意識がシフトする

 意識には、主要なシフトが数回ありました。第二次世界大戦の直後に大きな意識のシフトが起こり、続いてテクノロジーの変化がありました。別のシフトが六十年代初期に起こりました。意識における巨大なシフトでした。それが再び、テクノロジーの進歩への扉を開きました。
六十年代後半と七十年代初期に、新しいテクノロジーの爆発的増加という点から何が起きたか見てください。意識が拡張すれば、テクノロジー、医療、科学、ビジネス、システムが追随するのです。
 二〇〇一年にもご存じのように大きなシフトがありました。それは価値観や倫理観に影響を与え、現在、金融や政治、そしてある程度、宗教にも現実的なシフトをもたらしています。当時起きた意識のシフトが、いま現実の中に現れています。
 二〇〇七年にもう一つのシフトがありました。世界中のほとんどの人たちには注目されませんでしたが、 記念碑的なものでした。それが嵐としてやって来る必要はありませんでした。歓迎すべき招待としてやっ て来ました。それは「クォンタム・リープ」と呼ばれました。あなた方のほとんどが何らかのかたちでそこに参加しています。それは驚異的な新しいテクノロジーをもたらす扉を開きました。その多くはまだ、いうなればデスクトップ上に置かれたままです。それらはまだ遂行されていません。
 二〇〇七年に生じた変化は、最終的には新しいエネルギーの解決策をもたらすでしょう。幹細胞の再生のような、医療分野におけるとてつもない問題解決策、そして人類が直面するものでも最大級の課題である「燃料エネルギー」に驚異的な発見をもたらすでしょう。この世界は、今後三十年以内に現存の資源を著しく枯渇させるペースで、古いエネルギーである化石燃料を消費していますが、ほとんどの人間はその事実に注意を向けたがりません。
 ええ、そこにはまだたくさんの石油やガスがあります。しかし常識で考えれば分かります。「あと一万年分に相当する量の化石燃料があったとしても、私たちはただ環境を汚染しているだけではないのか?」 ガイアが私たちに譲り渡す地球というこの贈り物に、ダメージを与えているのではないのか?」。そのため、資源がもっとたくさんあったとしても、常識はこう言います。「現在のペースで燃料を使用し続ければ、 私たちは天候や環境への問題をただ抱え続けるだけではないのか」。
 必要性が解決策を創造します。優れた燃料テクノロジーの飛躍的発見がすぐそこまで来ているのですよ、 親愛なる友人たち。それらは太陽光や風力ではありません。そのようなものは、私見ですが気晴らしです。 驚異的で純粋なエネルギーが、まさしく利用できる状態にあります。常温核融合を例に挙げましょう。常温核融合の室内実験のいくつかは成功しましたが、おかしなことが起こりました。彼らは結果を再現できなかったのです。う~ん!
 常温核融合の実験は、実際うまくいきました。(原子)核エネルギーと違い、とりたててネガティブな副産物もなく、エネルギーが形成されました。しかし研究者たちはその結果を再現することができなかったので、他の研究者や同僚たちの批判を浴びました。何が起きていたと思いますか?「新しいエネルギー」 ですよ! 同じ状況下であっても、同様のレスポンス(反応)を示さないのです。
 その研究者たちは新しいエネルギーに近いものを利用することができました。別の言い方をすれば、正確には「新しいエネルギー」というより、むしろ「新しいエネルギー」の影なのです。彼らは時間と空間 を超えてそこに入り込み、常温核融合を創造しました。それはあなた方がこれから手にすることになる、数多くの新しいエネルギーの燃料源の一つです。
 テクノロジーに注意していてください。テクノロジーの解決策がまさに発見される寸前です。彼らは実験室でそれらに取り組んでいますが、ちょっとした構成要素が不足しています。意識がもう少し拡張するまでは、彼らがその不足した構成要素、もしくはその最後の捉えどころのない要素を手にすることはないでしょう。テクノロジーと科学は、常に意識に追随するからです。
 たったいま、あなたが意識を拡張しているこの瞬間に、何が起こるでしょう? あなたは他の人たちのために、可能性を築いています。病気、燃料エネルギー、地球環境などの問題解決や課題に取り組んでいる人たちのための可能性を。あなたが自らの意識を使ってやっているワークは、人類の潜在的可能性にインパクトを与えます。ひとりの意識が違いをもたらすことができるのです。私があなた方とワークするのを光栄に思うのは、それが理由です。



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