kagemiya@ふたば

【氏名】少尉
【性別】雌
【年齢】8歳
【出身】日本・群馬県
【体重】38kg
【毛色】黒虎【瞳色】黒

【所属】なぞのそしき

生まれた時から備わっているもの。つよい。人間からすると危ない。
だからって爪切りはちょっとイヤ。

黒虎毛の秋田犬だが、長毛種なので一般的な秋田犬らしくない見た目をしている。物凄くもこもこしている。
おまけに秋田犬としては巨躯の方なので急に出くわすと熊と見紛うほど。非常に見応えのある見た目をしている。
だがその威圧的な風貌も顔つきで台無し。あるいは裏返って大変な愛くるしさになっている。
垂れ目の童顔でとても可愛らしい顔立ちをしている。真っ黒な鼻に白い斑点がぽつんとひとつあるのがトレードマーク。
首輪はされておらず外出時にはハーネス着用。リードはBOSSの趣味で黒色。

イメージカラー：黒
特技：人間観察
好きなもの：食べること・寝ること・散歩すること
苦手なもの：爪切り

【一人称】わんっ　【二人称】わんっ　【三人称】わんっ

あたくしは日本の群馬県というところでブリーダーの家に生まれましたの。
幼い頃は兄弟たちと一緒に仲良く過ごしていましたのよ。その頃に人間たちと付き合っていくルールも覚えましたわ。
やがてあたしくは他の人間の元へ引き取られていきましたの。最初は米軍基地とかいうところの知らない言葉を喋る人間の元でしたわね。
それからはたくさんの飼い主の元を転々としましたわ。やれよその国に帰るだの、やれ飼いきれなくなっただの、やれ子供が生まれたから飼えないだの。
まったく人間というのは傲慢で身勝手で愚かなものですわね。でもあたくし構いませんわ。おおらかですから。
ちゃんと食事と寝床を用意してもらえるならば誰であろうと飼わせてやって差し上げますの。プロフェッショナルなのですわ。
そうして今はあの奇矯な人間にここへ連れてこられて過ごしていますのよ。どうやら今回のあたくしのコードネームは《少尉》のようですわね。
ここにいるのは変わり者揃いですがどいつもこいつも尻の青いガキばかりですわ。
でもあたくし構いませんわ。おおらかですから。おほほほほほほ。

至って温厚………というより、ものぐさな傾向がある。
人間に対しては分かりやすく愛想を振りまくということをせず、寝っ転がっているところに誰かやってきても知らんぷりするか軽く尻尾を振るくらい。
反応良く目を輝かせながら近づいてくるのは食事の時か散歩の時だけ。あとはべったりくっつくようなことはなく、自分の気に入った場所で一日中昼寝をしている。
もう老齢というのもあり、普段から落ち着いている。何があっても然程動じない。食べることと寝ること以外に興味がないように見える。
自分から吠えるということも滅多に無い。たまに聞くと周りの人間が驚いてしまうくらいの頻度。
あんまりにも動揺しないのでいっそ人間を舐めているような節がある。実際ちょっと舐めているが犬語が分からない人間がそれを知ることはない。

こう見えてとても賢く、教え込まれたことはすぐに身につける。
教え方にもよるが、はっきり言ってその辺の人間より余程物覚えはいい。してもいいこと、すると喜ばれること、してはいけないこと、全てを数回反復するだけで理解できる。
人間観察力に優れ、初見の相手であろうとそれがどういう人間か短時間で見抜き、自分にとって益になる相手かどうかを判断できる。
ちょっとしたことでおやつをくれるような相手の元に行ってごろんと寝転がっておやつを貰えるまで昼寝しているということがよくある。
おおらかな性格であり、人間から何をされようとそれが痛くないことである限りされるがまま。
撫で回されたり抱きしめられたり吸われたりしても全然動じない。さすがに足の裏をくすぐられるのは困る。

水も怖がらず、お風呂に入れられたりシャンプーをかけて丸洗いされても全然平気。
ドライヤーのうるさい音も全く気にせず、嬉しがることも嫌がることもせずに黙って突っ立っている。
ブラッシングもほとんど抵抗せずに受け入れる。まるでブラッシングで自分の抜け毛を除去されることが自分のためだということを理解しているように、多少痛くても我慢する。
唯一苦手なのは爪切りされること。爪切りを持った人間が近づくとそそくさと逃げるし、隅に追い詰められて切られることになると露骨に嫌な顔をする。

正直結構いい性格をしている老犬だが、落ち込んだ人間がいるとそばに近寄って行く優しさもほんの少しは兼ね備えている。
とはいっても気遣って甲斐甲斐しく擦り寄るのではなく、隣まで行って徐に尻を相手の方へ向け、ごろんと寝転がるだけなのだが。
犬にとって尻を向けることは親愛の証なので、一応これで慰めているつもりなのかもしれない。

飼い犬らしく生きている。

犬。

B・O・S・S

ここに連れてきた人。

クレピタン

あたくしを敬う人。

美味しいご飯を用意するメイド。むしろ当然の扱い。他の人間共は何故この雌を見習わないのか。
それはそれとしてプロである少尉はクレピタンから受けた恩も忘れない。あたくしにあれこれ構うより適するつがいを見つけたほうがいいのではないかいやそうに違いないと気ぶっている。

チェリ・グロリオ

あたくしを軽んじている人。

少尉はプロである。故に小娘が小賢しくも用意する毒物の看破など超余裕。というか匂いを嗅ぐまでもなくその人間観察力でなにか企んでいるか看破する。
珍しく「ぅオぉん」っと少尉が鳴いたらチェリの企みが皆に通達されてしまう仕組みになってしまう。君ここで悪事働くの少尉が寿命で死ぬの待ったほうがいいよ。

犬。