kagemiya@ふたば

【氏名】破狸宇月はたぬきうづき
【性別】男
【年齢】24歳（享年）
【出身】日本・山育ち
【身長・体重】165cm・54kg
【外見・容姿】少し白髪混じりの和装の青年。
【属性】中立・善
【魔術属性】火・地・水・風・空（アベレージ・ワン）
【魔術回路】質：A++ 量：A+ 編成：正常？

【所属】郡山・民間警護団『朱雀』
Picrew

数多にわたる彼の戦闘技能の総称。その魔力の奔流は、戦場によって『型』を変える。その様は、日本古来の武術を思わせる。

地の属性を引き出すことでその身体を鋼鉄のように堅くする。
耐久性を上げるだけでなく、鈍器としてその身体を転用できる。

空の属性を引き出すことで極限まで身体の機動力を高める。
戦場を駆け巡り、あらゆる人を救いあらゆる敵を斃した。

火の属性を引き出すことで焔を身体に纏い、炎熱による攻撃を行う。物理的な攻撃が通りにくい相手に有効。
敵も一筋縄ではいかなかった。それでも、人を救うために。

水と風の属性を同時に引き出す破狸宇月の奥義。
破ノ型の力を込めた攻撃は、"水""風"の性質を持つことで、対象の弱点へと直接"流れ込む"。
無傷のまま破壊する、まさに必殺の一撃。

彼が愛用した武器。彼がこの刃を使わなかったのは、自刃した時のみである。

サーヴァントを拒みドローンと闘い続ける都市、郡山に山の上からやってきた青年。
正確に言えば、彼が"望月"と呼ぶ一人の女性を連れていたのだが。
宇月当人は夫婦と言い張っていたが、望月はそれを積極的に否定することも、肯定することもなかった。
望月と自分のための家を用意するのだ、と息巻いて郡山の民間警護団『朱雀』に入隊した後、破狸宇月はその異常な戦闘力を存分に発揮した。
ドローンの破壊。一般人の救出。その二つを同時にやってのけ、人々の希望となった。
その名は瞬く間に郡山中に広がった。それでも彼は驕ることなく、郡山を安住の地と定めた。
地獄よりも深い闇に包まれた郡山に一つの突破口が見えて。何もかもが、うまくいくかに思えた。
どこからか、噂が立った。
"あの英雄は、本当に人間なのか？"
"英霊。サーヴァント。それならあの戦闘力に、説明がつくのではないか？"
"女を連れていたのだってそうだ。サーヴァントだから、マスターが必要だったに違いない。"
"サーヴァントなら。そんな存在は、要らない。"
彼が慕われるようになってから、それが反転するまで。長くはかからなかった。
彼は人の悪意に慣れた存在ではなかった。だから、それを受け止めた。逃げることもできたのに。
無敵の英雄だったとしても。人の悪意には耐えられず。
彼は自らその命を絶った。
密かに彼を信じ続けていた者もいた。サーヴァントだろうと、とさえ思った者もいた。
それでも、それは言葉にすることすら許されず。
破狸宇月という悪しき存在が穏便に消え去ったことで、表向きには平穏が戻った。
紛れもない味方を攻撃することで、皮肉にも郡山の人々は一体となった。
破狸宇月。ある日やってきた正義の味方。
いまだその存在は、憎きサーヴァントの一例として唾を吐きかけられ続けている。


閃光のように訪れ、儚く散った"英雄"。郡山内でもいまだ見解の分かれる人物。
本当にサーヴァントだったのか。そんな疑問を持ったとしても、口に出すことはこの街では許されない。
はっきりしているのは。彼の理想的な人格は、どれほどの誹謗中傷を受けても揺るがない本物であったということ。
彼はいつでも無辜の民の味方で、恐るべき敵を討ち滅ぼした。
そして、彼は決して人にその刃を向けることはなかったということ。最期まで。

そして、彼の心の内を知る者が居るとすれば。当人亡き今、それは望月ただ一人である。

特技：闘うこと
好きなもの："望月"
苦手なもの：洋食
願い：「君には生きて欲しい。」

【一人称】僕　【二人称】あなた　【三人称】〇〇さん

破狸望月

妻。彼の運命。所謂一目惚れ。全ては彼女のためだった。

傷になりたくないのに傷になってしまうマン