ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。





「どうしたんだい? そんなに離れていないで、もっと近くに来なよ」

「それこそ、肌が密着するほどに。なんてね」



■基本情報

【氏名】小澤陽透(おざわ ひずき)
【性別】女性【年齢】17歳
【出身】日本・新潟
【身長】173cm【体重】57kg
【スリーサイズ】91/63/98
【肌色】薄【髪色】淡黄色【瞳色】赤支子色
【イメージカラー】水縹色
【属性】秩序・中庸
【魔術属性】-
【起源】研鑽
【特技】学習
【好きなもの】友達
【苦手なもの】家族
【階位・称号・二つ名】■■■■■■

【サーヴァントクラス】バーサーカー
【サーヴァント真名】"紅蓮"のバーサーカー

■外見・容姿

深窓の令嬢、というに相応しい容姿をしている。
触れればそのままへし折れてしまいそうな細い手足をしていながら、
その眼光には決して折れそうにない強い物を見る人に思わせる相反する要素を持ち合わせる。

■来歴・概要

新潟県における旧財閥、小澤家の子息として生を受ける。
生を受けて間もなく都市再編と戦争が発生したため、戦前の世界をほとんど知らない。
都市再編によって世界が一変するも、両親から「例え世界が変わっても財閥であった小澤家の跡取り、
故に常に強くあれ」と厳しい教育を受け続けてきた。それ故に、彼女は基本的には何でもできる。

だが両親は、彼女が14歳の頃に『神話の紡ぎ手(ミソロジー・テラー)』の手によって殺害され天涯孤独となる。
『神話の紡ぎ手(ミソロジー・テラー)』とは死体に何らかの加工を施し神話に語られる英雄の死に様を模倣した、
猟奇的な殺しを行うシリアルキラーであり3年前から活動している。つまり彼女の両親は最初の犠牲者となる。

それ以降、彼女は誰よりも強くあろう、誰よりも努力しようと自分で自分を律し続けた。
故に彼女は常に成績上位。歌や楽器も人並み以上に出来る。が、体育だけは今一つといった現状を維持している。
だがその代償として、普通の学生らしい青春や友達付き合いと言った物を一切知らずに育ってしまった。
それ故に彼女は、友達との距離の測り方がわからず一抹の寂しさを感じている。

しかしそんな彼女も、公立直江津高業学園に入学して以来変化が起きている。
ただ努力し続けるだけでなく、友と触れ合うのもまた人生であると彼女の中で一つのパラダイムシフトが起きたのか、
ここ1年では彼女の方から周囲の生徒に触れあおうという方向で成長を始めている。
入学当初は近づきがたい高嶺の花、と言った印象だったが今はそういったものは無い。

財閥の娘として、常に努力を強いられ続けたがために人との付き合い方がわからない。
だが真摯な努力家であったがために、不器用ながらも徐々に現在は友達を増やしていっている。
これからの彼女の心境・行動にどのような変化が訪れていくかはだれにもわからない。

【公立直江津高業学園】

古くからある新潟の学校の一つ、直江津高校が都市再編を経て変わった姿。
日本海に面する形で大きく広がっており、その様は小さな都市を思わせるほどに広い。
内部には教室棟や学生寮に加え、プールやテニスコート、図書館にコンビニなど様々な
学業や生活に必要なものが揃っている。一部は一般の人々にも開放している。

建てられた主な目的は、都市再編によって産業が中心となった結果、
都会へと流出した人口を元に戻そうとしたモザイク都市新潟の挑戦の1つ。
産業に役立つ様々な技術や知識・歴史を教えるべく日本中から知識人を集めている。
多方面にわたり高度な教育を施せることから、産業に従事したいと考える学生にとっては
非常に魅力的に映る学園であり、生徒数も年々増加傾向にある。

特色としては、海が近いため水泳に強く、
毎年全国区へと進む学生が一人はいるほど。
また学園の中心にある塔にある螺旋階段が非常に人の目を惹き、
その先にある屋上からは日本海が一望できると、一種の観光スポットになっている。

■魔術・礼装

基本、都市再編が起きて以降の一般人に浸透した魔術程度ならば使用できる。
その腕前は人並み以上ではあるが、あくまで彼女オリジナルの魔術を行使しようとは思わない。

■人物


【一人称】私【二人称】キミ【三人称】○○さん

性格

努力家。常にこうあるべきであると自分で自分を律しながらいきる人物。
そのためならば自分が壊れるまで頑張り続ける、自分を顧みないタイプの人間。
これは彼女が両親から施されてきた教育に由来し、「こうあるべし」という形に捕らわれる人間であるから。

加えてそういった杓子定規ともいえる性格に由来し、人付き合いが苦手。
正確には人と人との距離感を掴むのが苦手で、寂しがり屋でスキンシップが好き。
ある程度仲良くなると結構依存するタイプであり、彼女の周囲の友達らもそれに気づき始めている。
「今日は一緒に帰らないのかい? 私と一緒じゃやはり、つまらないだろうか?」とかいうタイプ。
努力家で真面目な性格と、人付き合いが浅いが故に色々とめんどくさい方向に拗らせかねない人。
そこを遠回しに改善させよう! と彼女の友人たちは意外に乗り気で張り切っていたりする。
一言で言うと『からっとしていそうで湿度が高い』

行動指針

常に上位に立とうとするべく努力をし続ける。
それは亡くなった両親にそうあるべきと言われたから。
しかしそれだけではだめだと最近気づき始め、ここ1年で友達を作ろうと努力をする。
人付き合いの経験がほぼないためやはり拗らせたり依存してしまうことも多々あるが、
そういったことを通して人との付き合い方を学んでいきたい、そう思っている。

サーヴァントへの態度

困った娘。でもそこが可愛いんだ。冬場は一緒にいたくなる。
とどこかずれた感性を持っている相手。向こうの方は結構ウザがっている。

役どころ

お嬢様。攻略対象その2くらいの。

因縁キャラ

雪二香澄
バース・V・フィッツジェラルド
「あの時はどうも、ありがとうございました」

久本詩遠
「いっぱい物語を知っているんですね。
出来れば、そうですね。神話など……お聞きしても、よろしいでしょうか?
私、英雄の物語に目がないんです」

■台詞

「やぁ、どうしたんだい? さっきからちらりちらりと見ているようだけれど、バレバレだよ?」

「ふふ。そう恥ずかしがらずともいいじゃないか。
…私たちはもう友達だろう? 違うのかい? 違ったら寂しいなぁ」

「ん、もう行ってしまうのかい? そっか…寂しくなるなぁ。
いや、私にとって、帰り道が一緒なのは君だけだからな」

「一緒に帰る理由? そんなの…一人で帰るのは寂しいから、じゃダメだろうか?」

「いや、特に理由はないんだけどね。君の声が聞きたくなっただけなんだ。
それとも、理由がなければ電話をしてはいけないだろうか? それは申し訳なかったね」

「忘れ物をしたぐらいでそんなに申し訳なさそうにしないでくれ。
教科書ぐらい見せてあげるよ。私と君は親友だろう? ほら遠慮しないでくれ」

「どこに行くんだい? そっか。君にも友達がいるからね。分かっているよ。
私は少しね、今日は彼女たちもいないようだし、うん。一人で食べるとしよう」

「うん、放課後…少し来てくれるかい? 話があるんだ」

■コメント

一見は高嶺の花なお嬢様。
しかし付き合ってみれば近付けば近づくほど湿度が高くなっていくタイプのお嬢様。
親密度を上げていけば笑顔がどんどん増えてボディタッチも多くなりやがて────
どうです?
直江津なのは某物語から















そう、やがて────















「どうしたんだい? そんなに怯えて。……怖くなんかないよ。みんな"英雄"だからね」

「こっちはヘクトール。こっちはイカロス。こっちはシグルド。こっちは…ああクーフーリンだっけ」

「どれもこれも、私が殺し(つくっ)たんだ。傑作だろう? 私は神話を作ったんだ」

「君もその一部になれる。私は君が大好きだから、その存在を永遠にしてあげるんだ」

「だから────」



「そんなに離れていないで、もっと近くに来なよ」




■『神話の紡ぎ手(ミソロジー・テラー)』

戦後数年が経過して突如としてモザイク都市新潟で発生したシリアルキラー
現在で合計で23名が死亡している。名前の由来は犠牲者が全て神話の英雄になぞらえた死に方をしているため。
(背中を弓矢で穿たれて死亡、翼の模型を括りつけられ転落死、内臓をロープ代わりに柱に縛り上げられ死亡他)

その正体こそ、最初の犠牲者である小澤夫妻の子、小澤陽透その人である。
何故殺したのか? その理由は現状のところ不明であるが、厳しい教育が理由と考えられる。
その殺した現場に偶然居合わせたミタマ・アグリカルチュア社員……否、冥裏七式の研究員、
雪二香澄とフィッツジェラルドの2人が偶然居合わせ、"素質がある"として連れ去ったという経緯がある。
その初めての殺人の現場で、少女は"笑っていた"とフィッツジェラルドは嬉々として語った。

「呆然とはしていましたがねぇ、ええ。確かに彼女は口端を吊り上げるように笑っていたのですよ。
その時の彼女の感情は分かりません。しかし自分の意思にせよ、偶然にせよ、育ての親を殺して涙も流さず、
笑っている!! それを素質と言わずになんというか! 先月発見したあの幻霊を宿すに、相応しいと思いませんか?」

フィッツジェラルドの強行により、少女は幻霊の憑代となった。
その幻霊の名は、近代においてシリアルキラーの1人と語られる男、エド・ゲイン。
死体を掘り起こしては、その死体でシェードランプやバッグなどを作成し、性器を喰らっていたという異常殺人鬼。
近代英霊故に足りない霊基数値を逆に利用しサーヴァント・レムナントと変換。それを人間に宿すことで定着させる実験を行ったのだ。

その宿った幻霊の影響か────、あるいは彼女生来の価値観なのか────。
彼女は「最も今好きな人物を"神話"という形に加工する」という異常嗜好を抱き始める。
この嗜好が宿った幻霊の影響なのか、そしてこの影響がどのように人間に影響するのか、
それを調べるために彼女は公立直江津高業学園へと入学することになったのだ。

公立直江津高業学園。その正体は、冥裏七式が生み出した一つの生きた箱庭。
生み出したサーヴァント・レムナントやその失敗作の経過観察のための場所として用意されたフラスコに過ぎない。
実際の社会生活に近い場所の中で、サーヴァントの力を宿した人間がどのように生きるか、
どれほどの頻度で暴走するか、そういった物を観察するための場所である。
犠牲者の関係者への記憶処理などはフィッツジェラルドが主に行う。

何故、彼女が人を殺し続けるのか、
殺した人間を英雄の死になぞらえる形で殺害するのか、
そして最初に両親を殺した際に笑っていたのかの理由は、いまだ不明である。

■疑似英霊としての技能

彼女は先述の通り魔術は使えない。だがエド・ゲインから承ったスキルを使うことが出来る。
Bランク相当の気配遮断やCランク相当の人体理解をスキルとして持つが、代償としてAランクの精神汚染を持つ。
だが彼女は通常学生生活を送っている状態ではそのような様子を見せていない。これはエド・ゲインが表向きは普通の青年であったこと、
加えて彼女自身が『周囲に望まれている』姿である"学年成績上位の令嬢"の姿を演じているという2つの理由がある。
だが、個人への好感度が一定を超えると我慢が出来なくなり、殺人を犯す。ただの精神汚染ではないことが分かる。

宝具の使用は現在は確認されていない。
が、肉体能力はサーヴァントと戦闘をしてもすぐには敗北しないほどに高まっている。
それでもそれを表に出さないのは、彼女の中に何らかの矜持があると思われる。
宝具の使用に関しては、彼女の精神がエド・ゲインと親和性を高めた際に
何らかの変化があると考えられる。

■S.G.(Secret Garden)

1.英雄願望/承認欲求

彼女が両親から受けていた教育は、はっきり言って虐待に等しいものであった。
理由としては、父親の持っていた"元財閥というステータス"への執着ともいえるコンプレックスと、
都市再編によって一変した世界に対する恐怖や不安、恐れなどが身近な弱い者への暴力という形で噴出したのだ。

そういった中で、彼女にとっては物語だけが唯一の逃げ道であった。
夜、彼女への教育(ぼうりょく)が止む間だけ、彼女は物語の世界へと逃避していた。
中でも神話に語られる英雄たちの、困難に立ち向かう姿には何度も励まされた。

やがて彼女は、神話の英雄という存在に憧れ始める。ああいった存在になりたいと。
そしてその憧れから、英雄たちは何故英雄になれたのか……を考えるようになっていく。
さて、彼女の周囲は英霊が当たり前になった世界。隣人となった英霊から学び続け、彼女は一つの結論にたどり着く。
英雄は、英雄であれと望まれたから英雄なんだ…と。英霊の持つ力は信仰によって左右されるという理論を聞いてから、
彼女はこういった思考を持つ。そこからつながり、"他者から望まれること"、そして"他者の望みに応えること"
が彼女の中でのステータスになってゆく。

平常時の彼女が時折見せる、他者への執着や依存の高さは、こういった「認めてほしい」部分から発露している。
彼女は何処まで行っても乾いている。なぜなら一番愛してほしかった両親を自分の愛によって殺したのだから。
故に愛する相手に飢えている。故に認められる次の相手を探している。だから彼女は他者こそが自分への楔なのだ

2.痛み

そう考えるようになってから、彼女は両親からの暴力(きょういく)に対しても認識が変わる。
彼女の両親は暴力を振るうたびに、決まって同じようなことを口にした。「これはお前の為にやっていることなんだ」
「お前を立派にするためにやっているんだ」「これに耐えればお前は強くなれる」……。つまり、これは"望まれていること"なんだと、
彼女はそう認識する。両親が望むが為に、期待しているために、自分はこういった境遇にあるのだと…。この暴力が、『愛のカタチ』なんだと…。
そう思考して以来、彼女の中での両親を見る目が変わり、その期待に応えるべく血反吐を吐くような努力を続けた。
全ては両親の愛に応えるため。答えて両親にとっての英雄になるために、彼女は努力し続けた。

結果としてあらゆる分野の学習を続け、彼女は"天才"となった。
そしてひと段落ついて思考した。「自分が受けた愛を、両親にいっぱい返してあげないと」と。
彼女は自分が学んだことを総動員して、彼女が愛と勘違いしていた物、即ち痛みを、両親へと返した。
物理、化学、機械工学、様々な知恵を動かし、両親を機械仕掛けに引っ掛け"愛を返す"ことに成功した。
────だが、それは彼女にとっては思いもよらぬ結末となったのだ。

3.『神話の紡ぎ手(ミソロジー・テラー)』

機械は彼女の思いと反し、両親に彼女が受けた以上の痛みを与えた。
その痛みに両親は耐えられず、その機械を身に纏ったまま逃げ出すように窓から身を乗り出し、死んだ。
その姿はまるで、翼を纏って太陽に焼かれた英雄の如き姿であったと小澤陽透は語っていた。

まさか死ぬなどとは彼女は欠片も思っていなかった。
しかし彼女は笑っていた。涙が出なかった。理由はわからない。
それはまるで、もう両親から痛みを受けないで済む事への悦びのようで
それはまるで、もう両親が微笑んでくれない悲しみと絶望の交差のようで
それはまるで、両親がまるで神話の英雄のように死んでいったことへの羨望のようで
それはまるで、これから自分がどうやって生きていけばいいのかわからない困惑のようで
それはまるで、自分の細工した事、学習の成果が予想以上の成果を上げた嬉しさのようで



それはまるで、もう両親から愛を貰えず、望まれもしないことへの悲しみのようで



ありとあらゆる感情が奔流のように溢れ続ける中で、意味も分からないままに彼女は連れていかれた。
逮捕されるのかな、死刑かな。そんなことを漠然と考えていた彼女のに問いかけが投げられる。
あれをやったのは君か? と 彼女は黙って頷いて、連れていかれるままについていって、
そして、彼女の中に幻霊が宿った。

その幻霊は異常と呼ばれる存在であったが、異常であるが故に一つの芯があった。
結果、あらゆる感情が溢れては消えて自分で自分がわからなくなっていた彼女は、
自分の中に入ってきたその"異物"によって思考が1つに取り戻されて往き、クリアになっていく。

「自分が両親を殺したのは間違いじゃない」

「痛いのは愛だから。殺すのは最上の愛情だから。"自分は悪くない"」

「だからもっと続けなくちゃいけない。私は間違ってないんだ。悪くないんだ」

「……そういえば、死んだお父さんとお母さん、ギリシャ神話のイカロスみたいだったな。
そうだ。神話の英雄みたいに死ねるだなんて、最高だと思わないだろうか? 神話の一部になれるんだ!」

その思考には、エド・ゲインの猟奇的思考の影響があったのだろう。
だがその結論に至るまでの材料は全て彼女自身のこれまでのものであった。
行動を起こしたのも彼女自身だ。結果として、彼女はこれまで23人を殺害している。
きっとこれからも殺すだろう。自分の正しさを、自分の中で証明し続ける為に。




もし、その殺人を止める日が来るとしたら、彼女が"そう"望まれた時であろう。
彼女は優等生なのだ。そう自分に言い聞かせ続け、律し続けることで今尚も自分を保っている。
故に、彼女がそう望まれた時、"もう頑張らなくてもいい"と認められた時こそ、彼女の殺戮は止まるであろう。

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