kagemiya@ふたば

【元ネタ】ユダヤ教
【CLASS】プリテンダー
【真名】『魔王』サマエル
【性別】両性
【身長・体重】187cm・89kg
【肌色】純白【髪色】黄金【瞳色】紅
【外見・容姿】輝かしいほどに美しく、目にするだけで魂の芯まで焼け爛れるかのような錯覚すら覚える程の美貌を持つ天使。
　　　　　　　だがそれは表向きだけであり、目聡い者が見ればその内側には、吐き気を催すほどの醜悪な感情が沸騰している事を、表情や仕草から読み取れる。
【地域】ユダヤ・キリスト教地域
【年代】ヘブライ民族成立以降
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型・魔性
【ステータス】筋力：A　耐久：EX　敏捷：B+　魔力：A　幸運：E　宝具：A

かつては神が定めたもの、いまはただそうあるもの、
この世の永遠不変の理であり、幾多の次元・あらゆる並行世界に共通して通用してしまう基本法則である「真理」。
それに「待った」をかける力。
本来は『クラス・フォーリナー』が潜在的に持ちうるスキル。
放棄された天使(機構システム)であるサマエルが拒絶したいものは人類ではなく、主が世界に遺した定めシステムのほうである。
自らが捨てられた、不要な存在であるという真実。
高次元の存在はもはや物質界には干渉できないという真理。
それを受け入れられないサマエルは、永久の雌伏の果てに降臨者に類似したスキルを獲得した。
形而上の世界たる星幽界において真理と仮初をひっくり返し、虚を実へと変換するための能力。
星幽界においては世界の境界を崩してもペナルティを受けない機能が働き、
物質界においては真実と偽りを曖昧にし、周囲での看破成功率を敵味方無差別に低下させる。

歴史上の王位僭称者プリテンダーになぞらえて昇華されたスキル。
自らよりも強大な存在を名乗り、その権威や力を継承することができる。
本性や人格を偽ることなく、その立場のみを騙るところが本家プリテンダーとの最大の違い。
彼がユダヤ教の天使であることから、聖書から発した宗教に属する悪しき逸話・伝承の再現ならばプラス補正がかかる。
アダムを唆した蛇の正体、ベリアル信仰への誘惑、モーセに裁かれるもの……。
此度はこのスキルにより、自らをルシファーと重ね合わせ、悪魔の王としての座を簒奪した。

アストラルボディ。
物質界の法則ではなく、その上にあるもの、星幽アストラル界という概念に属することを表す証。
通常の物理的な肉体に囚われず、壁抜けや距離を無視した移動を可能とする。
サマエルの場合は条件が整えば平行世界間の移動すら叶うが、代償として彼は物質界への干渉はできない。但しこのデメリットは対真理スキルにより無効となっている。
高次元に記録される、形而上の肉体。魂と同じ法則に従う非物質的な情報で編まれた肉体である。

現世の人間の魂が永遠でないのは、物質界の産物である肉体に囚われたものであり、肉体無くしては地上からは消滅し……カタチを無くして星幽界へと還るしかないためと言われている。
第三法・魂の物質化とは、高次元の法則に属する魂そのものがそのまま物質界に生きる新たな生命体と化し、肉も依代もないままに単独で物質界に顕現できる次のステップへと進むものである。
サーヴァント化した英霊は一見第三法に酷似しているが、魂を地上に留める依代や、杭アンカーとなるマスターを必要とする遥かに不完全なもの。
サマエルはそのいずれでもない。
こちらに肉体を持たず、その姿は物質界のものから見れば、映し出された幻像のようなものに過ぎない。

サマエルは元々、死の天使として人間の魂を天上へ運ぶ存在として造られた。しかし神代の終わりと共にその役割は幕を閉じ、次元の彼方、天上界は人の魂が届くところではなくなった。
彼の住まう領域はかつて天上と地上の中継点にあったが、今は星幽界に取り残されている。

其は天上へと魂を運ぶもの、そして天の善悪の境界を保つもの。
彼は人間の魂を運ぶ際、その人間の魂の悪性を自らが背負うという役割を負わされていた。
穢れた魂は天上に立ち入れないが、元より悪性の存在しない人間などわずかしかいないため、その悪性を背負うものが必要だった。
それこそがサマエル。『神の毒』と定義付けられた、天にとっての毒たる悪性を背負う"廃棄孔ヘヴンズホール"である。
あらゆる人間の悪意、すなわち悪性情報を人々から吸い上げることによる情報収集能力、またその身に蓄えた悪意を人々に逆流させることによる精神干渉などを行使できる。

その神の毒としての在り方に加え、王位僭称により自らと同一視される堕天使ルシファーが持つ絶対悪のスキルを継承。人間の悪性を収束させし偽りの魔王となった。
主な効果は善に対する特攻に留まり、生来の持ち主たちの同名スキルには劣るものだが、悪性を少しでも持つ存在ならば即座にその情報を読み取れるなど、本家にはない副次的な能力が備わっている。
これは元々、天界へと運ばれる魂の悪性を選別する役目であったことに由来する。

ランク：EX　種別：悪　レンジ：∞　最大捕捉：∞
人間の悪性の廃棄孔として定義付けられた役割を、ルシファーに変わる"傲慢"の大罪を担う魔王を僭称した事で、霊基を強化して拡大解釈した宝具。
天界にとっての毒、即ち「人間の悪性」を自在に支配することが出来る。元々はあくまでそれらを背負うだけの役割でしかなかったが、王位僭称(魔王)によりサタンの座に就いた事でさらなる力を得た。
本来は人間から悪性を取り除くという一方通行な力だったが、悪魔となってからは、逆に自分の中に今まで貯め込まれた悪辣な感情や人格などを人間に流し込み、人間を悪なる側面へと汚染することが出来るようになった。
悪魔とは本来、人間の心の隙間に忍び寄って悪を成す物。ならば人間の悪性の廃棄孔であったサマエルが悪魔となる事で、人間の悪性を自在に司る存在となるのは当然の結果であったのだろう。
これにより彼は、敵意や疑心暗鬼、人間同士の諍いや衝突などを自在に生み出すことが可能となり、そしてそれらを利用して人間関係を破壊して蹂躙するという悪辣な手段を可能にする。

また、これらの能力を応用して、人間の記憶を一時的に操って偽りの闘争を生み出すことも出来る。
敵意というものは負の感情、即ち悪性であり、それらも当然サマエルの中には溜め込まれている。それらの方向性を定めた上で人間に流し込むことで、全く面識のない人間たちを争わせることも出来る。
本来敵意には、その敵対に関する十分な理由が存在するが、それすらも彼は捏造可能であり、敵対する相手に関する負の感情に染まった記憶などを捏造する事でより強固な敵対関係を生み出せる。
通常ならばこう言った洗脳手段は双方の認識や記憶の齟齬が原因となり解けるといった事例が多いが、サマエルの場合は悪意を持たない例外の人間などを除いて全ての人類の過去や性格、細やかな嗜好まで把握している。
それ故に彼の生み出す偽りの記憶は精度が高く、彼の影響を受けた人間は自分が騙されていると気付くことも出来ずに彼の掌の上で踊らされてしまう事も多い。クラスがプリテンダーとなっている為、この力は強化されている。
またこういった偽りの記憶によって人々の記憶を上書きすることで、都合の悪い人間の記憶をその周囲の人間たちから奪って孤立させるという非道な手段も取ることが出来る。

こういった記憶の改変を利用し、サーヴァントを汚染して自らの支配下に置くという手段も可能。
ゼロから召喚する場合は魔力を必要以上に要求されるためサマエル自身はあまり多用しないが、すでに召喚されているサーヴァントのマスター権を挿げ替えるという手段ならばローコストで済む。
支配権を奪われたサーヴァントはサマエルをマスターと認識するように記憶を改変され、加えて霊基がサマエルの持つ悪性に汚染された"ジアブロスィ・サーヴァント"へと変貌する。
霊基の質や宝具や攻撃などの出力は上昇しているが、英霊が持つ負の側面が強調している為感情的になり短絡的な戦闘しか行えなくなる。

サマエル……その名の意味は明確ではないが、”神の毒”あるいは”神の盲”とする解釈が有名。*1
正典には登場しない天使だが、ユダヤ人からは人々の死を看取る役職である死の天使の一角、あるいはサタンのような悪の天使であると信じられていた。

偽典『ギリシャ語バルク黙示録』では、アダムを迷わせる葡萄の木を植え、葡萄から得られるワインを通して罪をもたらしたとされる。
偽典『イザヤの殉教と昇天』においては、ユダ王国のマナセ王をベリアル信仰へと堕落させた悪しき存在として現れる。
ユダヤ教の遺失した偽典『モーセの昇天』においては、モーセの遺体をミカエルと取り合ったとされる。
ユダヤ教の幾つかの文献ではアダムを誘惑した蛇の名がサマエルだとされる。
また、ヤコブを襲った神の行いは後世では天使の行いと再解釈されたが、その候補の1人でもある。(他にはペヌエル、ウリエルなど)
その他の伝説はラビ・ルイス・ギンズバーグが1909年にまとめた『ユダヤの伝説(原題：The Legends of the Jews)』で確認できる。
『ユダヤの伝説』のエピソードのひとつでは魂を狩る死の天使の1人とされ、死を拒むモーセの反撃によって死にかける。
(『ユダヤの伝説』は、聖書などの時系列に沿った形でルイス氏が知りうるあらゆるタルムード、ミドラーシュ、偽典、その他ユダヤ古典資料にある情報を再構成したもの)

また、サマエルの名はユダヤ教以外では、天使の固有名ではなく特殊な概念としても広まっている。
近世オカルティストの一部流派ではクリフォトを成す径の1つの名に採用されている。*2
グノーシス派が記した文書のひとつ『ヨハネのアポクリュフォン』では、偽の神アルコーンには3つの異名があり、第一の名がヤルダバオト、第二の名が愚者サクラス、そして第三の名が盲目の神サマエルだと主張されている。

アダムの楽園追放の原因、死の象徴、蛇。様々な負のイメージによって語られる存在、神の毒サマエル。
その存在の本質は如何なるものか？　それは彼が持つ名前、『神の毒』という言葉が象徴している。
彼は言うならば、文字通り神が自らその手で生み出した毒の１つ────天の御使いでありながら最初から"悪"と定義付けられた天使の１柱なのである。

本来神がその手で作り出したばかりのものに、悪徳などは存在しない。
堕天しかり原罪しかり、通常は生まれではなく後の行いによって悪へと染まる。
だが、天使の中には初めから"悪"という属性で定義され天上の神より生み出された者も存在する。天使から悪魔へと落ちた存在とは異なる、初めから悪なる天使。
例を挙げるならば、試練を与える天使であるマスティマなどが好例だろう。善だけでは成し得ない行為を担う必要悪たる天使たちが、神が作り出した天使には一定数いた。
サマエルもそういった必要悪の天使の1柱である。

彼が担う必要悪の役割。それは死後の人間の魂を天上へ連れて行く際に、その魂から”悪”だけを吸収し、背負う役目である。
神が座する天界は穢れ無き場でなくてはならない。だが穢れ無き人間など極僅かな例外を除き存在しえない。故に、それらを背負い悪となる天使が必要であった。
サマエルが様々な負のイメージで語られるのもこれが由来。この世界にある悪や穢れ等の理由が、引き寄せられるようにサマエルという概念と結びつくように出来ているのだ。
そうすることで天界に悪なる属性が持ち込まれないようにする。言うならばサマエルとは、神が自ら作り出した”必要悪アンリマユ”であり"廃棄孔ヘヴンズホール"と言えるだろう。
天界に不要なる悪という名の”毒”を一身に背負う役割にして、死者を運ぶ大役を担う天使。それこそが『神の毒』サマエルの本質である。

しかし、サマエルはモーセを天界へと連れて行く際に反撃を受け、叩きのめされ屈辱を味わう。
これを機に神より叱責を受けた上に、盲目という障害を追い続けるようになる。そして、彼はその内側に神への反感を抱くようになった。
加えて人類に対する見方が変わった。モーセの行為を受け、彼は初めて今までは天へ運ぶ存在でしかなかった人間に目を向けた。
だが人間の悪性を背負い続けた彼は、人間に対して悪という属性を通した見方しか出来ずにいた。故に彼から見れば、人間は皆醜悪に映った。
かつて人間が霊長となる事に反感を抱いたルシファーの気持ちが分かった。ああ、人間は何故こんなにも醜いのだろう。こんなにも不完全なのだろうと。彼は疑問を抱いて神への不信を募らせていった。
しかし神へ反旗を翻すきっかけはなく、力もない。故に、神代が終わり人の時代となって、廃棄孔という役割さえも放棄されようと、自分は世界にも人類にも復讐できないまま消えていくのだと半ば諦めていた。
やがて彼は、人理のテクスチャが覆うと同時に、彼が魂を運ぶ先。魂の在処とされる高次元の時空────星幽アストラル界と共にこの世界から隔離されるに至る。

そんな中、時は来た。
かつて神へと反旗を翻して堕天し、その後地上で活動していたルシファーの気配が、突如として途絶えたのだ。
その理由は第五次聖杯戦争の結末にて罪の清算の機会を与えられ、一時的に天上へと回帰したためなのだが、サマエルはそのことを知らなかった。
サマエルはサタン（ルシファー）と同一視される説がある。これを利用し彼は、一時的に空席となった"傲慢"の大罪の座へと居座り、地獄の悪魔や堕天使たちの頂点に至った。
それにより彼が持つ『神の毒』としての性質、即ちこの世全ての悪を背負うという力が増幅され、彼は星幽アストラル界を掌握。うまく立ち回れば現世にすら干渉できるかもしれないと思えるほどの圧倒的な力を得た。
「もはやこの世界は全て自分の物」と────────そう確信を抱いた時、それは起こった。

彼は見たのだ。この世界が近々崩壊するという未来を。彼は知ったのだ。いずれこの世界に来たる大いなる厄災を。
彼は憤った。この世界は自分のものだ。誰にも渡さない。せっかく世界を支配できる力を得たというのに、この世界が滅ぼされてなるものかと。
しかし彼1人の手では、この広大なる世界を厄災から防ぎきるほどの力がない。そもそもこの世界は醜悪な人間が満ちるには余りにも広すぎると、彼はまるで責任転嫁するかのようにこの世界の広大さに怒りを抱いた。
そうして彼は１つの結論に至ったのだ。厄災が訪れる前にこの世界を自分で守り切れるほどに狭くしよう。同時に醜悪な人間同士で殺し合いをさせ数を減らそうと。
本来なら待っているだけでも霊子記録固定帯が定期的に並行世界を集束させるため世界の広さに関しては解決するのだが、彼の予測では厄災が来るほうが先であった。
彼はその持ち得る神から与えられた役割を応用し、数多くある平行世界の人間たちの敵意を操り衝突させ、平行世界の数を削減するという暴挙に躍り出た。
彼の壮大にして不遜なる計画。人類同士の数を減らしつつ世界を支配下に置く『リ・パラダイス・ロスト』の序曲が、幕を開けようとしていた。

悪なる天使として作られた故か、あるいは廃棄孔として人間の悪性を背負い続けた故か、因果関係は不明だが、非常に醜悪な性格をしている。
人間の持つ悪意や生存本能、葛藤や呵責などを巧みに操り、そして同士討ちや仲間割れ、自害や疑心暗鬼などの結果を生み出す事に長ける邪悪なる天使。
基本的に人間は悪性によって成り立っており、絆や友情などの善はそういった悪を覆い隠すために人間が生み出した方便でしかないという性悪説を唱えている。
故に彼は人間同士の諍いを生み出す行為を省みるどころか、「それこそが人間の真なる姿」「遅かれ早かれ人間は憎しみあう。僕は何もしていない」と反省しない。

また特筆すべき点としては、類稀なる人間観察と人間把握能力が彼の特徴として挙げられる。
いずれは全人類を支配下に置くべく彼は計画を動かしたが、その計画の下準備の中でこの世界に生きる生きとし生ける全ての人間の情報を把握している。
遍く全ての人間の個人名はもちろん、それがどのような人生を送ったのか、その人生の中でどのような性格に至ったのか、どのような選択にどういった判断を下すのか。
そのありとあらゆるデータが彼の中に細部まで納められている。これは彼が元々は人間の悪性を一身に担う廃棄孔という役割を持っていたため、その膨大な情報量に耐えられる事に由来する。
また死を運ぶ天使として遍く世界へと移動する力も持ち合わせている為、その手が届く範囲に生きる人間の情報は全て押さえている。彼が知らない人間は、悪性が完全に存在しないわずかな例外を除き存在しない。
こういった常人では決して蒐集することが出来ない程に細やかな人物のデータを巧みに使う事で、彼は人間関係を弄び、そして人心を掌握するのだ。

だが、人間の持ち得る情報を細部まで知っていながら、彼には人間の美しさが見えていない。
彼はこの世界に生きる人間が経験したありとあらゆる事実を知っている。それによって生まれた人間の様々な感情も理解している。だが、その全てを負のイメージでしかとらえない。
例えどれだけ美しい人生を見ても、どれだけ不屈な人間を見ても、どれだけ博愛を貫いた物語を見ようと、彼はその全てを悪性を覆い隠すためだけの下劣な仮面でしかないと説く。
彼は全人類の細やかな仕草や趣味嗜好、今まで抱いた全ての感情にいたるまで細かく知っている。そこまで知っているにも関わらず、彼は人類全てを悪様にしかみることができない。
これらの理由は全て、彼が人間の悪性を背負う廃棄孔として創り出された事に由来する。

彼は人間を天界へと導くごとに、その人間が抱いていた悪性をその身に貯め込み続けてきた。
そのために彼は人間の悪なる側面に染まり、人間という存在は須らく悪でしかないという偏った視点でしか見ることが出来なくなってしまっている。
完全に悪に染まるわけでもなく、かといって善のままあるわけでもない。なんと人間という存在は不完全なのかと。彼は根本的に人間という種を見下している。
ただ悪性の廃棄孔として、人間を天へと導く死の天使という機構のままであればこのような事態は無かった。しかし、1人の人間が彼を敗北させたことで、彼は人間に興味を持った。
だが人間の悪性を背負い続けた彼のその眼は、悪性という名の暗闇によって閉ざされ盲目となっていた。天界にとっての毒である"悪性"を貯め続けた彼には、全ての人間は醜悪にしか映らなかった。
故に彼は人間を詳細に観察することは出来れど『出来損ない』『醜悪な生物』という色眼鏡でしか見ることが出来ない。そして同時に、人間にどれだけ邪悪な行為を働こうが、恥もなければ悔いも無い。
何故なら人間は揃って醜悪、未完成、唾棄すべき廃棄物という認識が既に彼の中で完成しているから。今回の人間同士の衝突による平行世界の削減も、彼にとっては塵掃除程度の認識しかない。
その眼は既に人間の悪性によって閉ざされているが故に、彼はもう人間の輝きを見る事はない。

イメージカラー：暗黒
特技：騙す事、支配
好きなもの：踊らされる人間
嫌いなもの：意志の強い人間
天敵：ルシファー
願い：この世界を我が物とし、支配を遥か彼方まで

【一人称】僕【二人称】君【三人称】○○くん（男女共用）

盲目だからこそ、人間を露悪的な眼でしか見ることが出来ない。
悪を背負い続けた存在だから、善の輝きを知らない。
かつて聖人の輝きで目が潰れた必要悪は、正義の光で目を覚ます。