kagemiya@ふたば

【元ネタ】詠春拳の伝承
【CLASS】ランサー
【真名】厳詠春（げんえいしゅん）
【性別】女
【身長・体重】161cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力：D　耐久：C　敏捷：B+　魔力：E　幸運：B　宝具：-

魔術に対する守り。少林寺の法師から教えを受けたことから平均より高めの対魔力を保有している。

中華の合理。詠春拳の創始者として、最高ランクを保有している。

ワンインチ・パンチ。
詠春拳は狭い地形・間合での戦闘を想定して構築された拳法であり、
体を動かせる空間的余裕がなくても威力ある打撃を放つために考案されたのが寸勁である。身体全体で発力するこの技巧は、拳のみならず、武器を使った戦闘でも応用できる。
後のブルース・リーは、この技を極めた者として知られている。

修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。

ランク：─ 種別：対人奥義 レンジ：1〜10 最大捕捉：5人
詠春拳の秘伝である棒術。動きは素樸単純、最速で戦いを終わらせるように心かけている。『棍無双響』という、この棒術を形容する言葉の通り、一度相手の武器を捌けることができれば（“ぶつかる音が一回だけ”）、次の攻撃は必ず命中するようになっている。
本来ならこれは厳より少し後の時代で編み出されたものだが、その下地となるのは少林寺棒術と詠春拳なので、
厳が使えるのも当然──より精確的に言うと、使っているのは六点半棍に極めて似ている何かである。

3メートルほどの棍棒。
決まった長さはないが、詠春拳の場合は3メートルである。

詠春拳の主要兵器となる、包丁に似た双刀。棍棒と違って完全に殺すための武器であるため、基本は使われない。

中国武術の一派・詠春拳の創始者とされる女性。
もともとは四川に暮らす豆腐屋の娘だった。15歳の時、地方の成金が彼女の美貌に惹かれて無理矢理娶ろうとしたが、
少林寺の法師である五枚尼姑から武術の手ほどきを受け、完全交渉（物理）を持って成金を退治したという。
その後、武術を夫の梁に伝授し、梁がさらにそれを弟子に伝えていくのが、詠春拳の始まりだと言われる。

お転婆な、おさげの少女。
動き易い格好を好み、清の時代で流行ってた纏足もしていない。
顔立ちこそいいが、如何せん学のない村娘なので、気品も女っぽさもやや不足しているが、人懐こくてほがらか。
小市民らしい正義感と倫理観を持つ。自分に武術を教えた五枚尼姑を尊敬していて、
仏法に詳しくなくても時々“御仏様が〜”を口にしている。
仏教的に殺生はご法度なので、詠春拳の十八番である八斬刀は練習以外、人に対しては使わないようにしている。
商人としての夫の人脈のおかげで演劇を観る機会が多くあった。聖杯に託す願いも、現代の劇を最高の環境下で飽きるまで観たいという。

好きなもの：武術、演劇
嫌いなもの：乱暴な男

ブルース・リー：百数年後、自分の拳法を受け継いた男。でも乱暴そうなのであまり好きじゃない。あとぶっちゃけ自分より強そう。

一人称：あたい 二人称：あんた 三人称：あいつ

「こんにちは、マスターさん！あたいは厳詠春っていうの。腕っぷしに自信があるから、どんどん頼っちゃいなさいな」
「引っ掛けてーぶん殴るっ！」
「刀類はダメだってば。御仏様的にNG！なんだよ」
「あたたたたたたー！」
「筋肉が全てじゃないの。的確なところに的確な力を込めて打てば…とぅ！
　この通り！ね？簡単に倒せるでしょ？」
「オペラ、ミュージカル、歌舞伎、ショートコント、映画…！
　この時代の演劇って多種多様なのね！
　ああ、お師匠様に分身の術を教えてもらっとけばよかった…！」

少林寺の人から教えを受けたから、
エセ仏法少女の成分を濃くするためにちょっと間違った仏教の格言を言わせようと思ったら仏教の格言あまり知らないでござる。