『弓兵:欧州の特徴』


 この『欧州系弓兵』は訓練ツリーの内容にある程度の偏りと特徴が見える。
『射程の概念と説明』

 これは使用者しかわからない事だが、実は『長弓』と『短弓』では違う事がある。
それは『弾道高度限界値』であり、ちょっとわかりずらいので図にしました。

【図解】


 実は『高所からの攻撃の方が射程が伸びている』んですが、あまり気づかれていません。
だからといって『短弓』で高所から攻撃するのは図解通りあまり意味がなく、同時に『範囲は表示されてるけど赤くなって届かない』
なんてこともあり、『射程延長』の効果をより一層受ける形となります。

 だからといって『短弓が劣り、長弓が優れる』わけではありません。
理由は『長弓は高弾道過ぎて狭い場所や城門戦では門縁や障害物に阻まれて全然届かない。』
それと同時に『長弓は精度がそこまで良いわけでもないし、連射も短弓に比べると遅いのでDPSが低い』

参考にしてみて下さい。
【メリット】

・『射程延長がしやすい』
・『精度向上が多い』
・『火矢が打てるユニットがいる』
【デメリット】

・『増員が無いか少ない』
・『弾薬量増加量が少ないか踏める回数が少ない』

上記が理由で『中・長距離狙撃用のユニット』で『安地で戦う事前提』になる。

【ウェールズ弓兵】


【史実解説】

 イギリスの西岸部を領地としていた国家であり、現在でも地名として残っている。
古くから狩猟を主としていた文化であった欧州系は『精度が良く、射程が長い弓』が好んで使われていた。
広義において『長弓』となっていて、日本の『和弓』も同じ分類になっているが作りや構造が違うので一応別物となっている。
全長『120〜180cm』もの大きな弓であり、弦を引く為にはかなりの鍛錬と訓練を要した為、精鋭部隊としての側面を持つ。
それ故に『兵士全体の熟練度』が必要であった為、『クロスボウ』の登場により衰退し『銃』の登場で消えていった。

 余談だが、この当時の『長弓』は一本の木材や枝から作られているので『シンプルボウ(単弓』の区分で
日本や中国系の騎馬民族、中東系が使っていた弓は『動物の皮等を使ったコンポジットボウ(合成弓』となるので別物



【レベル上限:MAX13】
【統率要求 :80】
【初期兵員 :24】
共通T1T2T3T4T5T6T7T8合計特徴
刺破5%x1精度10%x1射速12%x2クリティカル4%x1最小10%x1弾薬10%x2射程4%x2スキル:指定射撃最終:増員2人12ポイント射撃性上昇
-弾薬10%x1HP3%x1増員2人x1移動5%x1射撃続行最終:指定射撃--7ポイント射撃続行


【特徴】

 最初期に取れる欧州系弓兵ユニットで『暗黒:弓兵訓練』を忘れずに取りましょう。
コストが安く、最初の練習用として使うには非常に優秀でそこまで悪い性能ではないのが特徴。
ただし『指定射撃を覚えるのが遅い』『言うほど連射が高くない』関係で、所詮は低コスト運用になる。

・1番ツリーを成長させると『射撃性向上』があり、遠隔に必要最低限の訓練が行われるので迷ったらとりあえずコレにしたほうが良い。

・2番ツリーを成長させると『射撃続行』が獲得でき、短刀に切り替える心配が無いので攻撃を行いやすい。一応ポイントが余るので1番ツリーも少し取れる。

ーーー【総評と個人的意見】ーーー

 決して悪い性能はしていないが所詮低コストなので、前衛に『小盾』がいるとダメージがほとんど通らない。
民兵や低コストのユニットに対しては普通に有効打となり得るし、採取能力も民兵ほどではないが高いので損にはならない。
攻撃に運用する場合は『側面や盾が無い方向』から攻撃する必要があり、射程もそこまで長く無いので『序盤の使い捨て遠隔ユニット』としては運用可能。

 これといったスキルが取得できないし、有利性も獲得できないが『中国ツリー』と違って精度と射程が両方上がるので『当てやすい』のは遥かにこちらになるので
『中距離維持の運用』として見れば、まぁまぁ使えるユニットではある。

【ゲルマン弓兵】


【史実解説】

 前述のウェールズで説明した通り『欧州系』は狩猟文化が主体なので、こちらも弓を古くから使っていた。
だが性質や毛色が違い、ゲルマンは大陸側の民族とヴァイキングの文化があるので少しだけ特徴が違う。

 陸戦を想定はしているが、基本は『船上』での戦闘を考慮しており『取り回しと弾薬携行数』を考慮して少しだけ小さいのが特徴。
同時に『トルコ・中国騎馬民族』との戦闘も長きに渡り行われている事から『射程よりも連射性と取り回し』が考慮されている。
その為、正確な分類は『短弓』となるが少しだけ大きいので『大弓に近い短弓』となる。



【レベル上限:MAX14】
【統率要求 :120】
【初期兵員 :28】
共通T1T2T3T4T5T6T7T8合計特徴
刺破5%x1打ち下ろし15%x1刺打2%x3射程8%x2打ち下ろし15%x1精度20%x1弾薬10%x1HP4.5%x2最終:増員4人13ポイント射撃能力向上
-攻城戦与ダメ+5%x1HP3%x2弾薬10%2攻城戦与ダメ+5%x1補給消耗-10%x1最終:フィールド死亡率-10%--9ポイント攻城戦特化+フィールド特化


【特徴】

 初期で貰える遠隔ユニットで使い勝手は非常に良好。
精度が上がり、打ち下ろしのボーナスの関係から使い所を間違えなければかなり強い。
とはいえ、貫通性と攻撃性はあまりウェールズと変わらないので『打ち下ろし前提』な部分が大きい。

・1番ツリーを成長させると『全体的な射撃能力向上』が得られ、とりあえず迷ったらコレを進めると良い。

・2番ツリーを成長させると『攻城戦ボーナス』が付き、ポイントが余るので1番ツリーに振り分けて『攻城戦特化』もアリ

ーーー【総評と個人的意見】ーーー

 コストの割には使い勝手が良く、時と場合と位置取りを間違えなければソコソコな働きをしてくれる。
打ち下ろしが基本となる為、『城郭の上』や『階段』等の地形を考慮しなければならず『フィールドではあまり有効的ではない』という関係で
基本は『攻城戦のシージ戦』となる。

 あえて2番ツリーの『T4:攻城強化』を取って、最終までは届かないが『1番ツリーをできるだけ』取る事で『攻城特化の打ち下ろし要員』となれる。
完全に用途や場所が限られる事にはなるが、ボーナスを含めれば良い線まで戦ってくれると思われる。
ただし『限定的すぎる』というのが理由で、あまり見かけない。

【ダーダネル火矢兵】


【史実解説】

 この『ダーダネル』とは『エーゲ海』と『マルマラ海』の要所となる小さな海峡の名前であり、海路の要所でもある。
イメージしやすいのであれば『黒海とエーゲ海の中間にある小さな湖の辺り』として見ればわかるかもしれない。

 紀元前史から中世中期まで『イスラム教』と『キリスト教』の対立が深まった衝突地でもある為、激戦区でもあった。
同時に、この付近は『ビザンチン』という国家が存在しており『300年から1400年』までもの長い間、度重なる攻撃を防いできた
『難攻不落のコンスタンティノープル』という歴史上有名な城塞都市があった。

 この『ダーダネル海峡』はコンスタンティノープルに入るための海門所でもあった為、度重なる海戦がこの海峡で行われてきた。
当時は『帆船軍艦』と呼ばれる『帆』が使われており『船体も木造』であった事から、燃やされると航行不能となってしまうので『火矢』が用いられた。
その為、『本来の目的と用途が違う』という事だけは覚えておいてほしい。



【レベル上限:MAX16】
【統率要求 :190】
【初期兵員 :24】
共通T1T2T3T4T5T6T7T8合計特徴
刺打2%x1射程3%x2増員4人x1射速12%x2刺破5%x3火矢:継続与ダメ100増加x2弾薬10%x2射速12%x1最終:刺攻6%15ポイント全体向上
-攻城与ダメ5%x1HP3%x2弾薬10%x2攻城与ダメ5%x1補給消耗-10%最終:ワールドの兵団消耗-10%--9ポイント攻城+ワールド特化


【特徴】

 火矢をスキル点火が必要とはいえ、必ず火を放てるのが特徴。
連射速度が欧州系にしてはかなり上がり、軽い弾幕程度なら可能である為有用性はある。
ただし、現状はハイコスト戦場となっているので『防火』を持っているユニットが多くなってしまったので有用性が落ちている。

・1番ツリーを成長させると『射撃能力の全体的な強化』が図れ、とりあえず迷ったらコレを選ぶと良い

・2番ツリーを成長させると『攻城性能攻城』が得られ、最後まで取らずに1番ツリーを進めればかなり強くなる。

ーーー【総評と個人的意見】ーーー

 コストが『190』と非常に重く、『火矢』が現状あまり効果が無い為不遇となってしまっている。
火矢自体は非常に有効で、突撃妨害も可能なのだが『防火』があるユニットが大半を占めてしまっている為非常にキツい。
同時に『170〜200』のコストがあまりに中途半端で、『連弩』や『バルガ族弓兵』と強いユニットが揃い踏みである激アツコスト帯である事も理由で
あまり使われていない現状となってしまっている。

 とはいえ、性能自体はしっかりした構成や特徴がある為『時期が悪い』『環境が悪い』『コスト激戦すぎる』というのが緩和されたら光る。

【ブリテン弓兵】


【史実解説】

 現在の『イギリス』が当時主に使っていた『長弓兵』を指す事が多い。
弦が長い為、必要な筋力は驚きの『引筋45kg(※1』であり、和弓は『引筋50kg』となっており、ほぼ同等。
だが和弓の方が全長が2mに近くなるので、体感的な筋力はそれ以上と言われている。
その関係で両方に言える事は『ゴリラ級の筋力と腕力』が必要となる為、使える者達は限られていた。

 当時の再現として近年、実験が行われた際『15m先の標的』を目標として『厚さ5mmのブリキ貫通』『3cmの木板を貫通』『1mmの鉄板も貫通』
という検証データがあり、その威力は絶大であり、現在の高性能アサルトライフル程度の能力があったとされている。
ただし、『熟練者が必要』と『兵員補給が難しい』という関係で『クロスボウ』の登場と『銃器』の出現でその活躍は終わりを迎えた。

※1:引筋力

イメージとして『50kg』のダンベルを『右手』で持ち、支えなしで『左手』を伸ばした先から『右手』を右胸まで引く。
更に、その弦の弾性力を考慮すると『1.5〜2倍』の体感重量を持った状態で、それを3秒程度維持させる。

・・・というのをイメージすれば、どれだけ当時ゴリラが跋扈していたかわかると思う。



【レベル上限:MAX20】
【統率要求 :250】
【初期兵員 :24】

共通T1T2T3T4T5T6T7合計特徴
刺攻2%x1射程5%x3刺破5%x3クリティカル4%x3射程5%x3弾薬10%x3最終:射速-10% 精度向上-17ポイント射程+精度向上
-攻城与ダメ5%x1HP3%x3弾薬10%x3攻城与ダメ5%x1補給消耗-5%x1ワールド死亡率-5%最終:近距離:精度減少/与ダメ+5%12ポイント攻城特化


【特徴】

 ゲーム上、最長射程を誇る現状オンリーワンなユニット。
元々がそこまで悪い精度ではなく、連射に遅さは感じるが訓練ツリーを成長させる事で『リーチ差』を体感できる。
ゲームの仕様上『射程が伸びても精度は上がらない』という関係で、最初はバラつきが目立ちあまり当たらない事が多い。
だが、レベルが上がり射程も並行して上がる事で『長距離狙撃』が可能となる。

・1番ツリーを成長させると『射撃能力の全体強化』が図れ、場所を選ばず狙撃ができ『攻城戦』では要塞上まで場所によっては補給から弾幕を張ることが可能

・2番ツリーを成長させると『攻城特化』となり、『限定される場所での強化』となり優位性を発揮できる。少し余るので1番ツリーも取れるので射程が伸びる。

ーーー【総評と個人的意見】ーーー

 『対弓兵』『逃走武将の狙撃』『盾を持たないユニットの移動中削り』等、『超遠距離からの運用』を前提とする場合のみ光る。
これといった特殊なバフが無い為、基本的には『長・中距離ユニットをリーチ差でいやがらせする』と思って使うと良い。

 最大射程で勝負すると『ブリテン弓兵同士』でしか届かない為、その点においては優位性は高い。
だが、『ある程度近くに接近される』ような状況になると有利性が完全に失われてしまう為、『最大射程を意識』する必要があるので最終局面にはあまり向かない事が多い。
通常は『バルガ族弓兵』や『アルノ軽歩砲兵』などを狙って援護射撃能力を削ったり倒す事を念頭に入れながら立ち回り、『絶対安地』を見つける必要がある。
その為、今までの弓のような使い方はできず場所探しや、前もって計画性を持つ必要があるのでかなり慣れが必要。

 あまり使う機会はないが、行動アイコンの右側にある『ヘルメットマーク』のスキルは
『プレイヤーがいる場所に向かって弾幕射撃を行う』というもので、特殊な戦闘方法も行える面白いスキル。

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