被告Y陳述書
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labo_worker 2023年01月22日(日) 18:24:52履歴
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被告Y陳述書 
令和３年１１月１７日
陳述書
東京高等裁判所民事第４８部ろ係 御中
氏名 被告Ｙ
１ 関係者について
(1) 株式会社ラボ生産（以下「当社」といいます｡）は、写真・アルバム・
年賀状の印刷等を事業とする会社であり,「カメラのキタムラ」「スタ
ジオマリオ」のチェーン展開等をしているキタムラ・グループのグル
ープ会社です。
(2) 私は、当社において、平成２９年３月３１日までフォトアルバムグ
ループに所属し、同年４月1日以降はプロアルバムグループに所属し
ていました。被告Ｚ さん（以下「被Ｚさん｣といいます｡）が、令和
２年４月１日から、同グループのグループ長を兼務していました。
フォトアルバムグループ、プロアルバムグループでは、今回の訴訟
で原告となっている、原告 さん（以下「原告さん」といいます。）
と一緒に勤務することがありました。
２ 被Ｘさんは原告さんに対するパワハラ行為をしていないこと
(1) 川口フォトアルバムグループのグループ長であった被告Ｘ さん
（以下「被Ｘさん」といいます｡）は、平成２７年１２月４日、夜間勤
務を中止することを、夜間勤務担当の従業員に告げました。
(2) 私は、原告さんから事情を問われたので、平成２７年１２月５日、
「その話は、私は今朝被Ｚさんから初めて聞いたので、詳細はわかり
ません。今晩被Ｘさん夜勤ですので、説明があると思われます｡｣と原
告さんにメールしました。（甲１５）。
時が経過しているため、具体的な事情はあまり覚えていませんが、
当時、私は昼間勤務で、直接原告さんと話すことはありませんでした
し、被Ｘさんから対象労働者に説明するので、私が不正確な説明をし
て情報が錯綜しないよう、私からの説明は避けた可能性があります。
(3) 結果として、夜間勤務は継続されることとなりました。その間はも
ちろん、その前後においても、被Ｘさんが原告さんに暴言を吐くよう
-1-
なことはありませんでした。
３ 私から原告さんに対するパワハラ行為もないこと
(1) 原告さんは、平成２７年、頸椎のヘルニアを発症したとして、労災
給付を請求しました。被Ｚさんと私は、原告さんが首の痛みを訴える
ことがあり、そのようなときには、私どもが、原告さんに痛みが生じ
たという業務をそのまま強いるようなことはありませんでした。
(2) 原告さんは、一時「合わせ工程」を担当したことがあります。その
際も、パＡさんが原告さんに「大丈夫か」と声を掛けながら職務を遂
行させていました。原告さんが「合わせ工程」に必要なごみ、きず等
のチェックをするには、首を傾けなければならず、難しいことが分か
ったため、まもなく別の工程を担当することとなりました。
(3) 当社では、アルバムの製作等において、複数の作業工程を担当する
ことが出来る多能工化を目指しており、平成２８年６月頃、私は、具
体的な作業内容やその目的等について、原告さんに説明しました。
時期は定かではありませんが、原告さんが無期転換する頃、私は、
原告さんに対し、アルバム製作の後半の工程における中心的な存在に
なれるように励まし、原告さんが習得すべき作業を伝えました。もっ
とも、原告さんは、気に入らないことがあれば、私や上司の指示に従
わないと放言することがあったため、私は、指示に従って仕事をする
ように諭していました。
けれども原告さんは、私と話すときには、興奮した様子で大声を上
げ、内容がはっきりと聞き取れないことがしばしばありました。私は、
そのような原告さんに恐怖を感じていました。
原告さんがそのような態度になったのは、原告さんの希望どおりの
１日１時間の残業や週６日の勤務を、最終的に当社が認めなかったこ
とがきっかけではないかと思います。それまでは、私と原告さんとの
関係は良好だったからです。
(4) 平成２９年、幹Ｓさんは、私と原告さんの人間関係が良好ではなく、
業務運営に支障が出ており、夜間担当者内で解決することは難しいと
判断したことから、私と原告さんの上司に当たる部Ｈさんとともに、
２回にわたり（具体的な日時は不明)、原告さんとの面談を設けたそう
です（乙４、５）。
他方、幹Ｓさんと部Ｈさんは、私からも事情を聴取しました。私は、
-2-
原告さんが何をするか自分で決めると述べ、誰からの指示も聞き入れ
ないことを表明したため、指示に従うよう原告さんに指導したことを
説明しました。私は、原告さんに労災の再発や症状の悪化があっても
構わないなどと述べたり、原告さんの解雇（雇止め）をするべきだと
いう意見具申をしたりすることはないこともお話ししました。
４ まとめ
以上のとおり、私としては、原告さんの体調に配慮しながら、辛抱強
く対応してきたつもりですが、今回、このような訴訟が起こされ、非常
に困惑しております。
以上
-3-
陳述書
東京高等裁判所民事第４８部ろ係 御中
氏名 被告Ｙ
１ 関係者について
(1) 株式会社ラボ生産（以下「当社」といいます｡）は、写真・アルバム・
年賀状の印刷等を事業とする会社であり,「カメラのキタムラ」「スタ
ジオマリオ」のチェーン展開等をしているキタムラ・グループのグル
ープ会社です。
(2) 私は、当社において、平成２９年３月３１日までフォトアルバムグ
ループに所属し、同年４月1日以降はプロアルバムグループに所属し
ていました。被告Ｚ さん（以下「被Ｚさん｣といいます｡）が、令和
２年４月１日から、同グループのグループ長を兼務していました。
フォトアルバムグループ、プロアルバムグループでは、今回の訴訟
で原告となっている、原告 さん（以下「原告さん」といいます。）
と一緒に勤務することがありました。
２ 被Ｘさんは原告さんに対するパワハラ行為をしていないこと
(1) 川口フォトアルバムグループのグループ長であった被告Ｘ さん
（以下「被Ｘさん」といいます｡）は、平成２７年１２月４日、夜間勤
務を中止することを、夜間勤務担当の従業員に告げました。
(2) 私は、原告さんから事情を問われたので、平成２７年１２月５日、
「その話は、私は今朝被Ｚさんから初めて聞いたので、詳細はわかり
ません。今晩被Ｘさん夜勤ですので、説明があると思われます｡｣と原
告さんにメールしました。（甲１５）。
時が経過しているため、具体的な事情はあまり覚えていませんが、
当時、私は昼間勤務で、直接原告さんと話すことはありませんでした
し、被Ｘさんから対象労働者に説明するので、私が不正確な説明をし
て情報が錯綜しないよう、私からの説明は避けた可能性があります。
(3) 結果として、夜間勤務は継続されることとなりました。その間はも
ちろん、その前後においても、被Ｘさんが原告さんに暴言を吐くよう
-1-
なことはありませんでした。
３ 私から原告さんに対するパワハラ行為もないこと
(1) 原告さんは、平成２７年、頸椎のヘルニアを発症したとして、労災
給付を請求しました。被Ｚさんと私は、原告さんが首の痛みを訴える
ことがあり、そのようなときには、私どもが、原告さんに痛みが生じ
たという業務をそのまま強いるようなことはありませんでした。
(2) 原告さんは、一時「合わせ工程」を担当したことがあります。その
際も、パＡさんが原告さんに「大丈夫か」と声を掛けながら職務を遂
行させていました。原告さんが「合わせ工程」に必要なごみ、きず等
のチェックをするには、首を傾けなければならず、難しいことが分か
ったため、まもなく別の工程を担当することとなりました。
(3) 当社では、アルバムの製作等において、複数の作業工程を担当する
ことが出来る多能工化を目指しており、平成２８年６月頃、私は、具
体的な作業内容やその目的等について、原告さんに説明しました。
時期は定かではありませんが、原告さんが無期転換する頃、私は、
原告さんに対し、アルバム製作の後半の工程における中心的な存在に
なれるように励まし、原告さんが習得すべき作業を伝えました。もっ
とも、原告さんは、気に入らないことがあれば、私や上司の指示に従
わないと放言することがあったため、私は、指示に従って仕事をする
ように諭していました。
けれども原告さんは、私と話すときには、興奮した様子で大声を上
げ、内容がはっきりと聞き取れないことがしばしばありました。私は、
そのような原告さんに恐怖を感じていました。
原告さんがそのような態度になったのは、原告さんの希望どおりの
１日１時間の残業や週６日の勤務を、最終的に当社が認めなかったこ
とがきっかけではないかと思います。それまでは、私と原告さんとの
関係は良好だったからです。
(4) 平成２９年、幹Ｓさんは、私と原告さんの人間関係が良好ではなく、
業務運営に支障が出ており、夜間担当者内で解決することは難しいと
判断したことから、私と原告さんの上司に当たる部Ｈさんとともに、
２回にわたり（具体的な日時は不明)、原告さんとの面談を設けたそう
です（乙４、５）。
他方、幹Ｓさんと部Ｈさんは、私からも事情を聴取しました。私は、
-2-
原告さんが何をするか自分で決めると述べ、誰からの指示も聞き入れ
ないことを表明したため、指示に従うよう原告さんに指導したことを
説明しました。私は、原告さんに労災の再発や症状の悪化があっても
構わないなどと述べたり、原告さんの解雇（雇止め）をするべきだと
いう意見具申をしたりすることはないこともお話ししました。
４ まとめ
以上のとおり、私としては、原告さんの体調に配慮しながら、辛抱強
く対応してきたつもりですが、今回、このような訴訟が起こされ、非常
に困惑しております。
以上
-3-
