ノーラン・ピービ・シプステッド
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nevadakagemiya 2024年02月26日(月) 00:53:49履歴
「顔料になるか、ならないか。世界を分かつのはたったこのふたつだけだ。実にシンプルだろう」
基本情報 
【氏名】ノーラン・ピービ・シプステッド
【性別】男性
【年齢】21歳
【出身】南アフリカ
【身長・体重】182cm・75kg
【肌色】黒色【髪色】白色【瞳色】灰色
【属性】混沌・悪
【魔術系統】美や芸術に関する魔術
【魔術属性】土
【魔術特性】俯瞰
【魔術回路】質：B 量：C+ 編成：やや変質
【所属】時計塔現代魔術科・エルメロイ教室
【性別】男性
【年齢】21歳
【出身】南アフリカ
【身長・体重】182cm・75kg
【肌色】黒色【髪色】白色【瞳色】灰色
【属性】混沌・悪
【魔術系統】美や芸術に関する魔術
【魔術属性】土
【魔術特性】俯瞰
【魔術回路】質：B 量：C+ 編成：やや変質
【所属】時計塔現代魔術科・エルメロイ教室
魔術・特殊技能・特性など
呪絵
時計塔は創造科において主に絵画を取り扱う魔術。
ピービ家の分家であるシプステッド家は顔料に着目した家系であり、取り扱っている絵の具の材料は複雑怪奇なものが多い。
多種多様な薬草や鉱物、呪的なエッセンスを与えた動物の死骸、時には加工した人体をも粉末状にし、それらを調合して生み出した顔料で絵を描く。
そうして制作された絵画は強力な呪物としての効果を発揮し、見た者へ影響を与えたり設置されている空間を変質させたりする。
性質上死霊魔術師としての側面も併せ持つ。その為にシプステッド家の魔術師は創造科をメインとして降霊科にも籍を置くことが多かった。
珍しい顔料の素材の蒐集に余念がなく、厳重に魔術で封をされた実家の倉庫はちょっとした博物館のようになっている。
ピービ家の初代が生み出した最高傑作は“黒”というタイトルで、『過去に連れて行く』という力があるらしい。
表現が具体的ではないのはそのあまりの完成度から「制作者と同等以上の才能を有する者が現れるまで封を破ることを禁ずる」と厳命されているため。
実際にその絵画がどのような形で見た者を過去へと誘うのか、それについて知る者は現在は存在しない。
現代では実際にその絵を目にしたことのある者はひとりもおらず、宗家本邸の最奥に今も封を解かれることなく仕舞われている。
シプステッド家を含めたピービ家一門の魔術刻印はこの“黒”という絵に追いつき追い越すために養われ続けているものである。
その特性上、正面切って戦うといったことは不得意分野。
応用次第で闘争にも用いることができる魔術も多い中で全くといっていいほどそうした適性を持たない。
一方で『術者がその場にいなくても描いた絵画がそこにあれば魔術が作用する』という性質から罠を仕掛けたり結界を生成したりするのは非常に得意。
実際、親交の深い魔術師の一族に請われて呪詛を見た者へ与える防犯用の絵画を描くことはシプステッド家の生業のひとつであった。
ピービ家の分家であるシプステッド家は顔料に着目した家系であり、取り扱っている絵の具の材料は複雑怪奇なものが多い。
多種多様な薬草や鉱物、呪的なエッセンスを与えた動物の死骸、時には加工した人体をも粉末状にし、それらを調合して生み出した顔料で絵を描く。
そうして制作された絵画は強力な呪物としての効果を発揮し、見た者へ影響を与えたり設置されている空間を変質させたりする。
性質上死霊魔術師としての側面も併せ持つ。その為にシプステッド家の魔術師は創造科をメインとして降霊科にも籍を置くことが多かった。
珍しい顔料の素材の蒐集に余念がなく、厳重に魔術で封をされた実家の倉庫はちょっとした博物館のようになっている。
ピービ家の初代が生み出した最高傑作は“黒”というタイトルで、『過去に連れて行く』という力があるらしい。
表現が具体的ではないのはそのあまりの完成度から「制作者と同等以上の才能を有する者が現れるまで封を破ることを禁ずる」と厳命されているため。
実際にその絵画がどのような形で見た者を過去へと誘うのか、それについて知る者は現在は存在しない。
現代では実際にその絵を目にしたことのある者はひとりもおらず、宗家本邸の最奥に今も封を解かれることなく仕舞われている。
シプステッド家を含めたピービ家一門の魔術刻印はこの“黒”という絵に追いつき追い越すために養われ続けているものである。
その特性上、正面切って戦うといったことは不得意分野。
応用次第で闘争にも用いることができる魔術も多い中で全くといっていいほどそうした適性を持たない。
一方で『術者がその場にいなくても描いた絵画がそこにあれば魔術が作用する』という性質から罠を仕掛けたり結界を生成したりするのは非常に得意。
実際、親交の深い魔術師の一族に請われて呪詛を見た者へ与える防犯用の絵画を描くことはシプステッド家の生業のひとつであった。
礼装・装備など
画材セット＆絵の具
ノーランが魔術師として能力を発揮するために必要な道具たち。
当然ながらただの道具ではなく、複数本ある画筆はそれぞれ別の種類の魔獣の毛から作られている。
絵の具に用いられている顔料も特殊な配合によって生成されたもの。普段持ち歩いている絵の具でさえその原料のおおよそが曰く付き。
（儀式を用いて息絶えさせた生物の遺骸だの、さる経緯で呪いを帯びた鉱石だの、人間の爪や骨だの）
これらが納められたケースをノーランは常に肌見放さず持ち歩いている。
なお、もっと大掛かりな魔術に用いる絵の具は顔料の成分が大変貴重なため普段は持ち歩かない。
ロンドンの自室兼アトリエに3種類だけ厳しい封印のもとに保管しており、残りは実家で管理されている。
当然ながらただの道具ではなく、複数本ある画筆はそれぞれ別の種類の魔獣の毛から作られている。
絵の具に用いられている顔料も特殊な配合によって生成されたもの。普段持ち歩いている絵の具でさえその原料のおおよそが曰く付き。
（儀式を用いて息絶えさせた生物の遺骸だの、さる経緯で呪いを帯びた鉱石だの、人間の爪や骨だの）
これらが納められたケースをノーランは常に肌見放さず持ち歩いている。
なお、もっと大掛かりな魔術に用いる絵の具は顔料の成分が大変貴重なため普段は持ち歩かない。
ロンドンの自室兼アトリエに3種類だけ厳しい封印のもとに保管しており、残りは実家で管理されている。
外見・容姿の詳細など
180cmを超える高めの身長。中肉中背。日頃から運動をしている者ほどではないがそれなりの体格の良さを感じさせる。
祖母の血を継いだ黒い肌。智慧を感じさせるグレーの瞳孔。短く刈り込んだツーブロックの髪は真っ白だがこれは染めているもので本来は黒い髪。
やや馬面気味で掘りの深い、まるで彫像のような顔をしている。それが個性的かつ魅力的と感じる者もいておかしくない顔立ち。
詰襟のシャツにチノ・パンツという組み合わせを好んで着用し、外出時は気温に応じてジャケットや防寒着を羽織る。
帽子やマフラーなどといった小物がブランド品であることも多い。当人の寡黙さに反してお洒落な男。
喜怒哀楽をはっきりと表情に現すタイプではない一方、ちょっとしたことで目を細めたり眉を動かしたりなど感情が目や眉に出やすい。
祖母の血を継いだ黒い肌。智慧を感じさせるグレーの瞳孔。短く刈り込んだツーブロックの髪は真っ白だがこれは染めているもので本来は黒い髪。
やや馬面気味で掘りの深い、まるで彫像のような顔をしている。それが個性的かつ魅力的と感じる者もいておかしくない顔立ち。
詰襟のシャツにチノ・パンツという組み合わせを好んで着用し、外出時は気温に応じてジャケットや防寒着を羽織る。
帽子やマフラーなどといった小物がブランド品であることも多い。当人の寡黙さに反してお洒落な男。
喜怒哀楽をはっきりと表情に現すタイプではない一方、ちょっとしたことで目を細めたり眉を動かしたりなど感情が目や眉に出やすい。
人物像
イメージカラー：青
特技：頭脳パズル
好きなもの：細やかな工芸品や料理
苦手なもの：頭ごなしに強制されること、生魚
決戦の日：“黒”との対面
【一人称】俺、自分 【二人称】お前、あなた 【三人称】彼（女）、あいつ
台詞例
来歴
創造科でも名門と呼ばれる内の一家であるピービ家、その分家筋にあたるシプステッド家の次男としてノーランは生を受ける。
シプステッド家はイギリスが南アフリカを植民地とした頃に南アフリカへ移住しそちらの霊脈の上で魔導の研鑽を続けている一家。
代々“絵画”に纏わる魔術を修めるピービ家の中でも特に顔料について深く着目した分家である。
魔術刻印の成長に伴ってその内容は時に悍ましい素材の利用も辞さなくなっていき、いつしか死霊魔術師としての側面も帯びるようになっていた。
新しい切り口を得ようと現地の呪術師（ノーランの祖母）を血脈に迎え入れるなど、様々な手段を模索してきた。
そんな家の次男、つまり後継者のスペアとして生まれたノーランが魔術刻印を受け継いだ上で時計塔にいるのは単純な理由。
父と後継者だった長兄が意見の激しい対立から殺し合いになり共倒れになってしまったことで自動的に立場が転がり込んできたのである。
ノーラン曰く「いつかやると思っていた」。
現在は貴重な素材を無駄にはできないということで父と長兄は仲良く顔料の素材となって実家の倉庫の棚に瓶詰めの粉末として並んでいる。
そんなちょっとしたお家騒動以外には魔術師としてはよくある人生をノーランは生きてきた。
父の遺体から魔術刻印を問題なく受け継ぎ、適齢となった頃合いに時計塔へと進学。
全体基礎科に身を置きながらいずれは創造科に籍を移すことになるだろう………と漠然と考えていたノーランは偶然とあるロードと出会う。
「君の魔術特性を鑑みれば、小さな箱庭を拡げていくのではなく広大な世界を箱庭の中に表現する方が理に叶っている。
キャンパスは君にとって世界に通じる窓だ。閉じ込めるのではなく開放したまえ。ひとつに拘泥することなく多くを知るのが君にはあっているように思う」
助言を受けたノーランは3日間考えたあと、創造科ではなく現代魔術科に進むことを決めたのだった。
以降3年ほど同学科に在籍しながら家伝の絵画による魔術を磨き続けている。
シプステッド家はイギリスが南アフリカを植民地とした頃に南アフリカへ移住しそちらの霊脈の上で魔導の研鑽を続けている一家。
代々“絵画”に纏わる魔術を修めるピービ家の中でも特に顔料について深く着目した分家である。
魔術刻印の成長に伴ってその内容は時に悍ましい素材の利用も辞さなくなっていき、いつしか死霊魔術師としての側面も帯びるようになっていた。
新しい切り口を得ようと現地の呪術師（ノーランの祖母）を血脈に迎え入れるなど、様々な手段を模索してきた。
そんな家の次男、つまり後継者のスペアとして生まれたノーランが魔術刻印を受け継いだ上で時計塔にいるのは単純な理由。
父と後継者だった長兄が意見の激しい対立から殺し合いになり共倒れになってしまったことで自動的に立場が転がり込んできたのである。
ノーラン曰く「いつかやると思っていた」。
現在は貴重な素材を無駄にはできないということで父と長兄は仲良く顔料の素材となって実家の倉庫の棚に瓶詰めの粉末として並んでいる。
そんなちょっとしたお家騒動以外には魔術師としてはよくある人生をノーランは生きてきた。
父の遺体から魔術刻印を問題なく受け継ぎ、適齢となった頃合いに時計塔へと進学。
全体基礎科に身を置きながらいずれは創造科に籍を移すことになるだろう………と漠然と考えていたノーランは偶然とあるロードと出会う。
「君の魔術特性を鑑みれば、小さな箱庭を拡げていくのではなく広大な世界を箱庭の中に表現する方が理に叶っている。
キャンパスは君にとって世界に通じる窓だ。閉じ込めるのではなく開放したまえ。ひとつに拘泥することなく多くを知るのが君にはあっているように思う」
助言を受けたノーランは3日間考えたあと、創造科ではなく現代魔術科に進むことを決めたのだった。
以降3年ほど同学科に在籍しながら家伝の絵画による魔術を磨き続けている。
性格
日頃から大きく感情を乱すことのない冷静沈着な男。外見や実年齢より十歳は老けていそうな泰然とした精神の持ち主。
その態度はどこにあっても変わらず、私生活でもエルメロイ教室内でも常に落ち着き払っている。
だからといってふとした拍子に暴走しがちな彼らを止めることはほぼ無く、むしろ率先してその暴走を煽る方。
導火線に火がつくても消す素振りを見せることもなく淡々と火が走っていくのに合わせて歩き、その一部始終を最前列で見物する。
なのでエルメロイ教室で騒動が起きた際にはいつの間にか何らかの端役をもって登場人物に加わっていることが多い。
クールでありながら半ば愉快犯的な性格なので集団のストッパーとしては全く頼りにならない。
しかしその冷静さに違わず知能指数は高く、かなり頭の回転は速い。そのため目的のために動いている際は参謀として頼れる存在。
人心の機微に疎いせいで人間関係や思惑が絡んでくると正答を導くのが難しくなるがそうでなければ正確な判断力を見せる。
自分から他人の事情に首を突っ込まないため面倒見がいいわけではないが、何かに誘えば断ることは少ないので付き合いはいい。
一方でその内面は魔術師的かつアーティスト的な偏屈さが渦巻いている。
世界を『顔料の素材にできるもの』『顔料の素材にできないもの』『顔料の素材として優れているもの』に分けて識別しており、価値の基準も極一部を除いてそれに倣う。
ノーランにとって何よりも尊ぶべきものは『顔料の素材として優れているもの』。
その次に『顔料の素材にできるもの』『顔料の素材にできないもの』があり、それらの中で評価するべきか否かを分けている。
この評価基準は人間関係にも適用され、ノーランにとっては他人さえも顔料の素材でしかない。
その肉体の一部や遺体を粉末状にして顔料にした際にどれほど有益かがノーランにとって大事なこと。
故に大多数の人間に対して付き合うだけの価値を感じておらず、優秀な魔術回路や特異な才能・体質を持つ者だけが真に相手をする意味のある者である。
それ以外の者に対しては非常に淡白かつ愛想を見せない。魔術師でない者や非才の者に無関心という点では実に貴族主義的な魔術師である。
───というのが、エルメロイ教室にやってくるまでの話。
エルメロイ教室へやってくる切っ掛けとなったロード・エルメロイ�鏡い箸量篥�でノーランは考えを改めている。
前述の考え方を棄てたわけではないのだが、それとは別の切り口で身の回りを捉え直す必要があると結論づけた。
新しい価値基準から鑑みると世界は再評価に値するとしてこれまで相手にしてこなかったものに対しても交流を拒まない。
ノーランが教室内の騒動へ自分から巻き込まれに行くのはそうした観点から体験によってより多くを学ぼうとしてのことである。
根がアーティスト気質なので自己表現には拘る方。
彼の外套や靴、身に着ける小物が由緒正しいブランド品であることは珍しいことではなく、それでいて調和を重んじているため成金趣味は感じさせない。
物品や料理など『熟練した技術によって生み出された精緻なモノ』に関心があり、出来の良い工芸品や美食を愛する。
ノーランにとってそれらは大抵『顔料の素材にできないもの』ではあるが他者が理念によって生み出した芸術であり読み解くに値するからだ。
基本的に理知的な性格ながら自分の嗜好に関しては感覚派。あえて理屈をつけない。
最近は大衆的なものにも鷹揚であり、そうしたものを目の前にするたびにそれにどのような価値や意味があるのかを自分の中で深く考察している。
そんなノーランが何より憎むのは納得のできない強制や命令。
「自分の時間は自分の意志でどのように使用するか決定されるべき」と信じており、他者から無理やり自分の自由を奪われることに対しては強烈に反発する。
特に上から押し付けられる団体行動が苦痛で仕方ない。一応中学校までは市井の学校に在学したのだがほとんど登校はしていない。
この間に通信教育を取っていたことにより、ノーランは得意分野と言えるほどではないが少しだけデジタルに明るい。
また、個人的な問題として生魚が苦手。せっかく供されたものを残すのが心苦しいので料理店では注文の際に事前に断っている。
その態度はどこにあっても変わらず、私生活でもエルメロイ教室内でも常に落ち着き払っている。
だからといってふとした拍子に暴走しがちな彼らを止めることはほぼ無く、むしろ率先してその暴走を煽る方。
導火線に火がつくても消す素振りを見せることもなく淡々と火が走っていくのに合わせて歩き、その一部始終を最前列で見物する。
なのでエルメロイ教室で騒動が起きた際にはいつの間にか何らかの端役をもって登場人物に加わっていることが多い。
クールでありながら半ば愉快犯的な性格なので集団のストッパーとしては全く頼りにならない。
しかしその冷静さに違わず知能指数は高く、かなり頭の回転は速い。そのため目的のために動いている際は参謀として頼れる存在。
人心の機微に疎いせいで人間関係や思惑が絡んでくると正答を導くのが難しくなるがそうでなければ正確な判断力を見せる。
自分から他人の事情に首を突っ込まないため面倒見がいいわけではないが、何かに誘えば断ることは少ないので付き合いはいい。
一方でその内面は魔術師的かつアーティスト的な偏屈さが渦巻いている。
世界を『顔料の素材にできるもの』『顔料の素材にできないもの』『顔料の素材として優れているもの』に分けて識別しており、価値の基準も極一部を除いてそれに倣う。
ノーランにとって何よりも尊ぶべきものは『顔料の素材として優れているもの』。
その次に『顔料の素材にできるもの』『顔料の素材にできないもの』があり、それらの中で評価するべきか否かを分けている。
この評価基準は人間関係にも適用され、ノーランにとっては他人さえも顔料の素材でしかない。
その肉体の一部や遺体を粉末状にして顔料にした際にどれほど有益かがノーランにとって大事なこと。
故に大多数の人間に対して付き合うだけの価値を感じておらず、優秀な魔術回路や特異な才能・体質を持つ者だけが真に相手をする意味のある者である。
それ以外の者に対しては非常に淡白かつ愛想を見せない。魔術師でない者や非才の者に無関心という点では実に貴族主義的な魔術師である。
───というのが、エルメロイ教室にやってくるまでの話。
エルメロイ教室へやってくる切っ掛けとなったロード・エルメロイ�鏡い箸量篥�でノーランは考えを改めている。
前述の考え方を棄てたわけではないのだが、それとは別の切り口で身の回りを捉え直す必要があると結論づけた。
新しい価値基準から鑑みると世界は再評価に値するとしてこれまで相手にしてこなかったものに対しても交流を拒まない。
ノーランが教室内の騒動へ自分から巻き込まれに行くのはそうした観点から体験によってより多くを学ぼうとしてのことである。
根がアーティスト気質なので自己表現には拘る方。
彼の外套や靴、身に着ける小物が由緒正しいブランド品であることは珍しいことではなく、それでいて調和を重んじているため成金趣味は感じさせない。
物品や料理など『熟練した技術によって生み出された精緻なモノ』に関心があり、出来の良い工芸品や美食を愛する。
ノーランにとってそれらは大抵『顔料の素材にできないもの』ではあるが他者が理念によって生み出した芸術であり読み解くに値するからだ。
基本的に理知的な性格ながら自分の嗜好に関しては感覚派。あえて理屈をつけない。
最近は大衆的なものにも鷹揚であり、そうしたものを目の前にするたびにそれにどのような価値や意味があるのかを自分の中で深く考察している。
そんなノーランが何より憎むのは納得のできない強制や命令。
「自分の時間は自分の意志でどのように使用するか決定されるべき」と信じており、他者から無理やり自分の自由を奪われることに対しては強烈に反発する。
特に上から押し付けられる団体行動が苦痛で仕方ない。一応中学校までは市井の学校に在学したのだがほとんど登校はしていない。
この間に通信教育を取っていたことにより、ノーランは得意分野と言えるほどではないが少しだけデジタルに明るい。
また、個人的な問題として生魚が苦手。せっかく供されたものを残すのが心苦しいので料理店では注文の際に事前に断っている。
行動規範・行動方針
エルメロイ教室で学びつつ、クラスメイトが引き起こす数々のトラブルに対しては間近で観察するべく真顔で悪ノリする。
この教室で自身の魔導を確立し、極めることでいずれはシプステッド家の宗家であるピービ家の命題に挑みたいと志している。
函館で起こった騒動には関わることに積極的ではあるものの、縁故の深い創造科とのトラブルを避けるためロンドンに残って現地組との連絡役を担当。
時計塔で現地から送られてくる資料を読み解くロード・エルメロイ�鏡い離錺肇愁麑鬚箸靴謄汽檗璽箸鮃圓Α�
ちなみに私的には聖杯の再出現には割と肯定的。もちろんそれは「存在するというなら顔料にして絵を描きたい」という理由。
しかしロード・エルメロイ�鏡い�否定したことから函館では聖杯は決して再出現しないのだろうということも理解している。
この教室で自身の魔導を確立し、極めることでいずれはシプステッド家の宗家であるピービ家の命題に挑みたいと志している。
函館で起こった騒動には関わることに積極的ではあるものの、縁故の深い創造科とのトラブルを避けるためロンドンに残って現地組との連絡役を担当。
時計塔で現地から送られてくる資料を読み解くロード・エルメロイ�鏡い離錺肇愁麑鬚箸靴謄汽檗璽箸鮃圓Α�
ちなみに私的には聖杯の再出現には割と肯定的。もちろんそれは「存在するというなら顔料にして絵を描きたい」という理由。
しかしロード・エルメロイ�鏡い�否定したことから函館では聖杯は決して再出現しないのだろうということも理解している。
役どころ・コンセプトなど
居残り役。
因縁キャラ
- ディナンドリ・エル=ソール
- 顔料の素材として優秀な方
様々な点で全く正反対の気質を持つふたりだが、それぞれの立場で教室内の精神的な支柱を担っているのもあり、関係性はそこそこ良好。
魔導に対してあまり真摯とはいえない彼の態度へたまに苦言を口にするのもその才能を認めているが故である。その気ままさ、他の魔術師からしたら手袋を投げつけられても致し方ないな。
- 今朝霧今日風
- 顔料の素材として優秀な方
普段から泰然自若としていながら頭の中ではぶっ飛んだことを考えている図々しさはノーランと似通う点があるため、割と今日風の思考は理解できる方。
問題は今日風の傍迷惑なプランを止めるつもりがノーランに全く無いこと。いいんじゃないか、今日風。いわゆるイケイケドンドンだ。出資が必要？ そうか、いくら必要だ？
- ミカビ・クラク
- 顔料の素材としてそこそこな方
合理の理念によって専門外の多くの智慧を学び取りながら単純な損得を度外視してそこに通っている思想をも重んじる───芸術肌のノーランにとってそれらは矛盾していない。
作品に練り込まれた技法に過去の理念が携わっているなど芸術の世界ではよくあることだ。ミカビを認めつつも、「根源」という到達点を目指す意識が希薄なミカビの魔導は危ういと感じている。
- 退崎数
- 顔料の素材として優秀な方
忍者という在り方に興味はないが、エルメロイ教室内で何かあった際にノーランの裁量が求められた場合、多芸で便利なので『とりあえずカゾエには声をかけておく』ということが多い。お片付け班。
また芸術鑑賞に興味のある数へ自分の絵を見せることもある。独特の感性をしているので興味深い。
- ザック・ロクロイ
- 顔料の素材として微妙な方
エルメロイ教師にやってくるより前のノーランなら全く相手にしなかった類の人間だが、考えを改めた現在はごく普通に相手をしている。
分かりやすく明晰な頭脳を持つわけではないが視野が広く観察力があり全体像を把握することに長けるザックの資質は自分には無いものとして内心で感心しており、不意に意見を求めたりする。
- ウェイト姉妹
- 顔料の素材としてそこそこな方と優秀な方、ふたつセットだと貴重な方
普段は積極的に他人とコミュニケーションを取る方ではないノーランとふたりで関係が完結しがちなウェイト姉妹では日頃の接点はあまりない。ただ仲が悪いわけではないので喋る際は普通に喋る。
北米から遥々やってきたウェイト姉妹の美味しい海鮮料理屋リストinロンドンは美食家のノーランが教えた店が結構多い。老舗のオイスターバーが推し。
- イチェード・ユンカース
- 顔料の素材としてそこそこな方
エルメロイ教室なんて魔窟に在籍していることに驚くほど人が良い。いやだからこそなのか。ともあれ、その体格以外に癖はないので良くも悪くも普通の付き合い。
ただ彼のコーヒーへの拘りについては理解があり、さすがオーストリア人、カフェの国の出身の男だと感心している。ノーランは味について違いの分かる男である。
- ミラベル・ヴォルティス
- 顔料の素材として微妙な方（ただし特記事項あり）
多岐にわたる術式開発者であるということは場面に応じた柔軟な対応ができるということ。トラブルの後始末にノーランが回る場合、数と並んで『とりあえず』でよく声をかけるメンバー。お片付け班。
教室内でも最年少クラスのミラベルを良くも悪くも子供扱いしない、というか大抵のものを顔料の素材として捉えているノーランにとって年齢差はあまり興味のないもの。
- アシュトン・サンダース
- 顔料の素材としてそこそこな方
アシュトン翁と呼び、学友と老人の中間くらいの距離感で付き合う。改めて魔術を学んでいることを所詮年寄りの道楽と捉えるものの、わざわざ嘲笑う理由にもならないので口に出したりはしない。
しかし翁の淹れる紅茶に関しては手放しに評価している。茶葉の産地はもちろん蒸らした時間まで推定する嫌味な舌の持ち主であるため彼のその腕前推して知るべし。
コメント
国際色豊かなエルメロイ教室です。
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