統合

 どうやって天国に到達するのでしょう。地球に肉体で転生することを通じて。あなたのあらゆるアスペクトを、この「いま」の瞬間に融合することで。自分自身についてのすべてを受け入れることで。現在の 瞬間に、最大限充実した人生を送ることで。
 アトランティス時代にさかのぼれば、人間であること、「スピリット」が身体とマインドに顕在するこ とに焦点が絞られて いました。スピリットが物質に具象化した状態でとどまるのは困難だったので、アトランティス時代の取り組みの多くは、肉体の旅を尊重し、強化することを目的としていました。身体が神殿になったのです。
 後になって、この地球にいるときは、あなたはあなたの人間性を否定するようになりました。カタリ派は本物の完徳者(ぺルフェクティ)であり、地球上のものはすべて邪悪だと信じていました。肉体に関係すること、さらには自然の美に関するものも邪悪だと信じていたのです。おそらく彼らは、その誘惑的エネルギーを怖れたのでしょう。彼らは独自の世界の神、悪魔を創造しましたが、肉体の現実の中に生きることすべてが闘いに なりました。
 カタリ派の信者は、たまに少しセックスをしたり、食べ物や俗世間の楽しみを享受したりと、放縦にふけることもありましたが、信者たちでさえ人間の体験は悪いものだと信じていました。言うまでもありませんが、教会は、罪や人間の肉体の弱さなどを持ち出し、この信念を増強しました。その結果、現在では、 とても一般的な信念体系になっています。すなわち、神は完璧で、人間は欠陥があるというものです。
 大勢の人々が、去る準備ができています。あの世に行くのを待っています。ユートピアはどこか離れた領域にあると信じています。ありません。典型的な人間が地球を去るときは、身体はただ置き去りにしま すが、同じ意識のままです。彼らはその意識と一緒にあの世に到達します。そして大抵は、そこがある種、完璧でフワフワした天国ではないことに失望します。ほとんどの人にとっては地球でやっていたのとほぼ 同じ状況です。ただ 体がないだけです。
 どれほどのフラストレーションだと思いますか。彼らは完璧になるために全生涯をかけます。決してそうはならないのですが。神に祈ります。それは、彼らが思っているようなものではないのですが。許しを請います。その必要はないのに。あの世に到達すると、地球と同じ状況です。彼らがあっという間に地球に転生して戻ってくるのも、無理はありません!
 現在、意識が変化しています。まさにここで、もう完了したと実感している、あなたのようなインスピ レーションに溢れた存在を通して変化しています。それはまさに、ここで起こります。人間性を否定する ということではありません。人間性を愛し、体現し、楽しみ、そして何より、それと遊ぶことなのです。
 大事なのは「いま」の瞬間に、ここで統合することです。完璧さではなく、統合です。完璧さを求めれ ば、地球上でたくさんの生涯を送ることになります。完璧さはありません。受容があります。実にシンプルな原則ですが、どういうわけか、人間はあまりそれを信じたがりません。もっと学ぶことがあると信じたいわけです。身体を完璧にする何かを、達成する何かを、何か聖なるミステリーを理解することを。「あなたもまた、神である」という以外に、聖なるミステリーなど本当に何もありません。あまりにもシンプ ルなので、あなたのために涙を流したいくらいです。






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