第一の天使の知覚は、気づきです。「故郷」を出て「火の壁」を通った時、気づきの知覚が活動を始め ました。あなたはもはや「故郷」にはいないことに気づきます。それからあなたは「セルフ(自己)」への気づきを持ちました。
 自分自身への気づきを持ったのは、それが最初でした。それ以前はあなたは大いなる「ワンネス」の中にいました。自らの魂に対する定義は持っていませんでした。あなたは壮大で、単一の意識の一部にすぎなかったからです。ふいに気づきという贈り物を通して、あなたは自らを感じました。深遠な瞬間でした。
それが「アイ・アム」への原初の気づきでした。
 それがなぜ、深遠な体験だったのかといえば、「スピリット」はあなたが「故郷」を出るまで、自らを 感じる能力を持たなかったからです。「スピリット」が「私は誰なのか?」と訊いた時に旅が始まり、それがあなたを創造しました。あなたはいま「スピリット」が自らを発見する手助けをしていますが、そうすることで、あなたも自分自身を発見するに至るのです。
「セルフ」への気づきは大きな質問をもたらしました。魂の原初の質問です。「私は誰なのか?」。その深遠な質問が何千回もの生涯と莫大な数の体験へと、あなたを駆り立てることになりました。すべて、答えを見出すためだけに。「私は誰なのか? これから何が起こるのか? 次は何か? 私はどうなるのだろうか? 私は安全だろうか?」
 私はいまでも「セルフ」への気づきに、そのまさに最初の気づきに戻るのが大好きです。それは実に純粋で、とても個人的なものです。すごいことです。あなたも、いつでもそれをすることができます。あなたはあなた自身と本当に繋がりたいですか? その最初の気づきの体験に戻ってみてください。
 地球で数多くの転生を重ねることで、あなたの気づきの感覚はとても鈍くなりました。制限のある人間のセルフは別として、完全な「セルフ」にほとんど気づきを持たないくらいまで、その感覚は封鎖されました。
 意識とは気づきです。意識は自然な欲求として拡張し、新しいさまざまなやり方で自らを知り続けたいと思っています。意識が制限され、制約されていたとしても、それは常に再び拡張する手段を見つけるのです。究極には、気づきを閉じ込めたり、抑圧することはできません。抑圧してきた人工のバリアを破壊してでも、それは常に拡張する手段を見つけるからです。意識の進化を阻止することは、まずできません。
 あなたが選ぶなら、深呼吸をして、自分自身にさらなる気づきを持たせてあげてください。それは意識的な選択なのです。
 深呼吸をして、それから、自分を信頼してください。操作する必要はありません。ただ意識的な選択をするだけです。それくらいシンプルにしておいてください。「私は、すべてのレベルで気づいていること を選択する」。
 さて、あなたはもう選択をしましたが、私は但し書きを話すのを忘れていました。いつも忘れてしまい ます。あなたがより気づきを持つと、どうなるでしょう? あなたはより気づきを持つのです!
 あなたはあなたが一人ではないことにもっと気づきます。あなたの周囲には別の存在(エンティティー)たちがいます。 もちろん、あなたが一人でいるのを選べば、別ですが。現在、地球に緊張と対立の巨大な波が襲いかかっていることに、あなたはもっと気づくようになります。時には無知でいる方が快適です。このようなさまざまな別のエネルギーを感じなくてすむからです。しかし覚えておいてください。静かな時間が必要なら、 選択すればよいのです。
 気づきの良い面は、例えば絵を見ると、それが生命を帯びるのを見ることができます。あなたはエネルギーとアーティストの動きを感じるからです。偉大なマスターたちの絵の多くは、ただの絵ではありませんでした。それらはサイキックな創造物でした。ええ、それは筆を使って描かれた油絵ですが、絵の内部には幾層ものエネルギーが隠されています。まるでそれ自体が映画のようなものですが、気づきがあれば それを現実に感じ取ることができます。それはただの古い油絵ではなく、生きた絵なのです。
 音楽には実にたくさんのレベルがあり、それはあなたをさまざまな場所に連れて行ってくれます。しかしあなたは気づきを持っていなければなりません。そこに心を開いている必要があります。まだまだ、あります。食べ物のエネルギーへの気づき、自然界の妖精や神々への気づき、周りにいる天界の存在たちやアスペクトへの気づき、それから、とりわけあなたのさまざまな可能性への気づきです。
 では私たちが共有するこの瞬間に、あなたのすぐ隣にある機会がまさに入って来ようとしていることへの気づきを開くために、エネルギーを取り込みましょう。あなたは向こう側で大きなプロジェクトに取り 組んでいます。それらはもう、ここにもたらされる準備ができていますが、ある意味で別の領域からここにもたらすには、可能性がそこにあることに気づいていなければなりません。










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