次元、意識、エネルギー

 次元とは何でしょう。次元とは、意識の粒子です。次元は場所ではありません。あなたがそのように創造しない限り、時間や空間を占有しません。(空を指して)「向こう」にあるわけではありません。次元とは意識の粒子です。次元はあなたのような魂を持つ存在だけにしか、創造することはできません。
 次元は、まさにあなたがエネルギーを含まないのと同じように、エネルギーを含んでいません。どの次元であっても、その核の部分にはエネルギーはありませんが、次元は意識なので、奉仕するエネルギーを 「フィールド(場)」から引き寄せます。エネルギーは形状、深み、時間、流れ、振動、色、効力のように、 どんな特性であっても、要請されれば、こうした幻想を与えることで意識の欲求を満たすべく奉仕します。
 エネルギーはどこから来るのでしょう? 純粋なエネルギーは中立な状態で存在しています。純粋なエネルギーには正電荷も負電荷もありません。それは振動しません。純粋で、中立の状態です。科学者が見ることができず、数学者が理解できないのはそれが理由です。彼らは実体のあるものを探していますが、 純粋なエネルギーは実は中立なのです。
 意識が次元を創造する際には、現実化のためのエネルギーが必要です。エネルギーが中立のフィールド から招集されると、振動の電荷が生み出されます。それは正電荷と負電荷の混合物に形を変えますが、正と負の比率はエネルギーが奉仕する次元の必要条件によって決まります。
 そもそも、エネルギーはどこから来たのでしょうか? 良い質問です。「故郷」すなわち、「スピリット のワンネス」、源(ソース)、永遠の愛(エターナルラヴ)を出た瞬間、あなたは「故郷」へ戻りたいという、途方もない、抗しがたい魂の欲求を抱きました。その欲求があまりにも激しかったために、いわゆるエネルギーが創られたのです。 それは「天使の涙」としても知られています。
 例えるなら、それは天使たちを「故郷」へ連れ帰る「スター・ボート」の燃料でした。しかし「スター・ ボート」は実は「故郷」へ行くわけではありません。「スター・ボート」はあなたの「第三のサークル」へ、 あなたの主権性、アセンションへ向かいます。「故郷」に戻ろうとしても、見つけることは決してできません。それは、以前とは違うものだからです。
 実際には、これは意識が次元に形態をもたらすための物質であり、それをエネルギーと呼んでいるのです。
 次元は意識の粒子であり、いつでも創造者である存在が創造し、破壊することができます。たったいま、 あなたは次元を創造することができますし、創造したものをどれくらいの時間でも存続させることができます。ちなみにあなた方は時間と呼びますが、私たちはそれを展開、ないしは体験の進化と呼んでいます。 そしていつでも、創造から失くすことができます。あなたは意識的にしろ、無意識的にしろ、いつでもこれをやっています。
 このワークショップの始まりに、呼吸をして「安全な空間」を創造してくださいと私たちは言いました。 この意識的な選択が肉体の次元の内側に、文字通り新しい次元を、非物質次元を創造しました。ホテルの部屋の内側に私たちは新しい次元を創造したのです。毎朝、扉を通り抜けるとき、あなたは初日に入った 同じホテルの会議室に入るわけではありません。扉は同じ場所にあるように見えますし、物理的なその部屋は同じに見えますが、もはやそのホールに入ることにはなりません。あなた方は自分たちのために新しい次元、安全な空間を創造しました。同時に、この新しい次元は天界の領域にある教室に直接結び付いていて、そこでも私たちはこのクラスを行っています。どうでしょう。あなたはとても多次元な存在ですが、 自分の周りのあちこちで、どれくらいのことが起きているか気づいていなかっただけなのです!
 今度、扉を抜けて会議室に入るときは、注意してみてください。「う~ん、何かが少し違うぞ」。そうですね、それは違う次元です。初日に入った物理的なホールの次元と交差し、共存しています。私の話を聞いて完全に混乱してしまったなら、深呼吸をして、ただ、それを感じてください。
 これは一つの次元です。あなたが自分に奉仕させるために創造しました。この次元は「フィールド」もしくは「大いなる可能性」からそこに、そしてあなたに奉仕させるために、エネルギーを呼び込みました。 さらにあなたは、とても個人的なレベルで求めていた変容を促進するためのエネルギーも取り込みました。 自分のための、そして他の人たちのためのヒーリングや施術のエネルギーを、たくさん取り込みました。 そのエネルギーは、この部屋中に飛び交っています。
 これは一つの次元です。意識のたくさんの粒子です....あなたのものです。この「インターディメンショナル・リビング(多次元間に生きる)・ワークショップ」と呼ばれる次元は、時間と空間を介して延々と存続させることができますし、数日後、数カ月後、数年後に壊すこともできます。あなた次第です。あなたが壊しても、それが存在しなくなっても、この次元の記録は永遠に存続します。それは全宇宙の図書館に書かれています。必ずしも「アカシック・レコード」というわけではなく、すべての「創造」のコードの一部になります。その記憶は存続します。
次元は必ずしも、互いに積み重なっているわけではありません。次元には階層があるという誤解が、「ニュー・エイジ」の人たちの間に共通して見られます。一次元、二次元、三次元、四次元のように。中には、二十八次元に行くとか、三百十二次元にいる天使が訪れたというようなことを言うスピリチュアル・グループもいます。そのように機能するわけではありません。
 次元には階層はありません。確かに、意識には階層はありません。他と比べて、よりオープンなものや、 より活動的な意識はありますが、他より良い意識というものはありません。狭い意識でさえ、本当はまったく狭いとはいえません。単に、自らをとても「フォーカスした」やり方で体験しているにすぎません。
 次元はあらゆる種類の形状で現れるため、まったくの混沌のように見えますが、そうではありません。 次元が円形、四角形、三角形の場合があります。点や線だったり、音や色の場合もあります。ミクロ(極小)やマクロ(大規模)の場合もあります。真空もあれば、満杯なものもあります。数学、幾何学、光で測定できる次元はありますが、ほとんどは測定できません。ほとんどの次元はルールに従いません。というのは、その唯一の目的は、在ることだからです。ルールに従っているのは地球の次元のような、ごく少数の次元だけです。
 マスターとしてあなたが意識を別の次元に拡張したときに混沌に遭遇したら、十分に深く呼吸して、それは混沌ではないことを理解してください。古いエネルギーの定義を超えてください。混沌に見えるところを泳いでみてください。すると不意に、すべての創造の美を目にするでしょう。あなたは何かを癒そうとするのをやめるでしょう。自分を癒そうとすることさえ、やめるでしょう。すると、すべての事物の完璧さに気づくのです。
 混沌に見えるものは、アーティストのパレットにある色彩です。これらはさまざまなハーモニー、振動、トーン、そして創造を体験するための複合的な方法
悪はありませんでした。悪魔はいません。神の対照(アンチテーゼ)はありません。すべてが、ただの体験にすぎないのです。
 別の次元を体験するやり方は、最終的にはとてもシンプルなものになります。私にでも、悟りを得て壮大なアセンションをした優れた他のマスターにでも、異を唱えるのは構いませんが、結局は、ひとつのものに行き着きます。すなわち選択です。あなたは創造をどのように体験することを選びますか?



次の頁 次元について、さらに






.

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

神性を生きる
【メニュー編集】

管理人/副管理人のみ編集できます