の勝利。なんとGladsは現在1-4ながら次の試合3-0かつほかのチームの結果次第では予選抜けの可能性があるらしく、王者の起死回生に要注目。
Houston Outlaws 3-0 Vancouver Titans
接戦も予想されたマッチアップをHoustonが難なくものにした。POTMのPelicanはトレーサーでは昨年ほどの存在感を示せずにいたがゲンジではリーグ五指に入る安定したパフォーマンスを発揮しており、PiggyとIr1sという親友が去った後もエースとしてHoustonを引っ張り続けている。
Guangzhou Charge 3-2 Philadelphia Fusion
Phillyの圧勝だろうと誰もが予想したマッチだったが第2マップParaisoでFixaが大ポカを何度もやらかしてから空気が一変。さらにFuryのultミスが増えるなどもう滅茶苦茶になったPhillyを尻目にChargeはJimmyソジョーンが覚醒。いつもはパッシブすぎる立ち回りでチームの足を引っ張っているCrongも見違えるようなプッシュで一気に勝利をつかみ取った。
Shanghai Dragons 3-0 Chengdu Hunters
Leaveの度重なるワンピックにも動じずアグレッシブに試合を運んだShanghaiが貫録の勝利。ステージ開始直後はチームの穴になる可能性も指摘されたVoidは見事にJQに適応し、ラッシュメタながら優勝候補に名を連ねるチームを支える大黒柱となっている。
序盤からかなりレベルの高いファイトが繰り広げられたが終わってみればTorontoがストレート勝利で予選抜け確定。とにかくミスの少ないバックラインと大崩れしないdpsに攻撃的なタンクがアクセントを加えている現在のTorontoにはオリジナルgoats期のTitansのような力強さがあり、もしかするとチーム初のタイトルを地元で獲得するという夢のようなシナリオが実現するかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Paris Eternal
SpaceをJQで起用したのが奏功したか(と言っても相手は最下位チームだが)Gladsが余裕の勝利。なんとGladsは現在1-4ながら次の試合3-0かつほかのチームの結果次第では予選抜けの可能性があるらしく、王者の起死回生に要注目。
Houston Outlaws 3-0 Vancouver Titans
接戦も予想されたマッチアップをHoustonが難なくものにした。POTMのPelicanはトレーサーでは昨年ほどの存在感を示せずにいたがゲンジではリーグ五指に入る安定したパフォーマンスを発揮しており、PiggyとIr1sという親友が去った後もエースとしてHoustonを引っ張り続けている。
Guangzhou Charge 3-2 Philadelphia Fusion
Phillyの圧勝だろうと誰もが予想したマッチだったが第2マップParaisoでFixaが大ポカを何度もやらかしてから空気が一変。さらにFuryのultミスが増えるなどもう滅茶苦茶になったPhillyを尻目にChargeはJimmyソジョーンが覚醒。いつもはパッシブすぎる立ち回りでチームの足を引っ張っているCrongも見違えるようなプッシュで一気に勝利をつかみ取った。
Shanghai Dragons 3-0 Chengdu Hunters
Leaveの度重なるワンピックにも動じずアグレッシブに試合を運んだShanghaiが貫録の勝利。ステージ開始直後はチームの穴になる可能性も指摘されたVoidは見事にJQに適応し、ラッシュメタながら優勝候補に名を連ねるチームを支える大黒柱となっている。
Washington Justice 3-2 LondonSpitfire
Londonのメイを採用した独特のJQgoatsに苦しみながらも好調のDecayがキャリーしたWashingtonが3勝目。これでWashingtonがあと一試合を残して勝敗差+1/マップ差+5と予選抜けをほぼ確定させた一方でGladsの予選抜けの可能性がまた少し低くなった。
Houston Outlaws 3-2 Atlanta Reign
HoustonがAtlantaのリバーススウィープをすんでのところで食い止めた。AtlantaはSpeedilyが多くのキルに絡んでおり前線の働きぶりは申し分ない一方でUltraVioletをVigilanteに入れ替えたバックラインはいまだに安定感を欠いている。ロスターで唯一の韓国人でありミックスロスターの経験のないVigilanteがうまくコミュニケーションを取れているかは気にかかるところ。
Dallas Fuel 3-1 Florida Mayhem
ここまで全勝のDallas相手にFloridaはアナ+ゼニヤッタやファラ+マーシーといったオフメタの構成で良く戦ったが、DallasはSp9rk1eがエコー、Edisonがキャスディにスワップするなどしてうまく彼らの土俵である純正JQgoatsミラーに持ち込んだ。Dallasの予選抜けがすでに確定しているのは言うまでもないがFloridaは来週の2戦を残して勝敗差-2/マップ差-6と後がない状況。
Londonのメイを採用した独特のJQgoatsに苦しみながらも好調のDecayがキャリーしたWashingtonが3勝目。これでWashingtonがあと一試合を残して勝敗差+1/マップ差+5と予選抜けをほぼ確定させた一方でGladsの予選抜けの可能性がまた少し低くなった。
Houston Outlaws 3-2 Atlanta Reign
HoustonがAtlantaのリバーススウィープをすんでのところで食い止めた。AtlantaはSpeedilyが多くのキルに絡んでおり前線の働きぶりは申し分ない一方でUltraVioletをVigilanteに入れ替えたバックラインはいまだに安定感を欠いている。ロスターで唯一の韓国人でありミックスロスターの経験のないVigilanteがうまくコミュニケーションを取れているかは気にかかるところ。
Dallas Fuel 3-1 Florida Mayhem
ここまで全勝のDallas相手にFloridaはアナ+ゼニヤッタやファラ+マーシーといったオフメタの構成で良く戦ったが、DallasはSp9rk1eがエコー、Edisonがキャスディにスワップするなどしてうまく彼らの土俵である純正JQgoatsミラーに持ち込んだ。Dallasの予選抜けがすでに確定しているのは言うまでもないがFloridaは来週の2戦を残して勝敗差-2/マップ差-6と後がない状況。
Guangzhou Charge 3-0 Chengdu Hunters
先週Philly相手にジャイアントキリングを演じたChargeが勢いそのままにChengduを蹴散らした。特にJimmyはここ数試合の状態だけ見ればリーグトップクラスのソジョーンと言ってよいパフォーマンスでチームをキャリーしており、彼とXerneas、Farwayの元Chengduトリオにとっては嬉しい勝利になったのではないだろうか。
Shanghai Dragons 3-0 Los Angels Valiant
下克上の流れに続きたいValiantだったが完全にメタに適応したShanghaiには歯が立たず。APACは今年シーズン総合ポイントで最下位のみがプレイイントーナメントにすら出場できないという無慈悲なシステムになっているのだが、ValiantはChargeに抜かれてその最下位に再び転落してしまっている。
先週Philly相手にジャイアントキリングを演じたChargeが勢いそのままにChengduを蹴散らした。特にJimmyはここ数試合の状態だけ見ればリーグトップクラスのソジョーンと言ってよいパフォーマンスでチームをキャリーしており、彼とXerneas、Farwayの元Chengduトリオにとっては嬉しい勝利になったのではないだろうか。
Shanghai Dragons 3-0 Los Angels Valiant
下克上の流れに続きたいValiantだったが完全にメタに適応したShanghaiには歯が立たず。APACは今年シーズン総合ポイントで最下位のみがプレイイントーナメントにすら出場できないという無慈悲なシステムになっているのだが、ValiantはChargeに抜かれてその最下位に再び転落してしまっている。
Los Angels Gladiators 3-0 Atlanta Reign
タンクの問題が解決されて息を吹き返したGladsがAtlantaを蹂躙。第3マップDoradoでは第一の門すらくぐらせない完璧な防衛を見せた。これでGladsは0-4となってからの2試合を理想的な結果で終え、NYXLとFloridaのどちらも今週末2勝しなければこのまま予選抜け、NYXLとFloridaのどちらかが2勝した場合でもTorontoがLondonに3-1以上の結果で勝利すれば予選抜けが決まる。
New York Excelsior 3-1 Paris Eternal
Parisが第3マップジャンカータウンで今大会初のマップ取得に成功。第4マップColosseoもかなりの接戦となったがオーバータイム前の人数有利を生かすことができず終戦。NYXLは次のFlorida戦が今季初の予選抜けをかけた最終試合となる。
Dallas Fuel 3-1 San Francisco Shock
予選結果には関係ないものの大会の優勝候補同士であることから注目が集まったこのマッチ、結果はDallasが終始Shockを押し込む展開に。Dallasは持ち前の高度な連携に加えアッシュを固定したEdisonの活躍がすさまじく、格下相手では帳消しにできるShockサポート陣のフィードが今回は致命的となった。
Guangzhou Charge 3-1 Hangzhou Spark
好調のChargeがパッとしないSparkを破って見事予選突破を確定させた。予選を抜けるのは約2年ぶりのChargeだが2年前のSummer Showdown Asiaでは優勝候補だったShanghaiを破って見事優勝しており、今大会ではもしかするとその再演が見られるかもしれない。
Los Angels Valiant 3-2 Chengdu Hunters
すでに敗退が決定しているValiantだったがBeckyのエコーを中心に上位チームにも劣らない戦いぶりを見せ接戦の末にChengduを撃退。ゲンジで苦戦していたBeckyをエコー/メイで起用するという判断がもっと早くできれば予選抜けもあったかもしれない。Chengduは勝利すれば予選抜けがほぼ確実になるところだったがPhillyに順位を抜かれる可能性が高まってきている(PhillyがSeoul、Spark相手に1勝以上して2戦合計のマップ差が+1以上ならChengduを抜いて4位に浮上)。
Seoul Dynasty 3-2 Philadelphia Fusion
予選抜けを目指して気合の入ったPhillyがここまで余裕の全勝をキープしていたSeoulにあと一歩まで迫った。敗れはしたが2マップを取ったことであと1試合を残してChengduとのマップ差はわずか1に迫っており、最終試合のSpark戦に3-1以上のスコアで勝利すればギリギリの予選抜けが現実のものとなる。
タンクの問題が解決されて息を吹き返したGladsがAtlantaを蹂躙。第3マップDoradoでは第一の門すらくぐらせない完璧な防衛を見せた。これでGladsは0-4となってからの2試合を理想的な結果で終え、NYXLとFloridaのどちらも今週末2勝しなければこのまま予選抜け、NYXLとFloridaのどちらかが2勝した場合でもTorontoがLondonに3-1以上の結果で勝利すれば予選抜けが決まる。
New York Excelsior 3-1 Paris Eternal
Parisが第3マップジャンカータウンで今大会初のマップ取得に成功。第4マップColosseoもかなりの接戦となったがオーバータイム前の人数有利を生かすことができず終戦。NYXLは次のFlorida戦が今季初の予選抜けをかけた最終試合となる。
Dallas Fuel 3-1 San Francisco Shock
予選結果には関係ないものの大会の優勝候補同士であることから注目が集まったこのマッチ、結果はDallasが終始Shockを押し込む展開に。Dallasは持ち前の高度な連携に加えアッシュを固定したEdisonの活躍がすさまじく、格下相手では帳消しにできるShockサポート陣のフィードが今回は致命的となった。
Guangzhou Charge 3-1 Hangzhou Spark
好調のChargeがパッとしないSparkを破って見事予選突破を確定させた。予選を抜けるのは約2年ぶりのChargeだが2年前のSummer Showdown Asiaでは優勝候補だったShanghaiを破って見事優勝しており、今大会ではもしかするとその再演が見られるかもしれない。
Los Angels Valiant 3-2 Chengdu Hunters
すでに敗退が決定しているValiantだったがBeckyのエコーを中心に上位チームにも劣らない戦いぶりを見せ接戦の末にChengduを撃退。ゲンジで苦戦していたBeckyをエコー/メイで起用するという判断がもっと早くできれば予選抜けもあったかもしれない。Chengduは勝利すれば予選抜けがほぼ確実になるところだったがPhillyに順位を抜かれる可能性が高まってきている(PhillyがSeoul、Spark相手に1勝以上して2戦合計のマップ差が+1以上ならChengduを抜いて4位に浮上)。
Seoul Dynasty 3-2 Philadelphia Fusion
予選抜けを目指して気合の入ったPhillyがここまで余裕の全勝をキープしていたSeoulにあと一歩まで迫った。敗れはしたが2マップを取ったことであと1試合を残してChengduとのマップ差はわずか1に迫っており、最終試合のSpark戦に3-1以上のスコアで勝利すればギリギリの予選抜けが現実のものとなる。
Florida Mayhem 3-0 Paris Eternal
Floridaがメンバー入れ替え後もNAのドベを死守しているParisに完勝。第3マップGibraltarではHydronウィドウが華麗な連続ヘッドショットで試合を決めた。これでFloridaも勝敗2-3でNYXLに並び、予選抜けをかけて当のNYXLと明日対戦することになる。
Houston Outlaws 3-0 Washington Justice
今大会の戦績上は並んでいた両チームだがこの試合ではHoustonが大きく上回った。WashingtonはDecayとAssassinの両エースの調子が芳しくなく、JQ対面でもKaliosがDantehに常に押し込まれる状況が続いた。
Boston Uprising 3-2 Vancouver Titans
予選敗退がすでに決まっていたこの試合でファンのガス抜きとばかりに欧米組(Punk、Seeker、Crimzo)を出場させたBostonだったが結果はなんと格上相手に逆転勝利。特にPunkとSeekerは間違いなくMagとVictoriaの上位互換ともいえる活躍を見せ、最初からこのメンバーでやっていればと誰もが思ったことだろう。
Philadelphia Fusion 3-1 Hangzhou Spark
Phillyは予選抜けのためにもう1マップも落とせない1-1から鬼気迫るプレイで2マップを連取。最後のファイトでは負けたらすべてが終わるプレッシャーの中でMN3ソジョーンが見事ファーストピックを獲得した。これであと1試合を残してAPACの予選が実質的に終了、Seoul・Shanghai・Charge・Phillyがプレイオフに進出する。
Shanghai Dragons 3-0 Seoul Dynasty
Lijiang Towerで良いスタートを切ったSeoulだったが、第2ラウンド99-0の状況でチームの動きが乱れそのままこのラウンドを落とすとその後はフルスロットルのLip&Whoruの前に押される展開が続いた。接戦も予想されたこのカードが一方的な結果で終わったことで、Shanghaiは今大会断トツのAPAC優勝候補になったと言える。
Floridaがメンバー入れ替え後もNAのドベを死守しているParisに完勝。第3マップGibraltarではHydronウィドウが華麗な連続ヘッドショットで試合を決めた。これでFloridaも勝敗2-3でNYXLに並び、予選抜けをかけて当のNYXLと明日対戦することになる。
Houston Outlaws 3-0 Washington Justice
今大会の戦績上は並んでいた両チームだがこの試合ではHoustonが大きく上回った。WashingtonはDecayとAssassinの両エースの調子が芳しくなく、JQ対面でもKaliosがDantehに常に押し込まれる状況が続いた。
Boston Uprising 3-2 Vancouver Titans
予選敗退がすでに決まっていたこの試合でファンのガス抜きとばかりに欧米組(Punk、Seeker、Crimzo)を出場させたBostonだったが結果はなんと格上相手に逆転勝利。特にPunkとSeekerは間違いなくMagとVictoriaの上位互換ともいえる活躍を見せ、最初からこのメンバーでやっていればと誰もが思ったことだろう。
Philadelphia Fusion 3-1 Hangzhou Spark
Phillyは予選抜けのためにもう1マップも落とせない1-1から鬼気迫るプレイで2マップを連取。最後のファイトでは負けたらすべてが終わるプレッシャーの中でMN3ソジョーンが見事ファーストピックを獲得した。これであと1試合を残してAPACの予選が実質的に終了、Seoul・Shanghai・Charge・Phillyがプレイオフに進出する。
Shanghai Dragons 3-0 Seoul Dynasty
Lijiang Towerで良いスタートを切ったSeoulだったが、第2ラウンド99-0の状況でチームの動きが乱れそのままこのラウンドを落とすとその後はフルスロットルのLip&Whoruの前に押される展開が続いた。接戦も予想されたこのカードが一方的な結果で終わったことで、Shanghaiは今大会断トツのAPAC優勝候補になったと言える。
London Spitfire 3-1 Toronto Defiant
2マップ以上の取得が予選抜けの条件になっていたLondonはコントロールこそ完敗の内容で落としたもののそこからSparkrソジョーンが覚醒。第3マップDoradoでは20ファイナルブロウ5デスの圧倒的キャリーで強敵Torontoを退けた。この時点でGladsの予選落ちも確定し、最後の枠はこの後のFlorida対NYXLの直接対決で決定される。
Florida Mayhem 3-0 New York Excelsior
このステージでは下位に甘んじつつも日程に助けられてチャンスをつかんだ両者の対決はFloridaに軍配。Hydronを先発に戻して緩やかに調子を上げてきたFloridaに対してNYXLはFloraが期待されたほど活躍できず、チームとしてもいまいちまとまり切れないまま予選が終わってしまった。
今週末から開幕するSummer Showdownプレイオフのトーナメント表は以下の通り。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/u_eNOC3jQw.png)
2マップ以上の取得が予選抜けの条件になっていたLondonはコントロールこそ完敗の内容で落としたもののそこからSparkrソジョーンが覚醒。第3マップDoradoでは20ファイナルブロウ5デスの圧倒的キャリーで強敵Torontoを退けた。この時点でGladsの予選落ちも確定し、最後の枠はこの後のFlorida対NYXLの直接対決で決定される。
Florida Mayhem 3-0 New York Excelsior
このステージでは下位に甘んじつつも日程に助けられてチャンスをつかんだ両者の対決はFloridaに軍配。Hydronを先発に戻して緩やかに調子を上げてきたFloridaに対してNYXLはFloraが期待されたほど活躍できず、チームとしてもいまいちまとまり切れないまま予選が終わってしまった。
今週末から開幕するSummer Showdownプレイオフのトーナメント表は以下の通り。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/u_eNOC3jQw.png)
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/cRb38ccx3r.png)
Dallas Fuel 3-2 Washington Justice
トロントのアリーナで行われるSummer ShowdownプレイオフNA初戦は遅延0環境でフルパワーを発揮したDecayの活躍でWashingtonが2-0としたが、ここでいつもの呪いが発動。Edisonがアッシュからソジョーンにスイッチしたこともあって逆転した流れをWashingtonは止めることができなかった。
London Spitfire 3-1 Toronto Defiant
先週の再戦となったこの試合はコントロールをTorontoが取りそれ以外をLondonが取るという全く同じ展開になった。ゲンジの相方としてソジョーンを採用するかアッシュを採用するか好みが分かれる現在の環境だが、ここ最近のNAの試合ではリーグ上位レベルのソジョーンのワンピックポテンシャルと比較するとアッシュの影響力が低く感じられることが多く、この試合でもSparkrソジョーンがまさにアンストッパブルと言える活躍を見せていた。
San Francisco Shock 3-1 Vancouver Titans
Shockがシード6位のTitansに辛勝。この試合ではKiloがフォーカスされる場面が多く、Colugeがパッシブな立ち回りに徹してその分大エースProperに多くのリペアパックをつぎ込むメソッドの穴を突いたTitansの見事な戦略だったが、Shockを倒すにはあと少し足りなかったか。
Houston Outlaws 3-0 Florida Mayhem
HoustonがFloridaのアナゼニに苦しみつつストレート勝利。第2マップHollywoodでは攻撃OTでPelicanゲンジがLastroアナの援護を受けつつ単独でペイロードを踏み続け2キルして味方の到着まで持ちこたえる最高のプレイを見せた。FloridaはSirMajedがビザの問題で現地へ帯同できず、一人だけオンラインで参加という不憫な状況となっている。
Shanghai Dragons 3-0 Guangzhou Charge
今大会予選の中で調子を上げて久しぶりのプレイオフに駒を進めたChargeが多くのチャンスを作ったが、Shanghaiは強者の余裕とばかりにそれ以上のファイトを取り返してマップを譲らなかった。Chargeはこの機会にぜひタイトルを取りたいところだが、SeoulかPhillyを破ってのロウワーファイナル行きが現実的な目標か。
Seoul Dynasty 3-2 Philadelphia Fusion
チーム力で上回るSeoulとMN3のソジョーンが奮闘したPhillyの接戦は最終的にSeoulが流れをつかみ、Phillyのリバーススウィープを阻止。ここまでShanghai以外に負けていなかったSeoulにとっては冷や汗をかくマッチだったが、Kickoff Clashでは準決勝のShanghai戦の死闘を乗り越えた先で優勝をつかんでいるため今季二つ目のタイトルに向けたウォームアップはこれで完了といったところだろう。
トロントのアリーナで行われるSummer ShowdownプレイオフNA初戦は遅延0環境でフルパワーを発揮したDecayの活躍でWashingtonが2-0としたが、ここでいつもの呪いが発動。Edisonがアッシュからソジョーンにスイッチしたこともあって逆転した流れをWashingtonは止めることができなかった。
London Spitfire 3-1 Toronto Defiant
先週の再戦となったこの試合はコントロールをTorontoが取りそれ以外をLondonが取るという全く同じ展開になった。ゲンジの相方としてソジョーンを採用するかアッシュを採用するか好みが分かれる現在の環境だが、ここ最近のNAの試合ではリーグ上位レベルのソジョーンのワンピックポテンシャルと比較するとアッシュの影響力が低く感じられることが多く、この試合でもSparkrソジョーンがまさにアンストッパブルと言える活躍を見せていた。
San Francisco Shock 3-1 Vancouver Titans
Shockがシード6位のTitansに辛勝。この試合ではKiloがフォーカスされる場面が多く、Colugeがパッシブな立ち回りに徹してその分大エースProperに多くのリペアパックをつぎ込むメソッドの穴を突いたTitansの見事な戦略だったが、Shockを倒すにはあと少し足りなかったか。
Houston Outlaws 3-0 Florida Mayhem
HoustonがFloridaのアナゼニに苦しみつつストレート勝利。第2マップHollywoodでは攻撃OTでPelicanゲンジがLastroアナの援護を受けつつ単独でペイロードを踏み続け2キルして味方の到着まで持ちこたえる最高のプレイを見せた。FloridaはSirMajedがビザの問題で現地へ帯同できず、一人だけオンラインで参加という不憫な状況となっている。
Shanghai Dragons 3-0 Guangzhou Charge
今大会予選の中で調子を上げて久しぶりのプレイオフに駒を進めたChargeが多くのチャンスを作ったが、Shanghaiは強者の余裕とばかりにそれ以上のファイトを取り返してマップを譲らなかった。Chargeはこの機会にぜひタイトルを取りたいところだが、SeoulかPhillyを破ってのロウワーファイナル行きが現実的な目標か。
Seoul Dynasty 3-2 Philadelphia Fusion
チーム力で上回るSeoulとMN3のソジョーンが奮闘したPhillyの接戦は最終的にSeoulが流れをつかみ、Phillyのリバーススウィープを阻止。ここまでShanghai以外に負けていなかったSeoulにとっては冷や汗をかくマッチだったが、Kickoff Clashでは準決勝のShanghai戦の死闘を乗り越えた先で優勝をつかんでいるため今季二つ目のタイトルに向けたウォームアップはこれで完了といったところだろう。
Dallas Fuel 3-1 London Spitfire
目下の優勝候補筆頭DallasがLondonの猛攻をはねのけウィナーズファイナルに一番乗り。Circuit Royalでは防衛で第三までスピードランされ落としたものの全体を通してみるとDallasの動きの統一感はやはり際立っており、番狂わせを起こせるとすれば次に対戦するShock/Houstonが最有力候補になる。
San Francisco Shock 3-1 Houston Outlaws
Shockが今季すべて勝利しているこのカード、今回はお互いのdps陣の意地のぶつかり合いと言える好試合だった。HoustonはPelicanがいつも以上にキレのあるプレーを見せMer1tも不死身のProperを何度かワンピックするなど十分すぎる活躍だったが、この日はサポート陣のミスが少なくKiloの調子もよかったShockの勢いに後半飲まれてしまった。
Florida Mayhem 3-0 Vancouver Titans
今大会の戦いぶりを考えるとTitansに分がありそうにも思われたが結果は拍子抜けの3-0。Checkmateのゲンジが暴れに暴れ文句なしのPOTMを獲得した。悲しいことにこれでTitansは3年間一度もFloridaに勝利していないことになるらしい。
Toronto Defiant 3-0 Washington Justice
前日のDallas戦で燃え尽きたか、Washingtonはdpsが出落ちする場面が多く第3マップCircuit Royalを取るのが精いっぱい。Torontoは持ち前のコレクティブな戦い方がultエコノミーが乱れがちなWashingtonとの大きな差を生み、地元のファンに良い内容の勝利を見せることができた。
Philadelphia Fusion 3-0 Guangzhou Charge
予選ではPhillyに土をつけたChargeだったが今回はMN3の適応によって一番の問題を解決したFusionに歯が立たず。第2マップHollyWood終盤では回線問題か配信が何度もストップするなどいろいろな意味でPhillyファン以外は見なくてもいい試合だったかもしれない。
Shanghai Dragons 3-0 Seoul Dynasty
今季のAPAC2トップによるウィナーズファイナルは先週と同じ結果に。チームワークの面ではほぼ互角と言える2チームだが、Whoruゲンジのすさまじい決定力に支えられたShanghaiのラッシュをSeoulはなかなか返すことができなかった。Shanghaiは完璧な内容でグランドファイナル行きを決め、一方Seoulはリベンジのために明日もう一度Phillyに勝たなければならない。
目下の優勝候補筆頭DallasがLondonの猛攻をはねのけウィナーズファイナルに一番乗り。Circuit Royalでは防衛で第三までスピードランされ落としたものの全体を通してみるとDallasの動きの統一感はやはり際立っており、番狂わせを起こせるとすれば次に対戦するShock/Houstonが最有力候補になる。
San Francisco Shock 3-1 Houston Outlaws
Shockが今季すべて勝利しているこのカード、今回はお互いのdps陣の意地のぶつかり合いと言える好試合だった。HoustonはPelicanがいつも以上にキレのあるプレーを見せMer1tも不死身のProperを何度かワンピックするなど十分すぎる活躍だったが、この日はサポート陣のミスが少なくKiloの調子もよかったShockの勢いに後半飲まれてしまった。
Florida Mayhem 3-0 Vancouver Titans
今大会の戦いぶりを考えるとTitansに分がありそうにも思われたが結果は拍子抜けの3-0。Checkmateのゲンジが暴れに暴れ文句なしのPOTMを獲得した。悲しいことにこれでTitansは3年間一度もFloridaに勝利していないことになるらしい。
Toronto Defiant 3-0 Washington Justice
前日のDallas戦で燃え尽きたか、Washingtonはdpsが出落ちする場面が多く第3マップCircuit Royalを取るのが精いっぱい。Torontoは持ち前のコレクティブな戦い方がultエコノミーが乱れがちなWashingtonとの大きな差を生み、地元のファンに良い内容の勝利を見せることができた。
Philadelphia Fusion 3-0 Guangzhou Charge
予選ではPhillyに土をつけたChargeだったが今回はMN3の適応によって一番の問題を解決したFusionに歯が立たず。第2マップHollyWood終盤では回線問題か配信が何度もストップするなどいろいろな意味でPhillyファン以外は見なくてもいい試合だったかもしれない。
Shanghai Dragons 3-0 Seoul Dynasty
今季のAPAC2トップによるウィナーズファイナルは先週と同じ結果に。チームワークの面ではほぼ互角と言える2チームだが、Whoruゲンジのすさまじい決定力に支えられたShanghaiのラッシュをSeoulはなかなか返すことができなかった。Shanghaiは完璧な内容でグランドファイナル行きを決め、一方Seoulはリベンジのために明日もう一度Phillyに勝たなければならない。
Toronto Defiant 3-(1)-0 Houston Outlaws
前日よりかなり観客が入ったアリーナの大声援を受けたTorontoがHoustonに快勝。特にHeesuは彼が時折見せるゾーン状態に入っており、今回はアッシュでキルを量産した。現在の多くのOWLチーム同様オフラインでのリーグ経験がない選手の多いHoustonはアウェーの雰囲気に完全に飲まれてしまった感がある。
Florida Mayhem 3-2 London Spitfire
Floridaが見事なリバーススウィープで勝利し4位以上を確定。立役者となったCheckmateゲンジは最終マップIliosではBackboneの龍撃剣を2度もシャットダウンするなどゲンジ差を見せつけた。LondonがFloridaに逆転負けするのは前大会に続き2度目で、因縁の関係は今後も続きそうである。
Dallas Fuel 3-0 San Francisco Shock
先週に続きDallasがなかなかリードを守り切れないShockにストレート勝利。Shockが中盤まで優勢だったLijiang Tower第二ラウンドOTでHanbinが放った1v5ランペイジが4人にヒットし後続の逆転を許した場面は昨年度Countdown Cupの"the Havana incident(ハバナ事件)"に並ぶ悲劇としてShockファンの間で語り継がれることだろう。
Toronto Defiant 3-2 Florida Mayhem
今大会Floridaと初対戦となるTorontoはダブルフレックスサポートに苦しみ2マップを落としたもののそれ以外の3マップを取り切りShockとのルーザーズファイナルへ進出。Floridaは今大会ほかのチームがほとんど採用しなかったアナ+ゼニヤッタを一部マップで使用し、アナのジャンカークイーンへの手厚いサポートや不和のオーブがもたらす相手dps(特にゲンジ)の事故死という初見殺し要素でプレイオフでも勝ち上がったが、この試合からも明らかなようにコントロールやプッシュなどアナゼニが出せないマップでの純正JQgoatsの練度はトップチームに最後まで追いつけなかった。
Seoul Dynasty 3-1 Philadelphia Fusion
非常に堅実な立ち回りを貫徹したSeoulが再びPhillyを下してShanghaiとのリベンジマッチへ駒を進めた。Phillyはこのメタにおいてリーグ屈指のdpsラインを有してはいたものの上位チームと比べるとult周りの判断が拙く(特にFury)、悲願のタイトルを獲得するにはチームとしての練度が少しばかり低すぎた。
Shanghai Dragons 4-2 Seoul Dynasty
今季APAC二つ目のタイトルをかけたSummer ShowdownグランドファイナルはShanghaiのスピードに慣れてきたSeoulがよく耐え、Stalk3rもWhoruに負けじと連キルを見せる好試合となったが、最後に違いを作ったのはこの2年でAPAC最強のヒットスキャンの名を確固たるものにしたLip。今季はじめはソジョーンに適応し切れない様子を見せていたのが今は昔、ultを使うたび複数ヘッドショットキルは当たり前という化け物に成長を遂げた。加えて虎の子Whoruが活躍できるゲンジ固定のメタが到来したことでShanghaiの優勝は秒読みだったと言える。
前日よりかなり観客が入ったアリーナの大声援を受けたTorontoがHoustonに快勝。特にHeesuは彼が時折見せるゾーン状態に入っており、今回はアッシュでキルを量産した。現在の多くのOWLチーム同様オフラインでのリーグ経験がない選手の多いHoustonはアウェーの雰囲気に完全に飲まれてしまった感がある。
Florida Mayhem 3-2 London Spitfire
Floridaが見事なリバーススウィープで勝利し4位以上を確定。立役者となったCheckmateゲンジは最終マップIliosではBackboneの龍撃剣を2度もシャットダウンするなどゲンジ差を見せつけた。LondonがFloridaに逆転負けするのは前大会に続き2度目で、因縁の関係は今後も続きそうである。
Dallas Fuel 3-0 San Francisco Shock
先週に続きDallasがなかなかリードを守り切れないShockにストレート勝利。Shockが中盤まで優勢だったLijiang Tower第二ラウンドOTでHanbinが放った1v5ランペイジが4人にヒットし後続の逆転を許した場面は昨年度Countdown Cupの"the Havana incident(ハバナ事件)"に並ぶ悲劇としてShockファンの間で語り継がれることだろう。
Toronto Defiant 3-2 Florida Mayhem
今大会Floridaと初対戦となるTorontoはダブルフレックスサポートに苦しみ2マップを落としたもののそれ以外の3マップを取り切りShockとのルーザーズファイナルへ進出。Floridaは今大会ほかのチームがほとんど採用しなかったアナ+ゼニヤッタを一部マップで使用し、アナのジャンカークイーンへの手厚いサポートや不和のオーブがもたらす相手dps(特にゲンジ)の事故死という初見殺し要素でプレイオフでも勝ち上がったが、この試合からも明らかなようにコントロールやプッシュなどアナゼニが出せないマップでの純正JQgoatsの練度はトップチームに最後まで追いつけなかった。
Seoul Dynasty 3-1 Philadelphia Fusion
非常に堅実な立ち回りを貫徹したSeoulが再びPhillyを下してShanghaiとのリベンジマッチへ駒を進めた。Phillyはこのメタにおいてリーグ屈指のdpsラインを有してはいたものの上位チームと比べるとult周りの判断が拙く(特にFury)、悲願のタイトルを獲得するにはチームとしての練度が少しばかり低すぎた。
Shanghai Dragons 4-2 Seoul Dynasty
今季APAC二つ目のタイトルをかけたSummer ShowdownグランドファイナルはShanghaiのスピードに慣れてきたSeoulがよく耐え、Stalk3rもWhoruに負けじと連キルを見せる好試合となったが、最後に違いを作ったのはこの2年でAPAC最強のヒットスキャンの名を確固たるものにしたLip。今季はじめはソジョーンに適応し切れない様子を見せていたのが今は昔、ultを使うたび複数ヘッドショットキルは当たり前という化け物に成長を遂げた。加えて虎の子Whoruが活躍できるゲンジ固定のメタが到来したことでShanghaiの優勝は秒読みだったと言える。
San Francisco Shock 3-1 Toronto Defiant
割れんばかりの大声援を受けたTorontoが前半はShockを圧倒したが、徐々に落ち着きを取り戻したShockが盛り返してグランドファイナル行きを決めた。Torontoは今大会いち早くメタに適応して序盤から強豪を手玉に取り、結果としてのプレイオフ3位は2020年Summer ShowdownのNA3位に並ぶチーム最高の好成績。この好調ぶりをキープできればCountdown Cupとシーズンプレイオフにも期待が持てるだろう。
Dallas Fuel 4-0 San Francisco Shock
今大会実に三度目のマッチアップでも完璧な内容でShockを分からせたDallasがSummer Showdown NAのチャンピオンに輝いた。ほとんど先落ちのないバックライン、クラッチ力あふれるdps陣、そしてこの試合でも何度も決定的なランペイジを決めた「OWL2022のベストタンク」Hanbinが一体となって動く様はさながら軍隊のようで、このDallasとまともに試合ができるチームはリーグ全体でおそらくShanghaiしかなかっただろう。Shockは「彼らにとって最悪」と言われたメタでよく頑張ったが、Dallasに対しては勝っている点がProperの個人技しかなく(Properはこの大敗でもSp9rk1eに次いで全体2位のFB数を記録)、おそらく100回試合して1回勝てるかどうかというような大きな隔たりがあった。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/IrOfaLJ6Ga.%20Shock%206-37-55%20screenshot.png)
【雑記】
非常に長く感じられたSummer Showdownが終わりました。このステージのトピックはジャンカークイーン(以下JQ)がもたらした新しいメタ、その一点に尽きるでしょう。自己に200、周囲の味方に100の追加HPを与え、さらに30%のスピードバフ(ルシオのスピブと重複する)も付与するぶっ壊れアビリティ「コマンディングシャウト」と相性の良いルシオとブリギッテを固定した"JQgoats"はSummer Showdownに先駆けて各地で行われたコンテンダーズを席巻し、リーグではさらにメタが膠着化してdpsがゲンジ+ソジョーン/アッシュに固定されるまで至りました。コンテンダーズEUではファラやジャンクラットなどポークでJQgoatsを崩そうとする試みが見られましたがリーグでは一部チームがGarden(Lijiang)等で初手に出したファラやLondonのメイ、Circuit Royalのスポーンキャンプを崩すためのバスティオンなどのマイナーチェンジが時たま見られるにとどまっています。
まずは名称の話から。"JQgoats/Junker goats"という名称はこの構成がコンテンダーズで現れてからすぐに広まりました。その後特にオリジナルのgoats(3タンク3サポートを基本とする、2018年後半〜2019年前半にかけて競技シーンで流行した構成とその一連の変種)を知るインフルエンサーを中心に「goatsの名前を現在メタになっているJQ構成に使うのはふさわしくない」という声が上がり、最終的にはキャスター陣も"Junker Queen comp"という呼び方を好んでいたように思います(幸か不幸か、「ジャンカークイーン構成」という漠然とした名称が指すものはリーグでは二つ目が現れませんでした)。しかし私は当該の構成はオリジナルのgoatsメタが終焉してから世に出た構成のうちで最もgoatsに近いものと考えており、そのためこのページではJQgoatsの名称を進んで使っていました。JQgoatsが最もgoatsと似通っており、かつ他の○○goats(例えば昨年夏に流行したneo-goats)と決定的に異なるのは、「JQgoatsは最初のエンゲージの前にultを貯める段階(ファーム)を挟まない」という点です。neo-goatsがコアレッセンスを貯めるまで最初のエンゲージを行わなかったのに対して、JQgoatsのエンゲージはdpsのワンピック・孤立した敵の発見・敵のシャウト/パワースライド等防衛アビリティの使用などのチャンスに対してこちらのシャウトを切ることで始まります。これはオリジナルのgoatsにおいてザリアのバリアとルシオのアンプがエンゲージの要でもありかつ重要な防衛アビリティでもあったために使い方の差がそのままファイトの結果に表れていたのとよく似ています。
次にdpsメタについてです。ゲンジとソジョーン/アッシュというのはこれまでの例からみるとラッシュ系の構成にはほとんど使われてこなかったヒーローであり、より近距離型のヒーロー(リーパー・メイ・シンメトラ)をどうして出さないのか疑問に思った方も多いでしょう。これについては「クラシックなタンクの不在」と「絶対的な防衛アビリティの欠如」の2点から説明ができます。
一点目、OW1ではタンクが二人いたことからラッシュメタではタンクに対するダメージが非常に重要で、そのためリーパー・シンメトラといった対タンクに有効なヒーローがほかの種類のdpsに不利を取るというデメリットをおしてまで採用されていました。しかしタンク枠がJQ一人(しかも小柄)のJQgoatsメタではリーパー・シンメトラは火力を出すのが難しく、この時点で選考から外れます。
二点目、昨季流行したハルD構成(ラインハルト・D.VA・メイ・シンメトラ/キャスディ・バティスト・ルシオ)とJQgoatsを比べると、回復以外で味方dpsをカバーすることができるアビリティが前者ではラインハルトの盾・マトリクス・イモータルと三つもあったのに比べて後者では一つもありません(強いて言えば両サポートのブープはありますが)。そのためJQgoatsではdpsが最前線でだらだらすることは許されないし、孤立してしまった場合には自分の足で逃げ帰る以外に生存の道はありません。この点で逃げに使えるスキルがないメイとシンメトラはアウトです。
以上の2点+前述した「dpsのワンピックがエンゲージのきっかけとして重要である」ことを鑑みると、JQgoatsメタにおけるdpsに求められるのは「小柄な敵に対して十分なダメージが出せ、ワンピック力に長け、何かしらの逃げスキルを持っている」ことだと分かります。この点に完璧に合致するのがゲンジとソジョーンでした。特にゲンジはJQ・ブリギッテ・ルシオという火力もスタンもないメンツではブリギッテにポケットされたゲンジを倒すのが非常に難しいことからフリーで動け、龍剣もこれまでの「ナノが無ければ使い物にならず、ナノ剣でも最後までキルを狙えば生きて帰るのは難しい」といったultから「滅茶苦茶剣を振ったけど敵は死なないしなぜか自分も生きている、ただダメージをたくさん出せたのでチームは押し勝った」というようなultに様変わりしました。大会終盤になるとソジョーンに代わってアッシュを使用するチームも増えましたが、これはアッシュが機動力とワンピック力に劣る一方JQへの圧力はソジョーンに勝りダイナマイトという強力なAoEダメージソースを持っていたということ以上に、各チームのヒットスキャンプレイヤーの好みの問題が大きかったように思います。
3つ目、APACキャスターのAVRLが早々に「OWL史上最悪のメタ」と結論付けたJQgoatsは結局どう評価されるべきなのでしょうか?私の最初の印象は、事前予想よりも全体的な火力不足でファイトがだらだらと長引きがちでつまらないメタという感じでしたが、ファイトのポイントがわかってくると「競技的な視点からは」十分楽しめたと思います。こういうところもオリジナルgoatsと同じですね。ただしオリジナルgoatsのようなハルトミラーの緊張感はなく、龍剣やランペイジのようなビッグultも一気にキルが発生するかというと必ずしもそうでないので、ファイトの展開の遅さも相まって「エンターテインメントとしては」最悪のメタだったと言わざるを得ません。一部の視聴者が言っていた「必要な技術レベルの低いメタ」というのは完全な間違いですけどね。
なんにせよこの忘れがたいメタもこの大会で終わりです(終わるよね?)。どんなメタも長く続きすぎるとエンターテインメント性が失われます。そして、どれほど高度に競技的なesportsであっても、興行としての側面を捨て去ることはできません。競技シーンの環境を停滞させないためにも、OW2では定期的な新ヒーローの追加と調整を欠かさないようにしてほしいところです。
割れんばかりの大声援を受けたTorontoが前半はShockを圧倒したが、徐々に落ち着きを取り戻したShockが盛り返してグランドファイナル行きを決めた。Torontoは今大会いち早くメタに適応して序盤から強豪を手玉に取り、結果としてのプレイオフ3位は2020年Summer ShowdownのNA3位に並ぶチーム最高の好成績。この好調ぶりをキープできればCountdown Cupとシーズンプレイオフにも期待が持てるだろう。
Dallas Fuel 4-0 San Francisco Shock
今大会実に三度目のマッチアップでも完璧な内容でShockを分からせたDallasがSummer Showdown NAのチャンピオンに輝いた。ほとんど先落ちのないバックライン、クラッチ力あふれるdps陣、そしてこの試合でも何度も決定的なランペイジを決めた「OWL2022のベストタンク」Hanbinが一体となって動く様はさながら軍隊のようで、このDallasとまともに試合ができるチームはリーグ全体でおそらくShanghaiしかなかっただろう。Shockは「彼らにとって最悪」と言われたメタでよく頑張ったが、Dallasに対しては勝っている点がProperの個人技しかなく(Properはこの大敗でもSp9rk1eに次いで全体2位のFB数を記録)、おそらく100回試合して1回勝てるかどうかというような大きな隔たりがあった。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/IrOfaLJ6Ga.%20Shock%206-37-55%20screenshot.png)
【雑記】
非常に長く感じられたSummer Showdownが終わりました。このステージのトピックはジャンカークイーン(以下JQ)がもたらした新しいメタ、その一点に尽きるでしょう。自己に200、周囲の味方に100の追加HPを与え、さらに30%のスピードバフ(ルシオのスピブと重複する)も付与するぶっ壊れアビリティ「コマンディングシャウト」と相性の良いルシオとブリギッテを固定した"JQgoats"はSummer Showdownに先駆けて各地で行われたコンテンダーズを席巻し、リーグではさらにメタが膠着化してdpsがゲンジ+ソジョーン/アッシュに固定されるまで至りました。コンテンダーズEUではファラやジャンクラットなどポークでJQgoatsを崩そうとする試みが見られましたがリーグでは一部チームがGarden(Lijiang)等で初手に出したファラやLondonのメイ、Circuit Royalのスポーンキャンプを崩すためのバスティオンなどのマイナーチェンジが時たま見られるにとどまっています。
まずは名称の話から。"JQgoats/Junker goats"という名称はこの構成がコンテンダーズで現れてからすぐに広まりました。その後特にオリジナルのgoats(3タンク3サポートを基本とする、2018年後半〜2019年前半にかけて競技シーンで流行した構成とその一連の変種)を知るインフルエンサーを中心に「goatsの名前を現在メタになっているJQ構成に使うのはふさわしくない」という声が上がり、最終的にはキャスター陣も"Junker Queen comp"という呼び方を好んでいたように思います(幸か不幸か、「ジャンカークイーン構成」という漠然とした名称が指すものはリーグでは二つ目が現れませんでした)。しかし私は当該の構成はオリジナルのgoatsメタが終焉してから世に出た構成のうちで最もgoatsに近いものと考えており、そのためこのページではJQgoatsの名称を進んで使っていました。JQgoatsが最もgoatsと似通っており、かつ他の○○goats(例えば昨年夏に流行したneo-goats)と決定的に異なるのは、「JQgoatsは最初のエンゲージの前にultを貯める段階(ファーム)を挟まない」という点です。neo-goatsがコアレッセンスを貯めるまで最初のエンゲージを行わなかったのに対して、JQgoatsのエンゲージはdpsのワンピック・孤立した敵の発見・敵のシャウト/パワースライド等防衛アビリティの使用などのチャンスに対してこちらのシャウトを切ることで始まります。これはオリジナルのgoatsにおいてザリアのバリアとルシオのアンプがエンゲージの要でもありかつ重要な防衛アビリティでもあったために使い方の差がそのままファイトの結果に表れていたのとよく似ています。
次にdpsメタについてです。ゲンジとソジョーン/アッシュというのはこれまでの例からみるとラッシュ系の構成にはほとんど使われてこなかったヒーローであり、より近距離型のヒーロー(リーパー・メイ・シンメトラ)をどうして出さないのか疑問に思った方も多いでしょう。これについては「クラシックなタンクの不在」と「絶対的な防衛アビリティの欠如」の2点から説明ができます。
一点目、OW1ではタンクが二人いたことからラッシュメタではタンクに対するダメージが非常に重要で、そのためリーパー・シンメトラといった対タンクに有効なヒーローがほかの種類のdpsに不利を取るというデメリットをおしてまで採用されていました。しかしタンク枠がJQ一人(しかも小柄)のJQgoatsメタではリーパー・シンメトラは火力を出すのが難しく、この時点で選考から外れます。
二点目、昨季流行したハルD構成(ラインハルト・D.VA・メイ・シンメトラ/キャスディ・バティスト・ルシオ)とJQgoatsを比べると、回復以外で味方dpsをカバーすることができるアビリティが前者ではラインハルトの盾・マトリクス・イモータルと三つもあったのに比べて後者では一つもありません(強いて言えば両サポートのブープはありますが)。そのためJQgoatsではdpsが最前線でだらだらすることは許されないし、孤立してしまった場合には自分の足で逃げ帰る以外に生存の道はありません。この点で逃げに使えるスキルがないメイとシンメトラはアウトです。
以上の2点+前述した「dpsのワンピックがエンゲージのきっかけとして重要である」ことを鑑みると、JQgoatsメタにおけるdpsに求められるのは「小柄な敵に対して十分なダメージが出せ、ワンピック力に長け、何かしらの逃げスキルを持っている」ことだと分かります。この点に完璧に合致するのがゲンジとソジョーンでした。特にゲンジはJQ・ブリギッテ・ルシオという火力もスタンもないメンツではブリギッテにポケットされたゲンジを倒すのが非常に難しいことからフリーで動け、龍剣もこれまでの「ナノが無ければ使い物にならず、ナノ剣でも最後までキルを狙えば生きて帰るのは難しい」といったultから「滅茶苦茶剣を振ったけど敵は死なないしなぜか自分も生きている、ただダメージをたくさん出せたのでチームは押し勝った」というようなultに様変わりしました。大会終盤になるとソジョーンに代わってアッシュを使用するチームも増えましたが、これはアッシュが機動力とワンピック力に劣る一方JQへの圧力はソジョーンに勝りダイナマイトという強力なAoEダメージソースを持っていたということ以上に、各チームのヒットスキャンプレイヤーの好みの問題が大きかったように思います。
3つ目、APACキャスターのAVRLが早々に「OWL史上最悪のメタ」と結論付けたJQgoatsは結局どう評価されるべきなのでしょうか?私の最初の印象は、事前予想よりも全体的な火力不足でファイトがだらだらと長引きがちでつまらないメタという感じでしたが、ファイトのポイントがわかってくると「競技的な視点からは」十分楽しめたと思います。こういうところもオリジナルgoatsと同じですね。ただしオリジナルgoatsのようなハルトミラーの緊張感はなく、龍剣やランペイジのようなビッグultも一気にキルが発生するかというと必ずしもそうでないので、ファイトの展開の遅さも相まって「エンターテインメントとしては」最悪のメタだったと言わざるを得ません。一部の視聴者が言っていた「必要な技術レベルの低いメタ」というのは完全な間違いですけどね。
なんにせよこの忘れがたいメタもこの大会で終わりです(終わるよね?)。どんなメタも長く続きすぎるとエンターテインメント性が失われます。そして、どれほど高度に競技的なesportsであっても、興行としての側面を捨て去ることはできません。競技シーンの環境を停滞させないためにも、OW2では定期的な新ヒーローの追加と調整を欠かさないようにしてほしいところです。
文責:ゆとり
Boston Uprising 3-1 Houston Outlaws
多くのヒーローに出番があったCountdown Cup初日のメタの中心となったのはソンブラ。ハックのスキル使用不可時間が約2倍になったことで実用性が跳ね上がったソンブラはトレーサー、ドゥームフィスト、ウィンストン、D.VAなどと共に多くのチームにピックされた。このマッチではHoustonが各種ダイブタンク+アナでダイブの形を取ったのに対しBostonはジャンカークイーン+バティスト+ゼニヤッタが引いた位置で構えトレーサーソンブラと挟み込むという面白い形で対抗した。Bostonがジャンカークイーン、Houstonがドゥームフィストを使用したOasisはHoustonが取ったもののDantehに代わってDogeが入りD.VAやウィンストンを使用したEichenwalde以降はBostonが優勢となった。前ステージで加入してからほとんど出番がなかったDogeは貴重なチャンスを得たものの味方とタイミングが合わなかったりうろうろしている間にダメージをもらいすぎたりしており、ミックスロスターの経験のない新人である彼がチームに適応するにはまだ時間が必要か。
Dallas Fuel 3-1 Washington Justice
やはりというべきかDallasはアイコニックなザリア構成を選択。Edisonはトレーサーではなくゲンジ/リーパーをピックした。対するWashingtonはKaliosがコントロール以外のマップでなんとオリーサをピック。King's Rowでは途中でのミラーへの変更が功を奏してマップ取得につなげることができたがオリーサ自体は刺さっているとはお世辞にも言えなかった。
Atlanta Reign 3-2 Toronto Defiant
Atlantaはトレーサー+エコー+オリーサ+バティスト+ゼニヤッタというOW1の2盾時代を思い起こさせるようなポーク構成でNepalを奪取すると、エコーのSpeedilyとゼニヤッタのVigilanteという得意ヒーローを任された二人を軸にあっという間にParaisoも連取。しかし相変わらずシグマとダブルスナイパーが幅を利かせるCircuit Royalを落とすとColosseoではザリアミラーでリードを守り切れず敗北。最終コントロールは上手くまとめたもののマップごとに得意不得意がはっきりと見える初戦になった。
Chengdu Hunters 3-1 Hangzhou Spark
ラインハルト、ウィンストン、シグマ、ザリアとステージごとにタンクを使い分けたSparkだったがダイブを基本に攻めたChengduに力負け。ベテランのNekoとそもそもdpsのTeruをサポートとして獲得しSuperichとIronyをベンチに置くという不可解な補強は果たして今季中に結実するのだろうか。
Seoul Dynasty 3-0 Los Angels Valiant
アメリカ帰りのIr1sがアナを務めるSeoulはProFitsデュオの調子がいまいちで最下位Valiant相手に序盤は苦戦を強いられるが、総合力でなんとか勝ち切った。Valiantは運営のLGEの資金難からか選手への給与支払いが滞っているらしく(そしてリーグは調査を入れる動きすら見せていない)、TeamCCでの成績から有望視されていたNohillヘッドコーチは大会前に退団と最悪の状況でシーズン終盤を迎えようとしている。
多くのヒーローに出番があったCountdown Cup初日のメタの中心となったのはソンブラ。ハックのスキル使用不可時間が約2倍になったことで実用性が跳ね上がったソンブラはトレーサー、ドゥームフィスト、ウィンストン、D.VAなどと共に多くのチームにピックされた。このマッチではHoustonが各種ダイブタンク+アナでダイブの形を取ったのに対しBostonはジャンカークイーン+バティスト+ゼニヤッタが引いた位置で構えトレーサーソンブラと挟み込むという面白い形で対抗した。Bostonがジャンカークイーン、Houstonがドゥームフィストを使用したOasisはHoustonが取ったもののDantehに代わってDogeが入りD.VAやウィンストンを使用したEichenwalde以降はBostonが優勢となった。前ステージで加入してからほとんど出番がなかったDogeは貴重なチャンスを得たものの味方とタイミングが合わなかったりうろうろしている間にダメージをもらいすぎたりしており、ミックスロスターの経験のない新人である彼がチームに適応するにはまだ時間が必要か。
Dallas Fuel 3-1 Washington Justice
やはりというべきかDallasはアイコニックなザリア構成を選択。Edisonはトレーサーではなくゲンジ/リーパーをピックした。対するWashingtonはKaliosがコントロール以外のマップでなんとオリーサをピック。King's Rowでは途中でのミラーへの変更が功を奏してマップ取得につなげることができたがオリーサ自体は刺さっているとはお世辞にも言えなかった。
Atlanta Reign 3-2 Toronto Defiant
Atlantaはトレーサー+エコー+オリーサ+バティスト+ゼニヤッタというOW1の2盾時代を思い起こさせるようなポーク構成でNepalを奪取すると、エコーのSpeedilyとゼニヤッタのVigilanteという得意ヒーローを任された二人を軸にあっという間にParaisoも連取。しかし相変わらずシグマとダブルスナイパーが幅を利かせるCircuit Royalを落とすとColosseoではザリアミラーでリードを守り切れず敗北。最終コントロールは上手くまとめたもののマップごとに得意不得意がはっきりと見える初戦になった。
Chengdu Hunters 3-1 Hangzhou Spark
ラインハルト、ウィンストン、シグマ、ザリアとステージごとにタンクを使い分けたSparkだったがダイブを基本に攻めたChengduに力負け。ベテランのNekoとそもそもdpsのTeruをサポートとして獲得しSuperichとIronyをベンチに置くという不可解な補強は果たして今季中に結実するのだろうか。
Seoul Dynasty 3-0 Los Angels Valiant
アメリカ帰りのIr1sがアナを務めるSeoulはProFitsデュオの調子がいまいちで最下位Valiant相手に序盤は苦戦を強いられるが、総合力でなんとか勝ち切った。Valiantは運営のLGEの資金難からか選手への給与支払いが滞っているらしく(そしてリーグは調査を入れる動きすら見せていない)、TeamCCでの成績から有望視されていたNohillヘッドコーチは大会前に退団と最悪の状況でシーズン終盤を迎えようとしている。
London Spitfire 3-1Paris Eternal
dpsはトレーサー、サポートはゼニヤッタをお互いが固定したこの試合だがLondonがウィンストン/ボール、ParisがD.VA/オリーサとタンクピックが対照的で、結果としてバックラインを積極的に攻めるLondonと耐えるParisという構図になった。接戦をキャリーしたのは本職のゼニヤッタに復帰したKaanで、古巣相手に多くのワンピックを決めてPOTMに選出されている。
Los Angels Gladiators 3-1 Florida Mayhem
ここまでのNAのマッチと異なりこの両チームはウィンストン/ドゥームフィストという攻撃的なダイブタンクをほとんどの場面で使用。終盤に近付くほどFloridaが巻き返す展開となったが、この手の構成を得意とするGladsが最後は人数不利を覆して逆転を阻止した。
New York Excelsior 3-2 Toronto Defiant
Torontoのザリア構成の前になすすべなく2マップを落としたNYXLだったがヒットスキャンの強い第三マップDoradoからFloraが覚醒。撃てば当たるというレベルの好調さに達したエースに引っ張られて見事大逆転での今季4勝目を手に入れた。プレイイン出場のためにはBostonとの4ゲーム差をあと5試合でひっくり返さなければならないが、今日の調子をキープできれば万が一があるかもしれない。
Seoul Dynasty 3-0 Shanghai Dragons
昨年Shanghaiが得意とした構成に近いメタになっている現在Shanghaiを止める者はもういないかに思われたが、なんと試合が始まってみるとSeoulがFitsソンブラを起点とする美しいダイブで圧倒。Shanghaiは攻めでも人数有利から攻めきれない時間が続きまさかの3-0でゲームが終わってしまった。昨年のCountdown Cupではすでにプレイオフ進出を決めている東西の首位チーム(Shanghai、Dallas)がシーズンプレイオフの準備のためにかなり露骨に捨て試合をする様子も見受けられたが、今回も同様のプランなのかもしれない(ただし今年はCountdown Cup自体にプレイオフはなく、そのままプレイイントーナメントが始まる)。
Chengdu Hunters 3-2 Guangzhou Charge
ザリア/シグマを中心に戦ったChargeがあと一歩のところまでChengduを追い詰めた。2021年Houstonのオフタンクとして高い評価を得てきたPiggyはシグマではさすがのパフォーマンスを見せCircuit Royalの勝利に大きく貢献したが、ザリアで今後戦っていくには少しステップアップする必要がありそう。
Los Angels Valiant 3-2 Philadelphia Fusion
Valiantは現在APACのメタの基本となっているウィンストンダイブではFusionに劣ったものの、昨年NAを席巻したシンメトラ構成でコントロール2マップを確保。第5マップ最終ラウンドで華麗なナノキャスディ3Kで試合を決めて見せたEzhanがPOTMに選ばれたが、個人的にはジャンカータウンでAPAC最強ウィドウMN3を格付けし勝利に大きく貢献したDiyaにPOTMを贈りたい。
dpsはトレーサー、サポートはゼニヤッタをお互いが固定したこの試合だがLondonがウィンストン/ボール、ParisがD.VA/オリーサとタンクピックが対照的で、結果としてバックラインを積極的に攻めるLondonと耐えるParisという構図になった。接戦をキャリーしたのは本職のゼニヤッタに復帰したKaanで、古巣相手に多くのワンピックを決めてPOTMに選出されている。
Los Angels Gladiators 3-1 Florida Mayhem
ここまでのNAのマッチと異なりこの両チームはウィンストン/ドゥームフィストという攻撃的なダイブタンクをほとんどの場面で使用。終盤に近付くほどFloridaが巻き返す展開となったが、この手の構成を得意とするGladsが最後は人数不利を覆して逆転を阻止した。
New York Excelsior 3-2 Toronto Defiant
Torontoのザリア構成の前になすすべなく2マップを落としたNYXLだったがヒットスキャンの強い第三マップDoradoからFloraが覚醒。撃てば当たるというレベルの好調さに達したエースに引っ張られて見事大逆転での今季4勝目を手に入れた。プレイイン出場のためにはBostonとの4ゲーム差をあと5試合でひっくり返さなければならないが、今日の調子をキープできれば万が一があるかもしれない。
Seoul Dynasty 3-0 Shanghai Dragons
昨年Shanghaiが得意とした構成に近いメタになっている現在Shanghaiを止める者はもういないかに思われたが、なんと試合が始まってみるとSeoulがFitsソンブラを起点とする美しいダイブで圧倒。Shanghaiは攻めでも人数有利から攻めきれない時間が続きまさかの3-0でゲームが終わってしまった。昨年のCountdown Cupではすでにプレイオフ進出を決めている東西の首位チーム(Shanghai、Dallas)がシーズンプレイオフの準備のためにかなり露骨に捨て試合をする様子も見受けられたが、今回も同様のプランなのかもしれない(ただし今年はCountdown Cup自体にプレイオフはなく、そのままプレイイントーナメントが始まる)。
Chengdu Hunters 3-2 Guangzhou Charge
ザリア/シグマを中心に戦ったChargeがあと一歩のところまでChengduを追い詰めた。2021年Houstonのオフタンクとして高い評価を得てきたPiggyはシグマではさすがのパフォーマンスを見せCircuit Royalの勝利に大きく貢献したが、ザリアで今後戦っていくには少しステップアップする必要がありそう。
Los Angels Valiant 3-2 Philadelphia Fusion
Valiantは現在APACのメタの基本となっているウィンストンダイブではFusionに劣ったものの、昨年NAを席巻したシンメトラ構成でコントロール2マップを確保。第5マップ最終ラウンドで華麗なナノキャスディ3Kで試合を決めて見せたEzhanがPOTMに選ばれたが、個人的にはジャンカータウンでAPAC最強ウィドウMN3を格付けし勝利に大きく貢献したDiyaにPOTMを贈りたい。
London Spitfire 3-1 Vancouver Titans
Mirrorのドゥームフィストを生かしたダイブやColosseoでのオリーサを採用したラッシュでLondonに迫ったTitansだったがあと一歩及ばず接戦を落とす結果になった。LondonはKaanの加入でダブルフレックスサポートの構成を出せるようになっただけでなくHadiと並ぶ今季のMVPとも言えるBackboneが本来プレイしないウィドウやハンゾーでもキルを重ねているなど好材料が尽きない。
Washington Justice 3-2 San Francisco Shock
Washingtonがついに呪いを打ち破ってShockに勝利。D.VAとオリーサをピックしたKaliosはこれまでドゥームフィストなど本職でないヒーローをプレイしなければならないメタに苦しめられてきたが、得意のD.VAでまさに水を得た魚となり文句なしのPOTM選出。対するShockはMikeyyがボールをピックしながらバックラインはアナ+ゼニヤッタを固持したためにゼニヤッタとdpsの二人が常に苦しくなり、マップ途中でころころ全員のピックが変わるなど構成面で新環境に適応できていない様子が明らかだった。
Boston Uprising 3-0 Florida Mayhem
Punkの攻撃的なD.VAを中心に戦ったBostonが今大会2戦目をものにしてプレイイン確定に一歩近づいた。FloridaはSomeoneが本職でないザリアやシグマでも及第点以上のプレイを見せジャンカータウンではHydronウィドウが多くのキルを獲得するなど戦いぶりは悪くなかっただけにBostonの安定感が印象に残る試合となった。
Guangzhou Charge 3-2 Shanghai Dragons
Shanghaiが前日に続いて敗北。各々、特にサポート陣が不可解な立ち位置にいることが多く、Shanghaiらしくない試合が続いている。GuangzhouはJimmy、Choisehwanの2トップが多くのキルを生み出しており、Phillyを下したValiantとのプレイイン争い(もとい最下位争い)は激しさを増してきている。
Philadelphia Fusion 3-1 Hangzhou Spark
初戦に敗れた注意チーム同士の対決は熱いファイトの多い接戦となったがやはりバックラインの安定感でFusionが勝った。SparkはNekoの攻撃的なブリギッテが前線との良いシナジーを生んでいるものの肝心な場面での彼のフィードがマップの勝敗に直結してしまっていたのが惜しい。
Mirrorのドゥームフィストを生かしたダイブやColosseoでのオリーサを採用したラッシュでLondonに迫ったTitansだったがあと一歩及ばず接戦を落とす結果になった。LondonはKaanの加入でダブルフレックスサポートの構成を出せるようになっただけでなくHadiと並ぶ今季のMVPとも言えるBackboneが本来プレイしないウィドウやハンゾーでもキルを重ねているなど好材料が尽きない。
Washington Justice 3-2 San Francisco Shock
Washingtonがついに呪いを打ち破ってShockに勝利。D.VAとオリーサをピックしたKaliosはこれまでドゥームフィストなど本職でないヒーローをプレイしなければならないメタに苦しめられてきたが、得意のD.VAでまさに水を得た魚となり文句なしのPOTM選出。対するShockはMikeyyがボールをピックしながらバックラインはアナ+ゼニヤッタを固持したためにゼニヤッタとdpsの二人が常に苦しくなり、マップ途中でころころ全員のピックが変わるなど構成面で新環境に適応できていない様子が明らかだった。
Boston Uprising 3-0 Florida Mayhem
Punkの攻撃的なD.VAを中心に戦ったBostonが今大会2戦目をものにしてプレイイン確定に一歩近づいた。FloridaはSomeoneが本職でないザリアやシグマでも及第点以上のプレイを見せジャンカータウンではHydronウィドウが多くのキルを獲得するなど戦いぶりは悪くなかっただけにBostonの安定感が印象に残る試合となった。
Guangzhou Charge 3-2 Shanghai Dragons
Shanghaiが前日に続いて敗北。各々、特にサポート陣が不可解な立ち位置にいることが多く、Shanghaiらしくない試合が続いている。GuangzhouはJimmy、Choisehwanの2トップが多くのキルを生み出しており、Phillyを下したValiantとのプレイイン争い(もとい最下位争い)は激しさを増してきている。
Philadelphia Fusion 3-1 Hangzhou Spark
初戦に敗れた注意チーム同士の対決は熱いファイトの多い接戦となったがやはりバックラインの安定感でFusionが勝った。SparkはNekoの攻撃的なブリギッテが前線との良いシナジーを生んでいるものの肝心な場面での彼のフィードがマップの勝敗に直結してしまっていたのが惜しい。
Atlanta Reign 3-0 New York Excelsior
この日も基本的にD.VAを中心に試合を組み立てたAtlantaだったがCircuit RoyalではNeroではなくVenomがそのまま出場。シグネチャーヒーローのトレーサーだけでなくハンゾーもプレイしストレートの快勝に貢献した。NYXLはこれでBostonとのゲーム差が再び4となり、プレイイン進出にはここからNYXLが全勝+Bostonが全敗でかつ20マップ差を逆転というあまりに細い道を通るしかない。
Dallas Fuel 3-0 Paris Eternal
立ち上がりはParisがコントロール第1ラウンドで大きくリードしもしやと思わせたがDallasがそこから逆転すると以降はスピードラン。Circuit Royalでも得意のザリア構成を変えることなく、全体でParisにラウンド/スコアを1しか獲得させない実力差をまざまざと見せつけた。
Houston Outlaws 3-1 San Francisco Shock
前日Washingtonに久しぶりの敗北を喫したShockが今度はHoustonに惨敗。DantehをD.VA/オリーサで起用したことで見違えるようにプッシュの決定力が増したHoustonの前に常に劣勢を強いられ、Mikeyyに代わってColugeが入ったのちも流れを取り戻すまでには至らなかった。NAでメタに定着しつつあるソンブラ+トレーサー+D.VA+アナ+ゼニヤッタのミラーに慣れ、大エースProperの目の不調が解決するまでは勝利は望めないかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Vancouver Titans
この試合に勝利すればNYXL同様プレイイン進出にわずかな可能性が残るTitansだったがさすがに相手が悪かった。実力差もさることながらShock、Dallasと並んですでにプレイオフ直通が確定しているために余裕のあるGladsはEichenwaldでロードホッグを出すなどしながら悠々と試合を運んだ。
この日も基本的にD.VAを中心に試合を組み立てたAtlantaだったがCircuit RoyalではNeroではなくVenomがそのまま出場。シグネチャーヒーローのトレーサーだけでなくハンゾーもプレイしストレートの快勝に貢献した。NYXLはこれでBostonとのゲーム差が再び4となり、プレイイン進出にはここからNYXLが全勝+Bostonが全敗でかつ20マップ差を逆転というあまりに細い道を通るしかない。
Dallas Fuel 3-0 Paris Eternal
立ち上がりはParisがコントロール第1ラウンドで大きくリードしもしやと思わせたがDallasがそこから逆転すると以降はスピードラン。Circuit Royalでも得意のザリア構成を変えることなく、全体でParisにラウンド/スコアを1しか獲得させない実力差をまざまざと見せつけた。
Houston Outlaws 3-1 San Francisco Shock
前日Washingtonに久しぶりの敗北を喫したShockが今度はHoustonに惨敗。DantehをD.VA/オリーサで起用したことで見違えるようにプッシュの決定力が増したHoustonの前に常に劣勢を強いられ、Mikeyyに代わってColugeが入ったのちも流れを取り戻すまでには至らなかった。NAでメタに定着しつつあるソンブラ+トレーサー+D.VA+アナ+ゼニヤッタのミラーに慣れ、大エースProperの目の不調が解決するまでは勝利は望めないかもしれない。
Los Angels Gladiators 3-0 Vancouver Titans
この試合に勝利すればNYXL同様プレイイン進出にわずかな可能性が残るTitansだったがさすがに相手が悪かった。実力差もさることながらShock、Dallasと並んですでにプレイオフ直通が確定しているために余裕のあるGladsはEichenwaldでロードホッグを出すなどしながら悠々と試合を運んだ。
Seoul Dynasty 3-1 Chengdu Hunters
コントロールを落としても動じずにあっという間に3マップを取り返したSeoulが無傷の3勝目。現在ほとんどの時間ソンブラをプレイしているFitsはdpsとは思えないほどハードなショットコールがこのメタで活きており、Profitも好調と負ける要素が見当たらない。
Philadelphia Fusion 3-0 Shanghai Dragons
もう1勝もしなくていいShanghaiとプレーオフ直通のために3位を確保したいFusionのやる気の差がはっきりと表れた試合。Shanghaiは今まで成功した試しのないBebe+Izayakiのバックラインを含むD.VA構成を第2マップまで試し、第3マップCircuit Royalでは明らかに彼ら向きのザリア+ゲンジ構成に切り替えて取ったもののすぐにメンバーを戻し試合をみずから終わらせた。
コントロールを落としても動じずにあっという間に3マップを取り返したSeoulが無傷の3勝目。現在ほとんどの時間ソンブラをプレイしているFitsはdpsとは思えないほどハードなショットコールがこのメタで活きており、Profitも好調と負ける要素が見当たらない。
Philadelphia Fusion 3-0 Shanghai Dragons
もう1勝もしなくていいShanghaiとプレーオフ直通のために3位を確保したいFusionのやる気の差がはっきりと表れた試合。Shanghaiは今まで成功した試しのないBebe+Izayakiのバックラインを含むD.VA構成を第2マップまで試し、第3マップCircuit Royalでは明らかに彼ら向きのザリア+ゲンジ構成に切り替えて取ったもののすぐにメンバーを戻し試合をみずから終わらせた。
Los Angels Gladiators 3-0 London Spitfire
一つ一つのマップでは競ったゲームになったものの終わってみればスコアは3-0。Kevsterが得意のトレーサー/ゲンジに加えてソジョーンでもキルを重ねてMVP候補たる所以を見せつけた。LondonはKaanがゼニヤッタで相変わらず光るプレイを見せているものの前線は個人個人でGladsに差をつけられた感が否めず。Kaanゼニヤッタを採用しながらHadiはウィンストンをプレイするなど構成面での歪みも気になる。
Dallas Fuel 3-0 Vancouver Titans
Dallasはこの消化試合でFearlessのウィンストンやHanbinのD.VAを試し、対するTitansもFalseが先発に復帰するという変化があった。今季前半ではあまりのスタッツの悪さから自チームのTwitterでネタにされてしまったFalseだが今日はザリア/D.VAでHanbinにも劣らないパフォーマンスを見せ、特にKing's RowでのK1ngエコーとのコンビネーションはDallasを大いに苦しめた。
Toronto Defiant 3-1 San Francisco Shock
前日にStrikerの電撃復帰が発表されたShock。目の問題を抱えるProperの代役との見方が強かったがなんとProperはフル出場。第1、3、4マップで出場したStrikerはソンブラをプレイしたためソンブラメタが長く続くと見ての緊急補強かもしれない。とはいえ肝心のソンブラのプレイはトップレベルとはいえず、OTPとして起用するのであればほかに適役がいたのではないかという疑問が残る。
Shanghai Dragons 3-2 Hangzhou Spark
省エネモードが続くShanghaiがあっという間に2マップを落とし試合は終わったかに思われたが第3マップRoute66から流れが一変。構成は同じでも明らかにギアを上げて、0-2からの逆転の練習ですと言わんばかりのリバーススウィープを決めた。Sparkは試合前Fusionに1ポイント差につけていたがこの敗北でプレイオフ直通の3位がかなり遠のいてしまった。
Los Angels Valiant 3-2 Chengdu Hunters
第2マップEichenwalde以降優勢となったValiantのザリア構成にChengduが手を変え品を変え対応したが、第5マップIliosは最高のパフォーマンスを発揮したMarve1ウィンストンが支配した。ValiantはChargeとのポイント差が双方4試合残しの時点で2あったものの、並べば勝率差で間違いなくValiantが上になるためまだプレイイン行きのチャンスは十分に残っていると言える。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
Piggyの奮戦とSeoulのいくつかのミスでChargeが肉薄したもののマップを奪うには至らず。前の試合でValiantが勝利したためポイント差は1まで縮まり、来週の直接対決は絶対に負けられない戦いとなる。
一つ一つのマップでは競ったゲームになったものの終わってみればスコアは3-0。Kevsterが得意のトレーサー/ゲンジに加えてソジョーンでもキルを重ねてMVP候補たる所以を見せつけた。LondonはKaanがゼニヤッタで相変わらず光るプレイを見せているものの前線は個人個人でGladsに差をつけられた感が否めず。Kaanゼニヤッタを採用しながらHadiはウィンストンをプレイするなど構成面での歪みも気になる。
Dallas Fuel 3-0 Vancouver Titans
Dallasはこの消化試合でFearlessのウィンストンやHanbinのD.VAを試し、対するTitansもFalseが先発に復帰するという変化があった。今季前半ではあまりのスタッツの悪さから自チームのTwitterでネタにされてしまったFalseだが今日はザリア/D.VAでHanbinにも劣らないパフォーマンスを見せ、特にKing's RowでのK1ngエコーとのコンビネーションはDallasを大いに苦しめた。
Toronto Defiant 3-1 San Francisco Shock
前日にStrikerの電撃復帰が発表されたShock。目の問題を抱えるProperの代役との見方が強かったがなんとProperはフル出場。第1、3、4マップで出場したStrikerはソンブラをプレイしたためソンブラメタが長く続くと見ての緊急補強かもしれない。とはいえ肝心のソンブラのプレイはトップレベルとはいえず、OTPとして起用するのであればほかに適役がいたのではないかという疑問が残る。
Shanghai Dragons 3-2 Hangzhou Spark
省エネモードが続くShanghaiがあっという間に2マップを落とし試合は終わったかに思われたが第3マップRoute66から流れが一変。構成は同じでも明らかにギアを上げて、0-2からの逆転の練習ですと言わんばかりのリバーススウィープを決めた。Sparkは試合前Fusionに1ポイント差につけていたがこの敗北でプレイオフ直通の3位がかなり遠のいてしまった。
Los Angels Valiant 3-2 Chengdu Hunters
第2マップEichenwalde以降優勢となったValiantのザリア構成にChengduが手を変え品を変え対応したが、第5マップIliosは最高のパフォーマンスを発揮したMarve1ウィンストンが支配した。ValiantはChargeとのポイント差が双方4試合残しの時点で2あったものの、並べば勝率差で間違いなくValiantが上になるためまだプレイイン行きのチャンスは十分に残っていると言える。
Seoul Dynasty 3-0 Guangzhou Charge
Piggyの奮戦とSeoulのいくつかのミスでChargeが肉薄したもののマップを奪うには至らず。前の試合でValiantが勝利したためポイント差は1まで縮まり、来週の直接対決は絶対に負けられない戦いとなる。
Dallas Fuel 3-0 London Spitfire
Dallasが余裕の試合運びで今大会4勝目。Londonはコントロールでラインハルト・ソンブラ・メイ・モイラを採用したラッシュを出しザリア構成に対してかなり戦えていたものの、DallasはHanbinがジャンカークイーンにスイッチしてこれに上手く対応した。プレーオフとは関係ないが、Shockが連敗したことでDallasはリーグポイントで単独首位に立っており、このまま負けなしでレギュラーシーズンを終えればShockやGladsの結果に関係なくトップフィニッシュが確定する(この試合終了時点でDallasが22試合25ポイント、Shockが21試合23ポイント)。
Washington Justice 3-1 New York Excelsior
プレイイン進出のために4連勝が必要だったNYXLだがその望みは初戦でついえた。序盤はNYXLが非常に良く戦ったものの老獪なKaliosのザリア/D.VAが徐々に試合をコントロール。KaliosのD.VAと対面したKellanザリアが最終ファイトにもかかわらずマトリクスの圧からサージを撃てずにそのままデスするという場面もあった。この試合をもってNAではレギュラーシーズンのみで試合を終える下位3チームがNYXL、Titans、Parisに決定。
San Francisco Shock 3-2 Atlanta Reign
D.VA+ソンブラの構成では全く歯が立たずに2マップを落としたShockはProperをソジョーン、Strikerをトレーサー、Viol2tをバティストにスワップ。メタからは程遠いポーク寄りの構成だがStrikerとViol2tが最も自信のあるヒーローでプレイしProperも当たり前にようにキルを量産したことで勢いを得たShockがリバーススウィープを達成した。メタを追わず選手の得意を押し付けるスタイルをここで成功させたことはプレイオフに向けて大きな一歩になるに違いない。
Guangzhou Charge 3-2 Philadelphia Fusion
勝ち星が欲しいチーム同士の熱いザリアミラーは最終的にChargeに傾いた。この試合ではチームとメタに完璧に適応したPiggyだけでなくChoisehwanとXerneasが活躍。特にXerneasは彼のマーシーを彷彿とさせるような超攻撃的なプレーで多くのFBを獲得し満場一致のPOTMに選出された。
Los Angels Valiant 3-2 Hangzhou Spark
本日3つ目のフルゲームを制したのはValiant。ザリアではややSparkに後れを取ったが、APACでも使用するチームが減ってきたウィンストンで非常に良い動きを見せているMarve1を軸にコントロールを2本取れたのがとにかく大きかった。競合のChargeも今日勝利を挙げたため追いつくことはならなかったが、なんにせよ来週の直接対決が天王山になるだろう。
Dallasが余裕の試合運びで今大会4勝目。Londonはコントロールでラインハルト・ソンブラ・メイ・モイラを採用したラッシュを出しザリア構成に対してかなり戦えていたものの、DallasはHanbinがジャンカークイーンにスイッチしてこれに上手く対応した。プレーオフとは関係ないが、Shockが連敗したことでDallasはリーグポイントで単独首位に立っており、このまま負けなしでレギュラーシーズンを終えればShockやGladsの結果に関係なくトップフィニッシュが確定する(この試合終了時点でDallasが22試合25ポイント、Shockが21試合23ポイント)。
Washington Justice 3-1 New York Excelsior
プレイイン進出のために4連勝が必要だったNYXLだがその望みは初戦でついえた。序盤はNYXLが非常に良く戦ったものの老獪なKaliosのザリア/D.VAが徐々に試合をコントロール。KaliosのD.VAと対面したKellanザリアが最終ファイトにもかかわらずマトリクスの圧からサージを撃てずにそのままデスするという場面もあった。この試合をもってNAではレギュラーシーズンのみで試合を終える下位3チームがNYXL、Titans、Parisに決定。
San Francisco Shock 3-2 Atlanta Reign
D.VA+ソンブラの構成では全く歯が立たずに2マップを落としたShockはProperをソジョーン、Strikerをトレーサー、Viol2tをバティストにスワップ。メタからは程遠いポーク寄りの構成だがStrikerとViol2tが最も自信のあるヒーローでプレイしProperも当たり前にようにキルを量産したことで勢いを得たShockがリバーススウィープを達成した。メタを追わず選手の得意を押し付けるスタイルをここで成功させたことはプレイオフに向けて大きな一歩になるに違いない。
Guangzhou Charge 3-2 Philadelphia Fusion
勝ち星が欲しいチーム同士の熱いザリアミラーは最終的にChargeに傾いた。この試合ではチームとメタに完璧に適応したPiggyだけでなくChoisehwanとXerneasが活躍。特にXerneasは彼のマーシーを彷彿とさせるような超攻撃的なプレーで多くのFBを獲得し満場一致のPOTMに選出された。
Los Angels Valiant 3-2 Hangzhou Spark
本日3つ目のフルゲームを制したのはValiant。ザリアではややSparkに後れを取ったが、APACでも使用するチームが減ってきたウィンストンで非常に良い動きを見せているMarve1を軸にコントロールを2本取れたのがとにかく大きかった。競合のChargeも今日勝利を挙げたため追いつくことはならなかったが、なんにせよ来週の直接対決が天王山になるだろう。
Los Angels Gladiators 3-2 New York Excelsior
これまでとは違うウィンストン+アナ+ゼニヤッタの構成やザリア軸を試しHappyの調子もよくなかったことからすでにレギュラーシーズン敗退が決定しているNYXL相手に苦戦したGlads。それでも低調な試合をなんとかまとめてステージ無敗を維持した。NYXL側はult周りの連携がとにかく悪く、勝てるはずのファイトを何度も落としていたのが今季のNYXLという感じ。
Atlanta Reign 3-0 Washington Justice
前日はかなりメンタルに来る負け方をしてしまったAtlantaだがこの日は好調のWashingtonに完勝。第3マップRoute66ではC9の腹いせとばかりに第二でスポーンキャンプをするまでに差が広がった。Shock戦では数えきれない回数Properに倒されて逆POTMとなったVenomも今日は本来のパフォーマンスを発揮して見事汚名挽回を果たしている。
Vancouver Titans 3-1 Toronto Defiant
AspireソジョーンとKingゲンジがマッチを通して良い仕事をし続けたTitansがシーズン4勝目。Torontoはdps陣の調子が対照的に悪かっただけでなくソンブラ主導でうまく試合を作れずちぐはぐな動きに終始した。
これまでとは違うウィンストン+アナ+ゼニヤッタの構成やザリア軸を試しHappyの調子もよくなかったことからすでにレギュラーシーズン敗退が決定しているNYXL相手に苦戦したGlads。それでも低調な試合をなんとかまとめてステージ無敗を維持した。NYXL側はult周りの連携がとにかく悪く、勝てるはずのファイトを何度も落としていたのが今季のNYXLという感じ。
Atlanta Reign 3-0 Washington Justice
前日はかなりメンタルに来る負け方をしてしまったAtlantaだがこの日は好調のWashingtonに完勝。第3マップRoute66ではC9の腹いせとばかりに第二でスポーンキャンプをするまでに差が広がった。Shock戦では数えきれない回数Properに倒されて逆POTMとなったVenomも今日は本来のパフォーマンスを発揮して見事汚名挽回を果たしている。
Vancouver Titans 3-1 Toronto Defiant
AspireソジョーンとKingゲンジがマッチを通して良い仕事をし続けたTitansがシーズン4勝目。Torontoはdps陣の調子が対照的に悪かっただけでなくソンブラ主導でうまく試合を作れずちぐはぐな動きに終始した。
Hangzhou Spark 3-1 Seoul Dynasty
Alphayiの代わりにPineapple、Nekoの代わりにIronyを出場させたSparkが予想を覆してSeoulに勝利。コンテンダーズでの活躍から中国で随一のヒットスキャンという評判を得ながらもSpark加入後はShyの陰に隠れて出場機会のなかったPineappleはトレーサーで獅子奮迅の活躍を見せPOTMに選出されている。
Guangzhou Charge 3-1 Los Angels Valiant
全世界が注目(?)したAPACの実質最下位決定戦はコントロール以外を取り切ったChargeが勝利しプレイイン進出を確定させた。お互いがウィンストンをピックしたIliosはValiantが有利に試合を運んだが、その後は趨勢が逆転し第4マップColosseoはChargeがロボットをゴールさせての完全勝利となった。
Alphayiの代わりにPineapple、Nekoの代わりにIronyを出場させたSparkが予想を覆してSeoulに勝利。コンテンダーズでの活躍から中国で随一のヒットスキャンという評判を得ながらもSpark加入後はShyの陰に隠れて出場機会のなかったPineappleはトレーサーで獅子奮迅の活躍を見せPOTMに選出されている。
Guangzhou Charge 3-1 Los Angels Valiant
全世界が注目(?)したAPACの実質最下位決定戦はコントロール以外を取り切ったChargeが勝利しプレイイン進出を確定させた。お互いがウィンストンをピックしたIliosはValiantが有利に試合を運んだが、その後は趨勢が逆転し第4マップColosseoはChargeがロボットをゴールさせての完全勝利となった。
Houston Outlaws3-0 Paris Eternal
ParisはContorol Centerでのジャンクラット・キャスディの採用や多くの場面でバティストをピックするなど独創性の高さを見せたがHoustonとの実力差は埋められず。結果としてHoustonはプレイオフ直通、Parisはレギュラーシーズンの最下位が決定している。
Washington Justice 3-2 Boston Uprising
MCDゼニヤッタの火力を信じて戦ったBostonに対し押し引きを重視してOpenerにルシオをピックさせたWashingtonが競り勝った。POTMのDecayは全盛期と比べるとやや衰えが見えるもののまだ確実にトップレベルと言えるトレーサーで因縁のCrimzoが殿を務めるBostonのバックラインを荒らしまわった。
Florida Mayhem 3-2 Vancouver Titans
0-2とされた第3マップCircuit RoyalでHydronが大活躍し逆転の流れに乗ったFloridaが最終マップLijinag TowerではTitansに6%しかスコアを渡さずに勝利。現在NAはLondon、Atlanta、Toronto、Floridaの4チームがプレーオフorプレイインの当落線上にいるが、最下位のFloridaも残り3戦全勝ができればプレーオフ進出のチャンスがある。
Guangzhou Charge 3-0 Hangzhou Spark
早くも今年のレギュラーシーズン最後の試合を迎えたチーム同士のこのゲーム、Sparkは勝利すればFusionの結果次第でプレーオフ直通の可能性があったものの、Seoul戦の勢いはどこへやら4度の大きなC9を含むひどい試合ぶりで完敗。対するChargeは絶好調のXerneasゼニヤッタが多くの単独キルを獲得して笑顔で試合を終えている。
Shanghai Dragons 3-0 Los Angels Valiant
今年最後の試合を勝利で飾りたかったValiantだが、そのささやかな願いもトロールをやめたShanghaiの前にむなしく散った。今年のValiantは1勝もできなかった昨年よりははるかにましなロスターを揃え、結果として7-17という最下位のチームとしては悪くない戦績を出すことができたが、運営を担うLGEの資金難から選手に賃金が支払われていないという報道が出回り、それを裏付ける証言を残してNoHillコーチが退団するなどチーム内部は惨憺たる状況だった模様。賃金の支払いが滞ったままでは来期まともな選手を揃えられるはずもなく、LGEの経営が改善しなければ2年ぶり2度目の「身売り」もあるかもしれない。
Philadelphia Fusion 3-1 Chengdu Hunters
Chengduが第2マップ以外は低調なパフォーマンスであっという間に敗戦。Chargeが同日に勝利したためChengduはプレイイン以上に進出するチーム中最下位に転落してしまっている。
ParisはContorol Centerでのジャンクラット・キャスディの採用や多くの場面でバティストをピックするなど独創性の高さを見せたがHoustonとの実力差は埋められず。結果としてHoustonはプレイオフ直通、Parisはレギュラーシーズンの最下位が決定している。
Washington Justice 3-2 Boston Uprising
MCDゼニヤッタの火力を信じて戦ったBostonに対し押し引きを重視してOpenerにルシオをピックさせたWashingtonが競り勝った。POTMのDecayは全盛期と比べるとやや衰えが見えるもののまだ確実にトップレベルと言えるトレーサーで因縁のCrimzoが殿を務めるBostonのバックラインを荒らしまわった。
Florida Mayhem 3-2 Vancouver Titans
0-2とされた第3マップCircuit RoyalでHydronが大活躍し逆転の流れに乗ったFloridaが最終マップLijinag TowerではTitansに6%しかスコアを渡さずに勝利。現在NAはLondon、Atlanta、Toronto、Floridaの4チームがプレーオフorプレイインの当落線上にいるが、最下位のFloridaも残り3戦全勝ができればプレーオフ進出のチャンスがある。
Guangzhou Charge 3-0 Hangzhou Spark
早くも今年のレギュラーシーズン最後の試合を迎えたチーム同士のこのゲーム、Sparkは勝利すればFusionの結果次第でプレーオフ直通の可能性があったものの、Seoul戦の勢いはどこへやら4度の大きなC9を含むひどい試合ぶりで完敗。対するChargeは絶好調のXerneasゼニヤッタが多くの単独キルを獲得して笑顔で試合を終えている。
Shanghai Dragons 3-0 Los Angels Valiant
今年最後の試合を勝利で飾りたかったValiantだが、そのささやかな願いもトロールをやめたShanghaiの前にむなしく散った。今年のValiantは1勝もできなかった昨年よりははるかにましなロスターを揃え、結果として7-17という最下位のチームとしては悪くない戦績を出すことができたが、運営を担うLGEの資金難から選手に賃金が支払われていないという報道が出回り、それを裏付ける証言を残してNoHillコーチが退団するなどチーム内部は惨憺たる状況だった模様。賃金の支払いが滞ったままでは来期まともな選手を揃えられるはずもなく、LGEの経営が改善しなければ2年ぶり2度目の「身売り」もあるかもしれない。
Philadelphia Fusion 3-1 Chengdu Hunters
Chengduが第2マップ以外は低調なパフォーマンスであっという間に敗戦。Chargeが同日に勝利したためChengduはプレイイン以上に進出するチーム中最下位に転落してしまっている。
Atlanta Reign 3-2 Florida Mayhem
King's Rowでのオリーサ+シンメトラの奇襲などアイデアを見せてAtlantaに迫ったFloridaだったが結局Speedilyのエコー/ゲンジが違いを生み出すAtlantaのD.VA構成を崩しきれなかった。結果としてAtlantaはプレイオフ直通が確定、NAの残る1枠はLondon、Toronto、Floridaが争う。
Los Angels Gladiators 3-1 Washington Justice
D.VAとザリアにバティストを合わせるピックにチャレンジしたGladsがWashingtonを下して今大会の無敗を維持。ハードヒットスキャンでありながらソンブラを器用にこなすHappyが連勝の原動力になっている。Washingtonはレギュラーシーズンの日程を11-13のスコアで終え、プレイオフ進出のためにはNAのプレイインマッチを勝ち上がる必要がある。
Houston Outlaws 3-1 Dallas Fuel
オフラインの大歓声の中で行われたテキサスダービーはDantehザリア率いる前線が爆発したHoustonが勝利。一つ前の試合でGladsが見せたようなザリア+ヒットスキャン+バティストの形を両軍が使用し、どうやら大会も終盤に差し掛かる中でメタに大きな変化が起こっている。
Shanghai Dragons 3-0 Chengdu Hunters
ザリア+バティストを採用したChengduだったがShanghaiのオーソドックスなD.VAダイブに力負け。下から2番目でのレギュラーシーズンフィニッシュとなった。試合内容とは関係ないが第3マップJunkertownでは回線問題からか本配信が紙芝居状態を経てダウンし、韓国語配信やbilibiliの中国語配信に避難した視聴者も多かった模様(私は韓国語配信で見ていました)。
Seoul Dynasty 3-2 Philadelphia Fusion
韓国でオフライン開催されたAPACレギュラーシーズン最終戦はSeoulが勝利。消化試合ではあったが観客席は見たところ満席に近く、歓声を受けた選手たちにも笑顔が垣間見えた。Fusionは腕を負傷したZestに代わってMr.FusionことCarpeが久しぶりに出場し、トレーサーでいぶし銀のパフォーマンスを見せたものの惜しくも首位Seoulには届かなかった。
King's Rowでのオリーサ+シンメトラの奇襲などアイデアを見せてAtlantaに迫ったFloridaだったが結局Speedilyのエコー/ゲンジが違いを生み出すAtlantaのD.VA構成を崩しきれなかった。結果としてAtlantaはプレイオフ直通が確定、NAの残る1枠はLondon、Toronto、Floridaが争う。
Los Angels Gladiators 3-1 Washington Justice
D.VAとザリアにバティストを合わせるピックにチャレンジしたGladsがWashingtonを下して今大会の無敗を維持。ハードヒットスキャンでありながらソンブラを器用にこなすHappyが連勝の原動力になっている。Washingtonはレギュラーシーズンの日程を11-13のスコアで終え、プレイオフ進出のためにはNAのプレイインマッチを勝ち上がる必要がある。
Houston Outlaws 3-1 Dallas Fuel
オフラインの大歓声の中で行われたテキサスダービーはDantehザリア率いる前線が爆発したHoustonが勝利。一つ前の試合でGladsが見せたようなザリア+ヒットスキャン+バティストの形を両軍が使用し、どうやら大会も終盤に差し掛かる中でメタに大きな変化が起こっている。
Shanghai Dragons 3-0 Chengdu Hunters
ザリア+バティストを採用したChengduだったがShanghaiのオーソドックスなD.VAダイブに力負け。下から2番目でのレギュラーシーズンフィニッシュとなった。試合内容とは関係ないが第3マップJunkertownでは回線問題からか本配信が紙芝居状態を経てダウンし、韓国語配信やbilibiliの中国語配信に避難した視聴者も多かった模様(私は韓国語配信で見ていました)。
Seoul Dynasty 3-2 Philadelphia Fusion
韓国でオフライン開催されたAPACレギュラーシーズン最終戦はSeoulが勝利。消化試合ではあったが観客席は見たところ満席に近く、歓声を受けた選手たちにも笑顔が垣間見えた。Fusionは腕を負傷したZestに代わってMr.FusionことCarpeが久しぶりに出場し、トレーサーでいぶし銀のパフォーマンスを見せたものの惜しくも首位Seoulには届かなかった。
Vancouver Titans 3-2 Paris Eternal
Titansが最下位Parisに苦しみつつもこれを下して勝利でシーズンを終えた。今季のTitansは欧米コンテンダーズのトッププレイヤーを中心にチームを再編し、わずか1勝で終わった昨年よりは結果を出せるだろうと目されていた。出だしこそ散々だったがDpeiコーチやMirrorといった新戦力の途中加入、Aspireという大エースの活躍で徐々に調子を上げ、最後の2ステージは上位チームとも互角以上の戦いができていたように思う。ただしDpeiが不満を爆発させていたようにチームの懐は非常に厳しく、来期はまた異なるロスターでリーグに臨むことになるかもしれない。
Dallas Fuel 3-1 Atlanta Reign
D.VAダイブに対して強いザリア+バティストを前にAtlantaは良く戦ったが、バックラインとHanbinザリアが完璧以上の立ち回りを見せるDallasは何歩も先を行っていた(これに勝ったHoustonはいったい何だったのか)。双方にとってこれがレギュラーシーズン最後の試合で、両者直通が確定しているプレイオフのための準備期間に入る。
Los Angels Gladiators 3-1 Boston Uprising
ザリアミラーになったマップをすべて取ったGladsが快勝で最終戦を締めくくった。ただSpaceが出場しD.VAをプレイしたDoradoは第一を突破できずに落としており、プレイオフでD.VAがメタに入ってくるようなら(大きなナーフが無ければある程度は使われるだろう)不安要素になるかもしれない。
Titansが最下位Parisに苦しみつつもこれを下して勝利でシーズンを終えた。今季のTitansは欧米コンテンダーズのトッププレイヤーを中心にチームを再編し、わずか1勝で終わった昨年よりは結果を出せるだろうと目されていた。出だしこそ散々だったがDpeiコーチやMirrorといった新戦力の途中加入、Aspireという大エースの活躍で徐々に調子を上げ、最後の2ステージは上位チームとも互角以上の戦いができていたように思う。ただしDpeiが不満を爆発させていたようにチームの懐は非常に厳しく、来期はまた異なるロスターでリーグに臨むことになるかもしれない。
Dallas Fuel 3-1 Atlanta Reign
D.VAダイブに対して強いザリア+バティストを前にAtlantaは良く戦ったが、バックラインとHanbinザリアが完璧以上の立ち回りを見せるDallasは何歩も先を行っていた(これに勝ったHoustonはいったい何だったのか)。双方にとってこれがレギュラーシーズン最後の試合で、両者直通が確定しているプレイオフのための準備期間に入る。
Los Angels Gladiators 3-1 Boston Uprising
ザリアミラーになったマップをすべて取ったGladsが快勝で最終戦を締めくくった。ただSpaceが出場しD.VAをプレイしたDoradoは第一を突破できずに落としており、プレイオフでD.VAがメタに入ってくるようなら(大きなナーフが無ければある程度は使われるだろう)不安要素になるかもしれない。
London Spitfire 3-0 New york Excelsior
ザリアメタならこいつが刺さると言わんばかりにラインハルトを引っ張り出したLondonが完勝。NYXLは第2マップParaiso途中からウィンストンに切り替えたもののチャージを駆使してマップのあちこちに顔を出すHadiラインハルトと精密な右クリックでワンピックを量産するSparkrソジョーンに翻弄され続けた。この試合の結果からLondonはレギュラーシーズン6位でのプレイオフ直通が確定している。
San Francisco Shock 3-0 Paris Eternal
今回もStrikerが先発しProperのエコー/ソジョーンとduoを組んだShock。中盤ではParisのルシオ+モイラをバックラインに採用したラッシュに接戦を許す場面もあったが結果はストレート勝利。最終戦となる明日のLondon戦に勝利できれば首位でレギュラーシーズンを終えることができる。
Florida Mayhem 3-0 Toronto Defiant
ザリア構成での完成度の違いを見せつけたFloridaが勝利したが二つ前の試合でLondonが勝利したためにプレイオフ直通は消え、来週のプレイインマッチをToronto、Washington、Bostonと戦うことになった。
Chengdu Hunters 3-2 Guangzhou Charge
APACのプレイイン一回戦(準決勝)は絶好調のChargeがChengduをストンプ...かに思われたが、第3マップDoradoからChengduが使用したウィンストン構成にChargeが対応できずまさかのリバーススウィープ。APAC優勝をつかんだ2020年Summer Showdownののちは2年間全くいいところのないチームと化していたものの今シーズン終盤のPiggy加入から連勝を重ねていたChargeにとってはあまりにつらい幕引きだった。
Hangzhou Spark 3-0 Chengdu Hunters
奇跡は二度起こらず。痛すぎる連続C9で2マップを落としたChengduに油断せず試合を進めたSparkがアナハイム行きの切符を手にした。昨年ボール構成でブレイクしLeaveがシーズンMVPを受賞したHuntersは運営のHuya(虎牙)の経営状態悪化から今季開幕前に主力6選手以外をすべて放出し、名将Ruiコーチもチームを去った。同じ構成でもマップによってプレーヤーをころころと変えたりメタに逆らった独特のピックをする"Chengduらしさ"は消え失せ、各選手のパフォーマンスも悪化の一途をたどる散々なシーズンとなってしまった。
ザリアメタならこいつが刺さると言わんばかりにラインハルトを引っ張り出したLondonが完勝。NYXLは第2マップParaiso途中からウィンストンに切り替えたもののチャージを駆使してマップのあちこちに顔を出すHadiラインハルトと精密な右クリックでワンピックを量産するSparkrソジョーンに翻弄され続けた。この試合の結果からLondonはレギュラーシーズン6位でのプレイオフ直通が確定している。
San Francisco Shock 3-0 Paris Eternal
今回もStrikerが先発しProperのエコー/ソジョーンとduoを組んだShock。中盤ではParisのルシオ+モイラをバックラインに採用したラッシュに接戦を許す場面もあったが結果はストレート勝利。最終戦となる明日のLondon戦に勝利できれば首位でレギュラーシーズンを終えることができる。
Florida Mayhem 3-0 Toronto Defiant
ザリア構成での完成度の違いを見せつけたFloridaが勝利したが二つ前の試合でLondonが勝利したためにプレイオフ直通は消え、来週のプレイインマッチをToronto、Washington、Bostonと戦うことになった。
Chengdu Hunters 3-2 Guangzhou Charge
APACのプレイイン一回戦(準決勝)は絶好調のChargeがChengduをストンプ...かに思われたが、第3マップDoradoからChengduが使用したウィンストン構成にChargeが対応できずまさかのリバーススウィープ。APAC優勝をつかんだ2020年Summer Showdownののちは2年間全くいいところのないチームと化していたものの今シーズン終盤のPiggy加入から連勝を重ねていたChargeにとってはあまりにつらい幕引きだった。
Hangzhou Spark 3-0 Chengdu Hunters
奇跡は二度起こらず。痛すぎる連続C9で2マップを落としたChengduに油断せず試合を進めたSparkがアナハイム行きの切符を手にした。昨年ボール構成でブレイクしLeaveがシーズンMVPを受賞したHuntersは運営のHuya(虎牙)の経営状態悪化から今季開幕前に主力6選手以外をすべて放出し、名将Ruiコーチもチームを去った。同じ構成でもマップによってプレーヤーをころころと変えたりメタに逆らった独特のピックをする"Chengduらしさ"は消え失せ、各選手のパフォーマンスも悪化の一途をたどる散々なシーズンとなってしまった。
San Francisco Shock 3-2 London Spitfire
Shockが激戦の末にLondonを下して最終戦を締めくくった。結果としてリーダーボード上ではレギュラーシーズン1位となったが、どうやら順位にはプレイオフ/プレイイン決定と同じ基準(リーグポイントの次はマップ差ではなく総合勝率)が適用されるらしく、Dallasに次いで2位でのフィニッシュとなった。
Boston Uprising 3-1 New York Excelsior
いつものValentineに代わってVictoriaがゲンジで出場しSeekerソジョーンと共に活躍したBostonが勝利。NYXLは昨シーズンより実力も実績もある選手を揃えたにしてはあまりに少ない勝ち数(4-20)でのシーズン終了となった。タンク1人dps2人の最低人数に対してサポートは一時期4人を抱えるなど疑問符の付くチーム運営によってKukiコーチ(YakiとともにFloridaから加入、7月末に退団)も大きく評価を落とした。Yaki・Flora・Kellanといったチームの中核はまだ若く、オフシーズンは彼らを来期のためにキープできるかどうかが焦点となる。
Florida Mayhem 3-1 Houston Outlaws
お互いにとって消化試合だった今日の最終戦は非常に良い連携を見せたFloridaが勝利。12-12という昨年よりかなりマシなスコアでレギュラーシーズンを終えた。Houstonはメタの最序盤はtier1チームを破るほど好調になるもののその後は中位チーム相手の試合を落とすというサイクルを破れなければタイトルは遠い。
Shockが激戦の末にLondonを下して最終戦を締めくくった。結果としてリーダーボード上ではレギュラーシーズン1位となったが、どうやら順位にはプレイオフ/プレイイン決定と同じ基準(リーグポイントの次はマップ差ではなく総合勝率)が適用されるらしく、Dallasに次いで2位でのフィニッシュとなった。
Boston Uprising 3-1 New York Excelsior
いつものValentineに代わってVictoriaがゲンジで出場しSeekerソジョーンと共に活躍したBostonが勝利。NYXLは昨シーズンより実力も実績もある選手を揃えたにしてはあまりに少ない勝ち数(4-20)でのシーズン終了となった。タンク1人dps2人の最低人数に対してサポートは一時期4人を抱えるなど疑問符の付くチーム運営によってKukiコーチ(YakiとともにFloridaから加入、7月末に退団)も大きく評価を落とした。Yaki・Flora・Kellanといったチームの中核はまだ若く、オフシーズンは彼らを来期のためにキープできるかどうかが焦点となる。
Florida Mayhem 3-1 Houston Outlaws
お互いにとって消化試合だった今日の最終戦は非常に良い連携を見せたFloridaが勝利。12-12という昨年よりかなりマシなスコアでレギュラーシーズンを終えた。Houstonはメタの最序盤はtier1チームを破るほど好調になるもののその後は中位チーム相手の試合を落とすというサイクルを破れなければタイトルは遠い。
Boston Uprising 3-1 Paris Eternal
コントロールを2-0で取ったParisだが後が続かず、最終戦でもシーズン2勝目を挙げることはできなかった。今季は低予算ながら一定の成功を残した前シーズンのロスターがうまくいかず、エースGlisterの放出を皮切りにロスターをすべてNAコンテンダーズの新人プレイヤーに入れ替えるという大刷新に踏み切った。それでも最終戦績は1-23とぶっちぎりの最下位になってしまったのだが、来季のラスベガス移転を機に生まれ変わることができるだろうか。
Toronto Defiant 3-1 Houston Outlaws
コントロールを落としたTorontoは第2マップKing's Row中盤からTwilightがアナにスワップ。その後見事にザリアミラーでの形勢を逆転して見せた。この試合をもってNAのレギュラーシーズンがすべて終了し、来週はプレイオフへ進出する2チームを決めるNAプレイインマッチが2日間にわたってダブルエリミネーション方式で行われる。
コントロールを2-0で取ったParisだが後が続かず、最終戦でもシーズン2勝目を挙げることはできなかった。今季は低予算ながら一定の成功を残した前シーズンのロスターがうまくいかず、エースGlisterの放出を皮切りにロスターをすべてNAコンテンダーズの新人プレイヤーに入れ替えるという大刷新に踏み切った。それでも最終戦績は1-23とぶっちぎりの最下位になってしまったのだが、来季のラスベガス移転を機に生まれ変わることができるだろうか。
Toronto Defiant 3-1 Houston Outlaws
コントロールを落としたTorontoは第2マップKing's Row中盤からTwilightがアナにスワップ。その後見事にザリアミラーでの形勢を逆転して見せた。この試合をもってNAのレギュラーシーズンがすべて終了し、来週はプレイオフへ進出する2チームを決めるNAプレイインマッチが2日間にわたってダブルエリミネーション方式で行われる。
Florida Mayhem 3-0 Boston Uprising
NAプレイインマッチ初戦はFloridaが完勝。明日2連敗しなければプレイオフ進出が確定する。敗者側に回ることとなったBostonは経験の少ないSeekerとVictoriaのコンビを採用しているのが重要なマッチで裏目に出てしまったか。
Toronto Defiant 3-0 Washington Justice
もう一つの初戦も3-0のスピードラン。前の試合より内容は競ったが、Washingtonは得意のD.VA構成がザリア環境においてきつくなる中頼みのdps陣も調子がいまいちとこの日勝てる見込みはかなり薄かったかもしれない。明日は今日の試合の敗者同士(マッチ3)と勝者同士(マッチ4)が対戦し、最後のマッチ5では3の勝者と4の敗者が最後のプレイオフ枠をかけて戦う。
NAプレイインマッチ初戦はFloridaが完勝。明日2連敗しなければプレイオフ進出が確定する。敗者側に回ることとなったBostonは経験の少ないSeekerとVictoriaのコンビを採用しているのが重要なマッチで裏目に出てしまったか。
Toronto Defiant 3-0 Washington Justice
もう一つの初戦も3-0のスピードラン。前の試合より内容は競ったが、Washingtonは得意のD.VA構成がザリア環境においてきつくなる中頼みのdps陣も調子がいまいちとこの日勝てる見込みはかなり薄かったかもしれない。明日は今日の試合の敗者同士(マッチ3)と勝者同士(マッチ4)が対戦し、最後のマッチ5では3の勝者と4の敗者が最後のプレイオフ枠をかけて戦う。
Florida Mayhem 3-1 Toronto Defiant
ザリアメタになってからめきめきと実力を伸ばしているFloridaがTorontoを難なく退けてプレイイン1位抜け。それぞれ自身のベストヒーローで自由に動いているdps2名だけでなく、今年たった一人ですべてのタンクを担当し続けザリアまでもものにしようとしているSomeoneの働きぶりも評価に値する。
Boston Uprising 3-0 Washington Justice
プレイインに集まった中位チームの間にこれほどまでに大きな差があるものだろうか。前日Floridaに完敗したBostonがWashingtonをストレートで下してTorontoとのディサイダーマッチに進出した。この試合で今季のリーグから去ることとなったWashingtonはDecay、Assassin、Magといった昨年からの中心メンバーに加えてHappy、Vigilanteなどトップクラスの選手を集めた豪華なフルコリアンロスターを実現したものの、結果が出ずシーズン終了を待たずに経営陣の心が折れた(Summer Showdown中にHappy、Mag、Vigilanteを放出)。ポテンシャルには文句のつけようがない選手を集めながら中〜下位に甘んじるシーズンが続く中でSup7eme、Preらコーチ陣の責任を問う声も高まっている。
Toronto Defiant 3-0 Boston Uprising
TorontoがBostonをわずか45分で料理し最後のプレイオフ枠を確保した。現在NAラダーのトップに君臨するHotbaザリアは前試合でミスを連発したもののこの試合ではPOTMも納得の活躍。あと一歩プレイオフに届かなかったBostonはシーズン最序盤にStrikerがメンタルの問題からチームを離れ、プレイイン直前にはここまでチームを引っ張ってきたValentineが突然帰国(チームからはいまだに何のアナウンスもない)するという、予測できないトラブルで大事な時期を潰されたシーズンだったと言えるだろう。チーム自体はシーズンを経るごとに確実に強くなっており、いまだにアカデミーチームを持つ「やる気のある」チームの一つであるだけに来シーズンの飛躍に期待したい。
ザリアメタになってからめきめきと実力を伸ばしているFloridaがTorontoを難なく退けてプレイイン1位抜け。それぞれ自身のベストヒーローで自由に動いているdps2名だけでなく、今年たった一人ですべてのタンクを担当し続けザリアまでもものにしようとしているSomeoneの働きぶりも評価に値する。
Boston Uprising 3-0 Washington Justice
プレイインに集まった中位チームの間にこれほどまでに大きな差があるものだろうか。前日Floridaに完敗したBostonがWashingtonをストレートで下してTorontoとのディサイダーマッチに進出した。この試合で今季のリーグから去ることとなったWashingtonはDecay、Assassin、Magといった昨年からの中心メンバーに加えてHappy、Vigilanteなどトップクラスの選手を集めた豪華なフルコリアンロスターを実現したものの、結果が出ずシーズン終了を待たずに経営陣の心が折れた(Summer Showdown中にHappy、Mag、Vigilanteを放出)。ポテンシャルには文句のつけようがない選手を集めながら中〜下位に甘んじるシーズンが続く中でSup7eme、Preらコーチ陣の責任を問う声も高まっている。
Toronto Defiant 3-0 Boston Uprising
TorontoがBostonをわずか45分で料理し最後のプレイオフ枠を確保した。現在NAラダーのトップに君臨するHotbaザリアは前試合でミスを連発したもののこの試合ではPOTMも納得の活躍。あと一歩プレイオフに届かなかったBostonはシーズン最序盤にStrikerがメンタルの問題からチームを離れ、プレイイン直前にはここまでチームを引っ張ってきたValentineが突然帰国(チームからはいまだに何のアナウンスもない)するという、予測できないトラブルで大事な時期を潰されたシーズンだったと言えるだろう。チーム自体はシーズンを経るごとに確実に強くなっており、いまだにアカデミーチームを持つ「やる気のある」チームの一つであるだけに来シーズンの飛躍に期待したい。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/t0hybo7nIh.png)
London Spitfire 3-0 Philadelphia Fusion
2022年シーズンプレイオフ初日のメタはソジョーン・リーパー・ウィンストン・キリコ・ルシオを基本とするラッシュとなった。ウィンストンとキリコ(特にult)の相性の良さをコンセプトに組まれたこの構成はザリア・ゲンジ・ソンブラのナーフもあってこの形に行きついたようだが、自身のアビリティと気軽には使えない鈴しか保証がない中でリーパーに狙われ続けるウィンストンの立ち回りは非常にシビアで、今後プレイオフが終わるまでに少し違ったピックがメタとなる可能性も大いにあるだろう。
Hangzhou Spark 3-0 Shanghai Dragons
2戦目はAPAC2位Shanghaiが同4位Sparkにまさかのストレート負け。内容自体は競っていたが、Teruキリコがフランクしてキルを取る場面が目立つなど新ヒーローの特徴を存分に活かしたSparkが上回った。
Florida Mayhem 3-0 Atlanta Reign
この試合も両チームがキリコラッシュを採用したが、Atlantaが同じサポートラインでバスティオンやオリーサ、ドゥームフィストを出すなどのサプライズがあった。試合は今や欧米ナンバーワンのヒットスキャンとなったHydronがその名に恥じないキャリーを見せ、FloridaがAtlantaをスイープしている。
Houston Outlaws 3-0 Toronto Defiant
この日最終戦もストレートとなったが唯一順当な試合に。HoustonはウィンストンメタということもあってDogeの出番もあるかと思われたがこれまで通りDantehがフル出場。ついにオリーサ、ウィンストン、ロードホッグまでもピックプールに加えたこの古参dpsに加え、Meritソジョーンが大事な場面で活躍しチームを勝利に導いている。
2022年シーズンプレイオフ初日のメタはソジョーン・リーパー・ウィンストン・キリコ・ルシオを基本とするラッシュとなった。ウィンストンとキリコ(特にult)の相性の良さをコンセプトに組まれたこの構成はザリア・ゲンジ・ソンブラのナーフもあってこの形に行きついたようだが、自身のアビリティと気軽には使えない鈴しか保証がない中でリーパーに狙われ続けるウィンストンの立ち回りは非常にシビアで、今後プレイオフが終わるまでに少し違ったピックがメタとなる可能性も大いにあるだろう。
Hangzhou Spark 3-0 Shanghai Dragons
2戦目はAPAC2位Shanghaiが同4位Sparkにまさかのストレート負け。内容自体は競っていたが、Teruキリコがフランクしてキルを取る場面が目立つなど新ヒーローの特徴を存分に活かしたSparkが上回った。
Florida Mayhem 3-0 Atlanta Reign
この試合も両チームがキリコラッシュを採用したが、Atlantaが同じサポートラインでバスティオンやオリーサ、ドゥームフィストを出すなどのサプライズがあった。試合は今や欧米ナンバーワンのヒットスキャンとなったHydronがその名に恥じないキャリーを見せ、FloridaがAtlantaをスイープしている。
Houston Outlaws 3-0 Toronto Defiant
この日最終戦もストレートとなったが唯一順当な試合に。HoustonはウィンストンメタということもあってDogeの出番もあるかと思われたがこれまで通りDantehがフル出場。ついにオリーサ、ウィンストン、ロードホッグまでもピックプールに加えたこの古参dpsに加え、Meritソジョーンが大事な場面で活躍しチームを勝利に導いている。
![](https://image02.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/OrXIObrY9d.png)
Dallas Fuel 3-1 Hangzhou Spark
Shanghaiを粉砕して勢いに乗るSparkだったがこの手のラッシュメタを得意とするDallasには及ばなかった。Shyの奮戦で接戦にはなったもののビートの使い方などマクロ面ではかなりの差があったように見受けられる。
Seoul Dynasty 3-0 Florida Mayhem
この日発表のロールスターに選ばれたSmurfが世界最高と言われるウィンストンの技量をいかんなく発揮しストレート勝利に大きく貢献。第3マップJunkertownではここまでの試合と異なりウィドウやシグマ、ゼニヤッタといったJunkertown常連のヒーローに加えてゲンジも姿を見せた。
Houston Outlaws 3-2 San Francisco Shock
Shockとの激戦をものにしたHoustonが勝者側準決勝に進出。HoustonはDanteh、ShockはMikeyy/Colugeという本職でないプレイヤーたちがウィンストンをプレイするイレギュラーなマッチを乗り切って見せた。Shockは2人のタンクのうちウィンストンの経験がどちらかというと豊富なはずのMikeyyがプレイした時に統一が全く取れず、オフタンクプレイヤーのColugeを使わざるを得なくなっているのが苦しい。最終マップ第二ラウンドではViol2tがいつものバティストスワップで戦況を覆したものの、第三ラウンドでもバティストを出した時点で勝負は見えていた。
London Spitfire 3-1 Los Angels Gladiators
Londonが1日目に続き強豪を下して新メタでの強さを証明。ロールスターに選ばれたHadiのウィンストンでの安定感はもちろん、POTMを獲得したLandonキリコとBackboneリーパーの仕事量も尋常ではなかった。まさかの敗北を喫したGladsはHappyに得意のソジョーンではなくリーパーをプレイさせる選択が勝敗を分けた感がある(おそらくKevsterのリーパーに不安があるのだろう)。
Shanghaiを粉砕して勢いに乗るSparkだったがこの手のラッシュメタを得意とするDallasには及ばなかった。Shyの奮戦で接戦にはなったもののビートの使い方などマクロ面ではかなりの差があったように見受けられる。
Seoul Dynasty 3-0 Florida Mayhem
この日発表のロールスターに選ばれたSmurfが世界最高と言われるウィンストンの技量をいかんなく発揮しストレート勝利に大きく貢献。第3マップJunkertownではここまでの試合と異なりウィドウやシグマ、ゼニヤッタといったJunkertown常連のヒーローに加えてゲンジも姿を見せた。
Houston Outlaws 3-2 San Francisco Shock
Shockとの激戦をものにしたHoustonが勝者側準決勝に進出。HoustonはDanteh、ShockはMikeyy/Colugeという本職でないプレイヤーたちがウィンストンをプレイするイレギュラーなマッチを乗り切って見せた。Shockは2人のタンクのうちウィンストンの経験がどちらかというと豊富なはずのMikeyyがプレイした時に統一が全く取れず、オフタンクプレイヤーのColugeを使わざるを得なくなっているのが苦しい。最終マップ第二ラウンドではViol2tがいつものバティストスワップで戦況を覆したものの、第三ラウンドでもバティストを出した時点で勝負は見えていた。
London Spitfire 3-1 Los Angels Gladiators
Londonが1日目に続き強豪を下して新メタでの強さを証明。ロールスターに選ばれたHadiのウィンストンでの安定感はもちろん、POTMを獲得したLandonキリコとBackboneリーパーの仕事量も尋常ではなかった。まさかの敗北を喫したGladsはHappyに得意のソジョーンではなくリーパーをプレイさせる選択が勝敗を分けた感がある(おそらくKevsterのリーパーに不安があるのだろう)。
Los Angels Gladiators 3-1 Philadelphia Fusion
Happyをソジョーン、Kevsterをリーパーに交代させたGladsが徐々に流れをつかんで勝利。最速でのプレイオフ敗退となったFusionは今年下部チームT1出身の若手4名を中心にチームを再編成したが、何度も上位チームに土をつけるなどポテンシャルの高さを見せたかと思えば下位チーム相手にいいところなく敗れるなどとにかく安定を欠いたシーズンだった。そしてさすがにパフォーマンスが落ちてきた感のあるレジェンドCarpeはValorant転向の噂が本当であれば5年にわたるFusionでの貢献にもかかわらず一度もタイトルを獲得することなくリーグを去ることになる。
San Francisco Shock 3-1 Shanghai Dragons
栄光の道のりを歩んできた両チームの決戦はProperとLipという人外ソジョーン同士の目が離せないキルの応酬となった。Eichenwaldeでは文字通りLipのワンピックだけで第二を守り切り1本を返したShanghaiだったが、その後は前日よりはるかに良くまとまったShockに押し切られた。昨年の優勝メンバーを維持し開幕前から二連覇が予想されたのも束の間、練習拠点のロックダウンやチームの中核であるLJGを活かせないメタの到来、2020年MVPのFletaの不調など様々な困難に直面したことでなかなか期待に応えられないシーズンになってしまったと言える。それでもレギュラーシーズンAPAC2位フィニッシュとSummer Showdown優勝は確かな成果で、この3年間の成功はメンバーが大きく変わるであろう来シーズン以降もチームにとって大きな足掛かりになるに違いない。
Florida Mayhem 3-1 Atlanta Reign
初日と同じ顔合わせになったこの試合、Atlantaは今季後半ほとんど出番がなかったGatorをHawkに代わって起用したがリベンジはならなかった。今年のAtlantaは各ロールに欧米の最高峰と言える選手たちを確保したまでは良かったのだが、どのメタでも今一つ完成度が足りずに最上位に食い込めなかった。UltravioletとOjeeのバックラインが期待されたほどのインパクトを残せず、大エースKaiのパフォーマンスも大会を追うごとに下がっていったことから、メタ研究というよりはプレイヤーマネジメントが失敗に終わったシーズンだったのかもしれない。
Hangzhou Spark 3-2 Toronto Defiant
2時間近い熱戦を制したSparkが敗者側2回戦に進出。13.3FB/10分というスタッツを残したShyソジョーンがチームを引っ張り続けている。デスク全員がSparkの勝利を予想した中フルゲームまで粘ったTorontoだが最後もShyのマルチキルで引導を渡された。Twilight、Hotba、Heesuといった実力派の選手を並べたロスターの割にはレギュラーシーズンの順位は昨年と同じ11位、ぎりぎり出場権を手にしたプレイオフでも2連敗で姿を消すという結果は到底満足のいくものではないだろう。選手の推定年俸総額はtop5に入るほど高額で、宣伝活動にも余念がないチームであるだけに来季もこれだけ力の入った活動を継続できるかに注目が集まる。
Happyをソジョーン、Kevsterをリーパーに交代させたGladsが徐々に流れをつかんで勝利。最速でのプレイオフ敗退となったFusionは今年下部チームT1出身の若手4名を中心にチームを再編成したが、何度も上位チームに土をつけるなどポテンシャルの高さを見せたかと思えば下位チーム相手にいいところなく敗れるなどとにかく安定を欠いたシーズンだった。そしてさすがにパフォーマンスが落ちてきた感のあるレジェンドCarpeはValorant転向の噂が本当であれば5年にわたるFusionでの貢献にもかかわらず一度もタイトルを獲得することなくリーグを去ることになる。
San Francisco Shock 3-1 Shanghai Dragons
栄光の道のりを歩んできた両チームの決戦はProperとLipという人外ソジョーン同士の目が離せないキルの応酬となった。Eichenwaldeでは文字通りLipのワンピックだけで第二を守り切り1本を返したShanghaiだったが、その後は前日よりはるかに良くまとまったShockに押し切られた。昨年の優勝メンバーを維持し開幕前から二連覇が予想されたのも束の間、練習拠点のロックダウンやチームの中核であるLJGを活かせないメタの到来、2020年MVPのFletaの不調など様々な困難に直面したことでなかなか期待に応えられないシーズンになってしまったと言える。それでもレギュラーシーズンAPAC2位フィニッシュとSummer Showdown優勝は確かな成果で、この3年間の成功はメンバーが大きく変わるであろう来シーズン以降もチームにとって大きな足掛かりになるに違いない。
Florida Mayhem 3-1 Atlanta Reign
初日と同じ顔合わせになったこの試合、Atlantaは今季後半ほとんど出番がなかったGatorをHawkに代わって起用したがリベンジはならなかった。今年のAtlantaは各ロールに欧米の最高峰と言える選手たちを確保したまでは良かったのだが、どのメタでも今一つ完成度が足りずに最上位に食い込めなかった。UltravioletとOjeeのバックラインが期待されたほどのインパクトを残せず、大エースKaiのパフォーマンスも大会を追うごとに下がっていったことから、メタ研究というよりはプレイヤーマネジメントが失敗に終わったシーズンだったのかもしれない。
Hangzhou Spark 3-2 Toronto Defiant
2時間近い熱戦を制したSparkが敗者側2回戦に進出。13.3FB/10分というスタッツを残したShyソジョーンがチームを引っ張り続けている。デスク全員がSparkの勝利を予想した中フルゲームまで粘ったTorontoだが最後もShyのマルチキルで引導を渡された。Twilight、Hotba、Heesuといった実力派の選手を並べたロスターの割にはレギュラーシーズンの順位は昨年と同じ11位、ぎりぎり出場権を手にしたプレイオフでも2連敗で姿を消すという結果は到底満足のいくものではないだろう。選手の推定年俸総額はtop5に入るほど高額で、宣伝活動にも余念がないチームであるだけに来季もこれだけ力の入った活動を継続できるかに注目が集まる。
San Francisco Shock 3-1 Los Angels Gladiators
前半2ステージを連覇した彼らにとってプレイオフベスト8での敗退は納得がいくものではないだろう。ここ2シーズンはShockに対してゲートキーパーともいえる勝負強さを発揮しているGladsが、大事な一戦で粘れずにシーズンを終えた。昨年よりもさらに充実したロスターを抱えるドリームチームでひときわ存在感を放ったのは唯一リーグでの実績がないルーキーのReinerだったが、Summer Showdownで彼がジャンカークイーンに適応できず予選敗退となってからはシーズン前半のような圧倒的な強さは影を潜めてしまったように思える。
Hangzhou Spark 3-1 Florida Mayhem
序盤の劣勢を覆したSparkがFloridaを下して6強入り。サポート陣のデスは多いものの攻撃的なチームスタイル(とShyのキル力)がそれをうまく補っている。惜しくも敗れたFloridaもレギュラーシーズンからすればこのベスト8入りは望外の結果と言えるかもしれない。Floridaにとって今年はミックスロスターへの転換を図った変化の年で、このプレイオフ以外に目立った成績は残せなかったもののSomeoneとHydronの成長でシーズン後半は上位勢にも劣らない戦いができていた。今冬の移籍市場では上記二人に加え、もう片手で数えられるほどになった「シーズン1からリーグに在籍する選手」の一人Anamoの去就も気になるところ。
Dallas Fuel 3-0 Seoul Dynasty
現メタにおける東西のトップとみなされる2チームの対決はあっけないスイープに。Dallasはサポートultとりわけキツネラッシュを使ったファイトの勝率が極めて高く、ロールスターの二人を中心とした他の追随を許さない連携力が健在であることを強く印象付けた。敗れたSeoulは明日Smurfの古巣Shockとの勝ち残りをかけた大一番に挑む。
Houston Outlaws 3-0 London Spitfire
Houstonが格の違いを見せつける完勝でウィナーズファイナル進出。POTMはPelicanが獲得したが違いを生み出していたのは間違いなくソジョーンゴッドMer1t。集団戦前に「置き」でワンピックを取るタイプのSparkrと対照的にファイトの中でキルが取れる強みを混戦が発生しやすいこのメタで存分に発揮している。
前半2ステージを連覇した彼らにとってプレイオフベスト8での敗退は納得がいくものではないだろう。ここ2シーズンはShockに対してゲートキーパーともいえる勝負強さを発揮しているGladsが、大事な一戦で粘れずにシーズンを終えた。昨年よりもさらに充実したロスターを抱えるドリームチームでひときわ存在感を放ったのは唯一リーグでの実績がないルーキーのReinerだったが、Summer Showdownで彼がジャンカークイーンに適応できず予選敗退となってからはシーズン前半のような圧倒的な強さは影を潜めてしまったように思える。
Hangzhou Spark 3-1 Florida Mayhem
序盤の劣勢を覆したSparkがFloridaを下して6強入り。サポート陣のデスは多いものの攻撃的なチームスタイル(とShyのキル力)がそれをうまく補っている。惜しくも敗れたFloridaもレギュラーシーズンからすればこのベスト8入りは望外の結果と言えるかもしれない。Floridaにとって今年はミックスロスターへの転換を図った変化の年で、このプレイオフ以外に目立った成績は残せなかったもののSomeoneとHydronの成長でシーズン後半は上位勢にも劣らない戦いができていた。今冬の移籍市場では上記二人に加え、もう片手で数えられるほどになった「シーズン1からリーグに在籍する選手」の一人Anamoの去就も気になるところ。
Dallas Fuel 3-0 Seoul Dynasty
現メタにおける東西のトップとみなされる2チームの対決はあっけないスイープに。Dallasはサポートultとりわけキツネラッシュを使ったファイトの勝率が極めて高く、ロールスターの二人を中心とした他の追随を許さない連携力が健在であることを強く印象付けた。敗れたSeoulは明日Smurfの古巣Shockとの勝ち残りをかけた大一番に挑む。
Houston Outlaws 3-0 London Spitfire
Houstonが格の違いを見せつける完勝でウィナーズファイナル進出。POTMはPelicanが獲得したが違いを生み出していたのは間違いなくソジョーンゴッドMer1t。集団戦前に「置き」でワンピックを取るタイプのSparkrと対照的にファイトの中でキルが取れる強みを混戦が発生しやすいこのメタで存分に発揮している。
San Francisico Shock 3-0 Seoul Dynasty
2020年グランドファイナルの再現となったこの試合では、どう見ても負ける展開だったコントロールを逆転で取り切ってから勢いづいたShockがそのままストレート勝利。ついに優勝が見えるところまで来ている。またしてもこのカードで涙をのんだSeoulは実績のある選手と若手を組み合わせた安定感抜群のロスターでAPAC1位フィニッシュ+念願のタイトルを獲得し充実したシーズンになりはしたものの、Midseason Madnessとプレイオフという二つの地域統合トーナメントで結果を出せなかったのがとにかく悔やまれる。
Hangzhou Spark 3-1 London Spitfire
APAC最後の希望となったSparkが接戦に勝利して4強入り。この後の第四試合で2019年以来3年ぶりとなるShockとのマッチアップに挑む。敗退が決定したLondonは今年初めには昨年よりもロスターがダウングレードしたと評されたが、現在そう繰り返すリーグファンは誰もいないと断言できるほど飛躍を遂げた。レギュラーシーズンNA6位・プレイオフベスト6という成績は、HadiやBackboneといった主力選手たちの才能の開花だけでなくつい発表されたばかりのコーチオブザイヤーChristferによるところが大きいだろう。レギュラーシーズンではオフメタのラインハルト構成で勝ち星を稼ぎつつ、プレイオフでは準備期間が短い中でしっかりとメタのキリコ・ウィンストン構成を仕上げてきたその手腕には惜しみない賛辞が送られるべきである。
Dallas Fuel 3-1 Houston Outlaws
ウィナーズファイナルで実現したテキサスダービーはMer1tの大活躍でHoustonがNepalを奪取したものの、試合が進むごとにエンジンがかかったEdisonがこれを上回るペースでキルを量産し逆転勝利。Dallasが5年目にして初となるグランドファイナル進出を手にした。チームとしての完成度という点では今のところ群を抜いており、ほかの3チームがDallasに勝つにはそれぞれのエース(ソジョーン)がデッドリフト級の活躍を見せる必要がありそう。
San Francisco Shock 3-1 Hangzhou Spark
ロウワーブラケットで快進撃を続けるShockがAPAC最後の生き残りに引導を渡し最終日に進出。すでにRolestarとROTYの両方に選出されておりMVPもほぼ確定と言われるProperはこの試合でもファーストピックを取り続け、全体としてもかつてのような早いタイミングでのプッシュを行う余裕が出来てきている。Sparkに関してはルーキーのAlphaYiを起用して鮮烈なシーズンスタートを切っただけにその後の低調ぶりは残念の一言に尽きるが、最後の最後でメタに適応してのベスト4入りはお見事。毎年メンバーを大きく入れ替えながら多人数ロスターを維持していることから今度のオフシーズンも移籍市場をにぎわすと予想されるが、Lipと並ぶAPACトップヒットスキャンの地位を確たるものにしたShyをキープできるかが最注目のポイントとなる。
2020年グランドファイナルの再現となったこの試合では、どう見ても負ける展開だったコントロールを逆転で取り切ってから勢いづいたShockがそのままストレート勝利。ついに優勝が見えるところまで来ている。またしてもこのカードで涙をのんだSeoulは実績のある選手と若手を組み合わせた安定感抜群のロスターでAPAC1位フィニッシュ+念願のタイトルを獲得し充実したシーズンになりはしたものの、Midseason Madnessとプレイオフという二つの地域統合トーナメントで結果を出せなかったのがとにかく悔やまれる。
Hangzhou Spark 3-1 London Spitfire
APAC最後の希望となったSparkが接戦に勝利して4強入り。この後の第四試合で2019年以来3年ぶりとなるShockとのマッチアップに挑む。敗退が決定したLondonは今年初めには昨年よりもロスターがダウングレードしたと評されたが、現在そう繰り返すリーグファンは誰もいないと断言できるほど飛躍を遂げた。レギュラーシーズンNA6位・プレイオフベスト6という成績は、HadiやBackboneといった主力選手たちの才能の開花だけでなくつい発表されたばかりのコーチオブザイヤーChristferによるところが大きいだろう。レギュラーシーズンではオフメタのラインハルト構成で勝ち星を稼ぎつつ、プレイオフでは準備期間が短い中でしっかりとメタのキリコ・ウィンストン構成を仕上げてきたその手腕には惜しみない賛辞が送られるべきである。
Dallas Fuel 3-1 Houston Outlaws
ウィナーズファイナルで実現したテキサスダービーはMer1tの大活躍でHoustonがNepalを奪取したものの、試合が進むごとにエンジンがかかったEdisonがこれを上回るペースでキルを量産し逆転勝利。Dallasが5年目にして初となるグランドファイナル進出を手にした。チームとしての完成度という点では今のところ群を抜いており、ほかの3チームがDallasに勝つにはそれぞれのエース(ソジョーン)がデッドリフト級の活躍を見せる必要がありそう。
San Francisco Shock 3-1 Hangzhou Spark
ロウワーブラケットで快進撃を続けるShockがAPAC最後の生き残りに引導を渡し最終日に進出。すでにRolestarとROTYの両方に選出されておりMVPもほぼ確定と言われるProperはこの試合でもファーストピックを取り続け、全体としてもかつてのような早いタイミングでのプッシュを行う余裕が出来てきている。Sparkに関してはルーキーのAlphaYiを起用して鮮烈なシーズンスタートを切っただけにその後の低調ぶりは残念の一言に尽きるが、最後の最後でメタに適応してのベスト4入りはお見事。毎年メンバーを大きく入れ替えながら多人数ロスターを維持していることから今度のオフシーズンも移籍市場をにぎわすと予想されるが、Lipと並ぶAPACトップヒットスキャンの地位を確たるものにしたShyをキープできるかが最注目のポイントとなる。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/STeecXHnwc.png)
San Francisco Shock 3-0 Houston Outlaws
Shockがトーナメント初戦のリベンジを果たしてグランドファイナル進出。試合直前にMVP受賞が発表されたProperを中心に破竹の勢いでここまで来てしまった。Houstonは一度勝った相手に負けて敗退という悔しい結果ではあるが、レギュラーシーズン6位プレイオフ3位という成績を残したこのシーズンはチームの歴史で最も成功した一年だったと言える。ただしタンクを一手に任せるはずだったPiggyの放出、新たに獲得した選手2名をほとんど試合に出さないなどチーム運営は先見性に疑問符が付き、来季タイトルを目指すならばロスター構築は慎重に行う必要があるだろう。
Dallas Fuel 4-3 San Francisco Shock
2022年世界一を賭けたグランドファイナルは最終第7マップまでもつれる最高の試合となった。第1マップを落としたShockがProperの圧倒的なキル力と強気な攻めで盛り返したかと思えばDallasが完璧な連携で集団戦を制して追いつくという一進一退の展開は最終的に後者に傾いた。
今年のDallasは昨年の懸案であったヒットスキャン問題をEdison、Guriyoという得意距離の違う二人を獲得して解決し、コンテンダーズKR最高のメインサポートChiyoもチームに迎え入れたことから優勝候補筆頭に挙げられた。序盤こそ大事な試合を落とす場面が目立ったもののシーズン後半はほとんど敵なしの状態となっていた。昨年Rushコーチが元ElementMysticのメンバーを集結させて始まった一大プロジェクトが最高の形で結実したと言える。
一方のShockは連覇の途切れた昨年からメンバーを一新し、O2Blastから大物ルーキーを3名加入させたが、これが光と影を生むこととなった。というのもShockはリーダーシップとフレキシビリティを兼ね備えたsuperにタンクを一任するつもりだったが、本人がバーンアウトでシーズン直前に離脱。急遽リーグ経験がないオフタンクプレイヤーのColugeと契約し、シーズン中にはピックプールの穴を埋めるために競技シーンからは遠ざかっていたMikeyyをピックアップするという混乱に見舞われた。それでもレギュラーシーズン連勝記録更新と三度のトーナメント準優勝という結果を生むことができたのはやはりMVP・ROTY・rolestarの三冠に輝いたProperの存在によるところが大きい。コンテンダーズ時代すでに世界一と評価されていたトレーサー・ゲンジに加えヒットスキャンでもその才能を余すところなく発揮し、大事な試合でもプレーの質を落とさない精神力も持ち合わせている。多くの選手の引退やアカデミー(O2)からの昇格が今オフにあるだろうとすでに噂されているが、チーム作りの中心となるのは間違いなくProperだろう。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/Qt6QcLyCcR.png)
【雑記】
ついに2022年のOWLが幕を閉じました。今年はOW2を正式リリースに先駆けて採用したことでOW1とは勢力図がガラッと変わるかもしれないと感じていましたが、タイトルを取ったメンツはやはりOW1後期の強豪チームばかりでした。見ている側としては常識から大きく変わった競技シーンを楽しめるので良かったのですが、やっている側は本当に大変な思いをしたことでしょう。OWLチームが1のワークショップではなく公式のOW2サーバーでスクリムができるようになったのが開幕の数週間前、それまでに「ダブルフレックスサポート」を前提にロスターを組んでいたチームは結果的にメインサポートの選手を後から獲得するかフレックスの選手にルシオ/ブリギッテを練習させるかの二択を迫られました。またメインタンク/オフタンクという分業体制がこれまで当たり前だったことからしてメタの変化に対応するにはそれぞれの選手を確保したいとどのチームも思ったことでしょうが、予算の都合上一部のチームはタンク1人だけでやりくりするという状況になっています。興味深いことに2人のタンクを保有していたチームも連携を深めることを重視してか一方のタンクだけを長期にわたってプレイさせることが多く、Torontoなんかはそれが原因でもめたという噂もありました。そういったOW1には無かった困難が生じたシーズンだったために、コーチ陣の仕事は今までより一層重要になったのではないでしょうか。
OW2の話をすると、私は(Blizzardがこれまでの姿勢を大きく変えてコンテンツ供給とアップデートを欠かさないようにするのでない限り)OW2のリリースは人々の注目を集めるだけに終わるだろうと悲観していましたが、10月5日の正式リリース以降OW2はプレイヤー数/配信視聴者数ともに好調を維持しており、これは嬉しい誤算でした。Twitchとリーグ配信の視聴報酬が大きく貢献しているようですが、ほかに類似したA級タイトルがないOverwatchというゲームの唯一性も改めて強く感じるところです。この勢いが年単位で続き、競技シーンの人気も再燃すればもう言うことはありません(現行の競技シーンのシステム上日本でかつてのようにプロチームが増えることは望めないのが残念ではあります)。
というわけで、OWL2022のページ、そして当wikiの更新はこの雑記が最後になります。OW2リリース前にリーグが始まってしまったためOW1のwikiでレポートを書くという不思議な状態にはなりましたが、ここまで見てくださってありがとうございました。ちなみにOW2のwikiは現在準備中です。私の筆が遅いのですぐにとはいきませんが、seesaawiki上でそのうち公開する予定です。公開の際にはここのトップページと私のtwitterで告知します(IDはこのページのコメント欄参照)。
Shockがトーナメント初戦のリベンジを果たしてグランドファイナル進出。試合直前にMVP受賞が発表されたProperを中心に破竹の勢いでここまで来てしまった。Houstonは一度勝った相手に負けて敗退という悔しい結果ではあるが、レギュラーシーズン6位プレイオフ3位という成績を残したこのシーズンはチームの歴史で最も成功した一年だったと言える。ただしタンクを一手に任せるはずだったPiggyの放出、新たに獲得した選手2名をほとんど試合に出さないなどチーム運営は先見性に疑問符が付き、来季タイトルを目指すならばロスター構築は慎重に行う必要があるだろう。
Dallas Fuel 4-3 San Francisco Shock
2022年世界一を賭けたグランドファイナルは最終第7マップまでもつれる最高の試合となった。第1マップを落としたShockがProperの圧倒的なキル力と強気な攻めで盛り返したかと思えばDallasが完璧な連携で集団戦を制して追いつくという一進一退の展開は最終的に後者に傾いた。
今年のDallasは昨年の懸案であったヒットスキャン問題をEdison、Guriyoという得意距離の違う二人を獲得して解決し、コンテンダーズKR最高のメインサポートChiyoもチームに迎え入れたことから優勝候補筆頭に挙げられた。序盤こそ大事な試合を落とす場面が目立ったもののシーズン後半はほとんど敵なしの状態となっていた。昨年Rushコーチが元ElementMysticのメンバーを集結させて始まった一大プロジェクトが最高の形で結実したと言える。
一方のShockは連覇の途切れた昨年からメンバーを一新し、O2Blastから大物ルーキーを3名加入させたが、これが光と影を生むこととなった。というのもShockはリーダーシップとフレキシビリティを兼ね備えたsuperにタンクを一任するつもりだったが、本人がバーンアウトでシーズン直前に離脱。急遽リーグ経験がないオフタンクプレイヤーのColugeと契約し、シーズン中にはピックプールの穴を埋めるために競技シーンからは遠ざかっていたMikeyyをピックアップするという混乱に見舞われた。それでもレギュラーシーズン連勝記録更新と三度のトーナメント準優勝という結果を生むことができたのはやはりMVP・ROTY・rolestarの三冠に輝いたProperの存在によるところが大きい。コンテンダーズ時代すでに世界一と評価されていたトレーサー・ゲンジに加えヒットスキャンでもその才能を余すところなく発揮し、大事な試合でもプレーの質を落とさない精神力も持ち合わせている。多くの選手の引退やアカデミー(O2)からの昇格が今オフにあるだろうとすでに噂されているが、チーム作りの中心となるのは間違いなくProperだろう。
![](https://image01.seesaawiki.jp/o/i/overwatchwiki/Qt6QcLyCcR.png)
【雑記】
ついに2022年のOWLが幕を閉じました。今年はOW2を正式リリースに先駆けて採用したことでOW1とは勢力図がガラッと変わるかもしれないと感じていましたが、タイトルを取ったメンツはやはりOW1後期の強豪チームばかりでした。見ている側としては常識から大きく変わった競技シーンを楽しめるので良かったのですが、やっている側は本当に大変な思いをしたことでしょう。OWLチームが1のワークショップではなく公式のOW2サーバーでスクリムができるようになったのが開幕の数週間前、それまでに「ダブルフレックスサポート」を前提にロスターを組んでいたチームは結果的にメインサポートの選手を後から獲得するかフレックスの選手にルシオ/ブリギッテを練習させるかの二択を迫られました。またメインタンク/オフタンクという分業体制がこれまで当たり前だったことからしてメタの変化に対応するにはそれぞれの選手を確保したいとどのチームも思ったことでしょうが、予算の都合上一部のチームはタンク1人だけでやりくりするという状況になっています。興味深いことに2人のタンクを保有していたチームも連携を深めることを重視してか一方のタンクだけを長期にわたってプレイさせることが多く、Torontoなんかはそれが原因でもめたという噂もありました。そういったOW1には無かった困難が生じたシーズンだったために、コーチ陣の仕事は今までより一層重要になったのではないでしょうか。
OW2の話をすると、私は(Blizzardがこれまでの姿勢を大きく変えてコンテンツ供給とアップデートを欠かさないようにするのでない限り)OW2のリリースは人々の注目を集めるだけに終わるだろうと悲観していましたが、10月5日の正式リリース以降OW2はプレイヤー数/配信視聴者数ともに好調を維持しており、これは嬉しい誤算でした。Twitchとリーグ配信の視聴報酬が大きく貢献しているようですが、ほかに類似したA級タイトルがないOverwatchというゲームの唯一性も改めて強く感じるところです。この勢いが年単位で続き、競技シーンの人気も再燃すればもう言うことはありません(現行の競技シーンのシステム上日本でかつてのようにプロチームが増えることは望めないのが残念ではあります)。
というわけで、OWL2022のページ、そして当wikiの更新はこの雑記が最後になります。OW2リリース前にリーグが始まってしまったためOW1のwikiでレポートを書くという不思議な状態にはなりましたが、ここまで見てくださってありがとうございました。ちなみにOW2のwikiは現在準備中です。私の筆が遅いのですぐにとはいきませんが、seesaawiki上でそのうち公開する予定です。公開の際にはここのトップページと私のtwitterで告知します(IDはこのページのコメント欄参照)。
文責:ゆとり
このページへのコメント
オーバーウォッチはゲーム内キャラ設営にスキルの使用数値(ダメージ等)が書かれていないのでいつも検索するのですが良いWikiがなくここにたどり着きました。Overwatch2のWikiも期待してます!
口唇お疲れ様でした!とても楽しく読めました!
更新本当にご苦労さまでした。正直応援してるチームのハイライトシーンを見るくらいしか普段しないので、リーグ全体の動きが把握できたのは大変ありがたかったです。他のゲームでこれほど試合のレポートを出しているブログはないのではないでしょうか。
OW2のwikiも大変楽しみにしております。正直企業wikiは内容が信頼できず、未だに1から2でどう変わったのか把握できていないヒーローもいます…。
めっちゃありがたいです、、、
twitterフォローしたいんですけど見つからない、、、
ヒーロー・マップの紹介など色々な記事を役立てさせていただきました。
本ページも楽しく読めました、執筆お疲れ様です!ところで、OW2のwikiは書いていただけないのでしょうか?このwiki特有の各ヒーローの競技での活躍や調整の歴史などの記述が興味深く、2でも書いてくださると非常に嬉しいのですが…
執筆者です。コメントありがとうございます。
OW2のwikiは作らないつもりだったのですが、OW2が嬉しいことに思ったより人気が出ていて新規の方がtwitterやyoutube等で情報を断片的に集める状況になっているようなのでwikiをそのうち書いて公開するかもしれません。twitterで「ow ウィキ」と検索するとどこかに私のアカウントが出てくると思うので、続報が気になる場合はフォローしておいてください(wikiとは関係ないツイートもしている私用アカウントです)。
是非ともフォローさせて下さい‼︎勝手ながら楽しみにしてます!