序文

 アダマス・セント・ジャーメインは、天界のクリムゾン・カウンシルの教授、マスター、教師で、ジェフリーとリンダ・ホップを通じてメッセージを伝えています。

 この歴史上、興味深く、幾分謎めいた人物については、長年多くが書かれてきました。アダマスは数々の冒険でさまざまなアイデンティティを表現しながら、地球上でたくさんの生涯を送りました。セント・ ジャーメインとしての生涯では、ユダヤ系ポルトガル人の父親とスペイン王室の血筋を引く母親のもと、 スペインに生まれました。彼はアダマスという名でよく知られていますが、ヨーロッパ中を旅するにあたり、自らをサン・ジェルマン伯爵と名乗ることを選択しました。サン・ジェルマン伯爵は王や皇族たちに助言を与え、偉大な錬金術師として、偉大な「エネルギーを動かす者」として名を馳せました。

 アダマス・セント・ジャーメインは、新しい意識と新しいエネルギーについて私たちに教えるために、この現代に来ています。アダマスは、エネルギーの動きの真の本質はごくシンプルな物理学であると指摘しています。人類が力、振動、二元性という「古いエネルギー」から、拡張する、アクセスしやすい「新しいエネルギー」へと移行するのを援助するために、彼はここにいます。数多くの肩書きやアイデンティ ティにとどまらず、アダマスは本物の教師たる叡智、情熱、創造性を備えた存在です。

 本書の題材は、世界中で聴衆たちを前にライブで伝えてきたアダマスのメッセージから抜粋しています。アダマスの言葉を読みながら、あなた自身が聴衆として座っているのを想像してみてください。そのグループと同じエネルギーを感じてください。アダマスが部屋の中を歩き回り、イーゼルに描画し、聴衆が古いパターンや信念を吟味できるよう意図的に刺激し、挑発しているのを想像してみてください。彼はそうすることで人々の意識を新たな領域へと拡張させているのです。アダマスが直接、あなたに語りかけているところを想像してみてください。というのは、この本があなたの手元にあるのであれば、彼はそうするからです。

 肉体を持たない存在から人間の通訳を介して情報が伝達されるプロセスは、チャネリングとして知られています。アダマスをチャネリングするとき、ジェフリーとリンダはアダマスとエネルギー的に繋がって、まず情報のダウンロードを受け取ります。これは実際の言葉というよりも「エネルギーのパケット」のかたちで入って来ます。次にジェフリーはそれらのパケットを言葉に翻訳し、話し言葉で聴衆に伝えます。 ジェフリーはチャネリングの間、アダマスのフィーリング、動き、表現の全機能を聴衆に伝達するよう努め、このプロセスの間、アダマスはその部屋の中で常に強烈な存在感を維持しています。

 ジェフリーはアダマスのメッセージを明確にするために本書を大胆にも編集しましたが、元々の意味とメッセージの意図を改ざんしないよう、細心の注意を払っています。編集作業の間、ジェフリーはアダマスがそばにいるのを感じていましたし、ジェフリーが原文を変更するのをアダマスが何度も止めたことがありました。文法的に正しくなくても、原文の言い回しをそのまま保ってもらいたかったからです。

 ジェフリーとリンダ・ホップはクリムゾン・サークルという団体を通じて世界中でワークションクールを開催し、アダマスのメッセージをもたらしています。二人は二〇〇一年にフルタイムでこのワークを始めて以来、三十カ国以上の国を訪れました。当初はトバイアスという名の楽しい天使をチャネリン グしていました。二〇〇九年七月にトバイアスが人間に転生した後、アダマス・セント・ジャーメインが 続き、世界中にいる何万人もの人々に向けてメッセージを伝えています。

 トバイアスはとても穏やかで、まるでおじいちゃんのような人柄でした。多くの聴衆に話してきたことですが、トバイアスは私たちの神性の起源を思い出させる手助けをするために来ていました。彼は目覚めの兆候にうまく対処するためのツールを与えてくれました。また私たちが「故郷」を出ていまに至るまでの天使の旅路に関する、独自の洞察を提供しています。ジェフリーがトバイアスをチャネリングするときは、椅子に座って目を閉じていました。 アダマスはまるで違うキャラクターです。トバイアスの責務を引き受けたほぼ最初の瞬間から、アダマスはジェフリーに目を開けているようにと主張したのです。アダマスは部屋を歩き回り、聴衆の一人ひとりと積極的に関わり、質問します。彼は魅力的で、皆を驚かせ、愛情に溢れていることもあれば、人をいら立たせることもあります。アダマスは私たちを快適なゾーンから抜け出させるために、意図的に何かを言ったり何かをしたりします。本当の私たちに気づけるようにするためです。すなわち人間の状態にある「スピリット」に。ある瞬間にはアダマスは聴衆を笑いの渦に巻き込みますが、次の瞬間、聴衆は彼の言葉に明らかに挑発されます。聴衆はアダマスが大好きです。アダマスをなじります。動揺します。称賛します。しかし彼の言葉を聞く人、読む人のほとんど全員が、彼から神々しいまでに価値のある何かを学ぶのです。

 数多くのワークショップやイベントに加え、クリムゾン・サークルではアダマスからの最新の情報を得ることができる無料の月例オンライン放送を提供しています。アダマス、トバイアス、クリムゾン・サー クルに関しては、www.crimsoncircle.com をご覧ください。

謝辞

 クリムゾン・サークルは比較的小さな会社ですが、十年前には想像もつかないほど世界中に広がりました。クリムゾン・サークルと目覚め(アウェイクニング)のゾーンのウェブサイトでは、年間四十件のライブのワークショップと、三百名を超える認定されたティーチャー(講師)たちのワークショップが開催されています。この献身的な組織は年々、何十万人もの目覚めつつある人間を、何とか結び付けています。 私たちは次に挙げるスタッフたちと協力して働けることに、感謝しています。最高な人たちです!

Alain Bolea, Bonnie Capelle, John Kuderka, Michelle MacHale, Gail Neube, Mary Alyce Owens, Joe Rumbolo, Suzy Shemel, Jean Tinder, Lindsay Yogi.

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