kagemiya@ふたば

ありとあらゆる妨害効果に対し、その効果を打ち消す最上位の防護スキル。夜空の煌めき、そして裁定者の使いたる彼に対し、如何なる者も邪魔立てできない。ゼウスの使いの鳥、或いはアバターの一つとしての彼に与えられた、究極の防護にして全能の一端。
その性質上真名看破の機能も搭載しているため、それと分かって使用するならば単なる防御以上の多大な効果を発揮する。
神性の中でも最上位級の権能を持つ者であることを示すスキルであるが、彼自身はあくまで分け御霊と呼べるものに過ぎないためBランクに留まっている。

コレまでそれ一筋で生きてきたとすら言える仕事をほっぽり出してまで愛を向けられた男。仙女からそれほどの愛…という名の加護を向けられれば、普通の男では無事では済まないだろう。
この加護は、肉体をほっぽり出して魂だけになっている織姫と…もう一つ。
主神ゼウスを愛し続けた、ある女神のものもある。ゼウスが力をこちらに渡しているため、これもセットで押し付けられ付いてきている。心配ないよ。お得だよ。
兎も角もそれらの加護は(半ば勝手に)発動し、彼が乱心したり浮ついた心になってしまうのを(半ば勝手に)レジストする。

ギリシャの神々の旗艦…から分譲されたものとしての性質と、夜空に輝く星としての性質。あくまで分霊のような存在である彼だが、2つが合わさって高ランクを維持している。
星属性を持つ英霊への攻撃強化効果は健在であり、こちらは本来のものに比べると効果が落ちるとはいえ対外保護機能も健在。

こちらは主神がウラノスより引き継いだ権能と、神の命で空を駆けた一羽の鳥としての逸話を複合したスキル。
物語によっては天女よりその羽衣を手に入れて空に登った彦星、ティタノマキアに勝利しウラノスより簒奪した天空の王冠。そのどちらもが、遥かな空に輝くものである。
本来コレも高ランクで持ち合わせるものだが、後述の第1宝具に複合されている。

ゼウスが所持する権能。ケラウノス。
だがあくまで蒼穹を駆け巡る彼に、この力はそう多く与えられなかった。そのためこのスキルはそう強い出力を示さない。
本来であれば敵広範囲に雷撃による足止めを行うものであったが、彼は自身の宝具を補助する、という使い方をする。敵に向けて放つ事も可能だが、こちらは絶大な範囲まで広がらないようだ。

ランク：A　種別：蒐集宝具　レンジ：無制限　最大補足：1
ゼウスの使いとしての彼の存在そのものにして、彼のお供の鳥の正体。情報収集や人1人の誘拐などに使用できる他、彼自身の翼にも変化させられる。境界の竜には及ばないものの、その飛行速度は人型の形態のままで行っても100km/hを悠に超える。天空の権能も複合しており、魔力でのブーストを込みで行くとさらに加速する。
彼自身の性質を示すものであるため、こちらは半ば常時発動させられる(している)宝具であり、真名が不明でも効果は発揮する。

ランク：A++　種別：対星宝具　レンジ：100　最大捕捉：不明
『宝具、真名解放。知性体保護機能…ロック。最終的裁定機構、バージョン1.0.9認可環境で起動。
対惑星破壊機構限定解除。以降ロック。攻撃範囲を指定…完了。避けるなよ。』
主神ゼウスが保有する宝具にして、彼の最大の特徴たるその雷霆…のスケールダウン版。最大火力では星を対象に発動し、容赦なく破砕、分断する暴威であるが、上記の通りアクイラは雷に関する権能はそう多く引き継げていない。
コレを補強する概念として選ばれたのが『天の河』、即ち2つの星を永い時に渡って分断する煌めきの奔流。
そのため、対星攻撃としての性質がより強くなっているのだが、その他の概念攻撃系の力はほぼ無くなっている。それに加え、この宝具に頼った戦い方は流石に不可能な事、余りにも派手すぎる事からこの宝具は解放が可能な局面までは記憶ごと封印される仕様になっている。

彼が通常攻撃時に発生させる光。
その正体は星の光、雷撃、或いは恒星を模した光球。
性質も本質的なエネルギーも異なるものだが、いずれもその光を象徴的な姿として捉えられるものであり、併用する事でそれぞれでは足りない威力を補っている。

『是、蒼穹を羽撃く黒弓』の小型化形態。
こっちの方が便利な気がしないでもない。

彼の周りによく「発生」する牛。
実際は牛飼いとしての彦星の性質とゼウスがやっていた「他人や自分を牛に変化させる」というアレの合わせ技であり、人畜無害な他生物だったり或いは敵性存在だったものを牛に変化させ、使役しているようである。

彦星、ないし「アキラ」と名乗っていた男の正体。アキラという謎の名乗りは、正しくはラテン語、イタリア語で鷲を意味する「アクイラ」。
『わし座』…トレミーの48星座の一つに数えられ、その中でも一等明るいα星アルタイルは夏の大三角の一つでもある。神話においてはその鷲はゼウスの化けた姿とも、ゼウスが派遣する鷲とも言われる。神々の新しい給仕役として、美少年ガニュメデスを攫ってくる話で有名か。
単体では人の形をした英霊とは言い難い存在であったが、空に上げられた際に自身の内に含まれたアルタイル、その星に纏わる伝説を内包し、彦星の姿を得て成立。
主神がその一部より作り出し、自身の遣いとして飛ばした両翼が星座の縁を辿って牛飼いの姿となったもの。それが彦星/アクイラである。

最初、真名などに関する諸々の記憶を何割かは蓋がされた状態で召喚される(か、そのフリをする)。大抵の場合「自身は彦星である」と認識しており、ほぼそれに違わない能力は発揮するためあまり違和感を抱くことはなく…だがそれでもスキルや宝具の一部は不明なまま話が進む。

恐らくその正体が割れるのは後半以降。その場においての彼はその状況を善としない異郷の神から送り込まれた刺客であり、人類史の存続を望む者からの助けの手であるのだが、そのような状況の場合には彼は最初斥候、工作に専念して行動するために情報ないし能力の一部をロックされた状態で投入される。
自身の真名の発覚によって、雷霆宝具という最終兵器が使えるようになる。強力な宝具ではあるのだが余りにも目立つものでもあるため、偵察などを行える彼が是を放ってもいい状況──即ち、戦力を整えた上で攻勢に移る、と決まった局面以降で開示される情報となる。
補足しておくと、間違いなく主神から力を分けられた存在であり、宝具やスキルは強力である一方で基本的な出力が単体で神として成立する神霊クラスには至らない。
霊基にかけられたロックは、この出力の問題を解決する時間を稼ぐために付けられた…それまでに彼が撃破される事のないようにという意図で設けられた安全装置なのである。

基本的には外交的/受動的。いつも笑顔の2枚目であり、彼に悪印象を抱く者はそういない、というレベルで常にニコニコしている。言動も安定、かつ人当たりの良いものであり、付き合えば付き合うほど悪い人物には見えない。どころかちょっとノリが良く、やや真面目な発言もするが気のいいお兄さんとして付き合えるだろう。
元々が使いであるためマスターなどが存在する場合はその命令にも基本は忠実で、それ以外の場合でも「やるべき事、求められた事」をこなす。そのような性分であるために、そういうものがない場合一日中飛ぶなり突っ立ってるなりで時を過ごす場合すらある。あるいは牛を可愛がっている。
人格的には鷲寄り。あくまで「彦星(アルタイル)がわし座の一部」といった割合のようで、彦星である事も間違いではないが、全面的に彦星というわけではない。


イメージカラー：白の中の黒
特技：物探し
好きなもの：かわいい子(性別不問)
嫌いなもの：誤解を招きそうな指示
天敵：白い巨人
願い：特になし。

【一人称】俺、私、わし　【二人称】あなた、汝、お前　【三人称】彼、彼ら

織姫：仮面夫婦という言葉を体現するかのような関係。お互いにどうやら伴侶のツラしてるらしい他所の神話系の存在というもはや接点皆無なはずの2人。
「お前は…誰だ？」『そっちこそ誰なんですか』
「……」『……』

ガニュメデス：誘拐勧誘対象。女の子が可愛いのはそりゃ大前提だが男の子が可愛いのも悪くない。

ゼウス：大元にして主人。だが主神は何も言ってはくれない…。

書いてあることはめちゃくちゃに強いけどよく見ると防御方面と宝具が強くて普通に戦う分にはあんまり強くない。
彦星単体だとエピソードが足りない…
ゼウスのスキルが割と彦星として見ても収まりがいい…
それっぽいものにしよう