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nevadakagemiya 2018年01月05日(金) 16:28:50履歴
『拙者は摂理を超越せし者……即ち、忍者よ』
O-13 序列第十位『超越の導き手 』
日本古来より伝わる忍者の技法、『忍術』……その模倣。
魔術でもなく、呪術でもない、彼が扱う『忍術』というものは、偏に彼の妄執が成した“信仰の加護”である。
彼は“出来る”と信じているから、“存在する”と信じているから、“忍術はある”と信じているからこそ忍術を扱える。
尤も、全てが超常現象によりなされる術というわけではなく、中には近代兵器や武器を用いた攻撃を『忍術』と語る事も。
おおよそ一般的に『忍術』と認識される術(火遁、水遁等)の他、空手や柔道等の近接格闘術にも造詣が深い。
魔術でもなく、呪術でもない、彼が扱う『忍術』というものは、偏に彼の妄執が成した“信仰の加護”である。
彼は“出来る”と信じているから、“存在する”と信じているから、“忍術はある”と信じているからこそ忍術を扱える。
尤も、全てが超常現象によりなされる術というわけではなく、中には近代兵器や武器を用いた攻撃を『忍術』と語る事も。
おおよそ一般的に『忍術』と認識される術(火遁、水遁等)の他、空手や柔道等の近接格闘術にも造詣が深い。
『忍び七つ具』
クナイや手裏剣を始めとした、忍者が持ちうる装備の総称。七つとあるが数は不定。
彼の部下である三十三階士にも支給される一般的な道具で、見た目こそ普通の忍具だが、その性能は現代でも通用するほどに高性能。
大手製造会社や製鉄所との提携も行っていて、耐久性や信頼性も抜群。
『忍者刀:陰陽』
反りのない直刀。「陰」と「陽」の二振りからなる夫婦刀で、戦闘時には二刀流の形を取る。
三十三階士が所有する物よりもより「日本刀」めいたデザインを持ち、量産品とは一線を画す切れ味を誇る。
が、逆に言えば「切れ味が鋭い」以外に特別な効果はなく、手練である福兵衛が扱うからこそ真価を発揮出来るのである。
真剣勝負とならば小細工は不要、己の技量のみで雌雄を決するべし――――彼は忍者であると同時に、矜持を抱いた武人でもあった。
「陰」
黒塗りの刃は光をも吸収し、闇に紛れる陰となる。
「陽」と比べ刀身が短く、形状的には脇差しに近い。
闇夜に於いては不可視とも呼べるレベルで周囲に溶け込み、相手に間合いを悟らせぬ陰の刃と化す。
「陽」
輝ける刃はあらゆる灯を跳ね返し、光に溶け込む陽となる。
鏡と見まごうほどに磨き抜かれた刀身は、周囲の景色を刃に映し、擬似的な“光学迷彩”として機能する。
加えて光の反射による目眩ましなど、忍者としての「遁術」にも応用できる匠の長刀。
クナイや手裏剣を始めとした、忍者が持ちうる装備の総称。七つとあるが数は不定。
彼の部下である三十三階士にも支給される一般的な道具で、見た目こそ普通の忍具だが、その性能は現代でも通用するほどに高性能。
大手製造会社や製鉄所との提携も行っていて、耐久性や信頼性も抜群。
『忍者刀:陰陽』
反りのない直刀。「陰」と「陽」の二振りからなる夫婦刀で、戦闘時には二刀流の形を取る。
三十三階士が所有する物よりもより「日本刀」めいたデザインを持ち、量産品とは一線を画す切れ味を誇る。
が、逆に言えば「切れ味が鋭い」以外に特別な効果はなく、手練である福兵衛が扱うからこそ真価を発揮出来るのである。
真剣勝負とならば小細工は不要、己の技量のみで雌雄を決するべし――――彼は忍者であると同時に、矜持を抱いた武人でもあった。
「陰」
黒塗りの刃は光をも吸収し、闇に紛れる陰となる。
「陽」と比べ刀身が短く、形状的には脇差しに近い。
闇夜に於いては不可視とも呼べるレベルで周囲に溶け込み、相手に間合いを悟らせぬ陰の刃と化す。
「陽」
輝ける刃はあらゆる灯を跳ね返し、光に溶け込む陽となる。
鏡と見まごうほどに磨き抜かれた刀身は、周囲の景色を刃に映し、擬似的な“光学迷彩”として機能する。
加えて光の反射による目眩ましなど、忍者としての「遁術」にも応用できる匠の長刀。
柿色の忍者装束を身に付けた恰幅の良い老人
慢心と自信に満ちた雰囲気だが、頭巾から覗く瞳は獣のごとく研ぎ澄まされている
“日本中立機構”の長官として顔を出す際には真っ白なスーツを身につけることもあるが、頭巾だけは絶対に外さない
慢心と自信に満ちた雰囲気だが、頭巾から覗く瞳は獣のごとく研ぎ澄まされている
“日本中立機構”の長官として顔を出す際には真っ白なスーツを身につけることもあるが、頭巾だけは絶対に外さない
『為せば成る』を座右の銘とする程度に実力主義であり、根性主義者。
超越とは自己の耐え忍ぶ精神より来るもの、という理論の持ち主で、常人では考えられぬタフさを持つ。
事実、彼はその超越的な肉体と精神により『忍者』として君臨し、O-13の序列に加わるまでに上り詰めた。
――――逆に言えば、不可能なことすら成し得てしまうほどの「狂人」である。
一方でビジネスライクな一面もあり、O-13に所属していながら日本での情報機関「日本中立機構」を運営するほどの手練。
日本政府という存在の裏で暗躍するその組織のあり方は、まさしく現代における『忍者』そのものであろう。
部下に関してはあまり干渉することはない。人の手は借りず、単独で物事を成し得てこその忍者、そして『超越者』であると考えている為。
しかし物事から目を背けたり挫けたりする者には容赦はせず、ビジネスも放り出してその者の元へ駆けつけ檄を飛ばし、共に『超越』への道を探る。
即ち熱血教師。一人で成し得る超越こそが真価であるが、そもそも超越を断念してしまっては元も子もない。故に信念を曲げてまで部下に手を差し伸べるのである。
超越とは自己の耐え忍ぶ精神より来るもの、という理論の持ち主で、常人では考えられぬタフさを持つ。
事実、彼はその超越的な肉体と精神により『忍者』として君臨し、O-13の序列に加わるまでに上り詰めた。
――――逆に言えば、不可能なことすら成し得てしまうほどの「狂人」である。
一方でビジネスライクな一面もあり、O-13に所属していながら日本での情報機関「日本中立機構」を運営するほどの手練。
日本政府という存在の裏で暗躍するその組織のあり方は、まさしく現代における『忍者』そのものであろう。
部下に関してはあまり干渉することはない。人の手は借りず、単独で物事を成し得てこその忍者、そして『超越者』であると考えている為。
しかし物事から目を背けたり挫けたりする者には容赦はせず、ビジネスも放り出してその者の元へ駆けつけ檄を飛ばし、共に『超越』への道を探る。
即ち熱血教師。一人で成し得る超越こそが真価であるが、そもそも超越を断念してしまっては元も子もない。故に信念を曲げてまで部下に手を差し伸べるのである。
性格の項にもある通り、基本的には『為せば成る』という思想の持ち主。
状況を見定め、時には忍者として情報収集を行いつつ、時が来るまで耐え忍ぶ。そして好機に突き崩す……という戦法。
時には歩みを緩めることはあれど、決して退かず顧みない。着実に『超越』への道を進むことが彼の信念。
状況を見定め、時には忍者として情報収集を行いつつ、時が来るまで耐え忍ぶ。そして好機に突き崩す……という戦法。
時には歩みを緩めることはあれど、決して退かず顧みない。着実に『超越』への道を進むことが彼の信念。
現代の世に忍者を蘇らせ、人々の意識を改めさせること。
人々の認識が忍者たちを死に追いやり、忍者という概念を廃れさせた。ならばもう一度蘇らせるまで!
こうした理念により、彼はO-13として序列に加わりながら「日本中立機構」を設立。三十三階士を初期メンバーとして配置した。
彼の『超越』は即ち忍者への道。超越者こそが忍者であると考えている為、彼の下に加わる者もそういった脳筋……いやタフガイであることが多い。
人々の認識が忍者たちを死に追いやり、忍者という概念を廃れさせた。ならばもう一度蘇らせるまで!
こうした理念により、彼はO-13として序列に加わりながら「日本中立機構」を設立。三十三階士を初期メンバーとして配置した。
彼の『超越』は即ち忍者への道。超越者こそが忍者であると考えている為、彼の下に加わる者もそういった脳筋……いやタフガイであることが多い。
部下を多く従える彼にとって、サーヴァントはその数いる部下の一人でしかない。
が、サーヴァントが気骨のある“英雄”であればその信念を尊重し、共に戦ったり道を委ねることもあるだろう。
……なお、忍者を呼び出すことは彼らへの侮辱に値すると認識しているため、基本的には召喚しない。
が、サーヴァントが気骨のある“英雄”であればその信念を尊重し、共に戦ったり道を委ねることもあるだろう。
……なお、忍者を呼び出すことは彼らへの侮辱に値すると認識しているため、基本的には召喚しない。
悪の組織の典型的な悪の首魁。
日本政府の裏でも暗躍しているわるいやつだ!……とはいえ、実際のところ悪事を働いているわけではない。
彼は偏に「忍者の復活」、それに伴う『超越による秩序』を目標としており、それを真っ向から阻もうとしない限りは干渉しないため。
日本政府の裏でも暗躍しているわるいやつだ!……とはいえ、実際のところ悪事を働いているわけではない。
彼は偏に「忍者の復活」、それに伴う『超越による秩序』を目標としており、それを真っ向から阻もうとしない限りは干渉しないため。
モーチセン・デュヒータ:O-13に所属する者。
その信念には共感出来る部分も多く、目指す方向は違えども、良き同志であると認識している。
O-13という組織の鎹とも呼べる彼を大いに尊敬していて、よほど思想と対立する事柄でもなければ彼の指示を聞く。
共に2m超えの長身であり特徴的なシルエットのため、並ぶと威圧感が凄い。悪の組織感も凄い。
ヴィルジニア・アルベルジェッティ:O-13に所属する者。
此処がそれぞれに力を持ち、超越してこそ秩序を成し得るという思想の福兵衛は、彼女の“平等”には賛同しかねる。
その思想故に対立する部分も多いが、あちらが平等と博愛を謳う限り、両者ともに手を出す事はないのだろう。
現状、O-13の中で最も「相容れない」者。LOW-CHAOS軸でも相反し、LIGHT-DARK軸でも相反するという文字通りの「天敵」。
マニハルト・ウィーヴィクセン:O-13に所属する者。
対象の違いはあれど、方向性が似通っているため仲は良好。二人並ぶとなんだか越後屋とお代官様みたいな雰囲気が醸し出る。
共に戦うという場面になれば、恐らく肉体に絶対の自信を持つ福兵衛が先陣を切ることだろう。
二刀を構えた2m超えのムキムキ忍者が紙幣を侍らせる青年とともに向かってくる姿は中々に異様。
アーノルディア・ミオート=花宴=ラヴァティルパ:O-13に所属する者。
比較的好印象。自分に絶対の自信を持ち、肉体的精神的共に屈強なるモノを宿す彼女は、福兵衛が最も良しとする者である。
方向性も似ている故に協力を行うことも多いが、同時に『支配』が目標である以上、やがてぶつかり合う事になるのだろうとも理解している。
あまり表立って交友を行わないのは、その肉体が魅力的なため、邪な考えを抱かぬようにという心構えゆえであるらしい。
クレア・ラトフィア:O-13に所属する者。
『超越』という目標もなく、自由に生きる彼女の在り方もある程度尊重するが、それはそれとして態度が気に入らないので「小娘」呼ばわり。
その様子はまるで反抗期に差し掛かった娘を叱りつける父親のようでもあり、「ニンニン」と言われようものなら握り拳を固めて鋭い眼光を向ける。
精神を鍛え直したい、とは思っているものの、思想的に対立しているわけではないため関係自体は普遍。部下同士の関わりも多い。
アークライト博士:O-13に所属する者。
思想や主張に一切興味を抱いておらず、信頼も抱いていない。対立ではないが無干渉、非干渉……といったところ。
古参ということは理解しているため、あまり荒波を立てることはないものの、会議の場ではその主張に思わず威圧と共に睨みを効かせてしまう事も。
同時に、彼の部下が所有する『忍具』の監修も行ってもらっていたため、立場的には彼の方が上である。
ゲンゾー・イケス:O-13に所属する者。
腕の立つ料理人として高く評価していて、彼が提供する料理を毎回豪快に食べ尽くしている。
思想面でもさほど対立する部分は少なく、関係は友好的。お気に入りは懐石料理……と思いきや、白米に味噌汁、焼き魚、卵焼き、漬物という質素な料理。
曰く「単純故に腕前が最も重要となる料理」であるようで、これらを見事に引き立たせる彼は素晴らしい板前である、と語る。
サー・ミュート:O-13に所属する者。
謎が多く、素性すら明らかにしないその寡黙ぶりに憤っている。相性も悪く、抱く思想も対立気味。
我関せずな在り方に喝を飛ばすことも多いが、一方で彼の「騎士」としての腕前を評価しており、故に協力できぬ事を悔やんでいる。
最近の様子の変化も察しているが、自分の怒声のせいでで彼……否、彼女の悲鳴は聞こえていないため、恐らく中身に気がつくことは無い。
ガフ・V・K・ボネリ:O-13に属する者。
他者を手繰り搾取するのではなく、あくまでも個人が『超越』する事を望む福兵衛。
即ちそれぞれが力を得、縛る必要も無くそれぞれが『超越』の道を進むのであれば良いと捉えている。
故に彼の考えには一部賛同する部分もあり、また思想的な部分での対立も少ない。その為O-13の中では協力的な姿勢を見せる。
まあ、個人の思想は置いといて……福兵衛の立ち振舞いや風貌はどう見ても「搾取」側の人間なので、あまり仲は良くないのかもしれない。
尤も、福兵衛はそもそも「搾取など必要ないほどに『超越』すればいい」、同時に「搾取などされぬほど『超越』を成せばいい」という思想を持つ。
故に完全に賛同、とまでは言っておらず、少々の意見の相違は存在する。
Dr.ノン・ボーン:O-13に属する者。
思想や矜持に興味は無いが、その手腕や技量は賞賛に値するとして、まさにビジネスライクな関係を築いている。
福兵衛もまた彼を同胞とは見ておらず、あくまでも「口の回る良き参謀役」として認識する。日本での顔の広さもあり、ビジネス的な面での相性は抜群。
表向きな政府組織とのコネクションを結ぶために不可欠な人材でもあり、彼らの働きがO-13という組織のパイプ構築に大きく貢献している。
ギリードゥ・グレイ:O-13に属する者。
先代・ホークスレッジは最も意見の合うものであり。O-13の中では最も親しく、盟友であり相棒とも呼べる間柄であった。
その先代が掲げていた「鍛え続ける世界」――――その理想を転向し、生き死にに重点を置いている彼の理想は、少々看過できぬものであると語る。
それでも思想的に相反する部分は少なく、先代の好ということもあって、口では不満を漏らしつつも好意的な立場を示している。
ディストルツィオーネ:福兵衛が取り仕切りる新世界三十三階士、その『最高大総監』。
部下の中で最も信頼を置く者の一人であり、自分の思想に一切の興味を示さないからこそ、最も信頼に値すると認識している。
他者に肩入れするようであれば超越は成し得ない。しかし個々として、ひたすらに上を目指すという彼の在り方は、福兵衛が最も良しとするもの。
出来れば忍者としての服装に身を包んで欲しいところであるが、ファッション周りを押し付けることは無粋であるため、あまり言い出せずにいる。
萩原清正:日本中立機構の職員。
三十三階士では無いため、面識は無い。しかし同組織の数少ない「マスター」であるという認識はある様子。
その信念には共感出来る部分も多く、目指す方向は違えども、良き同志であると認識している。
O-13という組織の鎹とも呼べる彼を大いに尊敬していて、よほど思想と対立する事柄でもなければ彼の指示を聞く。
共に2m超えの長身であり特徴的なシルエットのため、並ぶと威圧感が凄い。悪の組織感も凄い。
ヴィルジニア・アルベルジェッティ:O-13に所属する者。
此処がそれぞれに力を持ち、超越してこそ秩序を成し得るという思想の福兵衛は、彼女の“平等”には賛同しかねる。
その思想故に対立する部分も多いが、あちらが平等と博愛を謳う限り、両者ともに手を出す事はないのだろう。
現状、O-13の中で最も「相容れない」者。LOW-CHAOS軸でも相反し、LIGHT-DARK軸でも相反するという文字通りの「天敵」。
マニハルト・ウィーヴィクセン:O-13に所属する者。
対象の違いはあれど、方向性が似通っているため仲は良好。二人並ぶとなんだか越後屋とお代官様みたいな雰囲気が醸し出る。
共に戦うという場面になれば、恐らく肉体に絶対の自信を持つ福兵衛が先陣を切ることだろう。
二刀を構えた2m超えのムキムキ忍者が紙幣を侍らせる青年とともに向かってくる姿は中々に異様。
アーノルディア・ミオート=花宴=ラヴァティルパ:O-13に所属する者。
比較的好印象。自分に絶対の自信を持ち、肉体的精神的共に屈強なるモノを宿す彼女は、福兵衛が最も良しとする者である。
方向性も似ている故に協力を行うことも多いが、同時に『支配』が目標である以上、やがてぶつかり合う事になるのだろうとも理解している。
あまり表立って交友を行わないのは、その肉体が魅力的なため、邪な考えを抱かぬようにという心構えゆえであるらしい。
クレア・ラトフィア:O-13に所属する者。
『超越』という目標もなく、自由に生きる彼女の在り方もある程度尊重するが、それはそれとして態度が気に入らないので「小娘」呼ばわり。
その様子はまるで反抗期に差し掛かった娘を叱りつける父親のようでもあり、「ニンニン」と言われようものなら握り拳を固めて鋭い眼光を向ける。
精神を鍛え直したい、とは思っているものの、思想的に対立しているわけではないため関係自体は普遍。部下同士の関わりも多い。
アークライト博士:O-13に所属する者。
思想や主張に一切興味を抱いておらず、信頼も抱いていない。対立ではないが無干渉、非干渉……といったところ。
古参ということは理解しているため、あまり荒波を立てることはないものの、会議の場ではその主張に思わず威圧と共に睨みを効かせてしまう事も。
同時に、彼の部下が所有する『忍具』の監修も行ってもらっていたため、立場的には彼の方が上である。
ゲンゾー・イケス:O-13に所属する者。
腕の立つ料理人として高く評価していて、彼が提供する料理を毎回豪快に食べ尽くしている。
思想面でもさほど対立する部分は少なく、関係は友好的。お気に入りは懐石料理……と思いきや、白米に味噌汁、焼き魚、卵焼き、漬物という質素な料理。
曰く「単純故に腕前が最も重要となる料理」であるようで、これらを見事に引き立たせる彼は素晴らしい板前である、と語る。
サー・ミュート:O-13に所属する者。
謎が多く、素性すら明らかにしないその寡黙ぶりに憤っている。相性も悪く、抱く思想も対立気味。
我関せずな在り方に喝を飛ばすことも多いが、一方で彼の「騎士」としての腕前を評価しており、故に協力できぬ事を悔やんでいる。
最近の様子の変化も察しているが、自分の怒声のせいでで彼……否、彼女の悲鳴は聞こえていないため、恐らく中身に気がつくことは無い。
ガフ・V・K・ボネリ:O-13に属する者。
他者を手繰り搾取するのではなく、あくまでも個人が『超越』する事を望む福兵衛。
即ちそれぞれが力を得、縛る必要も無くそれぞれが『超越』の道を進むのであれば良いと捉えている。
故に彼の考えには一部賛同する部分もあり、また思想的な部分での対立も少ない。その為O-13の中では協力的な姿勢を見せる。
まあ、個人の思想は置いといて……福兵衛の立ち振舞いや風貌はどう見ても「搾取」側の人間なので、あまり仲は良くないのかもしれない。
尤も、福兵衛はそもそも「搾取など必要ないほどに『超越』すればいい」、同時に「搾取などされぬほど『超越』を成せばいい」という思想を持つ。
故に完全に賛同、とまでは言っておらず、少々の意見の相違は存在する。
Dr.ノン・ボーン:O-13に属する者。
思想や矜持に興味は無いが、その手腕や技量は賞賛に値するとして、まさにビジネスライクな関係を築いている。
福兵衛もまた彼を同胞とは見ておらず、あくまでも「口の回る良き参謀役」として認識する。日本での顔の広さもあり、ビジネス的な面での相性は抜群。
表向きな政府組織とのコネクションを結ぶために不可欠な人材でもあり、彼らの働きがO-13という組織のパイプ構築に大きく貢献している。
ギリードゥ・グレイ:O-13に属する者。
先代・ホークスレッジは最も意見の合うものであり。O-13の中では最も親しく、盟友であり相棒とも呼べる間柄であった。
その先代が掲げていた「鍛え続ける世界」――――その理想を転向し、生き死にに重点を置いている彼の理想は、少々看過できぬものであると語る。
それでも思想的に相反する部分は少なく、先代の好ということもあって、口では不満を漏らしつつも好意的な立場を示している。
ディストルツィオーネ:福兵衛が取り仕切りる新世界三十三階士、その『最高大総監』。
部下の中で最も信頼を置く者の一人であり、自分の思想に一切の興味を示さないからこそ、最も信頼に値すると認識している。
他者に肩入れするようであれば超越は成し得ない。しかし個々として、ひたすらに上を目指すという彼の在り方は、福兵衛が最も良しとするもの。
出来れば忍者としての服装に身を包んで欲しいところであるが、ファッション周りを押し付けることは無粋であるため、あまり言い出せずにいる。
萩原清正:日本中立機構の職員。
三十三階士では無いため、面識は無い。しかし同組織の数少ない「マスター」であるという認識はある様子。
その本名は「エドウィン・ライト」。アメリカ合衆国オレゴン州出身の元海軍兵士。
アメリカの田舎で産まれた彼は、幼い頃より“世界”に憧れ、中でも極東の島国――――『日本』に憧れを抱いていた。
サムライ。ゲイシャ。そして、ニンジャ。まるでフィクションのような存在に、いつしか少年は虜となっていた。
やがて時が経ち、彼が兵士として軍に配属される頃。世界は未曾有の大戦争……第一次世界大戦が勃発していた。
それでも彼は夢を諦めていなかった。この戦争が終わったら、この戦火の中でも戦い続けるサムライを、ニンジャを見るのだと。
だが、終戦後。彼の望んだ“日本”はそこにはなかった。
西洋かぶれの成金が群れを成し、散切り頭が闊歩して、中途半端な文化が入り乱れる混沌の土地。
青年は深い絶望に追いやられ、途方もない失望を抱いた。サムライがいない?何よりも、ニンジャがいない?
街人に尋ねてみても、ニンジャという言葉を口にしただけで笑い飛ばされる始末。忍者など、荒唐無稽なものはいない……と。
何故そう蔑ろに出来るのか。確かに彼らは存在していたはずなのに、お前たちは何故笑い者に出来るのか。
憤りはやがて決意となり、いつしか決意は衝動と成った。再び来る大戦にて、彼は兵士として“日本”と戦った。
そして彼がもう一度日本の地へ降り立った時―――好機を手にする。文化を一から作り直し、育て上げられるという好機が。
この時、彼は既に50を過ぎた初老であったが、抱く衝動に揺るぎはなかった。そうして彼は、初めて決意を口にする。
『もう一度――――――いつか見た日本を蘇らせるのだ』、と。
忍者がいないのであれば自分が作ればいい。腑抜けた日本を今一度、世界から『超越』させるのだ、と。
戦後、フリーメイソンを通じてコネクションを獲得し、将校として活躍したツテを以て部隊を設立。
直接的な繋がりがあったわけではないが……彼らは、一人の男性の熱意に志を託し、やがて隊員として迎え入れた。
そして近年。フリーメイソンの崩壊と同時に、彼は名を捨て新たな真名を得る。
抱く思想は、既に現代では無きものとされ、爪弾きにされた者の亡骸。捨て去られた過去の遺物。
江戸“月光”福兵衛左衛門――――――此処に、今一度“忍者”が蘇る。
アメリカの田舎で産まれた彼は、幼い頃より“世界”に憧れ、中でも極東の島国――――『日本』に憧れを抱いていた。
サムライ。ゲイシャ。そして、ニンジャ。まるでフィクションのような存在に、いつしか少年は虜となっていた。
やがて時が経ち、彼が兵士として軍に配属される頃。世界は未曾有の大戦争……第一次世界大戦が勃発していた。
それでも彼は夢を諦めていなかった。この戦争が終わったら、この戦火の中でも戦い続けるサムライを、ニンジャを見るのだと。
だが、終戦後。彼の望んだ“日本”はそこにはなかった。
西洋かぶれの成金が群れを成し、散切り頭が闊歩して、中途半端な文化が入り乱れる混沌の土地。
青年は深い絶望に追いやられ、途方もない失望を抱いた。サムライがいない?何よりも、ニンジャがいない?
街人に尋ねてみても、ニンジャという言葉を口にしただけで笑い飛ばされる始末。忍者など、荒唐無稽なものはいない……と。
何故そう蔑ろに出来るのか。確かに彼らは存在していたはずなのに、お前たちは何故笑い者に出来るのか。
憤りはやがて決意となり、いつしか決意は衝動と成った。再び来る大戦にて、彼は兵士として“日本”と戦った。
そして彼がもう一度日本の地へ降り立った時―――好機を手にする。文化を一から作り直し、育て上げられるという好機が。
この時、彼は既に50を過ぎた初老であったが、抱く衝動に揺るぎはなかった。そうして彼は、初めて決意を口にする。
『もう一度――――――いつか見た日本を蘇らせるのだ』、と。
忍者がいないのであれば自分が作ればいい。腑抜けた日本を今一度、世界から『超越』させるのだ、と。
戦後、フリーメイソンを通じてコネクションを獲得し、将校として活躍したツテを以て部隊を設立。
直接的な繋がりがあったわけではないが……彼らは、一人の男性の熱意に志を託し、やがて隊員として迎え入れた。
そして近年。フリーメイソンの崩壊と同時に、彼は名を捨て新たな真名を得る。
抱く思想は、既に現代では無きものとされ、爪弾きにされた者の亡骸。捨て去られた過去の遺物。
江戸“月光”福兵衛左衛門――――――此処に、今一度“忍者”が蘇る。
いかにもな悪役喋り ござるとかニンニンとは言わない
他のメンバーからは「江戸」「エド」と呼ばれることが多い
「拙者は江戸“月光”福兵衛左衛門……現代の忍者よ!」
「為せば成る!!為せぬ事などありはしない……今こうして、拙者が忍者としてあるようにだ!!」
「ヌワッハッハッハッハ!!!お主も忍者らしくなってきおったな!だがまだだ、超越への道は一日にして成らず!」
「忍者など居ないと高をくくってはおらんか?その油断こそが命取りとなる、この拙者の忍術の前ではな」
「耐え忍び、超し越える。忍者とは即ち超越者なり」
「我が刃は陰陽の写し身――――闇に溶け、光に溶ける。此れより拙者と打ち合いたくば、心眼を以て挑むが良い!」
「個々が超越し!忍者となり!今一度、古き良き日本の秩序を取り戻す!我々忍者が、秩序を裏より築き上げるのだ!」
「超し、越えよ。耐え忍ぶ先に道は開けるであろう……そして知る。先ず人々が得るべきものは、全てを超越せし己の肉体!精神であるのだと!」
他のメンバーからは「江戸」「エド」と呼ばれることが多い
「拙者は江戸“月光”福兵衛左衛門……現代の忍者よ!」
「為せば成る!!為せぬ事などありはしない……今こうして、拙者が忍者としてあるようにだ!!」
「ヌワッハッハッハッハ!!!お主も忍者らしくなってきおったな!だがまだだ、超越への道は一日にして成らず!」
「忍者など居ないと高をくくってはおらんか?その油断こそが命取りとなる、この拙者の忍術の前ではな」
「耐え忍び、超し越える。忍者とは即ち超越者なり」
「我が刃は陰陽の写し身――――闇に溶け、光に溶ける。此れより拙者と打ち合いたくば、心眼を以て挑むが良い!」
「個々が超越し!忍者となり!今一度、古き良き日本の秩序を取り戻す!我々忍者が、秩序を裏より築き上げるのだ!」
「超し、越えよ。耐え忍ぶ先に道は開けるであろう……そして知る。先ず人々が得るべきものは、全てを超越せし己の肉体!精神であるのだと!」
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