ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。


基本情報

【元ネタ】古浄瑠璃『丑御前の御本地』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】丑御前
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女
【身長・体重】169cm・60kg
【肌色】薄 【髪色】黒 【瞳色】橙
【スリーサイズ】96/59/89(Hカップ)
【外見・容姿】長い黒髪と薄紫の和装を少し乱した少女。物憂げな伏目。
【地域】日本
【年代】10世紀後半
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・日本・女性・神性・鬼
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:B++

【クラス別スキル】

狂化:D++

バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
筋力と耐久が上昇するが、言語機能が単純化し、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
女官の下で人として育てられた逸話より、非戦闘時に限り狂化を抑え込むことができる。

【保有スキル】

変化:A-

文字通り「変身」する。「借体成形」とも呼ばれている。
生まれながら牛の角が生え鬼の顔をしていたとされるバーサーカーが、自身の外見を人に似せるために習得したもの。
狂化が進行するとともに効力は弱まり、本来の牛の角が出現、鬼の如き怒りの形相に変貌してしまう。

怪力:A+

一時的に筋力を上昇させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。使用することで筋力をワンランク上昇させる。
持続時間は”怪力”のランクによる。
バーサーカーの出生が紛れもない怪物であることを分かりやすく示すスキル。

魔力放出(雷):A

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。
バーサーカーは魔力を雷として放出する。
彼女は生まれながらに、この力を自在に扱うことが出来た。

神性:B

神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
バーサーカーの出生前に、彼女の母は胎内に北野天神が入り込む夢を見たとされ、高ランクを獲得している。

【宝具】

牛王招嵐・怒髪天昇ごおうしょうらん・どはつてんしょう

ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜150 最大捕捉:300人
大妖魔としての怒り狂う力そのものを容赦なく振るう、鬼種の力を総て解放しながら放つ渾身の一振り。
彼女のもう一つの可能性が見せた、鬼の力と神秘殺しの伝説の歪な融合とは異なり、人が抱く鬼への恐怖をその源とする。
「鬼」のイメージが強く付与されることでバーサーカー本人が持つ雷の魔力放出と、純粋な鬼が持つとされる炎熱の性質が融合。
ただ真横に振りぬくだけの斬撃が、視界の限りを蹂躙し焼き尽くす炎と雷の嵐となって襲い掛かる。
使用時は牛の角が現れると同時に、魔力放出の過負荷による排熱のために、髪全体が赤熱化して舞い上がる。正しく怒髪天昇。
加えて、この宝具を使う度にバーサーカーの精神は鬼に近づき、狂化ランクが上昇していく。

牛鬼・丑御前わがあくむ・うしごぜん

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
前述の宝具の使う度、自身が鬼であることを強く自覚する度、上昇する狂化ランクが規格外に達したとき発動可能となる。
源頼光との隅田川での決戦で見せた―――と語られている、十丈(約30メートル)に達する鬼の姿への変化。
牛の頭部と蜘蛛のような胴体。脚の先には鋭利な爪が生え、全身は黒く染まる。最早人の面影は微塵も存在しない。
宝具の発動と同時に天候は大雨に変わり、洪水が辺り一面を襲う。地面は川に変わったかのように水の底へと沈む。
等身大ですら凶悪無比な鬼の力が身の丈と共に拡大され、全てのステータスが二十倍上昇する。英霊の域を超えた怪物。
あまりにも強大にして醜悪な姿だが―――バーサーカーは、生前にこの姿を取ったことがない。
彼女は、源頼光と、自らの弟と刃を交えることなく、その命を絶った。
しかし彼女は大敵として退治されたという話が求められ、後の時代に巨大な鬼へ変化したという説話を作り出した。虚構の悪夢に過ぎない。
故に、この姿もまた幻と同じもの、僅かな時間の後にその暴威は自らの魔力を喰らいつくし、霊基ごと消滅していく。
悪夢は醒める。それこそが、バーサーカーにとっての救いと言えるだろう。

【Weapon】

『無銘・野太刀』

バーサーカーの武器。特に逸話のない巨大な野太刀。
鬼の力で振り回され刃こぼれ等損傷が目立つが、同時に彼女の妖気で補強され、宝具としての使用に堪える頑強さを獲得している。
また、妖気を吸った影響でこの武器自体が雷の属性を持つ。鞘はとうに捨て去られたか破損したらしく、常に抜き身。

【解説】

かの神秘殺し、源頼光と親を同じくする実の姉。そして、彼により退治されたと伝えられる牛鬼。
彼女の母は夢の中で、北野天神(北野天満宮。祭神は菅原道真)が胎内に入る様を見た。その三年三月後に生まれたのが丑御前である。
天慶四年辛丑、三月二十五日丑の日丑の刻に産んだ子として丑御前と名付けられたが、これにはもう一つ理由があった。
彼女は生まれた時から歯は生えそろい、髪は四方に黒く伸び、眼は朝日の様に輝き、なにより牛を思わせる大きな角が生えていた。
その様は正しく鬼の如く。父である多田満仲は丑御前を殺すべしと言いつけた。
しかし丑御前は母の計らいで大和国金峯山に身を隠され、女官の荒須崎によって人間として育てられた。
山の中の生活で彼女は慎ましやかに成長したが、鬼の力は日増しに強くなり、大力の荒須崎でさえ育てるのに苦労した。
彼女はやがて自分が高名な武家の子であること、しかしこの出生を疎まれ荒須崎に預けられたことを伝えられる。
荒須崎は彼女が人として、満仲の子として大成することを望んでいたが、満仲の理解を得ることは叶わず、丑御前は関東へ移される。

        「―――そう、ですか」
        「私が望もうとも、望まずとも―――私は最早どうしようもなく―――『化物』だったのですね」

流刑同然の扱いに、彼女は自分と人が相容れぬ存在であることを思い知らされた。
そして再び幽閉の身となった彼女の下に、ある少年が現れた。自分と同じ肌をした、同じ髪を持つ、十五ほどの少年。
彼の名は源頼光。丑御前を殺すために、化け物を殺すために育てあげられた彼女の弟であった。
しかし、彼は丑御前を斬ることはなかった。否。斬れるはずもなかった。血を分けた姉を斬れば、彼の心は真に化物となってしまう。
「一緒に帰ろう」そう語りかけた頼光の言葉を、彼女は拒んだ。人の世に自分が帰る場所などない。やがてこの身は災いとなると。
しかし諦めきれない頼光に、丑御前は半ば強引に連れ出された。雨の降りしきる中、彼女たちは隅田川の近くまで走った。
手を握り前を走る弟に、丑御前は後ろから声をかけた。

        「―――ありがとう」

偽りのない、感謝の言葉。父に拒絶された自分を、化物である自分を、弟は迷うことなく人間として扱ってくれた。
はっと頼光が振り返ったその時。

        「―――幸せにね、頼光」

彼女は自ら、川の流れの中に落ちた。化物として弟を喰らう前に、弟が自分を殺して化物になる前に。自らの手で自分という鬼を殺した。
ただ、弟の幸せを願いながら。

―――しかし、世は丑御前が神秘殺し源頼光によって討ち取られた話を、恐ろしき鬼は悪夢と共に消えたという安心を求めた。
人々の意図が絡む中で御伽話の内容は変化し、後の世に伝えられたのは、巨大な鬼と化して頼光に殺される丑御前の姿であった。

【人物・性格】

お淑やかで情が深く。平和を良しとする良識人。料理が上手。
山育ち故少し世間知らずなところがあり、人間の世界の物品に憧れを抱いている。特に聖杯の知識で知った家電に興味津々。
普段は鬼らしさを微塵も感じさせないが、しかしそれ故に、人を傷つけることしかできない鬼である事実が彼女を苦しめている。
戦闘時は普段抑え込んでいる狂化が解放され、血の匂いに狂喜する鬼の人格と人の人格が混濁したような状態に変化する。
宝具の使用などにより狂化はさらに進行し、苛烈な狂気もよりエスカレートしていく。敵味方の識別は殆ど不可能。
ただし源頼光のゆかりの品などを身に付けていると、巻き添えはともかく直接的な攻撃はしてこない。
弟が後の時代に神秘殺しとして名を伝えられたことを知り、彼が己を殺し化物と袂を分けた真意を知った。
化物と人は分かり合えない。しかし人と人であれば―――。人の身へと生まれ変わる希望を胸に、彼女は聖杯を追い求める。

イメージカラー:菫色
特技:料理(和食)
好きなもの:弟、荒須崎
嫌いなもの:怖がられること
天敵:源頼光
願い:人の身となって弟と再会したい。

【一人称】私 【二人称】あなた 【三人称】○○様

【因縁キャラ】

源頼光:あぁ、どうか、化物にも届く奇跡が在るのなら―――もう一度会いたい。会って、あなたに―――
源頼光(女):私の何処かの可能性―――でしょうか。その在り方が歪であれ、人が為に戦う姿は、私には余りにも眩しいです。
坂田金時、渡辺綱平貞光(碓井貞光)卜部季武:弟の部下、あるいはもう一人の私の部下ですね?どうか弟のことをよろしくお願いします。
酒呑童子、茨木童子:―――えぇ、えぇ!私もかの者共と同じ!人と相容れぬ化生の―――!!……申し訳ありません。少し取り乱しました。
安倍晴明:―――!?あ、あなたも……弟のお友達……なのでしょうか?い、いえ。すみません。頼光にとっては、あなたのような方こそが最も必要なのかもしれません……
蘆屋道満:晴明様と仲がよろしいのですね。何か菓子を準備した方がいいかしら……?あまり苦いものを出してはいけませんね。
藤原保昌:…………(どう対応していいか分からずオロオロしている)

【コメント】

外見は十代後半の女頼光。この時から身長は高かった。という想定。
普段は狂化の抜けた女頼光みたいな性格で狂化が進むと邪剣抜いた男頼光に近くなる。
男頼光の姉上を書きたかったが、頼光が姉上を連れ出したのは大和国にいた頃っぽいので微妙に齟齬がある。なんてこったい。

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計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
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http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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