最終更新:ID:p9w0p4b+Mw 2022年03月22日(火) 18:45:26履歴
「まぁ、今更こんなロートルがでかい顔した所で、何様のつもりって言われそうだけどね」
「それでも? 若い燕が精いっぱい羽ばたこうとしているのなら、背中を押すのが人情でしょ?」
【氏名】クリスティア・トランスロード
【性別】女性【年齢】乙女に年齢を聞くのはマナー違反じゃない?
【出身】喪失帯『エノキアン・アエティール』
【身長】134cm【体重】29.5kg
【スリーサイズ】B61/W47/H62
【肌色】薄【髪色】桃色のメッシュの混ざった蒼【瞳色】黄金
【イメージカラー】硝子
【属性】秩序・中庸
【魔術属性】風
【起源】『後悔』
【特技】道具作り
【好きなもの】年下の笑顔、義理の娘と息子
【苦手なもの】誰かの悲鳴
【魔術系統】言霊を用いた呪具、礼装の作成
【魔術回路】質:C 量:A 編成:正常
【決戦の日】万象飲み干す杯の果てに
【階位・称号・二つ名】『始まりの言霊具』
【性別】女性【年齢】乙女に年齢を聞くのはマナー違反じゃない?
【出身】喪失帯『エノキアン・アエティール』
【身長】134cm【体重】29.5kg
【スリーサイズ】B61/W47/H62
【肌色】薄【髪色】桃色のメッシュの混ざった蒼【瞳色】黄金
【イメージカラー】硝子
【属性】秩序・中庸
【魔術属性】風
【起源】『後悔』
【特技】道具作り
【好きなもの】年下の笑顔、義理の娘と息子
【苦手なもの】誰かの悲鳴
【魔術系統】言霊を用いた呪具、礼装の作成
【魔術回路】質:C 量:A 編成:正常
【決戦の日】万象飲み干す杯の果てに
【階位・称号・二つ名】『始まりの言霊具』
腰まで届くほどに長い髪をツインテール状に纏めた、9歳ほどの背丈の少女。
一見すると子供にしか見えないが、その語り口調や仕草の1つ1つが卓越した手練れであると対峙する人全てが悟るほどに洗礼された魔術を操る。
特に言霊を宿した礼装や呪具、いわゆる『言霊具』の作成に関しては彼女の右に出る者はおらず、その作成の手腕は音を置き去りにする程。
真剣に何かに関わっている彼女は非常に美しく、神聖さすら覚える。だが普段の彼女はそんな実力を矢面に出さず幼い子供のように振舞おうとしている。
だがどうにもうまくいかず、老婆心が漏れ出て年上らしい言動をしてしまうのが大半となっている。
一見すると子供にしか見えないが、その語り口調や仕草の1つ1つが卓越した手練れであると対峙する人全てが悟るほどに洗礼された魔術を操る。
特に言霊を宿した礼装や呪具、いわゆる『言霊具』の作成に関しては彼女の右に出る者はおらず、その作成の手腕は音を置き去りにする程。
真剣に何かに関わっている彼女は非常に美しく、神聖さすら覚える。だが普段の彼女はそんな実力を矢面に出さず幼い子供のように振舞おうとしている。
だがどうにもうまくいかず、老婆心が漏れ出て年上らしい言動をしてしまうのが大半となっている。
意志降霊契約 エノキアン・アエティールの住民。
言霊を道具に宿した礼装、言霊具を作成する職人。主に学園都市内部にある言霊具職人のギルドを取りまとめる地位にいる。
他、学園都市を始めとした様々な集落・町の間に通るライフラインの管理も行っており、喪失帯中に顔が効く凄まじいコネクションを持つ。
一見すると少女のような幼い姿をしているが、その正体は今から100年近く前にアレイスター・クロウリーと共に人類を言霊の支配から解き放った『始まりの四賢人』の1人。
通称「"救世"のクリスティア」と呼ばれており、彼女の過去を知る者は少なくない。が、彼女は当時の事を周囲の人間にはあまり話したがらない。
その為彼女の弟子や家族であるヴィクティなどからは「昔凄い人だったんだろうけどどう凄かった人なのかは分からない」という認識。
実年齢もそれ相応に高いため、口調が非常に年寄り臭い。
学園都市や銀の星に関する抗争などでは、基本的にどちらにも協力せずに中立の立場にある。
彼女は学園都市内部に店を構えてこそいるが、これは学園都市の設立者であるコラプスの監視の為であり、協力するためではない。
だがこれは、過去にあった彼女の後悔から目を背けていた事こそが本来の理由であり、それは彼女自身も理解していた。
理解しながらもどうすれば分からずに動けずにいたが、家族として育てたヴィクティが戦禍に巻き込まれ始めた事で発起。
始まりの4人の一員として、言霊具職人の最古参として、何よりヴィクティの家族として、戦いに身を投じていく。
言霊を道具に宿した礼装、言霊具を作成する職人。主に学園都市内部にある言霊具職人のギルドを取りまとめる地位にいる。
他、学園都市を始めとした様々な集落・町の間に通るライフラインの管理も行っており、喪失帯中に顔が効く凄まじいコネクションを持つ。
一見すると少女のような幼い姿をしているが、その正体は今から100年近く前にアレイスター・クロウリーと共に人類を言霊の支配から解き放った『始まりの四賢人』の1人。
通称「"救世"のクリスティア」と呼ばれており、彼女の過去を知る者は少なくない。が、彼女は当時の事を周囲の人間にはあまり話したがらない。
その為彼女の弟子や家族であるヴィクティなどからは「昔凄い人だったんだろうけどどう凄かった人なのかは分からない」という認識。
実年齢もそれ相応に高いため、口調が非常に年寄り臭い。
学園都市や銀の星に関する抗争などでは、基本的にどちらにも協力せずに中立の立場にある。
彼女は学園都市内部に店を構えてこそいるが、これは学園都市の設立者であるコラプスの監視の為であり、協力するためではない。
だがこれは、過去にあった彼女の後悔から目を背けていた事こそが本来の理由であり、それは彼女自身も理解していた。
理解しながらもどうすれば分からずに動けずにいたが、家族として育てたヴィクティが戦禍に巻き込まれ始めた事で発起。
始まりの4人の一員として、言霊具職人の最古参として、何よりヴィクティの家族として、戦いに身を投じていく。
彼女がかつて、"恐怖"の言霊により完膚なきまでに破壊された自身の肉体全てを捧げて契約をした言霊。
召喚獣として召喚する際は、彼女がこの世で最も希少と考える存在、即ち『宝石』の如き優雅な姿を取り降霊する。
本来エノキアン・アエティールには存在しない──────正確には、存在はしても体系化されていない概念に、彼女が名付けて契約をしたもの。
"恐怖"の言霊との戦闘中、偶然外側の世界と繋がる「虚孔」に接触したことで、エントロピーの概念について理解し、そのまま契約へと至った。
「虚孔」接触を経ての言霊の契約は、このように契約した自身しか知らない概念を言霊として契約できるので、情報戦において多大なアドバンテージとなる。
戦闘において使用しても、言霊の開示を行ったとしても、その概念を知っているのが契約した当人のみであるため、対策を練るのに長い時間を要するためだ。
そのため「虚孔」に接触し新たな言霊や概念を知る事を狙う学園都市や銀の星の人間が後を絶たないが、基本的に無残な姿と成り果てる。
彼女の場合、元々死にかけだった点が1つと、優れた魔術の要素を持った肉体そのものを捧げるという"契約"を行ったために契約を成立できた。
エントロピーの言霊の持つ能力は多岐にわたるが、彼女が好んで使用するのは「情報エントロピーの飽和」である。
例えば、「炎」という言霊があったとしよう。炎という言葉には様々な意味が存在し、同時にその形も無数に在り得る。
その言霊が、常にライターと同程度の着火量という結果しか生み出さないのならば、それは情報エントロピーが少ない事を意味する。
だがもし、それがコンロから山火事に至るまで多様な結果へと等価に分岐させられるのならば、情報エントロピーが多いという意味になる。
彼女はこの、言霊の内部にある情報量を自在に飽和させる事ができる。端的に言えば、契約した術者と言霊に交された契約の間に割り込む事が可能なのである。
これにより情報エントロピーが飽和された言霊は、術者が望む結果へと辿り着くことが困難になる。何故なら、その言霊が宿す意味が"飽和"するためである。
術者はその膨れ上がった言霊の持つ意味の中から己の望む結果を探し出さなくてはならなくなり、最終的に計算機能がパンクして何も結果が出せなくなる。
言霊を力の源とする召喚獣、契約者、言霊具。これら全てに対して特攻を持つ事が出来る恐るべき能力である。
だが当然、弱点も存在する。
言霊の持つ情報量を飽和させるという事は、逆に言えば相手の選択肢を増やすという事。
相手がそれらを処理しきれなければ有利に立てるが、逆にその飽和した可能性全てを捌ききれるほどに強い意志や言霊への理解を持つ存在が相手となれば逆に不利となる。
同時に、言霊そのものが意志を持ち戦闘を行う精霊や精霊人種、あるいは言霊そのものと融和しているほどに親和性の高い契約者が相手になると情報量の飽和自体が意味をなさない。
何故なら情報量が飽和した所で、精霊などはその存在そのものが情報であるため、どれだけ飽和させたところでそれを処理しきる能力が最初から備わっているためだ。
逆に相性がいい相手は、言霊具に頼り戦う人間。言霊具は言霊を組み合わせて結果を生み出す物も多く、そういった言霊具は契約が1つ崩れれば全て崩壊する。
彼女は言霊具作成のスペシャリストであるため、そういった急所たる言霊を即座に理解し、その言霊の情報量を瞬時に飽和させる事が出来る。
召喚獣として召喚する際は、彼女がこの世で最も希少と考える存在、即ち『宝石』の如き優雅な姿を取り降霊する。
本来エノキアン・アエティールには存在しない──────正確には、存在はしても体系化されていない概念に、彼女が名付けて契約をしたもの。
"恐怖"の言霊との戦闘中、偶然外側の世界と繋がる「虚孔」に接触したことで、エントロピーの概念について理解し、そのまま契約へと至った。
「虚孔」接触を経ての言霊の契約は、このように契約した自身しか知らない概念を言霊として契約できるので、情報戦において多大なアドバンテージとなる。
戦闘において使用しても、言霊の開示を行ったとしても、その概念を知っているのが契約した当人のみであるため、対策を練るのに長い時間を要するためだ。
そのため「虚孔」に接触し新たな言霊や概念を知る事を狙う学園都市や銀の星の人間が後を絶たないが、基本的に無残な姿と成り果てる。
彼女の場合、元々死にかけだった点が1つと、優れた魔術の要素を持った肉体そのものを捧げるという"契約"を行ったために契約を成立できた。
エントロピーの言霊の持つ能力は多岐にわたるが、彼女が好んで使用するのは「情報エントロピーの飽和」である。
例えば、「炎」という言霊があったとしよう。炎という言葉には様々な意味が存在し、同時にその形も無数に在り得る。
その言霊が、常にライターと同程度の着火量という結果しか生み出さないのならば、それは情報エントロピーが少ない事を意味する。
だがもし、それがコンロから山火事に至るまで多様な結果へと等価に分岐させられるのならば、情報エントロピーが多いという意味になる。
彼女はこの、言霊の内部にある情報量を自在に飽和させる事ができる。端的に言えば、契約した術者と言霊に交された契約の間に割り込む事が可能なのである。
これにより情報エントロピーが飽和された言霊は、術者が望む結果へと辿り着くことが困難になる。何故なら、その言霊が宿す意味が"飽和"するためである。
術者はその膨れ上がった言霊の持つ意味の中から己の望む結果を探し出さなくてはならなくなり、最終的に計算機能がパンクして何も結果が出せなくなる。
言霊を力の源とする召喚獣、契約者、言霊具。これら全てに対して特攻を持つ事が出来る恐るべき能力である。
だが当然、弱点も存在する。
言霊の持つ情報量を飽和させるという事は、逆に言えば相手の選択肢を増やすという事。
相手がそれらを処理しきれなければ有利に立てるが、逆にその飽和した可能性全てを捌ききれるほどに強い意志や言霊への理解を持つ存在が相手となれば逆に不利となる。
同時に、言霊そのものが意志を持ち戦闘を行う精霊や精霊人種、あるいは言霊そのものと融和しているほどに親和性の高い契約者が相手になると情報量の飽和自体が意味をなさない。
何故なら情報量が飽和した所で、精霊などはその存在そのものが情報であるため、どれだけ飽和させたところでそれを処理しきる能力が最初から備わっているためだ。
逆に相性がいい相手は、言霊具に頼り戦う人間。言霊具は言霊を組み合わせて結果を生み出す物も多く、そういった言霊具は契約が1つ崩れれば全て崩壊する。
彼女は言霊具作成のスペシャリストであるため、そういった急所たる言霊を即座に理解し、その言霊の情報量を瞬時に飽和させる事が出来る。
"恐怖"の言霊との戦闘によって破壊された肉体の代わりに作り出した新しい肉体。
魔術により人工的に創り出された肉体に「クリスティア・トランスロード」という人間の名前を宿す事で人間的な質感や動作を再現している。
彼女が"恐怖"の言霊との戦闘時、その全身に苦痛という苦痛を受けた事で魂と感情の本質を掴んだ事で至る事が出来た、限りなく不死に近い技法。
人間はその全てが例外なく、個人としての名前を持つ。その名前に個人の人格や能力を付与することが出来たならば、それは肉体が滅びても生き続ける事を意味する。
彼女自身、最初はそこまでする気はなかったのだが、自分が死んでしまえば残されたアレイスターやコラプスがどうなるか不安だったため、ぶっつけ本番で行った。
そのため言霊具作成の天才である彼女に珍しく、この躯体に限り非常に不安定でいつ彼女という言霊が躯体から剥離する=機能停止するかは分からない。
基本的にメンテナンスと定期的なチェックは欠かせていないが、いつ機能停止しても良いように弟子たちを常に育成している。
魔術により人工的に創り出された肉体に「クリスティア・トランスロード」という人間の名前を宿す事で人間的な質感や動作を再現している。
彼女が"恐怖"の言霊との戦闘時、その全身に苦痛という苦痛を受けた事で魂と感情の本質を掴んだ事で至る事が出来た、限りなく不死に近い技法。
人間はその全てが例外なく、個人としての名前を持つ。その名前に個人の人格や能力を付与することが出来たならば、それは肉体が滅びても生き続ける事を意味する。
彼女自身、最初はそこまでする気はなかったのだが、自分が死んでしまえば残されたアレイスターやコラプスがどうなるか不安だったため、ぶっつけ本番で行った。
そのため言霊具作成の天才である彼女に珍しく、この躯体に限り非常に不安定でいつ彼女という言霊が躯体から剥離する=機能停止するかは分からない。
基本的にメンテナンスと定期的なチェックは欠かせていないが、いつ機能停止しても良いように弟子たちを常に育成している。
はちゃめちゃに派手で華美な装飾が所狭しと散りばめられた仮面。
だが『名無し』の言霊が宿っており、被った人間の正体を見る者に認識させなくするという能力を持つ。
学園都市に囚われたヴィクティを救出する際に短時間で作成。牢獄に侵入する際に用いて、自分を「クリスティア・トランスロード」と認識させずに警備員と戦闘を行った。
だがコラプスを始めとした交流の深い相手には見破られる模様。華美な装飾のせいで見破られるとすさまじく恥ずかしいという副作用がある。
だが『名無し』の言霊が宿っており、被った人間の正体を見る者に認識させなくするという能力を持つ。
学園都市に囚われたヴィクティを救出する際に短時間で作成。牢獄に侵入する際に用いて、自分を「クリスティア・トランスロード」と認識させずに警備員と戦闘を行った。
だがコラプスを始めとした交流の深い相手には見破られる模様。華美な装飾のせいで見破られるとすさまじく恥ずかしいという副作用がある。
異邦人が残した技術の1つ、銃を彼女なりの理解と解釈でアレンジした武器。
筒の中に『炎』の言霊が宿っており、それに"意志"を装填することで炎を銃弾として放つ事が出来る。
長距離を攻撃することができる上に、消費する"意志"も少ないためコスパがよく、彼女も良く愛用する。
筒の中に『炎』の言霊が宿っており、それに"意志"を装填することで炎を銃弾として放つ事が出来る。
長距離を攻撃することができる上に、消費する"意志"も少ないためコスパがよく、彼女も良く愛用する。
彼女が本気を出して戦闘する場合に倉庫の奥から引っ張り出す決戦礼装。
光の屈折を司り、敵に対して自分の距離を錯覚させたり、光を収束させて攻撃や目晦ましなどに使用する。
最終兵器として、周囲に存在する太陽光全てを収束させて超高熱のレーザーとして放つという術式があるのだが、それには莫大な"意志"を消費するため現在は使用できない。
最悪の場合、現在の彼女の躯体が機能停止する可能性があるほどの意思を消費するため、恐らく次に日の目を見る時は彼女が死を覚悟した時の戦いであろう。
光の屈折を司り、敵に対して自分の距離を錯覚させたり、光を収束させて攻撃や目晦ましなどに使用する。
最終兵器として、周囲に存在する太陽光全てを収束させて超高熱のレーザーとして放つという術式があるのだが、それには莫大な"意志"を消費するため現在は使用できない。
最悪の場合、現在の彼女の躯体が機能停止する可能性があるほどの意思を消費するため、恐らく次に日の目を見る時は彼女が死を覚悟した時の戦いであろう。
飄々としながら周囲を煙に巻く性格。
だがその実、人並み以上に責任を感じやすい性格。飄々として子供らしくあろうとしているのは、自由を求めているから。
表面上では自由なように振舞おうとしているが、かつて共に言霊の支配を撃ち破った仲間たちが袂を分かち、ぶつかり合っている現実に心を痛めている。
同時に、何故止められなかったのだろうという自己嫌悪と責任感が彼女の心の中に根を張り続けており、その責任感を忘れたいというかのように言霊具の研究に没頭する。
総じていえば、過去に雁字搦めになりながらもそれから目を背け、しかしそれでも逃げ切る事が出来ずに苦しんでいるという状態にあった。
だがそれも、8年前にあった戦争までの話し。
本編より8年前、学園都市内部にいた彼女は銀の星との戦争を目の当たりにした。
自分が止める事の出来なかったアレイスターとコラプスの(正確には、彼らの意思を継いだ団体同士による)戦争。
彼女はその現実に多大な責任感を感じ、どうすれば罪を償えるのかばかりを考えていた。
戦禍にある中、彼女は後に彼女の家族となる孤児、レイダとヴィクティと出会う。
そして彼女は気付いた。過去を向いて何も行動しないばかりでは、今を生きる子供たちが生きる未来まで喪われてしまう、と。
ならば既に大仕事を終えた自分が出来る事は、少しでも多くの事を後世を生きる子供たちに残すべきだ、と考え、迷うだけだった過去の自分にケリをつけた。
そうして8年という月日の間で、言霊との契約による召喚獣の召喚が不得意な人々を集め、言霊具作成の技術を教える「言霊具職人ギルド」を作成。
職人同士のネットワークも作成し、自分の持ち得る技術や遠い地方とのライフラインを形成。普遍的に人々が技術を提供されるように整えた。
こういった過去もあり、基本的に「何を残せるか」を重視する傾向にある性格をしている。
後悔こそあるが、それにより歩みを止めるような事はしない。過去も見るが、それ以上に今と未来を見据えている。
そのような信条は娘であるヴィクティ・トランスロードにも強く受け継がれており、やがてその教えが世界の命運を分かつ事となる。
だがその実、人並み以上に責任を感じやすい性格。飄々として子供らしくあろうとしているのは、自由を求めているから。
表面上では自由なように振舞おうとしているが、かつて共に言霊の支配を撃ち破った仲間たちが袂を分かち、ぶつかり合っている現実に心を痛めている。
同時に、何故止められなかったのだろうという自己嫌悪と責任感が彼女の心の中に根を張り続けており、その責任感を忘れたいというかのように言霊具の研究に没頭する。
総じていえば、過去に雁字搦めになりながらもそれから目を背け、しかしそれでも逃げ切る事が出来ずに苦しんでいるという状態にあった。
だがそれも、8年前にあった戦争までの話し。
本編より8年前、学園都市内部にいた彼女は銀の星との戦争を目の当たりにした。
自分が止める事の出来なかったアレイスターとコラプスの(正確には、彼らの意思を継いだ団体同士による)戦争。
彼女はその現実に多大な責任感を感じ、どうすれば罪を償えるのかばかりを考えていた。
戦禍にある中、彼女は後に彼女の家族となる孤児、レイダとヴィクティと出会う。
そして彼女は気付いた。過去を向いて何も行動しないばかりでは、今を生きる子供たちが生きる未来まで喪われてしまう、と。
ならば既に大仕事を終えた自分が出来る事は、少しでも多くの事を後世を生きる子供たちに残すべきだ、と考え、迷うだけだった過去の自分にケリをつけた。
そうして8年という月日の間で、言霊との契約による召喚獣の召喚が不得意な人々を集め、言霊具作成の技術を教える「言霊具職人ギルド」を作成。
職人同士のネットワークも作成し、自分の持ち得る技術や遠い地方とのライフラインを形成。普遍的に人々が技術を提供されるように整えた。
こういった過去もあり、基本的に「何を残せるか」を重視する傾向にある性格をしている。
後悔こそあるが、それにより歩みを止めるような事はしない。過去も見るが、それ以上に今と未来を見据えている。
そのような信条は娘であるヴィクティ・トランスロードにも強く受け継がれており、やがてその教えが世界の命運を分かつ事となる。
基本的に、誰かの前に進むための架け橋になれればそれでいいと考えている。
既に"恐怖"との戦闘によって死にかけた身であり、生きられている今はほんの偶然得られたロスタイムのようなもの、という認識である。
だからこそ、この残された時間で自分より後に生きる人々に対して、彼らを支えたり、背中を押したり出来たのならば、それに勝る喜びはないと考えている。
既に自分たちの役割は終わった物という思考が一貫してあり、それは言葉の端々に見え隠れしている。
既に"恐怖"との戦闘によって死にかけた身であり、生きられている今はほんの偶然得られたロスタイムのようなもの、という認識である。
だからこそ、この残された時間で自分より後に生きる人々に対して、彼らを支えたり、背中を押したり出来たのならば、それに勝る喜びはないと考えている。
既に自分たちの役割は終わった物という思考が一貫してあり、それは言葉の端々に見え隠れしている。
偉大なる先達。彼女はエノキアン・アエティールにおいて、人々の口伝に残された伝説の人物たち「伝道者」の存在を知っている。
それが彼女の住む世界とは異なる世界の英雄たちだという事はなんとなく知っているが、具体的にそれらがサーヴァントと呼ばれる存在であるとは知っていない。
だが彼らの伝承や名前を頼りとして使い魔として召喚するという術は、彼女に対して「個人名を言霊とする」という術を思いつくヒントとなった。
それが彼女の住む世界とは異なる世界の英雄たちだという事はなんとなく知っているが、具体的にそれらがサーヴァントと呼ばれる存在であるとは知っていない。
だが彼らの伝承や名前を頼りとして使い魔として召喚するという術は、彼女に対して「個人名を言霊とする」という術を思いつくヒントとなった。
アレイスター・クロウリー〔喪失帯〕
かつて、共に人類の為に戦い、そしてその後姿をくらました仲間。
死んだことは知っていたが、近年「銀の星」にて伝道者として蘇り、学園都市を攻める計画を立てていると知り、何とかその真意を知ろうとしている。
だが彼女は、アレイスターが自分たちのいる場である学園都市を攻めようとしているこの状況下でも、アレイスターはかつての仲間だと信じている。
「あいつ、不器用だから……。どうせ何かあるんでしょ。だったら、その"何か"の為に力を貸すのが、旧友の勤めよ」
コラプス・メーテイン
かつて、共に人類の為に戦い、そしてその後学園都市を立ち上げた仲間。
彼が人々に召喚獣使役の術を教える為の学舎を立ち上げると言った際には、様々な点でサポートをした過去がある。
だが次第にエスカレートするその力への渇望に対して、最終的には袂を分けたという過去があり、それが彼女の1つの後悔になっている。
何故コラプスがそこまで思い詰めたのか理解できず、何も力になれない自分の存在を非常に心苦しく感じている。
「言葉にしなくちゃ……何も伝わらないじゃない……! どうして1人で抱え込むのよ……!!」
ヴィクティ・トランスロード、レイダ・トランスロード
可愛い家族。初めは後悔を誤魔化す為だけの贖罪として拾い、そして育て上げた。
だが育てるうちに、こういった幼い子供たちの為に自分が出来る事はなんだろうと考え、やがて自分の技術を後に託すために行動をするようになる。
その為彼らと過ごした8年間は非常に充実していると同時に、いつか来る自分の終わりを受け入れる為の準備期間にもなった。
ある意味ではクリスティア・トランスロードという1人の人物を変えてくれた出会いとも言える。
「貴方たちがいなかったら、私はずっと、後悔を引きづり続けてたかもしれない……ありがとう」
かつて、共に人類の為に戦い、そしてその後姿をくらました仲間。
死んだことは知っていたが、近年「銀の星」にて伝道者として蘇り、学園都市を攻める計画を立てていると知り、何とかその真意を知ろうとしている。
だが彼女は、アレイスターが自分たちのいる場である学園都市を攻めようとしているこの状況下でも、アレイスターはかつての仲間だと信じている。
「あいつ、不器用だから……。どうせ何かあるんでしょ。だったら、その"何か"の為に力を貸すのが、旧友の勤めよ」
コラプス・メーテイン
かつて、共に人類の為に戦い、そしてその後学園都市を立ち上げた仲間。
彼が人々に召喚獣使役の術を教える為の学舎を立ち上げると言った際には、様々な点でサポートをした過去がある。
だが次第にエスカレートするその力への渇望に対して、最終的には袂を分けたという過去があり、それが彼女の1つの後悔になっている。
何故コラプスがそこまで思い詰めたのか理解できず、何も力になれない自分の存在を非常に心苦しく感じている。
「言葉にしなくちゃ……何も伝わらないじゃない……! どうして1人で抱え込むのよ……!!」
ヴィクティ・トランスロード、レイダ・トランスロード
可愛い家族。初めは後悔を誤魔化す為だけの贖罪として拾い、そして育て上げた。
だが育てるうちに、こういった幼い子供たちの為に自分が出来る事はなんだろうと考え、やがて自分の技術を後に託すために行動をするようになる。
その為彼らと過ごした8年間は非常に充実していると同時に、いつか来る自分の終わりを受け入れる為の準備期間にもなった。
ある意味ではクリスティア・トランスロードという1人の人物を変えてくれた出会いとも言える。
「貴方たちがいなかったら、私はずっと、後悔を引きづり続けてたかもしれない……ありがとう」
「初めまして、になるかしら? 言霊具職人、クリスティア・トランスロードよ。
ここいらの言霊具職人のギルドは私が取り仕切ってるわ。何か揉め事起こすって言うんなら、私に筋通して下さらない?
私が一言言えば、貴方のおうちにある言霊具、全部使用不能にしてあげられるのよ? どうする?」
「はぁーい、ここで頼りになる可憐な美少女ちゃんの登場でーっす!
……何よその顔。私じゃ頼りにならないって言う訳? 違う? ポージングが無理してる感満載!?
言ってくれるわねぇ! ……ってそういうの言いたかったわけじゃないの。ごほん」
「人ってさ、他の動物と違って、言葉を話して明確な意思疎通が出来る。それは私、特別な事だと思ってる。
だからね? 私、それをもっと最大限に生かすべきだと思うんだ。せっかく言葉があるんだから、もっと話し合いたい、って思わない?
だって勿体ないじゃない! 通じ合える手段があるのに、話せないなんて……。──────それで、事が手遅れになるような事は、もう私は、嫌だから。
ヴィクティ、辛い事があったら、いつでも打ち明けて。私は貴方の味方だから……」
「身体の痛みなんていくらでも耐えられる……! あの子たちの苦しみに比べればね!
心はね……1度壊れたらもう戻れないのよ! それをアンタは壊そうとした!! 絶対に許さない!!!」
「面白いジョークじゃない。何? 私に敵うと思ってるの?
ま、確かにロートルだもんねぇ。今は確かに、私たちの時代じゃないかもしれない。
けどね。アンタみたいな甘ちゃんに負けるほど衰えてないわよ? ──────教えてあげる。この世界はね、覚悟が出来てる奴ほど強いのよ」
「私はいつでも死ぬ覚悟は出来ている。
あの子たちに全てを託す用意も出来てるし、いつだって悔いを残さないように必死で生きてる。
アナタみたいに、死を前にして喚くのとは大違いだわ。自分が人を傷つけるのをさんざ楽しんで、自分の番になったら恐怖するの?
とんだお笑い種だわ。死んで償いなさい。貴方の罪は、それだけ重いのだから」
ここいらの言霊具職人のギルドは私が取り仕切ってるわ。何か揉め事起こすって言うんなら、私に筋通して下さらない?
私が一言言えば、貴方のおうちにある言霊具、全部使用不能にしてあげられるのよ? どうする?」
「はぁーい、ここで頼りになる可憐な美少女ちゃんの登場でーっす!
……何よその顔。私じゃ頼りにならないって言う訳? 違う? ポージングが無理してる感満載!?
言ってくれるわねぇ! ……ってそういうの言いたかったわけじゃないの。ごほん」
「人ってさ、他の動物と違って、言葉を話して明確な意思疎通が出来る。それは私、特別な事だと思ってる。
だからね? 私、それをもっと最大限に生かすべきだと思うんだ。せっかく言葉があるんだから、もっと話し合いたい、って思わない?
だって勿体ないじゃない! 通じ合える手段があるのに、話せないなんて……。──────それで、事が手遅れになるような事は、もう私は、嫌だから。
ヴィクティ、辛い事があったら、いつでも打ち明けて。私は貴方の味方だから……」
「身体の痛みなんていくらでも耐えられる……! あの子たちの苦しみに比べればね!
心はね……1度壊れたらもう戻れないのよ! それをアンタは壊そうとした!! 絶対に許さない!!!」
「面白いジョークじゃない。何? 私に敵うと思ってるの?
ま、確かにロートルだもんねぇ。今は確かに、私たちの時代じゃないかもしれない。
けどね。アンタみたいな甘ちゃんに負けるほど衰えてないわよ? ──────教えてあげる。この世界はね、覚悟が出来てる奴ほど強いのよ」
「私はいつでも死ぬ覚悟は出来ている。
あの子たちに全てを託す用意も出来てるし、いつだって悔いを残さないように必死で生きてる。
アナタみたいに、死を前にして喚くのとは大違いだわ。自分が人を傷つけるのをさんざ楽しんで、自分の番になったら恐怖するの?
とんだお笑い種だわ。死んで償いなさい。貴方の罪は、それだけ重いのだから」
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