kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】ウゴリーノ・デッラ・ゲラルデスカ
【性別】男
【身長・体重】221cm・62kg
【髪色】灰　【瞳色】赤
【外見・容姿】やせ細り口から血を滴り落としている中年男
【地域】イタリア
【年代】13世紀
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力：C　耐久：C　敏捷：C　魔力：B　幸運：D　宝具：C

筋力と耐久と敏捷を2ランク、その他のパラメーターを1ランクアップさせるが、
理性の全てを奪われる。

人肉食。
人の肉を食らうことにより、吸血以上に効率的に魔力を得ることが可能になる。

生前の行いや後世の創作から生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。
ウゴリーノは人間を食らう死徒と化している。

ランク：C　種別：対人宝具　レンジ：1　最大捕捉：2人
ウゴリーノの肉体は「朽ちることが出来ない」という呪詛に捕らわれている。
それは貪り食う対象にも適用することができ、被害者は永遠にウゴリーノに食われるという地獄を味わうことになる。
魔力が尽きない限り、ウゴリーノも「食料」も永遠に再生し続ける。

中世イタリアの軍人。
姉が判事と結婚したことで濡れ衣を着せられて投獄された。
それを恨みにしたウゴリーノは解放後、カルロ1世と共謀してピサを攻撃し復讐する。
ピサで実験を握るが、ジェノヴァとの戦争で追い詰められ逃亡。
その後はルジェリとピサの権力を争い続けたが、ルジェリの手によって暴動が起こりウゴリーノは息子や孫と共に投獄された。
牢には釘が打ち付けられ、ウゴリーノ達は食事を絶たれた。
飢えのあまりにウゴリーノは自身の指をかじる。
子どもたちはその様子を見てウゴリーノに告げた。「この身体はあなたから貰ったもの。だから苦しむくらいなら私達を食べて欲しい」と。
ウゴリーノは平静を取り戻すが、子どもたちは飢えに苦しみ一人、また一人と死んでいく。
一度は正気に戻ったウゴリーノは目の前に横たわる自分の子供をやがて肉として見るようになる。そして――。
ウゴリーノもやがて力尽きるが、ピサを裏切り子を食って生き延びた罪で彼の魂は地獄に落とされた。
やがてルジェリも地獄に落ちてきた。ウゴリーノは仇であるルジェリを捕まえ、その生首を貪り食らう。
骨を、脊髄を、脳を。畜生のように永遠に――。

というのは創作である。
投獄されるまでは本当だが、地獄で仇を喰らい続ける話はもちろん自分の子供を食べたという証拠は残っていない。
研究者によれば、ウゴリーノの遺体とされるものは肉を食った痕跡すら無いようだ。
この人食い伝説はダンテの神曲に由来する。

人肉に取り憑かれ、生きたままの人間を食うことを無常の喜びとする食人鬼。
もはや令呪の命令ですら彼に「思考」させるという行為が不可能。
人を咀嚼し、飲み込むことしか出来ない。