kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実・認知バイアス
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】コンコルド
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】153cm・42kg
【肌色】ものすごく白い　【髪色】赤と青のメッシュが入った銀　【瞳色】空色
【スリーサイズ】スレンダー
【外見・容姿】髪がオージー翼を思わせる広がり方をしている、白いドレスを着た西洋人風の少女。目が妙に輝いている。
【地域】ヨーロッパ
【年代】現代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力：D　耐久：E　敏捷：A+　魔力：E　幸運：D　宝具：C

魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。

身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
コンコルドを中心に常に莫大な金銭が動くが、それらはすべて無駄になる。

放出した魔力を推進力に変換するスキル。
用途が加速のみに限定された魔力放出ともいえる。
魔力放出よりは持続力があり、魔力さえつぎ込めば速度が際限なく上昇する。
速度を上げれば上げるほど一定の速度上昇に必要な魔力量が増大していく。
そのため、ある程度以上の速度になるとその加速量に見合わないほど魔力消費が大きくなる。

「もしかしてこの機体は採算が取れないのではないでしょうか」
「そんなことは分かっているが、ここで開発を中止したらそれこそこれまでの費用が全部ムダになってしまうだろう」*1
埋没費用サンクコスト効果の代表例と言われるコンコルド効果（コンコルドの誤謬）の発祥となったことに由来するスキル。
周囲にいる人間の認知バイアス思考のクセを強化し、冷静に判断する能力を削ぐ。
認知バイアスはそもそも人間が本来的に有している心理的傾向なので、効果を受けていても自覚するのは難しい。

ランク：E　種別：対人宝具　レンジ：1〜99　最大捕捉：1000人
Super Sonic Syndrome.
超音速旅客機という夢を巡って人々が奏でた狂騒曲の具現。
範囲内の人間が堅実さ、確実性、費用対効果といった”地に足のついた”考えよりもロマンを追い求めるようになる常時発動型精神干渉宝具。
ロマンを追い求めるといっても、完全に現実から目を背けた夢追い人になるわけではなく、そのような傾向を持たせるにすぎない。
もっとも、小さな影響を積み重ねた結果が等しく小さいとは限らない。

ランク：C　種別：対人宝具　レンジ：1〜10　最大捕捉：100人
コンコルドという夢の終焉を象徴する事故が宝具となったもの。
一言でまとめると自爆ブロークンファンタズムである。
使用時の速度に応じて威力が向上し、十分に加速した状態だとランク以上の破壊をもたらす。
ちなみに、本人の意思とは関係なく転んだ際にごく低確率で暴発する。

○旅客機としてのコンコルド
イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機（SST＝Super Sonic Transport）。
1956年頃に開発が始まり、1967年に定期便が就航、2003年に商業運航が終了した。
コンコルドという名前はローマ神話の女神コンコルディアに由来し、フランス語で「協調」「調和」「一致」を意味する。
技術的な詳細は省くが、超音速の持続にもっとも貢献した改良は特徴的なオージー翼とされる。
コンコルドはマッハ2（1350km/h）以上という速度でニューヨークからロンドン（もしくはパリ）間を3時間半で結び、大西洋横断にかかる時間を半分にした。
機内では最高級のサービスが提供され、チケットの高額さもあって乗客の特権意識を大いに刺激したという。
そんなコンコルドには常に採算性の悪さがつきまとっていた（カッコ内は現在価値換算）。

・開発費用が莫大。当初は7000万ポンド（約3億1100万ポンド≒482億円）になると見込まれていたが、最終的には13億ポンド（約34億ポンド≒5270億円）にまで膨れ上がったと推定されている。
・就航前から騒音や排気ガス、交通管制の難しさなどが問題になっており、就航路線が非常に限定されていた。
・1時間に6770ガロンを消費するエンジンの燃費の悪さ。
・メンテナンス性の悪さからメンテナンス費用が嵩む。
・採算を取るためのチケットの高額さ。ニューヨーク→ロンドン間の料金が1997年時点で7995ドル（約140万円）。
・チケットのあまりの高額さから、最大でも128人だった乗客数は稼働率がかなり低かった。

上記のような要因から、国からの多大な補助金を含めても採算が取れていたとは言いがたい。
1970年代には環境保護運動の盛り上がりを受け、運動家から厳しく非難されるという事態にもなった。
そこに2000年のエール・フランス4590便における死亡事故が発生する。
事故が決定打になったわけではないが、事故による運航中止からの再開を経てまもなくの2003年に就航が終了する。
1973年のオイルショックによって注文の多くがキャンセルされたことで、実際に製造されたのはわずか20機、うち6機はプロトタイプのままだった。

○認知バイアスとしてのコンコルド
コンコルド効果もしくはコンコルドの誤謬。
すでに投資してしまってどうやっても回収できない費用（埋没費用サンクコスト）を惜しんで投資を続け、余計に損失を増やしてしまいがちであるという人間の心理的傾向。
身近な例としては、「映画館で見始めた映画がクソ映画なのは序盤から明らかだったが、チケット代金が惜しくて最後まで見てしまった」など。

派手なもの、きらびやかなもの、豪勢なものが好き。速いことも大好き。

せっかく買うなら少しでも高級なもの、性能が高いもの、より付加価値があるものがいいわ！どうして節約なんてつまらないことをするの？まさかの時のために貯金するなんてバカバカしい！考えてもみなさい、そもそもあなたたち人類がこれだけ版図を広げたのはリスクを取って挑戦した開拓者がいたからよ。木か何かで作った粗末な舟で大海原に漕ぎ出した自殺志願者や、針と糸だけを手にして毛皮をかぶって凍てつく大地を渡った命知らずがいたからでしょう。人類が揃いも揃ってあなたみたいな堅実な臆病者だったら、人類は今でもアフリカ大陸に引きこもって洞窟で生肉や果物をかじっているわ。つまりね人間の価値はリスクを取れるかどうかなの。リスクヘッジで投資信託を選ぶなんて偽りの賢さに飼いならされた家畜の考えよ。やるならレバレッジマシマシでFXに突っ込むのが人間らしいやり方ね。未来のことは未来になってから考えればいいの。金なんか死ぬ気になればいくらでも作れるし、1枚だけ買った宝くじが当たってラッキー！なんて転がり込んでくることもあるわ。でもね時間だけは有限なのよ。どんな大富豪だって何千兆円積んでも時間は取り返せないわ。だから速さは重要なの。速さはつまり時間を買うこと。有限の価値で無限の価値を買えるんだから、絶対にお得な取引でしょう？いくら早くても環境に悪影響を与える？採算が取れない？コストパフォーマンスが悪い？時間の大切さを分かってないからそんなことが言えるのね。速いことはいいことなの。それ以上に大切な要素はないのよ。時間を浮かせることは可能性を生むこと。もし優れた研究者により速い移動手段を与えて1日1時間の余暇を作れたとしたら、それが積み重なって画期的なアイデアを生んで環境破壊なんて解決できちゃうかもしれないでしょう？未来の可能性は無限なの。その可能性を確実性とかそんなつまらない考えで殺してしまったら、それこそ人間の可能性を奪ってしまうの。つまり節約とかリスク回避なんてものは人間全体による緩慢な自殺といえるわ。だからほら今ここにあるお金を使って経済を回して人類の進歩を加速させることが……

というような脈絡があるんだかないんだかはっきりしない発言を、大変な美声と異様に良好な滑舌に不気味な熱意を加えて四六時中聞かせてくる。
主張の方向性はだいたい一貫しているが、言ってることは毎回変わる。
スキルや宝具に関係なくマスターは頭がおかしくなる可能性がある。


イメージカラー：純白
特技：口八町・無駄遣い
好きなもの：速さ・ロマン・最高のサービス
嫌いなもの：節約・倹約・転ぶこと・環境保護活動
天敵：効率・コストパフォーマンス
願い：人類がもっとロマンを追い求めること

【一人称】わたし　【二人称】あなた　【三人称】あの人

公平世界仮説：認知バイアスつながり。おそらく性格はまったく合わない。

物語の本筋と全く関係ないところで転んでファンブル引いて勝手に退場するネタ感もとい運の悪さはあると思う。