融合のゾーン

 次の段階が「融合」です。ちなみに、段階と段階の間には明確なラインはありません。一つの段階から次の段階に飛び移るわけではありません。それらは互いに流れ込みます。話の便宜上、私はかなり単純化しています。
 あなたは目覚めのプロセスにおいて「融合」に達します。波形が一緒になります。突如として、あなた は自分が戻れないことを悟ります。それは起こっています。戻ろうとしても、戻れません。忘れようとしますが、知っていることを忘れることはできません。あなたはテストまでします。あなたは言います。「このすべてを無効にできるだろうか?」。それはできないのです。
 この次の段階は融合であり、とても深いレベルで、実際にあなた自身を、あなたの神性を感じ始める場所です。あなたはまだ、とても人間的に感じていますが、ふと明確さを、垣間見ます。ふいに創造性のほとばしりが出てきます。とても長い間、創造性のほとばしりはありませんでしたが、突然、出てきます。 クリエイティブなもの、音楽、芸術活動のようなものに惹かれます。これまでずっと目の前にあったのに気づかなかった、さまざまなものの美しさを見ます。
 さて、あなたは構造を取り壊す上での混沌やトラウマをくぐり抜けていますが、いまでは希望があります。これが本当に起きている証拠を見ています。あなたは実際に肉体を持たない存在たちと繋がって、コミュニケーションを取り始めます。彼らは答えますが、あなたは当然ながら疑いを抱きます。そしてもう一度やってみると、今回はもう少し明確さがあります。霧が晴れ始めます。でも次の日は濃くなるかもしれません。突如としてあなたは何か深い、新しい情熱を感じるのですが、次の日になるとまた薄れていくように思えるかもしれません。
 あなたはその特異なミドル・ゾーンにいますが、そこが、親愛なる友人たち、あなた方の多くがいるところです。あなたはまだ不安を抱えています。まだ少しショックに包まれています。この目覚めのプロセスそのものに圧倒され、畏怖の念を抱いていますが、親愛なる者たち、この融合においてあなたはあなたの「セルフ」を、この失った愛を感じ始めます。このフィーリングはさらに強烈になります。面白いことにこの段階では、失った愛に対してあなたのハートが恋い焦がれるだけでなく、それもまたあなたを恋しがっているのをあなたは感じるようになります。
 それは言葉では表現できないフィーリングです。あなたのあらゆる部分があなたを恋しく思い、気にかけ、あなたと離れてしまったと感じ、あなたのもとに戻りたいと願っています。それはあなたが戻りたいと思うよりずっと強いものです。それは言語に絶する体験です。驚くべき、美しい体験です。百分の一秒しか続かないかもしれませんが、それは問題ではありません。それは問題ではありません。
 突然、あなたが探し求めてきたものが、本当にすぐそばにあるのをあなたは発見します。あなたはまさにブレイクスルー(突破)するかのように感じます。ほとんどそれを味わえるくらいです。ほとんど吸い込むことができるほどです。悟り、気づき、アセンション、何と呼んでもよいのですが、それは本当にすぐ近くにあります。ここにあるのをあなたは知っています。もはや見果てぬ夢ではありません。それは、 まさにここにあります。
 しかし待ってください! ここは極めて注意が散漫になる地点でもあります。まさにこの地点です。あなたはそれを味わい始めますが、ふいに注意がそれます。
 注意をそらすものは何でしょう? あなたはこれに答えることができるはずです。それを体験しているからです。注意をそらすものは何ですか?
あなたの肉体です!痛み、苦痛、病気への懸念。でもあなたの身体は自分の面倒を見ることができます。ただこう言ってください。「親愛なる身体よ、私は重要なオープニング、開花、悟りをくぐり抜けているのです。どうか、自分の面倒を見てもらえますか?」
 身体は、入って来ている強烈で圧倒的なエネルギーに耐えていけるでしょうか? マインドはブレーカーを落とさずに、対処できるでしょうか? 身体はDNAの配線替えに対処し、身体の器官、血液、細胞のようなあらゆるものに、変化のプロセスを通り抜けさせることができるでしょうか? それはあなた次第です。完全にあなた次第です。あなたが、結果を決めることができます。「親愛なる身体、親愛なるマインド、どうやってバランスを取るか知っていますね。私はあなたの中にそれを構築しました。どうやっ て治せばよいかご存じですね。さあ、いいからやってくれ!」。こう言えばよいのです。そのくらいクリアにしてください。
 家族や人間関係も注意をそらすものです。愛する人と言いますか、もしくは部分的に愛する、時々愛する、たまに愛する人でしょうか。大きなものです。
 あなたには子供たちやパートナーがいます。長い間一緒に過ごしてきた人たちがいます。これが、あなたが彼らのそばにいない、彼らがあなたのそばにいないという意味だとしたらどうでしょう? この地点ではおそらくこれが、注意をそらすもののナンバーワンでしょう。とても大きいものです。あなたが彼らを気づかうのは高潔ですし、愛すべきことですが、しかしいろいろな意味でそれはあなたに敬意を払っていることにはなりません。
 実は彼らがシナリオを作っているわけではありません。あなたがシナリオを作っているのです。あなたはこんなことを言います。「ええ、でも私がアセンションしたら、彼らはアセンションするのだろうか? 千回の生涯がかかるのではないか? 誰が彼らのそばにいてあげるのだろう? 一緒にやるか、やらないかのどちらかだ」。それは完全にあなたの選択ですが、少し立ち止まって、その可能性だけでなく他のものを見てもらいたいと思います。
 あなたが完全に目覚めたら、どうなるでしょうか? 彼らにどんな影響を及ぼすでしょうか? ひょっとすると、あなたの光が彼らを照らすかもしれません。あなたが本当のあなたになることで、彼らが本当の彼らを見る助けになるかもしれません。もしかするとあなたは「スタンダード」になって、彼らにとっての模範になれるかもしれません。そしてもしかすると..これを少しの間、熟考してみてください。もしかするとあなたが先に行き、彼らはそこにいてあなたをサポートするという以前からの取り決めがあったかもしれません。あなたが最初に行くことで、彼らにとっての「スタンダード」になります。あなたが先に行けば、彼らがここでの日常的なあれこれを引き受けてくれるといったことです。多分、ひょっとしたら、ですが。
 他にも「目覚めのゾーン」では、注意をそらすことがたくさんあります。中でも最大のものは、スピリチュアルな傲慢さです。あなた独自のスピリチュアリティです。あなたは自分自身にあまりにも没頭しますが、それは実際、本当に気分が良いですし、あなたは多くを学んできました。しかしあなたは構造を取り壊す代わりに、古いスピリチュアルの価値を膨らませてしまいます。突如として、あなたはグルになります。賢い聖人になります。そのような地位にあるのは、まあ、良い感じがするわけです。気高い感じがしますし、他人より優位に立っている感じです。それは現実の体験ではありますが、あなたはその地位にとどまりたいと思う傾向があります。他人に向けてこの役割を演じるのが気に入っているからです。あなたは新発見したスピリチュアリティが気に入っています。良い思いをしているのに、わざわざさらに先に行く必要があるでしょうか?
 あなた方の多くは現在、この場所にいます。融合にいます。それを体験しています。それを感じています。それはそこにあります。これまで感じたことがないほど、自分自身の感触を、囁きを感じています。










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