ごく近年になって「故郷」の外にある、いわゆる創造の核において、 二元性の意識のまさにその核の部分で光と闇が再結合しました。互いに一つになったのです。光と闇の闘いは終わりました。二元性はもはや、存在する必要がなくなったのです。 闇が光に降伏したのだと言う人もいるでしょう。闘いがあまりにも古臭く、うんざりするものになったので、二元性の双方が単に疲れ果ててしまったのだと言う人もいるでしょう。地球にいる人間で、自らを 統合するワークをした人たちがいるからだ、すなわち自らの闇と光を一緒にしたことで、それが二元性を結合したのだと言う人もいるでしょう。
 これはとてもとてもリアルです。そこに日付を加えるならそれは、二〇〇九年の後半に起きたといえます。地球の年月でいえば何万年もの間準備されてきましたが、二〇〇九年の後半に光と闇が統合しました。
 それはどういう意味でしょう? だからといって、突然創造のすべてが統合されるということではありません。なぜならこの出来事で生じたシグナル(合図)が創造の隅々までくまなく感じられ、知れわたるには、長い時間がかかるからです。しかしいまそれに気づいている人たちには、深遠な影響を与えることでしょう。
 もしあなたが、もはや闇と闘う必要がないとしたら、どうでしょう? もしあなたが、もうあなた自身の内なる闇だと思っているものを撃退しなくてもよいならどうでしょう? もしあなたがもはや光の擁護者や庇護者にならなくてもよいなら?もう闇から逃げたり、隠れたりしなくてもよいなら?二元性がもはや存在しない、その核となるエネルギーに結び付くことができるとしたら? その意識をあなたの中にもたらすことで、それを現実にこの地球にグラウンディングする助けになるとしたら?
 創造のすべてが、この出来事の衝撃を本当に理解する意識を持つには、長い年月がかかるでしょう。記憶している人もいるかもしれませんが、第二次世界大戦の終わりに太平洋諸島にいた日本兵が、戦争が終 わったと聞きながらそれを信じるのを選択しなかったことがあります。大ニュースだったにもかかわらず、 彼らはそれは嘘だと思っていました。他の人たちが「戦争は終わったのだ」と教えても、自分たちはだまされているのだと思っていました。彼らは現実の戦争が終わったずっと後になっても、死ぬまで戦い続けたのです。
 ある意味で、ここでも同じことが言えます。それが闇であっても光であっても、二元性にあまりにも投資し、つぎ込んできたエンティティや人間たちがいて、彼らは二元性の闘争を続けます。けれどあなたの場合は、あなたが選ぶなら、あなたが選ぶなら自らの人生の内部で終わらせることができます。あなたはこの惑星地球で、周りの至るところでそれを目にし続けるでしょう。地球は二元性の上に築かれたからです。しかしあなたは自らの人生でこの結合に入り込み、二元性が存在しなくなったことを理解することができます。あなたが選ぶのであれば。
 あなた自身の人生への影響を考えてみてください。ニュースを聞き、新聞の見出しを読み、現在、地球で起きている戦争から経済問題、燃料不足、環境破壊など、これだけの悲劇について人々が話しているのをあなたが聞くとき、少し時間を取ってこの惑星がどこに行こうとしているかを感じてください。
 地球は二〇一二年十二月に終わると予言している人たちがいます。極めて疑わしいですね。実際には、人類はかつてないほど良い時代へと向かっています。私がリスナーたちに投資を勧めたのはそのためです。
まず、自分自身に投資してください。あなたの仕事に、クリエイティブなアイデアに、ビジネスに、あなたの歌や本に、カウンセリングやセラピーの業務に。あなたの夢に投資してください。遠く離れた、遥か彼方の次元にある夢で終わらせないでください。たったいまあなたが持っているツールを使って、自分自身に投資してください。それらの夢を、まさにこの地球へと持ってきてください。
 人類に投資してください。企業に投資してください。とりわけあなたが愛着を抱いている人たちに、あなたが好きなことをやっている人たちに。人類に投資してください。何百万という人間が目覚めようとし ています。たったいま目覚めようとしている世界中の人間たちの祈りを私は聞いています。涙を見ています。彼らがこの本を読むことは、まずないかもしれません。あまりにも過激すぎると思うからです。しかし彼らはあなたのクラスにやって来るでしょう。あなたの本を読むでしょう。「スタンダード」としてのあなた、自分自身を愛することを受け入れたあなたに、本来、神である彼ら自身になるために、助言を求 めてやって来るでしょう。
 今後数年間、地球には調整の時期が続くでしょう。その調整の間は試練の時期になります。人間の意識にはかつてないほど大きなシフトが起こりつつあります。そしてその余波は、日々の生活のあらゆる部分で感じられます。しかしその後は、親愛なる友人たち、新たな高みへと飛び立つでしょう。
 物事の中心には、二元性が存在しなくなるというこの事実から深遠な影響が出ています。それをどう呼 べばよいのでしょう。そのまさに核の部分を、あなたは「ワンネス」、融和性、思いやりと言うかもしれませんが、それはここにあります。戦争、闘争、軋轢、光と闇の対立、上と下、善と悪、男性性と女性性 が終わりを告げました。深呼吸して、リラックスすればよいのです。防御を緩めて、本当のあなたでいてください。まさにこの地球で、たったいま。
 
 創造のすべてにおいては、すべて良し。これを知っていてください!















次の頁 第13章 何もない

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

神性を生きる
【メニュー編集】

管理人/副管理人のみ編集できます