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nevadakagemiya 2021年07月23日(金) 14:25:38履歴
[フリー素材]
「俺は強い。故に貴様を喰らう。自然の摂理だ」
「否定するというのならばかかってこい。活きの良い餌は大好きだ」
「さぁ、俺の強さの為の礎となれ」
「俺は強い。故に貴様を喰らう。自然の摂理だ」
「否定するというのならばかかってこい。活きの良い餌は大好きだ」
「さぁ、俺の強さの為の礎となれ」
【元ネタ】ワロチリ文書・インカ神話*1
【CLASS】バーサーカー
【マスター】既に死亡
【真名】ワリャリョ・カルウィンチョ
【表記揺れ】ワリャリョ・カルインチョ、ワリャリョ・カルフィンチョ、ワヤジョ・カルインチョ、ワリャル・カルウィンチュ
【性別】男性(憑代に依存するため性格には不定。此度の顕現は男性の肉体だった)
【身長】297cm【体重】189kg
【肌色】褐色【髪色】紅蓮【瞳色】黄金
【外見・容姿】天を衝く炎の如き紅蓮の頭髪と、悠久の時を在り続ける巌の如き隆々とした筋肉が特徴の男。
常にその表情は笑顔で固定されており、どのような敵相手でも臆することはない。その様は「笑うという行為は本来攻撃的な物」という言葉を連想させる。
【地域】南米大陸・ワロチリ地方
【年代】不明・1608年(フランシスコ・デ・アビラによる採集時期)以前
【属性】混沌・狂
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A
【CLASS】バーサーカー
【マスター】既に死亡
【真名】ワリャリョ・カルウィンチョ
【表記揺れ】ワリャリョ・カルインチョ、ワリャリョ・カルフィンチョ、ワヤジョ・カルインチョ、ワリャル・カルウィンチュ
【性別】男性(憑代に依存するため性格には不定。此度の顕現は男性の肉体だった)
【身長】297cm【体重】189kg
【肌色】褐色【髪色】紅蓮【瞳色】黄金
【外見・容姿】天を衝く炎の如き紅蓮の頭髪と、悠久の時を在り続ける巌の如き隆々とした筋肉が特徴の男。
常にその表情は笑顔で固定されており、どのような敵相手でも臆することはない。その様は「笑うという行為は本来攻撃的な物」という言葉を連想させる。
【地域】南米大陸・ワロチリ地方
【年代】不明・1608年(フランシスコ・デ・アビラによる採集時期)以前
【属性】混沌・狂
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:B 幸運:C 宝具:A
「狂戦士」のクラス特性。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
身体能力を強化するが、冷静な思考能力・判断機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
ワリャリョの場合通常のバーサーカーのように言語能力は失われないが、闘争本能と彼独自の『戦闘倫理』以外の思考全てが喪われる。
彼の持つ戦闘倫理とは、即ち弱者は捕食される事。彼は人肉食と生贄を好む性質を持っている為、自分より弱い者は等しく捕食対象と見ている。
故に彼が自分より弱いと判断したものは須らく生贄として取り込むために見境なく襲い掛かる。それはマスターであろうとも例外ではない。
身体能力を強化するが、冷静な思考能力・判断機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
ワリャリョの場合通常のバーサーカーのように言語能力は失われないが、闘争本能と彼独自の『戦闘倫理』以外の思考全てが喪われる。
彼の持つ戦闘倫理とは、即ち弱者は捕食される事。彼は人肉食と生贄を好む性質を持っている為、自分より弱い者は等しく捕食対象と見ている。
故に彼が自分より弱いと判断したものは須らく生贄として取り込むために見境なく襲い掛かる。それはマスターであろうとも例外ではない。
人類に多くの恩恵を与えると同時に、多くの災厄を齎す存在、山。その恐怖の側面が形を取ったかの如き権能。
多くの命を一瞬にして奪い去り、そしてその命を肥やしとして繁栄する山の具現として、彼は多くの命を貪り屍の山を築く。
即ち端的に言えば、敵を喰らえば喰らうほど強くなる。生贄が捧げられれば捧げられるほど強くなる。だがその代償として猛烈な飢餓感に襲われ続ける。
また副次的な効果として、山の神であるが故に大地の霊脈から魔力を吸い上げる形で単独行動スキルを複合している。
これにより基本魔力消費なく顕現を続けることが可能となる。
多くの命を一瞬にして奪い去り、そしてその命を肥やしとして繁栄する山の具現として、彼は多くの命を貪り屍の山を築く。
即ち端的に言えば、敵を喰らえば喰らうほど強くなる。生贄が捧げられれば捧げられるほど強くなる。だがその代償として猛烈な飢餓感に襲われ続ける。
また副次的な効果として、山の神であるが故に大地の霊脈から魔力を吸い上げる形で単独行動スキルを複合している。
これにより基本魔力消費なく顕現を続けることが可能となる。
自然界の法則を敷き、その恩恵と脅威を齎すもの。
最強たる自分は、生きとし生ける者全てを捕食して当然だと妄信して止まない。
彼はその隔絶した強さから既に自然の法則に従う側ではなく、自分より弱い存在は全て捕食対象と定める。
勝負を行い、そして彼が勝てばその遺骸を喰らってその力を手に入れる。当然勝敗が決するのは、どちらかの命が失われた場合のみに限る。
原初の闘争本能。圧倒的なる野生の飢餓感。それがワリャリョという神を構築する要素である。
最強たる自分は、生きとし生ける者全てを捕食して当然だと妄信して止まない。
彼はその隔絶した強さから既に自然の法則に従う側ではなく、自分より弱い存在は全て捕食対象と定める。
勝負を行い、そして彼が勝てばその遺骸を喰らってその力を手に入れる。当然勝敗が決するのは、どちらかの命が失われた場合のみに限る。
原初の闘争本能。圧倒的なる野生の飢餓感。それがワリャリョという神を構築する要素である。
"山"の性質と深く結びついている神の正の側面といえるスキル。その全身から溢れ出る生命力は周囲の生物に活力を漲らせる。
ワリャリョが支配していた時代は砂漠や雪山でも作物が実り、さまざまな種類の美しい鳥がいたと伝えられている。また彼の支配する山の周りには、ユンガ帯と呼ばれる領域が広がっている。*2
南米西側の高山地帯の中では、比較的標高が低い*3ユンガ帯は暖かい地域とされ、トウモロコシなどの作物も実る。
山の神々の世界は、羽毛に彩られた生命に満ち溢れ、オウムやcaqui*4、蛇など様々な動物たちが活気づいていたという。
生贄を欲するが、その分生命力を周囲に分け与える。これは彼が自覚的に行っているのではない、無意識下の恩恵である。
これを最大開放することで、宝具『無尽なる命、果てなき闘争』へと昇華させる。
ワリャリョが支配していた時代は砂漠や雪山でも作物が実り、さまざまな種類の美しい鳥がいたと伝えられている。また彼の支配する山の周りには、ユンガ帯と呼ばれる領域が広がっている。*2
南米西側の高山地帯の中では、比較的標高が低い*3ユンガ帯は暖かい地域とされ、トウモロコシなどの作物も実る。
山の神々の世界は、羽毛に彩られた生命に満ち溢れ、オウムやcaqui*4、蛇など様々な動物たちが活気づいていたという。
生贄を欲するが、その分生命力を周囲に分け与える。これは彼が自覚的に行っているのではない、無意識下の恩恵である。
これを最大開放することで、宝具『無尽なる命、果てなき闘争』へと昇華させる。
ランク:A 種別:対人 レンジ:1〜1000 最大捕捉:10000人
ワリャリョの持つ本来の権能。圧倒的なる命の奔流を齎す山の神としての正しき力。南米ペルーの神話の始まりを飾る権能。
南米ペルーの神話を纏めたワロチリ文書によると、ワリャリョがヤナ・ニャムカ とトゥタ・ニャムカ を滅ぼした序章から南米の神話は始まる。
ヤナ・ニャムカとトゥタ・ニャムカが存在した時代はプルム・パチャ と称されるほどに悍ましかったが、彼はそれを終わらせるものとなった。
彼の名にも刻まれているカルウとは『浪費する者』という意味を持つ。定説では人間を無為に喰らい生贄を浪費したことに由来すると解釈されるが、彼はそのみじめな時代を浪費して終わらせ、新たな時代を作り上げたのだ。
新しい時代を作り上げたワリャリョは、勝利の後に人間たちに生気を与えたとされている。彼が支配した時代は圧倒的なる生気に溢れており、
この時代は死んだ者が5日後に甦り、種は蒔かれてから5日後に実ったとされている。
この権能を再現し開放することで、自身の周囲の命を持つ存在全てに超強力な回復能力を持たせることを可能にする。
人間だけでなく、人間を憑代にする神や動植物にいたるまで、傷を受ければ一瞬で再生し命を落としても数日すれば意識を取り戻すと言ったほどの生命力の補充を行う。
だが、バーサーカーとして精神の均衡を失っている現在のワリャリョでは本来の使い方は出来ず、ただ自分の肉体のみに強力な回復を齎すという運用しかできずにいる。
捧げられる命は全て自分のための物。全ては最強の頂を目指す為。それこそが今の彼の思考の根幹にして全て。故にバーサーカーとなった彼がこの宝具の正しい用途を思い出すことはない。
ワリャリョの持つ本来の権能。圧倒的なる命の奔流を齎す山の神としての正しき力。南米ペルーの神話の始まりを飾る権能。
南米ペルーの神話を纏めたワロチリ文書によると、ワリャリョが
ヤナ・ニャムカとトゥタ・ニャムカが存在した時代は
彼の名にも刻まれているカルウとは『浪費する者』という意味を持つ。定説では人間を無為に喰らい生贄を浪費したことに由来すると解釈されるが、彼はそのみじめな時代を浪費して終わらせ、新たな時代を作り上げたのだ。
新しい時代を作り上げたワリャリョは、勝利の後に人間たちに生気を与えたとされている。彼が支配した時代は圧倒的なる生気に溢れており、
この時代は死んだ者が5日後に甦り、種は蒔かれてから5日後に実ったとされている。
この権能を再現し開放することで、自身の周囲の命を持つ存在全てに超強力な回復能力を持たせることを可能にする。
人間だけでなく、人間を憑代にする神や動植物にいたるまで、傷を受ければ一瞬で再生し命を落としても数日すれば意識を取り戻すと言ったほどの生命力の補充を行う。
だが、バーサーカーとして精神の均衡を失っている現在のワリャリョでは本来の使い方は出来ず、ただ自分の肉体のみに強力な回復を齎すという運用しかできずにいる。
捧げられる命は全て自分のための物。全ては最強の頂を目指す為。それこそが今の彼の思考の根幹にして全て。故にバーサーカーとなった彼がこの宝具の正しい用途を思い出すことはない。
宣教師が南米ペルーの伝説を現地人の協力によりまとめた『ワロチリ文書』に記される神。
現在では南米大陸に多く存在するとされている"山の神々 "と呼ばれる概念の1柱とされている。*5
インカ神話の神として広義には考えられているが、『ワロチリ文書』に記される神々はインカの神話的歴史を綴る年代記 には登場しない。
だがペルーのワロチリ地域はクスコのインカ帝国と何らかの文化的交流があったとされており、地域単位で大雑把にくくる場合はインカの神話だと説明されることもある。
『ワロチリ文書』では序文にてその活躍が綴られている。
ワリャリョはまず、ヤナ・ニャムカ とトゥタ・ニャムカ と呼ばれる詳細の無い神を打ち破り、プルム・パチャ を終わらせた。
そして人間たちに生気を与えたが、2人以上の子供を持つことを禁じ、2人目以降の子供は全て自分に捧げるように人間たちに命令したと記録が残されている。
だが彼が統治していた時代は生命力が溢れており、死人は5日で蘇り作物は5日で実るなどという光景が日常だったともある。
その後沿岸地域から登ってきた神、パリアカカの手によって討たれ、彼は主神の座から引きずり降ろされた。
ワリャリョは当時のインカのワロチリ地方の先住民(農民)の主要神で、根拠は薄いが、そのモデルを活火山とする解釈もかつてあったらしく、現代の再話や解説では原文にない火の描写が付け加えられていることがある。
それがこのように後の主神とされるパリアカカに討たれて主神の交代劇が起きたのは、民族間の侵略と同化の正統性を主張するための物ではないかという説も存在する。
ワロチリ地方の先住民らのもとにパリアカカを信仰する牧畜民がワロチリ地方に侵入してきて、ワリャリョを信仰する先住の農民たちを侵略して自分たちに同化させた際にこのような神話になったと考えられる。
元々生命力を与えるといった正の側面を持つワリャリョが生贄を欲する非道なる神に転じているのも、こういったいきさつによるものなのかもしれない。
モザイク市『出雲』においては、鳥取大砂原の一画に陣取って根城としている。
元々は狂喜を是とする集団に属する魔術師の手で、ザリチェ&タルウィ襲撃の対抗手段として召喚されたが、その持ち得る精神性からマスターを召喚後に即座に殺害。
ザリチェ、タルウィ、ヒダル神らと数時間に渡る激しい殺し合いを行うが、最終的にザリチェとタルウィを見失った事で現在は大砂原を根城にしている。
現在は出雲の都市区画の場所には気付いていないが、いずれ気付かれた場合は襲ってくる可能性が高いため最大限の危険存在と言えるだろう。
────────
────────────────
────────────────────────
以下、Fate的歴史の真実。
南米の神々は、中米にて語られるアステカ神話の神々と同じように、宙より飛来した菌状生命体が無機物や動植物、人間などに寄生、憑代として神になった存在である。
ワリャリョ・カルウィンチョもその内の一柱であり、ビラコチャらと同じように南米に根付いて、ワロチリ地方にて人間たちを統治していた。
彼は当時は生命力を分け与えて世界を豊かにするという役割を持った神であり、その持ち得る権能を以てして数多くの生命に繁栄を約束する、善なる神であった。
だが、それは突如として飛来した。
暗黒なる時代、絶対的なる古き黒と闇。それは全てを滅ぼし、そして総てを無へと帰した。
死に物狂いで彼は古き黒と闇に勝利したが、残されたのはわずかなる人間や動植物だけであった。
彼は絶望した。分け与えるだけでは何も残らないと。強く在らねば、分け与えても奪われるだけなのだと。
力が欲しい。彼は強く願った。己の無力さに慟哭し、怒りを抱き、嘆き、悲しみ、憎悪し、そして────────。
彼は、奪う側に立つ決意をした。
奪い、簒奪し、喰らい────それら全てを以て、強くなると決意した。
圧倒的なる暴力と威圧による恐怖の支配。ただ弱者は全てを強者に捧げるのみ。それが彼の目覚めた本当の正義だった。
プルム・パチャ の記憶はとうに薄れ、目的と手段が入れ替わり、彼は何故自分が最強であろうとしたのかも忘却して生贄を貪り屍の山を築き続けた。
その暴力と野生の権化へと成り果てた彼は、パリアカカに討たれるその最後の一瞬にいたるまで、かつての自分を思い出せないまま無惨に命を散らすのであった。
現在では南米大陸に多く存在するとされている"
インカ神話の神として広義には考えられているが、『ワロチリ文書』に記される神々はインカの神話的歴史を綴る
だがペルーのワロチリ地域はクスコのインカ帝国と何らかの文化的交流があったとされており、地域単位で大雑把にくくる場合はインカの神話だと説明されることもある。
『ワロチリ文書』では序文にてその活躍が綴られている。
ワリャリョはまず、
そして人間たちに生気を与えたが、2人以上の子供を持つことを禁じ、2人目以降の子供は全て自分に捧げるように人間たちに命令したと記録が残されている。
だが彼が統治していた時代は生命力が溢れており、死人は5日で蘇り作物は5日で実るなどという光景が日常だったともある。
その後沿岸地域から登ってきた神、パリアカカの手によって討たれ、彼は主神の座から引きずり降ろされた。
ワリャリョは当時のインカのワロチリ地方の先住民(農民)の主要神で、根拠は薄いが、そのモデルを活火山とする解釈もかつてあったらしく、現代の再話や解説では原文にない火の描写が付け加えられていることがある。
それがこのように後の主神とされるパリアカカに討たれて主神の交代劇が起きたのは、民族間の侵略と同化の正統性を主張するための物ではないかという説も存在する。
ワロチリ地方の先住民らのもとにパリアカカを信仰する牧畜民がワロチリ地方に侵入してきて、ワリャリョを信仰する先住の農民たちを侵略して自分たちに同化させた際にこのような神話になったと考えられる。
元々生命力を与えるといった正の側面を持つワリャリョが生贄を欲する非道なる神に転じているのも、こういったいきさつによるものなのかもしれない。
モザイク市『出雲』においては、鳥取大砂原の一画に陣取って根城としている。
元々は狂喜を是とする集団に属する魔術師の手で、ザリチェ&タルウィ襲撃の対抗手段として召喚されたが、その持ち得る精神性からマスターを召喚後に即座に殺害。
ザリチェ、タルウィ、ヒダル神らと数時間に渡る激しい殺し合いを行うが、最終的にザリチェとタルウィを見失った事で現在は大砂原を根城にしている。
現在は出雲の都市区画の場所には気付いていないが、いずれ気付かれた場合は襲ってくる可能性が高いため最大限の危険存在と言えるだろう。
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以下、Fate的歴史の真実。
南米の神々は、中米にて語られるアステカ神話の神々と同じように、宙より飛来した菌状生命体が無機物や動植物、人間などに寄生、憑代として神になった存在である。
ワリャリョ・カルウィンチョもその内の一柱であり、ビラコチャらと同じように南米に根付いて、ワロチリ地方にて人間たちを統治していた。
彼は当時は生命力を分け与えて世界を豊かにするという役割を持った神であり、その持ち得る権能を以てして数多くの生命に繁栄を約束する、善なる神であった。
だが、それは突如として飛来した。
暗黒なる時代、絶対的なる古き黒と闇。それは全てを滅ぼし、そして総てを無へと帰した。
死に物狂いで彼は古き黒と闇に勝利したが、残されたのはわずかなる人間や動植物だけであった。
彼は絶望した。分け与えるだけでは何も残らないと。強く在らねば、分け与えても奪われるだけなのだと。
力が欲しい。彼は強く願った。己の無力さに慟哭し、怒りを抱き、嘆き、悲しみ、憎悪し、そして────────。
彼は、奪う側に立つ決意をした。
奪い、簒奪し、喰らい────それら全てを以て、強くなると決意した。
圧倒的なる暴力と威圧による恐怖の支配。ただ弱者は全てを強者に捧げるのみ。それが彼の目覚めた本当の正義だった。
その暴力と野生の権化へと成り果てた彼は、パリアカカに討たれるその最後の一瞬にいたるまで、かつての自分を思い出せないまま無惨に命を散らすのであった。
ただ強きを求めるために弱者を喰らい、目についた命は全て残さず捕食対象として襲い掛かる"暴"の化身。
その様は生きている自然災害と言っても過言ではなく、"山の神々 "とされた1柱であると見る者に実感させる。
己のマスターすらも殺害の例外ではなく、神霊であるため令呪による命令も無意味。自分よりも弱い人間が自分を従えるなどあってはならないと、召喚された直後に抹殺しようとする。
サーヴァントである癖に他人の下に付くような思考ではない為、基本的に特異点における偶発的召喚などでなければ存在することはない。そもそも神霊を召喚できる環境が稀なのだが。
その飢餓感の背景には彼なりの後悔と怒りがあるのだが、バーサーカーとして召喚されているが故に彼はもうそれを思い出せずにいる。
その様は生きている自然災害と言っても過言ではなく、"
己のマスターすらも殺害の例外ではなく、神霊であるため令呪による命令も無意味。自分よりも弱い人間が自分を従えるなどあってはならないと、召喚された直後に抹殺しようとする。
サーヴァントである癖に他人の下に付くような思考ではない為、基本的に特異点における偶発的召喚などでなければ存在することはない。そもそも神霊を召喚できる環境が稀なのだが。
その飢餓感の背景には彼なりの後悔と怒りがあるのだが、バーサーカーとして召喚されているが故に彼はもうそれを思い出せずにいる。
パリアカカ
「5人に増えるなど、卑怯な真似をしてくれたものだな。だがあの時負けたのは事実だ。
しかし今はどうだ? 今後こそお前を喰らう自信がある。さぁ、あの時の続きをしようか」
自分を滅ぼした神。おそらくはワリャリョと同じように宙から飛来した菌状生命体なのだろう。
ただ殺し殺され喰い喰われしか考えていない彼に珍しく、明確な敵意を以て会話をする相手。
ビラコチャ
「俺と同類か。性質は似ていても、俺の方が強いだろう。さぁ殺し合いだ。お前も俺の強さの糧となれ」
同じ南米の主神。神話体系の違いはあれどワリャリョには関係ない。ただ総てを喰らい尽くし強さの糧とするのみである。
余談ではあるが、同じ主神という立場となっているのは、単に神話体系が異なるだけなのか詳細は掴めていない。
ワリャリョ以降主神の交代劇は続いたと記録があるが、その最後の神がヴィラコチャだったのかもしれない。
ザリチェ&タルウィ
「煩わしい。飢えと渇きなど俺には日常茶飯事だ。滅べ。そして俺の強さの糧になれ」
『出雲』にて出会った神。目についたから殴り合ったが、同じ神性である事と2柱がかりだったことから勝負はつかなかった。
最終的に勝負の夢中で見失ったが、探す気にもならないので今は向こうからまたかかってくる日を楽しみにしている。
現在はとりあえず目につくヒダル神を屠っては暇つぶしをしている程度である。
ヤナ・ニャムカ
トゥタ・ニャムカ
「その名前だけは口にするなァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!」
怒り。憎悪。後悔。怒り。破滅。悲哀。後悔。怒り。怒り。憎しみ。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。
怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。
汎人類史はおろか、剪定事象全てを含む歴史から抹消された暗黒の神。破滅の象徴。そして、とうの昔に摩耗して消えたはずの、ワリャリョの飢餓感の源流。
「5人に増えるなど、卑怯な真似をしてくれたものだな。だがあの時負けたのは事実だ。
しかし今はどうだ? 今後こそお前を喰らう自信がある。さぁ、あの時の続きをしようか」
自分を滅ぼした神。おそらくはワリャリョと同じように宙から飛来した菌状生命体なのだろう。
ただ殺し殺され喰い喰われしか考えていない彼に珍しく、明確な敵意を以て会話をする相手。
ビラコチャ
「俺と同類か。性質は似ていても、俺の方が強いだろう。さぁ殺し合いだ。お前も俺の強さの糧となれ」
同じ南米の主神。神話体系の違いはあれどワリャリョには関係ない。ただ総てを喰らい尽くし強さの糧とするのみである。
余談ではあるが、同じ主神という立場となっているのは、単に神話体系が異なるだけなのか詳細は掴めていない。
ワリャリョ以降主神の交代劇は続いたと記録があるが、その最後の神がヴィラコチャだったのかもしれない。
ザリチェ&タルウィ
「煩わしい。飢えと渇きなど俺には日常茶飯事だ。滅べ。そして俺の強さの糧になれ」
『出雲』にて出会った神。目についたから殴り合ったが、同じ神性である事と2柱がかりだったことから勝負はつかなかった。
最終的に勝負の夢中で見失ったが、探す気にもならないので今は向こうからまたかかってくる日を楽しみにしている。
現在はとりあえず目につくヒダル神を屠っては暇つぶしをしている程度である。
「その名前だけは口にするなァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!」
怒り。憎悪。後悔。怒り。破滅。悲哀。後悔。怒り。怒り。憎しみ。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。
怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。怒り。
汎人類史はおろか、剪定事象全てを含む歴史から抹消された暗黒の神。破滅の象徴。そして、とうの昔に摩耗して消えたはずの、ワリャリョの飢餓感の源流。
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