奉仕するエネルギー

 あなたはマスター性へと移っていきます。ずっと前にあなたが求めたものです。エネルギーとは何か、どのように作用するのか、意識にどう対応するのか、その本当の理解へあなたは移っていきます。それは実は、極めてシンプルです。あなたが移っていくマスター性においては、エネルギーはあなたに奉仕するためにここにあることを、深く情熱的に理解します。以前にも聞いたことがある言葉でしょうが、まだしっ かり染み込んでいるとはいえません。エネルギーはあなたに奉仕するために、ここにあります。そうした いのです。
 エネルギーに命じることについて私たちは話をしますが、あなた方の中にはまだ、命じることに抵抗を覚える人たちがいます。厳しいと思う人がいます。どうか、エネルギーはあなたに奉仕するためにここに あることを理解してください。エネルギーは実際、命じられたいのです。命じられないままだと、大方あなたの人生に引き寄せられないか、かなり混沌としたエネルギーになってしまいます。完全にあなたに奉仕する以上に、エネルギーが好きなことはありません。 さて、ここであなたはちょっとした問題にぶち当たります。私は「奉仕」という言葉を使いましたが、あなたはこう思います。「私は以前、使用人だったから、それは最低ではないか!」。過去世であなたは他人の使用人だったことがあります。王族の使用人、軍隊の兵隊のように。企業の使用人だった人もいます。
あなたはそれを従業員と呼びますが、私は使用人と呼んでいます。その生涯でのことです。あなたは使用人でした。だから私が「使用人」という言葉を使うと抵抗を覚えるのです。
 あなた方の多くは上司でした。使用人を抱えていた人たちですが、あなたは手に負えなくなりました。 もしかするとあなたは彼らを公平に扱わなかったかもしれませんし、彼らのエネルギーを盗んだのかもしれません。あるいは彼らに当たり散らし、ある時点でこう言ったかもしれません。「もうこんなことはしない。私は支配者、王、女王、上司にはならない。そのすべてを放棄する」。この「私はもう、それはしないぞ」というすべてが、あなたを「無の地点」に陥れました。つまり、何もしない場所です。
 どうか、理解してください。エネル ギーはあなたに奉仕したいのです。現にたくさんの人があなたに奉仕したいと思っています。このクルーズ(脚注:ソネスタ・ムーン・ゴッデス・ナイル・リバー・クルーズ。ナイル川のクルー ズ船)のスタッフの名札にこんなス ーガンが書かれていたのに気がつきましたか? 「情熱的なサービス」 です。名札にはっきりと書かれています。「情熱的なサービス」。彼らは本当にあなたに奉仕したいと思っています。
 では、それはあなたが彼らを巧みに利用するという意味でしょうか? まったく違います。彼らのエネ ルギーを盗まなければならないという意味でしょうか? まったく違います。そういうことではありませ ん。あなたは、あなたに奉仕する喜びを彼らに与えられますか? あなたはこれにまだ苦心しているようですが、名札にはっきりと書いてあります。「情熱的なサービス」と。
 どうでしょう? 彼らだけではありません。たくさんの人間がいまでも奉仕にあたっています。あなたがそうだったように、それは彼らの進化の一環なのです。それはあなたの学びの一環でした。あなたは数多くの生涯を使用人として過ごしてきました。そこからあなたは学び、ついに「あなたもまた神である」 ことを学びました。もう他人の使用人でいる必要はありません。彼らもまた学んでいくでしょうが、現在のところそれは彼らが選んだ道なのです。
 マスターは他の人間に自分に奉仕させてあげます。もしかすると、少し奇妙に聞こえるかもしれません。ひょっとすると、古い記憶が蘇るかもしれません。しかし親愛なる友人たち、立ち止まってそれについて 考えてみてください。感じてみてください。エネルギーはあなたに奉仕したいのす......。他の人間を通じて、ガイアを通じて、呼吸する空気を通じて。エネルギーは奉仕にあたるために創られました。だからそれが、エネルギーがいま、あなたのためにやりたいことなのです。
 では、あなたに提案します。あるいは、挑戦するとさえ言いましょう。エネルギーをあなたに奉仕させ始めてください。そうなっても、驚かないでください。ちょうど良い時にたまたま、ぴったりの人が現れても、びっくりしないでください。ちょうど良い時に、しかるべきアイデアが出てきてもびっくりしでください。共時性が、珍しくて異常なことではなく、日常のあたりまえのことになっても、びっくりしないでください。それはたったいま、あなたに起こっています。エネルギーはここにあり、あなたの扉をノックし、あなたに奉仕する準備ができています。
 前の質問に戻ります。あなたは何が欲しいですか? エネルギーが扉をノックしているいま、あなたは何が欲しいですか? これが、トバイアスが「分離の地点」と呼んでいるものです。あなたは古いセルフから旅立ち、拡張した意識、まったく新しい時代に入ろうとしています。あなたは何が欲しいですか?選択し始めてください。遊び始めてください。それを楽しんで、エネルギーにあなたに奉仕させ始めてください。
 本物のマスター、セルフへの気づきを持つ「アイ・アム」のマスターは、実は最善の奉仕を提供していることをあなたは理解するでしょう。いったん自らのマスター性を理解すれば、エネルギーがどう作用するかを理解すれば、使用人にならずに奉仕することができるようになります。まったく違うレベルで他人に奉仕することができるのです。
 私はあなた方一人ひとりに奉仕していますし、こうしているのが大好きです。大好きなのは、第一にあなたが私からエネルギーや何であれ、盗むことはないのが分かっているからです。仮に試みても、それは できません。私がこの奉仕が大好きなのは、「アイ・アム」を理解することから楽しみが始まるからです。 私は奉仕することができます。私はアジェンダ(課題)を持ちません。すべてが自由に、愛情を込めてなされます。
 マスターだけが、本当の奉仕ができます。それ以外の人たちは使用人にすぎません。
 マスターは奉仕するときに結果を気にしません。それはただ、そうなのです。私は今夜、あなたに奉仕ていますが、それをどうするかはあなた次第です。あなたが数日以内に自らのマスターになろうが、マスターにはならないと決めようが、私はそれに関してアジェンダを持っていません。私はアジェンダを持ちません。単にあなたに奉仕することが私にとって光栄なことであり、大きな喜びだというだけです。
 何だか逆説的ですね。マスターになれば本当に奉仕することができますが、必要に応じて他のすべてのものにあなたに奉仕させることになるからです。あなたはもはやエネルギーを強要したりエネルギーと格闘する必要はありません。解明しようとする必要もありません。それはただ、そこにあるからです。
 マスター性とはシンプルなことです。「アイ・アム」は、シンプルです。「アイ・アム・ザット・アイ・ アム」。私は誰からも、何ももらう必要はなく、あらゆるものをシェアし、与えることができる。私は自己充足している。他人から取る必要はない。与える必要はない。しかし私は表現し、シェアできる喜びに満ちた情熱を、確かに持っている。それが、マスター性です。
 エネルギーに奉仕してもらう準備はできていますか? 本物のマスターになる準備はできていますか?
ただ、そのことを考えているだけでなく、それをやる覚悟はありますか? 心を開き、エネルギーを表現し、エネルギーと遊び、一緒になる準備はできていますか? それについて考えるのではなく。
親愛なる友人たち、立ち上がってください。どれほどの生涯を、あなたは他人に腰をかがめ、お辞儀を してきましたか?
 たったいま、ここエジプトで私たちと共にあるのは、古代の者たちのエネルギーです。自分の力でマス ターになった人たち、まだ岩に、大地に、大気に閉じ込められ、「新しいエネルギー」のマスターたちがやっ て来て、こう言うのを待っている人たち。「やっと分かった。ついに理解した」。そうしてあなたはバトン を引き継ぎ、彼らのような古いやり方にはまらずに、あなたの新しいやり方でエネルギーを進化させることができるのです。  どうやってやりますか? エネルギーと遊び始めてください。エネルギーを動かしてください。エネルギーを体験してください。それくらい、簡単です。


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