天使の知覚の五つ目は、表現です。あなたは最高の贈り物をすべて持っています。気づき、思いやり、 イマジネーション、フォーカス。さらにあなたは、表現する能力を持っています。
 あなた、「スピリット」は、生来、自分自身を知りたい、自分自身を体験したい、自分自身を表現したいという欲求を持っています。それが、「スピリット」の喜びです。これだけの驚異的な愛、思いやり、喜びを持ちながら表現できないなら、何のメリットがあるのでしょうか?
 表現は自然な贈り物です。表現が、天界の領域において現実を創造する助けとなりました。無から表現を通して、この肉体の現実も含めた現実の創造を促しました。
 吐く息は表現です。言い換えれば「スピリット」は表現というかたちで、息を吐きました。聖書の節をいくつか、引用してみましょう。
 
「初めに言葉ありき。言葉は神と共にあった。言葉は神であった」
 
初めに表現があった。表現は神と共にあった。表現は神であった。
 
「初めに、神が天と地を創造した」
 
これが「スピリット」の原初の表現であった。
 
「地は形がなく、何もなかった。闇が大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた」
 
表現が存在する前には、何もなく「虚空」だった。「スピリット」が動くと、表現すると、それが物質を創造した。
 
「その時、神が『光よ。あれ』と仰せられた。すると光ができた」
 
スピリットは表現した。その結果、創造が生命を帯びた。
 
 
 あなたは何らかの方法で、自分自身を表現することになります。あなたが表現を意識的に選択していないなら、あなたがダンスしていないなら、本を書いていないなら、音楽を演奏していないなら、表現のための何かをしていないなら、それでもいずれにしてもそれは起こります。うつは表現の一つのかたちです。
魂が何かを表現しているわけです。怒りは表現の一つのかたちです。何もしない状態に入ることも、一つの表現のかたちです。やや変わったかたちですが、それでも表現の一つのかたちです。
 あなた自身を表現するために、何かをすることをお勧めします。表現はあなたの「スピリット」にとって自然なことだからです。またそれは五つの天使の贈り物のうちの一つです。表現はあなたがやると選択したどんなものでも構いません。そして、それを流してあげるのです。あなたが表現していれば、それが現実により多くのエネルギーをあなたに引き寄せ、再びエネルギーが流れることになります。泥を少しどけてください。トーニングを少ししてください。トーニングは素晴らしいものです。エネルギーを動かしてくれます。ええ、咳が出始めるかもしれません。あなたには抑圧されたエネルギーがたくさんありましたから。しかしそれがあなたの内側深くにあるエネルギーを、再び動かしてくれます。あなたの「意識のボディ」は、表現したいという情熱的な欲求を持っています。それがちっぽけな監獄に捕われてしまっても、怖れ、疑い、活動していない状態に取り囲まれても、動く手だてを見出します。とはいえ、それは多分あなたが心地良く思えるやり方ではないでしょう。表現は車で長旅をすることかもしれません。それも一つの表現のかたちです。
 スピリチュアルな目覚めをくぐり抜けていくときに、あなた方はすべてをストップし、表現をストップする傾向があります。いつかは出てきます。心身の衰弱や、そういうものが出てきます。人生でドラマチックなことやトラウマを残すような何かが起こります。失業します。それは表現です。病気になります。それはエネルギーが自らを表現しているのです。人間関係が崩壊します。それは表現の一つのかたちです。
 表現という天使の知覚を使って、それをあなたがどのように表現したいか、選択してみてください。本を書いてください。脚本を書いてください。楽器店に行き、楽器を買い、家に持ち帰り、演奏し始めてください。料理を始めてください。表現としては最高の方法です。それをしながら、そのエネルギーを十分に感じてください。表現するのはどんな感じなのか? 言い換えれば、あなたはこれだけの天使の知覚を稼働させ、再びエネルギーを動かしています。本当に、私の思見では、意識的なやり方でエネルギーを動かす以上に気分の良いものはありません。いずれにしてもあなたはやっていますが、ほとんどの場合、意識的にやっていませんし、あなたが本当にやりたいことでやっていません。
 あなたはもっとずっと拡張を、自由を、幸せを感じるでしょう。また、再びエネルギーと遊び始めるのがどんなものかを思い出すでしょう。あなた方の多くが、怖れ、自尊心の欠如、古い信念体系などさまざまな理由からエネルギーと遊ぶのをやめてしまいました。するとエネルギーが停滞します。平坦になります。悪臭がします。
 深呼吸をしてください。まるで「スピリット」のように。吸い込んでください。息を吐く時に、表現を、 あなたの中に流してあげてください。










次の頁 第11章 アミョーとマキョー

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

神性を生きる
【メニュー編集】

管理人/副管理人のみ編集できます