ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「ねぇ、私の可愛いお人形さん。今日は、お姉ちゃんのお話を聴いてちょうだい」

「───あのね、私ね?とっても素敵な『魔法』を思い付いたの」



基本情報

【氏名】吊城 恋果(つるぎ - れんか)
【性別】女性
【年齢】14(+8)歳
【出身】日本
【身長・体重】151cm・36kg
【肌色】白
【髪色】銀
【瞳色】赤
【外見・容姿】黒く可憐な服を纏った、人形のような女の子。
【令呪】マスター階梯番外・『白黒の烏』

令呪デザイン

【令呪の位置】左掌


【属性】秩序・善
【魔術系統】黒魔術
【魔術属性】水・風
【魔術特性】音響、支配
【魔術回路】質:EX 量:C+ 編成:異常(前例なし)
【起源】『縛る』

【契約サーヴァント】セイヴァー

外見・容姿の詳細など

picrew


ともすれば人形と見紛う程に、端整で美麗な顔立ちと華奢で繊細な身体付きをもった美しい少女。
日本人離れした(実際、血族の内に外国の血が入ってはいるのだが)銀の髪と赤の瞳に、モノトーンのゴシックロリータ調の服装がマッチすることで非日常的な雰囲気を醸し出している。
令呪の位置は掌。前回の聖杯戦争では万一にもマスターであることを悟らせぬように手袋で隠すという手段に出ていたが、その必要のなくなった今回は常に露出させている。

服に隠された胸元には、かつてセイバーにより貫かれた傷痕がそのまま残っている。
この傷は治癒が不可能なわけではなく(実際、穴が開いた当時の服を捨ててわざわざ着替える程度の余裕はある)、自らに刃を突き立てることに成功したセイバーの涙ぐましい裏切がんばりを認め、称賛の証として「残している」ものである。

魔術・特殊技能・特性など

『支配の魔舌』

異様なほどに端整かつ、何よりも歪な魔術回路の分布が偶発的に作り出した、恋果を正常な人の範疇でなくしてしまった呪いギフト
簡単な話が魔眼の舌バージョン。口から放たれる音の全てに魔力が宿り、他者を支配するための呪文となる。
何気ない日常会話ですらも証拠隠滅に使われる暗示魔術同様の影響力を持ち、具体的な「命令」ともなればそれは最早、対象の意思を塗り潰し傀儡とする行為に等しい。
並の精神力/魔術抵抗では、恋果の口から命令を下されるだけで自立や呼吸の自由さえ奪われてしまう。

また、この支配は魅了に近しい性質を持つため、異性に対しては特に効果が高い。
例えば彼女の実の父は、恋果の産声を聞いた瞬間から本能的にその命令に逆らうことができなくなっていた。

『音響魔術』

吊城の家に受け継がれる魔術。風属性が適性であり、「支配」の特性を持つ。
会話、楽器、歌唱……あらゆる「音」の響きをもって相手の精神、あるいは肉体に働きかけ、思うがままに操るもの。
現代でいう催眠に近しい、音での条件付けによる神秘に依らない精神干渉も複合する。
詠唱段階から、無抵抗で全ての命令を受け入れる人形状態にする行程と、命令を下す行程の二つに分かれており、それぞれで分割した行使も可能。
支配の魔舌とは当然ながら相性が良く、相乗効果によってシングルアクション未満の時間で儀式魔術規模の行使を可能とする。
魔舌の効果だけでは魔術に対する特異な抵抗を持つ者や防性瞑想を徹底した魔術師に対して干渉しづらいため、この魔術と同時に使うことでその些細な抵抗ごと塗り潰す。

元々は神代の出来事を歌劇によって再現することで神代回帰と根源への到達を目指す魔術だったが、その過程で必要不可欠となる観客の心の支配へと傾倒していった結果このような形に落ち着いたもの。
そのため、本質的には多人数を一気に支配することに向いており、支配した個々人に複雑な命令を下すのには不向き。
しかし恋果は圧倒的な才能一つでその二つを高度に両立しており、さながら訓練された軍隊のように人々を操ることも可能である。

なお、その性質上音に対し意味を介さない相手に対しては効果が薄くなる。
あくまでこの魔術対人において本領を発揮するものであり、獣(哺乳類)程度であれば問題なく通用するもののそれ以上に人間と構造が離れた生物や無生物にはほぼ効果がない。
ただし、言葉や呪文を理解する/反応するように作られた人造物(ゴーレム等)に対しては効果を発揮できる。

『番外魔法』

「アラヤの戯曲化」。
満たされた聖杯を以て根源に繋がる陣地とし、魔法を得んとするものを殺さんと現れる「赤い影」を誘きだし、それを支配することで人類の集合的無意識──アラヤの抑止力──に干渉。
集合的無意識そのものの塗り替えによる全人類への逆説現象フィードバックを引き起こし、人類種全体を一つの台本けいしきに沿った戯曲システムとして作り替える……という、世界に対する敵対行為*1
恋果曰く「みんなに生きる意味を与える素敵な魔法」であるが、その完全な適用には現行世界の崩壊と再構築が必要となる。

……かつてセイバーの手によりその発動がすんでのところで阻止された、恋果の最終目的。
魔術協会の認可を得ていない(露見していない)ため「番外」と称されるが、紛れもなく本物の「魔法」の一つである。

人物像

存在しないはずの八人目のマスター。盤外より躍り出た番外の踊り子。
……聖杯との接続によって隆起した魔術回路が操る、八年前に死んだ魔術師の屍。

イメージカラー:絡み付き縛り付ける影
特技:支配、一人遊び
好きなもの:セイバー、人形(家族も含む)、物語、甘いもの、セイヴァー
苦手なもの:辛いもの、酸っぱいもの、苦いもの、しょっぱいもの
天敵:セイバー
願い:生きる価値のない人間が存在しない世界を作ってあげる

【一人称】私
【二人称】あなた、さん付け
【三人称】あの人、さん付け

性格

魔術師らしい魔術師、と言って相違ない、無力な者を見下し一般人の命を塵とも思っていない少女。
生まれ持った「支配」の力はその思考をより強くしており、彼女の世界において真の人間とは自分一人のみで、他は全て人形の素材か人形そのものである。
しかし彼女は人間という生物種の可能性には大きな期待を寄せており、その能力=価値を万全に使うことができれば世界をより良く変えることができると、そして自分はそれを先導し世界を廻すことのできる絶対の存在だと心の底から信じている。

趣味趣向として、生きているものを人形にすることに関心が深いが、元からの人形も好き。
要は逆らわないもの、無抵抗なものに対して一方的にコミュニケーション(と呼べるのかどうか怪しいが)を押し付けることが恋果にとっての喜びであり、対話や意志疎通といったものには価値を見いだしていない。
……そして、全ての意志が無価値と断じているからこそ、恋果は全ての知性体に対して等しく愛を向けている。
自分がすべてを操った方が幸せになれるにも関わらず、矮小な知能で「自分」を演じる大根役者───彼女が他人に抱く印象は概ねそんなところであるが、だからこそその無為な努力に愛着を感じるのだ。

そんな彼女が他者の行いに興味を示すことと言えば、創作である。
(それを生み出す作者のことは何とも思っていないにも関わらず)物語や戯曲、絵画といった芸術活動に対しては一定の敬意と造詣を持つ。
それはそれらがある種の「世界の創造」、自身の目指すところにある世界の支配に通じるところがある故であり、恋果は「紙の上では誰でも神様になれるのね」と言いながら『他の世界』を楽しむのである。
ただ、あくまで自分の命題は現行の『間違った』世界の是正であり、芸術家のようにゼロから世界を創造するのは性に合わないとも語る。

ちなみに、恋果は遊び終わった/使い終わった人形は精神と肉体のすべてが粉々になるまで嫐り尽くしてから廃棄する。
一応、これは「全ての価値を使い尽くしてから棄てる」という彼女なりの敬意でもあるのだが、実際には個人的な趣味も混ざる。
というのも、恋果は少なからずサディストの気があり、反抗していた他者があっけなく自身の手に落ちる様や、強制的に身体を動かされて関節があらぬ方向へ曲がってしまった人体などに対して倒錯した興奮を覚えるのである。
とはいえあまり凝ったことはせず、身体だけを操った親に自らの子を手に掛けさせようとしたり、兄弟姉妹を切り貼りして阿修羅のように仕立てあげたり、何の意味もなくセイバーに大量殺人を行わせてみたりとシンプルに趣味が悪い遊び方を好む。
それらの趣向は言いようによっては子供のする人形遊びの延長戦ではあるが、彼女のそれは曲がりなりにも相手に意志があり生物であることを認識した上での行為であるためその邪悪さは子供の無邪気なそれの比ではない。

余談であるが偏食家であり、甘いもの以外のあらゆる食べ物が嫌い。
好きな食べ物は角砂糖とグラニュー糖とぶどう糖。
果物やスイーツもものによっては食べるが、甘味以外の主張が強いと嫌いらしい。
そんなわけで肉も野菜も一切と言っていいほど摂食しないにも関わらず、生前から体型は崩れず健康状態も良好である。
これは自身の身体に対しても「支配」を行っているためであると言うが、足りない栄養をどこから補っているのかは謎。


……このように、他者、広く言えば世界にに対しては効率化を強いるが、自分は割かし趣味に生きている節がある。
それが年齢ゆえの幼さなのか、性格上の問題なのかは定かではないが、何れにせよ恋果に他者を(真の意味で)考慮する発想は端から微塵もない。
優先する、しないという問題ではなく、話しかけたり命令したら言う通りになってしまう生き物しかいない中で育ってきた彼女にそのようなものが芽生える方が不自然だろう。

我儘放題のお姫様が、それを実現できるだけの力を持って生まれてきてしまった。
吊城恋果という人物はただそれだけの存在でありながら、世界を壊しうる災厄として結実した。

台詞例

イメージCV:戸松遥


来歴

生い立ち
音の魔術を受け継ぐ日本の魔術家系、吊城の家の八代目の跡継ぎとして生まれる。
音響魔術は本来は海外のものであったが、過去に婿入りによってその分家となった吊城の家がいつしか正統な後継となっていた経緯がある。
恋果はそうして吊城家が成立してから八代目であり、大元の家系を辿ると「神話の原典」が存在したような時代に遡ることができるほど古い血であるという。

恋果の特徴的な髪や瞳の色はその本来の家系への先祖帰りであり、神秘の時代に近しい肉体を持って生まれてきたという証左でもある。
生まれた瞬間からその魔舌は発現しており、産声で父を、授乳を介して母を自らの忠実な人形とした。
複雑な指示を下せない幼少期には単に徹底的に甘やかさせる程度に過ぎなかったが、恋果が魔術というものに興味を持ってからは二人を徹底的に操り、あらゆる行為を行わせ自分の知恵とした。

そんな中、幼い恋果は魔術の実験のために自分のサブ機を作り出そうとして二人に新しい子供を産ませた。
そうして産まれたのが妹の吊城哀歌だったのだが、彼女は恋果のような生まれつきの才能は持っていなかった。
この件を経て自分が突然変異であることを自覚した恋果は、無力な人間達を自分が導くべきという使命感とそれらへの愛に目覚めることとなる。

そうして考えを巡らせる内、聖杯戦争の噂を耳にした恋果は先んじて当時の監督役と聖杯を求めてやってきた魔術師たちに干渉。
彼らを「支配」することで抑止の存在を始めとする聖杯に纏わる知識を一通り聞き出したことで、かねてより草案はあった『魔法』の実現方法を確かなものへと固めた。
前回の聖杯戦争において
8年前の聖杯戦争では、聖杯戦争という儀式そのものを自らの魔法を実現するための礎とすべく暗躍。
開催の前から霊脈を「支配」し、「サーヴァントを召喚したものを支配する」という術式を事前に完成、土地全体に埋没させていた。
サーヴァントそのものを支配することは不可能あるいは確実性がないため実行しなかったが、それでもこの仕込みが罷り通った時点で、恋果は最初から聖杯戦争そのものに勝利していたのだ。

……結果として、「まるで自身の死力を尽くして戦ったかのように」他の参加者は全滅。
当然ながら、その全ては恋果による作劇通りの展開となった。
サーヴァント達も自らのマスターが既に操り人形であるなど露知らず、そして気付きもしないままに散っていった。
セイバーを主人公としたダイナミックで悲惨な聖杯戦争を演出するために多くの人間を殺める行為に及びこそしたものの、この段階でのセイバーはあくまで「主役を与えられた駒」でしかなく、恋果の行動原理は単なる自己満足である。

しかし、全ての参加者を倒し、聖杯を用いて魔法を実行しようとした矢先。
魔法の危険性に気付き、世界を守るため死力を尽くして「支配」を脱したセイバーによって背後から脊椎と心臓を貫かれ死亡する。
恋果の屍は聖杯へと落ち、そしてマスターからの魔力供給を失ったセイバーは間もなく消滅。
結果、世界を犯す魔法ねがいを中途半端に履行しようとした聖杯の魔力は暴走、『泥』を産み出し新宿の町を焼いた。

この火災により恋果の両親は死亡するが、妹の哀歌だけは恋果が事前に両親に「魔術工房への哀歌の退避」を
命令していたことで奇跡的に生き延びる。

本編
8年前にセイバーにより殺害された恋果の死体は、聖杯の座す空間に未だ存在していた。
宿主の命が無くなっても尚稼働を続けた「支配」の呪いは、その肉体を保持するための魔術を発動し続けたのだ。
そして、セイヴァーが再び聖杯戦争の戦端を開こうとした時、繋がりかけていた聖杯とのパスから魔力が逆流。
既に自意識が魔舌と混じりきっていた恋果は、屍のままに自らを支配することで「目を覚ました」。
そして、血の巡りすら止まった人形の身体でセイヴァーと契約。
再び聖杯戦争の勝者となり、今度こそ番外魔法を実現するため、そしてセイバーを完全に手に入れるために暗躍する。

「つまり、今回は私に盤上での即興劇をお望みなのね、救世主セイヴァー?」
「貴方も私と同じで、盤外から駒を動かしたいようだけれど……」
「まぁ、この遊戯においては、貴方はルールマスター。私のように、単に盤上ゲームを支配するなんて域にないもの、ね」
「……いいわ。そんな貴方が自ら私の人形となる程のその期待に免じて、そのルールに従ってあげましょう」
「此度は一人の魔術師として、そして一人の女として──願いを叶え、番を奪う、最高のハッピーエンドを迎えてみせるわ?」

行動規範・行動方針

第一目的は番外魔法の成立から変わっていないが、セイバーの支配の方にモチベーションが大きく傾いている。
実際のところ、最初から盤面すべてを掌握していたにも関わらずセイバー一人によって計画が頓挫した前回の聖杯戦争の結果にはある程度納得もしており、そのため何がなんでも手段を選ばず勝利する、という程の執着はない。

反面、それを引き起こしたセイバーと再び見える機会を得た事は恋果にとって非常に大きな生きる理由(死んでいるが)である。
セイバーを今度こそ完全に支配して人形にするか、或いは人間としての彼と対話して納得して貰うか、というプランを考えてはいるが、比重は前者が圧倒的に重い。

サーヴァントへの態度

セイヴァーとはタイプが似通っているがゆえに互いの思考は手に取るように分かるが、なにかと噛み合わない奇妙な関係。
二人とも法外な強さをしているのでシンプルに強力な主従ではあるが、共に積極的に手を下したがらない節があるため行動の規模はやや大人しい。
今回の聖杯戦争でも、序盤は二人して他の参加者の動向を観察するに留まっている。
なお、聖杯の中にセイヴァーが存在していたということは恋果にとっても復活して得た新たな知識であり、彼の能力を利用することでより確実に番外魔法を履行する計画を新たに立てていたりする。

……結局、最終的にはやはり共謀して世界をどうにかしようとすることには変わりなく、一応は盤上に参加しているとはいえ最後にかっさらう気はマンマンであるのがこの主従である。

役どころ・コンセプトなど

プロトっぽい企画お姉ちゃん枠。ラスボス。
原作お姉ちゃんとの相違点は「一芸特化」「最初から悪質」「恋に落ちるのは刺されてから」「意外とセイバー以外にも愛着ある」等。
あそこまで超越オブ超越させるのは流石に無茶だと悟ったので、ある程度の人間らしさ・魔術師らしさを加えると共にだからこそ演出できる怖さみたいなのを表現できていたらいいなぁという感じ。

因縁キャラ

吊城哀歌:お気に入りのお人形。
自分と同じ血が流れているにも関わらず、比べようもないほどに矮小な存在。
しかし見た目は好みであったし、恋果なりに愛していた。

魔術の力量の差から、普通に話しかけるだけで人形にしてしまっていたが、その状態で一方的に色々なことを話して聞かせた。
『魔法』の話はその最たるもので、恋果が「魔法使い」であることを知るのは、直接語られた彼女と、直接阻止したセイバーのみ。
他にも、魔術師としてどうあれば良いのかという考えや、現代社会と魔術師の暮らしの相違、魔法を考え付くに至るまでの思考など、恋果は色々な話をお気に入りのお人形である妹へと溢していた。

……恋果が段々と歪み、そして「完成」してしまうに至る経緯を記憶している可能性があるのは、この世界で彼女ただ一人だろう。


セイバー:お気に入りのお人形、だったもの。
今は唯一、対等に愛し合えるかもしれない「人」。

ファーストキスを捧げた相手。
前回の聖杯戦争において、渾身の呪いによる支配で従順な手駒とし、他のすべてのサーヴァントとマスター、そして数多の民間人を殺害させた「最強のお人形」。
にも関わらず、最後の最後、抑止を縛り付けるための魔法を唱えようとした最中に支配を破り、自らを殺しせしめた反逆者。
支配するまで抵抗されたことはあれども、支配しきった相手がそれを打破するのは恋果の人生においてはじめての経験であった。

故に少女は、死にながらしてはじめての恋に落ちたのである。
言うなれば恋果にとって生命とは、自らが干渉するまでの間は自由に見えるだけの人形でしかなかったにも関わらず───セイバーは、支配から抜け出すことで自らの意思と、恋果の不完全さを示した。

恋果にとってセイバーは唯一の「人」であり、一番欲しい「人形」でもある。
もし対等に語り合うことが許されるのであれば、人と人として、セイバーの示した意思に自らの意思で応えたい。
……でも、多くの人と人のように、そうならないのであれば。
他の世界の全てと同じように、今度こそ全ての意思を塗り潰して、思うがままに動いてくれるように──自身が完全であると証明したい。
この二つが、恋果がセイバーと迎えたいハッピーエンドの可能性である。

しかし、それも要は受け入れられるか、受け入れさせるかの違いでしかなく、どちらにせよセイバーの意思を受け入れるつもりは毛頭ないと言える。


ヘーリアント:セイヴァー。契約したサーヴァント。
自身を甦らせ、「もう一度」のチャンスを与えてきた相手。
戦力や恩義という話を抜きで言うのならば小さくて可愛いので普通にビジュアルで好き。
ただし実のところ支配できない相手への好意をどう示せばよいのかよく分かっていない恋果は、珍しく、彼とともに聖杯戦争を勝ち抜くことで気に入られておこうというような守りの姿勢に出ている。
気紛れでおやつ(主食)を分け与えてみたり、戦略についての相談を持ちかけてみたりするが、些か単調なコミュニケーションである部分は否めないだろう。

つまるところ、セイヴァーはある意味年相応の恋果の在り方をぶつけられる相手でもあると言える。
恋果はそれを面白がられることには表面上の不服を示すものの、他人がそういった振る舞いを見せることが面白いということは理解できるため本心から嫌がっているわけではない。


両親:自分を産んだことは評価しているが、それ以外は特筆することのない魔術師だったと認識。
せめて魔舌に抵抗する程度の実力があれば師とできただろうが、恋果が物心つく頃には二人とも忠実な人形となっていたため敬意はおろか人格への評価を下すことすらできなかった。
魔舌を使ってその知識の全てを強制的に絞り出した後、妹を産ませ育てさせるなど色々な実験に使った。
だが、少なくとも殺そうとしたことはなく、また前回の聖杯戦争においてもまだ存命だったためその最期については知らない。
今回の聖杯戦争で哀歌と出逢ったことでその末路を知ると、恋果は少しだけ悲しむような、哀れむな顔を見せるだろう。


……至って普通の、と言うには僅かばかりに不運だった魔術師達。
まだ理性を持たず、加減のできなかった幼い恋果の声と舌に充てられ続けたことで、精神の深奥までを「支配」されてしまった哀れな人形。
それでも恋果が生きていたうちは「魔術師らしい人格を演じるように動かされていた」。
その一環で吊城哀歌に対して魔術を手引きするなどしていたが、結局その全ては恋果の命令であるため、魔術師としては異常なほど哀歌に対して過剰に優しく振る舞っていた。

前回の聖杯戦争において恋果の命が尽きた瞬間、「もし恋果の身に何かがあれば、哀歌の命を最優先に保つこと」という命令をインプットされていたことで、恋果の工房へと哀歌を避難させる。
その命令が終わったことで、二人は長く続いた恋果の支配から逃れられた……のだが、実に十四年の間も体と心を強制的に動かされ続けた二人の自意識は完全に崩壊しており、そのまま聖杯の炎に巻き込まれ死亡。
助けられた哀歌当人からは、命を振り絞って自分を助けた瞬間に炎に巻かれたように見えたかもしれない。

コメント

実は舌引っこ抜けば無力化できる
耳栓…は流石に微妙だけど鼓膜破れば抵抗できる

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