最終更新: nippongwent 2023年03月07日(火) 12:11:58履歴
日時 | 2023年3月7日(火)20時 |
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パッチ ノート | 日本語(ゲーム全体) |
英語(ゲーム全体) |
- まずは背景から。前回のドラフトの変更で、特定のパッケージを、特定のルールに従って選ぶという機能を加えた。
- この変更の問題点は時間がかかるというのものだ。毎月のバランス調整に従って常にパッケージを更新する必要がある。将来にわたって、我々が作業をしないといけない。
- 実際問題、我々にはその時間がなかった。結果、長い間、放置されてしまうことになった。
- 「グウェントフィニティ」につなげるための解決策を導入しようとなった。
- ドラフトモードの基本は変わらないが、ドラフトそのものに手を入れることにした。
- まず、コアカードというコンセプトを排除した。リーダーアビリティを選んだあとは制限のないパッケージからカードを選択することになる。 訳注:現行のドラフトモードはリーダーアビリティや選んだパッケージによって、次に提示されるパッケージの出現率が変わる仕様でした。この重み付き確率の制限がなくなり、まったく無作為になると思われます。
- パッケージ自体は2つのルールにしたがって作られる。どのパッケージも同じ勢力のものから選ばれる。ニュートラルもあるので、7種類ありうる。どのパッケージも構築コストの合計が20〜26の範囲に収まり、3つのタイプに分けられる。
- 極性:超高コストゴールド1枚に低コストブロンズ2枚
- 中立:低コストブロンズ1枚、中コストゴールド1枚、高コストゴールド1枚
- 均等:中コストゴールド3枚
- これ以外のルールはないので、その中でどんな組み合わせも生成される。保有可能なカードは、実際に所持しているかどうかに関わらずすべて出現する。
- これに加え、毎試合後、省略可能なパッケージ入れ替えフェーズがある。無作為に1パッケージを加えてもよい。加えた場合はすでにデッキにある無作為な1パッケージを削除することになる。
- 最後の変更点として、ドラフトモードの試合では特別な時間短縮ルールが採用される。通常1ターンは60秒以内だが、これが25秒以内となる。参考のためにあげておくと、みんなの大好きなバトルラッシュは8秒以内である。
- この変更の目的は、ドラフトモードの多様性を増やしたかったことと、将来にわたって有効であり続けるようにすること。そのため、手作業でシナジーを用意することをやめた。無作為であれば、今後も機能し続ける。
- さらにドラフトモード自体の体験を固有のものにしたかった。だからこそ、ターンを短縮した。ドラフトモードは組み立てられた通常のデッキ戦のような深みのあるものではなく、むしろ試合を素早くして緊張感を出し、同時に、時間がなくても、あるいは時間をかけなくても楽しめる、手っ取り早い体験にしたかった。
- 最後に、パッケージをランダムにしたことだが、パッケージ選択自体が早くなるし、無作為なものであれば「3つの中から最もマシなものを選ぶ」といった状況も発生する。それ自体が面白いことだと思う。
- とはいえ、ある程度のシナジーはあるようにしたいと思っている。そこで、13枚のカードに変更を加える。例えば強襲上陸のサーチ条件は、北方諸国ユニットに限定されていたが「ニュートラルではないユニット」に変更される。通常の試合ではほぼ変更はないが、ドラフトモードではより使いやすくなる。他の特定勢力限定効果も「ニュートラルではない」ものに変更されている。
- レンフリの手下もドラフトモードに向けて、デッキがユニットのみで構築されている場合に召喚されるよう変更される。
- 新しくなったドラフトモードの評判もしっかり確認する。変更できるものは変更していきたい。
- v.11.2 では以前よりもデッキの多様性に満足できるようになった。むしろ、バランス調整をどうしようかという状況になっていた。 新カードが追加される v.11.4 の前に環境に大きな影響を与えたくないと考えた。
- そこで、ニュートラルカードをチェックしていて、要望があったニュートラル盗賊に手を加えることにした。結束アーキタイプとして作り替えることにした。
- 黒鉄隼隊のナイフ・ジャグラー:このカードが結束アーキタイプというアイデアの始点となった。結束カードをプレイすると出血付与チャージが1増えるエンジンだ。結束状態なら1チャージで出血2となる。結束カードをたくさんデッキに入れたくなるようなカードである。これをきっかけに結束カードを増やすことにした。
- 殺し屋:通常の配備は戦力2以下のユニットを破壊でき、結束状態なら戦力4以下まで破壊可能。結束でとても強くなる。
- 黒鉄隼隊の歩兵:昔のマグネ師団の効果で、ニュートラルカード向きだと感じていたものを再導入した。
- スパラ野良犬団:手札のゴールドカードをデッキに戻しデッキトップのブロンズカードをドローする効果に。4コストで最大8点のポンイントスラムになるが、手札のゴールドカードをデッキに戻さないといけない。状況によってはローチを返せることもある。が、通常はデメリットがある。
- 追いはぎ:結束デッキ向けの圧縮カード。ただし、1アーマーを取り除かれるとデッキトップに戻る。
- 黒鉄隼隊の吟遊詩人:結束デッキ向けのサポートカード。任意の結束ブロンズの戦力1コピー(ただし封印状態)を生成する。結束用の起点になるユニットを配置できるように。
- ガスコン:結束デッキが報われるような効果にしてある。効果はラウンドをまたがって発動する。つまり、結束ユニットの2枚目のカードというのは、第1Rに1枚目を使って、第2Rに2枚目を使ったとしてもガスコンは3ブーストする。
- 自由軍:サポートするだけでなく、高い効果のカード。自陣にある結束ユニットを選んでデッキ内から同名の結束ユニットをプレイする。結束が発動しやすいようにしている。
- 隻眼のベッツィー:これもサポートカード。適切な結束カードを揃えられるよう手札を整えることができる。さらに命令で自陣の結束ユニットを再プレイできるので、結束効果が強いものを再利用できる。
- プルマード:結束時の効果が対象ユニットのベース戦力値分の出血に変更。アーマード・アラキスと同じ効果になるが、この効果が吸血鬼にないのが気になっていた。アーマード・アラキスは今はこのままだが、今後、別の効果に変更される。
- アングレーム:相手がアーティファクトを持っていなかったときの効果を追加。アーティファクトを持っていた場合も、無作為生成から3択入手に変更。あまりにも特定環境でのカウンターカードになりすぎており、低コストアーティファクトが増えた今は無作為生成で4コストがでたりもしており、無作為によりすぎていた。結果、強化になるので、コストは1上げている。
- 工兵:爆弾サーチかつ爆弾シナジーエンジンに。工兵なので、盗賊ではなく兵士にした。
- 爆弾担ぎ:コストを4にして使いやすくした。
- ギンピー・ガーウィン:自分がプレイするユニットと同じ構築コストの敵ユニットに1ダメージを与える。競技レベルで使えなくても、ドラフトに登場したら面白くなるように調整した。
- 荷馬車:配備で右隣のユニットを消滅させ、継戦を得る。命令で消滅させたユニットに変身する。数ポイントを犠牲に、消滅させたユニットを次のラウンドに継戦できる。アーマー3を剥がされると継戦が消えてしまう。
- 斥候:もともとのスパラ野良犬団の効果で、ニュートラルにあるのが良いだろうと判断した。コストは4に下がる。
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