ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。



「美しく、潔く。女ならば、瑞々しいままに散りたいと思うのは当然の事でしょう?」



基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】スーサイド
【マスター】
【真名】三原山病
【異名・別名・表記揺れ】三原山事件、█████
【性別】女性
【身長・体重】154cm・45kg
【肌色】色白 【髪色】黒 【瞳色】黒
【スリーサイズ】
【外見・容姿】黒地に白のスカーフを巻いたクラシカルな女子学生服を着用するストレートロングヘアの少女
【地域】日本
【年代】戦前
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:D

◆完全フリー素材◆

この泥はどなたでも自由に加筆・修正・追記していただいて構いません。
性能を変えたり解説を正しくしたり因縁欄を更新したりなど、ご自由にどうぞ。
全体的にまるっと書き換えてしまっても全然大丈夫です!

【クラス別スキル】

自尽証明:C

他クラスのサーヴァントのように逸話の一つとして自殺が組み込まれているのではなく、自殺したからこそ名を残した、という成り立ちから発生するもの。
自らを対象とした攻撃判定、即死判定の成功率がランクに応じて上昇するが、反比例して存在の強度が希薄になりステータスが低下する。
名もなき一人の女学生は、自らの死を以てその名を知られ「死の連鎖」を呼び起こした。

本能否定:B

現実という世界、或いは生命としての本能を憎む反発者の証。
かつて自ら生命を放棄することを選んだスーサイドは、「生きとし生ける者」、「生存し続ける者」すべてに対して強力な怨念を持ち続ける。

【保有スキル】

瑞風の詩:B

紡ぐ言葉や詩から受ける感情を強く増幅させ、心を惹き付ける誘惑の才能。
見た目でなく言葉や状況、振る舞いを以て魅了する特殊なスキルで、抵抗には魔術的な障壁でなく精神学等の知識が必要となる。
増幅する感情の種類を選べず正にも負にも揺れ動く特性上、【自殺教唆】スキルのように固有の感情に絞る事はできない。

インフルエンサー:B

本来は、行動が他者に与える影響の大きさを示すスキル。意図的ではないカリスマ性。
自身の身振り手振りによる相手の精神状態への干渉が強化されるほか、自身が関わった事件や出来事すべての情報拡散を加速させる。
影響を及ぼした人数が明確であること、報道を通してその死が伝播したという逸話から比較的高いランクを与えられた。

魔力放出〔岩漿〕:C

魔力により、あらゆる場所でマグマを発生させる事が出来る。
質量を持ち、水の3倍に匹敵する密度を持つ流体はあらゆる物体、時に現象すらも飲み込み燃やし尽くす。

【宝具】

月まで届け、御神火の煙ヰンペリシャブル・ボルケヱノ

ランク:D 種別:対衆宝具 レンジ:不定 最大捕捉:150人
身を投げた場所が自殺の名所となった、あるいは自らの死が多くの死の誘発を招いた
彼女の死はその両方を併せ持ち、身を投げた山には多くの人々が訪れ死へと招かれ、彼女の死は新聞を通じて過激に取り沙汰された……その史実が宝具となったもの。
発動と同時にスーサイドの服装は美しく輝く紫の着物へと変わり、立ち上る煙を伴って炎上……消滅する。
本宝具の効果範囲はこの「煙が目視できる範囲」、及び「燃えゆくスーサイドを直視できる範囲」となり、それらを目にした時点で以下の効果が曝露する。

立ち上る煙は視覚、または嗅覚に作用し対象に「死へ向かう感情」を発生させる。
生じる感情はさして強いものでないが、曝露対象が多少なりとも“死にたい”という思いを抱えていた場合、効果は飛躍的に上昇する。
無差別に死へ向かわせるというよりは「死へ向かう背中を押す」もの。既に芽吹いている種を急成長させるもの、とも言い換えられる。
心に抱えていた感情が“死にたい”から“死のう”へと移り変わった時、身体のいずれかから発火しスーサイドと同様に炎上。その命を終える。
死を決断した段階に移行しても即座に絶命するわけではなく、燃え盛る激痛に後悔の念や躊躇いを抱いた場合、炎上は止み身体組織も通常のものへ復元される。
この事から、煙の目視による効果は『曝露対象が自らへ課す幻術』に近しいものであり、思い込みの末無意識に自らへ着火し燃え尽きる……という仕組みだと推測される。
強制力は薄く精神的な頑強さを備えるもの、魔術的な耐性によって容易に阻むことが出来るものだが……「炎上する」という特性により二次被害が齎される危険も秘める。

燃え盛るスーサイド本人を直視してしまった場合、曝露対象に強い強迫観念を植え付ける。
それは「スーサイドとともに燃え尽きたい」という魅了効果。揺らめく紫の炎に抱き着き、共に燃え尽きたいという衝動に駆られる。
飽くまで個人的な感情をトリガーとする前者と異なり、こちらはスーサイド本人からの魅了効果をトリガーとするため抵抗が難しい。
彼女の死に惹かれ三原山に集い、火口に身を投げた人々のように────身体が自然とスーサイドへと向かい、炎に憑かれるようになる。
異性同性を問わず発揮される魅了効果は、対象の抵抗具合によって次第に催眠効果へと移り変わり、自意識を失わせる形で誘引を行う。
スーサイドの特性として生者に対しては強い効果を発揮する一方で、既に死を迎えている存在……即ち「サーヴァント」には意味を成さない。
サーヴァントが存在するための要であるマスターに狙いを定め発動されるもので、発動中に霊格を砕かれたとしても効果自体は持続する。
発動の核となったスーサイドが燃え続けている限り、その炎が立ち上る限り魅了効果が持続する。曝露対象は既に亡骸となった炎に縋り付くようになる。
欠点として、この宝具は「最も近くにいる人物」に対しては無効となる。魅了効果は勿論、炎の延焼も起こることはない。
大抵の場合、効果の恩恵を受けられるのはスーサイドのマスターとなるが……マスター以上に接近されてしまっていた場合、自らのマスターすら曝露対象となってしまう。

以上の効果の誘発を及ぼし、炎上を終えると同時に効果も自然終了する。
及ぼす規模、二次災害は相当のものとなり、発動後の“延焼”を止めることは難しい。文字通り燎原の火の如く、その病原体は燃え広がっていく。


█████の死は紙面にて大々的に取り上げられ、多くの人々がその最期を知る事となった。
詩を愛し、万葉集に惚れた少女は同性の友人と共に火山を訪れ、泳ぐように火口へと吸い込まれていったという。
壮絶ながらも美しさを感じさせる最期は人々の印象を惹き付け、三原山という火山に死を望む人々を招く結果となった。
報道以降、一年のうちに129人が火口に身を投げるという惨事に発展し、昭和初期の日本に自殺という“流行”を生じさせる要因となってしまった。
が、奇しくも死を見届けた友人は生き残り、その最期の証人となった────余談だが、この少女は以前にも三原山に身を投げる女学生を見届けている。
「自殺の名所を作り」「その死が流行の病となった」。このような性質の宝具となったのはこれらの史実によるもので、上述の欠点も一人の友人の存在に依る所が大きい。

【Weapon】

『椿』

三原山火口に向かう山道に生えた椿の花。
袖を引き、躊躇う彼女の表情を思い出す。抱え込んだものの重さに耐えかねるように涙を浮かべる。
だから私は笑って云った。敢えて、この場にそぐわぬ笑顔を湛えて戯けるように。

「███さんは良くて、私は駄目なんだ?」

立ち込める硫黄の香り。
私の言葉を聞いて、彼女は俯きながら再び歩き出す。
片手に摘み取った椿の花は、足元で嘶く火の海よりも鮮烈で赤い。

「老いて醜態を晒すくらいなら、私は……この花のように、美しいままで落ちたいの」

枯れて果てて、それでも茎にしがみ付く花ではいたくない。
散るときにはばっさりと、潔く落ちる椿のようでいたい。
だから私はこの、椿の咲き誇る山で死ぬ。

「それじゃあ、皆によろしくね」

最期に私が抱え続けて、共に落ちたもの。
だからきっとこの花が……死して尚、私とともにあるのでしょうね。

【解説】

1933年、昭和初期に三原山にて同性の友人と心中を行った女子学生。
三原山の火口に身を投げ命を断った事でその名が知られ、新聞を通じて報じられた事で一時的なウェルテル効果を及ぼした。
扇動的な報道の影響も相まって、同年のうちに129人もの人々が三原山の火口に身を投げ、その他にも火口の崖に引っ掛かり一命を取り留めた未遂者も多く存在した。
また同年は『死なう団』と称される騒擾事件の真っ只中にあり、百人をも超える被害を及ぼしたのはこのような扇動の影響も大きかったという。
異様な“自殺熱”は数年に及び続いたが、やがて日本が世の大戦の空気に飲まれ始めると青年たちの興味は失せ、騒動も鳴りを潜めた。

三原山の御神火に焼かれた彼女の青春は、死を看取った友人の言により語られる。
曰く、和歌をこよなく愛した彼女は日頃「気に入った詩が出来たら死んでも構わない」と言い、他の物事への執着に欠けていた。
衣服にも執着せず、口を開けば愛する万葉集への賛美か、或いは友人達とともに登った三原山の嘆美ばかり。
母の居ない寂しさが彼女の心を揺らがせていたのだろうか。今となって真相を知るのは、その青春を焼き飲み込んだ火口のみ。

さて、友人とともに三原山を訪れた彼女は、立ち上る煙のもとへ急ぐ。
友人は彼女の死の立会人となることを承諾し、その煙が位牌となって昇っていくことを見届けると約束した。

──無論、友人とて二つ返事で承諾したわけではなく、幾度も諫め考え直すよう説得していたし、引き止めていた。
けれど彼女は云った。妖しげな笑みで『三枝子さんは良くて、私は駄目なんだ?』。
そう。友人は既に一度、三原山に身を投げた友人を見届けていたのであった。
5年ほど前に身を投げた少女の死を友人は秘密にし続けていたが、彼女との語らいでつい口を滑らせてしまったのである。
それを聞き、彼女は自分の死も見届けて欲しいと申し出る。でなければ……と、妖しげな笑みを浮かべたままで匂わせて──

椿の花が咲き誇る山道を行き、かくして二人は生き地獄の様相を呈する火口へと辿り着く。
その様子に思わず顔を引き攣らせた彼女を見て、友人は再び思い直すよう縋る。
「生きてこその人生だわ」。決死の叫びを耳にして、彼女は息を零して笑って返した。
『知ってるでしょう?どれだけ美しい女でも、生に縋り続ければ醜態を晒し続けるだけ……そう思わない?』
唸りを上げる鳴動に友人の足は竦み、一歩、一歩と後退る。

けれど、彼女の顔から血の色が失せた瞬間。
友人は叫ぶ。「いけない、███さん─────」。縋る袖に残されていたのは、一枚の茶封筒。
もう遅かった。彼女の遺書を握り締めたまま、友人はその最期の言葉を耳にする。

『それじゃあ、皆によろしくね』

陽光に照らされ、紫の着物をなびかせる一人の少女は、ふわりと泳ぐように火口へと飛び込んでいった。


……時は過ぎ、昭和15年。
静まり返る三原山は溜め込んだ生霊を吐き出すように、或いはもう二度と人を寄せ付けまいと、その御神火を噴き上げた。

【人物・性格】

穏やかでお淑やか。物静かでありながら幼気さも垣間見せ、嫋やかに笑う花のような少女。
詩的で耽美な言い回しを好み、思わせぶりな言葉で相手を誂う一方、必要とあらば相手の弱みに付け込むことや脅迫も辞さない強かさも併せ持つ。
美しくも含みのある、底知れぬ雰囲気を醸し出す人物であり、マスターにすら自分の真理を見せない妖しげな性格の持ち主。

刹那主義であり、美しいままに命を終える事こそ素晴らしき事と評する。
老いて惨めに生き長らえるのではなく、瑞々しいままに生を断ち、生きた証を残すことが人の在り方だと言って憚らない。
思い立ったことを決行する事に関しては一切の躊躇いを持たず、加えて一度決めたことを曲げる主義でも無いため言って聞かせることは難しい。
むしろ下手に説得すると弱みに付け込んできたり言い包められたり、一度大人しく聞いたふりをして黙って決行したりするので更に厄介。
死に対してマイナスイメージを持っておらず「美しさの一つ」だと捉えている点は、他のスーサイドと比べても特異な部分と言える。
故に、サーヴァントという立場で「何度も美しいまま死ぬことが出来る」のはまさに天職だと捉えている。

基本戦いには参加せず、此処ぞという場面で宝具を発動し命を終える。
戦闘能力は……皆無ではないが低い部類であるため、聖杯戦争という場では使い所が難しい。
かといって特殊な環境で呼び出しても「ズルズルと生き長らえるのは主義に反する」と勝手に消滅しようとするので、そちらでも使い所が難しい。
スーサイド達の中でも取り立てて扱いの難しい、刹那を愛する“燃える少女”である。

イメージカラー:椿色
特技:詩、山登り
好きなもの:立ち上る煙、手を繋いでくれる人、あんころ餅
嫌いなもの:長生きした人、図太い人、辛いもの
天敵:他のスーサイド
願い:美しく生き、死にたい

セリフ例


【一人称】わたくし 【二人称】貴方、○○様 君、○○くん/ちゃん(同年代か年下のマスターのみ) 【三人称】あの人、あの方、彼/彼女

【因縁キャラ】

小野小町:尊敬する歌人であると同時に、軽蔑の対象
万葉集を深く愛するスーサイドにとって、彼女の詩もまた耽美なるものだと親愛する。
が、長く生きた彼女の人生に対して侮蔑を漏らしており、今際の際にあってもその生と己の死生観を比べていたほど。
サーヴァントとなって以降、多少心境の変化があったとはいえ……4:6ほどの割合で軽蔑の感情が勝っている。

「花の色は移りにけりないたづらに、わが身世にふるながめせし間に……でしたか。
 あははっ。そこまで生き長らえて何を得たというのでしょうか。枯れゆく花ほど惨めで、哀れなものはありませんよ」


藤村操:近い時代を生きた人物
彼の遺書を読んでいた……かどうかは定かでないが、共に戦前の日本に大きな影響をもたらしたスーサイド。
年齢も近く、報道で大きく取り沙汰されたという点でも一致してはいるが……実のところ、彼との価値観は真逆に近いレベルで異なっている。
「生きる理由がわからない」から命を擲った彼。「死ぬ理由がある」から命を擲った彼女。似て非なるデストルドー故に、話こそ合えど“理解する”事はない。

「そう……君も私と似た運命を辿っていたのね。自ら命を擲ったからこそ与えられたこのクラス……私は、ええ、誇らしいことだと思うけれど」



とある怪獣王:“隣人”
三原山という地に深い関わりを持ち、三原山事件という風評を塗り替えた虚構の幻霊。
奇しくも彼は彼女と同じく三原山の火口に飲まれてその生命を終えた。共に火口の中に眠る“隣人”同士なのである。
尤も、中に眠っているのは彼の中でも僅かな部分にすぎないため、向こうからすれば面識はほぼ無いだろうが。

「……僅か数刻の間で華やかに銀幕を飾り、散る。貴方の生き様もまた……美しいですわ」

【コメント】

本名で登録するのはちょっとセンシティブかな……となったので真名はちょっとぼかした感じにしました

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