ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

弱い人は嫌い──誰のことも、嫌い。


基本情報

【氏名】片桐アゲハ
【性別】女性
【年齢】14歳
【出身】モザイク市・神戸
【身長・体重】162cm・50kg
【肌色】色白【髪色】黒髪【瞳色】赤黒
【スリーサイズ】92/60/88
【外見・容姿】旧時代風の黒いセーラー服の上に和様の羽織を纏う、大人びた雰囲気の少女。手に持つ赤い和傘が印象的。
【令呪の位置】背中

【属性】中立・中庸
【魔術系統】未習得
【魔術属性】火
【魔術特性】未習得
【魔術回路】質:E 量:D 編成:異常
【起源】『拒絶』

【所属】神戸・『常世虫』
【階位・称号・二つ名】常世様

【契約サーヴァント】未定

魔術・特殊技能・特性など

『羽無し』

事故や傷害、盗掘者や無人兵器との戦闘、あるいは自傷行為や治療の結果としての切除等、様々な要因によって背の羽を喪った者たち。
羽の詳細な組成は未だ不明でありその喪失が羽付きに齎す影響の程もまた確かではない。羽無しの中には神戸に対する適応力を失い衰弱した者も居る。
そして、羽を喪ったとしても羽付きでなくなる訳ではなく、神戸から出ることは出来ない。
羽を己の象徴として結束している天使街の主流からすれば疎まれる存在。

『常世虫』

モザイク市神戸における特色の一つ、羽付き達が暮らす天使町に存在するコミュニティ。
所属者は殆どが羽無しであり、また羽を異常の象徴として忌み嫌っている者も多いため、羽付きによる独立を目指す派閥からは毛嫌いされているグループ。
神戸という街の下層に暮らす住人達──回収業者崩れの無頼や街のチンピラ等を含め、街の主流から爪弾きにされながら市外にも行き場のない人間たちの寄り合い世帯。
最近では独立の機運高まる天使町の主流層に変わり、神戸外部から訪れる回収業者との交流や折衝に関わり始めている。
基本的に烏合の衆であるものの、独特のカリスマを持った「アゲハ」という羽無しを常世様リーダーとして担ぐことで結束している。
『常世虫』の名はアゲハの名を古い伝承に擬えて羽無し達が呼び始めたのが元だが、同時にアゲハの趣味も含む。
即ち、此処は天使の住処ではなく虫籠掃き溜めだ、という皮肉である。

無能力

アゲハは自ら戦うための術を持たない。それは魔術に始まる超常をその身に修めていないというだけでなく、武芸の心得も武器も持たないということである。
ただ、皮肉を込めて微笑むのみ。
気位のみを以て、少女は天使町のアンダーグラウンドに君臨する。

礼装・装備など

『和傘』

骨董のような赤い日傘。古いというだけで礼装ではなく、魔術的な能力はない。

外見・容姿の詳細など

戦前・旧時代に見られたような時代がかった黒いセーラー服に、これまた古風な和様の羽織を着る長い黒髪の少女。
砂や埃を嫌ってか、視線避けか、あるいは単なるファッションか、いつも差している赤い和傘がトレードマーク。
年の瀬は十代半ばといったところだが、大人もたじろぐような美しい顔立ち、発育のよい肢体に加え、物憂つげな雰囲気が幼さを感じさせない。
総じて、クラシカルな装いをした美人のお嬢さん。いかにも良家の御令嬢といった風情で、人の眼を惹く華やかさがある。
けれど、当の彼女はそうした評価に大して価値を置かないらしい。
くるくると傘を回し弄びながら、いつも皮肉げな笑みを浮かべている。

人物像

皮肉気に微笑う、翅のない蝶。

モザイク市神戸・天使町に住む、古風な装いの美しい少女。
羽無し達のグループ『常世虫』の頭目として、羽付きのみならず港島のHCUや回収業者の間にもそれなりに名の通った人物。
戦後生まれの若年者ながらその雰囲気と佇まいには独特のカリスマがあり、武力を用いることなく天使町のアンダーグラウンドに燻る羽無し達を統率している。
羽無しが羽を喪った経緯は個々様々だが、彼女の場合、自らの手で己が背の羽を削ぎ落としたという。


イメージカラー:黒と赤
特技:生け花
好きなもの:抹茶
苦手なもの:人混み、騒音、金属音
天敵:(からかうような笑み)
願い:(自嘲するような笑み)

【一人称】私 【二人称】貴方、名前呼び捨て(親しい)、苗字+さん(よそ行き)

台詞例

来歴

聖杯により世界が創り変えられたその年、大企業・真田製鋼の重役の長女として生を受ける。
混沌とした時代の真っ只中の生誕ではあったものの、周囲の人間の善良な人間性や、父が力ある立場の人間だったことが助けとなり、健やかに育つことが出来た。
とりわけ、旧時代の名家の出自だった母は、アゲハに一際深く愛情を注いでくれた。
優しく美しい母は幼いアゲハにとって自慢の存在であり、外を駆け回って遊び疲れた夕暮れに、日傘を差した母が迎えに来てくれるのをいつも心待ちにしていた。
だが、そんな幸福な幼年期は、プラントの暴走事故により総て喪われることになる。

喪失の瞬間を、アゲハは覚えていない。
眼が覚めた時には何もかもが終わっていて、背に備わった羽の意味を答えられる者はなく、難民らと共に待っていても誰も迎えには来てくれない。
戻ってきたのは憧れだった日傘だけだ。
悲しみのような、怒りのような、青いような、昏いような──その時胸に懐いた感情を、アゲハは未だ言葉に出来ない。

程なくして、アゲハは避難所から姿を消した。
自らの羽を削ぎ落とした幼い立ち姿に、人目を惹き付ける魔性を秘めて。
──そして、次に彼女が人々の眼に止まったのは、再び神戸に街が形作られた頃である。

性格

皮肉気で、斜に構えて、本心を見せず、他人事のように物を言う。
くすくすと花のように咲いながら、優しく棘を握らせる。
愛でるように撫でながら、毒のような蜜が滴る。

身も蓋もない言い方をすると、嫌なヤツ。
誰に対しても物怖じせず、慇懃無礼を地で行く言動でゆるりと笑う悪女の相。
ただ、こうした言動自体は一種の“キャラ作り”“泊付け”であり、人を手球に取ることに悦を覚える性格という訳ではない。
曰く、湖面に小石を投げて産まれる波紋を眺めるように。
相手から望ましい反応を引き出すための擬態であって、毒を吐き出す笑顔の裏から、冷え切った無表情で相手を観察している。
要は、対人関係におけるバランス感覚に非常に秀でているということ。
鞭だって、使いようでは飴より甘い。武力を持たない彼女にとっては、言葉こそが得物である。

そうした仮面を取り払った私人としてのアゲハは──厭世的で、無表情に、いつも遠くを見ているような。
何処か、浮世離れした雰囲気を纏っている。

行動規範・行動方針

『常世虫』の頭目──『神戸』における最下層を代表する者らの一人として、街の運営やHCUからの支援・干渉、回収業者達の振る舞いにあれこれと口を出している。
公的な立場としては保守層の代表格であり、彼女自身も保守的な立ち位置を自身で選んでいる。

羽付きの自立を叫ぶ独立派に関しては「夢があっていいわね」として、端からまともに論ずる意志がない。
反面、HCUや回収業者といった外部からの来訪者には協力的で、排他的になりつつある街に代わる窓口として『常世虫』を機能させている。
真田製鋼の忘れ形見、という出自もあり、HCUの中にも──特に真田製鋼を吸収した藤崎造船所には──シンパが多い。
従って現状の天使町の主流からは蛇蝎の如く嫌われており、過激な者から命を狙われてすら居るのだが、当人は何処吹く風。

冷静な現実主義者であり、堅実な積み重ねを評価する一方で“夢見がち”と判じた相手には酷く冷たい。
あと騒々しい人は素で嫌い。

サーヴァントへの態度

通常の人間を相手にするのと変わりなく接する。
彼らが偉大な/邪悪な先人であり、常人より遥かに優れた知性や人格、能力を持つ存在であることは十全に理解した上で、特段に気負いを持たない。
穿って見れば傲慢で、良く言えば相手をよく見て別け隔てなく接している、と表せる。

彼らとて、鋼に呑まれれば等しく死ぬのだから。
確かに優れている──だけど、まぁ。
それだけのことでしょう。

役どころ・コンセプトなど

天使町のアングラ担当。着物セーラーのお姫様。

因縁キャラ

天使町

弱い街。
誰に対しても基本的ににこやか。胸の裡は別として。

糟屋カブト
『常世虫』。身辺警護を担当することもあるため、有象無象が多く集まる中では比較的近しいメンバーの一人。
肉壁扱いを隠そうともしない。時々言葉でつついていじめている。パワハラ。
その出自を含め、何かしら自分に含みがあることは大凡把握していて、その上で瑣末事と放置している。
どうでもいいことだから、どうでもいい。
「盾になってくれるのでしょう?なら精々励んで頂戴──私のために」
神坂シヅキ
独立派の主要人物。立場も人格も、まるで噛み合うところのない相手。
見当違いで夢見がち──というのが彼女に対する評価の総て、本人が知れば激昂するだろうが、一種の憐れみさえ向けている。
独立派を潰す大義名分になるので、手足の一本位はくれてやってもいい。
彼女が手を出してくるなら、そんな半端な結末にはなるまいが。
「貴女、かわいいのね。ええ、──よくってよ、神坂さん?」」
阿南宮ヨハネ
住人。余り関わりのない立ち位置の人物。
美羽コンテストには正直全く興味がないのだが、本人の意向はともあれ影響力があるため注目している。
同時に、彼女の努力のひたむきさは──美しく、という目標も含めて──アゲハにとって好ましいものである。
無論、それを伝えることはない。

回収業者

全員と直接の面識がある訳ではないが、可能な限り把握している。
違法回収業者や盗掘者については別だが、基本的に友好的。リップサービス込みで。

コメント

生きるの上手いけど幸せになるの下手くそな思春期拗らせ白馬の王子様待ちガール。
常世虫は好きに増やしていいけど話を盛る時は事前にコメントでも貰えると助かります。










──背の羽は削ぎ落とした。
痛みと熱だけが、正気を感じさせてくれた。
浮ついた世界の、浮ついた人間達の中で、一人地に足が付いた気がした。

戦争が終わって、奇跡が世界に溢れて、人は死を夢見なくなって。
けれど、今のこのザマはなんだ──どれだけ時代が変わっても、人は結局弱いまま。
羽付き、羽無し。身内、余所者──どうでもいい。此処では誰も彼もがくだらない、後付の個性で物を云う。
哀れな程弱いから、誰も彼も酔っ払ったような千鳥足。
きっと奇跡は、人間には早かったのだ。

地に足をつけて、歩く。
避難所を出て、慌ただしく走る大人達の間を縫って、歩く。
……でも、すぐに行き止まり。当然だ、鋼に覆われた大地に、行ける場所などあるはずがない。
翅の無い蝶に、停まれる花などないのに。
待っていても、誰も迎えには来てくれないのに。
もう居ない人達に──迎えに行くと撫でられた、そんな約束に、いつまでも縋っている。
自分の弱さに嫌悪が湧いて、知らず唇を噛んでいた。

弱い人は嫌いだ。
誰も彼もが嫌いだ。
自分のことも、嫌いだ。





──弱さの蔓延る虫籠で、弱い私は待っている。
“強い”誰かが、籠から掬い上げてくれるのを待っている。
ずっと、ずっと、今でも、ずっと──
目立つように、目印になるように、赤い日傘を差して。
美しい花を演じるように、ただ咲って。
砂糖菓子のように甘く弱い、夢見がちな少女の夢だと自嘲しながら。
──誰かが迎えに来てくれるのを、待っている。

このページへのコメント

返答ありがとうございます
言葉足らずでしたが、羽無しにしようと考えています。
盗掘者から直営になった件は少し煮詰めて練り直し次第上げようと思います。

0
Posted by 「」 2020年01月11日(土) 16:51:34 返信

コメントありがとうございます。
脛に傷のある人が常世虫すること自体は問題ないです。
羽付き・羽無しではないなら生活拠点は港島になりそうなので、天使町を本拠にする常世虫とどう関わるかは一考ですね。
ただ、微妙に常世虫の話とはズレるのですが、旧真田のコネを含めても盗掘者から直営に就職するのが通常では難しいルートな気もしますので、その辺りはもう少し煮詰めてもよいかなと思います。
ご一考下さい。

0
Posted by 「」桐 2020年01月09日(木) 22:57:10 返信

常世虫に鱒を参加させたいと思っているのですが
来歴としては真田製鋼警備部門幹部の息子として生まれ、プラント暴走事故で両親亡くして盗掘者として生きて来たが、偶々天使町に出向い際にアゲハに出会った事で生き方を改めて直営回収業者になり、常世虫に入ったと言うのを考えています
ご指摘などがありましたら変更しますのでよろしくお願いします

0
Posted by 「」 2020年01月09日(木) 01:39:10 返信

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https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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