ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。





「嗚呼……、何故……俺はまだ…生きている……」

「僕には関係ない……今までも、これからも、関係ない。関係ないんだ……」


■基本情報

【氏名】ザドクライア・マイルストーン
【性別】男性【年齢】21歳
【出身】イギリス
【身長】181cm 【体重】62kg
【肌色】白【髪色】白【瞳色】赤
【イメージカラー】雪
【属性】秩序・悪
【魔術属性】無
【起源】罰
【特技】自己否定、逃避
【好きなもの】無し、彼は全てから目を背けている
【苦手なもの】他人、自分
【魔術系統】降霊術を中心に、近代錬金術と西洋元素変換術を融合したもの。
一族のテーマとして「災害」の概念・信仰を魔術の基本原理に組み込んでいる。
【魔術回路】質:B 量:C++ 編成:異常(ルシファーが宿るため生来より歪む)
【決戦の日】決断の時、決別の日、そして結論のついた刹那

■外見・容姿

一見すると女性にすら見える細い肢体と胴を持ち、繊細な肌と絹の如き、腰まで届く白き髪を持つ。
しかしその表情は常に暗く、瞳に光はなく淀んでいる。常にうつむき気味で雰囲気も暗い。
その身体には、常に人目につく顔や手足以外はズタズタに傷だらけであり、
これは全て彼自身は自分で傷つけた物である。

■来歴

マイルストーン家の当主として生を受ける。
彼の生涯、そして精神を説明するには、まずマイルストーンの成り立ちから話さなくてはならない。

マイルストーンとは魔術家系の内の1つである、数多くの分家を持ちそれぞれの分家で異なる分野を研究する魔術家系、
オリジンストーンより分かたれた魔術の家系である。それも、最も最初に分かれた最初の12の家系の内の1つである。

オリジンストーンの掲げる『人類の手による大敵の制御』に貢献できると考え、
錬金術と召喚術の併用を提唱し、それを実現させた一族である。その魔術特許により、今では莫大な富と名誉を獲得している。
没落の一途をたどるオリジンストーン本家とは異なり、時計塔の信頼も厚く、彼の父は降霊科の一級講師でもある。

そんな家系の一人息子として生まれた重圧と責任感により、幼い彼はふさぎ込むことが多々あった。
それでも周囲は彼に心を開かせようと、多くのアプローチをかけ、徐々に彼も心を開いていった。
────────だが、ある時に悲劇が発生する。


昔から、オリジンストーン一族には悪魔が宿る、という黒い噂がある。
これは言ってしまえば、ルシファーという悪魔が魔術刻印に宿っているため全くのでたらめ、というわけではない。
しかしそんなことは露も知らない魔術師たちから言えば、オリジンストーンの潤沢な資産と資源への僻みでしかなかった。
だが、彼はそのオリジンストーンの悪魔の存在を証明する事件を引き起こしてしまう。

彼がある日、初めて他人に"感情"を抱いた日に、それは目覚めた。
それはオリジンストーンの血に堕天使が残したセーフティ、絶対に逃れられないようにする血の定め。
そして、オリジンストーンが全ての大敵の真理を握り、制御に成功したその時に、全てを刈り取る堕天使の鎌。
それこそが彼が宿した悪魔の正体であった。それは、オリジンストーンであるが故に逃れられない宿業であった。

何故、そんな悪魔が彼に宿ったのか?
それは本来、彼こそが初代オリジンストーンたるザックライアス────その内側の堕天使────を引き継ぎ、
この世全ての大敵を己の身に受け、そして大敵を支配するべき、ザックライアスの10万人目の子孫であったからだ。

堕天使が宿ったザックライアスは、堕天使が今まで得た知識を総動員し、
大敵を御する為に必要な"血脈で描く魔術"を編み出した。それは自身の魂を魔術刻印に刻み、
千年経過した後の己の血を継ぐ祖先に自身を(つまりこの場合、堕天使の権能も含め)再現する、という魔術だ。
その為に彼は術式の完成する■■代先まで、何代目でこの分家は何人子を成すかなどといった細やかなステータスを定めていた。

しかし、当然人の行う生殖であればそのように定められたレールを往かない。
悲劇によって刻印が根絶やしにされたレッドストーンがいた。別の家系に嫁ぎ、閉ざされたボイドストーンがいた。
妾の子として生まれ、科学へ逃げたグラッドストーンがいた。己は人造の人でなし故に、他の家系を殺して回ったユビキティストーンがいた。
そういった幾つものイレギュラーが重なり、オリジンストーン本家が継ぐべきであったザックライアス、
いや、堕天使の権能の一部(たましい)は、憐れなる少年へと移り、宿すこととなったのだ。
即ち彼は言うならば、始まりの石の産み落とした汚点、その最大の犠牲者である。

■特性・魔術

『三重人格』

通常オリジンストーンの一族に連なる者は二面性を持ち、
更に本家に近ければ近いほどにその二面性は強まり、最終的には二重人格として現れる。
これはオリジンストーンから分割継承され続けた魔術刻印の中に、初代であるザックライアスの魂が刻まれており、
この魂がその肉体の主人格と相反する性質や感情を吸収し、真逆の人格、あるいは性格として育つためである。
これはザックライアス(に憑依したルシファー)が、多様性を広げるために作り出した術式である。

だが彼は、幼いころに引き起こした悲劇から、人格形成期にあたる幼少期から心を閉ざし続けていた。
その結果彼は常に2つの感情だけをぐるぐると己の内側で渦巻かせ続けて生きてきた

即ち「俺が悪い」という自罰的な感情。
そして「僕は悪くない」という逃避の感情。

単純ながらも相反したその感情の内、片方を刻印内部の魂が、
そして残ったもう一方の感情を主人格が担当する形で人格形成が終了した。
さらに加え、そのほかの全ての感情を堕天使の残滓が吸収し育ったため、実質彼は三重人格と言える存在になっている。
正確に言えば『二重人格の人格を持つ二重人格』1+(1+1)という具合で三重人格と成り立っている。
それぞれの性格については下記参照とする。

『堕天使の残骸(ルシファー・デッドコピー)』

彼がその身体に宿す、オリジンストーンの逃れられぬ宿業が形になった物。
怒り、悲しみ、憎しみ、どのような種類でも"感情"を何かに彼が向けた時に出現する漆黒の影。
その感情が向いた存在全てを破壊しつくすまで止まらない破壊の権化としか言いようがない存在。
これが出現している間にザドクライアの意識はなく、また制御もできない。彼が己の犯した罪、
そして自分の運命と向き合う覚悟を持てば、制御することは可能かもしれない
……が、彼は自分の運命から逃げ続けている。

■人物


【一人称】オレ/僕【二人称】貴方【三人称】ミス、ミスター○○

性格

先も述べたように彼は多重人格である。が、他のオリジンストーン分家とは違い、人格に記憶の連続性がある。
それは人格の切り替えというよりも、非常に極度なペルソナの付け替え…に近いのかもしれない。また彼自身も自分が
多重人格者であるという事に気付いていない。(悪魔が宿っていることは知っているが、それが多重人格とは思っていない)
だがどちらの人格も決定的に違う部分があり、確固たる"別人格"と言える存在のためここでは別個に詳細を記す。
基本、主人格側を"罪"、別人格側を"罰"とここでは表記する。
罪から逃避し続ける人格。あらゆる物事から逃げ出す臆病者。
過去に犯した罪が"悪魔のせい"と判明して以来、自分に降りかかる全てを"誰かが悪い"と諦観し、
自分は悪くないと言い訳をして逃げ続けている。悪魔の為に精神の成長を阻害されたとも取れなくもないが、
その正体はただ体のいい言い訳を見つけたがためにそれに頼り切っているだけの人間である。
罪を自覚し続ける人格。非常に自罰的で他人主義者。
自分と言う物がなく、ただ他人に同調して生きており、あらゆる物事に"自分が悪い"と早々に結論付ける。
彼が幼いころに抱いた罪の意識だけを、刻印の中のザックライアスの魂が吸い上げ人格として形成された存在。
だがあまりにも稀薄なため、自らを罰し、傷つけ、心身ともに"痛み"を感じることで生を実感し続けている破綻者である。


双方に共通することは、"他者から目を背け続けている"ということ。
これは自分を強く持ちすぎると後述の"もう一人の自分"が顔を出す為、自分の感情を強く持ちすぎないように自省しているためである。
そのため彼は、あらゆるものに興味を示さないように全てを俯瞰しながら生きるよう、心掛けている。

だが正直な事を言えば、これは言い訳に過ぎず、本心としては彼は人と触れ合いたくない、
誰ともかかわらずに、出来るならば今すぐにでも死んで生から逃げ出したいという臆病者である。
だが自分が死ねば、自分の中の悪魔がどうなるのかわからない。もし解き放たれればどうなるのか?
死んだ後にも非難され続けるのか? そういう恐れがあるが故に死ぬことからも逃げ出し続けている。
ただ逃げ出す事しか出来ない弱者。それが彼らという人間の本質である。

聖杯戦争に臨む態度・参戦動機・願い

もう一人の自分を消したい。
いや……自分自身を、この世から消してほしい、と
彼は、常日頃に天に願っている。

サーヴァントへの態度

こんな自分のサーヴァントになってくれるなんて本当に良いんだろうか……
迷惑じゃないだろうか……扱い切れるだろうか……とかずーっと自問自答して
中盤辺りでやっと心が通い合うちぐはぐ主従。

役どころ

群像劇に、一つの芯を通す少年
これは、目を背け続けた少年が、前を向き歩み始める物語

因縁キャラ

アビエル・オリジンストーン
同い年の本家の跡継ぎ。しがらみに囚われている彼と違い放蕩三昧の男。
向こうの在り方を、彼は非常に羨ましがっている。

ディーティーム・オリジンストーン
本家の跡継ぎにして現当主。かつては同じようにしがらみに囚われていた。
しかし、今の彼女はそのしがらみからは解き放たれた。その理由を彼は知らない。

ザックライアス・オリジンストーン
自分がこのような境遇となった全ての元凶。
彼に対して、怒りに近い感情を抱いている。
だが真実を知った時、彼はどのような感情を抱くのか

ワイズ・マイルストーン
父。現在家におらず、彼は執事とメイドに育てられた。
不在の理由は、息子である彼の中に宿る悪魔を祓う為に世界中を駆け巡って
悪魔に詳しい専門家を探し、全財産を叩いてでも息子を救ってやると奔走しているためである。
だが息子であるザドクライア自身は、それをネグレストの一種と考え、ふさぎ込みを加速させる遠因となってしまっている。

ミランダ・マイルストーン
母。彼が生まれてすぐに重い病気に罹患したため隔離されている……と聞いている。
幼いころだったために母の愛を彼は覚えていない。これが人格乖離を加速させた直接的原因でもある。

マーキュリー・マイルストーン
幼いころに両親から聞かされたご先祖様。
錬金術と召喚術を結び付けることに成功したマイルストーン中興の祖と聞いている。
自ら新しい概念を生み出すその精神に尊敬の念を抱く。

■台詞

「嗚呼……何故俺はまだ死なない……まだ生きているんだ!?」

「僕は死にたくない……。生きていたい……。理由……? そんなもん、ない…。
でも、僕は悪くない、悪くない……から、生きていたい。それだけだ」

「名乗り遅れた……すまない……。
俺の名は……ザドクライア。マイルストーンが一人だ……。
こんな男の名前……忘れてくれて構わない……。」

「僕にはそんなもの…関係ない。だから、関わらないでくれ。
僕は生きていたいんだ。だから……傷つくなんて、ごめんだ……本当に」

「………マイルストーンを悪く言うな……。
確かに、歴史の節目に顕れては……暗躍をしていた……。
それを否定するつもりはない……。だが…それでも俺は…、
あの家に……誇りを持っている………」

「僕にはなにも、何もない。誇りも、意思も、信念も、
まるで雲だ。あるいは塵だ。意思も何もない。そこらを飛ぶ虫けらのほうが、よっぽど僕より"生きている"」

「俺には……進むべき道が分からない……。
かといって……だれかが敷いた……レールを進むのはごめんだ……!
俺は………俺自身の意志で………未来へ歩を進めたい……」

「やめろ……!そんなに俺に……優しくしないでくれ………!!
奴が……!!奴が………来る………!!」

■コメント

泥異聞帯(O-13編)の「実際その手で異聞帯を壊し、そして責任を背負う」役を想定
最初こそ関係ないと逃げ続けるけれど、やがてその手で世界を一つ消す重さを知り、人間的に成長する
そんな想定

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計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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