では、アミョーの対照は何でしょうか? マキョーです!
 マキョーとは、あなたのスピリチュアルな旅路において、注意をそらすことに関連した偽り、妄想、欺まんを意味します。
 つまりアミョーの反対はマキョーです。マキョーとは私が知る限り、仏陀や、あらゆるアセンションしたマスターたちを含め、スピリチュアルな道の途上にある人たちすべてに起こります。彼らは旅の途上でマキョーの地点に達します。それは自己実現の終わりに近づくと起こります。彼らはたくさんの注意をそらすもの、スピリチュアルな美辞麗句、儀式、型にはまった行動で自らを汚染し始めるのです。制限のある信念、教義、独善についても同じことがいえます。
 よくあるのは、ゲームを終わらせることへの抵抗感からマキョーが入って来ることです。言い換えれば、 あなたは自分がまさに「悟りを開こう」としているのを察知しますが、本当はゲームを抜ける準備ができていません。あなたは「なる」よりも、探求を続けていたいのです。
 また、マキョーがそこにあるのは、たったいま、あなたは目の前にある本物の課題に直面したくないからです。それはアミョーです。信頼です。
 スピリチュアルな道においてとても進化した、実に賢い、驚くべき、光輝くスピリチュアルな人間が、 アセンションの状態へと最後の一歩を踏み出そうとした時、突然マキョーに走るのを私は見てきました。
彼らは注意がそれたり、ごまかしに入ります。その最後のステップを踏み出すのを、文字通り怖れています。すなわち、自己への百パーセントの信頼です。九十九、九パーセントまでは行くことができても、その最後の線を越えるのが怖いわけです。それはスピリチュアル・ワーカー、そして特にスピリチュアル・リーダーにとっての大きな罠です。突然、彼らはある特定の振る舞いをしなければならないと思います。 賢く、知的で、白い光や恵みを表出し、賢明なメッセージを話すというように。まったく、そうではあり ません! 実際、本物のスピリチュアル・ワーカーや教師はとても人間的になります。彼らはそうなるのを怖れていないからです。
 いまあなたが持っている信念はどれも、マキョー(魔境)です。それは古い禅の言葉で、文字通り訳せば「悪魔の洞窟(魔窟)」や「嘘八百(八万地獄)」という意味です。私はもっと現実的な表現を使うのを好みます。「スピリチュアルなでたらめ(bullshit)」や「うんち(caca)」などです。あなたの信念体系は、 おおむねどれも偽りです。
 あなたのマキョーは何ですか? あなたのスピリチュアルな気晴らしは何ですか? あなたはスピリチュアルなごう慢さを持っていますか? あなたがしがみついている信念体系は何ですか? 最近、あなたが取り入れた信念体系、マキョーはどんなものですか?
 過去と未来はマキョーです。唯一、重要なのは、この瞬間です。この瞬間から先のあなたのすべての信念は、スピリチュアルな信念、人としての信念、どんな信念でも「マキョー」に分類されるべきです。それらは本当は問題ではありません。あなたが問題にしたいのであれば別ですが。












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