新海誠監督のアニメーション「秒速5センチメートル」の二次創作についてのサイトです。

自分の二次創作に「解説」だなんて、アホちゃうのん?

と思った人は別に読まなくてもいいです。

これは自分のためのものなのです。

というのも。


私が初めて書いた小説は19歳のときだったのですが、今読み返してみると、よくわからない表現、単語、行動パターンが記述されていました。

25年以上前の京都では当たり前だったことをすっかり忘れてしまっているんですね。

なので、きっと、この物語たちも、ずっとあとに読み返してみたら「なんだこれ」と思うこともあると思うのです。なので、そのための注なのです。

昔の中国では書物についての注を書きくわえたものを別に出版していました。「集注」という書物なのですが、これから書くものはその「集注」と思ってください。



飯田理子……物語を回転させていくための存在を設定しないいといけないと思い、明里の親友として設定。
明里の対となるため理系の子で「理子」。名字の飯田は、去年までの上司の名前をいただきました(ちなみに本人はスキンヘッド)

佐々木……アニメにはセリフだけで登場し、コミック版に登場する存在。本編よりは膨らませて使いたいと思って登場させた。下の名前は美沙と一応設定。

明里の部活……中学はバスケとアニメで明確に設定されているが、高校時代は原作にはないため、そのまま続けたということにした。

修学旅行……これは本当に調べて、種子島の高校は関西、栃木の高校は沖縄ということを確認。

皆既日食……この話で「ありえない設定」というのはこれ。2009年、南九州で見られた皆既日食をモチーフにしている。
明里が種子島に来ざるを得ないこととは、ということを考えて決めたもの。

ちなみに私は昔、天文少年で、横浜で二度の日食を観測しています。

2009年7月22日 部分日食(この日食がトカラ列島や種子島、屋久島で皆既日食になった)



2012年5月21日 金環日食




途絶えた文通……文通がどちらから途絶えたのか、その理由は。というところは第3話で明里が手紙を書くのに困っているシーンと、
貴樹が空のポストを見てがっかりしているシーンを鑑みて、「明里が書けなくなった」とした。その理由はいろいろ設定できるのだが、
貴樹が「彼女を守る力が欲しい」と切実に願ったところから派生したというのが一番もっともらしいと考えた。

浅倉……これは天体写真好きのミュージシャンの浅倉大介を念頭に設定しています。

You're my only Shinin' Star……原作の「One more time,One more chance」に対抗できるほどの名曲は何か……ということで思いついた曲です。歌詞の内容もぴったり。

早川……一年生部員の名前は、箱根登山鉄道の駅名から。

鎮目……こちらの一年生の名前は私の高校時代の担任の名前(笑)

処女があんなこというわけないじゃん……それはその人の性格や気持ちによるわけで、少なくとも私自身は経験があります。

全体の構成としては、明里がどうしても種子島に来なければならなくなり、突然の劇的対面で誤解が解けてハッピーエンド、という骨太なストーリーを描きました。
ただし、花苗があまり悲惨にならないよう、立ち上がる足場のようなものを作っておきたいと考えてああいう話に。
姉妹の中での複雑なコンプレックスも匂わせる形で書きました。のちの東京編(仮称)へのつなぎとしています。

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