甲12-1

証拠　甲12-1及び甲13-1　催告書

立証趣旨

甲12-1　被告Ｙに対する催告、甲13-1　被告会社に対する催告

甲12-1及び甲13-1内容

　　　　　　　　　　　　　催告書
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和２年８月１１日
謹啓盛夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
　さて、当職は、貴社センターラボ川口の一部門であるアルバムプログループに所
属して川口市領家■■■■■■川口センターラボサテライトに勤務する原告氏
（以下「催告人」といいます。）の代理人として、貴社及び通知人の上司である
被告Ｙ　氏に対し、次のとおり損害賠償金の支払いを催告申し上げます。
　被告Ｙ　氏は、平成29年8月15日、催告人が就労場所である上記サテライトにおい
て発送商品の梱包作業中、約2年前に労災に認定された頚椎椎間板ヘルニアによる
四肢の痛みしびれ等の症状が再燃したため、作業を同僚に引き継いで他の作業に従
事していたところ、被Ｙ氏から｢なぜ作業を中断したのか｣と注意されました。催告
人が労災による症状が生じたことを説明しましたが、同人から、構わず作業を続け
るように言われ、「指示に従いなさい。労災が再発して悪化しても構いません」
「指示に従うことが重要だ。会社の責任になっても構わない。」「訴訟を起こして
も構いませんよ。」などと言われ、作業の変更を強く非難されました。
　催告人は、貴殿の理不尽な要求に精神的に衝撃を受け、会社に苦情と共に今後
被Ｙ氏と一緒に仕事をできない旨申し入れましたが、貴社は、統括事業部長幹部Ｓ
氏らが被Ｙ氏に事実確認をしたものの同人から上記やりとりを否定されるや、同統
括部長は催告人と面談して通知人に対して、現状を受け入れるか雇用契約の内容と
なっている夜間勤務から通知人の望まない日中勤務への移動等を提案するだけで、
それ以上の事実の調査や再発防止策等適切な対応がとられませんでした。
　以上被Ｙ氏の行為は職場内のパワハラ行為に該当する不法行為であり、貴社はそ
の使用者として、また、安全配慮義務を怠った債務不履行により、これによって被
った催告人の損害を賠償すべき責任があります。
　よって、催告人は、被Ｙ氏に対し100万円、貴社に対して200万円（うち100万
円は被Ｙ氏と連帯して）の賠償金の支払いを求めます。

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　なお、催告人は究極職場環境の改善と雇用の安定を求めています。近日中に訴訟
提起予定ですが、主眼は上記目的のため裁判上において真摯な話合いの機会を持っ
て貴社及び関係者と催告者との間において円満な解決が図られることを望んでいま
す。
取り急ぎ用件のみで失礼します。　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　　　　　　　　　　　催告代理人
　　　　　　　　　　　東京都■■■■■■■■■■■■■■■■
　　　　　　　　　　　■■■■法律事務所
　　　　　　　　　　　弁護士 ■■■■■
　　　　　　　　　　　電話 ■■■■

株式会社ラボ生産御中
被告Ｙ　様

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