ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「さて、解答を聞こうか」

基本情報

【元ネタ】史実、数学史
【CLASS】フィクサー
【マスター】
【真名】ピエール・ド・フェルマー
【異名・別名・表記揺れ】『数論の父』
【性別】男性
【身長・体重】177cm・64kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】茶
【外見・容姿】上下を黒のスーツで揃えた西洋人の男性
【地域】フランス
【年代】17世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:E 魔力:B 幸運:A 宝具:A

【クラス別スキル】

詐術:D++

話術・扇動の派生スキル。言動を用いて他者の行動を思うがままにコントロールするもので、相手に取り入るために自らを信じさせる技能でもある。
Dランクであれば敵対行動のある程度を誤魔化し、場を穏便に収める交渉能力といった形になる。
フィクサーの場合、その発言の殆どは『騙す』というよりは『肝心なことを言わずに混乱を齎す』『大事な部分が抜けてるのに正しいふうな事を言ってのける』といった方向に寄る。

人心解剖:C

人間の精神の方向性や癖、本質を読み解く能力。
対象の心理を論理的に解いていく事で詐術やその他の精神干渉の成功率を高める。
Cランクだと数度の会話で方向性が掴め、揺さぶりなどをかけて相手がハマれば完全に読み切れる、といった程度になる。
法律家としての資格を持ち、法廷に立つ事を本業としたフィクサーは、それこそ人の心、それによって為される業を読み解く事に長けている。

数論解剖:A

セオリー・デ・ノンブラ。
一つのスキルというよりも、ディセイバー、あるいはフィクサークラスに与えられる宝具に近い。
確率、幾何学、微積分……『数学』という大系を論理として解きながら、数学者とは名乗らなかったある種の黒幕の証。それは形を得た結論。約束された正解への結末。
フィクサーはどのような状況であろうとも結論に至るまでの道筋を理解し、行動に移すことが可能となっている。大方『数理解明』に近い部分もあるだろう。が……

当然、『足りない』事はある。

【保有スキル】

フェルマーの手紙:C

手紙を送りつけるスキル。形式上手紙でしか届けられないが、郵便屋が居ない環境であろうとなんであろうと、受け取り手さえ存在すれば手紙は確実に届く。また、フィクサーに向けて返される手紙もまた、この効果の対象内である。
なお、この手紙自体がフィクサーのスキルを発動させる能力があり、文章のみでも『詐術』や『人心解剖』の効果を発揮する。
更にフィクサー自身に送られた文章もまた彼のスキルの効果対象となり、つまり相手と顔を合わせずとも相手の書いた文から多くを読み取る事ができる。

ヤーヌスの双貌:B

裁判官でありながら数学者、古代ギリシャ数学とと同時最新だったヨーロッパ数学、あるいは複数言語の使用……そこから転じて『異なるものを両立する』事を示す。
フィクサーはもっぱら「学者ないし法律家である」という自身のイメージを利用し「それなのに戦闘ができる」という方向へ論を展開して自身の戦闘能力の担保に使っている。発言による舌戦を主体とするはずのクラスでありながら直接戦闘も行えるのもこのスキルによる影響が大きい。
生前一切そういったものに縁がなかったにも関わらず、その場その場で構築される彼なりの戦闘論理。

なお、ヤーヌスとは頭の前面と後面にそれぞれ顔を持ち、同時に2方向を見ることのできるローマ神話の神の名である。

魔力放出(光/新):B

自身、あるいは武器などに魔力を纏わせ、放出する事で瞬間的にブーストするスキル。
聖人などが用いる亜種魔力放出とは別種のものであり、光の形態を取った魔力で戦闘能力をブーストする。

1661年に発見された、光学の基礎原理の一つにして光の進行経路に関する理論である『フェルマーの原理』から来ており、フィクサーの攻撃は「当てるための最短経路」を突き進む。

万理分解:A

あらゆる事柄を解明し、その理を導き出す。
見聞きした物、体験した事柄を法則化し、理論的に解き明かす。
事象を数字化し確率を割り出す能力や、その場における法律ルールを理解し自身で手繰る能力……そういったものの複合。

【宝具】

フェルマーの最終兵器ダーニア・アルム・ド・フェルマー

ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1〜90 最大補足:900人
その名の通りの最終兵器であり、かつ彼の成した事物のうち最も有名な『フェルマーの最終定理』に端を発する宝具。
彼の死後から件の最終定理が証明されるまでの凡そ330年の間の、数学界における人類史及び最終定理の証明にかけられた数学者たちの熱意、そしてついでに懸賞金などといった定量化されたものを全て熱量に変換して放つ。いわゆる簡易版人理砲。
数世紀に渡って多くの数学者を苦しめただけあってその総量は凄まじいものだが、その多くは失敗の道のりであっただけに負方向のエネルギーが強い。

だがこの宝具、派手なだけではない。
最大威力や射程などはかの星の聖剣に一歩劣る程度に収まっているのだが、射点が剣からに限られているあちらと比較してフェルマーの周囲であれば何処からでも撃てる上、小出しにできるという特徴がある。
1度に撃つ量を細くした場合は連射性に優れる上、拡散光線という形でも放つことができる。楕円状に限られているが細いものはその軌道を曲げられるという特性もあり、角度を付けて急に曲がることはできないため軌道自体は読みやすい方ではあるが、相手の動きを制限するという意味でも非常に有用。
極限まで威力を引き出すならば真名解放も必須だが、解放せずとも細い光線は出せる。

その成り立ちや攻撃性は「フェルマーが書いたことが長いこと他人を苦しませた」という面が誇張されており、フィクサーのようなやや反英雄的なクラスでなければ持ち得ない……いわゆるマイナスの印象が強い宝具であるが、同時にサーヴァントとしてのフィクサーの戦闘を支える非常に重要な柱となっている。

不落の命題、空を湛える四十八アリトメティカ・マルジェ

ランク:A 種別:対理宝具 レンジ:無制限 最大捕捉:48
フェルマーが読み明かしたある書物の余白に書き込まれていた命題群から成る宝具。
『人心解剖』『数論解剖』そして『万理分解』……それら物事を解き明かすためのスキルと同様に、これもまた事象を手に取り、答えを割り出すためのもの。
だが、前の三者とは圧倒的に異なる点が存在し、それ故にこの宝具はフィクサーにとって、真の意味で最終兵器となっている。
この宝具が持ち出されるのは、前三者のスキルのいずれもが通用しなかった時。即ち法則化、大系化が不可能なもの───権能級の神秘や超抜級の秘匿事項に相対した時である。
この宝具は、それら論理で明かせないものによる現象に対してでも『過程を踏まずに』結論を割り出す事ができる。何故そうなるのか、途中で何が起こっているのかという部分を……『証明』を完全に省いて答えのみを返す、そういう宝具であり、ド級の神秘に依る秘匿すら無理やりに貫通する。
尚、1度の召喚で48回までしか使えないという制限がある。

アリトメティカ(Arithmetica)とは、3世紀にディオファントスというエジプトの数学者によって書かれた書物であり、日本語だと『算術』というタイトルになる。
同書のラテン語版の余白にフェルマーは様々な書き込みを残しており、その中に48個、証明の書かれていない命題が存在していた。
その内の2番目にして長い間数学者達を苦しめたのが、『フェルマーの最終定理』と呼ばれる命題である。

【Weapon】

『光線』

宝具『フェルマーの最終兵器ダーニア・アルム・ド・フェルマー』によって放たれるビーム。
極太ビームから拡散レーザー、曲がる光線に無茶苦茶な連射といったビーム武器にありがちな要素をこれでもかと兼ね備えた万能宝具であり、魔力放出(光/新)の効果も合わさってかなりの面制圧能力を見せる。

『手紙』

スキルの効果で送りつける手紙。
読むと頭が痛くなるかもしれない。

【解説】

ピエール・ド・フェルマー。1607年にフランスで生まれ、1665年に同国で没した男性。
その名は主に別の功績で知られているものの、本人の職業はフランスの裁判官、あるいは弁護士といった法律家であり、没するまでトゥルーズ議会の議員という座に就いていた。
しかし、彼の名を広めることになった功績は、法律家、あるいは政治的なものではなく、彼の趣味……数学者としてのものが大きい。

彼は法律の道を歩む傍らで、他の研究者達と手紙でやり取りしながら、数学について解き明かす事を趣味としていた。確率論の成立はパスカルとフェルマーの文通が発端となっている他、デカルトと幾何学についてのやり取りをしたというエピソードもある。彼自身が数学者として大々的に発表した事は余りないが、後にオイラーの手によって拡張されることになるフェルマーの小定理や、光の進行経路に関するフェルマーの原理の発見など、その功績は大きな影響を残し、「数論の父」とも呼ばれている。

だが、彼の名を知らしめる事になった最も大きなものは、彼がディオファントスの著書『算術(Arithmetica)』の余白に残していた複数の……その内で最も長く、実に300年以上もの間世界中の数学者を悩ませた『Xn+Yn=Zn(n>2)を満たす自然数X、Y、Zの組み合わせは存在しない』……通称『フェルマーの最終定理』という命題だろう。
その命題自体は中高生程度の知識でも意味は理解できるような内容でありながら、それが正しい事を証明するために数多の数学者を生み出し、そしてその論を折ってきたという凄まじいもの。フェルマーが1665年に没していて、アンドリュー・ワイルズという数学者が谷村-志村予想を証明し、それによってフェルマーの最終定理にも明確な証明が与えられたのが1994年のことである事、それまで幾度となく最終定理の証明に懸賞金が掛けられていた事から、どれだけの人間が挑んでいたのかは想像に難くない。
数学界、物理界に多大な影響を残したフェルマーであるが、一方で交流のある数学者に手紙で数学に関する文言を送りつけて解けるかどうか見る事を趣味にしていたとも言われており、後年にフェルマーの功績として知られる事になった多くの功績も当時は発表されておらず、そうした手紙の中に混ざって知り合いの数学者たちにのみ知らされていたようだ。

偉大な功績を残しながら、そうした「少し捻くれている」「大事な部分を隠す」という面……そしてその最終定理の「余白が少なすぎる」というだけの文言が多くの人間に数学の世界へ骨を埋めさせた事から、フィクサーという「黒幕」のクラスを伴って召喚された。
議員、あるいは裁判官としての弁論術と併せて真実を見抜く目を持ちながら、それを用いて他者を混乱の渦に落とし込む。それがこのサーヴァント、フィクサーとしてのピエール・ド・フェルマーである。

【人物・性格】

聡明であるが捻くれており、何もかもを見透かしたような態度を取りながらそれを人に教える事はほぼしない、少し困った人物。
決して嘘は付かないが、肝要な部分は問われるまで答えない。意図的に隠したまま会話を進め、そのまま相手を信用させる、一見すると「怪しい」とすら思われる男。
しかし繰り返すが嘘は付かない。サーヴァントである以上敵対する分には戦うことも辞さないが、基本的には他人を害するという考え方は持ち合わせていない人物でもある。
むしろサーヴァントであるにも関わらず、他サーヴァントよりも数字と戦いたいと考えている節はある。

尚、フィクサーとしての彼はその最終定理を発見した頃……30代前後をベースにしているためか比較的若々しく見える。顔立ちも良く総じて美麗な雰囲気を醸し出しているが、結構な頻度でニヤニヤと薄ら笑いを浮かべており、どうにも信用が置けないというのも否めない。

基本的にはステレオタイプの学者的な、やや角張った話し方をする。一人称は『私』固定で正面の人物に対しても『キミ』呼びが多いが、多少近い関係となった人物に対しては、本人が居ないところでやや砕けた話し方になる。その場合のみ『アイツ』という言葉が出てくるが、本人の前ではそう呼ばないのがフィクサーである。

自分はあくまで学者だという意識はあり、戦闘能力こそあるが他者より自分が強いという意識は持っていない。自分からは基本敵対しないといったスタンスも自身の能力を鑑みた上で選んでいる。

功績、クラス、性格など、およそ余人には想像のつかない、近寄り難い人物であるように思えるが、相手の出方を窺い、反応に一喜一憂する……微妙に子供じみた面がある。
かつて様々な発見を齎した彼であるが、その殆どはあくまで知人のみに語られていたというのは、名誉ではなく単純な興味から数学の世界を解き明かしていた証左であり、その「大人としては」悪辣と取られかねない性格もまた、見方を変えれば純粋な子供のものであるようにも取れる。

自身の興味の赴くままにその頭脳を回し、目の前に浮かぶ凡ゆる事象を解き明かそうとする、
それが善であるかあるいは悪であるかというのは彼自身は気にもしていない。故に、「黒幕フィクサー」というクラスを与えられた事についても、疑問には思っても最後には「ああ、そういう事か」と結論を見つけて納得する事だろう。


イメージカラー:年季の入った本の茶
特技:数学、他人を悩ませる事
好きなもの:数学、未解明の問題
嫌いなもの:特になし
天敵:有限の資源
願い:難問の解明、新しい問いの作成

【一人称】私 【二人称】キミ、○○君 【三人称】彼、彼女、アイツ

セリフ例

【因縁キャラ】

レオンハルト・オイラー:後世の数学者の一人。
フェルマーの小定理を拡大し、一般化した「オイラーの定理」を作り出したのが彼……彼?
最終定理の証明に挑んだ一人でもあり、勝手に後方師匠ヅラしていたりいなかったりする。

「いやはや、男性と聞いていたが……そう簡単な事情でもないらしい。人間に英霊を載せる、などと。言っていることは単純だが、実際にやるなら多くの障害が待ち構えている。そういう事に挑むのが、ヒトのサガなのだろうかね?」


ピタゴラス:数学界の大先輩にあたる。
フェルマーの最終定理とは、言ってしまえば「ピタゴラス数は2乗だからそれなりに組み合わせがあるが、3乗以上になるとそんな組み合わせ絶対ねーぞ!」という主張である。
時代も大きく違うのでまさかそんな事になっているとは露ほども思っていないだろうが、顔を合わせたら話が聞きたいとは内心考えている。

「無論ピタゴラス数に関してはコレの著者……ディオファントスという数学者の功績が大きいのだがね。ユークリッド……エウクレイデスも論っては居たが、彼は漏らさず割り出して見せた。完全な証明とはやはり美しいものだ」


【コメント】

学者がビーム撃てるのはおかしいとお思いかもしれませんがフェルマーは光学に関して偉大な発見をした1人です
のでビームくらい撃ててもおかしくないと考えられます

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