kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実・伝承
【CLASS】ルーラー
【真名】聖ニコラウス[オルタ]*1
【性別】男性
【身長・体重】210cm・145kg
【容姿】溢れる筋肉を司教服に包んだ白髭の老人
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力：A+ 耐久：A+ 敏捷：D 魔力：B 幸運：A 宝具：A+

魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

ルーラーとして召喚されることで、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
サンタクロースとしての他者の心中を見抜く能力の名残なのか、ランクが高い。

ルーラーとしての最高特権。
聖杯戦争に参加した全サーヴァントに一回令呪を行使することができる。

生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられなった怪物。能力・姿が変貌してしまう。このスキルを外すことは出来ない。
彼の場合特にデメリットは存在しないが、本人的には不満な模様。

期間限定でのカリスマ性の高さを示す能力。
十二月に入った辺りから大きく性能が上がり始める。
無辜の怪物同様、悩みの種の一つ。

聖人として認定された者であることを表す。
サーヴァントとして召喚された時に“秘蹟の効果上昇”、“HP自動回復”、“カリスマを1ランクアップ”、“聖骸布の作成が可能”から、ひとつ選択される。
ただし個人的な考えによりカリスマ上昇効果は選択しない。

朽ちぬ体。光栄体。
主がもたらした奇跡であり聖人の証の一つ。
主の祝福によって精神・肉体の絶対性が保証される。

『肉体』

オルタ化した聖ニコラウス。
サンタクロースとしての技術、能力はほぼ所持していない。
これは彼の目的に関わるためである。

その代わりに所持している非常に高いフィジカルによって戦闘を行う。
元よりニコラウスは、ニカイア公会議においてアリウスを殴りつける、兵士たちの暴動を鎮める、冤罪の市民を救うため処刑人から剣を奪い取るなど、肉体派としての側面も強いのだ。

ニコラウスは悩んでいた。
そもそものクリスマスとはイエス・キリストの誕生を祝う祭りであったはずだ。
しかし今のクリスマスはどうだ。これではまるでサンタクロースの日ではないか。

ニコラウスは大いに悩んでいた。
いかに聖人とは言えただの一司教でしかないこの自分が、その伝承が独り歩きして、神の子でありこの日の主役であるべきイエスよりも前に出てしまっている。
だがそれだけならばまだ、ソリを走らせプレゼントを配り歩き子供たちの笑顔を見ることで、これはこれで良いのだと言い聞かせることも出来ただろう。

しかしあのサンタクロースを名乗る者たちは一体なんだ。
もはやあれはサンタとは言えぬ。
もはやこれはクリスマスとは呼べぬ。
もはや彼らはクリスマス精神を持っておらぬ。
ならばどうする。

真のクリスマスを――知らしめてやらねばなるまい。

こうして、一人の聖人が立ち上がった。

ランク：A+ 種別：対人宝具 レンジ：1〜2 最大捕捉：1人
『君はクリスマスかね？　それともクリスマスではないのかね？
　――クリスマスならば良い。メリー・クリスマス！
　クリスマスでないのならば――この聖なる日に、祈りなさい。歌いなさい。祝いなさい。
　本当のクリスマスを――その身に刻んであげよう』

不朽の肉体、輝ける奇蹟の拳による鉄拳聖裁。
単純な破壊力だけでも相当なものではあるが、それに加えて殴った対象の精神を浄化する追加効果を持つ。
つまり間違ったクリスマスへの認識を正してやるのだ。
この拳で真のクリスマス・スピリッツを文字通りに叩き込んでやるのだ。
諸人こぞりて迎えまつれ。聖しこの夜に、御使い歌いて、主はきませり。
知るがいい、これがクリスマスだ。

現在のニコラウスにとって全ての人物は、それが『クリスマス的であるか、クリスマス的ではないか』の二つに分類される。
クリスマス的であればそれで良し。笑顔と共にクリスマスを祝う言葉をかけ去って行くだろう。

だがもしも相手がクリスマス的でなければ、その時はどうする。
クリスマス魂が足りない、めでたき聖誕の日に相応しからぬ、堕落し腐敗し切ったアンチクリスマスの逆徒たちを如何にする。
決まっている。
君も――クリスマスになるがいい。

大体ヒゲ生やしたラオウ