最終更新: nevadakagemiya 2021年09月17日(金) 23:48:21履歴
足元が、揺れている――
【氏名】水無月水蓮
【性別】男性
【年齢】19歳
【出身】日本 東京
【身長・体重】189cm・61kg
【肌色】日に当たったことのない白さ 【髪色】黒 【瞳色】やや茶色がかった黒
【外見・容姿】拘束衣によって両手を封じられた男
【令呪の位置】右頬
【属性】中立・狂
【魔術系統】なし
【魔術属性】なし
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:- 量:- 編成:-
【所属】都内某病院の入院患者
【階位・称号・二つ名】水月に手を伸ばして
【契約サーヴァント】
【性別】男性
【年齢】19歳
【出身】日本 東京
【身長・体重】189cm・61kg
【肌色】日に当たったことのない白さ 【髪色】黒 【瞳色】やや茶色がかった黒
【外見・容姿】拘束衣によって両手を封じられた男
【令呪の位置】右頬
【属性】中立・狂
【魔術系統】なし
【魔術属性】なし
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:- 量:- 編成:-
【所属】都内某病院の入院患者
【階位・称号・二つ名】
【契約サーヴァント】
拘束衣を着て両腕を封じられた男。
靴の代わりに履いているものは無地のサンダル――病院の待合室に山ほど置いてあるあれ。
明らかに外を歩く格好ではない。
痩せぎすの身体と伸びっぱなしの乱れた髪、その奥にある眼はぎょろぎょろと奇妙に鋭い。
ぱっと見て分かるような外傷はないが、その中身――内臓や血管はズタボロ。
立ち姿が不安定。まるで壊れたメトロノームのようにふらふらと揺れている。
大体ホラーゲーのエネミー
靴の代わりに履いているものは無地のサンダル――病院の待合室に山ほど置いてあるあれ。
明らかに外を歩く格好ではない。
痩せぎすの身体と伸びっぱなしの乱れた髪、その奥にある眼はぎょろぎょろと奇妙に鋭い。
ぱっと見て分かるような外傷はないが、その中身――内臓や血管はズタボロ。
立ち姿が不安定。まるで壊れたメトロノームのようにふらふらと揺れている。
都内某所の病院の入院患者。
202*年の5月*日、病室にて死亡。
聖杯との契約を交わし、聖杯戦争に挑む事となる。
イメージカラー:薄い青
特技:足で箸が使える
好きなもの:船上
苦手なもの:地上
天敵:
願い:生き返りたい
【一人称】僕 【二人称】貴方 ○○さん ○○くん 【三人称】彼 彼女
202*年の5月*日、病室にて死亡。
聖杯との契約を交わし、聖杯戦争に挑む事となる。
イメージカラー:薄い青
特技:足で箸が使える
好きなもの:船上
苦手なもの:地上
天敵:
願い:生き返りたい
【一人称】僕 【二人称】貴方 ○○さん ○○くん 【三人称】彼 彼女
産まれはなんということもない普通の家庭だった、と言うほかない。
ただ、両親が二人とも揃って外に遊びに出かけたがる性質――趣味の欄には『旅行』と書くタイプの人間だったのが、変わっていると言うほどでもない特徴だった。
水蓮にとっての転機も、その旅行がきっかけとなる。
まだ幼い水蓮を連れての船旅、その途中で不幸があった。
海難事故に遭い船は漂流。長期間海の上を彷徨った末に生還。
ただ、生還者の中に幸運にも水蓮は含まれていたが――不運にも水蓮の両親は含まれていなかった。
旅行中の事故で両親を亡くす――それは不幸ではあろうが、しかし常識の内にある不幸だ。
水蓮にとっての更なる 不幸は、地上に降りてから始まる。
――陸酔い、あるいは下船病と呼ばれる奇妙な現象がある。
乗り物の――例えば船の揺れによって吐き気などの症状が起こる、俗にいう乗り物酔いの、その逆。
揺れに順応してしまった結果、地上の揺れのない環境下において揺れを感じ同様の症状が起こるという、人間と言う生き物の奇妙な生体反応の一つである。
船の上の旅、突然の事故、そして漂流――水蓮の幼い心にとってはあまりにも長く濃い時間。その中で水蓮は休むことなく揺れ続ける船上の環境に順応してしまった。
もはや水蓮にとって世界とは揺れているもの――いや、常人ならば激しい揺れと感じ、不安さえ覚えるであろうそれは、水蓮にとっては安定そのものだった。
いつしか肉体に、精神に、そんなものがあるとするならば魂に――その安定 が刻み込まれていた。
それが急に地上に投げ出され――生還という幸運を喜ぶよりも、両親の死という不幸を嘆くよりも、それよりも先に、その異常な環境に気分が悪くなる。
普通の人間にとっては意識することさえない安定した地面は、水蓮の狂った感覚にとっては常に揺らいでいる壊れた世界だったのだ。
数日で落ち着くだろうと医者は言った。
数日が経った。地面は揺れていた。
数週間が経った。吐き気が収まらない。
数カ月。気が狂いそうだ。
そして一年。ほんの十秒足らずの間だけ世界が安定した 。
客観的に見ればそれはなんということもない、たまたまその日に少し大きめの地震が起こったと言うだけのこと。
その中で水蓮は明瞭な意識と感覚を久し振りに取り戻し――そして次第に地面の揺れは収まっていく。
その揺れ を繋ぎ止めようとして――最後の不幸が水蓮の身に降りかかる。
一昔前に軽く世間を騒がせた、時代遅れの流行り病。
『悪魔憑き』と呼ばれる病気を、水蓮は発症した。
それは正式な病名ではないが――俗にそう呼ばれている。
これは実際に『悪魔』と呼ばれる未知の生物が取り憑いている――わけではない。
神父の出番はなく、ただの心の病に過ぎない。
しかし精神の異常が肉体までもを変貌させ、更にその一部は異常を越えて超常に至る――そんな病気ではある。
患部は両掌、新部は共振。
触れたものを揺らすその力によって水無月水蓮は安定した世界を取り戻し――そして半ば囚人のように病室に閉じ込められることになった。
地下深くに作られた、巨大な貯水場の中の箱――それが水蓮に与えられた病室。
水蓮の新部の前に強固な壁は大した意味を持たず、振動を散らす水に囲まれたこの場所こそが唯一まともに機能する檻と言える。
そして202*年、5月*日。
水無月水蓮は、その病室 の中で死んでいた。
ただ、両親が二人とも揃って外に遊びに出かけたがる性質――趣味の欄には『旅行』と書くタイプの人間だったのが、変わっていると言うほどでもない特徴だった。
水蓮にとっての転機も、その旅行がきっかけとなる。
まだ幼い水蓮を連れての船旅、その途中で不幸があった。
海難事故に遭い船は漂流。長期間海の上を彷徨った末に生還。
ただ、生還者の中に幸運にも水蓮は含まれていたが――不運にも水蓮の両親は含まれていなかった。
旅行中の事故で両親を亡くす――それは不幸ではあろうが、しかし常識の内にある不幸だ。
水蓮にとっての
――陸酔い、あるいは下船病と呼ばれる奇妙な現象がある。
乗り物の――例えば船の揺れによって吐き気などの症状が起こる、俗にいう乗り物酔いの、その逆。
揺れに順応してしまった結果、地上の揺れのない環境下において揺れを感じ同様の症状が起こるという、人間と言う生き物の奇妙な生体反応の一つである。
船の上の旅、突然の事故、そして漂流――水蓮の幼い心にとってはあまりにも長く濃い時間。その中で水蓮は休むことなく揺れ続ける船上の環境に順応してしまった。
もはや水蓮にとって世界とは揺れているもの――いや、常人ならば激しい揺れと感じ、不安さえ覚えるであろうそれは、水蓮にとっては安定そのものだった。
いつしか肉体に、精神に、そんなものがあるとするならば魂に――その
それが急に地上に投げ出され――生還という幸運を喜ぶよりも、両親の死という不幸を嘆くよりも、それよりも先に、その異常な環境に気分が悪くなる。
普通の人間にとっては意識することさえない安定した地面は、水蓮の狂った感覚にとっては常に揺らいでいる壊れた世界だったのだ。
数日で落ち着くだろうと医者は言った。
数日が経った。地面は揺れていた。
数週間が経った。吐き気が収まらない。
数カ月。気が狂いそうだ。
そして一年。ほんの十秒足らずの間だけ世界が
客観的に見ればそれはなんということもない、たまたまその日に少し大きめの地震が起こったと言うだけのこと。
その中で水蓮は明瞭な意識と感覚を久し振りに取り戻し――そして次第に地面の揺れは収まっていく。
その
一昔前に軽く世間を騒がせた、時代遅れの流行り病。
『悪魔憑き』と呼ばれる病気を、水蓮は発症した。
それは正式な病名ではないが――俗にそう呼ばれている。
これは実際に『悪魔』と呼ばれる未知の生物が取り憑いている――わけではない。
神父の出番はなく、ただの心の病に過ぎない。
しかし精神の異常が肉体までもを変貌させ、更にその一部は異常を越えて超常に至る――そんな病気ではある。
患部は両掌、新部は共振。
触れたものを揺らすその力によって水無月水蓮は安定した世界を取り戻し――そして半ば囚人のように病室に閉じ込められることになった。
地下深くに作られた、巨大な貯水場の中の箱――それが水蓮に与えられた病室。
水蓮の新部の前に強固な壁は大した意味を持たず、振動を散らす水に囲まれたこの場所こそが唯一まともに機能する檻と言える。
そして202*年、5月*日。
水無月水蓮は、その
一昔前の流行り病。
悪魔と呼ばれる未知の存在によって、人間の精神及び肉体に引き起こされる異常――ではなく。
ただの、そう言う名前の病気。
暴走した精神が肉体をも暴走させ、その機能を上昇させる、または新たな機能を創り出してしまう悪魔さながらの病。
変貌した部位を患部と呼び、新造された機能を新部と呼ぶ。
水無月水蓮の患部は両掌、新部は共振。
聖堂教会による悪魔祓い、あるいは焼却を必要とする『本物の悪魔憑き』とは違う、いわば偽物の悪魔憑き。
この場合、真偽と優劣や強弱は別の話である。
悪魔と呼ばれる未知の存在によって、人間の精神及び肉体に引き起こされる異常――ではなく。
ただの、そう言う名前の病気。
暴走した精神が肉体をも暴走させ、その機能を上昇させる、または新たな機能を創り出してしまう悪魔さながらの病。
変貌した部位を患部と呼び、新造された機能を新部と呼ぶ。
水無月水蓮の患部は両掌、新部は共振。
聖堂教会による悪魔祓い、あるいは焼却を必要とする『本物の悪魔憑き』とは違う、いわば偽物の悪魔憑き。
この場合、真偽と優劣や強弱は別の話である。
誰かが半ばふざけて水蓮の症状をそう命名した、要するにあだ名。
手の平で触れたものを振動させることができるという、C判定の悪魔憑き。
基本的には自分の体、主に感覚器官を『揺らす』ことで正常な感覚を保つことを目的として使用される。
しかし外へ向ければ悪用の手段は多く、物体や人体の破壊を容易く行える――本人がそれを望んだかはともかく、とにかく『壊す』ことに向いた力。
拘束衣を着せて両手を封じることで、力が外に向かうことを防いでいる。
手の平で触れたものを振動させることができるという、C判定の悪魔憑き。
基本的には自分の体、主に感覚器官を『揺らす』ことで正常な感覚を保つことを目的として使用される。
しかし外へ向ければ悪用の手段は多く、物体や人体の破壊を容易く行える――本人がそれを望んだかはともかく、とにかく『壊す』ことに向いた力。
拘束衣を着せて両手を封じることで、力が外に向かうことを防いでいる。
誰にでも愛想よく馬鹿丁寧な言葉と笑顔で話しかけようとするが、自分の外見がホラー系であることを理解していない上に笑顔の作り方も下手。
また、これも長い入院で喋り慣れていないためアクセントがところどころ変。
人格として悪人ではないが、社会においてはあまり歓迎されない種類の人間。
このように、精神状態が安定している間は『一見不気味だがさほど害はない人間』といったところである。
だが、何らかの理由によってその正常性が失われた場合――彼が持つその異常な性質が、外へ向かう可能性は高い。
また、これも長い入院で喋り慣れていないためアクセントがところどころ変。
人格として悪人ではないが、社会においてはあまり歓迎されない種類の人間。
このように、精神状態が安定している間は『一見不気味だがさほど害はない人間』といったところである。
だが、何らかの理由によってその正常性が失われた場合――彼が持つその異常な性質が、外へ向かう可能性は高い。
大きく分けて三つのルートを辿る。
1.序盤にあっけなく死ぬ。
序盤の強敵になるか序盤の雑魚になるか、その辺りの役。
場合によっては中盤まで持つかもしれない。
2.ほんの少しだけ真っ当に正気になって死ぬ。
昔遭った事故の中で、誰かに助けられて生き残ったことを思い出して最後に誰かを助けて死ぬ役。
多分一番マシな最期。
3.完全に悪魔憑きとして覚醒し暴れ回って壊しまくったのち死ぬ。
もうなんか怪獣映画の領域。一番被害出したのこいつじゃないのって役。
症状がレベルアップ。物体を『スプーンでゼリーを掬うように』抉り取り、建物を倒壊させたり地面を崩落させたりやりたい放題。
つまり何があっても死ぬタイプ。
EX.まずありえないが最後まで生き残った場合。
基本的に3番とほぼ同じ状態だが3%くらい残った正気で『なんかもうよく分からんけど世界がおかしいのもポストが赤いのも空が青いのも全部東京一郎が悪い』という認識だけが残っている。
残った全てで東京一郎を排除しにかかり、それが成功するか失敗するかは別の話。
1.序盤にあっけなく死ぬ。
序盤の強敵になるか序盤の雑魚になるか、その辺りの役。
場合によっては中盤まで持つかもしれない。
2.ほんの少しだけ真っ当に正気になって死ぬ。
昔遭った事故の中で、誰かに助けられて生き残ったことを思い出して最後に誰かを助けて死ぬ役。
多分一番マシな最期。
3.完全に悪魔憑きとして覚醒し暴れ回って壊しまくったのち死ぬ。
もうなんか怪獣映画の領域。一番被害出したのこいつじゃないのって役。
症状がレベルアップ。物体を『スプーンでゼリーを掬うように』抉り取り、建物を倒壊させたり地面を崩落させたりやりたい放題。
つまり何があっても死ぬタイプ。
EX.まずありえないが最後まで生き残った場合。
基本的に3番とほぼ同じ状態だが3%くらい残った正気で『なんかもうよく分からんけど世界がおかしいのもポストが赤いのも空が青いのも全部東京一郎が悪い』という認識だけが残っている。
残った全てで東京一郎を排除しにかかり、それが成功するか失敗するかは別の話。
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