意識の波形

 あなたのスピリットは旅をしていますが、スピリット独自の欲求がいくつかあります。昔からある疑問、 「私は誰なのか?」に答えるために、スピリットは自らを知りたいと思っています。スピリットは自らを知るために三通りの方法でやります。すなわち、体験・拡張・表現です。
 あなたの魂は体験を欲しています。体験なくして、自らを知ることはできないからです。なので、魂は多種多様の体験を自らに贈ります。魂はまた、拡張し続けたいと思っています。「スピリット」の喜びとは拡張することです。退歩しても、うまくいきません。中立を保っていればやがてドカーン!と爆発します。ですから、それ、あなたは、拡張を欲します。また、魂はその喜びを表現したいと思っています。「汝」自身の内側で喜びを知りつつもそれを表現しなければ、充足感はないからです。あなたの魂は表現したいと思っています。歌、音楽、本、仕事、ろくでもない人間関係、健康問題を通じて。これらはすべて表現の形態であり、スピリットが大好きなことです。
 あなたがよくご存じの、あなたの別の部分があります。人間のアスペクトです。その人間の部分が、現在あなたの気づきの大部分を占めていますが、魂が体験し、拡張し、表現する歌には欠かせない部分です。 そこにはまったく違うダンス、違う欲求があります。それはたくさんのアジェンダ ( 課題 ) を抱えています。なぜなら人間はほとんどの場合、魂を認識せず、自分が独力で行動していると信じているからです。 だからとても防衛的になりますし、孤立し、生き残ることに焦点を合わせています。
 生き残るというのは古いレムリア時代のプログラミングです。あなたは地球に行き、肉体に転生します。 そうすれば体験が可能だからです。しかしあなたはそこに捕われてしまいました。そこで、生き残ることを学びます。古いプログラミングです。私はあなたが生き残るためのプログラミングを解除できればと願っています。それは本当に痛みを伴いますし、制限があるからです。あなたが生き残る必要はありません。
生きる必要があるだけです。
 快楽への欲求は古いアトランティスのプログラミングです。すべての人にプログラムされた快楽のセンターに由来しています。なぜでしょう? 一日の終わりにちょっとしたご褒美があれば、人を一生懸命働かせることができるからです。つまり少しのセックス、少しのアルコール、少しの承認、少しのパワーです。これがあなたの内側にある慰めと快楽のエネルギー・センターです。
 私は人間が慰めと快楽のプログラムを解除するのを見たいと思っています。一日の終わりに少しのクッキーは必要ありません。
 砂糖は素晴らしい発見ですが、それは催眠の覆い(オーバーレイ)を含んでいます。砂糖が悪いと言っているわけでは ありませんが、砂糖はあなたが気分良く感じる何かを誘発します。子供は砂糖を与えられます。なぜでしょう? おとなしくさせるためです。特に身体に良いわけではありませんし、気分を高揚させます。砂糖は、 催眠薬です。ええ、メモしてもよいですよ。「アダマスは、砂糖は催眠薬だと言った」。
 さて、人間は生き残りたい、快楽、慰め、コントロール、パワーのようなものを持ちたいと思っています。このようなものが大好きです。自分のアイデンティティを確立するのが大好きです。
 人間のアスペクトは自らを孤立させ、アイデンティティを創造し守ろうとします。一方、スピリットは 体験し、拡張し、自らを表現しようとします。人間はアイデンティティを守ろうとするので、実際自らを本当に拡張させ、表現させてあげることはありません。アイデンティティを制約し、制限したいのです。 変化が「セルフ」の向上に役立つものであったとしても、人はアイデンティティに挑戦するほとんどのものを拒みます。
 スピリットはスピリットのダンスをし、人間は人間のことをやっていますが、両者が自然に離れていく時期があります。その時期には実際、美しい体験を創り出すことがあります。人間は自らの発見へと深く入っていき、一方のスピリットはさらなる拡張に入る ことができるからです(図3)。

 この分離の行動が磁石のような役割をすることで、 ずれは両者を近づけます。それからまた離れます。
人間は人間の体験により深く入っていき、スピリットはスピリットの祝典へとさらに進んでいきます。絶え間なく行き来します。魂の美しいダンスです。一緒になり、離れ、一緒になり、離れます。
 最終的にスピリットと人間は、非常に親密なかたちで一緒になります。ある時点で両者は触れ合い、現実に交差します (図5) 。するとダンスは永久に変わります。 分離ではなく、絶え間なく互いへと織り込まれていくのです。最初に交差する場所が臨界点です (図C) 。これが、「気づきのゼロ地点」です。言い換えれば、あなたは古いダンス、古い過去を手放しました。そのすべては歴史、記憶になります。それは体験の一部にすぎません。いま、両者は共にダンスを踊ります。

 このシンボル (図4) はあなた方になじみ深いものですが、これが実は何を意味するか知っていますか? このシンボルは、イェシュアの時代に由来します。イェシュアが人を漁る者 (Fisher of Men) だったという概念を象徴しています。
 まったく違います! このシンボルは人間の波形とスピリットの波形が、ついに交差することを象徴しているのです。二つの波形は常に分離していましたが、目覚めの過程でついに一緒になります。それは延々と続くダンスです。漁のことではありませんよ! 統合のこと です。Xの点で示されているように、戻って一緒になることです。
 ああ! イェシュアはそのことを知っていました。弟子たちや聞いている人たちに、まったく同じことを説明しました。マグダラのマリアは傍らに立ち、このとても驚異的なプロセスで何が起きているのか、 さらに詳細に説明しました。彼は一緒になることにこのシンボルを使いました。人間とスピリットをついに一つにするダンスです。ここが、 正確にあなたがいるところです。これが起きています。交差する地点から先は、両方の波形にはもはや分離はありません。あなたは統合された「意識のボディ」になります。
 私が行った「精神のアンバランス・シンポジウム」(ワークショップ) では、このシンボルは議論する上で欠かせないものでした。精神的にバランスを欠いた人は、比較的スムーズでバランスが取れたエネルギーではなく、不規則で、機能不全に陥った波形を描いています。人間の波形はアスペクトや大衆意識のような要素に影響を受けますが、それが機能不全に陥ると、スピリットの波形も追随して機能不全に陥ります。 まもなく両者は完全に互いを見失います。人間は精神のアンバランス、すなわち精神病、精神疾患、神経衰弱、多重人格などのあらゆる症状を抱えます。このような症状はどれもマインドを通じてフォーカスされていますが、実はスピリットと人間の波形が創り出す自然なリズムが機能不全を起こしているのです。










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