kagemiya@ふたば

バーサーカーのクラスカードとして登場。
葡萄藤稔所有のマジカルパープライトに夢幻泡影ファイルセーブされて以降も稔と直接コミュニケーションを取ることは無く、その不安定さはステッキの不定さを加速させるという形で表露している。

アンノウンにしてバーサーカー。語らぬ乙女は、ただ少女を傍で見守るのみ。

「ｺﾎｰ……ﾋｭｰ……あっつ……おっとと、兜は外した方が良いよね。私……私はヘルムヴィーゲ。ワルキューレ9姉妹の1人……なんだよね。よろしくね！」

「普段は鎧を付けてるんだ。ほら、騎士道物語には付き物でしょ？正体の分からない相手とさんざやり合って、知り合いでした……ってのがさ」

「ま、私はただこの鎧に負けず向かってくる相手と戦いたいだけなんだけどねー。それぞ戦士！って感じだし」

「というわけで……ｺﾎｰ……これを被ってる、間は……名前を……呼ぶな……」

「ｺｰ……ﾎｰ……」

「来い……」

「遅い……」

「その健闘を讃え……今、嵐を贈ろう。どうか、その先に立つ汝を望む。『鎧装、剣戟の狭間に往きてウールヴへジン』」

「……鎧が割れて終わりだと思ったかな？残念……後半戦、スタートだよ。ついてきてね？」

「そら、そらそらそらッ！」

「飛べ、ヒメルゲベール！」

「こういう使い方も、できるんだ……！」

「あっはは……いいね、そうだよ！楽しくなってきた！いいよねぇ、私……まだ、戦っていいよね！？」

「スイー……ツ……あー……えと。お腹いっぱいになるのは……どれ？」

「アクセサリー、か。うーん……鎧と当たってガチガチ鳴るからなぁ。壊れても構わないのがいいかなぁ」

「あ、えっ……と。ごめん、ね？折角、選んでくれるって言ったのに。私、そういうの……どうしたらいいか、ちょっとわかんなくて……」

葡萄藤稔：普通の、普通だった女の子。
少しだけ不思議なステッキの相方として、自分を選んだ、選んでしまった子。彼女の好きなものも、彼女の教えてくれる事も、その全てに何も思い抱くことはできないが、それでも彼女が向けてくれる何かに報いたいとは思っている。
尚、能力上はパープライトほど相性の良いステッキも無いのだが、形が定まらない器に入れられた事でヘルムヴィーゲは全く安定しない状態になっている。

だが、その不安定さはやがて、どんな形にもなれるからこそ何にもなれなかったはずの彼女に、今一時のカタチを与えていく事になる。
かもしれない。


グリームニル
(目を逸らす)
いや……こんな状態でまさか大神が出てくるとは流石に思わないよね？何しに……
うーわ……それは流石にないよ……今を生きる女の子をワルキューレにするとか……


行幸六花
もしもしヴァルハラ？
なんかワルキューレが新造されそうになってるんだけどこれレギュレーション大丈夫ですか？
いや、本人が良さそうなら良いんだけど……
戦闘バカとかにならないように頑張ってね？
ほら……ワルキューレにも今の時代はコンプライアンスとか働き方改革とか……楽しく生きるやり方あるはずだから……多分……