マスターであること

 マスターはこうしたエネルギーを身体に入れてあげ、状況に応じて身体に命じます。ある時点まで来ると、定期的な調律や調整以外には、実際、もうトーニングする理由さえなくなります。トーンは、いつもそこにあるからです。トーンは持続します。練習は続けた方がよいでしょう。その内なるトーンが常にそこにあるのを本当に感じるようになってからも、数週間ごとにトーニングし直し、バランスを取り戻し、 調律し直すとよいかもしれません。
 マスターは状況に応じて不純物や病気など、あなたの旅にいらないものを除去するために、身体の中のエネルギーに奉仕するよう命じます。マスターは、そのエネルギーを常に身体の中に保持しています。
 内側の「アイ・アム」性を知ると、それを感じられるようになります。あなたは身体の中、姿勢に、違いを感じます。(アダマスがうなだれて)こういう感じではなく、再び自分がいているのを感じます。(真っ すぐに立って)あなたの姿勢に表れます。話し方に表れます。肉体のグレース(恩寵)をどう保持するかに表れます。恥ずかしがったり、気後れするのではなく、オープンなフィーリングを持ちます。あなたはもはや、エネルギーと他人を怖れることはありません。
 あなた方の中で、今日、市場(脚注:エジプトの市場のこと)までチャレンジ・ウォークした人たちがいます。 あなたは通路の真ん中を歩いていきました。たくさんの露店が出ている、その真ん中を歩いていきましたが、そこで何が起こったでしょう? モーゼのように、露店の海が割れたのです。あなたは、ぶつからず にすみました。避けて通る必要はありませんでした。あなたが身体に「マスター性」を保持していたので、 人々は脇へ退いたのです。なぜなら、彼らの中の神が、あなたの中の神が、今日はショッピングの気分ではないのを理解したからです。
 「アイ・アム」が肉体の中で活気づけば、あなたは違う振る舞いをするようになりますし、他人はそれに気づきます。彼らは尊敬の念を込めて、感嘆して応えます。もうあなたからエネルギー的な糧を得たり、 盗むことはできないと理解するのです。あなたは長いこと、あなたのエネルギーの木から彼らにフルーツ をもぎ取らせてきましたが、これからは彼らは脇に退きます。
 「意識のボディ」の「アイ・アム」が開花すれば、あなたはもっと生き生きして、健康的で、活気に溢れ、 表現豊かになります。それは夢も含めたあなたのあらゆる部分に影響を与えます。あなたが書くものにも 影響を与えます。ものを書いても、なかなか主題まで辿り着けない、どうも集中できないという人が、ここにはどれくらいいますか? マスター性を持てば、書くものが変わります。文章は明確で簡潔になり、 それを読む人は言葉だけでなく、エネルギーにも影響を受けます。あなたの音楽も変わります。詩が変わ ります。そこには明確さ、エネルギー、マスター性が含まれるでしょう。あなたが取り組む必要さえありません。それはただ、起きるのです。
 すべきでないことを、いくつか注意喚起しておきます。マスター性においては、太陽の熱を変えるようなことはしません。地平線にある雷雨を変えようとはしません。それが自然のサイクルの一部であることを、思いやりと理解を持って知っているからです。しかし自身に命じることで、自らのエネルギーに命じることで、あなたは熱、太陽、雨に完全に適応するのです。
 あなたがマスターであれば、他人に命じることはありません。あなたはエネルギーだけに命じます (command)。他人にお金を渡すように命じたり、何か特別な頼み事を命じたりはしません。しかしあなた は自分自身を指揮する(in command) ことができるので、どういうわけか彼らはあなたに奉仕すべく、ただ自然とそこにいたいと思います。言い換えれば、すべてが優雅な共時性のうちに起こります。うまく収まるわけです。
あなたがマスターであれば、何か音を聞くときに周囲の騒音を心理的に押しのける必要はありません。 あなたは自分が聞きたいことを聞けるように、自らのセルフを指揮する(command)からです。あなたの意志を他人に押しつける必要はありません。周囲の世界を変える必要はありません。あなたは「意識のボ ディ」の中で自らの存在を指揮しているからです。
 あなたがマスターであれば、あなたはあなた自身に命じます。あなたの眠りに命じます。マスターとして、あなたはいつ眠るべきかを身体に命じます。どのような眠りであるべきか、深い眠りなのか、強烈な夢を見ている状態なのか、肉体を若返らせるものなのか。あなたは身体に命じます。するとすぐに、七、八、 九時間の睡眠という概念は必要ないのが分かります。ただし、あなたがそのように命じれば別ですが。 マスターであるあなたは、何日も眠らずにいてもエネルギーに溢れたままでいることができます。その後、とても深い冬眠(休止状態)に入ります。夢見の状態の眠りとは違う、冬眠の眠りというのがあります。あなた方の多くは夢見の状態の眠りにどっぷり浸かっています。それは、とても活動的で強烈な眠りですが、冬眠のことをあなたは忘れてしまいました。つまり、活性化のために自身の内部の繭に入ることです。本物のマスターは、このような眠りの状態を命じることができるのを理解しています。
 あなたはすべてのアスペクトに、あなたの人生に、どう命じればよいか、そのコツが掴めるようになるでしょう。あなたはこれまでは足を引っ張っていたのですが、生物としての身体があなたに奉仕したがっているのを理解するでしょう。マインドが歪曲され、操作され、感情に満ちているのを理解することでしょう。マインドは感情に対処するために作られたわけではないのですが、人間はマインドに感情を設置しました。
マスターはマインドに、元々の役割を果たすよう命じます。つまり、この現実であなたを舵取りして手助けをすることです。マインドは人間の旅の構造の部分で、あなたを手助けするために作られました。感情の部分ではありません。ドラマチックにならずに感情的になるよう、あなたは自らに命じることができます。あなたのエネルギーに、敏感になる必要があるとき、敏感になるよう命じることができます。エネルギーを感じたいときに、フィーリング、知覚を感じるように命じることができます。
親愛なる友人たち、私たちはマスターとして生きながら、もはやそのことを考えることなく、学ぶことなく、実際に自分のためにやっていくのです。

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