最終更新:ID:hQhqijupLQ 2020年01月19日(日) 00:42:15履歴
GM:
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GM:『かくして、世界を、人々を救うために奔走したお姫様は眠りにつきました』」
GM:「『きっと、いつか再会する。その願いを、その希望を、夢に見ながら』」
GM:「『めでたし。めでたし』」
GM:────嗚呼。
GM:────それが。それが結論だと言うのなら。
GM:────断言しよう。この私が。
GM:────お前たちの世界は、間違っている。
GM:
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GM:
【第一夜 君の旅路】
GM:
「おっはよぅございま〜〜〜す!!」
GM:甲高い声が微睡む眼を抉じ開けた。
君たちはゆっくりと目を覚ます。
……なにやら夢を見ていたようだが、内容はよく思い出せなかった。
少女:「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」
少女:「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」
少女:「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」
少女:「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」
GM:君たちを目覚めさせた声(アラーム)の主は冒険家風の装いをした小柄な少女だった。
その両手には食堂車から拝借してきた鍋とお玉。
君たちが微睡みの世界に戻ろうとすれば、さぞ喧しくがなり立てるに違いない。
GM:その鍋の底部には鎖に繋がれた巨大な狼と時計をモチーフにしたような紋章が刻まれていて、
同じ意匠のエンブレムは車内の端々に散見している。
ちょうど君たちのコンパートメントのドアノブにも浅浮き彫りされているものがあった。
GM:きっと社章なのだろう。今ほど現れた少女が身につけるベルト金具にも同様の紋様が確認できた。
コートのボタンにも似通った刻印があるから、不格好な服装も規定に則った制服の一番小さなサイズなのかもしれない。
道理で彼女がぶかぶかのコートを無理に着込んでいるわけである。
GM:ぼーっとしている君たちを見つめる彼女はパチクリと
凸面ガラスの向こうで爛々と輝く極彩色を瞬かせた。
腕まくりした袖口を止める大きな安全ピンが鈍く光を反射する。
GM:居たたまれなくなったのか少女は右手のお玉でポリポリと頬を掻いて明後日の方に顔を向けると、
どこか遠慮がちにお玉を鍋底に一振りする。カン、と軽薄極まりない打金音がした。
ひどく居心地の悪そうな様子だが、それは少女だけではなく君たちも同じだ。
GM:それも当然。少女はやけに親しげだが、生憎と君たちの寝ぼけ眼にはとんと見覚えがなかったのだから。
誰の口から漏れたやら。「誰……?」と仄かな疑問が漏れて出る。
すると、少女は少々大げさに思えるくらい驚きと身を捩らせた。
ガイド:「だ、誰ってマジで忘れやがったんですかお客様方!?
この一週間苦楽ならぬ行楽を共にしたこの可愛い可愛いツアーガイドちゃんを!?」
ガイド:「うっわ……ひっどい。客とガイドの関係といえここまでお客様方が薄情だったなんて……クスン……」
GM:……ツアーガイド。
GM:そうだった。君たちは旅に出ていたのだ。
約一ヶ月間の、寝台列車で行くウォルナト=マヴァイへの旅。
ウォルナト=マヴァイへの直通線を有するヤリナレース鉄道社のパックツアーに。
GM:眼の前の少女もヤリナレース社の社員であるツアーガイドだ。
念願のガイド部門に配属され「会社のお金で旅行できる!」と
仮にも客である君たちの前で浮かれていたのは記憶に新しい。
GM:…………そして、この列車が途中駅に停車せず、
窓の外を見る以外にやることもない暇な旅が一週間続くと知って
「だ、騙された?!」と臆面もなく叫んだ絶望の表情もまた。
GM:案内人と案内客ではあるが、一週間の余り余った余暇は
君たちを打ち解けさせるには十分な時間だった。
今では顔見知り以上友人未満程度の関係にある。
GM:君たちの表情の変化を見取ったのか、
君たちが"ガイド"と呼んでいる名も知らぬ彼女は
ホっと一息、胸を撫で下ろした。
ガイド:「びっくりした…本当に忘れられたのかと思いましたよ。寝ぼけてただけみたいですね」_
ラウラ・ファーガセンハイト:開口一番。小さく挙手して。「煙草吸っていい?」
ガイド:「禁煙室でお願います!」
柏木緋月:「……後五分 いや十五分 昨日は資料の整理で……」
緋月のランサー:「十五分あればもうひと眠りできますね……」
ライカ/VIII:「……………(ぽけぇーと窓の外を見ている」
ラウラ・ファーガセンハイト:「あ、そう」と返事をしてその場で煙草を吸い出した。
ガイス/XXX:(いつの間にかバーサーカーに抱きしめられている)
ガイド:「わわっ! 寝ないでください寝ないでください!」
稗島師人:「……いや。どうも失敬致しました、ガイドさん。どうも寝起きは頭がはっきりせんで」
柏木緋月:「……げほっごっほうぇ」
柏木緋月:「タバコ吸ってんの誰ー?」
ラウラ・ファーガセンハイト:なお、ただの煙草ではなくウィッチクラフトの産物である。
柏木緋月:「私コレの匂い嫌いで……」
ガイド:「って禁煙室でお願いしますと言ったでしょうが!」
ガイド:タバコ掴み、クシャッ、ゴミ箱にポイ。
ガイド:「お客様ー? 室内ではタバコはお控えください」
ラウラ・ファーガセンハイト:「…………」
稗島師人:「……喫煙マナーは守られるが良いかと思いますが」
ライカ/VIII:「言われた規則は…守ったほうが、良いと、思います」
ラウラ・ファーガセンハイト:黙って禁煙室に向かう。その場に紫煙の残り香をのこしたまま。
ラウラ・ファーガセンハイト:何か異常な魔力を検知すれば、吸い寄せられる紫煙を
ラウラ・ファーガセンハイト:途中でさりげなく小石を落としていたりもした。きっちりルーンが刻んであったりする。
ラウラ・ファーガセンハイト:(…変だ。何か変だ。記憶を疑う。今は可能な限り自衛だ。とりあえず妙な魔力の動きがあれば反応する煙を撒いた。いざというときのルーンも置いた)
ラウラ・ファーガセンハイト:(ヤドリギの錘の手持ちはいくつある?とにかく状況を整理しないと)
ラウラ・ファーガセンハイト:(ああ、それにしても煙草が不味いな…)
ラウラ・ファーガセンハイト:追ってくる気配を感じながらもぐるぐると思考を巡らせた。_
ガイド:「……………………」
ガイド:「……ん? あれ? 私禁煙室って言ってました?」
緋月のランサー:「はい。確かに」
ガイス/XXX:「言ってたな」
ガイド:「わう…………」
緋月のランサー:「連れ戻しに行きます!それとお詫びのお茶を……」
柏木緋月:「いや茶は別に……ランサーちゃんが誘いたいだけでしょ」
ガイス/XXX:「じゃあ俺も付いていく。いい加減コイツに抱かれてるのもうっとおしいし、煙草にも慣れてる」
緋月のランサー:「あ、はい。……ではご一緒に」_
稗島師人:(魔術師さんかねえ。それやったらタダのタバコやないかも知らんけど……)
師人のフォーリナー:「へー。これが“タバコ”か。ちょっと匂いキツいな……」
ライカのサーヴァント:「ふむ。私は魔術的なものは詳しくはないが、何らかの呪術的な者をこの紫煙からは感じる」
ライカのサーヴァント:「私のいた時代には、こういった嗜好品は存在しなかった。独特の香りを持つものだな」
ガイス/XXX:「(誰も未成年の喫煙咎めないとか、やっぱ魔術師ってアレなのか……?)
稗島師人:「……さて、さて、さて?」_
GM:ガヤガヤと五月蝿い車内。一週間という長い時間だが、それなりに騒がしく過ごして来たようだ。
GM:パン、と皆が揃った談話室でガイドが手を叩いた。
ガイド:「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」
ガイド:「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。
永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」
ガイド:「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。
海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。
諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」
ガイド:「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、
その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」
ガイド:「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、
一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」
ガイド:「しかし、今回! なんとですね!
我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」
ガイド:「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」
ガイド:「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」
ガイド:「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」
ガイド:「…絶対ですよ?」_
:ガイドが疑わしい目で君たちを見ている!
稗島師人:「はい、これはどうも。承知しました」
稗島師人:「……“フォーリナー”。勝手に飛んできなや」
師人のフォーリナー:「はいはい、分かってるってマスター」
柏木緋月:「見失うかもねー ガイドちゃんちっちゃいし」
ラウラ・ファーガセンハイト:「……あ、話終わった?」と喫煙室から帰ってきた。
ライカ/VIII:「……(まるで親ガモについていく小ガモのようにてくてくとついていく」
緋月のランサー:「マスターも大きくないじゃないですか……」
緋月のランサー:同じく喫煙室から出てくる
ガイス/XXX:「まぁだいたい背丈一緒ぐらいだし見失わねえだろ」と同じく喫煙室から
ガイド:「ちっちゃくないですー! お客様方が大きいだけですー!」
ガイド:「そしてこの人たちは! また話を聞いてない!」
ラウラ・ファーガセンハイト:なお一言も喫煙室では喋りませんでした。たいへんな。
ラウラ・ファーガセンハイト:人嫌いです
ラウラ・ファーガセンハイト:(どうも妙ちくりんな連中だし。まあ、まだ警戒しておくにこしたことはないか)
緋月のランサー:紫煙の匂いがちょっとついたが いや眼福眼福
ライカ/VIII:「……みんなたばこくさい…(ちょっとだけ眉をしかめる」
ガイスのバーサーカー:「はははははははははは!!!なあに安心、ワタシはアルジで慣れているので!!!」
ガイスのバーサーカー:「もしガイド殿が迷子になろうとも見つけて見せましょうぞ!!!」
ガイド:「私こうみえてラウラさんとかの最低でも倍は生きてるんですからね!?」
ガイド:「もっとこう……年長者への敬い! プリーズ!」
ラウラ・ファーガセンハイト:「そりゃ凄い。外で煙草吸っていい?」
柏木緋月:「スッゴーイ じゃあ案内宜しくねガイドちゃん」
緋月のランサー:「あっ待ってくださいよマスター!」
ライカのサーヴァント:「……道満のような妖術か? 外見としては童女だが…」
ラウラ・ファーガセンハイト:まぁ時計塔だと年齢ごまかしてる人多いしね。あんま気にしない。
ガイド:「敬いが見えてこない!」ガーン
稗島師人:「……ご愁傷様です、ガイドさん」
ガイス/XXX:「……悪ィ、生憎と周りの年長者に碌なのがいねえから、敬うってのに慣れてねぇんだわ」▼
ラウラ・ファーガセンハイト:ちなみに素直についてくるなんてことはなく最後尾であれこれ魔術的に細工しています。_
ガイド:「あ!」
ガイド:「見えてきました! 《日没の塔》! 降りる準備をしてくださーい!」
GM:そうして君たちはウォルナト=マヴァイに降り立った。
GM:…………寝台列車には結構な人数の乗客がいたらしい。
これほどの人数がいったいどこへ収まっていたのやら。
ガイド曰く「二等客室は一両に百人詰め込むんですよ、ウチ」とのこと。
GM:一週間も人口過密の真っ只中にいると考えるだけでぞっとしない話。
確かに彼らの顔はどこか憔悴しており、顔が浮腫んでいる者も多い。
少々値は張ったが君たちが一等客室プランを選んだのは正解だったかもしれない。
GM:ゾンビのような人々が足を引きずるように街を目指す一方、
爆弾発言(或いは企業の闇)を放り込んだガイドと言えば、
早速ツアーガイドらしく駅舎の解説を始めていた。
ガイド:「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」
ガイド:「文字盤は屋外に向けられていますから駅構内から見えるのは機関部分になります」
ガイド:「……まあ私も写真で見ただけで実物を見るのは初めてなんですケド。あはは」
ガイド:「でもでも! ちゃぁんと予習復習欠かしてませんから! 安心してくださいね!」
ガイド:「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」
GM:舌の根も乾かぬうちに大時計に見惚れていることに、
ガイドとしての能力や知識以外で一抹の不安が残る。
そしてハッと立場を思い出したガイドは慌ててツアー手旗を掲げる。
ガイド:「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」
GM:誤魔化すようにきょろきょろと周囲を伺うガイド。
と、雑踏の間から君たちの元に向かってくる足音が聞こえた。
…………いやに、大きく。
貴人:「お前たちか。ヤリナレース(彼方)を名乗る者は」
GM:一瞬、ノイズが走ったような気がした。
ガイド:「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」
貴人:「……送迎、か。確かに迎えに来たことには間違いない」
ガイド:「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」
ガイド:「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
貴人:「────────死ね」
GM:なぜ、それが起こったのかは傍目からはわかるはずもなかった。
読み取れるのは女が瞳に宿した強固な意志のみ。
間違いない。彼女はガイドを殺すためにこの場に現れたのだ。
GM:殺意を乗せ、閃光の如く振り下ろされる劔。
局所的なソニックブームを起こすまでに加速した剣は、
このままでは確実にガイドを両断するだろう。
GM:────そう。"このままでは"。
君たちの隣には人智を超えた奇跡がある。
望みさえすればガイドを救うことが出来る。
GM:では、問おう。
君たちはガイドを【救う】/【救わない】
ガイス/XXX:【救う】
緋月のランサー:【救う】
師人のフォーリナー:いきなり!
ライカのサーヴァント:【救う】に1票(サーヴァントの性格的に)
ラウラ・ファーガセンハイト:【救わない】
稗島師人:【救う】
ラウラ・ファーガセンハイト:なお救えないというのが正しい
:では賛成票過半数
:救うに分岐します
GM:→救う
【The Golden Bough】
貴人:「チッ」
GM:刃が弾かれ、女が飛び退る。
彼女は軌道を逸らされた剣を囮にして手を伸ばし、
ガイドの不格好なコートの首根っこを掴んでいた。
GM:同時に瞳を動かし、邪魔者の飛び込んだ軌道をなぞるようにして君たちの戦力を計る。
女の選択は────逃走。
踵を返し、駅の入口目指して駆け出そうと曲げた膝に力を巡らせる。
GM:逃がす訳にはいかない。
彼女はこの場でガイドを殺すのを諦めただけだ。
ガイドを取り返さなければ殺されてしまうだろう。_
貴人:「邪魔をするか芥ども。我は貴様らに用はない。疾く、去ね」
稗島師人:「……ホイホイ見逃す訳にもいかんですな」
ライカのサーヴァント:「不意打ちを狙い、尚且つ力無き者を狙うとは」
師人のフォーリナー:「……オレの前で二度も三度も“人間”を傷つけさせてたまるか!待てェ!!」
稗島師人:「行っとくれ、フォーリナー」
柏木緋月:「ランサーちゃん 可能であれば両方を確保」
柏木緋月:「難しかったら変な人の方から優先して始末して」
緋月のランサー:「承りました!」
ガイス/XXX:「バーサーカーは民間人に当たらないように狙え!俺は直で行く!」
ガイスのバーサーカー:「_____承知ィ!!!」
ガイド:「わ、わわわわうっ!」
貴人:「黙れ犬。動くな、殺せぬではないか」
ライカ/VIII:「セイバー。あの人を助けて」
ライカのサーヴァント:「承知。私はこのサーヴァントを相手取る!」
貴人:「チッ……己の身に何が起きているかも知らぬ愚物が! 邪魔をすると言うなら──まずは貴様らを切り捨てる!」
GM:【交戦意志(強制)】
■貴人
【クラス】セイバー
【真名】貂ャ螳壻ク崎?
【容姿】怜悧にして傲岸不遜な女性
【英雄点】30点(ステ20点・スキル15点):令呪0画消費
【HP】25/25
【筋力】A:5
【耐久】A:5
【敏捷】B:4
【魔力】A:5
【幸運】E:1
【スキル1】対魔力:C
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】鮮血の継承:A+
5点:物理攻撃時、補正値4を得る。物理防御時、補正値3を得る。
【スキル3】神殺し:B
5点:神性を保有するサーヴァントに対して物理攻撃と魔術攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
【宝具】『挑戦の金枝(Rex Sacrificulus)』 1/1
【ランク・種別】B:対人宝具
【効果】HPが0になった時、即座に補正値10を得て物理攻撃判定を行う。
攻撃対象のHPを0にした場合、自身のHPを最大まで回復する。
【その他】秩序・中庸 王 神性 ハイサーヴァント
【補足】真名看破不可能(デメリット:最初からシートを公開する)
ラウラ・ファーガセンハイト:「神秘の隠匿はどこへやら、だ」とポケットから女魔術師は石をばらまいた。
ラウラ・ファーガセンハイト:四方に散ったそれが微かに燐光を放つ。人混みに不思議と穴ができる。それ以上近づかないのではなく、それ以上近づきたくなくなる。
GM:人払いの効果で群衆が去っていく!
ガイス/XXX:「助かる!」
ラウラ・ファーガセンハイト:とはいっても戦えないラウラはその民衆に紛れるようにして下がっていった_
稗島師人:「人除けの魔術。有り難いことですな」
:先手の代表者を出せー
ライカのサーヴァント:セイバー スキルは1と2、マスタースキル2を使用する
:……の前に前衛後衛決めないとか
ラウラ・ファーガセンハイト:あ、戦闘ではまっっっっっっっったく使い物にならないのでずっとさがってます
緋月のランサー:鯖前衛鱒後衛
:はい 各員申告
ライカのサーヴァント:間違えた! セイバーのスキル1は使わん!
ライカのサーヴァント:ああ両方前衛で
ラウラ・ファーガセンハイト:同盟組める人がいれば組んで下がります
稗島師人:フォーリナー前衛、マスター後衛
ガイス/XXX:ガイス前衛・バーサーカー後衛
稗島師人:組まなかれば下がれないのでは……?
ラウラ・ファーガセンハイト:誰か自分はソロでいいって人いない?
ガイス/XXX:じゃあさっきの煙草の縁もあるので組みます?
ラウラ・ファーガセンハイト:おっけ
緋月のランサー:出遅れた
稗島師人:遅れた
緋月のランサー:任せます!
ラウラ・ファーガセンハイト:じゃガイスと同盟 後衛
稗島師人:お願いしますー
:と、も一つ
ラウラ・ファーガセンハイト:戦闘はやることないんでRPしてよ
:今回別に真名隠蔽する意味ないのでシートは駒に貼っつけといてー
ラウラ・ファーガセンハイト:「……いやなんでサーヴァントのオマエがこんなところにいるの」
ラウラ・ファーガセンハイト:とガイスのバーサーカーを胡乱げな顔で睨んだ。
ラウラ・ファーガセンハイト:こんなに下がってはどんな攻撃もすぐには届きそうにない。
ガイスのバーサーカー:「何故でしょうね!!!」
ラウラ・ファーガセンハイト:「こっちが聞いてるんだけど」
ガイスのバーサーカー:「まあアルジのことでしょうし恐らくアナタの護衛ではないでしょうかね!!!」
ガイスのバーサーカー:「アルジは頭を回すほうですし何か考えがあることは確かでしょう!!!」
ラウラ・ファーガセンハイト:「ああ。それは結構な話」とにこりもしない。
ラウラ・ファーガセンハイト:戦いに注視しつつ思考を巡らせる。
ラウラ・ファーガセンハイト:「ウォルナト=マヴァイ……どのような場所よりも美しき庭園……」
ラウラ・ファーガセンハイト:「………シシュ」
ラウラ・ファーガセンハイト:「………ふーん?」
ライカ/VIII:先手は5+3+2で10d6かな
【スキル2】魔力放出(雷):B
5点:先手判定時、補正値2を得る。
物理攻撃時、補正値5を得る。
【スキル2】王威継承
自身のサーヴァントの先手判定時、補正値3を与える。
緋月のランサー:ランサーは鯖のスキル1と鱒のスキル1を使用します
:ガイスOK 10d6
ランサーは13d6かな? OK
緋月のランサー:【スキル1】Setup:自分のサーヴァントの先手判定時、補正値3を与える。
【スキル1】騎乗:B
5点:先手判定と逃走判定時、補正値5を得る。
緋月のランサー:おっけー
稗島師人:フォーリナーはスキル2とマスタースキル3で
{稗島師人:【スキル2】飛翔(奇):D
4点:奇襲攻撃時、補正値3を得る。先手判定時、補正値3を得る。}
稗島師人:【EXスキル】怯える善意: 自身のサーヴァントの先手判定時、補正値3を与える。
ラウラ・ファーガセンハイト:GM〜 メイン2でRPしてていい?
:いいよー
ライカ/VIII:ガイス? ライカでなく!?
:終わる前に死ぬかもだがセイバー
:………
ガイス/XXX:やっぱ紛らわしいか 色変えますね
:文字の色ややこしい
!
ライカ/VIII:すまん
:すまぬ お願いします
ガイス/XXX:こうなったよ
ガイス/XXX:スキルなし そのまま振りで
:では改めて ライカOK 10d6です
フォーリナーは11d6かな?
稗島師人:OKです
:ガイス2d6
:出揃いました
:それでは選定判定 各自ダイスロールを
緋月のランサー:13d6
DiceBot : (13D6) → 43[3,4,4,1,3,1,3,3,2,6,6,1,6] → 43
ライカ/VIII:10d6
DiceBot : (10D6) → 46[6,1,3,3,6,6,6,3,6,6] → 46
稗島師人:11d6
DiceBot : (11D6) → 44[3,5,2,5,6,5,4,1,4,3,6] → 44
ガイスのバーサーカー:2d6
DiceBot : (2D6) → 10[5,5] → 10
ライカ/VIII:ヨシ!
:たっか!
ガイス/XXX:まってバーサーカーで振ってる ガイスです
稗島師人:おしなべて高い
貴人:4d6 先手
DiceBot : (4D6) → 13[6,2,4,1] → 13
:ライカ→フォーリナー→ガレス→貴人→ガイス の順ですね
稗島師人:了解です
緋月のランサー:はい
:特殊戦闘ルールは今回無視 あれ全員味方陣営の時用なんで
:では、ライカ。行動選択を
ライカ/VIII:とりあえず最初はグー(物理)
ライカ/VIII:というわけでスキル1と2と3を適用して殴ってみる HP0になって反撃が来たらそれまでよ!
ライカ/VIII:【スキル1】神秘殺し:A
5点:物理攻撃時、補正値3を得る。
スキルによる攻撃対象変更を無効にする。
【スキル2】魔力放出(雷):B
5点:先手判定時、補正値2を得る。
物理攻撃時、補正値5を得る。
【スキル3】無窮の武練:A
5点:先手判定と物理攻撃時、面数を1増やす。
:16d7かな?
ライカ/VIII:16d6では?
:補正値8でしょ?
ライカ/VIII:あ、面数減らんわ
ライカ/VIII:16d7ですね 間違えてた
:はい ダイスロール
ライカ/VIII:おk
ライカのサーヴァント:16d7
DiceBot : (16D7) → 68[7,4,7,3,2,5,3,6,1,6,3,6,3,1,7,4] → 68
ライカ/VIII:なそ
:物理防御判定
:スキル2を使用
:【スキル2】鮮血の継承:A+
5点:物理攻撃時、補正値4を得る。物理防御時、補正値3を得る。
貴人:8d6
"DiceBot : (8D6) → 27[5,5,6,2,2,4,1,2] → 27
ライカのサーヴァント:し、しんでる
:おろ カウンタリモコンどこだ
稗島師人:反撃がきますぞー
ライカ/VIII:この反撃大丈夫!? 鯖これで死なない!?
:貴人のHPを+27した
:貴人のHPを-68した[HP0/25]
GM:宝具が発動します
ライカ/VIII:ぎょえー
稗島師人:しにそう
GM:
【宝具】『挑戦の金枝(Rex Sacrificulus)』 1/1
【ランク・種別】B:対人宝具
【効果】HPが0になった時、即座に補正値10を得て物理攻撃判定を行う。
攻撃対象のHPを0にした場合、自身のHPを最大まで回復する。
貴人:「やる……が」
貴人:「マスターががら空きだ」
ライカのサーヴァント:「ッ! マスター!!」
:ライカに大して物理攻撃です
GM:ところで君神性入ってない?
ライカ/VIII:(ちょっとじゃなくやばいなこれ)
GM:設定的に
ライカ/VIII:……
ライカ/VIII:「」いじ! 君に意見を問おう!!
緋月のランサー:えっ!?
GM:スキル2、3が発動します 神性入ってる 今決めた
GM:どうせこの戦闘じゃ死なんからいいだろ!
ライカ/VIII:やばいやばいやばいやばいやばいやばい
GM:【スキル2】鮮血の継承:A+
5点:物理攻撃時、補正値4を得る。物理防御時、補正値3を得る。
【スキル3】神殺し:B
5点:神性を保有するサーヴァントに対して物理攻撃と魔術攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
GM:補正値は19
緋月のランサー:先祖返り的な物だから含まれると思います
GM:24d5での物理攻撃です
貴人:24d5 物理
DiceBot : (24D5) → 73[2,1,1,5,3,1,2,5,3,4,3,4,5,1,4,2,3,4,5,1,5,4,2,3] → 73
貴人:「せいぜい芥の身で防いでみせろ!」
GM:防御判定どぞ
ライカ/VIII:1つ確認! 死なんとはいってもHP0になったらどうなるの?
ライカ/VIII:1だけ残る感じ?
GM:撤退
ラウラ・ファーガセンハイト:GM これRPで軽減ボーナスとかくれない?
ライカ/VIII:HPは15のままと
GM:ないです
ラウラ・ファーガセンハイト:だめかー
ラウラ・ファーガセンハイト:じゃ終わった後の去り際に
ライカ/VIII:んじゃ素で受けるか
ライカ/VIII:5d6
DiceBot : (5D6) → 19[4,4,6,4,1] → 19
GM:はい 防御判定お願いします マスターかばってセイバー戦闘不能とかでも良いよ
GM:おけ
ライカ/VIII:あ!ごめん待って!!
GM:ライカ/VIIIのHPを-73した
GM:ライカ/VIIIのHPを+19した
ライカ/VIII:>マスターかばってセイバー戦闘不能とかでも良いよ
これありならそっちで!
GM:いやRPが
ライカ/VIII:あーはいはい
GM:ダメージは普通に受けてもらうよ
ライカ/VIII:ではRP
ライカ/VIII:「────ッ」貴人の刃が、白き少女の喉元を狙う
ライカ/VIII:だが
ライカのサーヴァント:「────」刹那、雷光の如き疾き速度が駆ける
ライカ/VIII:「! セイバー」
ライカのサーヴァント:「我が主には傷一つつけさせはせぬ!!」
ライカのサーヴァント:叫ぶ。それと同時に、その手に持つ業物が貴人の刃を止める
ライカのサーヴァント:だが、攻撃からの瞬時の防御態勢は、彼に多大なる負荷をかけた
貴人:「次は、誰だ?」_
GM:はいOK
GM:セイバー陣営退城です
GM:貴人のHPを+41した[HP25/25]
GM:宝具効果で全回復します
ライカ/VIII:何の成果も得られませんでした!
緋月のランサー:宝具回数削ったし
緋月のランサー:削った?
ラウラ・ファーガセンハイト:「こっちだ」と前線から撤収したライカのサーヴァントを後ろから首根っこ掴んで引っ張る。
ラウラ・ファーガセンハイト:かかとで床を蹴る。
ラウラ・ファーガセンハイト:いつの間にか描かれていた円陣が淡く燐光を放った。
ライカのサーヴァント:「ッ これは…?」
ラウラ・ファーガセンハイト:「簡易的に神殿を作った」
ラウラ・ファーガセンハイト:「不浄を祓い魔力を循環させる」
ラウラ・ファーガセンハイト:「じっとしてなよ。ここで消えられると私が困る。私は弱いからな」
ライカのサーヴァント:「……? もしや、私の傷を癒すために?」
ライカ/VIII:「優しいんですね」
ラウラ・ファーガセンハイト:「は?」とまったく照れるところも取りつくしまも無い顔を浮かべた。
ラウラ・ファーガセンハイト:「だいたいこうなったのはあなたのマスターとしての怠慢とサーヴァントの不覚でしょう」
ラウラ・ファーガセンハイト:「せいぜいおとなしくしてなよ」と言い残してふらりと立ち去っていっtあ。
ラウラ・ファーガセンハイト:_
ライカ/VIII:「………ごめんなさい」
稗島師人:次は当方かな?
緋月のランサー:うん
GM:どぞー
稗島師人:宝具が削れているなら恐れることはなにもない
GM:さぁ来いフォーリナー! こいつの幸運は1だぞ!
稗島師人:「……撤退しはりはったか」
稗島師人:「フォーリナー。やれるな」
ライカのサーヴァント:「すまない……深手を負った。後は頼む」
師人のフォーリナー:「おう、任しとけセイバー!」
師人のフォーリナー:「これ以上はやらせない!」
師人のフォーリナー:奇襲攻撃!
師人のフォーリナー:スキルすべてとマスタースキル2!
GM:おけー
師人のフォーリナー:【スキル1】領域外の生命:EX
5点:交戦フェイズ中に相手前衛に対し、奇襲攻撃を行える。
交戦フェイズごとに1回まで、相手のクラス固有スキルの補正値を無効にする。
【スキル2】飛翔(奇):D
4点:奇襲攻撃時、補正値3を得る。先手判定時、補正値3を得る。
【スキル3】無明現象:C
5点:奇襲攻撃時、補正値3を得て、相手のスキルによるダイスのプラス補正を無効にする。
師人のフォーリナー:【スキル2】知識のお化け:自身のサーヴァントの奇襲攻撃時、補正値3を与える。
GM:えーと 補正値幾つだこれ
師人のフォーリナー:9ですネ
GM:14d6でどうぞ
師人のフォーリナー:つまり14d6
師人のフォーリナー:はい
{師人のフォーリナー:14d6
DiceBot : (14D6) → 50[5,2,6,6,5,3,2,4,3,4,1,3,3,3] → 50}
GM:あ、死んだ
GM:一応防御判定
GM:1d6
DiceBot : (1D6) → 6
師人のフォーリナー:最大値
師人のフォーリナー:「その人間、返してもらうぞ!」
GM:貴人のHPを+6した
GM:貴人のHPを-50した[HP0/25]
GM:HPが0になりました
GM:残存兵力なし 戦闘を終了します
GM:【交戦終了】
貴人:「我の、負けか……」
GM:よたよたと後ずさり、女が蹲る。
綺羅びやかな衣装は今や彼女自身の血に塗れて汚れ、
それを纏う主もまた、剣を支えに身体を起こすのがやっとといったところだ。
GM:湛える殺意はそのままに、眼光が薄れていく。文字通りに。
肉体を構築するエーテルが現実への縁を失い、回帰しているのだ。
女は悔しげに吐き捨てる。
貴人:「"まだ"巡りが足りぬというのか……!」
GM:女の姿が消えていく。光に、エーテルになって。散っていく。
GM:世界がぼやける。眠る瞼が落ちるように、少しづつ、少しづつ。
GM:闇に閉ざされていく視界。
急に地面が消えてしまったかのように倒れ込む。
夢への、落下。
緋月のランサー:「…………!?」
稗島師人:「……」
ラウラ・ファーガセンハイト:「またか……っ」
ライカ/VIII:「巡……り────?」スゥ
柏木緋月:「あぁ、これは面倒な……」
ガイス/XXX:(意識を落とす……)
GM:君たちの意識が途切れるさなか。
……その視界の端で、蝶が飛び去った。
GM:
「おっはよぅございま〜〜〜す!!」
GM:甲高い声が微睡む眼を抉じ開けた。
君たちはゆっくりと目を覚ます。
……なにやら夢を見ていたようだが、内容はよく思い出せなかった。
GM:【白夜行路】
ガイド:「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」
ガイド:「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」
ガイド:「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」
ガイド:「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」
GM:君たちを目覚めさせた声(アラーム)の主は冒険家風の装いをした小柄な少女だった。
その両手には食堂車から拝借してきた鍋とお玉。
君たちが微睡みの世界に戻ろうとすれば、さぞ喧しくがなり立てるに違いない。
GM:その鍋の底部には鎖に繋がれた巨大な狼と時計をモチーフにしたような紋章が刻まれていて、
同じ意匠のエンブレムは車内の端々に散見している。
ちょうど君たちのコンパートメントのドアノブにも浅浮き彫りされているものがあった。
GM:きっと社章なのだろう。今ほど現れた少女が身につけるベルト金具にも同様の紋様が確認できた。
コートのボタンにも似通った刻印があるから、不格好な服装も規定に則った制服の一番小さなサイズなのかもしれない。
道理で彼女がぶかぶかのコートを無理に着込んでいるわけである。
GM:ぼーっとしている君たちを見つめる彼女はパチクリと
凸面ガラスの向こうで爛々と輝く極彩色を瞬かせた。
腕まくりした袖口を止める大きな安全ピンが鈍く光を反射する。
GM:沈黙に居たたまれなくなったのか少女は右手のお玉でポリポリと頬を掻いて明後日の方に顔を向けると、
どこか遠慮がちにお玉を鍋底に一振りする。カン、と軽薄極まりない打金音がした。
ひどく居心地の悪そうな様子だが、それは少女だけではなく君たちも…………
GM:
待て。
GM:
この会話は、
GM:
どこかで、
ガイド:「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」
ガイド:「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。
永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」
ガイド:「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。
海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。
諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」
ガイド:「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、
その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」
ガイド:「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、
一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」
ガイド:「しかし、今回! なんとですね!
我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」
ガイド:「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」
ガイド:「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」
ガイド:「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」
ガイド:「…絶対ですよ?」_
GM:聞いた。確かに聞いたのだ。
その台詞、その言葉を。
────既視感(デジャブ)。
GM:わからない。
君たちが思い出そうとするほどに記憶は砂のように抜け落ちていく。
あるのは、たった一つの確信だけ。
GM:この先には、おそらく。
GM:
:・
:・
:・
GM:…………果たして、君たちの予感は的中した。
ガイドと共に降り立ったウォルナト=マヴァイ。
そこには彼女/見知らぬ女が待っていた。
貴人:「今度こそ、殺してやろう」
GM:既視感に悪酔いする視界をなぞるように、剣が踊り、剣を交え、剣が落ちる。
血塗れで後ずさる痛ましい姿がエーテル光へと変わっていく。
────既視感(デジャブ)。
GM:嗚呼。歯車は回る。視界の端で、再び蝶が飛び去った。
この先は知らない。識るはずがない。
されど確信があった。"次"も自分は既視感を得るのだろうと。
GM:
:・
:・
:・
GM:
「おっはよぅございま〜〜〜す!!」
GM:甲高い声が微睡む眼を抉じ開けた。
君たちはゆっくりと目を覚ます。
……なにやら夢を見ていたようだが、内容はよく思い出せなかった。
GM:……そして、君たちは既視感を辿る。
GM:「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」
GM:「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」
GM:「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」
GM:「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」
GM:「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」
GM:「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」
GM:「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」
GM:「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」
GM:「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」
GM:「しかし、今回! なんとですね! 我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」
GM:「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」
GM:「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」
GM:「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」
GM:「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」
GM:「文字盤は屋外に向けられていますから駅構内から見えるのは機関部分になります」
GM:「……まあ私も写真で見ただけで実物を見るのは初めてなんですケド。あはは」
GM:「でもでも! ちゃぁんと予習復習欠かしてませんから! 安心してくださいね!」
GM:「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」
GM:「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」
GM:「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」
GM:「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」
GM:「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
GM:蝶が飛び去った。
GM:「おっはよぅございま〜〜〜す!!」
GM:「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」
GM:「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」
GM:「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」
GM:「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」
GM:「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」
GM:「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」
GM:「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」
GM:「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」
GM:「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」
GM:「しかし、今回! なんとですね! 我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」
GM:「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」
GM:「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」
GM:「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」
GM:「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」
GM:「文字盤は屋外に向けられていますから駅構内から見えるのは機関部分になります」
GM:「……まあ私も写真で見ただけで実物を見るのは初めてなんですケド。あはは」
GM:「でもでも! ちゃぁんと予習復習欠かしてませんから! 安心してくださいね!」
GM:「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」
GM:「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」
GM:「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」
GM:「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」
GM:「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
GM:蝶が飛び去った。
GM:「おっはよぅございま〜〜〜す!!」
GM:「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」
GM:「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」
GM:「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」
GM:「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」
GM:「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」
GM:「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」
GM:「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」
GM:「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」
GM:「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」
GM:「しかし、今回! なんとですね! 我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」
GM:「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」
GM:「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」
GM:「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」
GM:「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」
GM:「文字盤は屋外に向けられていますから駅構内から見えるのは機関部分になります」
GM:「……まあ私も写真で見ただけで実物を見るのは初めてなんですケド。あはは」
GM:「でもでも! ちゃぁんと予習復習欠かしてませんから! 安心してくださいね!」
GM:「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」
GM:「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」
GM:「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」
GM:「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」
GM:「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
GM:蝶が飛び去った。
GM:「おっはよぅございま〜〜〜す!!」「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」「しかし、今回! なんとですね! 我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」「文字盤は屋外に向けられていますから駅構内から見えるのは機関部分になります」「……まあ私も写真で見ただけで実物を見るのは初めてなんですケド。あはは」「でもでも! ちゃぁんと予習復習欠かしてませんから! 安心してくださいね!」「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
GM:
やめろ。
GM:「おっはよぅございま〜〜〜す!!」「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」「しかし、今回! なんとですね! 我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」「文字盤は屋外に向けられていますから駅構内から見えるのは機関部分になります」「……まあ私も写真で見ただけで実物を見るのは初めてなんですケド。あはは」「でもでも! ちゃぁんと予習復習欠かしてませんから! 安心してくださいね!」「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
GM:
やめろ。
GM:「おっはよぅございま〜〜〜す!!」「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれていました」「なぜウォルナト=マヴァイだけがこのような気候なのか。海抜影響説、地熱説、はたまた宇宙人の仕業や神のご意思なんてトンデモ説。諸説様々ですが実は今もはっきりしたことはわかっていません。ミステリーです」「特異な気候、ガラパゴス化した生態系、何かと学者さんの注目を集める街ではありますが、その中でも一番人気が高いのが街の中心に位置する白薔薇園に立っている《日没の塔》」「物理法則を無視した構造から成るこの建築物はオーパーツとして広く知られ、一目見ようとウォルナト=マヴァイを訪れる客足は絶えません。…もっとも、安全性を考慮して塔への立入りは禁止なんですけどね」「しかし、今回! なんとですね! 我が社が札束のビンタをお偉い様に飽きるほど浴びせましたおかげで私達は特別に塔に登ることを許可されましたー! いぇー!」「無論ウォルナト=マヴァイに到着次第《日没の塔》に向かいたいところですが…が…!」「まずはその前にホテルへのチェックインです! 私も我慢するのでお客様方ももうちょっとだけ我慢してください」「ということですので列車を降り次第、駅前に集合。私がホテルまで案内しますのでお客様方は私の後をついてきてください」「…絶対ですよ?」「あちらに見えますのがウォルナト=マヴァイ駅の名物、大時計です」「…………ああ、やっぱ大きいなぁ。あんなふうに回るんだ……」「そ、それではまずはホテルに向かいましょう! 送迎の車が来ているはずです」「え? あ、はい。そうです。ヤリナレース社の者です。送迎の方ですか?」「…………えと、何故に剣なんか持ってるんですか? というかホテルの人ですよね……? 仮装か何か…ですかそれ」「あ、いや、似合ってますよ。あは、あははは……」
GM:
やめてくれ。
GM:もう、君たちは理解していた。
自分たちは繰り返している。
ただ、ただ、絶え間なく。
GM:迷い込んだのだ。この終点のない堂々巡りの中に。
まるで、歯車の回り続けるように。
────既視感(デジャブ)。
GM:繰り返すほどに既視感のみが強まり、
されどそれは君たちの行動を変える程の確信には至らず、
最後の時に既視感に従わなかったことを悔いる、それだけのループ。
GM:欲しい。決定的な一が。
君たちが既視感を疑わず、繰り返しを打ち破ろうと行動出来るだけの切っ掛けが。
誰か、誰でも良い。疑いを口にしてくれ。…………しかし願いは届かず。
GM:蝶は飛び去る。何度も、何度でも。
GM:
:・
:・
:・
GM:
:・
:・
:・
GM:
:・
:・
:・
GM:そして、何度目の目覚めだっただろうか。
GM:
「おっはよぅございま〜〜〜す!!」
GM:甲高い声が微睡む眼を抉じ開けた。君たちはゆっくりと目を覚ます。
……いや、そうではない。きっとまだ目覚めてなんかいない。
なぜなら君たちは……今も終わりなき悪夢に呑まれている。
ガイド:「次は終点! ウォルナト=マヴァイ、ウォルナト=マヴァイですよ!」
ガイド:「やーここまで長かったですねー。ガイドちゃんも感激しちゃいます」
ガイド:「……って、あれ? なんかノリ悪いですね。まだ寝ぼけてるんですか」
ガイド:「というかもしや寝てました? さっき食堂車で朝食摂ったばかりなのに……太りますよ?」
GM:何時も通りの格好。何時も通りの表情。
ならば続くのは何時も通りの台詞。
ガイド:「さて、それはともかくお客様方。とうとう、お待ちかねのウォルナト=マヴァイに到着です」
ガイド:「歴史あるウォルナト=マヴァイは渓谷に広がる平地に作られた街です。
永久凍土のこの地域では唯一、亜寒帯に近いため四季を有しており、古くは《今も花咲く都》と呼ばれて…………あれ?」
GM:手が止まる。
ガイド:「……あの、ちょっと変なこと言っても良いですか?」
ガイド:「私達、前もこんなことありませんでしたっけ?」
GM:
【続】
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