私はある生涯でアトランティスの寺院にいたことがありますが、そこでの私は注意散漫な奴隷の少年でした。ある日、あなた方の多くがトランス状態でチャンティング (マントラの詠唱) している神聖な場所に、私は誤って入っていきました。トランスの儀式に足を踏み入れたその瞬間、強烈なサイキック・エネルギーにより私は別の次元に運ばれてしまいました。まるで魔法をかけられたかのようです。もちろん、それがあなた方の意図したことでないのはよくわかっていますが、私は十万年間エネルギー的なクリスタルに閉じ込められました。あらゆる手段を使って抜け出そうとしましたが、すべて失敗に終わりました。私は生きても死んでもいませんでした。私は私の信念体系に、クリスタルの墓に埋葬されたのです。
 私は力と意志のすべてを使ってそこから脱出しようとしましたが、墓をさらに強固にしただけです。それから、何気なくこの魔法をかけてしまったあなた方全員に呼びかけ、そこから出してくれるように私は懇願しました。しかしあなた方には聞こえませんでした。実際のところ、あなた方は私に起こったことに気づいてすらいませんでした。それから私は死にもの狂いで神に許しを請い、クリスタルの墓から解放するように祈りました。神の同情を引くのに失敗した私は、十万年間拘禁状態にありました。
 それは想像もつかないくらい最悪の悪夢でした。最終的に、十万年経った後に私はすっかり完全にサレンダーし (身を委ね) ました。抵抗することなく、努力なしに。自分自身の死だけです。
 その完全なサレンダーの状態で、私は私が手に入れることのなかったあることを理解しました。それはあまりにもシンプルなのでいまでも口にするのは恥ずかしいのですが、あなたにはシェアします。私が自分自身を陥 (おとしい) れたものが何であれ、そうであれば私はそこから出ることができるはずだと、ふいに気づいたのです。
 それは、あなた方が私をクリスタルの墓に入れたのではなく、私が自分自身をそこに入れたのだと理解することでした。それくらいシンプルなことでした。神が何らかの懲罰を与えるために私をそこに置いたわけではありませんでした。私がそれを創造したのです。私だけが私の創造物に責任があると気づいた瞬間、自分の現実の創造を解くのはとても簡単でした。
 いったん自分自身を解放すると、私は自由でクリアな状態で地球に戻り、数多くの転生を重ねました。 もう二度と幻想の墓に捕われたりはしないと私は決意しました。比較的現代になると、私は数多くの「ミステリー・スクール」を展開し、このまさに同じ基本的原理を教えました。すなわちあなたが自分を陥れたものが何であれ、あなたをそこから出すことができるのはあなたであり、あなたしかいないということです。
 あなた方の多くは「ミステリー・スクール」の生徒でした。あなたは主権性の原理は理解していましたが、どういうわけか分離という幻想、答えを探し求める幻想に戻ってしまいました。いまでもあなたは内側に、実に多くの幻想を抱えています。
 あなたがたったいま生きている最大の幻想の一つが、あなたが「ワンネス」の一部であるというものです。あなたは魂の旅のある時点で「ワンネス」に帰ると信じています。いいえ、残念ですがあなたが「故郷」に帰ることは、決してありません。
 その物理学はとてもシンプルです。「故郷」はもうありません。「ワンネス」はもう、ありません。あなたが「ワンネス」から誕生し、主権性の可能性を与えられ、自分の力で完全な「創造者」になる可能性という贈り物を与えられたのに、それがまだあるというのでしょうか? なぜ、あなたは帰りたいと思うのでしょうか? それは創造の趣旨そのものに、なおかつ、これまであなたが学んできたすべてのことに反しています。
 あなたの魂の最初の質問は、こうでした。「私は誰なのか?」。あなたの旅はいくつもの冒険にあなたを連れ出し、あなたはそれにより自らを知り、定義しました。なぜ、大きく退屈で、均一な「ワンネス」に戻りたいなどと思うのですか?
 いいえ、それどころかあなたは、自らの「一なるもの(One)」になります。完全に主権性を持ち、自由で、独自の神になるわけですが、ここに問題があります。あなた自身の「ワンネス」においては、あなたはもはや人間の意識と繋がり合うことはありません。あなた自身の「ワンネス」においては、あなたはいわゆる「神」と繋がり合うことはありません。あなたは「フィールド」、つまりエネルギーの貯蔵庫の一部ではありません。マトリックス (母体) の中で巧みに画策するわけではありません。あなたが誰かの、何かの世話になることはありません。私が私自身の「一なるもの」であるのと同じように、あなたはあなた自身の「一なるもの」なのです。
 私自身の「一なるもの」として、私は私が選ぶどんなかたちでも自由に旅をし、体験し、創造します。 私自身の「一なるもの」として、私は他のすべての存在に対して思いやりを持ちますが、彼らを救出するのは私の義務ではありません。すべての宇宙や次元にあるエネルギーの流れを変えたり改めることは私の義務ではありません。人類を救うことは私の義務ではありません。なぜなら私自身の「ワンネス」において、私は魂を持つ他のすべての存在の旅を理解し、尊重しているからです。
 主権を持つ存在として、私は私自身のあらゆる部分を統合しました。過去、現在、未来を。もはや、神や「スピリット」の概念はありません。なぜなら私は、内側に「スピリット」を体現したからです。私はそれを探求するのではなく、体験します。私自身の「ワンネス」においては、抵抗はありません。葛藤はありません。ゴールはありません。目的はありません。「 アイ・アム・ザット・アイ・アム (我は我たるもの) 」。

 私たちは譲れない一線を引く地点に来ています。あなた方の中には私に腹を立てる人がいるでしょう。私が伝えようとしていることを理解する人もいるでしょう。たったいま、眠りの状態に入っている人もいるでしょう。なぜならこのメッセージはあなたをどこか別の場所に送り出しているからです。
 これはあなたがあなた自身の「一なるもの」、主権を持つ存在になるための招待です。もとに戻ろうとせず、他の人間や天使に依存するのをやめ、犠牲者でいるゲームをやめるための。
 ええ、確かに私たちは皆、同じ源 (ソース)から来ていますが、源からあなたへの贈り物とは、あなたがあなた自身の源になることでした。私からあなたへの招待は、他のあらゆるものに依存しているあなたと、主権を持つ存在である「あなた」を隔てている線を越えるというものです。
 あなたを押しとどめるものは何でしょう? ドラマです。線の向こう側には、ドラマはありません。線の向こう側では他のすべての人を助け、救出する必要はありません。これ以上、学ぶものはありません。 しなければならないことは何もありません。クリアすべきカルマはありません。人生の使命はありません。 主権性にはドラマはありません。
 私は壮大な「アセンションしたマスター」として、完全に統合された存在としてあなたのもとにやって来て、「あなたもまた神である」と教えています。あなたは主権を持つ存在であり、もうそれを思い出す時です。
 自分は 他の人間を助けるためにここにいるのだ。そう言ってあなたが自分の存在を正当化しているのを、 私は知っています。しかし主権性を否定する言い訳として、それは許容できるものではありません。いつになったらあなたは瞑想をやめるのですか? あなたはグルたちに酔いしれていませんでしたか? おなじみの古い儀式に疲れていませんか? 何年もかけてあなたが収集してきたヒーリング用のクリスタル、 聖なるペンジュラム(振り子)、エジプトの魔法の棒、粉末の白金、祈りのグループのリスト、聖なる水、 魔除け、護符、そのようなあらゆる道具立てをいつになったらクローゼットや引き出しから片づけるのですか? 加えて聖書、お香、ヒーリング・ストーン、醸造パウダー、別の生涯から持っている錬金術の窯があります。このリストだけで宗教が始められるほどです。
 これから他のゲストたちがスピーチをしますが(脚注 : アダマスは三百五十パーソン会議というスピリチュアルの会合 にゲスト・スピーカーとして参加している)、彼らには用意してきたメモ書きを大胆にすべてビリビリに破き、子供ではなく成熟したスピリチュアルな存在としてのあなたに話しかけてほしいですね。彼らには準備してきたメモ以上のことを話してもらいたいと思います。なぜなら彼ら一人ひとりは、あなたが何者なのか、知っているからです。彼らはあなた同様、自らの幻想という墓に捕われています。あなたもあなたの教師たちもこの幻想を打破しようとしていますが、とても不自然で、うわべだけのくだらない教えを考え出しては 何とか脱出しようとしています。あなたはあなた自身から注意をそらしているのです。
 教師たちへ、あなたの最高の真実を話してください。以前、教えたことは教えないでください。今日、このグループに新しいものを教えてください。それはカウルダー(ジェフリー・ホップ)、リンダ、他の皆にもあてはまります。スピリチュアルな存在たち、ここの椅子に座っている人間たち、あなた自身の創造に責任を持ってください。あなたがあなたの幻想の墓を創造したこと、単に選択するだけでそこから抜け出せることを理解してください。
 確かに、この惑星地球は現在の救急治療室です。あなた方の中には医師や看護師を演じようとする人たちがいますが、それはまるで病人が病人を治療するようなものです。あなたがあなたの主権性を受け入れ、 支離滅裂な「ワンネス」のようなものに戻るという幻想を手放すまでは、実際、あなたは問題をさらに悪化させることになります。
 あなたが自分は主権を持つ存在であることを受け入れれば、創造がどのように作用するかを理解します。 世界がなぜ現在のような状態にあるかを、あなたは理解するのです。あなたは、現在、人類が重要な決断 を迫られていることを理解します。すなわち、地球が現在のように意識の墓にとどまるのか、それとも新しい意識と新しいエネルギーへと拡張するのか。
 人間は、自分を導いてくれる誰かを探していますが、グルは欲しくありません。古いエネルギーの教師は欲しくありません。彼らをコントロールし、操る教師は欲しくありません。あなたを見てあなたが主権を持つ存在であり、存在するために他の何か、誰かに依存していないことを彼らは知りたいのです。あなたが古代の儀式を行っていないのを彼らは知りたいと思っています。なぜならこれは古代のことではないからです。この時代のことだからです。率直に言って彼らはこうした、いわゆるチャネリングというものを見たいとすら、思わないでしょう。それさえも完全な真実ではないからです。彼らは、あなたが本物なのか、あなたもまた神なのか、あなたがあなた自身の「ワンネス」を受け入れたのかを知りたがっています。
 人間は祈りながら、夢の中で、涙を流しながら叫んでいます。彼らの叫びは私が十万年間クリスタルの墓で叫んでいたのに酷似しています。自らの「ワンネス」へと移行する上で彼らは導きを、インスピレー ションを、洞察を求めて叫んでいます。彼らはあなたが偽物ではなく本物なのか、主権を持っているのか、 あなた自身の監獄から自由になったのか、知りたがっています。
 あなたは自らを統合するためにここにいます。世界の他のこと、宇宙のこと、家族のこと、その他のすべてを忘れてください。ここにいて自分に対してリアルであってください。ここにいて自分自身と恋に落ちてください。ここにいて、以前であれば決して探求することのなかったやり方で自分自身を知ってください。そして、ここにいてあなたがあなた自身の「一なるもの」であることを理解してください。













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