最終更新: nevadakagemiya 2021年05月02日(日) 01:10:17履歴
「────────────問おう」
「"俺は" "何だ"?」
【元ネタ】不明
【CLASS】アンノウン
【真名】仮称:鵺
【異名・別名・表記揺れ】■
【性別】男性?
【身長・体重】不定
【肌色】不定【髪色】不定【瞳色】不定
【外見・容姿】白い"もや"のかかったような謎の存在。そのシルエットは獣のように見える。
その"もや"の内側からは、虎、狸、蛇、猿などのありとあらゆる獣の一部が見え隠れする。
【地域】???
【年代】???
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】超巨大・魔性・未知
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C++ 敏捷:C++ 魔力:C++ 幸運:C++ 宝具:C++
【CLASS】アンノウン
【真名】仮称:鵺
【異名・別名・表記揺れ】■
【性別】男性?
【身長・体重】不定
【肌色】不定【髪色】不定【瞳色】不定
【外見・容姿】白い"もや"のかかったような謎の存在。そのシルエットは獣のように見える。
その"もや"の内側からは、虎、狸、蛇、猿などのありとあらゆる獣の一部が見え隠れする。
【地域】???
【年代】???
【属性】混沌・悪
【天地人属性】地
【その他属性】超巨大・魔性・未知
【ステータス】筋力:C++ 耐久:C++ 敏捷:C++ 魔力:C++ 幸運:C++ 宝具:C++
一定のカタチを持たず、観測者の認識次第でその姿を変化させる。
Aランクの場合、生前に"こうである"と仮定された真名に引きづられるが、基本的には体格や能力など不定。
だが、人々が"それ"の共通認識として持つ真名を言い当てた場合、大多数の人々が持つ一定の共通認識に固定され存在を縛られる。
アンノウンの場合、真名不詳状態の場合であっても、出現した地域の影響により、主に妖怪や怪物と言った"人知の及ばない超常の存在"というイメージからは脱却できない。
Aランクの場合、生前に"こうである"と仮定された真名に引きづられるが、基本的には体格や能力など不定。
だが、人々が"それ"の共通認識として持つ真名を言い当てた場合、大多数の人々が持つ一定の共通認識に固定され存在を縛られる。
アンノウンの場合、真名不詳状態の場合であっても、出現した地域の影響により、主に妖怪や怪物と言った"人知の及ばない超常の存在"というイメージからは脱却できない。
真名看破に際して「答え」となる名を消滅させるが、自身も知名度補正を得られなくなる。
英霊という存在が持つ『真名』の有利不利を失うもので、無辜の怪物とは真逆の『多数の相反する認知を以て己を不定とする』もの。
アンノウンの場合、真名が消滅しているというより、ありとあらゆる名前が『真名になる』とでも言うべきが正しいか。
だが、生前にある名前を仮称とされてしまった事で、それを疑似的な真名として持ってしまっている。
故に、真名が"ある"状態と"ない"状態が重なり合っているとも言える為、EXランクとなっている。
英霊という存在が持つ『真名』の有利不利を失うもので、無辜の怪物とは真逆の『多数の相反する認知を以て己を不定とする』もの。
アンノウンの場合、真名が消滅しているというより、ありとあらゆる名前が『真名になる』とでも言うべきが正しいか。
だが、生前にある名前を仮称とされてしまった事で、それを疑似的な真名として持ってしまっている。
故に、真名が"ある"状態と"ない"状態が重なり合っているとも言える為、EXランクとなっている。
対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。
例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。
『鵺』と仮称されたアンノウンは、史実においては"鳴き声"や"煙"といった捉えどころのないものでのみ現れ、真なる姿とされる物を表したのは死んだ時のみである。
これは即ち、戦闘時や攻撃時には正体を一切見せないことを示す。故に、アンノウンはこのスキルを高いランクで持つ。
例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。
『鵺』と仮称されたアンノウンは、史実においては"鳴き声"や"煙"といった捉えどころのないものでのみ現れ、真なる姿とされる物を表したのは死んだ時のみである。
これは即ち、戦闘時や攻撃時には正体を一切見せないことを示す。故に、アンノウンはこのスキルを高いランクで持つ。
変化、獣化、混沌などの複合スキル。
現在普遍的な『鵺』のイメージとして語られる姿は、様々な獣の集合体としての姿であるのが基本である。
加えて死後の一説において、その魂が非常に優れた名馬に転じたとする説から派生して所得したスキル。ありとあらゆる動物に変化できる。
また、その変化した動物の能力を最上の状態で発揮することが可能。掛け合わせて疑似的なキメラのような姿を取ることも出来る。
現在普遍的な『鵺』のイメージとして語られる姿は、様々な獣の集合体としての姿であるのが基本である。
加えて死後の一説において、その魂が非常に優れた名馬に転じたとする説から派生して所得したスキル。ありとあらゆる動物に変化できる。
また、その変化した動物の能力を最上の状態で発揮することが可能。掛け合わせて疑似的なキメラのような姿を取ることも出来る。
魔力放出の一種。電撃を伴う。
『鵺』と仮称されたアンノウンは、雷獣であるとする説も存在する。
アンノウンは後述する宝具により、推測された正体を全て自らの一部とするが故に、このスキルを有する。
サーヴァントとしては、魔力放出スキルとして表現される。
『鵺』と仮称されたアンノウンは、雷獣であるとする説も存在する。
アンノウンは後述する宝具により、推測された正体を全て自らの一部とするが故に、このスキルを有する。
サーヴァントとしては、魔力放出スキルとして表現される。
ランク:A 種別:対人 レンジ:1000 最大捕捉:10000人
平安時代末期、天皇の住む御所・清涼殿に毎晩出現し、黒煙と共に不気味な鳴き声を響かせ二条天皇を病に侵させた逸話に由来する宝具。
その身から発せられる声を聴いたものは体調に異常をきたし、様々なバッドステータス状態に陥るという宝具。常時発動型であり、魔力の消費は微々たるもの。
陥るバッドステータスの種類としては、初期段階では判断力の低下や知性の混乱などの精神的な物、中期では体力の低下や高い混乱状態などに続き病にかかったかのように戦闘能力が落ちる。
そしてやがては死に至るほどに衰弱してしまうという恐ろしい宝具。常時発動型ゆえに、常に防御に気を付けなくては戦闘不能状態に陥ってしまう強力な宝具。
だが効果範囲や持続時間と引き換えにする形で、容易に対抗することが可能となっている。
まず対魔力がB以上あればほぼ無力化することが可能となり、他にも幸運判定や魔力抵抗判定、各種陣地作成などによる呪詛防御で防ぐことが可能。
加えて影響を受けたとしても即座に死亡や重篤な影響が出るような事はなく、基本的にじわじわと苦しめる程度の能力しかなく、死亡まで持って行くには長い時間が必要。
英霊の切り札たる宝具というよりは、"正体不明である"が故に"特定の攻撃能力を持たない"アンノウンが持つ唯一の攻撃手段としての側面が強い。
故にアンノウンにとっての真の切り札は、後述する第二宝具となる。
平安時代末期、天皇の住む御所・清涼殿に毎晩出現し、黒煙と共に不気味な鳴き声を響かせ二条天皇を病に侵させた逸話に由来する宝具。
その身から発せられる声を聴いたものは体調に異常をきたし、様々なバッドステータス状態に陥るという宝具。常時発動型であり、魔力の消費は微々たるもの。
陥るバッドステータスの種類としては、初期段階では判断力の低下や知性の混乱などの精神的な物、中期では体力の低下や高い混乱状態などに続き病にかかったかのように戦闘能力が落ちる。
そしてやがては死に至るほどに衰弱してしまうという恐ろしい宝具。常時発動型ゆえに、常に防御に気を付けなくては戦闘不能状態に陥ってしまう強力な宝具。
だが効果範囲や持続時間と引き換えにする形で、容易に対抗することが可能となっている。
まず対魔力がB以上あればほぼ無力化することが可能となり、他にも幸運判定や魔力抵抗判定、各種陣地作成などによる呪詛防御で防ぐことが可能。
加えて影響を受けたとしても即座に死亡や重篤な影響が出るような事はなく、基本的にじわじわと苦しめる程度の能力しかなく、死亡まで持って行くには長い時間が必要。
英霊の切り札たる宝具というよりは、"正体不明である"が故に"特定の攻撃能力を持たない"アンノウンが持つ唯一の攻撃手段としての側面が強い。
故にアンノウンにとっての真の切り札は、後述する第二宝具となる。
ランク:EX 種別:対知 レンジ:∞ 最大捕捉:1(自身)
アンノウンの真の力。宝具や権能とも異なる、異質なる"ナニカ"。理解できない、理解してはならない、現実への侵食。
真名看破された際、その看破してきた真名を逆に"己の正体"として乗っ取り、その真名が持ち得る能力やステータス、宝具までをも"奪い取る"宝具。
ここで、アンノウンの仮称である『鵺』という言葉が持っていた本来の意味について解説する。
元来、鵺という単語はキジに似た鳥を指す言葉であった……とされている。『古事記』『万葉集』においては夜に鳴く鳥の一種とされていた。
鳩ほどの大きさで黄赤色の鳥と考えらており、現在ではトラツグミとするのが定説である。この鳥は寂しげな鳴き声で鳴くことから、平安時代には凶鳥とされ恐れられていた。
しかし、現在においては基本的にこの『鵺』という言葉は、もっぱらこの正体不明の"ナニカ"を指す言葉として使われる。
これは元々、この正体不明の"ナニカ"が『平家物語』において「鵺の声で鳴く得体の知れないもの」と描写され、名前がなかったことに由来する。
名前がなかった怪物である故に、便宜上の名前として『鵺』という名前をこのアンノウンの仮称とした。だが最終的に、その仮称はこの怪物を差す真名となってしまったのだ。
故にこのアンノウンは、「正体不明のアンノウンの真名である」と推理された名前や、「この正体不明の存在を仮にこう呼称する」と定めた仮称など、
それら全ての『名付け』を捕食するように自らの一部として取り込み、それらの名前の本来の持ち主が持つ力やスキルを自らのものとして吸収する力を持つ。
基本的に「こうである」と推測された名前や概念を、その自らの霊基を構成する白い"もや"のようなものを切り離して再現し、そして攻撃や防御などを行う。
一度相即された名付けを否定することはできず、その能力を手に入れた場合はどのような手段を以てしても喪わせることは不可能。
推測を重ねれば重ねる程強化されていく、まさに"知識"に対する特攻とも言える『未知』の具現と言える宝具である。
対策としては、「〜である」という推測ではなく「〜ではない」という否定を地道に積み重ねていくことが挙げられる。
前者のように正体を推測してしまうとその正体を己の一部として取り込んでしまうが、後者のように否定により切り離していくように推測をすれば力を得ることはない。
そして何よりも強力な対策は、その存在が『鵺』と仮称されたナニカであると当てる事。そうすればその姿は伝承にて伝えられる鵺に固定され、更に魔性などの属性も付与される。
物理的なダメージも通りやすくなり、各種特攻なども入るようになる。正しい真名(とは言っても、鵺という名前も仮称ではあるのだが)を当てる事でアンノウンはアンノウンでなくなるのだ。
アンノウンの真の力。宝具や権能とも異なる、異質なる"ナニカ"。理解できない、理解してはならない、現実への侵食。
真名看破された際、その看破してきた真名を逆に"己の正体"として乗っ取り、その真名が持ち得る能力やステータス、宝具までをも"奪い取る"宝具。
ここで、アンノウンの仮称である『鵺』という言葉が持っていた本来の意味について解説する。
元来、鵺という単語はキジに似た鳥を指す言葉であった……とされている。『古事記』『万葉集』においては夜に鳴く鳥の一種とされていた。
鳩ほどの大きさで黄赤色の鳥と考えらており、現在ではトラツグミとするのが定説である。この鳥は寂しげな鳴き声で鳴くことから、平安時代には凶鳥とされ恐れられていた。
しかし、現在においては基本的にこの『鵺』という言葉は、もっぱらこの正体不明の"ナニカ"を指す言葉として使われる。
これは元々、この正体不明の"ナニカ"が『平家物語』において「鵺の声で鳴く得体の知れないもの」と描写され、名前がなかったことに由来する。
名前がなかった怪物である故に、便宜上の名前として『鵺』という名前をこのアンノウンの仮称とした。だが最終的に、その仮称はこの怪物を差す真名となってしまったのだ。
故にこのアンノウンは、「正体不明のアンノウンの真名である」と推理された名前や、「この正体不明の存在を仮にこう呼称する」と定めた仮称など、
それら全ての『名付け』を捕食するように自らの一部として取り込み、それらの名前の本来の持ち主が持つ力やスキルを自らのものとして吸収する力を持つ。
基本的に「こうである」と推測された名前や概念を、その自らの霊基を構成する白い"もや"のようなものを切り離して再現し、そして攻撃や防御などを行う。
一度相即された名付けを否定することはできず、その能力を手に入れた場合はどのような手段を以てしても喪わせることは不可能。
推測を重ねれば重ねる程強化されていく、まさに"知識"に対する特攻とも言える『未知』の具現と言える宝具である。
対策としては、「〜である」という推測ではなく「〜ではない」という否定を地道に積み重ねていくことが挙げられる。
前者のように正体を推測してしまうとその正体を己の一部として取り込んでしまうが、後者のように否定により切り離していくように推測をすれば力を得ることはない。
そして何よりも強力な対策は、その存在が『鵺』と仮称されたナニカであると当てる事。そうすればその姿は伝承にて伝えられる鵺に固定され、更に魔性などの属性も付与される。
物理的なダメージも通りやすくなり、各種特攻なども入るようになる。正しい真名(とは言っても、鵺という名前も仮称ではあるのだが)を当てる事でアンノウンはアンノウンでなくなるのだ。
アンノウン。正体不明。その存在の真なる概要は全てが謎に包まれている。
ここではこの謎の存在が出現してから討伐されるまでの記録と、その記録を経て名付けられた仮称────『鵺』について解説をする。
鵺とは、日本で伝承される妖怪である。妖怪であるかは定かではないが、便宜上ここでは妖怪と分類する。
一般的に、猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇という、キメラのように複数の動物が合わさった見た目を持つと伝えられている。
文献や時代によっては構成するパーツの増減、あるいは変化などが確認されることもある。
能力的な面では、その不気味な声により人を病気にすると言った点がある。
また煙と共に出現するなどと言った、自らの正体を隠匿する術も持ち合わせている。
他に、雷を操る雷獣であるとする説もある。
平安時代後期に出現したと記録には残されているが、出現した具体的な時期は資料によって異なる。
『平家物語』や『摂津名所図会』などによると、黒煙と共に天皇の住む清涼殿に出現し、不気味な鳴き声を響かせて天皇を病に冒したとされている。
だが弓の達人である源頼政により撃ち落とされ、その家来(泥においては、鵺討伐の為だけに作られた式神)猪早太にとどめを刺されたと伝えられている。
討伐と同時に天皇の病も回復し、頼政は天皇から褒美に獅子王という刀を貰賜したと記録には残されている。
その後の討伐された鵺の扱いに関しては、文献において様々な道を辿ることが多い。
さて、これらは全て、この正体不明の存在────仮称:鵺────が過去に実際に出現し、そして退治された記録である。
この記録があったが故に、この存在は「退治し、殺された妖怪」として定義づけられ、記録に残された比喩から『鵺』と名前を付けられることとなった。
だが、それらはあくまで仮称であり、その対峙した際に出現した死体の外見も、この『鵺』の本来の姿であるか────と問われれば、確証は存在しない。
そもそもなぜ、鵺の外見のイメージが既存動物の継ぎ接ぎな組み合わせなのか?
そもそもの話として、何故鵺を語り継ぐ書物の中で、その外見描写が一致せず複数の説があるのか?
その理由は即ち、『鵺』とされたこのアンノウンの姿は、"見る者によって変化したから"に他ならない。
観測する者によってその状態が変化し続けるナニカ。
「"こう"である」と推測された名を己の力として取り込む、規格外の未知なる影。それこそがこの鵺の真の姿である。
だがこの『鵺』を退治するという強い意志を持った武者と式神の手によって、正体不明の影は『退治された怪物』という殻によって固定されてしまった。
故にこそ、この正体不明の概念は以降、どのような未知を受けようとも『所詮は退治された存在』というフィルターを通して見られることとなる。
だからだろう、多少の差異はあれど基本的には、様々な動物が継ぎ接ぎ合わさった死体という形で観測されるという結果に至った。
「多くの種類の動物の融合体」という外見は、人間がその想像力で目に映る"未知"の存在を認識した結果と言えるだろう。
話が長くなったが、要点だけ纏めるならこうである。
「鵺と名付けられたこのアンノウンは、他者よりの観測を力とする正体不明のナニカである」
「だが、"退治された"という結果を創り出された事で、無害なる怪物の屍骸という形で衆目に晒される結果を作った」
「しかし、その死骸の外見や、そもそもの"鵺"という名前は全て、この正体不明のナニカに対する仮初の名と姿である」
即ち言うならば、この存在は真名や外見が記録として残されているにも関わらず、それが真実かどうかさえも分かっていないのだ。
退治できた理由や、そもそもの正体が何かなのかは、先述の通り一切が不明。
何らかの強大な存在が不完全なまま降臨したのか、あるいは何か大きな神霊などの影や残滓が意志を持った存在なのかなどと推測されるが、全ては謎に包まれている。
いずれにせよ、『鵺』と仮称されたこのアンノウンは、正体不明のままに死に、そして英霊として座へと召し上げられ、正体不明のままに顕現するという結果を生み出した。
故に、クラス:アンノウン。不明にして不定、不安なる不詳のクラス。その正体が明かされるときは訪れるのか。訪れる時はどのような時なのか。
その不完全なる"未知 "が、完全に羽化するその時か。
ここではこの謎の存在が出現してから討伐されるまでの記録と、その記録を経て名付けられた仮称────『鵺』について解説をする。
鵺とは、日本で伝承される妖怪である。妖怪であるかは定かではないが、便宜上ここでは妖怪と分類する。
一般的に、猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇という、キメラのように複数の動物が合わさった見た目を持つと伝えられている。
文献や時代によっては構成するパーツの増減、あるいは変化などが確認されることもある。
能力的な面では、その不気味な声により人を病気にすると言った点がある。
また煙と共に出現するなどと言った、自らの正体を隠匿する術も持ち合わせている。
他に、雷を操る雷獣であるとする説もある。
平安時代後期に出現したと記録には残されているが、出現した具体的な時期は資料によって異なる。
『平家物語』や『摂津名所図会』などによると、黒煙と共に天皇の住む清涼殿に出現し、不気味な鳴き声を響かせて天皇を病に冒したとされている。
だが弓の達人である源頼政により撃ち落とされ、その家来(泥においては、鵺討伐の為だけに作られた式神)猪早太にとどめを刺されたと伝えられている。
討伐と同時に天皇の病も回復し、頼政は天皇から褒美に獅子王という刀を貰賜したと記録には残されている。
その後の討伐された鵺の扱いに関しては、文献において様々な道を辿ることが多い。
さて、これらは全て、この正体不明の存在────仮称:鵺────が過去に実際に出現し、そして退治された記録である。
この記録があったが故に、この存在は「退治し、殺された妖怪」として定義づけられ、記録に残された比喩から『鵺』と名前を付けられることとなった。
だが、それらはあくまで仮称であり、その対峙した際に出現した死体の外見も、この『鵺』の本来の姿であるか────と問われれば、確証は存在しない。
そもそもなぜ、鵺の外見のイメージが既存動物の継ぎ接ぎな組み合わせなのか?
そもそもの話として、何故鵺を語り継ぐ書物の中で、その外見描写が一致せず複数の説があるのか?
その理由は即ち、『鵺』とされたこのアンノウンの姿は、"見る者によって変化したから"に他ならない。
観測する者によってその状態が変化し続けるナニカ。
「"こう"である」と推測された名を己の力として取り込む、規格外の未知なる影。それこそがこの鵺の真の姿である。
だがこの『鵺』を退治するという強い意志を持った武者と式神の手によって、正体不明の影は『退治された怪物』という殻によって固定されてしまった。
故にこそ、この正体不明の概念は以降、どのような未知を受けようとも『所詮は退治された存在』というフィルターを通して見られることとなる。
だからだろう、多少の差異はあれど基本的には、様々な動物が継ぎ接ぎ合わさった死体という形で観測されるという結果に至った。
「多くの種類の動物の融合体」という外見は、人間がその想像力で目に映る"未知"の存在を認識した結果と言えるだろう。
話が長くなったが、要点だけ纏めるならこうである。
「鵺と名付けられたこのアンノウンは、他者よりの観測を力とする正体不明のナニカである」
「だが、"退治された"という結果を創り出された事で、無害なる怪物の屍骸という形で衆目に晒される結果を作った」
「しかし、その死骸の外見や、そもそもの"鵺"という名前は全て、この正体不明のナニカに対する仮初の名と姿である」
即ち言うならば、この存在は真名や外見が記録として残されているにも関わらず、それが真実かどうかさえも分かっていないのだ。
退治できた理由や、そもそもの正体が何かなのかは、先述の通り一切が不明。
何らかの強大な存在が不完全なまま降臨したのか、あるいは何か大きな神霊などの影や残滓が意志を持った存在なのかなどと推測されるが、全ては謎に包まれている。
いずれにせよ、『鵺』と仮称されたこのアンノウンは、正体不明のままに死に、そして英霊として座へと召し上げられ、正体不明のままに顕現するという結果を生み出した。
故に、クラス:アンノウン。不明にして不定、不安なる不詳のクラス。その正体が明かされるときは訪れるのか。訪れる時はどのような時なのか。
その不完全なる"
特にこれと言った、特筆すべき性格は存在しない。基本は獣のような唸り声やトラツグミのような不気味な声で鳴く。
仮称として定義付けられた『鵺』という概念が獣のようなものであったからか、四足歩行の獣じみたシルエットを持つ。
人間の言葉も話すには話すが、基本的に己の正体を問うような言葉しか発することはせず、長い会話を続けるような事はない。
だからと言って会話する知能が無いと言うわけではなく、非常に高い知能によって人々を翻弄することもしばしばあり、戦う場合は厄介な相手となる事この上ない。
自分の正体以上に、ある"ナニカ"を探すような行動を取ることもあるが、真意は不明。
仮称として定義付けられた『鵺』という概念が獣のようなものであったからか、四足歩行の獣じみたシルエットを持つ。
人間の言葉も話すには話すが、基本的に己の正体を問うような言葉しか発することはせず、長い会話を続けるような事はない。
だからと言って会話する知能が無いと言うわけではなく、非常に高い知能によって人々を翻弄することもしばしばあり、戦う場合は厄介な相手となる事この上ない。
自分の正体以上に、ある"ナニカ"を探すような行動を取ることもあるが、真意は不明。
源頼政
天敵。自らを撃ち落とした存在。本来正体不明であるアンノウンを撃ち落としたもの。
撃ち落とせた理由は、その弓の腕前が抜群であった故か、あるいは彼が「この怪物は弓で撃ち殺せるものである」と強く思った故であろうか。
真相は闇の中であるが、兎角どれほど偽りの真名や名前を吸収した所で、アンノウンが『鵺』という仮称を持つ限り、このアーチャーは天敵中の天敵と言えるだろう。
猪早太
同じく天敵。自らにとどめを刺した存在。本来正体不明であるアンノウンを殺したモノ。
『鵺を殺すためだけに創り出した式神』だからこそ、正体不明であるアンノウンに無駄な推測を重ねることなく、ただ殺めることが出来たと考えられる。
無駄に知識を持たず、ただ殺すという選択肢だけを遂行するため、そういう意味でも非常に相性の悪い相手であった。
養由基
自らを貫いた弓矢。それと同一の武具を持つ男。
理由は分からないが恐ろしくてたまらない。それもそのはず。彼が持つ弓と矢は、文字通り"鵺を打ち抜いた弓矢"という属性を孕む。
それは即ち、いずれ打ち抜くという運命を持つ弓矢であろうとも、"鵺という存在を殺す"という運命に固定されることを意味する。言うならば、関係がほとんどない存在であっても特攻能力を持つ存在と言える。
正体不明であるが故に、いずれ至るであろう結果に関わる武具を持っていれば、一切関係がない人間が相手でも即死する可能性を持つのだ。
天敵。自らを撃ち落とした存在。本来正体不明であるアンノウンを撃ち落としたもの。
撃ち落とせた理由は、その弓の腕前が抜群であった故か、あるいは彼が「この怪物は弓で撃ち殺せるものである」と強く思った故であろうか。
真相は闇の中であるが、兎角どれほど偽りの真名や名前を吸収した所で、アンノウンが『鵺』という仮称を持つ限り、このアーチャーは天敵中の天敵と言えるだろう。
猪早太
同じく天敵。自らにとどめを刺した存在。本来正体不明であるアンノウンを殺したモノ。
『鵺を殺すためだけに創り出した式神』だからこそ、正体不明であるアンノウンに無駄な推測を重ねることなく、ただ殺めることが出来たと考えられる。
無駄に知識を持たず、ただ殺すという選択肢だけを遂行するため、そういう意味でも非常に相性の悪い相手であった。
養由基
自らを貫いた弓矢。それと同一の武具を持つ男。
理由は分からないが恐ろしくてたまらない。それもそのはず。彼が持つ弓と矢は、文字通り"鵺を打ち抜いた弓矢"という属性を孕む。
それは即ち、いずれ打ち抜くという運命を持つ弓矢であろうとも、"鵺という存在を殺す"という運命に固定されることを意味する。言うならば、関係がほとんどない存在であっても特攻能力を持つ存在と言える。
正体不明であるが故に、いずれ至るであろう結果に関わる武具を持っていれば、一切関係がない人間が相手でも即死する可能性を持つのだ。
イメージカラー:無限の極彩色
特技:隠匿
好きなもの:■■
嫌いなもの:■■、■■
天敵:源頼政、猪早太
願い:「"俺は" "何だ"?」
【一人称】俺【二人称】お前、貴様【三人称】あやつ、こやつ、何某
特技:隠匿
好きなもの:■■
嫌いなもの:■■、■■
天敵:源頼政、猪早太
願い:「"俺は" "何だ"?」
【一人称】俺【二人称】お前、貴様【三人称】あやつ、こやつ、何某
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