最終更新:ID:l9ZrbO02BA 2021年05月03日(月) 23:18:37履歴
【元ネタ】史実
【CLASS】ディセイバー
【マスター】
【真名】御船千鶴子
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女
【身長・体重】148cm・39kg
【肌色】東洋人 【髪色】黒 【瞳色】黄
【スリーサイズ】81・54・76
【外見・容姿】袖の広い着物を着た、表情に幼さの残る若い女。
【地域】日本・熊本
【年代】1886年〜1911年
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:D 宝具:C
【CLASS】ディセイバー
【マスター】
【真名】御船千鶴子
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女
【身長・体重】148cm・39kg
【肌色】東洋人 【髪色】黒 【瞳色】黄
【スリーサイズ】81・54・76
【外見・容姿】袖の広い着物を着た、表情に幼さの残る若い女。
【地域】日本・熊本
【年代】1886年〜1911年
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:D 宝具:C
話術、扇動の派生スキルであり、言動を以て他者を欺き思うがままに従わせる技術。
言葉の巧みさではなく「拙さ」を以て相手を欺くスキル。Eランクではその立ち振舞いの拙さを逆手に取り、相手の心に隙を生み出す。
ディセイバーは、生前自らの千里眼を複数の学者の前で披露する実験を幾度も行なったが、そのほとんどは失敗、あるいは実験条件の正確性に疑問が残るものであった。
にも関わらず学者たちは、『女性のやることであるのだから』『精神が集中できていないからであろう』とディセイバーを糾弾することはなかった。これはディセイバーに多大なる信頼があったから、ではなく。そもそもディセイバーの千里眼を科学現象として考えるには、あまりにもメンタリティに依る部分が
多すぎて、物理学者たちがまともに取り合わなかったゆえのものである。
極端な言い方をすれば、子供のままごとの目くじらを立てる者がいないのと同じこと。
ディセイバーは自らの能力の、【説得力の無さ】を武器に相手の寛容さを引き出す。
とはいえ詰まる所、彼女が他者を騙しうるのは、対象に彼女の詐称を見破ろうという気概がない場合の話である。
己を信じてくれる者、己を軽く扱う者。それらとは異なる、疑念の心を持ちながらも正面から相対する者には通用しない。
言葉の巧みさではなく「拙さ」を以て相手を欺くスキル。Eランクではその立ち振舞いの拙さを逆手に取り、相手の心に隙を生み出す。
ディセイバーは、生前自らの千里眼を複数の学者の前で披露する実験を幾度も行なったが、そのほとんどは失敗、あるいは実験条件の正確性に疑問が残るものであった。
にも関わらず学者たちは、『女性のやることであるのだから』『精神が集中できていないからであろう』とディセイバーを糾弾することはなかった。これはディセイバーに多大なる信頼があったから、ではなく。そもそもディセイバーの千里眼を科学現象として考えるには、あまりにもメンタリティに依る部分が
多すぎて、物理学者たちがまともに取り合わなかったゆえのものである。
極端な言い方をすれば、子供のままごとの目くじらを立てる者がいないのと同じこと。
ディセイバーは自らの能力の、【説得力の無さ】を武器に相手の寛容さを引き出す。
とはいえ詰まる所、彼女が他者を騙しうるのは、対象に彼女の詐称を見破ろうという気概がない場合の話である。
己を信じてくれる者、己を軽く扱う者。それらとは異なる、疑念の心を持ちながらも正面から相対する者には通用しない。
固有のスキルと言うよりは、ディセイバーというクラス自体に与えられる「宝具」に近い。
史実または物語に於いて、当人が成し遂げた「物事」の規模をランクとして算出し、クラススキルへと当て嵌める。
ディセイバーは、生前己の千里眼を証明する実験に於いて、鉛筒を用いた。
それは水道管などに使われる、鉛でできた筒を切り取り潰して、長方形の封筒のような形に成型し、その中に文字を書き込んだ紙片を投入。そして入れ口の部分を半田で塞ぐことで、中身を完全に密閉するという道具だった。
ディセイバーは、完全に封じられた鉛筒の中身を言い当てることができなかったが、学者に半田付けをしないよう頼んだり、すでに中身を認知している別の鉛筒と交換することで、無理やり文字の内容を言い当てた。
サーヴァントとしてのこのスキルは、上述したような、話術と詐術を再現するものではなく、物理的に強引に鉛筒をこじ開ける筋力を手にするという、ディセイバーにあるまじきものとなっている。
鉛筒の中身を知るために手段を選ばなかったディセイバーは、サーヴァントとして、最も容易な方法で内容物を確認する。
曲がりなりにも英霊として、最低ステータスを保証するためのスキル。
史実または物語に於いて、当人が成し遂げた「物事」の規模をランクとして算出し、クラススキルへと当て嵌める。
ディセイバーは、生前己の千里眼を証明する実験に於いて、鉛筒を用いた。
それは水道管などに使われる、鉛でできた筒を切り取り潰して、長方形の封筒のような形に成型し、その中に文字を書き込んだ紙片を投入。そして入れ口の部分を半田で塞ぐことで、中身を完全に密閉するという道具だった。
ディセイバーは、完全に封じられた鉛筒の中身を言い当てることができなかったが、学者に半田付けをしないよう頼んだり、すでに中身を認知している別の鉛筒と交換することで、無理やり文字の内容を言い当てた。
サーヴァントとしてのこのスキルは、上述したような、話術と詐術を再現するものではなく、物理的に強引に鉛筒をこじ開ける筋力を手にするという、ディセイバーにあるまじきものとなっている。
鉛筒の中身を知るために手段を選ばなかったディセイバーは、サーヴァントとして、最も容易な方法で内容物を確認する。
曲がりなりにも英霊として、最低ステータスを保証するためのスキル。
見えないものを見る眼。肉眼には捉えられないほど遠方にあるものを見通し、遮蔽物に覆われたものを透視する。果てには未来や過去、人心までをも覗き見る神の視座。あるいはそれを使用する権限。
ディセイバーの千里眼は欺瞞と詐称によって得た偽りの特権であるため、万能の視点からは程遠い。
超能力のチャンネルに当てはめるならば透視。覗ける対象は、薄い金属の向こうが限度となる。
ディセイバーの千里眼は欺瞞と詐称によって得た偽りの特権であるため、万能の視点からは程遠い。
超能力のチャンネルに当てはめるならば透視。覗ける対象は、薄い金属の向こうが限度となる。
傷病を治す技術。
千鶴子の父は漢方を用いる医者であり、その娘である千鶴子も医療の心得がある。
だが千鶴子が行なっていたのは、もっぱら千里眼による病の診断という、異能を駆使したスピリチュアルなものであった。千里眼によって判明した病に合った治療こそすれ、治療の際は常に父親その他の付き添い人がいて、千鶴子自身が純粋な医療技術そのものに長けていたという話は見られない。
当スキルはあくまで、千里眼と併用することで真価を発揮するスキルとなっている。
千鶴子の父は漢方を用いる医者であり、その娘である千鶴子も医療の心得がある。
だが千鶴子が行なっていたのは、もっぱら千里眼による病の診断という、異能を駆使したスピリチュアルなものであった。千里眼によって判明した病に合った治療こそすれ、治療の際は常に父親その他の付き添い人がいて、千鶴子自身が純粋な医療技術そのものに長けていたという話は見られない。
当スキルはあくまで、千里眼と併用することで真価を発揮するスキルとなっている。
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1最大捕捉:1
運命知覚宝具。
自身の取る行動によって起こりうる未来を幻視し、そこで掴みとる情報を覗き見る権能。
分類としては測定に近いが、複数の未来を一瞬のうちに読み取れる点において他の超能力者とは一線を画す。
彼女にとって未来とは、常にその眼に写っている現実であり、一度歩んだ後に『無かったこと』にしてしまえるものに過ぎない。あまりにも正確な未来視は、実際の『今』となんら変わりなく、彼女の心に感情を、脳に記憶を、肉体に感触を刻み込む。
未来を観るという感覚ではなく、未来を歩んだ別世界の自分を追体験するといったイメージ。
未来を今として認識し、今を過去として捉える。いわば精神だけの未来旅行。
体感できる未来は、おおよそ10分ほど先まで。ゆえに彼女は10分の間に可能なありとあらゆることを行い、最良の10分後に辿り着けると判断した未来をなぞって行動する。
側から見れば、未来視による先読みからなる効率的な動きを取っているように見えるが、彼女自身からすれば、10分の範囲で何度も時間を巻き戻して、やり直しを繰り返してるのと同義である。
ゆえにあまりにも多くの未来を試行してしまうとその分精神が摩耗し、思考に支障をきたす。
短期的な択において、彼女が間違いを下すことは決して無い。具体的にはじゃんけんで最強。
運命知覚宝具。
自身の取る行動によって起こりうる未来を幻視し、そこで掴みとる情報を覗き見る権能。
分類としては測定に近いが、複数の未来を一瞬のうちに読み取れる点において他の超能力者とは一線を画す。
彼女にとって未来とは、常にその眼に写っている現実であり、一度歩んだ後に『無かったこと』にしてしまえるものに過ぎない。あまりにも正確な未来視は、実際の『今』となんら変わりなく、彼女の心に感情を、脳に記憶を、肉体に感触を刻み込む。
未来を観るという感覚ではなく、未来を歩んだ別世界の自分を追体験するといったイメージ。
未来を今として認識し、今を過去として捉える。いわば精神だけの未来旅行。
体感できる未来は、おおよそ10分ほど先まで。ゆえに彼女は10分の間に可能なありとあらゆることを行い、最良の10分後に辿り着けると判断した未来をなぞって行動する。
側から見れば、未来視による先読みからなる効率的な動きを取っているように見えるが、彼女自身からすれば、10分の範囲で何度も時間を巻き戻して、やり直しを繰り返してるのと同義である。
ゆえにあまりにも多くの未来を試行してしまうとその分精神が摩耗し、思考に支障をきたす。
短期的な択において、彼女が間違いを下すことは決して無い。具体的にはじゃんけんで最強。
明治時代の日本で起こった『千里眼事件』と呼ばれる一連の騒動の、中心人物にして発端。
千里眼を用いる治療や、それを証明する実験などが数多く新聞に取り上げられ世間を騒がせた。その結果、彼女の模倣や後追いとも思われる数多くの『千里眼』が各地に現れ、一大ムーブメントとなった。
しかし、『千里眼』という超能力が嘘偽りであるとの持論を展開する識者が多く現れたことと、千鶴子自身が実験に失敗、あるいは疑念の残る成功を収めたこと、そして何より人々が『千里眼』という目新しい発見から興味を失ったことでそれらの騒動は沈静化していく。
そして、世間から嘘つきの誹りをうけ中傷されたことを気に病んだのか、24歳の時服毒自殺をはかりこの世を去った。
以下泥設定
御船千鶴子の眼は、遮蔽物に覆われた何かを見通す眼などではなかった。
木箱の中身は開けないとわからないし、金属で蓋などされては文字を読み取ることもできはしない。
では彼女が何の異能もなく、ただの手品で人々を騙した、どうしようもない凡人であったのかというと、これもまた否。
彼女が持っていたものは、未来を視る力。それも、その場の状況と状況の組み合わせから未来を予想する予測ではなく、己の力で状況を変え、望む未来を引き寄せる測定の力。
しかし、それはとある爆弾魔の持っていた、常に最適な未来に辿り着く道筋が示されているというものでもない。
千鶴子が読み取れるのはおよそ10分程度先までの未来であり、眼が勝手に取るべき行動を指示することもない。
ただしらみ潰しに、ただ闇雲に、ただひたすらに無数の試行回数を眼の中で重ねて、たまたま望む未来に辿り着いた行動をトレースするというもの。
あまりにも非効率的でありながら、あまりにも反則的な両賭けを実現する力を持っていた。
千里眼の実験に用いたのも、透視能力ではなくこの未来視。
彼女の実験にことごとく穴があり、証拠こそないがイカサマをした可能性を否定できないやり方ばかりだったのはこれが原因。
彼女の未来視は、あくまでできる可能性のあるものならばなんでもできるというだけであり、物理的に不可能なことはどう足掻こうと達成することは叶わない。
福来達に背を向け、着物の陰に隠れて壺の中身を覗き見るのは、可能なできごと。ハンダで封印された鉛筒は10分間どう試行錯誤しても開けない不可能なできごと。
実際の現実世界においてはイカサマをしたわけではないが、未来視の魔眼に写る世界でイカサマをし、そこで知り得た情報を現実世界において語ることで千里眼を偽装していた千鶴子は、イカサマができないほどに厳密な条件下では千里眼の力を発揮することができなかったのだ。
不正を行っていなくとも、不正が可能な状況でしか機能しない千里眼が信用されなくなっていくことは、避けられない事象である。千鶴子が気付いた時には、すでに10分程度時間を戻したところで解決不可能なほどに趨勢は決まっていた。
それでも、何かこの状況を打破する道筋はないかと千鶴子は未来を描いては消し、描いては消し続けた。どこかに明るい未来があるはずだと、普段取り得ない行動を取り続けた。
そうして、無数を未来を覗き見て、現実と空想の区別がつかなくなった千鶴子は、今現在見ている世界が未来視の中であると思い込んだまま試行錯誤の一つとして服毒。死に至る。
死の理由にさえもすでに世間からは興味を向けられず、御船千鶴子は世を騒がせた詐欺師として英霊の座に刻まれた。
千里眼を用いる治療や、それを証明する実験などが数多く新聞に取り上げられ世間を騒がせた。その結果、彼女の模倣や後追いとも思われる数多くの『千里眼』が各地に現れ、一大ムーブメントとなった。
しかし、『千里眼』という超能力が嘘偽りであるとの持論を展開する識者が多く現れたことと、千鶴子自身が実験に失敗、あるいは疑念の残る成功を収めたこと、そして何より人々が『千里眼』という目新しい発見から興味を失ったことでそれらの騒動は沈静化していく。
そして、世間から嘘つきの誹りをうけ中傷されたことを気に病んだのか、24歳の時服毒自殺をはかりこの世を去った。
千鶴子の生涯と千里眼の実験*1
以下泥設定
御船千鶴子の眼は、遮蔽物に覆われた何かを見通す眼などではなかった。
木箱の中身は開けないとわからないし、金属で蓋などされては文字を読み取ることもできはしない。
では彼女が何の異能もなく、ただの手品で人々を騙した、どうしようもない凡人であったのかというと、これもまた否。
彼女が持っていたものは、未来を視る力。それも、その場の状況と状況の組み合わせから未来を予想する予測ではなく、己の力で状況を変え、望む未来を引き寄せる測定の力。
しかし、それはとある爆弾魔の持っていた、常に最適な未来に辿り着く道筋が示されているというものでもない。
千鶴子が読み取れるのはおよそ10分程度先までの未来であり、眼が勝手に取るべき行動を指示することもない。
ただしらみ潰しに、ただ闇雲に、ただひたすらに無数の試行回数を眼の中で重ねて、たまたま望む未来に辿り着いた行動をトレースするというもの。
あまりにも非効率的でありながら、あまりにも反則的な両賭けを実現する力を持っていた。
千里眼の実験に用いたのも、透視能力ではなくこの未来視。
彼女の実験にことごとく穴があり、証拠こそないがイカサマをした可能性を否定できないやり方ばかりだったのはこれが原因。
彼女の未来視は、あくまでできる可能性のあるものならばなんでもできるというだけであり、物理的に不可能なことはどう足掻こうと達成することは叶わない。
福来達に背を向け、着物の陰に隠れて壺の中身を覗き見るのは、可能なできごと。ハンダで封印された鉛筒は10分間どう試行錯誤しても開けない不可能なできごと。
実際の現実世界においてはイカサマをしたわけではないが、未来視の魔眼に写る世界でイカサマをし、そこで知り得た情報を現実世界において語ることで千里眼を偽装していた千鶴子は、イカサマができないほどに厳密な条件下では千里眼の力を発揮することができなかったのだ。
不正を行っていなくとも、不正が可能な状況でしか機能しない千里眼が信用されなくなっていくことは、避けられない事象である。千鶴子が気付いた時には、すでに10分程度時間を戻したところで解決不可能なほどに趨勢は決まっていた。
それでも、何かこの状況を打破する道筋はないかと千鶴子は未来を描いては消し、描いては消し続けた。どこかに明るい未来があるはずだと、普段取り得ない行動を取り続けた。
そうして、無数を未来を覗き見て、現実と空想の区別がつかなくなった千鶴子は、今現在見ている世界が未来視の中であると思い込んだまま試行錯誤の一つとして服毒。死に至る。
死の理由にさえもすでに世間からは興味を向けられず、御船千鶴子は世を騒がせた詐欺師として英霊の座に刻まれた。
前もって想定した通りに物事が運ばないと、パニックを起こすほど柔軟性が無い。思い込みが激しく、一度信じたものは例え間違いであるとの証拠を見せつけれられても、なお揺るがず盲信し続ける。それでいて御し易いかというとそうではなく、逆に一度信用するまでは多くのものを『信用に値しないと信じている』ため、なかなか懐に潜り込まれることをよしとしない。
見方によっては意志が強いとも取れるが、思慮深さが足りていないことから、頑固さの方が際立つ。
明治時代の人間でありながら、旧日本的なお淑やかさに欠けており、男性や目上の人間を立てることができない。傲慢に下に見たり、意図して害を与えようとすることこそ無いが、相手の都合に合わせて自らを変質させることを拒絶する。
他者から諭されても叱られても怒りを買っても、それで己を曲げることは決して無い。
ただし、それらはあくまで確固たる自尊心と、己の中のルールを何より上に置くが故の頑なさであって、自分さえ良ければ他者などどうでも良いという奔放さでは無い。常識を弁えたり、場の空気読み取る力が無いだけで、人を傷つけよう、人の上に立とうという野心があるわけでも無い。
言ってしまえば、彼女の心は未だ幼少の時分に置いていかれているままなのである。大人としての自覚と責任が無い。
自分はやりたいことをやりたいようにするだけで、難しいこと、細かいことは他の大人がやってくれる、それらは彼らの仕事であって私とは関係が無い。そういった無責任さが心の軸となっている。
サーヴァントとして召喚された彼女は、生前の己がどう思われているか、どう見られていたかを認識しているものの、だからといって自分が間違ったことや悪いことをしたとは思っていない。
勝手に勘違いし、騙されたと吹聴し、自作自演の一人相撲、否、世間相撲を取っていたのはあなた方だろう。私は何も偽っていない。私は私としてあるがままに私であっただけ。
自然体にしているだけで人を騙くらかすのが私であるというのなら、いいでしょう。ディセイバーなどという不名誉なクラスを甘んじて受け入れましょう。
そうして詐欺師としての霊基を得た御船千鶴子は、英霊として、成長という変質を強制されない生を謳歌するであろう。
イメージカラー:紺
特技:透視
好きなもの:自分を信じる人
嫌いなもの:上から物を言う人
天敵:藤理学士
願い:福来博士の名誉回復
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】彼の方
見方によっては意志が強いとも取れるが、思慮深さが足りていないことから、頑固さの方が際立つ。
明治時代の人間でありながら、旧日本的なお淑やかさに欠けており、男性や目上の人間を立てることができない。傲慢に下に見たり、意図して害を与えようとすることこそ無いが、相手の都合に合わせて自らを変質させることを拒絶する。
他者から諭されても叱られても怒りを買っても、それで己を曲げることは決して無い。
ただし、それらはあくまで確固たる自尊心と、己の中のルールを何より上に置くが故の頑なさであって、自分さえ良ければ他者などどうでも良いという奔放さでは無い。常識を弁えたり、場の空気読み取る力が無いだけで、人を傷つけよう、人の上に立とうという野心があるわけでも無い。
言ってしまえば、彼女の心は未だ幼少の時分に置いていかれているままなのである。大人としての自覚と責任が無い。
自分はやりたいことをやりたいようにするだけで、難しいこと、細かいことは他の大人がやってくれる、それらは彼らの仕事であって私とは関係が無い。そういった無責任さが心の軸となっている。
サーヴァントとして召喚された彼女は、生前の己がどう思われているか、どう見られていたかを認識しているものの、だからといって自分が間違ったことや悪いことをしたとは思っていない。
勝手に勘違いし、騙されたと吹聴し、自作自演の一人相撲、否、世間相撲を取っていたのはあなた方だろう。私は何も偽っていない。私は私としてあるがままに私であっただけ。
自然体にしているだけで人を騙くらかすのが私であるというのなら、いいでしょう。ディセイバーなどという不名誉なクラスを甘んじて受け入れましょう。
そうして詐欺師としての霊基を得た御船千鶴子は、英霊として、成長という変質を強制されない生を謳歌するであろう。
イメージカラー:紺
特技:透視
好きなもの:自分を信じる人
嫌いなもの:上から物を言う人
天敵:藤理学士
願い:福来博士の名誉回復
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】彼の方
「初めまして。エクストラクラス・ディセイバー、御船千鶴子と申します。ええ、ディセイバー、詐欺師と言われておりますが、貴方を騙そうなどとは思っておりません。ただ貴方が私を信じるか否か、それだけでございます」
「私は嘘など吐いておりません。嘘吐きなどと、甚だ心外でございます」
「はー…サーヴァントになってできるようになったのですが、これが透視という感覚なのでございますね。なんとも便利な代物で、こそこそ隠れて手慰みしてたのが阿呆のようでございます」
「封印を解くのはともかく人体の治療はどうやっていたのか、ですか?それはもう腹を掻っ捌きまして中身をこの眼で直接確認したに決まっておりましょう。ええ、どうせ皆様覚えていらっしゃいませんし」
「貴方も!貴方までもが!私を疑いになられるのですか!私は!私は嘘など申しませぬ!無礼な!私は!私は!!!!」
「皆この眼を疑いました。当然です。透視の千里眼など、ありはしないのですから。それでも、彼の方だけは私を信じてくださいました。たとえそれが、彼の方の研究のためであり、都合が良かっただけだとしても、です」
「これより十分の間、貴方様の世界は理想となりましょう。貴方のためならば、たとえ幾千の時を繰り返そうとも、より良き未来を掴み取って差し上げます」
「私は嘘など吐いておりません。嘘吐きなどと、甚だ心外でございます」
「はー…サーヴァントになってできるようになったのですが、これが透視という感覚なのでございますね。なんとも便利な代物で、こそこそ隠れて手慰みしてたのが阿呆のようでございます」
「封印を解くのはともかく人体の治療はどうやっていたのか、ですか?それはもう腹を掻っ捌きまして中身をこの眼で直接確認したに決まっておりましょう。ええ、どうせ皆様覚えていらっしゃいませんし」
「貴方も!貴方までもが!私を疑いになられるのですか!私は!私は嘘など申しませぬ!無礼な!私は!私は!!!!」
「皆この眼を疑いました。当然です。透視の千里眼など、ありはしないのですから。それでも、彼の方だけは私を信じてくださいました。たとえそれが、彼の方の研究のためであり、都合が良かっただけだとしても、です」
「これより十分の間、貴方様の世界は理想となりましょう。貴方のためならば、たとえ幾千の時を繰り返そうとも、より良き未来を掴み取って差し上げます」
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