ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

 
 
「幾千でも、幾万でも挑み続けよう。この命ある限り」



基本情報

【出典】史実、フランスコミック『アステリックス』
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ウェルキンゲトリクス
【異名・別名・表記揺れ】ヴェルキンゲトリクス、ヴェルサンジェトリックス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・80kg
【肌色】薄褐色 【髪色】金 【瞳色】緑
【外見・容姿】傷だらけの鎧を纏った武骨な戦士。
【地域】ガリアフランス
【年代】紀元前72年〜紀元前46年
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、王、フランス
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:D 幸運:D 宝具:B


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【クラス別スキル】

対魔力:B

三節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術や儀礼呪法などを以てしても傷つけるのは難しい。

騎乗:B

騎乗の才能。生前に無かった物も含め、大抵の獣や乗り物は人並み以上に乗りこなせる。
ただし、Bランクでは魔獣・聖獣ランクの幻想種は乗りこなせない。

【保有スキル】

始まりの英雄:A

ウェルキンゲトリクスの英雄性が昇華されたユニークスキル。
カリスマ、軍略、護国の鬼将スキルの効果を複合。守るための戦いにおいて自らの戦闘能力を向上させ、同時に自軍の士気を高め団結力を強化する。
フランスに所縁のある英雄に対しては各種効果が倍増すると共に、彼らからの信仰によってウェルキンゲトリクス自身も大きく強化を受ける。
また、英雄としての霊格を補強する付随効果も有し、破壊工作スキルによる霊格の低下を打ち消している。

フランスの前身たるガリアの地を守るべく諸部族を纏め上げてローマに立ち向かったウェルキンゲトリクスはジャンヌ・ダルクと並んで民族主義の象徴となり、フランス最初の英雄として今なお信仰されている。
最後の戦場であるアレシアの跡地、アリーズ・サント・レーヌ村に建てられた彼の銅像には、彼と相対したガイウス・ユリウス・カエサルの著した『ガリア戦記』の一文を引用したフランス語の文章が刻まれている。*1
La_Gaule_unie Formant_une_seule_nation Animée_d'un_même_esprit, Peut_défier_l'Univers.ガリアは団結し、共通の精神によって動く一つの国家となり、宇宙に挑むことができる
若くして部族長となり、それまで統率の取れていなかったガリアの諸部族を纏め上げ、カエサル率いるローマを追い詰めるまでに至ったその戦績は、彼のカリスマ性が信仰によって誇張された物でないことを示している。

破壊工作:A

戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。トラップの達人。
ランクAならば、相手が進軍してくる前に六割近い兵力を戦闘不能に追い込むことも可能。
本来はスキルが高いほどに英雄としての霊格が低下するが、その欠点は『始まりの英雄』によって打ち消されている。

不撓不屈:B+

ウェルキンゲトリクスの精神性、信念が形になったもの。
戦闘続行スキルの亜種。決定的な傷を負わない限り生き延び、瀕死となっても最後まで戦い続けることが可能。
さらに大ダメージを受けるなど致命的な状態に陥った際、霊基をリソースとして宝具使用のための魔力を即時獲得する。
灯滅せんとして光を増す如く。英雄の真価とは死地においてこそ示されるものである。

仕切り直し:A

戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。
技の条件を初期値に戻し、同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。

【宝具】

英雄は死なずウェルキンゲトリクス

ランク:B 種別:対軍(自軍)宝具 レンジ:0〜50 最大捕捉:味方全員
敵対者であっても命を獲ることが殆ど無かったカエサルでさえ処刑を選んだほどの、ウェルキンゲトリクスの将才。
ガリア全体を糾合し、幾度となくローマへと挑み続けた彼の戦いぶり、彼の生き様が昇華された宝具。
真名解放を必要としない常時発動型の宝具で、その効果は「味方全体の戦闘能力を強化する」という極めてシンプルなもの。
それだけならば凡百の宝具の1つに過ぎないが、この宝具の真価は「一度以上戦ったことのある相手との再戦時、その回数に比例して効果が倍増する」点にある。
初戦時はステータスが多少強化される程度の恩恵しかないが、二度、三度と交戦を重ねるごとにステータス強化量は増えていき、さらに各種判定の成功率上昇や敵の行動予測の精度向上、スキルや宝具への対策の確立など、恩恵の種類も増えていく。
強化の現界も過剰強化で自滅するリスクもなく、一般人に毛が生えた程度の兵士でも効果の段階が上がればサーヴァントを相手取ることも不可能ではない。
また対象の定義はある程度自由に変えられ、例えば『ローマ軍』を対象とすれば兵士が入れ替えられていても問題なく機能する。

不撓不屈・仕切り直しスキルを有するウェルキンゲトリクスと極めて相性の良い宝具。
初戦でも勝ち目があるのなら積極的に狙いつつ、押し切れないと判断すれば撤退して再戦時に備えるのが基本的な戦法となる。

英雄は負けずアステリックス

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ウェルキンゲトリクスを題材としたフランスコミック『アステリックス』に登場する魔法の霊薬。
飲むことで10分間だけ筋力と耐久パラメーターに++が付加*2される。
使用すると少しずつ補充されるが、再使用には1日ほどかかる。令呪や聖杯によるブースト、あるいはドルイド僧に調合してもらうことでのみ補充を加速できる。
また別の容器に移すなどして1回分以上の量を補充することはできないが、補充した霊薬を他者に譲渡すること自体は可能。

この宝具の本質は、無辜の怪物、可能性の光に似た霊基の変質効果にある。
史実においてウェルキンゲトリクスは、ローマへ反乱を起こし幾度かの勝利を手にするも、最終的には捕虜となり処刑された敗戦の将である。
しかし彼をモデルとしたコミックの主人公アステリックスは、カエサル率いるローマの侵略から故郷を守り続けている勝利のヒーローとして描かれている。
民族主義、愛国主義。その形が何であれ、今なお人々は彼をフランスの礎となりし英雄として信仰している。
この宝具はその人々の祈りを以て彼の霊基を上書きし、霊薬の効果時間内に限りウェルキンゲトリクスを英霊に付き纏うあらゆる制限から解き放つ。
即ち一時の間、ウェルキンゲトリクスは「かつてを生きた英雄の影法師」ではなく「今ここに新たな伝説を築く生ける英雄」と化すのだ。
最後にカエサルに敗れたが故に幾度再戦しようとカエサルには最終的に敗れる、などという伝承再現に縛られることは無く。
守らんとしたガリアの地、そこに栄えしフランスの民たちの祈りを握りしめ。ウェルキンゲトリクスは此度こそ完全なる勝利を掴まんと新たなる戦場へと挑む。

【Weapon】

『無銘・剣』

何の変哲もない鉄製の直剣。複数持ち込んでいる。
時に揮い、時に投擲される消耗品だが、1つ1つがしっかりと手入れされている。

『白馬』

生前から乗っていた乗馬。銘はなく特別な血統でもないが、優れた脚を持つ馬。
フランス人画家リオネル・ロワイエの絵などのカエサルへ投降する場面で彼と共に描かれている。

英雄は負けずアステリックス

宝具である魔法の霊薬。腰のベルトにぶら下げた水筒に補充されている。
ウェルキンゲトリクスが魔力を供給することで充填されるため、水筒を獲っても宝具自体を奪うことはできない。

【解説】

ウェルキンゲトリクス。フランス語読みだとヴェルサンジェトリックス。その名は「戦士たちの優れた王」を意味する。
ガリアの諸部族の1つであるアルウェルニ族出身の戦士。ガイウス・ユリウス・カエサルのガリア遠征における最大の敵対者。
ローマの侵攻からガリア、後のフランスの地を守らんとしたことからフランス最初の英雄として今なお信仰を集める偉大な戦士である。

元々ガリア部族を纏め上げんとしていたのは父のケルティルだったが、その行いを「ガリアを支配せんとしている」と見た同胞によって処刑されてしまう。
およそ20歳という若さで部族長となったウェルキンゲトリクスは、それまで統率の取れていなかった諸部族を纏め上げ、ガリア全体によるローマへの叛乱を決起。
彼はゲリラ戦や焦土作戦を用い、自分たちの土地を自ら焼き払ってでもローマ軍の物資補給を阻止し、徹底した持久戦によってローマ軍を苦しめた。
しかし天然の要塞であったアウァリクムでの戦いでは、そこに根差していたビドゥリゲス族が地の利を過信し、また「この美しく肥沃な我らの街を焼かないでくれ」と焦土作戦の実行を拒否したため、防衛を突破したローマ軍に重要拠点の確保と兵站の補給を許してしまう。
それでも粘り強く抵抗し、ゲルゴウィアの戦いではカエサルに勝利するも、一時撤退し軍を整えたローマ軍に押し切られ、都市アレシアに追い詰められる。
突破作戦を決行するも失敗し万策尽きたウェルキンゲトリクスは、部下たちの身柄の保全を条件に投降。
カエサルは敵を捕らえることはあっても処刑することは殆ど無かったが、若くしてガリアを束ね、ローマに見事に対抗してみせたウェルキンゲトリクスは生かしておけないとして、ローマへの凱旋式の際に処刑したという。

【人物・性格】

傷だらけの鎧を纏い、傷だらけの武器を携えた歴戦の戦士。
その風貌に違わず、愚直にして武骨な男。口数は少ないが情に厚く、戦闘においては率先して前線に立ち、行動を以て意思を示す。
自らは将の器ではなく一介の兵に過ぎない、軍勢を率いたのはそうするしかなかったからだと評するが、敵がどれほど強大であっても臆することなく挑み、最後の最後まで諦めることなく手を尽くし続けるその様からは英雄としての確かなカリスマ性が感じられる。
突出した才能は無く、自分にできることを只管に突き詰める現実主義にして合理主義。
生前にガリアの部族たちを束ねるために人質を取り、先祖から受け継いだ土地を焼き払ったように、必要ならば非情に徹することも厭わない。
しかし望んでそうしたわけではなく、それらはガリアの地と民を守るという最も大事な目的のために選んだ苦肉の策であった。
本心では苦悩と後悔を抱きながらも、表に出さず心に秘め、指揮官として冷静に戦い続ける。長として責任を背負い、成すべきことを成し遂げんと邁進する。
30にも満たない齢でありながら酸いも甘いも嚙み分けた、大人としての風格を帯びた英雄。それがウェルキンゲトリクスという男なのだ。

侵攻するローマに反旗を翻すも敗れ、処刑される最期を迎えたが、ローマや皇帝たちへの憎悪の念は抱いていない。
在りし日の結末は自らの力不足が招いたもの。己の無力を恥じ入り悔いることはあっても、敵対した者たちを憎み呪うことはしていない。
聖杯に望む願いは「フランスの民に安寧を」。過去のやり直しを望まず、懐かしきガリアの地で、自分たちの死を経た今を生きる人々の幸福をこそ願う。


イメージカラー:赤銅
特技:一つの物事を黙々とこなすこと
好きなもの:ゲリラ戦、シンプルな仕事
苦手なもの:籠城戦、ジョーク、リーダーシップ
天敵:ガイウス・ユリウス・カエサル
願い:フランスの民に安寧を
CV:武内駿輔

【一人称】私 【二人称】貴方、君、貴様、○○(呼び捨て) 【三人称】彼、彼女

台詞例


【因縁キャラ】



【FGO風性能】

FGO風ステータス


【コメント】

カエサル最大の敵。日本だとマイナーだけどフランスだと超メジャーな始まりの英雄。
クィリヌスの幕間でゴーストとして出てきてたけどあれとは別と言うことで。
設定的にもゲーム性能的にも「とにかく攻撃力を上げてガンガン殴る」スタイル。強化解除だけは勘弁な!

参考文献
ガリア戦記 第7巻:ラテン語版。スキル『始まりの英雄』の一文の出典は29節
La Guerre des Gaules/Livre VII:同じくガリア戦記の第7巻、こちらはフランス語版。銅像の一文に近いのはこっち

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